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楽園の蛇(2)

イリスの電話が来てから、7日間が過ぎた。
黒宮とて、流石に女子寮に入り込む術はなく、古き神の指示に従って護符を作り、それで時間稼ぎをする腹づもりだった。
実際、イリスはそれだけでも十分だと言っていたし、あとは一人ひとり、学園の外に出して悪霊払いをする計画だったのだが。

「マジかよ」

黒宮は天を仰いで嘆息していた。
女子寮に来て悪霊を退治しろ、と言われたときとは、理由が異なる。
丘に上に建てられた女子学園。
その閑静な内部に、あっさり入り込めてしまった、その事実に呆れていたのだ。

「いいじゃん、堂々と入り込めたんだから」
「俺、こういうドラマを見たことがあるぞ。主人公の二人組が、偽の身分証で好き勝手色んな場所に入り込むんだ」
「やだなー、今回のは本物じゃない。でも、なんだろ、バディムービーみたいで楽しいね」
「俺は呆れてる。おまえ、本当に無茶苦茶だ」

横に立つのは、若々しいスーツ姿の恋。
まだスーツに着られている感じがして、いかにも大学生の社会見学、という感じだ。
黒宮は一応仕立てのいいスーツを揃えたのだが、中身の問題か、「うーん、なんだかカタギっぽくないよね……」という評価を頂いた。

こうなったのには、色々と事情があるのだが。
表向きには、恋が色々と手を回し、特別非常勤講師の制度を悪用して、短期のポジションに二人分ねじ込んだ、ということになる。
恋は人文学の紹介を、黒宮はメディア論の教師ということらしい。

もちろん、こんな怪しい話を学園が受け入れるわけがない。

裏向きには、学園とて馬鹿ではなく。内部で原因不明の体調不良が相次いでいること、オカルトじみた噂話が広まっていることなど、問題を認識していており。
それが何故か、たらい回しの果てに、恋のゼミの教授に転がってきたそうだ。

「ふたりの話聞いてて、なんか聞いた話だなーって思ったんだよね」

とは恋の弁である。
どうりで飲み込みが異様に早いわけだ。

オカルトじみた事件だが、まさか祈祷師だの呪い師だのを呼ぶわけにも行かず。
恋のゼミの教授は、そういう問題の「ゴミ捨て場」ポジションなのだという。

「こんな、ドラマにありそうなポジションが、実在してるとはな」
「うちの先生、”都市伝説バスター”なの。
変な噂話でナイーブになってるところに、そんな話根拠ないよ、とか、実はぜんぜん違うエピソードが民話みたいに変形したんだよ、って話をしに行くのね。
もちろん、ちゃんとフィールドワークもして、資料も集めるんだ。
そうすると、あっけなく終息するんだって」

「ほほう。そりゃ面白い」
(なんぞ、つまらぬ仕事じゃのう)

黒宮と「それ」の声が重なる。
恋はころころ笑うと、話を続けた。

「だから、学園側としては、あたしの宗教学講義とか、黒宮さんのメディア論に期待してるわけじゃないの。
とにかく、この問題を解決して欲しい、ってこと」
「こっちとしちゃ、随分都合のいい話だな」
「それはお互い様だよ。本当は、うちの先生じゃ解決出来ない問題に、女神様まで引っ張り出して来れたんだからね」

やれやれ、と首を振りながら、職員室へ向かう。
西洋風の建築で、雰囲気は「高校」という感じではない。古めかしい「学園」という言葉が似合う、浮世離れした空間だった。

ふたりの担当職員は、やはり恋が説明したようなことを話して、噂の出所の解明や、問題の解決を求めてきた。
そうして形ばかりの手続きを終え、建物を出ると。

「さて、やるか」
「そうだね」

毒を喰らわば皿までの、悪霊退治の始まりである。

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「……貴方、どうなってるの。本当に、堂々と入って来るなんて」

女子寮前。
鏑木イリスの第一声が、それであった。

「それについては同感だよ、イリス。俺だって、ここまであっさり入り込めるとは思ってなかった。
紹介する、こいつが」
「夏木恋でーす。黒宮さんから話は聞いたよ。よろしくね。
しかし、わー、お人形さんみたい……」

初対面のイリスを、恋はしげしげと眺め回した。
好奇心の塊のような女の子である。

「え、ええと、初めまして、鏑木イリスよ。よろしくお願いするわ、夏木さん」
「恋でいいよ。代わりにあたしもイリスちゃんって呼んでいい?」
「ちょ、ちょっと恋さんっ、もう、抱きつかないでっ」

