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授業中勃起してしまったので立ち上がった時は服の皺のつもりで誤魔化す

童貞を卒業しても学校を卒業できたわけではない俺は、朝に昨日エッチした天王寺さんが同じクラスに変わらずいることに変な優越感を他者に覚えつつ、授業を受けながら昨夜の里奈との会話で思い知ったことを考えていた。

俺ってビッチになりたいなりたいって言ってたけど、なんていい加減な夢を持っていたんだろう。
ビッチを舐めていた。
エッチなら気軽にビッチになれると思ってた。

――俺はビッチを軽く見てたんだ。

知らない他者から白い目で見られる覚悟をしていたか?
知らない他者からエッチな目で見られる楽しみはしていた。

まず初めに、ビッチにも種類があることを俺は考えて、その中から俺の意図に沿った職業選択をするべきだ。
授業中、俺はビッチのことを考えようと、ノートにビッチについてを書き起こした。

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①,清楚系ビッチ
いわゆる隠れビッチ。見た目だけ清楚でその実中身は……というやつ。リアル影響は小?

②,受動的(長女系)ビッチ。
頼まれたらエッチするビッチ。噂で「あいつ頼んだらヤらせてくれるらしいよ」とか噂されるタイプのビッチで、沢山の人とエッチはできるだろう。リアル影響は大?

③,マネー系ビッチ
金とかの関係で身体を売るビッチ。学校で金さえあればヤらせてくれるギャルとか、あるいはパパ活とか風俗とか、そういうの。他のビッチと併用は可能だから、今後はこれプラス、①か②のどちらかを選択ってことになりそう? やはり女性とエッチしてなおかつお金を貰うとか、憧れる。俺にリターンしかない。ただ、あんまりエッチしたくない見た目の女性を相手にはしたくないから……。

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ペンの頭を唇に当てて、①と③に赤い丸をする。理想はこの二つなのは間違いない。ただ、清楚系ビッチでかつマネー系ビッチって、まあまあ難易度は高そうな気もする。学校でヤらせる系ギャルビッチになりたい気持ちはあるけれど、そしたらまず間違いなく①の清楚系ビッチを保つのは難しくなる。だから、パパ活(ママ活か)オンリーとかになるのかなあ。
でも。
でも、同級生とエッチとか、したくなるよなあ。それにママ活って、相手の見た目とかのギャンブル性高いし。それに比べて同じ学校だったら簡単に関われるし、見た目も保証される。

くそっ! ビッチの奥は深すぎる……。なる前はあんなにワクワクが止まらなかったのに、いざなろうとするとこんなにも頭を悩ませることになるとは。
どうしよう、ビッチになってエッチはしたくても、気まずい学校生活とか送りたくないよなあ。でもエッチしたいよなあ。だけど相手は選びたいよなあ。

……陰キャ狙えばいいのか。

俺は頭にビリビリズガガガーンと電撃のような発想が走った。

そうだ、そうだよ。友達少ない陰キャで、誰かの秘密をむやみに話す機会も恵まれない友達少なめの陰キャを狙えばいいんだ。
ドクンドクンと心臓が高鳴る。顔も知らない女性のことを思うと、まるで自分の心臓じゃないようだった。これはきっと――――性欲。

考えてみれば天王寺さんだって、陰キャの部類だ。
成績優秀、運動神経抜群、ファンクラブ多数在籍。だけどその実、友達と呼べる存在は天王寺さんにはごくごく少数だろう。それを証拠に、休み時間もいつも一人で過ごしてるし、俺とエッチしたなんて噂は立っていない。

いける。俺は完璧な計画の足掛かりに胸が高鳴った。
やれる。俺はエッチできそうな予感にチンコが高くなった。

シチュエーションはこうだ。友達の少ない陰キャ、なんか一人でいて、そこに颯爽と現れる俺。

『なにしてんのー?』
『あ、あの男女隔てなく接するエッチなギャル山川さんだ。どうして私みたいな陰キャに……? べ、別に何も……』
『えー、なにそれ、おもしろー(別に何が面白いか分からないが、とりあえず面白がる)。受けんね、〇〇ってあんま話したことなかったけど話すと面白いじゃん(一言二言で面白さを見出す天才)。ね、なんか面白いゲームとか知ってる?(オタクに寛容な俺)あ、そだ。〇〇の家に今日行ってみてもいい?(唐突)面白いのあるならやらせてよ(無防備でエッチな俺)』
『……! エッチなギャル山川さんを家に……?(これひょっとしたらワンチャンある?)』
『(チャンスしかない俺)』
『い、いいよ(獣の目)』
『やったー(計画通り)』

か、完璧だ……! 一部の隙もない完璧な計画。
完璧すぎる計画に、授業を受けつつ楽しみでチンコを膨らませてしまったので、今教鞭を振るっている先生にこの問題を解けと指されたらどうやってこっそり立ち上がろうかと焦っていた。
この世界でも授業中に悩んでること変わらねえ……。

♀♂

さて事件だ。
対象となる陰キャを探そうと軽やかな足で校内を歩いていた俺に、声をかける人物が現れた。

「山川」
「……天王寺さん? なに、どうしたの?」

私と、と天王寺さんは言い淀む。
待て、と俺はいぶかしむ。
これじゃあまるで、安いドラマありがちな――

「私と――付き合ってください」

さあ――どうしてこうなった。

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