始業式の秘め事
「えー、ですので、新入生の皆さんに置かれましては、本校の歴史と伝統に則った、折り目正しい生活を……」
イリスの通う女子学園の始業式。
一応、非常勤講師である黒宮は、面倒くさがりつつも律儀に参加していた。
慣れないスーツを着て、欠伸をかみ殺しながら、理事長の長話を聞き流す。
(ちょっと、黒宮さん。始業式なんだから、船こがないでね)
(仕方ないだろ、つまんないんだから。ふああ……)
同じく非常勤講師の恋に、肘など突かれつつ、黒宮は講堂内を見回した。
知っている顔もあれば、初めて見る新入生もいる。
もう長話を聞く素振りすらなく、1年生の顔を物色すると、中々どうして、粒ぞろいの可愛い娘揃いだ。
(これは楽しみが増えたな……って)
ギロリ。
人を射殺すような視線を向けてくるのは、3年になった鏑木イリスである。
銀髪の妖精じみた美少女が、睨み付けてくる様は、なまじ綺麗な顔をしているだけに怖い。
「……ただ、新しい時代が来ているのも、確かなことです。私たちも、変わるべき時でしょう。
よって今年から、幾つかの校則は撤廃致します。守るべきを守りながら、自由な発想を大切にして下さい」
理事長の、例年からするとやや逸脱した内容も、黒宮からすれば退屈なスピーチの、ありがちな締めだ。
恋は少しばかり驚いた顔をして、黒宮に耳打ちする。
(ね、黒宮さん。聞いてた? 校則、変わるみたいだよ)
(ん? ああ、そんな話してたのか?)
やれやれを頭を振る恋だったが、その口元には、謎めいた微笑みが浮かんでいる。
(黒宮さんにとっては、やりやすくなるよ)
(そいつはありがたいな)
ここでは、ふたりは共犯者だ。
新学期初日は、特に授業もない。
ホームルームがあって、新入生は学園の案内をされる。
ついこの間まで中学生だった、いたいけな少女たちが、新しい制服に袖を通し、キラキラした瞳で学園内を見て回るのだ。
「むーっ、センセ、頬がにやけてるよっ」
「ああ、悪い悪い。つい、な」
横に歩いているのは、甘城奈々。くりくりと大きな瞳が印象的な、可愛らしい生徒である。
印象的なのは、顔だけではない。ボリュームのあるバストが、制服の胸元を大きく押し上げていた。
(こいつ、本当に発育がいいよな)
節操のない黒宮は、思わずごくりと唾を飲む。
それを見て、奈々の瞳がきらりと光った。
「えへへ、センセって、ホントに節操がないよね」
「おっ」
男性教師の腕を取り、たわわな膨らみをむぎゅりと押し当てる。
女子校の廊下でやるには、逸脱した行為だろう。
だが、通り過ぎる生徒たちは、特に見咎めることもなく。
(おっぱい、見たい? モミモミ、する?)
