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10話 続・ベッドの中の我慢大会 #

布団がモコッと膨れていた。
俺の寝室だ。
この屋敷に……というかこの世界の住人になって数日。自分の部屋にようやく安らぎを覚え始めている俺だが、膨れた布団を前にしては、腕を組んで唸らざるを得なかった。

これ、アルムブルムさんだよな。

思い浮かぶのは、くしゅっと柔らかそうな桃色の髪と、慈愛を感じる優しげな微笑と、暴力的なまでに育った魅惑のおっぱいである。
確認しようとベッドの頭側に回ってみれば、布団の中から桃色の髪の毛が覗き見えているので、どうやら間違いないらしい。

また寝ちゃったのか……。

匂いフェチの気があるらしいアルムブルムさんは部屋の掃除にかこつけて、またもベッドの匂いをスーハーしてしまったのだろう。
まぁ減るもんじゃないし部屋を掃除してくれるのは助かるし、構わないっちゃ構わないんだけど……。

しかしどうしたものか。

俺は構わないのだが、俺のちんぽが構いたがっている。
前回の太ももコキ射を思い出し、どくんどくんとペニスに血が流れ込み始めてしまっているのだ。
離れていても仄かに香る女の子の甘い匂いが性衝動と直結してしまったのだろう。俺の脳とちんぽには、彼女の匂いがマーキングされてしまっているのかもしれない。

いかん。
膨らんだ布団を見ていたら、だんだん呼吸が荒くなってきた。
あの幸福を思い出すと、切なくて胸が苦しくなるのだ。

……うん。
サキュバスに慣れるためだから。
仕方ない行為なんだからな。

ゆっくり服を脱ぎつつ、俺は積み木のように言い訳を積み上げていく。
ちなみに服を脱ぐのは、前回パンツ内射精してしまって後処理が面倒だったからだ。

全裸になった俺は、桃色の髪を悠然と見下ろした。

くくく……。
前回の俺と同じと思うなよ?
いまや日常会話程度なら問題なく交わせる俺だぞ?
今日こそはその身体に勝利してみせようじゃあないか!

何をもって勝利なのか。
すでに敗北してる気がしないでもないが。

けれど準備はいざ万端。
俺はそろりと布団に忍び込み、そして……。

――ふああぁぁぁぁ……っ。
溶けるうぅぅぅ……。
頭蕩けちゃうよおぉぉぉぉ……っ!

即オチ2コマなのだった。

でも仕方なくない?
だって服を脱いで冷えた素肌に、布団の中のぬくぬく攻撃は威力抜群だったのだから。

もちろんアルムブルムさんの甘い匂いも健在だ。
湿気の篭った温かい布団の中は、凝縮されたアルムブルムさんの匂いで満ち満ちている。
一呼吸で意識を持っていかれるほどフェロモンが溶け込んだ彼女の匂いは、もはや媚薬と変わりないだろう。吸い込むだけでトリップしちゃう。射精の呼吸を覚えそうだ。

そして…………そして、だ。
俺の計算をもっとも狂わせたのは、密着した彼女の感触だった。

――なんで下着姿なのおぉっ!?

なんという暴挙か。アルムブルムさん、何故かメイド服を脱いでいらっしゃった。
そうとは知らず前回同様おっぱいに顔を埋めてしまったものだから、生乳の感触がダイレクトに頬を包み、僅か一撃で理性を蕩かされてしまったのだ。

生乳の感触を例えるなら「絶対に崩れない温かいプリン」といったところか。ちょっと強めに顔を押し込むと、顔の凹凸に合わせて隙間無くぴたっと密着してくるほどの柔らかさである。
おっぱいに溺れるとは、まさにこのことを言うのだろう。溺死寸前だ。

しかも今回はこちらも全裸という不始末。パンツを洗う手間を惜しんだことが、完全に裏目に出た格好である。
ぷにっと柔らかいすべすべのお腹も、むっちりした太ももも、吸い付くように密着してくる。皮膚で感じる官能フルコースは、それだけで絶頂してしまうほどの破壊力を秘めていた。

