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31話 ルクレイアにお風呂で犯される #

ドボドボ、ドボドボと……。
シャワールーム内には、浴槽に注ぎ込まれるお湯の音だけが響き続けていた。

全裸で浴槽に体を沈めている俺は何と声を掛けていいか分からず、ただ呆然とルクレイアを見上げることしかできない。一方彼女はきっちりメイド服を纏ったまま、怜悧とも取れる眼差しで静かに俺を見下ろし続けているのだ。

怒っているのだろうか?
そりゃ怒ってるよな。
なんせ一方的に約束を反故にしてしまったんだから。

申し訳なさと自分の愚かさに胸を締め付けられていると、無言のままルクレイアが動き出した。シャワールームに入ってきたのである。

さすがに靴は履いていないが、それでも彼女は服を着たまま。当然ながら、その脚もストッキングに包まれたままだ。
なのにルクレイアはストッキングが濡れることも厭わず浴槽に近付き、あろうことか、そのまま浴槽にまで入ってきてしまった。

「お、おい……」

思わず声が出る。
何してんの?
正気か?
そう問い質したかったのだ。

だって今のルクレイアは、その奇行もさることながら、なんとなく紅夜の時と似た空気を纏っているのだ。

ドボドボドボドボ……。

注がれ続けるお湯の音が、やけに響いて聞こえていた。

ルクレイアは、すでに浴槽に身を沈め始めている。
一人で入るには十分でも、二人では手狭な浴槽だ。
伸ばしていた俺の足を跨いだ彼女がゆっくり乗りかかってくると、浮力に従いスカートが浮き上がり、まるで花開くように広がった。

真正面。
俺の肩に手を置いたルクレイアが、ゆっくり顔を近付けて来る。

「やはりわたしには…………こうするしかありません」

なにが? という疑問は、唇に押し当てられた柔らかい感触に霧散してしまった。口付けをされたのだ。

柔らかく、優しく、けれど決して逃がさないという意思を感じる強引な口付けに、ルクレイアのお尻の下で潰されていたペニスが硬くなり始めてしまうのが分かった。

「ほら。これが正解なのです」

彼女はそう言うと僅かに腰を上げ、硬くなった肉棒にそっと手を添えてくる。
そしてシコ、シコ……。慈しむように撫で擦ってきたのだ。

「う……っ」

「誠も、こうされるのが好きなのですよね? 無理やりに、強引に、一方的に……。アルムブルムが言っていたアレがなくても、ちゃんとココは反応していますから」

「え……? アルムブルムさんが何て……?」

「こちらのことです。それよりも楽しみましょう。……いえ、違いますね。わたしを楽しませて下さい。メイドに犯され、喘がされ、ザーメンを捧げるのです」

再び沈めたお尻で肉棒を踏み潰しながら、ルクレイアが俺の唇を塞いできた。
お湯で温められた頬が薄っすら上気し、湿り始めた髪が劣情をもよおすほど強い色気を放つ美しい女性。そんな彼女に無理やり唇を奪われると、些細な疑問などどこかへ掻き消えてしまう。

「目が犯されたがっていますよ? 本当に誠はレイプされるのが好きですね。犯してくれるなら誰でも良いのでしょう?」

ルクレイアの舌は、優しい口付けから蹂躙するものに変わり始めていた。半開きの唇が捕食するように俺の口に喰らい付いてきて、口内を舐め回してくるのだ。ぬちゅっ、むちゅっと唾液を啜り、時に唾液を飲ませてきながら、彼女は舌を絡ませてくる。