耳打ちされる内容に、スーツのズボンにテントが張った。
「そうだな。じゃあ、ちょっと、『色々』手伝ってもらおうか」
「はーい」
白々しいことを言って、向かうのは、人気の無い校舎の隅。
ひっそりと佇む体育倉庫である。
何を手伝ってもらうつもりなのか、露骨に分かろうというもの。
「全く、えっちに育ったなあ」
「んっ、センセのせいだからね、もうっ」
マットレスの上にぺたんと座り込むと、早速ブラウスを開けさせ、約束通り生おっぱいを触らせてくれる。
数ヶ月に渡り、黒宮に男の味を教え込まれて、奈々はすっかり乱れていた。求められれば体を許す、便利な女になっている。
「何度触っても、飽きないおっぱいだ」
「あんっ、うれしいな……」
手のひらにはとても収まりきらない、ボリューム満点のバスト。
下から支えるように持ち、指を沈み込ませれば、得も言われぬ柔らかな肉感。
十代の肌触りは、瑞々しく滑らかで、そこに指を這わせるのは、いつだって心地がよい。
「はぅっ、ん、あんっ」
綺麗なピンクの乳首を摘まんでやれば、女子高生のからだがビクビクと打ち震える。
官能に頬が赤らみ、口から漏れる吐息は熱っぽい。
「奈々ちゃんは感じやすいね。男に胸いじられて、セックスしたくなっちゃうの?」
「せ、センセの指だから……気持ち、いいの……っ」
抱きついてくる男に、スカートの奥まで手を突っ込まれ、パンティの中を弄られても。
少女は抵抗せず、ただ、されるがままに身を任せる。
密室となった体育倉庫で、教師と教え子の、好ましからぬ密会は、熱気を増していった。
若い乳房を揉みしだかれ、下腹部のデリケートな部分を弄られて、女生徒の肢体は性交渉を予感する。
「今日は、ちょっと変わった姿勢でやろうか」
「え……?」
マットの上に奈々の体を横たえると、その下半身を持ち上げ、ひっくり返す。
所謂、まんぐり返しの体勢だ。
「やだ、この姿勢、恥ずかしいよぉ」
「ははっ、俺のモノが入るところが、よく見えるだろ」
柔軟でもやるみたいに、体を折り曲げられた奈々は、ただ男のモノが入ってくるのを、見つめているしかなかった。
股間のつなぎ目を、無遠慮な指が左右に開き、ぷっくり膨れあがった亀頭があてがわれる。
ぬぷり。
むき出しになった、可憐な性器に、男根が突き刺される。
既に十分潤んだ粘膜は、容易く侵入を受け入れた。
「ひゃんっ!」
ずぽずぽと一気に入り込んでくるペニスの熱さに、奈々が悲鳴混じりの嬌声を上げる。
中腰になった黒宮は、少女のぷりんとしたヒップを掴むと、そのまま、ぐっぽぐぐっぽ、下品な動きでピストンを始めた。
「ほら、俺のモノが、奈々ちゃんのおまんこに、出たり入ったりしてるよ。見える?」
「ううっ、見えます、見えちゃいます……恥ずかしい、よぉ」
ぺちぺちと、女肉を打つ音が響く。
繋がった部分からは、にちゃにちゃと、潤滑液が掻き回される水音。
血管の浮き出る陰茎が、女子高生の穴を出たり入ったり、てらてらと淫液に濡れ光って、ひどく露骨な光景だった。
黒宮から見れば、捧げ物のように差し出された女性器に、ぷるぷる震える美巨乳、それに官能に乱れた女の子の顔が、一望できる。
お堅い女子学園の生徒を、雌として貪る。実にいい眺めだ。
ぐいぐいと腰を使い、お淑やかな少女の穴を、思うざま掻き回す。
下腹部いっぱいに広がる、異性のモノの圧迫感に、女生徒があんあん喘いだ。
「奈々ちゃんの穴、最高だよ。あー、もう出そうだ」
「んんっ、いいよ、センセ。わたしのあそこで、いっぱい気持ち良くなってっ」
すっかり性の味を覚えたヴァギナが、男の精を欲しがって、きゅうきゅうと締め付けてくる。
黒宮も、胎内の奥深いところまで肉根を突き埋めると、下半身をぴったりと密着させて肉を繋いだ。
びゅる、びゅるるっ
「あー、あーっ……センセのが、いっぱい出てるよぉ……溢れちゃいそう……」
「くう、腰が溶けそうだ……」
白く熱せられた濁液が、次から次へと吐き出され、女子高生の膣内に流し込まれていく。
待ちわびた恋人の精を受け入れ、奈々は小悪魔めいた笑みを浮かべた。
新学期最初の肉交に、ふたりは荒い吐息を吐く。
薄暗い体育倉庫には、性の匂いが立ちこめていた。
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