てかアルムブルムさんの身体、本当に抱き心地が良いな。
決して太ってるわけじゃないんだが、筋肉量が少ないのか、どこに触れてもぷにぷにすべすべだ。それでいてピタッと吸い付き離れないのは、魔性の素肌といったところか。

彼女のおっぱいに顔を埋めていると、頭がどうにかなってしまいそうだった。
自分の中の欲望を、無理やり引き摺り出されてしまうのだ。

蹂躙したい……っ。
この肌を、この身体を、この巨乳を……。
思うがままに弄び、隅から隅まで味わい尽くしたいっ!
そんな衝動に駆られるのだ。

だが同時に、心行くまで甘えたくもあった。
温かくて柔らかな素肌に抱きつき、永遠に甘えていたい。頭もちんぽもヨシヨシって撫でられたい。
アルムブルムさんは、そんな包容力を感じさせてくれるメイドさんなのだ。

相反するような衝動に感情がぐちゃぐちゃになった俺は、もう彼女に抱きつくしかなかった。
前回とは比べものにならないほど強い密着感が、理性をドロリと溶かしていく。

「アルムブルムさん……っ」

俺は彼女の腕を持ち上げ、自分の背中に回させた。こうすると、とてつもなく安心するのだ。まるでこうしているのが当たり前であるかのような安らぎを感じてしまう。
同時に俺も、アルムブルムさんの背中に腕を回した。ぎゅぅっと抱き寄せると顔面がより深く胸の谷間に埋もれ、蒸れた汗の匂いがたまらない。それは情欲を昂ぶらせる極上のフェロモンである。

当然ながら、ちんぽはガチガチに反り返っていた。
そして俺は、そこで前回との一番の違いを知ることになったのだ。

――むっ……ちぃ……っ

前回は露出していなかったちんぽ。だが衣服から解き放たれているヤツは、アルムブルムさんの太ももの間に突入してしまったのだ。

「か……っ、は……っ」

思わず呼吸を止めるほどの挿入感だった。
おっぱいと同等かそれ以上の柔らかさを誇る内もものむっちりお肉に、肉棒がぴっちり隙間無く包まれてしまう。

しかも亀頭の表面は、アルムブルムさんのクロッチ部分に密着していた。ほかほかに蒸れたそこは熱いほどで、シルク素材のショーツがさらりと亀頭を撫でる感触は、呻き声を上げそうになるほどの気持ち良さだ。

やばいっ!
これヤバすぎるっ!
こんなのもうセックスじゃんっ!

予想外に与えられた強烈な快感。大きなおっぱいに顔を埋めたまま、俺は落ち着く為に大きく息を吸い込んだ。

「ふああぁぁぁぁぁ……っ!!」

自爆だった。

頭の中がピンク色に染め上げられ、幸せすぎて浮遊感すら感じた。
快感を得ようとピクピク痙攣する肉棒は柔らかい太ももの中で酸欠に喘ぎ、先端から涙を流し始めているのが分かる。
我慢汁だ。
もはや射精と変わらない勢いで、大量の先走り汁がぐじゅぐじゅと溢れ出してしまっているのだ。

ガクガクと、身体が震えた。
ずっと甘イキしてるような、それでいて射精寸前の状態をキープしてるような。ふわふわしたワケの分からない快感に、全身が戦慄いているのだ。

度し難いのは、その細かい振動にすら快感を得てしまうところ。
太ももの中で震える肉棒は彼女の内ももに先走りを塗り広げ、ぬちゅぬちゅと極上の太ももコキを味わってしまっている。

さらに彼女の身体に伝わった振動が大きなおっぱいを震わせ、揺れる乳肉に頬をたぷたぷされてしまう。幸せ過ぎて、何も考える事が出来なくなってしまうほどだ。

だからだろう。
本能が理性を上回り、腰が勝手に動き出すまでに時間は掛からなかった。
自分の先走りを潤滑油とし、彼女のクロッチ部分に亀頭を押しつけるように、俺は快楽を貪りだしたのだ。

