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種の芽吹き

「黒宮先生……もっとぉ……」
「はむ、むちゅっ……ははっ、随分スケベになったな、志乃先生?」
「先生の、せいですっ……はあんっ!」

日曜日の夜。週明けからはまた仕事だというのに、黒宮と志乃は飽くことなく交わり続けていた。
金曜日から週末は、殆ど黒宮のマンションを出ていない。ずっと篭もりきりになって、体を重ねては休み、シャワーで身を清めてはまぐわって、泥沼へ沈んでいくような時間を過ごした。

志乃の女陰は、すっかり黒宮のモノの形に変えられてしまっている。ペニスの形を細部まで思い浮かべられるくらいに、男を覚えてしまった。
むせ返るような性臭を放つ男根に縋り付いて、取り憑かれたようにむしゃぶり、何度口に放たれたことか。
射精の瞬間の、亀頭が膨らむあの動き。たくましい陰茎の脈動。苦くて濃い精液の味。
文字通りの意味で「肉を知った」志乃は、スポンジのように性を吸い、堕ちるところまで堕ちている。

「あ、また、出てます……んっ」

膣内に射精されて、甘く囁く女教師。
そしてこれが、学園最後の抵抗だった。

「やりたい放題だな」
「んっ、黒宮センセ、どうかした……?」
「いや、俺は恵まれてるって思っただけだ」

志乃が堕落してからと言うもの、学園で黒宮を阻む者はいなくなった。
いっそどこまでやっていいのか試してやろうと、指導室にベッドを運び込み、シャワーまで付けさせて、ヤリ部屋同然にしても、何も言われない。

だからこうして、昼間から奈々を連れ込み、一発やってピロートークと洒落込んでいる。むき出しの背中を撫でてやりながら、ボトルの水を飲み、一息吐いた。
黒宮の目には、はっきりと見えていた。学園の教師達には、皆、青い光が纏わり付いている。
最近は、黒宮の行動を黙認するだけでなく、教育方針まで自発的に変え始めていた。

「失礼します……きゃっ!」
「ひゃんっ!」

ノックをして入って来たのは、志乃。裸の女子生徒がベッドに横たわっているのを見て、愛らしい悲鳴を上げる。見られた奈々も慌ててシーツを引っ張り、裸体を隠した。悠然としているのは、黒宮ひとり。

「よう、志乃先生。今日は早かったじゃないか」
「も、もう……驚きました。異性交遊は、その、もう止めませんけれど……」
「どうせ、これから同じコトをするんだぞ。慣れてくれよ」

目の前で男性教師と女子生徒が淫行していたというのに、志乃はあっさりそれを受け入れてしまっている。
もはや学園では、異性交遊に目くじらを立てるどころか、推奨すらしていた。
性教育でも、『妊娠するなら若いうちが良い』と教える始末だ。生物学的には正しいが、社会的には挑発的な内容である。

「じゃあ次は、志乃センセだね」
「んっ……黒宮先生、本当に元気なんですから……」

志乃をベッドの上に引き寄せて、胸を揉み始める黒宮。
すぐに部屋には甘い喘ぎ声と、花開いた女の匂いが満ち始める。

閉ざされた花園は、もはや青く染め上げられていた。

そんな風にして過ごしているうち、時間は流れる。
「あの」旅行から数週間が経った頃に、それはやって来た。やはり、というか。当然、というべきか。

「やっほー、黒宮さん♪ いいお知らせ、持ってきたよ」
「あ、あの……わたしも、大事なお知らせが……」
「私も、大切なお話があります」
「ふふっ、黒宮さん。心の準備をしてね?」

マンションを訪れた4人。恋、香織、水樹、それに静香。
夜の海水浴場、神秘的な洞窟で、儀式の形を借り種付けに及んだ4人だ。
自分でも驚くほど、黒宮の心は落ち着いていた。いざその時が来れば、パニックになるかも、くらいに思っていたのだが。
むしろ期待している自分がいて、不思議な気持ちになる。

「まあ、大体予想は付いてるが……」

4人は嬉しそうに微笑んで、バックからそれを取り出した。示し合わせたように同じタイミング、同じ仕草で見せてくるそれはーー妊娠検査キット。
陽性だ。

「……正直な。なんて返せばいいか、良く分からないが……嬉しいぞ」

黒宮は、自分がどんな表情をしているか、自分でも分からない。
だが4人の顔を見るに、そんなに悪い表情では無いんだろうと思っていた。
何より、4人の美女の腹に自分の仔が孕んでいると思うと、ゾクゾクする。そして興奮と多幸感に満たされるのだ。

こうして、実りの季節はやって来た。
どこか、近くて遠いどこかで、女神が機嫌良く笑い、世界は少しずつ、確実に変化していく。

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