その心地良さに頭がボーッとし始めると、今度は手の平が俺の身体を弄りだした。細長く繊細なルクレイアの指先が、獲物を求めて身体の表面を這い回る。

「くぅ……っ」

「ん、ちゅぅ、れろぉ……。どうしました誠。以前より感度が上がっているのではないですか?」

そうかもしれない。
だって彼女の指は、まだ胸板や鎖骨をなぞっている程度なのだから。
だから俺は否定出来なかったのだが、そんな俺に対してルクレイアは目を細める。

「……あぁ、なるほど。他のメイドたちに犯され、蹂躙され、開発されてしまったのですね。もちろんココもたくさんイジメられたのでしょう?」

突然キュッと乳首を摘ままれ、ビリッと駆け巡る小さな痛みが俺の身体を震わせた。

「ル、ルクレイア……?」

彼女は無表情だ。無表情だと思われている。
けれど俺は、なんとなくその表情を読み取ることが出来るようになっていた。

だから気付く。
今ルクレイアは、間違いなく怒っているのだ、と。

だが、何故怒っているのかまでは読み取ることが出来なかった。
しかし関係ない。理由が分かろうと分かるまいと、この後の俺の運命が変わるわけではないのだから。

――むぎゅぅ……っ

ルクレイアが、俺に身体を押し付けてきた。
濡れたメイド服は彼女の素肌にピッタリ張り付き、形の良い胸や、それを包むブラジャーの意匠を凝らした模様まで浮かび上がらせている。密着されると裸で抱き締められているのと変わらないほどだ。

けれど同時に、お湯に濡れたメイド服の感触が、こちらは全裸、あちらは着衣という異常な状況を際立たせ、今自分が「犯されているのだ」ということを強く意識させられてしまった。

「嬉しいですか? 女に犯されて」

耳元で囁かれる。
頬を寄せたルクレイアが、言葉でも嬲ってきたのだ。

「誠はマゾじゃないと主張していましたが十分過ぎるほどマゾですよ。その証拠に、ほら……」

肉棒を押し潰しているお尻がグリンと大きく弧を描き、尻肉で揉みくちゃにされる快感に思わず「うっ」と快楽の声が漏れてしまう。
それを耳元で嘲笑し、ルクレイアは続ける。

「メイドに組み敷かれてよがっているではありませんか。こんなにはしたなくガチガチに勃起させて」

「そ、それは……」

「それは?」

まるで尋問だった。
訊ねると同時に彼女はお尻をグリンと回し、ついでに乳首まで抓り上げてくるのだから。
強すぎる快感と、身体を包み込む柔らかなルクレイアの身体。苛烈さと優しさを同時に与えられ、わけが分からなくなってしまいそうだ。

「誠のおちんぽが、お尻の下でビクビク震えているのが分かります。いいように責められて感じているのでしょう?」

耳元で囁きながら、ルクレイアは指先で俺の乳首の上をくるくるとなぞってきていた。
そして俺が答えられないでいると、答えを催促するようにキュッと先端を爪で捻り上げてくる。

「あぅ……っ」

「もう一度聞きます。わたしに責め嬲られて、感じているんですよね?」

くるくる……。
乳輪にそって優しくなぞる指先は、直後に俺を責め苛む凶器に変わる。
それが分かっているから、俺は慌てて答えざるを得ない。

「あ、あぁ……」

――キュッ

「んあぁっ!? な、なんで……っ!?」

「聞こえなかったからです。ちゃんと、わたしに聞こえるように、大きな声で答えて下さい」

耳にくっ付いてしまうほど唇を近づけて囁いたルクレイアは、恐らく乳首に残ったであろう爪痕を癒すように、またくるくると乳輪をなぞりだしていた。そしてそれは、次の質問の準備でもあるのだ。

「わたしに、もっともっとイジメられたい、ですか?」

答えに窮する。
乳首を抓られると分かっていても、答えることの出来ない質問なのだ。
だから当然、彼女は嬉々として乳首を抓り上げてくる。

――キュッ

「んぐぅぁ……っ」

「どうして答えなかったのですか? わざと答えずに乳首をイジメられたかったのでしょうか?」

「ち、ちが……っ」

「では何故? 『いいえ』と答えれば良かっただけなのでは?」

あ……。
言われるまで気付かなかった。
確かにそうだ。『いいえ』と答えればそれで良かったはずなのだ。

でも俺は答えられなかった。『はい』と答えることに抵抗を覚えるばかりで、初めから『いいえ』という答えすら浮かばなかったから。

そんな俺の心の動きを読み取ったのか、耳元でクスクスと心をざわつかせる笑い声が聞こえていた。

「やっと理解出来ましたか? 誠は、イジメられて悦ぶマゾなのだと」

違うっ、と言いたかった。
だってルクレイアだから。
相手がルクレイアじゃなければ、そんなこと望んだりしないのだ、と。

けれど俺がその言葉を口にする前に、ルクレイアは浴槽の中で立ち上がっていた。
ザバッと盛大にお湯を引きながら立ち上がった彼女は、スカートを履いたままぐっしょり濡れたショーツを脱ぎ下ろす。たっぷり水を含んだスカートがルクレイアの脚に纏わり付くように張り付いていて、その中がどうなっているのか想像を掻きたてられた。