――ぬっちゅ。ぐっちゅ。

ストロークごとに、痺れるほどの気持ち良さが全身を襲ってきた。
強烈すぎて、思わず腰を引いてしまいたくなるほどの快感だ。
なのに腰の動きは操られているかのように激しさを増し、アルムブルムさんの太ももを波打たせてしまう。

――ぬっぷ、ぬっちゅ、ぬっぷ、ぐっぷ……っ

もう射精したんじゃないかと思うほど、彼女の太ももは大量の先走りでびちょびちょになっていた。
おかげで抽挿がスムーズになり、一突きごとに快感が膨れ上がっていくようだ。

「あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛……っっ!!」

獣のように喉が震えるのは、強すぎる快感に我を失いそうだから。
このまま射精したらどうなってしまうのだろう? 脳が壊れてしまうんじゃないのか?
そんな恐怖を彼女の胸に吐き出しながら、それでも腰は止まってくれない。

するといつの間にか、優しく頭を撫でられていることに気付いた。

「アルムブルムさん……?」

だが声を掛けても返答はない。きっと寝惚けているのだろう。
けれどその心地良い手つきが「頑張れ」と言ってくれているようで、少しだけ恐怖心が柔らいだ。

頭をおっぱいに抱えられ、太ももの間にちんぽを擦り付けながら、俺は絶頂へと駆け上がり始める。

むっちりした太ももにちんぽがシゴかれて気持ち良いっ!
顔が埋まるほど大きなおっぱいが心地良いっ!
脳を蕩かす甘い匂いがたまらないっ!

「イくっ! もうっ、イぐぅ゛……っ!」

一際大きく身体が震えた。太ももの中で跳ねた肉棒が、ショーツ越しにアルムブルムさんのおまんこに擦り付けられ、びゅぐぅっと激しい射精が始まったのだ。

尿道が太ももに押し潰されているから、吐き出される精液の勢いは凄まじい。
無理やり鈴口を押し広げながら、びゅくぅっ、びゅぐぅっと白濁を吐き出す快感は、頭の中で火花が飛ぶほど気持ち良かった。大きすぎる射精の快感で、しばらく動けなくなるほどだ。

恐らくアルムブルムさんのクロッチは、ぶっ掛けられたザーメンでドロドロのぐっちゃぐちゃになっていることだろう。ショーツ越しに孕ませちゃうかもしれない。

そんな状態でも眠り続けている彼女は無意識にザーメンの熱さに気付いたのか、もぞもぞと太ももを擦り合わせ始めていた。

するとどうなるか?
俺のちんぽは未だむっちり太ももに捕らわれたままなわけで……

「んあぁっ!?」

亀頭が痺れ、電気が走るような快感に襲われたのだ。

たっぷりの精液でぐちゅぐちゅになった太ももに、射精直後のペニスをぬちゅぬちゅと咀嚼されてしまう。堪らず腰を引こうとしたが、寝惚けた彼女は抱き枕でも抱いてるつもりなのか、ぎゅぅっと俺を離してくれない。
その間も太ももがスリスリと擦り合わされ、挟まれたままの肉棒が、どろどろのザーメンと一緒にミックスされてしまうのだ。

――ぐじゅぐぢゅぐじゅぐぢゅ……。

「や、やめっ! ストップっ! もう止めてっ!!」

けれど寝ている彼女は聞き入れてくれない。
だってむにゃむにゃと寝息を立てながら、アルムブルムさんは太ももをもじもじしているだけだから。

なのにそんな何気ない動作が俺を追い詰めていた。射精直後の亀頭を責めるのは、神経を焼き切るほど強烈な刺激である。くすぐったさと凄まじい快感が合わさり、とても耐え切れるようなものじゃない。

