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大人の女たちに、たっぷり埋め合わセックス(1)

「本当に埋め合わせをしてもらえるとは、思いませんでした」

高級レストランでのディナー中。
藤森水樹は明け透けに、そう言った。

「あのなあ……俺だって、約束ぐらいは守るんだぞ。
それに、放ったらかしにして悪かった、くらいには思うさ」
「わたしは、きっとすぐ呼んでくれるって、思ってましたよ」

相変わらずゆるい雰囲気を漂わせ、水科香織がふにゃりと笑う。
二人共、高いワインを開けてご機嫌だ。

水樹は胸元が開いて、背中も大きく出ている、セクシーな黒のイブニングドレス姿だった。
シックな雰囲気が、落ち着いた彼女によく似合っている。それでいて、露出も多めで、深い胸の谷間が目を楽しませてくれた。
香織はと言えば、ワインレッドの大胆なドレスを着ている。胸元に深い切れ込みがあって、臍のあたりまで肌が見えるようなデザインだ。

端的に言って、ひどくエロい。

時々、映画のプレミアなどで、海外の女優が着るようなデザインである。
こうしてディナーに着てこられると、ああ、これからセックスする気なんだな、と周囲に触れ回るようなものだ。
質の良いワインを傾けながら、黒宮はいやらしく笑ってしまう。
注意深く見れば、水樹にしても、いつもよりメイクに気を使っていて、普段より更に綺麗になっていた。
これだけの美人が、男に喜ばれたくて、化粧にドレスに気を配り、準備してきているのだ。

埋め合わせに、いつものマンションでは味気ないので、黒宮はホテルのスイートルームを取っていた。
レストランからエレベーターで部屋に向かう途中、ふたりを抱き寄せて、両手に花の状態になる。

「嗚呼、黒宮様……」
「あんっ、黒宮さんったら、我慢出来なくなっちゃった……?」

ふたりの反応は対照的だ。
水樹は恥ずかしげに頬を染めるのに、香織は嬉しそうに抱き着いてきて、わざとらしくおっぱいを押し当ててくる。

「ん……」

そんな香織に口づけをして、ちゅ、ちゅっと軽く啄んでやれば、水樹も負けじと柔らかな肢体を預けてきた。
こちらは受け身になりながら、あくまで男に求められるのを待っている。それがいじらしくて、つい乱暴に唇を奪ってしまう。

「もっとエレベーターが遅かったら、このまま始めちゃってたかもな」

そんなことを言いながら、ふたりの腰を抱いて、部屋に向かった。
ふたりに負けないよう選んだのは、広々とした、ゴージャスなスイートルーム。
キングサイズのベッドには、注文通り、薔薇の花びらが散らしてある。

「わぁ……」
「凄い、部屋です……」

非日常的な豪華さに、ふたりが陶然とする。

「じゃあ、たっぷり穴埋めしてやるよ」

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「あん、黒宮さん、早くぅ……」
「もう、どうにでもして下さい……」

ベッドの上に咲く、ふたつの花。
ドレスを脱いだふたりの美女は、その生まれたままの姿を晒して、黒宮を誘う。
水も滴る美女の、美味しそうな裸体を前に、黒宮の性器はいきり立っていた。

「へへっ、たっぷり楽しませてやるよ」

ベッドの上に飛び込んで、きゃぁ、と可愛らしく悲鳴を上げる女たちに貪り付く。
まずはいつもクールで大人びている、水樹から抱くことにした。
控えめに咲く百合のような、美しい女だ。
それが肉棒に屈して、だらしなく口を開き、あんあん喘ぐ姿といったら。

「あ……」

アルコールが入っているせいか、あそこは既に熱く、濡れそぼっていた。
黒宮は知っている。この、落ち着いた大人の女には、どうしようもなくセックスに溺れてしまう、淫らな一面があることを。
アイドル時代の枕営業で覚えた男の味は、そうそう忘れられるものではない。

