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女子大生と聖なる性体験(2)

「聖婚。ヒエロス・ガモス。
神殿で男女が交わり、豊穣を祈る儀式。
かつては神殿聖娼という、聖なる売春を行う人達がいて、交わった人に神の力を与えていた…っと、あたしが知ってるのはそんなところ。
古くはギルガメッシュ叙事詩にも出てくるし、旧約聖書にもちょくちょく出るね」

恋が歌うように言葉を紡ぐ。
どうやら、かなり真面目に大学生をしているようだ。
黒宮は、呆然としながらそれを聞いていた。

「……それにしても、黒宮さん、驚きすぎだよ。カマかけたのはあたしだけど、ここまでびっくりされるとは思わなかったなあ」
「……ああ。恋、おまえ、どこまで知ってる?」
「うーん、そうだねえ……あれは、知ってる、って言っていいのかなあ……」

もったいぶって言葉を切る。黒宮は、ひどく厭な予感がした。

「黒宮さんが見た夢、あたしも見たんだよ。あれは、悪い夢だったよね」
「お、おま、え……」

愕然としている間に、恋は「金枝篇」をぺらぺら捲くり、これは読むのに骨が折れるなあ、などと口にしながら、棚へ戻す。
何事もなかったように、本を並べ続ける姿に、黒宮はますます訳が分からなくなった。

ここまで知って、恋は何を考えている?
不意打ちのように、問題の核心に切り込んで、それでやることが、本を棚に詰めるだけ?

「頭が痛くなってきた……なあ恋、それでおまえ、何がしたいんだ?」
「んー。協力、かな? 黒宮さん、なんだかんだで、香織さんとか、水樹さんとか、京子ちゃんとか……みんな、だんだん変わっていくのを、気にしてたでしょ?
あたしだって気になるよ。
そりゃ、女の子だから、毎日鏡を見て”わー、綺麗になってる!”って、嬉しくなるけどさ、原因は分かってたほうがいいじゃない」

もういっそ、一周して笑いたくなるほど、不思議な女だ。
知らず知らずのうちに、性交を通じて影響され。
神託じみた、異様な夢まで共有して。
それで、からからと笑って調べ物を手伝う?
黒宮にとって、脳裏に浮かぶ預言より、こちらの方がよっぽど謎めいていた。

「……わけが分からん」
「女の子はミステリアスなんだよ。知らなかった?」

そうして、からかうように顔を近づけ、ちゅっ、と触れるだけのキス。
まるで子供のするような、他愛もない口づけ。
それが、理由もわからないまま、情欲に火を灯す。
気付けば、恋を後ろから羽交い締めにして、胸を揉みしだいていた。

「あんっ」
「恋っ……!」

自分と同じ夢を見たと、確信を持って告げた少女。
一体何を考えているか分からない、謎だらけの少女。
本来なら、距離を取るべきなのに、欲望は抑えきれないほど膨らんで。
ただ、目の前の、謎めいた女を抱いて、一つに繋がりたかった。

薄っぺらい生地の服だ。脱がして、暴いて、結合する。
その魂を理解出来なくても、肉体を知ることは出来るのだ。

「んんっ、激しっ……優しくして、黒宮さん……」

キャミソールの下に潜らせた手は、ブラのカップをずらして、生のおっぱいを握りしめている。家畜の乳でも搾るように、ぐにぐにと強く揉むと、ひどく甘い声で抗議された。

「そんなこと言って、感じてるんだろ?」
「もうっ……ん、ちゅっ、ふぅん……」

振り返った恋の、リップに輝く唇を吸う。今度は強く、深く、互いの荒い吐息が感じられるほどに。

「……んむ、ふぅ……あん……」

恋は目を閉じて、うっとりと愛撫を受け入れていた。
手探りでショートパンツボタンを外し、ファスナーを下ろして女性器に触れても、びくりと体を震わせただけで、されるがままになっている。

「んふっ……いいよ、もっとして……」

女子大生の秘密の場所を、乱暴にまさぐって、デリケートな場所を指で擦り上げる。
前戯と呼ぶには、余りにも乱暴な愛撫だというのに。
彼女の茂みは、嬉しそうに愛の滴で湿っていた。

「……本ってさ。買うのは簡単だけど、読むのは時間がかかるんだよね。
実を言うとね、このまま読書始めちゃったらどうしようって、心配だったんだ」
「このままセックスされるんじゃないか、とは心配しないんだな」
「あはっ、黒宮さん、それはね、心配じゃなくて……」

