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真夏の饗宴(1)

うだるように暑い夏だ。
黒宮はインドア派なので、元々夏は嫌いだった。今年は輪をかけて嫌になるが、一概に悪いことばかり、ということもない。
何せ……

(まったく、あんなのアリかよ)

夏を迎えた街には、際どい格好の女子が溢れているのだ。
この夏、流行っているのは、水着の上から直接ジャケットを羽織るスタイル。
見た目からして売春婦のよう。
社会的に色々アウトに思えるが、『水着だからOK』というルールがまかり通っていた。

この街はやはり、おかしくなっている。
だがそれも、今や彼と一蓮托生。
最近はむしろ、自分の欲望が延び広がり、街を染め上げていくようで、ゾクゾクすることもある。

黒宮が歩くのは、歓楽街の近く、ラブホテルが建ち並ぶ一角だ。
街でもっともいかがわしい地区で、女子高生達が援交待ちをしているような、退廃的な場所。
そこで彼は、待ち合わせをしていたのだった。

「……黒宮さん、あたしやっぱり、こんな格好……恥ずかしいわ」
「だろうな。だが、よく似合ってるぞ、朱麗」

ミスキャンパスにも選ばれた、華やかな美女。美人女子大生の朱麗が、白のビキニにパレオを巻き、申し訳程度にジャケットを羽織っている。
彼女はしばらく、立ちんぼ同然の格好をし、羞恥に震えながら待っていたのだ。

「こっちに来いよ。一緒に歩こうぜ」
「そんな、この格好で……!?」

美人の腰に腕を回し、ぎゅっと抱き寄せて、恋人同志のように歩き始める。
いや、今の朱麗の衣装では、どう見ても客を連れた娼婦の姿だ。

黒宮は意地悪く笑いながら、ツンと盛り上がったヒップに手を回し、乱暴に揉みしだいた。まさに、品性の悪い客が、娼婦を手荒く扱うように。

「んんっ……! ダメよ、見られちゃうわ……」
「いいじゃないか。こんなに綺麗に着飾って、男に見られたいんだろ? ん?」
「ああっ……」

うなじに軽く息を吹き当てると、女子大生は面白いくらいにビクビクと反応した。
しかし、見れば見るほど美しい女だ。
色香の漂う亜麻色の髪。そこに飾られた鮮やかなハイビスカス。
磨き抜かれた白い肌を、燦々と輝く太陽の下、惜しげもなくさらけ出して。悩ましい曲線が描き出すボディラインは、膨らんだバストとヒップを頂点に、砂時計の形を成している。

男にとっては、トロフィーのような美貌。
高嶺の花。カーストの頂点。選び抜かれた男だけが味わえる、最高の美酒。

それが今は、後ろ暗い歓楽街で、黒宮の、黒宮だけの娼婦になって歩いている。
どす黒い優越感が、彼の胸を満たしていた。

「いい胸だ。いつ触っても、最高の揉み心地だな」
「ひゃうっ! だ、ダメ、そこはダメ! 本当に、見られちゃう!」
「そうだな。でも、だからどうしたって言うんだ? ほら、耳を澄ませてみろよ」
「……!」

少し入った路地の奥。雑居ビルのドアの向こう。或いは、バザールのように張られた幕の向こう側。
あらゆる方向から、漏れ聞こえる甘ったるい嬌声。
貪られ、貫かれて、あられもない声を上げる女と、穿ち、放って、荒く吠え立てる男の合唱。

体温が上がるのは、夏のせいだけではない。
この場所は、むせ返る性の交歓、その中心地なのだ。

「大丈夫、まだ空いてる路地はあるからな。そうそう……こっちなら、大丈夫だろ」
「ああっ……」

男に肢体を弄ばれながら、薄暗い路地へと連れ込まれる。光の届かない、誰もやって来ない路地へと。
コンクリートとコンクリートの間。うち捨てられたコンドームのパッケージ。妊娠検査キットの箱。破かれたパンティ。
むき出しの、荒々しい性が渦巻く、街の裏側、その最深部。
そんな場所に連れ込まれた朱麗は、壁を背に立たされて、まるでショーケースの商品のように、自分のカラダを陳列していた。
黒宮はゴクリと唾を呑み込んで、跪くように中腰になると、パレオの結び目を解いていく。
その下にある白のアンダーを、ぷにぷにと指で突いた。
隠された、こんもりと盛り上がる女の恥丘を、焦らすように刺激する。