「では、マゾの誠に命令です。わたしに犯して欲しいのなら、わたしを感じさせて下さい」

言いながら、ルクレイアはちょっとだけスカートを摘み上げていた。
その言葉と行動で、何をするべきか正しく理解させられる。

自然と俺は、仁王立ちする彼女の股の間に頭を入れていた。酷く屈辱的な体勢だが、凄まじく興奮している自分にも気付く。だって頬の両側に、陶磁器のように滑らかなルクレイアの太ももがあるのだ。迷わず俺は、そこに口付けをしていた。

引き締まっているのに女性らしい柔らかさを失わないルクレイアの太もも。頬擦りするように口付けを繰り返し、少しずつ場所を上へとずらしていくと、やがて頭がすっぽりスカートに覆われてしまった。
暗くて何も見えないが、すぐ頭上に彼女の秘部があるのは間違いない。俺は太ももへの愛撫を繰り返しながら、だんだん首を逸らしていく。そして顔が真上を向いた時、ついに唇がその場所に触れた。

――ぬちゅぅ……

ルクレイアの秘唇は、すでに蜜を垂らしているようだった。一番柔らかい部分に吸い付くと、熱く濡れた陰唇にぬちゅりと唇が埋もれ、まるで本当にキスしているかのような感触だ。唾液のように滴る愛液が俺の口元を止め処なく濡らし、口内にまで侵入してくる。

「ん……」

遥か頭上から聞こえたのは、甘くくぐもったルクレイアの声。
もっとその声が欲しくて、俺は必死に舌を伸ばした。

「ん……いいですよ……んぅ……っ。なかなか、上手いではないですか……。舌奉仕奴隷の才能が……んんっ、あるのかも、しれませんね……」

秘唇と唇を重ね合わせながら、溢れ出る蜜を舐め取るようにれろっれろっと舌を突き入れていると、スカート越しに後頭部を撫でられた。
高揚感に胸を満たされた俺は彼女の股間に顔を突っ込み、さらに深くまで舌を突き入れる。ルクレイアを下から突き上げんばかりだ。

すると鼻先が恥丘に埋まり、濃厚な雌の匂いが脳を直撃した。
深く陰唇に押し付けた唇は食べられているんじゃないかと錯覚するほどで、溢れ出るルクレイアの蜜が顔中をべちょべちょにしていく。顔面で感じる彼女の重さは、屈辱よりも大きな幸福感で俺を満たしてくれるのだ。

「ふふ。マゾの自覚が出てきましたか? 良い感じの奉仕ですが、しかし時間を掛けすぎですね。身体が冷えてきてしまいました。ですので……」

ルクレイアが不穏な響きを伴った言葉を投げ掛けてきた直後、遥か頭上からキュッキュッと甲高い音が聞こえた。
なんだ?
考えるまでもなく、その正体はすぐに判明した。

「んぶぶぶぼぼ……っ」

突然大量のお湯が上から流れ込んできたのだ。ルクレイアが俺にクンニ奉仕をさせたまま、シャワーを浴び始めてしまったのである。

呼吸困難に陥りかけ、思わず口を離そうとしたところで

「誰が止めていいと言いましたか?」

ルクレイアの冷たい声音が俺を突き刺した。

「どうしても止めたいというのなら無理強いはしませんが、止めるのでしたらここで終りです」

つまり続きをしたいのなら……。
セックスをしたいのなら、溺れながらクンニを続けろと彼女は言っているのである。

先ほどからガチガチに硬くなっている肉棒。
秘所を舐めさせられ、強烈に女を意識させられている本能。
なによりルクレイアと繋がりたいというどうしようもないほどの欲求が、俺から選択肢を取り上げてしまった。