なのに……。

――ぐぢゅぐじゅぐぢゅぐじゅ……っ。

「あ゛があ゛あぁ゛ぁぁあ゛あ゛っ!!」

逃げることが出来ない。
白目を剥きそうになり、口端から涎を飛ばし、それでも肉棒が解放されることはなかった。

強制的に与えられる地獄のような気持ち良さ。
これは罰なんじゃないだろうか。
サキュバスとはいえ、寝込みを襲ってしまったのだから。

飛びそうな意識の中でそんなことを考えるが、どんどん鮮明になっていく激しい快感が思考すら押し流していく。

もう身体の感覚もあやふやだった。
なのにちんぽの感覚だけが、異常なほど鮮明に際立つ。

むっちり柔らかい太ももの中で、擦り潰され、攪拌され、どろどろに溶けていくちんぽ。
亀頭は信じられないほど熱くなり、膨張し、今にも破裂しそうなほどだ。

この快楽拷問はあとどれだけ続くのか?
そんなこと考える必要もなくなってきた。
だってあと数分もすれば、きっと俺の脳が壊れてしまうから。

涙と涎と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔をアルムブルムさんのおっぱいに擦り付け、俺はもう絶叫し続けることしか出来なくなっていた。

だから……。

唐突に刺激が止んだ時、刺激が止まったと俺が気付くまでに、結構な時間を要したらしい。

「あ……あの…………大丈夫?」

俺を救ってくれたのは、ようやく起きたアルムブルムさんだった。

……。

「本当にごめんね? 今度から注意するって言ったばかりだったのに……」

身体を綺麗にし、今はソファでまったりタイムである。
というか、もう動きたくないほど身体がだるくて仕方なかった。
なんだか体力を根こそぎ持っていかれたような感覚だ。

そんなグロッキー状態の俺に対し、アルムブルムさんは顔を青くしていた。

ちなみに彼女が下着姿のまま布団で寝ていたのは、掃除中にメイド服を濡らしてしまったかららしい。浴室に服を干し、乾くまでの間ベッドの中で寒さを堪えているつもりだったのだとか。
まぁ案の定スーハーしてしまい、そのまま寝てしまったわけだけど。

「まぁほら。失敗は誰にでもあるから」

「でも誠くんをそんな状態にしちゃったのも私なんだよね?」

ソファでグッタリしてる俺は「はは……」と笑って誤魔化すことしか出来なかった。まぁ自業自得以外の何者でもないので、彼女に責任なんかあるはずもないんだけど。

「だからそんなに気にしなくても――」

「ダメだよっ! だって人間の世界には「二度あることは三度ある」っていう言葉があるんでしょ? 私たちの世界にも似たような言葉があるの。「吸い尽くすのは三夜目で」って」

「……それ似てる?」

「うん。夢渡りは自分と相性の良い人と勝手に繋がっちゃうんだけど、相性が良すぎると同じ人とまた繋がっちゃうこともあるのね? そういう人とはきっとまた繋がれるから、吸い殺すのは次回まで我慢しよ? っていう意味なの」

全然似てない。
ってか殺害予告だった。

「紅夜も近付いてるし、本当に気をつけなきゃいけないのに……」

「紅夜?」

聞きなれないフレーズに俺は首を傾げた。
白夜なら知ってるんだけどな。

「月に一度、青い月が真っ赤になる日があるの。それが紅夜」

「幻想的じゃん?」

「確かに綺麗ではあるんだけどね? でもあの月、サキュバスの本能を凄く刺激しちゃうから……」

アレだろうか?
満月を見たら大猿になっちゃう的な。

「そうなると俺が危険ってこと?」

アルムブルムさんはコクリと首肯した。
その表情からはいつものたおやかさが完全に消えていて、事の重大さを思い知らされる。

「たぶん主様からも忠告があると思うから、ちゃんとお話を聞いておいてね?」

紅夜か……。
どんなことになるのか分からないけど、リュドミナさんにちゃんと話を聞いておかなくちゃな。
そう思った俺がリュドミナさんに呼ばれたのは、翌々日のことだった。

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