「……こいつ、やっぱりそっちの気があるんじゃないか?」

ふたりがきゃあきゃあ絡み合っているのを横目に、黒宮はそんなことを呟いていた。

「……ふう。もう、ふざけないで、恋さん。大事な話をするんだから」
「はーい。でも、大体わかってるよ。この学園、もう、凄いことになってるねえ」
「恋も見えてたか。ここまで歩いてきて、黒い靄を何度も見たぞ。どうなってるんだ、ここは」

ふたりの言い分に、イリスが大きくため息をつく。

「だから私も、動転して電話をかけてしまったのよ。
あれから7日が過ぎたけれど。日に日に状況が悪化してるわ」

7日で非常勤のポジションをねじ込むのが、むしろ異常なのだが。
学園側も、四の五の言っていられなくなっているのだ。

「護符は効いてるか?」
「ええ。お陰様でね。それについては、感謝してる」

しおらしい顔をして、素直にお礼を言うイリスを見て。
これは思った以上に深刻な問題だな、と黒宮は当たりをつけるのだった。

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「うーん、疲れたぁ」

日は暮れて、黒宮のマンション。
ひとまず、「体調を崩した」生徒全員を回り、応急処置を施した黒宮は、一度マンションへ戻っていた。
学園に泊まる場所はないのだ。女子寮のイリスの部屋、というのも一瞬だけ考えたが、バレたら二度と戻ってはこれまい。

「しかし、黒宮さん凄いね。ちょっと手を触れたら、わーって悪霊が逃げていくんだもん。
時代が時代なら、これで食べていけたね」
「イリスの時もあんな感じだったが、退治は出来てないぞ」
「ふーん。それで、ベッドの上でぱくっと頂いちゃって、ついでに退治したんだ。
どうしよ、今日何人見たっけ……みんな、可愛い子ばっかりだったなぁ……あれ、全員毒牙にかかっちゃうのかー……」
「おまえなぁ……」

確かに、寝込む生徒たちは皆、それぞれに可愛らしく、レベルの高い容姿をしていた。
とはいえ流石の黒宮も、全員頂いてしまおうとまでは思っていない。イリスの時は成り行きで、「あれ」が暴走したのが原因だ。
今回は、恋もいることだし、そんなにおかしなことにはならないだろう。

しかし、それはそれとして。
タイトスカートのスーツ姿、まるで新人女教師のような恋と一日過ごして、ムラムラしなかったかと言えば、話は別である。

「そんなにあの子達が心配なら、俺をたっぷり満足させるって方法もあるんだぞ」
「あん、もう……えっち」

ソファーで休む恋の、横に腰掛けて。
開いたジャケットから手を突っ込み、ブラウス越しにバストを揉む。

「スーツ、皺になったらどうしよっか……」
「好きなだけ新しいのを買ってやるよ」
「んっ、ちゅっ、ふぅ……ん」

隣り合って座ったまま、抱き寄せてキスをする。
距離の近い、親密な雰囲気の中で、いつもより長く、深い口付けを交わした。

「はふっ、むちゅっ、はぁっ……」
「ぷはっ」

互いの口を離すと、名残惜しげに、銀の糸が間を引く。
恋は妖しく微笑んで舌を舐めると、そのまま抱き付いてきた。
ソファーの上で、ふたりの身体が重なり合い、もつれ合って、床に落ちる。
ふかふかの絨毯を、抱き合ったまま転がって、あははと笑った。

「これでもう、スーツ、クリーニングだね。いいよ、たっぷり満足させてあげる」
「ああ、恋っ」

上に乗った恋のヒップを、荒々しく掴み取る。
タイトスカートを悩ましく持ち上げる、ぷりんとした桃尻。
昼間、一緒に歩きながら、横でふりふり揺れる円やかなラインに、何度勃起を堪えただろう。
我慢しただけ、乱暴に揉みにじっていると、彼女は嬉しそうに笑った。

「そんなに、あたしのお尻触りたかった?」
「そりゃもう、最高の尻だからな。ずっと、後ろから突っ込んでやりたいのを我慢してたんだぞ」
「このスケベ。えっち。ヘンタイ」

罵る言葉を囁きながら、美少女グラドルの行動は、正反対だった。
黒宮の首に縋り付いて、ちゅ、ちゅっと首筋にキスの雨を降らせる。
細い指が焦らすように喉仏を撫でて、ゆっくり下へ降りてゆき、ワイシャツのボタンを一つ一つ外していく。
ぷつ、ぷつと男の服を脱がすと、下にあるインナーシャツも捲り上げ、胸板へと舌を這わせた。
子猫のように乳首を舐めて、献身的に男に奉仕する。

