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生命の海、生命のダンス(2)

「ほらっ、ボール、そっちよ!」
「きゃっ、イリスさん、こんなの無理だよぉ!」

「そらっ、ここで一撃っ!」
「恋さん、凄いです……!」

イリスたち学生組は、ビーチバレーに興じていた。今は恋・京子ペアと、イリス・奈々のペアで試合をしている。
夏桜シスターズの面々は、それを面白そうに観戦していた。

「あいつら、本当に元気だな」

やや呆れた様子で、黒宮がぼやく。
そんな彼の側にいるのは、大人組。静香に水樹、それに香織の3人である。
しかし、改めて見直すと、3人とも美しさに磨きがかかっていた。

黒のビキニにパレオを合わせた静香は、全身から妖艶な色気をダダ漏れにしているし。
あえてシンプルな白のセパレートで決めた水樹は、モデル体型と相まって、クールな美しさに満ちている。
そして、一番期待しまう香織はと言えば。

「あ、あの、あんまり見ないで欲しいです……」
「そりゃ無理だ」

薄いピンクの、可愛らしいビキニである。胸元にはフリルが飾られた、どちらかというと、胸のサイズが(小さいのを)隠すのに使われるタイプ。
それが、香織が着ていると、メロンみたいなおっぱいを飾り立てているように見えてしまう。

見れば見るほど、エロい。水着姿を撮影するだけで、AVになってしまいそうなほど。

「もう……黒宮さんったら」

そう言いながら、満更でも無さそうな香織。なるほど、海と夏は人を開放的にするようだ。
黒宮は悪乗りすることにした。

「なあ。俺たちは俺たちで、どこか遊びに行かないか?」
「ふふっ、そうね。私、いいところを知っているのよ」

「ほう、こりゃ面白い……ちょっと不思議な場所だな」

静香が連れてきたのは、近くの岩場にある洞窟だ。
浜辺からそう遠くないのに、ひどく隔てられた雰囲気がある。聞こえてくるのは、岩にぶつかる波の音だけ。
静かで、落ち着いていて、ムードのある場所。なのに黒宮がしたのは、香織を抱き寄せて、キスをすることだった。

「あっ、黒宮さんっ……んふっ、ちゅぅっ……」

腹の底から、燃えるような熱を感じる。目の前の美しい女を、心ゆくまで味わいたいと下半身で考える。
いつもより激しい欲求は、3人の水着姿に当てられてのこと。
そう自分で納得しながら、艶やかな肢体をまさぐり回す。肉付きのよい、曲線美に満ちたボディライン。まるで男に抱かれるために存在するような、究極の愛されボディだ。

「香織ちゃんの水着姿、すごい破壊力だな。プライベートビーチで良かったよ。
こんなの普通のビーチで見せられたら、男はどうにかしちまうぞ」
「あんっ、そんなこと言わないで下さい……わたし、気にしてるんです……男の人の目が、みんな、胸にばかり行って……あんっ」

その胸に、黒宮の手が伸びる。たゆんと揺れる、夢の詰まったバストを、わきわきと揉みにじる。何度触って、何度揉んでも飽き足らない、サイズと形の良さを兼ね備えた理想のおっぱい。

「これは俺のモノだからな、気を付けてくれよ。男はみんな、狼だ」
「んっ、いつもより、激しいっ……! あうっ、ひゃんっ!」

くるりと身体を回転され、洞窟の壁面に手を付かされる。そこに黒宮が後ろから絡み付き、いよいよ本格的に、豊満なバストを揉みしだき始めた。

水着というのは、言ってしまえば、下着のようなもの。考えによっては、下着より脱がしやすくて、露骨なモノだ。
黒宮は水着を上に引っ張り、乳房をまろび出させると、牛の乳でも搾るように、強く激しく掴んで揉んだ。

「ああ、ちょっと塩味がするな。海の味だ」
「んんっ」

亜麻色の髪をかき上げて、後ろからうなじを舐める。白い指が岩場を掴み、全身がぷるぷると震えた。
くぐもった喘ぎが、洞窟の中を反響する。

「そろそろ出来上がったかな」

いそいそと水着を脱ぎ、体を重ねる準備をする。その時、血管が浮き出る勃起のサイズに、少しだけ違和感を覚えた。心なしか、いつもより大きい気がする。
まあこれも、香織の水着姿がエロ過ぎるせい。
疑問はすぐに忘れ去り、目の前に突き出された、白くて丸い桃尻に集中する。