――ちゅっ、れろぉ、んぶぅ……っ

気付けば俺はクンニを再開していたのだ。
瞬間、彼女の身体がブルッと震える。

「あぁ……っ! そうですか。そうなのですね? 誠はそれほどまでに、わたしに犯して欲しいと思っているのですねっ」

何が彼女の琴線に触れたのかは分からないが、上から流れてくるお湯よりも大量の蜜が秘所から溢れ出し、ルクレイアがとてつもなく発情したことは明らかだった。

「舐めて。舐めてください誠。わたしに犯されるために、わたしのおまんこを必死に舐めるのですっ」

後頭部を撫でてくれていた手は、いつしか俺の頭を自らの秘所に押し付けるようになっていた。
大量のお湯と、それよりも大量の愛液に溺れそうになりながら、俺は必死にルクレイアの秘唇と口付けを交わし続ける。

恥丘に埋もれた鼻で彼女の陰核を擦り、伸ばした舌で膣を穿った。流れ落ちて来るお湯で溺れないよう、隙間無くルクレイアの股間に顔面を密着させながら。

「はぁ……っ、んっ、どうです? わたしのおまんこ、どんな味がしますか?」

答える余裕などない。口を開けば、止め処なくお湯が流れ込んでくるのだから。彼女の髪を、頬を、唇を、鎖骨を、胸を、ヘソを、お腹を。あらゆるところを流れ、たっぷりルクレイアの匂いを染み込んだお湯が。

「ふふ。答えずとも分かります。そんなに、んくっ、必死に、ワレメをぺろぺろ舐めているのですから。美味しいのでしょう? どうぞ? 好きなだけ舐めてもいいですよ」

ルクレイアに言われるまでもなく、俺は一心不乱に彼女のおまんこを舐め続けた。
顔はもうルクレイアの愛液でびちゃびちゃだ。どこを舐めてもどこを向いても、彼女の匂いから逃れられない。なおも溢れてくる蜜が口内を犯し、飲むことを強制される。

けれどちっとも嫌じゃなかった。
それどころかどんどん興奮が高まり、今や触れなくても射精してしまいそうなほどなのだ。

このまま気持ち良く絶頂してしまいたい。
ついにはそう思うようになり、精一杯伸ばした舌先で膣壁を舐めあげると、ブルッと身体を震わせたルクレイアが俺の肩に手を置いてきた。

「もう、前戯は結構です」

顔にべったりと髪を張り付かせた彼女はどこか虚ろな様子でそう言うと、そのまま俺を押し倒し、そしてぺたんと腰に跨ってくる。そしてすぐさま肉棒を掴み、膣口へ誘導してきたのだ。

「犯して、差し上げます」

――ずっにゅぅぅ……っ

暖かいお湯に触れていた肉棒が、それよりずっと熱い肉の中へと一気に飲み込まれた。
熱くぬめり、どろどろになった肉の壺。肉竿にぐじゅっと絡みつく膣壁が、吸い上げるようにぢゅぅぢゅぅ蠢いているのが感じられる。ルクレイアの膣内
なか
は、気持ち良すぎてちんぽが溶けそうなほどだった。

「初めての時は挿入

れただけで出していたのに、堪えられるようになったのですね」

確かにこれは成長かもしれない。
もちろん気を抜けばあっという間に搾り取られてしまうけれど、気を張っていれば多少は我慢出来るようになったのだから。

なのに

「気に入りません」

何故かご立腹のルクレイアは、急激に膣内を収縮させていた。

「今日は二回射精させます。いいですね?」

サキュバスとのセックスは一度でも大変な疲労を伴うが、今の俺なら二回くらい平気だろう。
そもそもルクレイアとのセックスを、たった一回の射精で終らせるのはもったいない気がした。
だから俺は頷いたのだが、直後に彼女の瞳の奥に嗜虐の炎を見つけてしまい、早計だったと思い知る。

