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麻里奈は手伝いたい

俺は自分の部屋を掃除していた。勉強している最中に散らかっているのが目につき、気付けば掃除してしまうということがよくある。
そして掃除をしていたはずが、気付けば漫画を読んでいたということもよくある。
勉強というのは、難しいもんだ。

「キャハハ!」

隣の部屋から笑い声が聞こえる。愛海の声だ。
俺達3人の部屋は年齢順に姉さん、俺、愛海と並んでいる。割としっかりした部屋で、普段の声が外に漏れることはないのだが、大きい声は壁を貫通する。
愛海と姉さんが部屋でオナニーしてるときとか、ドキドキしてしょうがない。愛海なんて「お兄ちゃんっ♡」とか言いながらしてるし。
しかし、楽しそうだな愛海は。グラビアアイドルになれば、勉強なんてしなくていいんだろうから楽なもんだよなぁ。

「……あれ、10巻どこやったっけ」

漫画を1巻から順番に読み始めた俺は、10巻を棚から取ろうとして手が止まる。
棚には8巻、9巻、11巻と、10巻抜きで並んであった。順番に買ってたはずだから、どこかにあると思うのだが。

「ああ、思い出した」

姉さんに貸してたんだった。貸してからもう1ヶ月近くになるからすっかり忘れていた。
9巻まで読んだら10巻も読みたくなったし、姉さんに返してもらうか。
俺は自室を出て、姉さんの部屋のドアをノックする。

「はぁーい」

姉さんがドアを開けた。ブラにパンツという簡素な下着姿だ。

「な……服着ろよ!」
「撮影が近いからポージングの研究してたの」

俺は顔を赤くして俯く。
俺の妹と姉と母はグラビアアイドルだ。その中でも一番人気があるのは姉の麻里奈。現役女子大生のFカップグラドルとして、テレビのバラエティー番組にもちょこちょこ出ている売れっ子だ。
ポニーテールがお気に入りらしく、いつもその髪型にしている。ポニーテールの姉さんは大人っぽくて好きだ。

「それで?」
「いや、あの、前に貸した漫画さ、返してほしいんだけど」
「あー、あれね。いいよ、入って」

漫画を返してくれたらそれで十分なので、姉さんの部屋に入る必要はないのだが、俺は部屋に入った。
姉さんの部屋はいい匂いがする。あと、難しそうな本がたくさん置いてあるのが大学生っぽい。
俺は姉さんのベッドに座る。

「はい、これ」

姉さんが漫画を渡してくれた。

「ありがとう」
「返すの忘れちゃってた。ごめんね」
「いやいや、俺も貸したことすっかり忘れてたから」

俺の隣に姉さんが座る。

「ねえ……覚えてる? 康太が中学生のときに私の部屋に来たこと」
「まあ……そりゃ」

俺は中学生になったばかりの頃、射精も勃起も知らなかった。姉さんのことを考えるとおちんちんがムズムズするって感覚だけがあって、病気にでもなったんじゃないかって怖かったんだ。

「康太、泣きながら私の部屋に来てさ。『姉さんのこと考えるとおちんちんムズムズするよぉ』って。だから私が射精させてあげたの」
「その節はどうも……」

今思えば、なんちゅうことを姉に打ち明けたんだって感じだけど。知識のなかった当時はマジで怖かったから、何でも知ってる姉さんを頼ったんだっけ。

「……また、射精させてあげよっか?」

姉さんがじっと俺を見つめる。その綺麗な瞳に、ドキドキしてしまう。

「……良くないよ。姉と弟でこんなこと」

俺は言葉で抵抗するが、姉さんが俺のズボンを下ろすのを止められない。

「セックスじゃないよ。オナニーの手伝い。お姉ちゃんが弟の面倒を見るのは当然でしょ?」

詭弁だ。そんなことは分かってる。俺は強い意志で姉さんの誘惑をはね除けなきゃいけない。
なのに……。

「お願いします……」

俺は姉さんには抗えない。姉さんの手で精通してから、姉さんで簡単に興奮してしまう。

「じゃあ、パイズリしてあげる」

ブラでぎゅっと寄せられた姉さんの谷間に、姉さんが唾液を垂らす。そうしてできたぬめぬめとした空間に、俺のガチガチに勃起したおちんちんが入っていく。
俺はベッドに座ったまま、上目遣いで胸を動かす姉さんを見下ろす。
凄い征服感だ……!

