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84話 ネイアローゼの媚薬尋問

俺はまだ柳下さんと会話を続けていた。この世界に来てしまった彼女が、どう過ごしていたのか聞きたかったのだ。

パッと見では人間と変わらないサキュバスたち。当然彼女はすぐサキュバスたちに庇護を求めたが、それは上手くいかなかったらしい。人間の女は珍しいからと嬲られ、犯され、辱められ……。多数のサキュバスたちの慰み者にされてしまったのだ。

そんな日々に転機が訪れたのは、柳下さんがこちらの世界に来てから一か月ほど経った頃。
好物であるひまわりの種を食べていると、それに興味を持ったサキュバスの一人が彼女からそれを奪い取って食べてしまったのである。
その結果どうなるかはお察しの通り。サキュバスはホロウ化してしまったのだ。これが最初の症例ということになるだろう。

異変を聞きつけやって来たのは当然その領地の兵士たちだ。人間である彼女は兵士たちに発見されて拘束されることになったわけだが、その兵士たちこそコルネリアーナの直轄兵だった。
すぐさま柳下さんから事情を聞き出したコルネリアーナは、そこで今回の計画を思いついたのだろう。

「まぁ生活は良くなりましたよ。布団は暖かいし食べ物は美味しいし。……相変わらず、夜は酷いものでしたけど」

女であるにも関わらず彼女が凌辱され続けたのは、珍しいからとか興味本位とかそんな感じかもしれない。
なんせ夢渡りで繋がる人間は男だけなのだ。サキュバスにとって、人間の女性は未知の塊なのである。まぁ人間の男から見ても人間の女性は未知の部分が多いからな。分からなくはない。

特にサキュバスたちが面白がったのは、何回でも絶頂出来ることだったそうだ。
人間の男であれば数回程度で搾り殺されてしまうし、サキュバスは存在エネルギーの関係で絶頂し過ぎると消えてしまうが、人間の女性はそうではない。言い方は悪いが、サキュバスにとって人間の女性は恰好の玩具となってしまったのだ。

改めて……。
柳下静香という女性には、同情する余地が多分にある。
いかに俺が恵まれていたのか思い知らされ、ルクレイアやリュドミナさんには感謝もひとしおだ。

サキュバスという存在に対する俺と柳下さんの見解の違いも、そうした出会いが大きく影響しているのだろう。
確かにそれだけ酷い扱いを受け続けていたのなら、サキュバスを化け物と断じ、死んでも苦しんでも構わないという彼女の思想にも一定の理解が及ぶ。

でもだからって、俺がそれを許せるかどうかは別問題なのだ。

「悪いが、やっぱり俺はあいつ等に協力することは出来ない」

再三の勧誘に首を振ると柳下さんは「あっそ」とやけにあっさり引き下がり、代わりに扉をコンコンと叩いた。
するとガチャリと扉が開き、入ってきたのはネイアローゼである。

「ふ~ん。説得失敗したのね」

「ご、ごめんなさい……。思ったより頑固で……」

なるほど……。
ペラペラ身の上を話していたのは俺の同情を引いて仲間に引き込むためだったのか。
あくどいことしやがる……。

キッと睨みつけてやったが銀髪の少女は意にも返さず、カツカツとブーツを鳴らして俺に近づいてきた。

「最後にわたしからも一応聞いてあげる。仲間になって快く協力するか、従順になるまで調教して欲しいか。どちらがいい?」

「協力……な。いったい俺に何をさせようってんだ?」

「仲間じゃないのに教えるわけないでしょう。で、どうするの?」

ネイアローゼは手にした鞭を自分の手の平でパシッ、パシッと弄びながら聞いてくるが、俺の答えが変わることはない。口を固く引き結び、視線を逸らすのみだ。
そんな俺の態度に口元を歪ませ、銀髪少女が壁際のレバーを引いた。途端、ガラガラと重い音を立てて何かが作動する。

「な、なんだ……?」

異変は二つだった。
まず俺の腕を縛っている鎖がジャラジャラと伸び緩み、ある程度自由に動かせるようになったのだ。
といっても拘束自体が外れたわけではない。一纏めに結び直された両腕からは鎖が伸びていて、その先端はネイアローゼが握っていた。