「んんっ、黒宮、さんっ……!」
「素直になれよ。派手な格好をして歩いて、他人に見られて興奮しただろ? ミスキャンパスにまでなったんだ、視線を集めるのが大好きなんじゃないか、ん?」
「ううっ……」

朱麗は言い返せなかった。
男が水着を両端から引っ張り、ゆっくりとずり下げれば——ねっとりと、期待を証明するように、愛の雫が糸を引く。

「いやらしいおまんこだな。こんなにヒクついて、涎を垂らして……ん、ちゅぷっ」
「きゃうっ!」

ぬるり、と。舌が予告なしに滑り込んできて、熱く濡れた膣肉をかき分ける。
本来ならば、閉じた割れ目をよくほぐして、性交渉をやりやすくする為の行為。
だが今は、分かりきったことを確認する、ただそれだけの事だ。朱麗の肉体は、もう、すっかり準備が出来ている。

「ミスキャンパスだけあって、こっちも綺麗だぞ。お前は、期待を裏切らない女だよ」
「そういう黒宮さんは、意地悪、よ……!」
「ははっ、悪かったな。少し焦らしすぎた。ほら、こいつが欲しかったんだろ?」

男もズボンを下ろし、性器をむき出しにした。
熱く硬く膨れあがり、交尾の準備を済ませたペニス。
何度見ても息を吞んでしまう、グロテスクで逞しい部分。

「やるぞ」
「んっ……分かったわ、来て……」

あれだけ嫌がっていたのに、素直に脚を開いてしまう。
男が入って来やすいように。
片足を持ち上げ、男の背中に縋り付いて、そうして——ズプリ。

「ああ……」

それはひどく甘ったるくて、待ちかねたような吐息だった。
ずぶり、ずぶり。
男の肉が、女の膣を押し開いて、楔のように打ち込まれていく。

突き刺す男も、穿たれる女も、まず感じるのは互いの熱さ。
粘膜と粘膜が擦れあい、熱を生みながら、奥深くへと繋がっていく。

「入ったぞ」
「ふぁ、あ……いい……いい、わ……」

男根を根元まで呑み込むと、ゾクゾクするような快楽が、朱麗の背筋を駆け抜けていく。
うっとりと目を閉じて、官能に浸る彼女には、もう、外のことなど見えていなかった。

感じるのはただ、こうして手に入れた、異性の肉体。
自らの魅力をさらけ出す、娼婦のような格好をして引き寄せた、実りを齎す男の肉だ。

それは、まずはゆっくりと、ずりゅ、ずりゅっと動き出した。
ぴったりと絡み付いた膣粘膜を、雁首でひっかき、擦りながら、ぬぷり、ずぷりと出入りを繰り返す。
しなやかなヴァギナは引っ張られ、擦られて、燃えるような興奮を感じる。
愛液が溢れ出て、とろとろと亀頭を濡らし、竿に絡んで、抽送をよりスムーズにする。

「いいぞ、朱麗……おまえの穴は、何度突っ込んでも、気持ちがいいな」
「ええ、いいでしょ? だから、ね? もっと、もっと激しく……ああんっ!」

黒宮の手が、ぷりんと盛り上がったヒップを掴む。
悩ましい女体を壁に押し付け、そのまま持ち上げて、パンパンと激しい運動に切り替えた。
壁に背中を押し付けられ、逃げられなくなった状態で、前から男が突き込んでくる。
逃げ場をなくした子宮口に、容赦なく抉りこまれるピストン。
亀頭が何度も、激しくぶつかっては、膣を引っかけ戻っていき、再びグリグリとねじ込まれる。

路地裏で演じられるその行為は、交尾だった。
避妊具もなく、女性の肉体を暴いて犯し、我が物にする。ミスキャンパスが、高嶺の花の女子大生が、都合のいい穴として使われて、性の捌け口に堕ちていく。

「こいつは、くうっ、堪らない穴だな! 朱麗、おまえは俺の、俺だけの娼婦だ。この腹に、その証を刻み付けてやるぞ!」
「ん、ふぅ……! 来て、来てっ、黒宮さん! 熱いのいっぱい、溢れさせて!」

どびゅる、びゅくびゅくっ

美女の下腹部に、吐き捨てるような音が響く。
黒宮の腰がのたうつように打ち震え、ビクビクと痙攣しながら、牡の子種をまき散らしていく。
季節は夏。
あらゆる命が咲き誇り、次代を繋ごうとする時。
朱麗の腹にザーメンを撒き散らしながら、黒宮は、命溢れる美女の肉を存分に味わっていた。

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