「Fカップグラビアアイドルのお姉ちゃんにパイズリしてもらえるなんて、幸せだね♡」
「はぁ……はぁ……姉さん♡」
「口開けて息荒くして、犬みたい♡」

姉さんのあったかいおっぱいにおちんちんが包まれる。下半身から脳に幸福が伝わる。

「ねえ、もっと声出した方が気持ちいいよ? もっと姉さんって言って♡」

大きな声を出したら、声が愛海の部屋まで聞こえてしまうかもしれない。でも構わない。
姉さんが俺を気持ち良くしてくれるなら、他の事はどうでもいい。

「姉さんっ! 姉さんっ! 姉さんっ!」
「気持ちいいね♡パイズリ気持ちいいね♡」
「姉さんっ! 出るっ! 姉さんっ!」

ぶっびゅうぅぅぅぅ……!

魂が抜け出たような重い射精をした。姉さんはにっこり笑った。

「はぁ……ごめん、姉さん……」
「謝ることないよ。またいつでも手伝ってあげるから」

俺は漫画を持って姉さんの部屋を出た。ドアの前には愛海が立っていた。

「……どうした?」
「お兄ちゃん……お姉ちゃんとセックスした?」
「いや、してないよ」
「嘘! めっちゃ叫んでたじゃん」

……やっぱり声聞こえてたか。冷静になると恥ずかしいな。

「パイズリしてもらってただけなんだ」
「そうよ」

俺の後ろから姉さんがぬっと顔を出す。

「女の子に興奮するのは男の子ならしょうがないことなの。グラビアアイドルは男の子の射精を手伝うのが仕事なんだから、これくらいで騒いじゃダメよ」

愛海はキッと俺を睨んだ。

「じゃ、じゃあ! 私もグラビアアイドルになったから、これからはお兄ちゃんの性処理は当番制にするってのはどう? いっつもお姉ちゃんがお兄ちゃんの射精手伝ってたら、ズルいじゃん!」

何がズルいんだ……?

「それはいい提案ね」

いい提案なの!?

「待てよ。当番制って言われてもさ、その……規則正しく勃起するわけじゃないし。風呂掃除とは訳が違うだろ」
「勃起したとき、家の中で一番近くにいる女の子を性処理に使っていいってルールはどう?」

そんなエロいルールできたら、俺の理性死んじゃうよ。

「いや、それは2人に悪いよ。自分だけで処理できるし」
「それじゃグラビアアイドルとしてのスキルアップができないじゃん! どうやったら男の子を興奮させられるか勉強したいの私は!」

愛海が鼻息を荒くする。

「生の男の子とこんなに密接に触れ合えるのは、確かに他のグラビアアイドルの子達にはないアドバンテージね。康太さえ良ければ、私達に協力してくれない?」

2人の熱意に、俺は自分が恥ずかしくなる。
グラビアアイドルは勉強しなくていいから楽だよなぁなんて、そんなことは全くなかった。むしろ過酷な世界で人気を勝ち取るために、俺よりも遥かに努力しているのだろう。
そんな2人の勉強になるなら……!

「分かったよ。オナニーしたいときに近くにいたら声掛ける。それがグラビアアイドルの成長に繋がるかは知らないけど」
「やったー! ありがとう! お兄ちゃん大好き♡」
「ありがとう康太」

全く……勉強はいいけど、どんどん乱れていくなこの家。グラビアアイドル一家の宿命か。

***

翌日、リビングにお品書きが貼られた。性処理のときにやっていいプレイ一覧が、居酒屋メニューみたいに書いてある。
こんなもんリビングに貼るな! 来客のとき隠せよちゃんと!

「えーっと、フェラチオ、イラマチオ、手コキ、足コキ、オナホコキ、69、ゴムありセック……」

俺はお品書きの最後の文字を二度見した。

「ゴムありセックス!?」

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