「一度目は普通に。気持ち良く射精させて差し上げます。ですが二度目は覚悟しておいて下さい。射精直後の誠のおちんぽ、わたしの本気の膣コキで泣かせますから」

「ちょ、ちょっと待って! なんでそんなことっ!」

「それは…………知りません。ご自分で考えてみてください」

えぇ……。
いやルクレイアが怒ってるのは分かるけど、でもそれはさっき拒絶したからっていうのと違う気しているのだ。

じゃあいったい彼女は何に怒っているのか?
その答えが出ないまま、ルクレイアが腰を動かし始めてしまっていた。

――ずちゅんっ、ずちゅんっ、ずちゅん……っ

浴槽の中で俺に跨ったルクレイアが軽快に腰を跳ねさせると、それに従いザバッと湯面が波立つ。
ダイナミックな動きに見えるが、その実膣内は繊細だ。肉棒をはむっと甘噛みした媚肉が、根元からカリ首までをじっくり舐めしゃぶるように抽挿しているのだ。
膣道はぐにゅぐにゅと蠢きながら肉竿を抱擁し、迎え入れる時はぎゅぅぅっと抱きつき、送り出す時はむちゅぅぅっと吸い付いてくる。肉棒がルクレイアの膣に愛されているような感覚はとてつもない快感と多幸感をもたらし、全神経が彼女に愛撫されている気がした。

俺の肩に手を置いて至近距離から見詰めてきているルクレイアの瞳には、だらしなく弛緩した俺の情けない顔が映っていることだろう。

「わたしのおまんこ、とても気持ち良さそうですね。夢見心地というやつでしょうか」

「あ、あぁ……」

「それは何よりです。束の間の天国、たっぷり味わってください。射精してしまったら、そこが地獄の始まりですから」

そんなことを言われたら我慢せざるを得ない。
下っ腹に力を込め、俺は必死に地獄から逃げようと試みる。

けれど

――ちゅっ

ルクレイアに口付けされただけで、俺の努力は軽々と踏み躙られた。身体から一気に力が抜けてしまったのだ。

「あっ、やば……っ」

ただでさえ極上の快楽である。
一度昇り始めてしまった絶頂感は、もう引き返すことなど不可能だった。

「わたしの中で、ビクビク痙攣しているのを感じます。もうイくのですか? そんなに簡単に射精してしまって良いのですか? 地獄、始まってしまいますよ?」

分かってるっ!
それが脅しでもなんでもないことは、ルクレイアの瞳を見れば分かっているのだ。
けれど止められない。
あまりに幸せな射精の予感に、全身がふわふわと心地良く射精準備を始めてしまっている。

「もしかして、わたしが手加減すると思っているのですか? それとも誠はマゾですから、地獄が楽しみなのでしょうか?」

「ち、ちが……っ」

「まぁどちらでも構いません。どちらにせよ、後悔させるだけですから」

――じゅぷんじゅぷんじゅぷんじゅぷん……っ

ストロークが速くなり、ついにルクレイアが俺を絶頂へ追い込んできた。
間違いなく、凄まじく気持ち良い射精が近付いてきている感覚。
だが同時に、逃げ出したくなるほど怖いルクレイアの本気セックスも近付いてきているのだ。

「や、やだっ! 止めてくれっ! イきたくないっ!」

いよいよとなった俺は気付けば彼女にしがみ付き、止めてくれるよう懇願していた。
対面座位の状態だ。しがみ付く俺の顔はルクレイアの胸の谷間に埋もれ、まるで母親に甘える子供のような格好に見えるだろう。
そして彼女もそんな俺を優しく抱き締め、頭を撫で、そして耳元で囁いてくれる。

「ダメです。イきなさい」

「イぐぅぅぅぅ……ッッ!!」

ぎゅっと膣を締め付けられた瞬間、凄まじい絶頂感が俺を襲い、気付けば射精してしまっていた。
どびゅぅっ、どびゅぅっと、いつになく大量の精液が、ルクレイアの奥深くを目掛けて放出されていく。彼女が普通の人間だったら、受精を確信するほどの大絶頂だ。

本来ならこのまま動かず、しばらく射精の余韻に浸ってゆっくり落ち着いていくことだろう。
けれど今回は違う。射精は始まりの合図でしかないのだから。

「イきましたね」

「あ、ダメ、違う……っ」

「では……泣き狂って下さい」

直後、俺は自分が絶叫していることにすら気付かなかった。
膣でぎゅっと亀頭を締め付けたまま、ルクレイアの腰が高速でピストン運動を開始していたのだ。
しかもただのピストンじゃない。亀頭のでっぱりから先端までの短い距離だけを抽挿させる、極々浅い超高速ピストンだ。

「あがあ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ッッッ!!」

射精直後の敏感なちんぽ。その中でも飛び切り敏感な亀頭だけが、容赦なくルクレイアのおまんこにシゴきあげられてしまう。
ぴっちり亀頭に吸い付く陰唇は凄まじく柔らかいのに、締め付ける力が強すぎて強烈な快感を生み出しているのだ。もはや亀頭が彼女の膣に研磨されていると言っても過言ではない。

激裂な快感。
神経を焼き、脳を破壊し、気絶するほど壮絶な気持ち良さを強制的に与えられ続ける。

無理だっ!
こんなの耐えられないっ!