その間も、黒宮の手は休むことなく、女子大生の健康的なヒップを撫で回す。
タイトスカート越しに輪郭を確かめるだけでなく、その下にも入り込んで、ぷりんとした柔肉を直接触ると、メチャシコボディがぶるると震えた。

「もう、したい?」
「ずっと前からしたかった」
「んっ、分かった……」

すっと上体を持ち上げると、見せつけるようにブラウスを開けて、綺麗な白のブラに包まれたバストを見せつける。
下から見上げるボディラインは、驚くほど完璧で、雑誌に映るものよりいっそう美しい。
肉感に満ちているのに、太っているとは全く感じない。出るところが出て、引っ込むところの引っ込んだ、グラマラスな体型。

そんなグラドルの、女教師姿に、黒宮は悪戯心を刺激される。

「じゃあ恋先生、性教育の実習、してくれよ」
「もう、本当にえっちなんだから……
いいよ、いけないおちんちんに、女の子のこと、教え込んであげる」

カチャカチャとベルトが外され、男の性器が露出する。
そそり立つそれは、グロテスクに反り返って、先走りを垂らし雌穴を欲しがっていた。
そこへ、ショーツをずらされ、外気に触れた女の子のおまんこが、ゆっくりと下りていく。

くちゅり。

互いの粘膜が触れ合った時、電流が走り抜けるような刺激。
バランスを崩した恋は、そのまま、すとんと腰が落ちて、ずぶりと。
濡れた雌花を、奥まで一気に貫かれて、ああーっと、悲鳴にも似た嬌声を上げた。

「ああっ、気持ちいいぞっ……!」
「んはっ、黒宮さんの、今日、すごいっ……!
尖端から何かが、流れ込んでくるみたいっ」

先っぽから出てるのは先走りだし、流れ込んでくるのは、少量ながら含まれる遺伝子のスープだと思うが。
構わず黒宮は腰を突き上げ、性教育の実地研修を楽しんだ。

「あっ、んっ、もうっ、あたしが教える側なのにぃっ……」

そう言いながらも、恋は男の動きに合わせて腰を振り、ペニスを複雑に動かして気持ちよくしてくる。
締め付ける膣肉に、絶妙に揺れる腰使い。女子大生の健気な腰振りに、黒宮は気を良くして更に大きく腰を打ち上げる。

「くう、いいぞ先生、女の子の中がどうなってるのか、はっきり伝わってくる」
「あたしも、黒宮さんの、いつもよりはっきり感じるよ……熱くて、太くて、かったいの」

いやらしく笑って、騎乗位で腰をくゆらせる女性大生の、瑞々しく若い肢体。
黒宮は自然と手を伸ばし、ブラをずらして、直接胸を掴んだ。柔らかで、弾力があり、実り豊かなおっぱいを。
お尻と同じで、どれだけ触っても飽きることのない胸。
女性の象徴を、荒々しく揉みしだかれて、恋は声にならない声を上げる。
部屋に響くのは、荒い吐息と、切羽詰ったような喘ぎ声。
そして肉と肉のぶつかりあう音、結合部から響くまぐわいの水音だ。

腰と腰とがぶつかり合い、互いの性器の粘膜が擦れ合うたび、体温が上がっていくと感じる。
ふたりの肉の結合が深くなって、熱く蕩けたヴァギナと、熱した鉄のようなペニスが、一つに重なり合うように錯覚する。
熱くて、ぐちゅぐちゅに濡れて、性器と性器が繁殖の絶頂に達した。

「ああっ、もう出るっ! 生殖の実習だ、中に出すぞっ!」
「んはぁっ、来て、あたしの中に、男の子のこと、刻み込んでっ!」

腰がガタガタと震えて、どくどくと無責任な中出しをする。
若くて健康な女子大生の下腹部に、浅ましい精液がたっぷりと吐き出されて、あわよくば実を結ぼうと流れ込んでいく。

「ぅん、はぁ……いっぱい出てるね、黒宮さん……」
「ああ……」
「でも、まだ、満足しきってないよね?
女子寮の子たちは、あたしが体を張って守らなきゃだね……」

そうして、若い女体が男へと絡みつき。
黒宮は心ゆくまで、恋のカラダを貪った。

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