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水樹とのランチデート&サボタージュ(2)

「もう我慢出来ないな」
「あっ……黒宮、様……お願いです、休憩、出来るところに……」

冴えない男が、目の覚めるような美人を抱き寄せて、昼下がりの繁華街を歩く。視線をチラチラ周囲に向けて、探しているのは『休憩』の出来る場所。
客観的に見ても、ひどく背徳的な光景だ。
だが、黒宮も水樹も、既にまともな精神状態ではなくなっていた。外面を気にする余裕も無くなって、頭に残るのはただ、熱く激しいセックスのこと。
「お、ここは良さそうだ」
「……雑居ビル、ですか?」
「こういうとこに、そういう場所があるもんだよ。ああ、あったあった」

飲み屋やマッサージ店の入った雑居ビル。そのエレベーター近くに貼り付けられた案内を、黒宮は目ざとく見つけ出した。レンタルルームだ。

「もう、立ってるのも辛いんじゃないか? いいぞ、こっちに身を預けても」
「黒宮様……んっ、まだ、大丈夫、です……」

水樹はパスタ店で、白昼堂々、性器を愛撫されていた。今や両脚をもじもじ擦り合わせ、今にも腰から崩れ落ちそうな、危うい足取りになっている。
何とか平静を保っていた彼女だが、エレベーターに入るなり、ぐらりと傾いて男の方へ。
腕の中に美女を迎えた黒宮は、そのままいやらしく手を伸ばして、スーツの上から胸をまさぐる。

「あっ……! 駄目です、本当に、立っていられなく、なりますから……」
「そしたらお姫様抱っこか? 受付に凄い目で見られそうだな」
「そんなの、いけません……あ、着きましたよ」

チーン、と音が鳴ったので、黒宮は悪戯に失敗したような苦笑い。
しかし、麗しい美人が男に縋り付いて——半ば寄りかかりながら出てきたのだ。目立たないわけがない。

実際、受付は鳩が豆鉄砲を食ったような顔をした。
水樹の端正な美貌は、何かを堪えるように、僅かに歪んでいる。頬を赤らめ、眉根を寄せて、吐き出す息は荒く切ない。
妖しい色気が匂い立つよう。
「二時間、三千円でいいか」
「あ……は、はいっ! どうぞ、こちらがキーです!」

老朽化した廊下を歩き、立て付けの悪いドアを開いたら、そこから先は二人きりの密室だ。
後ろ手に鍵を閉めるや否や、黒宮はすぐさま水樹に絡み付き、後ろから抱きすくめた。

エレベーターの中でやったような、悪戯半分の愛撫ではない。
荒々しい手でブラジャーを脱がし、シャツを揉みくちゃにして胸をまさぐる。
右手を乱暴にスカートの下に突っ込んで、下着の上から恥部を掴む。ぐりぐりと指を押し当て、女のからだに、これから何をするのか分からせる。

「んんっ……! もう、立っていられません……お願いです、ベッドに……」
「ああ、悪い悪い。じゃあ、そこで……四つん這いになって、尻を向けてくれよ」
「はい……わかり、ました……」

狭い室内だ。革張りのベッドに僅かなスペース、奥にシャワーがあるだけの場所。
すぐそこのベッドに登ると、水樹は言われたとおりに尻を持ち上げた

ランチ上がりの、本当なら働いている時間帯に。
自分は、仕事着のスーツ姿で、男に尻を向けている。
羞恥心に耳まで真っ赤になるが、それ以上に、女のからだが悶えて仕方がない。
後ろから伸びる男の指が、スカートのホックを外し、ずり下ろす間も、びくびくと脚が震えてしまう。

「おお……今日は勝負下着だったんだな」
「言わないで、ください……!」
「恥ずかしがるなよ。最高にいやらしくて、興奮するぞ」

スカートを脱がされ、ぷりんとむき出しになったヒップには、双丘に挟まるようにして、赤いショーツが貼り付いていた。
『履いている』というよりは、『挟めている』という方がしっくりくるような面積の、挑発的なランジェリー。