生存本能が騒ぎ出すレベルの危機感を覚えた俺は、無意識に暴れ出そうとしていた。
だがルクレイアは俺の頭を自分のおっぱいにがっちり抱え込み、いっそ優しささえ感じるほど強く俺を抱き締め、それでいて決して逃がしてくれない。

「まだ始まったばかりですよ?」

平然と囁きながら、腰の動きは一切緩むことがない。
ぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅ……っと、まったく途切れ目のない高速ピストンが俺の快楽神経を焼き続ける。

「むりむりむりむりむり゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ッッ!!」

「でしたらイかなければ良かったのです。せっかく忠告して差し上げたのにイッてしまったのは誠でしょう?」

「ぎい゛い゛い゛ぃ゛ぃ゛ッッ!!」

あまりに強烈な快感に晒され続け、肉棒が自分の物ではないような感覚に陥り始めていた。
なのに電撃を喰らっているかのように痺れる気持ち良さは鮮明で、亀頭が異常な熱を持っていくのが分かる。

「おや? 誠のおちんぽ、潮を噴きそうになっていますね」

言葉の意味は分からなかった。
けれどそれが破滅的な快楽地獄だということは理解出来てしまった。

「そんなにイヤイヤと首を振っても、おっぱいに顔を擦り付け甘えているようにしか見えません。あぁ、もしかして潮を噴くのは初めてなのですか?」

ルクレイアの声音に、どこか喜悦が混じった気がした。

「そうですか。初めて潮噴きを、わたしにさせられるのですか」

そして彼女は、一段と腰の動きを早めてしまうのだ。
膣口で揉みくちゃにされ続ける亀頭は、もう原型を留めていないかもしれない。
そんな不安に襲われた時、根元から凄まじく熱い何かが込み上げてくるのが分かった。

けれどそれが何なのか分からない。
精液ではない何か。
おしっこに近い感覚もあり、怖くなって留めようとするけど、赤熱するほど摩擦された亀頭にそれを留める力が残されていない。

「ルグレイア゛ッッ!! なんがっ! なんがぐるうぅぅぅ゛ぅ゛ぅ゛ッッ!!」

「えぇ構いません。わたしの中で初めての潮噴きして下さい。あ、もちろんこれは潮噴きであって射精ではありませんから、潮噴き中であっても高速ピストンは止めませんので」

悠然と言い放つルクレイアの言葉は、もう半分も耳に届いていなかった。
だって俺は壊れた人形のようにガクガクと身体を痙攣させ、経験したことのない絶頂へと追いやられていたのだから。

「出るう゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ッッ!!」

目がグルンと裏返り、ワケの分からない解放感が脳を満たし、ちんぽは壊れてしまったように先端から何かを噴出していた。
これがルクレイアの言う潮噴きなのだろうと、頭のどこかでぼんやり考えながら、しかし口からは止め処なく絶叫が零れ続ける。

「あぁ……っ。これは凄いですね。お腹の奥に熱いお潮がびしゃびしゃ当たっているのを感じます」

彼女は潮とやらを恍惚とした表情で受け止めながら、宣言通り一時の休憩も与えてくれない。

「イッでるぅ゛ぅ゛ッッ! イッでるがらあ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ッッ!!」

「いいえ、これは潮です。精液ではありません。ですので続行です」

もう身体が暑いのか寒いのかも分からなくなってきた。
今にも飛びそうな意識の中、それでも強烈な気持ち良さだけは脳とちんぽを焼き続けている。

「射精するまでにあと何回お潮を噴くでしょうか。楽しみですね、誠。きっと忘れられない体験になりますよ」

俺が最後に覚えているのは、楽しそうにそんなことを言ったルクレイアの声だった。

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