節くれ立ったペニスを、尻にぺちぺち当てて、露骨な仕方で交尾の開始を告げた。そのまま後ろから覆い被さり、突き出たヒップに腰を当て、あの気持ちのいい穴を探り当てると、そのままずぷり。
熱く潤いに満ちた、生命の穴に入り込む。

「おおっ、くうっ、こいつはいい」
「はぁんっ、入って、来てます……!」

よく濡れた粘膜は、滑りよくペニスを誘い込む。そうして奥まで押し込むと、内部はひどく熱を帯びていた。

「ん、はうっ、おっきいの、埋まってる……お腹、いっぱいになって……あんっ」

常ならぬ乱れ方。真昼の外だというのに、自分から尻を振って、気持ち良くなろうと腰を動かす。
オスの気分を高めようと、真白い裸体をあられもなく揺らし、くねらせ、情熱的に繁殖活動に勤しむ、美貌のリポーター。
最高にいやらしいカラダをした、極上の美女と、結合している。
その事実に、黒宮も背筋が震える。このメスが自分のモノだと、マーキングしたくて堪らなくなる。

「へへっ、このおまんこ、俺だけのものにしてやるぞ」
「ああっ、黒宮、さんっ……!」

ぱぁん、と尻肉を打ち付ける、力強いピストン。それに合わせて、甲高く響く女の喘ぎ。
命を育む女の洞窟を、男の性器が激しく出入りする。デリケートな粘膜を擦り合わせる、ひどく甘美な摩擦運動。行ったり来たりをするたびに、愛の蜜が溢れ出て、じゅぷじゅぷ、ぬちゅぬちゅ、猥褻な水音が結合部から鳴り響く。

静かだった洞窟に、男女のまぐわう音が響き渡って。
黒宮は頭の片隅で、まるで原始時代だと思う。洞窟で、女と子作り。
女は男に身を捧げ、男は女に種をまく。
それはとても、自然なことだ。

「香織ちゃん、ああっ、赤ちゃん作ってやるっ! こんないやらしいカラダして、孕ませてくれって言ってるようなもんじゃないか、このっ!」
「ひゃんっ! 黒宮さん、そんな奥まで突いちゃ、ダメえっ!」

激しく胸を揉みしだかれ、奥の奥まで男根を突き埋められ、美女の肢体は激しく疼く。オスと遺伝子を交換したいと、腰の動きも熱が入る。
肌を重ね、肉をぶつけて、ふたりは熱い行為の、その頂点まで上り詰めた。

「ああ、いくいくっ、中出しするよ、香織ちゃんっ!」
「暴れてる、暴れてます、わたしの中、黒宮さんのがっ! んあっ、ひゃうっ!」

どく、どくどくっ

これ以上無いくらい、熱く熱せられた精液が、壊れたホースのような勢いで雪崩れ込む。命を作り、育み、産み落とす場所に、ドロドロと熱い遺伝子のスープがあふれ出す。

「おお、くううっ、すげえ気持ちいいっ……!」
「熱い、熱いよぉ、黒宮さんっ……!」

黒宮は下半身をぴったり密着させ、魅惑のボディをきつく抱きしめ、最後の一滴まで精液を流し込んだ。
燃えるようなセックス。まるでマラソンを終えた後のように、荒く息を吐いて、懸命に呼吸を整える。

「おふたりとも、なんて激しく……」

それをまじまじと見つめる水樹は、無意識に手を水着の下に差し入れていた。甘く疼く女の中心を、自分の指で必死に慰める。けれど、擦っても擦っても、蜜液は溢れて止まない。

そして静香は、場違いなほど落ち着いて佇み、アルカイックな笑みを浮かべていた。古代の彫像を思わせる静けさで、微笑みを浮かべながら、熱に浮かされる男女を見守る。
それはどこか、あの旧き女神に似通っていた。

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