そしてもう一つの異変が床で起きる。
足元の床が一段下がり、そこに緑色の液体が注がれ始めたのだ。
深さは脛
すね
まで浸かる程度で、足湯みたいな感じだろうか。

「うふふ。心配しなくてもいいわ、身体に害があるものじゃないから。美肌効果のある香草を煮出した液体よ」

いったい何のつもりなのか分からないが、液体を見た柳下さんが後ずさりしてるところを見れば、碌なもんじゃないのは間違いなかった。

「ただ、人間が使うとちょっと違うみたい。分かりやすく言うと媚薬かしらね? 身体がとっても敏感になるの。おちんちんに「ふーっ」ってされただけでイッちゃうくらい敏感にね」

あ……。
彼女の言葉に、俺はこれからどうなるのか理解させられてしまった。

「や……やめろ……っ」

銀髪少女の言葉が真実であることは、すでにモゾモゾと落ち着かなくなっている足の感覚から確実だ。脛から下がむず痒いようなピリピリするような感覚で、液体がちゃぷりと揺れるだけで背中にゾワゾワ寒気が走るほどなのである。

もしこの液体に全身が浸かってしまったら……。
そう考えるだけで、発狂しそうな怖気に身体が包まれてしまった。

そしてもちろん

「そこで四つん這いになりなさい」

ネイアローゼは淡々とそう命じてくるのだ。

「い……いやだ……っ」

当然俺は拒絶の言葉を口にする。するとネイアローゼはそれを待っていたかのように――ビシッ! 楽しそうに腕を振るったのだ。

「ぎぃああぁぁぁッッ!!」

焼け付くように激烈な痛みが俺の身体に新たな赤筋を浮かび上がらせた。
軍服を着た少女はまるで拷問官のように嗜虐の炎を瞳に灯し、もう一度同じ命令を下してくる。

「四つん這い」

む……無理だ……っ。
だって今暴れてしまったことで液体が大きく揺らめき、それだけで脛から下がとてつもなくゾワゾワしてしまっているんだもの。
この感覚が全身に広がったら、居ても立ってもいられない状態になるのは目に見えている。

しかし――ビシッ!!

「あぐあぁぁぁぁッッ!!」

ネイアローゼの命令が変わることはなかった。

「早くしないと身体中傷だらけになるわね。そのうち立ってられなくなって、どっちみち媚薬の中に沈むのよ? 大人しく従った方が利口だと思うけど?」

それも間違いなく真実だろう。
たった二振り鞭を振るわれただけで、俺の脚はガクガクと震えてしまっているのだから。
このまま何度も打たれれば、やがて倒れてしまうのは確実だった。

痛みよりも何よりも……。
絶望しか待っていないという事実が、俺の心をひび割れさせてしまう。

「そう。それでいいの」

ついに屈してしまった俺は、液体を揺らさないようにゆっくり腰を屈め始めていた。
それを見て口端を吊り上げたネイアローゼが、ピシっと肩に鞭を振り下ろしてくる。さっさとしろと言いたいのだろう。それほど力は強くなかったが、逆らうことの出来ない圧力が込められていた。

しかし床に膝を着いたところで、俺の動きは止まってしまっていた。
いや、正確には止めざるを得なかった、だ。
だって

「あ……あぁ……やば……これヤバい……っ」

太ももが液体に触れた時点で想像以上に身体が敏感になってしまい、あまりのもどかしさにどうにかなってしまいそうなのだ。
例えるなら、液体に浸かった部分全てを絶え間なくこしょこしょくすぐられているような感覚だろうか。もしこのまま股間が液体に浸かってしまえば、どれほど切ない快感に身悶える羽目になるのか、想像しただけで身体が動かなくなるのだ。

「な、なぁ……頼む……。これは無理だって……っ」

「なら仲間になる? 女王やヘリセウスを裏切るのね?」

「それは……出来ない……」

俺の答えを聞いたネイアローゼは、怒るどころか益々喜悦に口を歪ませていた。
だから分かってしまう。きっとこの銀髪少女は、俺を嬲りたくて甚振りたくて堪らないのだ。

太ももまで緑色の液体に浸かり膝立ちになった俺を見下ろし、ネイアローゼが足を振り上げた。
そして――ガツッ。その足を、俺の肩に乗せたのである。

硬いブーツ底が肩に食い込み痛みが走る。銀髪の少女はそのままグリグリと俺の肩を踏み躙りながら、体重を掛けて来ていた。

「ぐぁ……っ!」

ほっそりした少女とは思えないほどの力で踏まれ、体勢を維持出来なくなった俺は、ついに四つん這いの姿勢になってしまう。
それでも彼女は力を緩めず、足を背中に置き直しては、さらにグリグリと踏み躙ってくるのだ。