「挿れるぞ」
「んんっ、くあっ」

前戯もなしに女を抱く。
アルコールに火照った水樹のヴァギナは、素直にほぐれて、男のものを咥え込んだ。

「すんなり入ったな。いいぞ、水樹。どんどんエロくなってる」
「言わないで下さい、そんなことっ……!」
「いいじゃないか、男に喜んで抱かれるカラダで。
素直に楽しめば、もっといい」
「駄目、駄目です、男の人とそんなことして、楽しむなんて……んはぁっ!」

熱せられた鋼のように硬く、女の内部に穿たれた楔。大きさを増して、凶悪になるばかりの男の武器。
それを上下に振り下ろして、水樹の心ではなく、体に刻み込む。この穴は、男を悦ばせるためにあるのだと。

「素直になれよ。寂しいおまんこに、埋め合わせ、して欲しかったんだろ?」
「そんなの……嗚呼、ダメ、私……そんな女じゃ、ないのに……っ!」

ブルネットの髪を一房、唇に挟んで、必死に喘ぎ声を我慢する。
苦悶する秘書の美しい顔を見て、黒宮はもっと滅茶苦茶にしてやりたいと、加虐心を煽られた。
水樹は自分でも意図せず、男を誘って乱暴にさせるタイプだった。天性のM気質なのかも知れない。

ぐっぽぐっぽとペニスが上下し、粘膜が擦れあって、じゅぷじゅぷ卑猥な音を立てると。
恥ずかしさに耐えられないと、必死に首を左右に振る。

それが男の性欲に火を付けるのだと。
本人はきっと、気付いていない。

「あむっ」
「ひうっ、そこ、敏感なんです……あんっ」

むしゃぶるように乳首を吸い、形のきれいなおっぱいを揉みしだく。
シーツの上で女体がくねり、グラマラスな肢体が波打って、男の愛撫に激しく反応した。
乳を揉まれ、うなじを舐められ、唇を吸われるたび。
腰が物欲しげにうねって、異性の性器と自分のものを、扇情的に擦り合わせようとする。

それはもう、オスを誘い込む蜜の穴で。
黒宮は喜んで、穴の奥まで入り込み、デリケートな膣壁をたっぷりと擦ってやった。
ゴムの膜で隔てられない、甘美な生の摩擦運動に、メスのからだが反応する。
性交を、恥ずかしくて汚れたものだと考える、生真面目な女の心に。
命を作るセックスの快楽が、強制的に侵蝕してきて、つい、咥えた髪を離してしまった。

「はああぁん!ああ、ああっ!」

大人の女の仮面が、崩れ落ちる。
大きな胸は、男に掴まれ、絞られて、女の喜びに打ち震え。
下腹部の奥、生殖の行われるところは、甘く疼いて交尾を受け入れた。

枕営業のトラウマが、もう、ひどく遠いところに行ってしまった気がする。
確かなのは、今、彼女の中をかき回すペニスの硬さと、覆い被さってくる男の体温。
シーツを固く掴んでいた手が離れ、自然と男の背中に回される。
宙を漂っていた脚も、男の腰に絡みつき、しがみつくような体勢で、後はもう自然がそそのかすままに。

自分でも何を言っているのか分からず、言葉にならない言葉を迸らせ、彼女はただ、肉の交わりに全て任せた。

「凄いな」

見たこともないほど乱れて、気持ちいい、もっと抱いて、と叫ぶ水樹を見て、黒宮は驚く。
ディナーの時の、澄ましきった美人の面影は、もうなかった。
麗しの美人秘書の、隠された淫らな面を暴き出して、男としての達成感に浸る。

「いいのっ、これ、いいのぉっ……!」
「たっぷり出すぞ、受け取れっ!」
「んっ……! あっつい……です……」

熱い命の証を、たっぷりと彼女の内部に注入する。
びゅく、びゅくっとペニスが震え、精液を噴き出すたび、水樹は腰をくゆらせて、うっとりと甘い吐息を漏らした。
オスの遺伝子がほしいと、ねだるような腰の動きだ。
黒宮は最後の一滴まで、漏らさずにザーメンを流し込んだ。

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