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電車で尿意を我慢する巨乳女子大生を助けたら惚れられて!? 爆乳未亡人まで加わってたっぷりイチャイチャ母娘丼をたらふくどうぞ!5話

 股間が燃えるように熱かった。

 彼女の声が、吐息となって俺に届く。彼女の吐く息が、俺の肺へと吸い込まれていく。伝わる彼女の体温が、俺の体温と混ざるのが心地良くて怖かった。

「あ……♡ んぁぁ……♡」

 ――ぬちゅ♡ ぬっちゅぅ♡

 俺と彼女の股間が重なって、粘着した音を立てる。意識しないようにすればするほど股間に血が回る。ぴくりと持ち上がろうとするちんこを、凛さんの股間が押しつけ押し戻す。

「いいんです」

 歌う。

「いいんですよ」

 歌うように。

「二人で気持ち良くなりましょう♡」

 歌うように彼女は笑うのだ。

「はぁい、そこまでですよぉ~」

「っ!?」

「ひゃぁんッッ♡♡」

 伸ばそうとした手で、凛さんを抱きしめる。甘い悲鳴が飛ぶなかで、それよりも背後からの別の声が、俺の心臓を悪くする。

「気持ちは分かるけど、凛ちゃんもそれ以上はママが許可出せないなぁ~」

「あ♡ もっと強くぅ……♡♡」

「ん~~聞いてなぁい?」

「あ! あの! ですね!」

「ごめんなさいねぇ、凛ちゃんとのえっちはまだ禁止でぇす」

 さっきは何も言わなかった優子さんがこのタイミングでどうして声を掛けるのか。いや、残念だと思ってはいけない。むしろ冷静になるいい機会をくれたと。

「そろそろ凛ちゃんを離してもらえるとママは嬉しいかなぁ?」

「え?」

「うひひ……♡ ふひ♡」

「うわぁぁ! 凛さん!? ちょ、大丈夫ですか!?」

 女の子が見せてはいけない顔をして、凛さんは夢の世界へと旅立ってしまっていた。

 ※※※

「どうして!」

「どぉしてもです」

「まことさんとえっちしたい!」

「その気持ちはとってもよく分かるけどぉ、駄目なものは駄目なのぉ」

 母と娘で交わされる会話に加われない俺が居た。

 えっちしたいという娘と、えっちは駄目だという母親。堂々とセックスを語る美女二人という光景はまさしく珍百景ではなかろうか。

「ママもずっと駄目だと言っているわけじゃありません。凛ちゃんが大学を卒業するまで駄目だと言っているんですよ」

「どうしてさ、まさか子どもだからって言わないよね」

「まさかぁ。でもぉ、ある意味で正解に近いかなぁ?」

「近いって?」

「えぇっとぉ~、いまの凛ちゃんがまことちゃんとセックスしたら確実に赤ちゃんが出来ちゃうからえっちは駄目なのぉ」

「え?」

「確実?」

 これはさすがに俺も口を挟んでしまう。確かに避妊具に確実性はないが、優子さんの言葉はそういうことを言っているようではなかった。

「西園寺の女はねぇ? 大好きな人とえっちしちゃうとすぅぐ赤ちゃんが出来ちゃうの」

「聞いたことないんだけど」

「言ってないものぉ」

 なんでもないとばかりに優子さんは笑う。

 そんな話は聞いたことがないけれど、彼女が嘘を言っているようにも聞こえない。

「実際、ママとパパもばっちりコンドームをして薬まで飲んでいたのに凛ちゃんを授かったのよぉ」

「嘘だぁ」

「十歳の時にぃ」

「嘘だろ!?」

 最初の嘘は、凛さんの。二回目の嘘は俺の台詞である。

 いや、待て。仮に今の話が本当だとして、十歳で産んだ子どもが大学卒業間近だから……。優子さんって三十前半か!? 若い見た目だとは思っていたけれど本当に若いじゃねえか。俺より少し年上ってだけかよ。

「結婚したのはちゃんと十六歳の時ですよぉ?」

「あ、いや、すいません」

「うふふ♡」

「お母さんが私を十歳の時に産んだのはお婆ちゃんから聞いてて知ってるけど、でも、妊娠しやすいなんて話をすぐに信じられるわけないじゃない。証拠もないんだし」

「あるわよぉ」

「あるの!?」

「はい、お医者さんの診断書」

 コピー用紙20枚を超える分厚い資料には、要約すると避妊しようが問答無用で妊娠するという内容が難しい言葉で書かれていた。書いたお医者さんはその道の権威だったとあとで凛さんが教えてくれた。

「ママは凛ちゃんを産んで幸せだったけどぉ、やっぱり大学生に憧れたのぉ……。だから、ママの我が儘だけど凛ちゃんには大学をちゃんと卒業してほしいんだぁ」

「でも」

「凛さん、少しだけ」

「は、はい」

「流されて手を出そうとした男が言う言葉ではありませんが、お母さんの言う通りで大学は卒業したほうがいい。絶対に、本当に」

 これは、いい方向に話が進んでいる。魔が差したとはいえ、凛さんのような優秀な女性に俺が手を出すべきではない。ここで一旦俺のことは諦めてもらい、そのあいだに彼女と距離を取ってしまえばいいんだ。

「……わかりました」

「よかったです」

 さて。

 あとは……今回の思い出でしばらく自慰行為に勤しんでいくとしよう。惜しいことをしたなんて思ってはいけないんだ。手をあげて、ここから退出させてもらおうか。

「まことさんと恋人になっただけで我慢することにします」

「うん?」

「良かったねぇ~。大好きなまことちゃんと恋人になれてぇ」

「あの……」

 伸ばした手は。

「まさか覚悟もなく女性に手を出そうとしたとか言わないですよねぇ~」

 手は。

「もう! まことさんはそんな無責任な人じゃないよ!」

 手、は。

「そうよねぇ~、ちょっと心配になっちゃってぇ~」

「ママったら! ね、まことさんからも言ってよ」

「……あ、あはは! そ、ソウデスね!」

 伸ばした手は、笑うしかない俺の後頭部へと添えられていた。

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