「ほら。頑張りなさい? じゃないと……うふふ。大変なことになるわよ?」

分かっている。
だって四つん這いになると亀頭の先端が液体に触れてしまいそうなのだ。あと少しでも腰が沈めば、もう取り返しがつかなくなるだろう。
もちろんネイアローゼはそれを分かった上で、俺をグリグリ踏み躙ってきているのだが……。

なんとかこれ以上浸からないように踏み止まらなければ……っ。
両手両足を震わせながら、俺が力を込め直した時だった。

――ビシィッ!!

「いぎゃああぁぁぁぁッ!!」

突然お尻に強烈な一撃が降ってきた。
鞭だ。ネイアローゼが鞭を振るったのだ。

あまりの痛みに一瞬だけ思考が真っ白になり、痛みから逃げようと身体が反射的な防衛反応をとってしまう。
つまり腰を前に突き出してしまったのだ。

――ぴちゃ……。

液体からギリギリの距離を保っていた肉棒が呆気なく媚薬の海に浸かってしまい、慌てて腰を引いたものの、粘着質な緑色はどろりと竿に絡みついたままだった。

「うふ……あははははっ! やってしまったわね!」

楽しそうに嘲笑する銀髪の少女。
だがそんな嘲りも気にならない。

だって……。
だって……っ。

「うあぁぁぁぁ……っ! いっ、ひぃっ、んいいぃぃぃっ!!」

凄まじいもどかしさに襲われ、俺は肉棒を掻き毟りたい衝動に襲われていたのだ。

亀頭の表面を、無数の虫が這い回っているようなくすぐったさ。
どろっと滴る液体の動きは、肉厚な舌でれろぉっと舐められているかのようにさえ感じる。
エラの部分を毛筆の先でこしょこしょ弄ばれ、裏筋を刷毛でさわさわと擦られ、それでいて全体をねっとりした口内に包まれているような感触だ。
しかも媚薬は容赦なく尿道へも入り込み、尿道の中までピリピリとしたもどかしい快感に晒されている。

ダメだっ!
こんなの耐えられないっ!
今すぐどこかにちんぽを擦り付けなきゃっ!
今すぐちんぽを掻き毟らなきゃ、頭がおかしくなってしまいそうだっ!

かといって、一纏めにされた腕ではちんぽをシゴけない。
それをすると頭が液体の中に沈んでしまい、溺れてしまうのだから。
だいいち腕の拘束からは鎖が伸びていて、その先はネイアローゼが握っている。ちんぽをシゴこうとすれば、間違いなく鎖を引かれて妨害されてしまうだろう。

冷静な判断力など、僅か数秒も保たなかった。
一瞬で理性を吹き飛ばされた俺は媚薬の海に腰を沈め、固い床にちんぽを擦り付け始めてしまっていたのだ。

「んぎいいぃぃぃっ! ひっ、ひぐぅっ、いいぎいいぃぃぃっ!!」

だが不自由な体勢では、逆にもどかしさが募るばかりだった。
全身がのたうち回りそうな激しい疼き。なんとかしようと藻掻くがどうにもならない。
ちゃぷんちゃぷんと波打つ液体の波紋に肌を撫でられるだけでピリピリした刺激が俺を苛み、まるで身体中をフェザータッチでくすぐられ続けているような感覚である。

「なんて無様で滑稽なの? ねぇオス。さっきの強がりはどうしたのかしら?」

顔を上げると、段差の上でしゃがんだネイアローゼがニタニタと見下ろしてきていた。
しかも彼女はわざと脚を開き、蹲踞のような姿勢になっている。タイトなミニスカートの軍服でそんな姿勢になれば当然その奥が覗き見え、俺の視線が目にも鮮やかな赤いショーツに釘付けになってしまった。

「うふふ。もう言葉も喋れないのね。それに鼻息が荒くなってるわよ? そんなに見たいなら見せてあげましょうか? もちろん見せるだけだけど」

こちらを挑発するように、ネイアローゼは腰までスカートを捲り上げる。完全に露わとなった少女の股間はスケスケの赤いショーツに覆われており、蹲踞の体勢だからかクロッチ部分がぷっくり柔らかそうに盛り上がっていた。

