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背徳の花々(1) 堕落の乙女、鏑木イリス

礼拝堂での饗宴からしばらくの時間が経った。
秘密の神殿での行為は、明らからに効果があったようで、女子学園から悪霊は一掃されている。
当初の依頼は達成できたが、思わぬ副産物もあり、

「黒宮様におかれましては、学園の特別職として、礼拝堂と女子寮の管理をお任せします」

と、職員たちから変てこな役職を与えられている。
彼らの目は、「青い光」に惑わされた者の茫洋さを宿していて、あの女神が勝手に動いたのは明らかだった。

とはいえ、これで堂々と女子寮に入り込み、昼間からお嬢様たちと組んず解れつ貪り合う権利が得られたというわけだ。
幸運なことに、女子寮は学園から一定の距離がある上に、住人は皆、黒宮のお手つきだ。
空き部屋に間借りして、寮を別荘のように私物化しても問題ない。

それどころか、一帯を改造したって、誰も疑問に思わないのだった。小さいなりにも神殿を作ったことで、古い神の力は一帯に充溢し、まるで誰もが青い光に惑わされているよう。

ただでさえ孤立した、閉鎖的な女子学園だ。
外部から隔絶され、中で何が起きているのか、窺い知ることは誰にもできない。
小さな箱庭は、少しづつ、しかし確実に、古き神の色に染め上げられて行った。

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「貴方は……最低よっ……」

人気のない寮の裏手。
物置小屋の壁際に、鏑木イリスが追い立てられ、切なげに顔を歪めていた。
学園の制服である、清らかな白のブレザーに青のスカートという姿だが。
今はスカートは捲りあげられ、ブレザーは開けられて、男に腰を抱えられている。

「おまえはいい匂いがするな、イリス」
「このっ……んっ、ダメ、そこはっ」

イリスは首筋が弱点だった。
日に当たっているのかも怪しい、青白い肌を舐めると、面白いように反応してびくびく震える。
ひょっとすると、この学園で一番プラトニックで、禁欲的な性格をしているというのに。
その肉体はすっかり彼女を裏切って、男の愛撫に過敏なほど反応してしまう。

「あの、恋さんっていう人、恋人なんでしょう? なのに、あの人を裏切って、この場所で好き放題……貴方なんて、愛想を尽かされてしまえばいいんだわ」
「恋人か……うーん、まあ、そうなの、か……? あいつのことは、正直、俺も計りかねてるんだよな」
「不実な人……あっ、また、そんなところっ」

ブラウスのボタンを外し、ブラを外して、瑞々しい乳房をむき出しにする。
青白く華奢な肉体にあって、健康的に膨らんだそれを、たっぷりと口に含んでちゅうちゅうと吸い立てる。
少女の肢体が小刻みに震えて、脚から力が抜け、立っていられなくなった。
それを見越して抱きかかえた腰が、へたり込むことを許さない。

背中を壁に押し付けられ、男に腰を抱かれて、崩れ落ちることも許されず。
ショーツを脱がされ、秘所を暴かれた乙女に出来るのは、男の餌食になることしか。

「でも今はイリスを見ないとな」
「また、そんなこと言って……んんっ、やぁっ!」

ぬぷりと生々しく入り込む男根。
不本意ながらに慣れてしまった、男女の営み。狭い膣道は隆々とした肉杭に押し広げられ、先走りを垂らした亀頭が、無遠慮に膣奥を刺激しては、穢らわしいぬめりを塗りつけていく。

「んあぁ……ダメ、なのに……もう……」

情熱的なオスのマーキングに、イリスのからだが先に降伏してしまう。
ヴァギナは愛液で豊かに潤い、結合部からはじゅぷじゅぷと淫らな水音が響き始めた。
肉と肉とがぶつかり合い、粘膜と粘膜が直に触れ合う。
イリスは自分でも気付かずに、男のからだに抱き着いて、はぁはぁと荒く吐息をついていた。

少女の下腹部は敏感さを増してゆき、グロテスクに隆起した男性器の形が感じ取れるほどだった。その脈打つ血管ひとつひとつまで、はっきり想像出来てしまい、少女はひどく侵された気分になる。

「素直になれよ、イリス。気持ちいいんだろ?」
「そんなこと、ないっ……! 自意識過剰よ、貴方」

そう言いながら、口から漏れる声はますます甘く、腰は男にしゃぶりついて、悩ましく揺れていた。
銀糸の髪を振り乱し、高貴な顔立ちを卑猥に歪めて、イリスは声にならない声を漏らす。
そんな美少女を、物置小屋の壁に押し付けて、黒宮は古代の戦士がしたように、征服のピストン運動に没頭した。

もはや略奪し、手中に収めたも同然の小娘。
言ってしまえば、戦利品のような女だ。

人気のない夕暮れに、粗末な小屋というシチュエーションが、男の獣性を燃やす。
細腰を乱暴に突き上げて、若く瑞々しい下腹部に、種汁を注ぎ込もうと動いた。
女の通路の行き止まりで、熱された肉の棒をグリグリとねじ込み、これから起こること、繁殖するぞという意志をメスに押し付ける。

「……っ! ダメ、抜いて、抜いてっ! 中はダメよ、お願い、外に出してっ」
「そんな顔して、そんなこと言ってもダメだぞ! くうっ」
「あ、ああっ……はぁぁっ、ダメ、ダメよぉ……」

どぷどぷどぷっ

尿道から吐き出された精液が、イリスの胎内に注ぎ込まれていく。
銀髪の、妖精のような美少女が、男に縋り付いて膣内射精を受け入れる姿は、ひどく背徳的で、妖しい光景だった。
いやよいやよと囁く少女の、その声音が孕む、あまりにも魅惑的で、あまりにも扇情的な響き。拒絶しているはずの美貌が、頬を真っ赤に染めて、だらしなく歪む有様。
鋭かった目尻は下がり、口の端からは涎を垂らして、見間違え用もなく、快楽に蕩けてしまった顔。

これは二人が遊ぶ、どうしようもないゲーム。
黒宮はわざと粗暴に振る舞って、イリスは陵辱される乙女の役を演じる。
本心ではとっくに、堕落してしまった乙女と、それを承知で弄ぶ男の三文芝居。

「この、バカぁ……今夜は、泊まっていくの?」
「もちろん。みんな寂しがってただろうからな」
「それで、一晩中、私たちを犯すんでしょう、この背教者」

悪態をつきながら、イリスは心が軽くなり、弾むのを感じていた。
夕暮れの裏庭には、野花の爽やかな香りと、優しい風が吹いていく。
修道女として神に捧げたものが、一体何だったのか、もう彼女には思い出せない。

そうして、そう遠くない何処かで。
腹を満たした蛇を従えた、古い女神がからからと笑う。
それは倒した敵を嘲るようにも、子どもの悪戯を楽しむ親のようにも聞こえる、捉え所のない笑いだった。

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