くいくいっと、小生意気なヒップが股間に押し当てられる。
硬く勃起したペニスを、ぷるんとした桃尻が刺激した。

「期待、っていうんだよ」

その笑顔は、子供のようにあどけなく、しかし娼婦のように淫蕩だった。

「きゃっ」
「おまえが悪いんだぞ、恋……!」

テーブルの上に、グラマーな肢体を押し付ける。
食欲をそそるヒップラインに沿って、パンツを引き下ろし、ショーツを引っ張って、大切な部分を露出させた。

「んあっ、かたぁい……!」
「くうっ」

ふりふりと揺れる、丸いヒップに下半身を叩きつける。
熱く柔らかなヴァギナを、肉杭が一気に貫き、ずぽずぽと深いところまで入り込む。
潤った膣内は、嬉しそうにペニスをむしゃぶって、奥へ奥へと誘うよう。
若く瑞々しい、ぷりぷりのおまんこは、陰茎にぴったりと密着し、うねりながら締め付けてくる。

「あー、挿れてるだけで気持ちいいな……」
「ふふっ……ね、こうしてると、ちょっとあの夢を思い出すよね。
テーブルは儀式台で、黒宮さんは祭司さんで。
ね、本は後で読むとしてさ。今は、実践、してみようよ。えっちな儀式」

物好きなやつだ、と思いながら、黒宮は腰を振る。

想像した。
あの謎めいた女神像。まあ、何でもいい、豊穣か何かを司る神。
儀式台に捧げられた、若く美しいひとりの女。
それをいきり立つモノで貫いて、実り豊かな畑にたっぷりと精液を――恵みの雨を降り注ぎ、肉の器を溢れんばかりに満たし、かくて黒の寡婦は実りを得て――

想像が、雑音混じりのノイズが、ぶつりと途切れる。

「んっ……黒宮さん、聞いた?今の……」
「ああ」

現実が戻ってきた。
うねうねと、複雑に動く肉筒が、ペニスを繁殖行動に移そうと促している。
括れた腰を掴んだ、自分の手。熱い女の体温。下腹に触れる、尻肉のまるみ。

「恋、おまえ、今のどう思った?」
「そんなのどうでもいいじゃない。えっちして、たっぷり中出ししたら、いいことがあるって。ただ、それだけのことだったよ?」

そう笑う彼女の顔には、隠しきれないほどの情欲が浮かんでいて。
潤んだ瞳で、濡れた唇で、これ以上無いほどあからさまに誘惑する。

「このまま来て、黒宮さん……あたしの中、びゅーびゅーって、いっぱい出して」

黒宮も、もうどうでもよくなってしまった。
ずちゅっずちゅっと卑猥な音を立て、嬉しげに尻を振る女を思い切り犯す。

「あんっ、んはぁっ!あっついのが、奥まで来てる……っ!」

何も我慢せず、悦びの声を迸らせる少女。
長く黒い髪を振り乱し、エクスタシーに戦慄いて、だらしなく口を開いてはあんあんと喘ぐ。
ぱんぱんと腰を打ち付け、夢見心地でどろどろの快楽に浸りながら、黒宮は思う。

ーーどこの神が、何を望んで、神託を降ろしているのか知らないが。
ーーガタガタ揺れるテーブルを儀式台に、どろどろのセックスを捧げてやる。

テーブルに潰されたおっぱいが、むにゅりと動き、乱れたキャミソールが汗に張り付く。
肉と肉とがぶつかり合い、濡れた粘膜が擦れ合って、繋がった場所から溶け合ってしまいそうに気持ちがいい。
女の通路を行き来するたび、思考が単純化するようで。
忘我の境地に近付くにつれ、繋がった少女の謎が解け、肉に包まれた神秘の場所で命が爆ぜる。

どくっどくっ、どくんどくんっ

心臓の脈打つとシンクロするように、激しく脈打ち精子を吐き出す男根。
どろどろと熱く流し込まれる精液は、生殖の行われるところを目指して、嬉しそうに注ぎ込む。
射精後の虚脱感の中で、黒宮は感じる。
どくり、どくりと脈打つ男根に、悦びにほぐれる肉穴に、自然のリズムのようなものを。
産めよ増やせよ地に満ちよ、そう命ずる神秘のひとかけらを。

「……あっつい……すごいよ、黒宮さん……」

テーブルに突っ伏したまま、気だるく甘い声が囁く。
ただのセックスにしては、あまりにも神秘的で。
聖なる体験と呼ぶには、あまりにも生々しい。

「恋……」

その名残を味わうように、少女と啄むようなキスをした。

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