その光景に、ドクンドクンと心臓が脈打つ。
氷を思わせる冷たい美しさを称えた銀髪の少女が、煽情的に肉欲を焦がす妖艶なショーツを履いているのだ。
視界に映る攻撃的な黒皮のブーツも合わさり、とてつもなく被虐心が刺激されてしまう。

「もどかしそうね。おちんちんシゴきたい?」

俺は夢中でコクコク頷いていた。
射精したい。
射精しないと壊れてしまいそうだ。

すると俺の髪を掴んで引き寄せたネイアローゼは、そのまま俺の顔をむぎゅっと太ももで挟んできた。
両頬が彼女のすべすべ太ももに挟まれると、ぷっくり恥肉を盛り上がらせた股間がすぐ目の前にある。

堪らないっ。
むしゃぶりつきたいっ。
おまたに顔を埋めながらちんぽシゴき倒したいっ!!

思わず伸ばしてしまった舌は、しかしあと数センチ届かなかった。
そんな俺の情けない姿を楽しそうに見下ろし、ネイアローゼが嘲笑う。

「必死ね。お股に鼻息がくすぐったいわ。でもダメ。そのまま藻掻き苦しんでなさい」

「あぐああぁぁぁ……っ」

太ももで顔を挟まれた四つん這いのまま、俺の腰が勝手にカクカクと動いていた。
液体の中を出し入れする程度では射精に程遠いのは分かっているが、少しでも肉棒に刺激を与えなければ狂ってしまいそうなのだ。

「なぁにそれ。マゾ芸かしら? 面白いからこのまま見ていてあげる。ほら。もっと淫乱に腰を振りなさい」

ぺちっ、ぺちっと尻を鞭で叩かれ、唸り声をあげながら腰がカクカク動いてしまう。
今の俺には、鞭の痛みですら快感に変わってしまうのだ。

「どう? そろそろヘリセウスを裏切る気になってきた?」

ぺちっ、ぺちっと尻を叩いていた鞭の先端が、不意に尻の割れ目をなぞりあげてきた。
ゾクゾクした快感が全身を痺れさせ、それだけで頭の中が真っ白になるほどだ。

「わたしに忠誠を誓うなら、お股ペロペロさせてあげる。顔におまんこ擦り付けられたいでしょ?」

おまんこ……。
ネイアローゼのおまんこ……っ。

「そしてわたしのおまんこに誓うの。ヘリセウスを裏切ります。ネイアローゼ様に壊されたいですって。そしたらおちんちんシゴかせてあげる。気持ち良いわよ? 裏切りお射精」

あぁ……ダメだ……っ。
そんなの絶対ダメに決まってるっ。

なのに彼女の言葉が甘美な誘惑となって脳を蕩けさせ、従いたくなってしまうのだ。

「もちろんその後も毎日遊んであげるわ。この媚薬、お尻にも入れてあげましょうか? 前立腺とろっとろの馬鹿になれるわよ」

されたい……っ。
中も外も媚薬漬けにされて、死ぬほど気持ち良い射精がしたい……っ。

「わたしに忠誠を誓えば、鞭で叩かれて射精するようなマゾオスに改造してあげる。毎日射精のことだけ考えて、射精のためなら何でもしちゃう壊れたマゾ人形に」

壊れるっ。
壊れたいっ。
壊されたいっ。

「壊れるまで大事に遊んであげるわ。いいえ、壊れても遊び続けてあげる。嬉しいわよね? わたしに壊してもらえるんだから」

そしてネイアローゼは俺の髪を掴み、無理やりグイッと上を向かせた。
冷たい美しさを称えた銀髪の少女が、絶対的な強者の顔で悠然と見下ろしてくる。

「ほら。壊して欲しいなら言うことがあるでしょ? 言いなさい。誰に壊されたいの?」

もう限界だ……っ。

これ以上抗うなんて無理だ……っ。

俺は……。

俺は…………っ。

「ルクレイアあぁぁぁぁっ!!!」

叫んだ瞬間――ドンッ!
大きな音と衝撃が室内に響き渡った。部屋の扉が吹き飛んでいたのだ。

もうもうと立ち込める煙。
その中から、二人のメイドが姿を現した。

「なんでそこでルクレイアなのかな~。調教が足りなかった? お・に・い・さ・ん♪」

「あ、あの、肉便器になるのはわたしの役目ですからっ!」

颯爽と登場したのは、リュドミナさんのお屋敷で働いていたメイド。ノルンとニーアの二人だった。

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