腰に絡まるラインを引っ張り、焦らすようにゆっくり脱がせば、つう、と透明な糸が伝って、滴る。

「ははっ、もう十分濡れてるな。よしよし、すぐに突っ込んでやるよ」
「んっ……」

ショーツの下では、濡れそぼった女の花が、ぱっくりと開いて蠢いて、とろとろの花蜜を垂らしていた。
反り返ったペニスを手に、粘液に塗れた亀頭を近付ければ、むわりと感じる淫らな熱。
「あっ、はぁっ、あああああんっ!」

ぬちゅぬちゅと潤った内部に入り込み、少し腰を前に進めれば、すぽんと音が鳴りそうなくらい、あっけなく竿が嵌まり込む。
それはもう、挿入した黒宮自身が驚くほど。
一気に奥まで滑り込んだ男性器が、コツンと子宮口をノックして、熟れた媚体が魚のようにビクンと跳ねる。

「あっ、ああっ、んんっ……! ううっ、はぁああ……」
「おいおい、一気につるんと入っちゃったぞ。大丈夫か、水樹?」
「大丈夫、です……おねがい、動いて……」

上擦ったような声を出し、熱に浮かされたような様子で顔を上げ、自分から尻をくねらせる美人秘書。
仕事中には決して見せない、はしたなくも艶やかな淫婦の表情。
黒宮は唇を吊り上げ、ひどく悪辣な笑みを浮かべると、そのまま動物のように腰を振るった。

「う、んんっ、ああんっ! いい、いいです、黒宮様……! 奥、奥まで来て下さい……!」
「いいぞ、ほらっ! 後ろからだと、深くまで届くからな……!」

狭い部屋に、あられもない美女の嬌声が響き渡る。
ぷりんとした桃尻に、勢いよく腰をぶつけるたび、ぱぁん!と小気味いい音がした。
腰を振るたび、柔らかな尻肉の感触と、陰茎を伝う粘膜の生々しい質感が味わえる。

動物じみた激しいセックスだ。
水樹はもう、クールな美人秘書の仮面をかなぐり捨てて、メスの素顔をさらけ出し、あんあんと喘いでいた。
男に差し出したヒップは、くねくねと左右に揺れて、少しでも気持ちよくなろうと動いている。

「水樹、水樹……!」
「ん、ふぁ、はううっ……!」

女の全てを貪ろうと、無意識に両手が伸びて、ブレザーを引っ張り、床に落とした。
震える指先でブラウスのボタンを外し、鮮烈に赤いブラを露わにすると、それも強姦魔のようにむしり取ってしまう。

「おまえは最高の女だよ。このカラダ、ぜんぶ、俺のものだぞ」
「はいっ……! んん、ふぅうっ、はぁああん……!」

激しいピストンからギアを変えて、腰を回して揺すり込むような、淫猥な運動に変化する。
揺れる乳房を掴み取り、ぎゅうっと握りしめながら、白いうなじにキスを落とす。
この美麗なメスが、自分のモノだとマーキングするのだ。

真白い肌に痕を残して、黒宮は更に腰を突き出した。
尻肉をむぎゅりと潰すように、これ以上入らないほど奥までペニスを突き込むと、ぐりぐり奥を刺激して。
そのまま、どぷりと精を吐き出す。

「おお、くううっ……! 出る、一番奥に出すからな、受け取れっ!」
「あっ、ああーーーっ! 熱いの、いっぱい、流れてきて……んっ……!」

額に浮かばせて、膣の深いところでびゅくびゅくと、熱い精液を注ぎ込む。
男の種を受け入れて、感極まったように叫んだ水樹は、そのまま糸が切れたように、ベッドの上へと沈み込んだ。
腰が砕けて起き上がれない。
うつ伏せに崩れ落ちた水樹の上に、黒宮が覆い被さってきて、抜かず逃がさず、最後の一滴まで精を注ぎ続ける。
浅ましくも執拗な生殖運動。それが、下半身が蕩けるほどに、気持ちいい。
射精が終わるまで、ふたりはぴったりと重なり合い、離れることなく快楽を味わった。

二時間後。

「……次は、事前にホテルの場所を抑えておくか。反省点大ありだ」
「そうですね……」

服を脱ぎ捨て、全裸で汗だくセックスに及んだ二人は、皺だらけになった服を前に頭を抱えていた。
シャワーを浴び、髪を綺麗にセットしても、この服では『さっきまで激しくヤリ盛ってました』と主張するようなもの。

それが手痛い教訓になって、『近くにホテルがあること』が店選びの基準になるのだった。

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