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「そう、順調に仲良くなれているのね。よかった」

夕方。
最近夕食前に新太のアパートへやってくる優兎に、優喜とどんな話をしたかを報告すると、優兎は嬉しそうにはにかんだ。

「まさかこんなに早く、ストーカーしちゃったこと話すとは思わなかったけど。
なにごともなく受け入れてくれたのね」

「はい。嬉しかったです。……あ、優兎さん、おかずしまうの手伝いますよ」

優兎がおすそわけしてくれる夕飯のおかずを片付けていたので、新太も一足遅れて片付けるのを手伝う。
一人暮らしの狭いキッチンにある冷蔵庫で肩を並べていると、時折肩が触れ合って、そのたびに新太はどきりとしてしまった。
ただ、流石に少し慣れてきたおかげか、すぐに勃起するということはない。
優喜に会っている間は、ふとした瞬間に気を抜くとすぐに勃起してしまいそうになるのだが、やはりそこはそれ、自分の心が基本的には優喜に向いているのだと確認できることが少し嬉しい。
……もっとも、一番の理由は、最近毎日のように優兎の手で射精させてもらっているおかげだろう。
何度も優兎に直にペニスを触れられることで、優兎に対してエッチな耐性が少しだけ出来てきた気がする。

ただ――そろそろ新太も、それ以上のことをしてほしくなってきていた。
辛いだろうからということで、手で処理してもらうことはOKしたものの、結局新太はまだ優兎の『指導』を受けたいとは告げていない。
しかし、優兎に手で抜かれるたび、服の上から優喜以上に大きな胸に触れるたび、新太は優兎ともっとエッチなことをしたいと思ってしまっていた。
優喜のためにもなるのだし、という言い訳も優兎によって用意されてしまっているから、なおさらに心は求める方に傾いていく。
そして、こうして優兎と部屋に二人きりでいると……もう、その気持ちを抑えているのは、限界なほどになっていた。

「あの、優兎さん」

「うん? なぁに?」

おかずを仕舞い終わって、新太は優兎に改めて向かい合う。
告白なんてしたことがない新太だったが、きっとこんな気持ちなのだろうと思いながら、優兎に向かってゆっくりと言葉を紡ぐ。

「実は、ひとつ、決めたことがあって」

「……ええ。言ってみて?」

「俺……その……優兎さんに……エッチなこと……もっと教えて、ほしくて」

緊張と――それから、これからのことを思っての興奮で、喉がカラカラに乾く。
少しは慣れたと思っていたはずなのに、優兎の優喜にそっくりな顔、大きな乳房、肉付きの良いお尻や太ももを見ていると、下半身に血が巡ってくるのを感じた。

「お願いしても、いいですか。優兎さん」

「もちろん……! よかったわ、あなたが了承してくれて。
しばらくなにも言ってくれなかったから、余計なお世話をしちゃったのかと思って。
おばさんが出しゃばりすぎちゃったかしらって、恥ずかしくなっちゃってたの」

心底ほっとした様子で、少し赤くなった頬を抑えながら、優兎は言う。
その様子に、なぜだか新太もほっとした。優兎が『出しゃばったんじゃないか』と思っていたことが、優喜のためという前提があることを確認させてくれた気がしたからだろう。
少しだけ、新太は疑ってしまっていたのだ。
まさかとは思うが、優兎が自分の欲望に従って、新太とエッチしたがっているんじゃないか、なんて。

「……優兎さんって、優喜さんのこと想ってて、素敵な女性ですよね」

「えっ? も、もう、どうしたの急に? そういう誉め言葉は優喜に言ってあげて?」

「素直に思ったこと言っただけですって。
そんな優兎さんと……エッチなことできるって思ったら、すごく……興奮するなって」

舐めまわす様に、新太は優兎の体を足元からゆっくりと見ていく。
新太の絡みつくような視線を感じながら、徐々に勃起してきている股間を確認したらしい優兎は、ほう、と小さくも熱のこもった息を吐く。
それから、一歩近づいて、メスの匂いを漂わせながらほほ笑んだ。

「んふ……♪ 光栄だわ、新太くんみたいな若い男の子に、そんなにエッチな目で見てもらえるなんて」

「優喜さんの次に好きだと思います、優兎さんのこと」

「ありがとう。ちゃんと優喜が一番って言ってくれるのは、わたしも好感度高いわ」

さらに一歩近づいて、新太の胸板に優兎は軽く乳房の先端を擦り付けてきた。
まだ三十センチ近く距離があるのに、優兎の規格外に大きく、下着に支えられて前に突き出た乳房は新太の体に触れてきた。
そのまま、優兎は軽く体を左右に揺らし、新太のことを挑発するように、乳房の先端で軽く胸板を愛撫してくる。
爆乳でなければできない、乳の大きさを見せつける愛撫に、新太の肉棒がズボンの中で一気に滾る。

「それじゃあ……今日は手でしてあげるだけじゃ、終われないわね。
どうしましょうか……ねぇ、新太くんは、どんなことがしたい?
あなたの要望も聞きながら進めた方が、成長も早いでしょうし。
なにより、頑張れるでしょう? きっと」

上目遣いに、新太の欲望を読み取るように顔を覗き込んでくる優兎。
その瞳に欲望を引き出され、新太は擦り付けられる乳房をしたからむんずと持ち上げた。

「ひゃ、ぁ、んぁ……ん、ふぅ……っ♪」

支えられているのに、手に収まらないずっしりとした質量と柔らかさを感じる。
同時、優兎の口からも期待感のこもった小さな喘ぎが漏れ、ますます興奮を誘った。

「俺……優兎さんの裸……見たいです。優兎さんの体、いっぱい触ってみたいです」

「ええ、いいわよ……♪
じゃあ今日は、わたしの体をいっぱい触って、女性の体に慣れる日にしましょうか」

新太が頷くと、優兎は一歩引いて、新太の手を取る。
そしてゆっくりと新太のことを窓辺のベッドへと導くと、先にベッドに座り、カーテンを閉めた。
「まだ夕方で少し明るいし、念のためカーテンは閉めさせてね?
明かりも……恥ずかしいからできればない方がいいんだけど……」

「常夜灯だけつけてもらえれば。差し込んでる光もあれば、十分見えますから」

「ありがとう。じゃあ……こっちに来て」

ちょいちょい、と自分の隣に手招きする優兎。
緊張しながら新太が隣に座ると、いたずらっぽく笑みを浮かべる。

「服はどうする?」

「えっ? ふ、服を……どうするって?」

「わたしの服、脱がせてみる? と思って」

「あー……なるほど……」

優兎の服装は、前に見た時とあまり変わらないロングスカートと、それに合わせて大人しいデザインのトップスだ。
脱がせるのに苦労しそうではない……が、女性の服を脱がせることが得意なわけもない。

「服を傷めたら申し訳ないので、今日は遠慮しておきます。そのうち、やらせてください」

「わかった。あー……でも、ブラは外してみたいんじゃないかしら?」

「ぜひ」

新太が間髪入れず前のめりに応えると、優兎は嬉しそうにはにかむ。
それから立ち上がって、さっさと服を脱ぎ始めた。
まずはスカート。
むっちりと、女性らしく肉のついたお尻と太ももが露わになって、新太は思わず見入る。
そして次に、トップス。
キャミソールなどは着ていなかったらしく、一枚脱ぐと、そのままブラが露わになった。深い海を思わせるブルーの生地に控えめな装飾は、優兎の清楚な服装から想像できる通りのデザインだ。
優兎の大きな胸を包み込むフルカップブラはかなりの大きさで、新太の頭も包み込めそうなほど。
見入るどころか驚愕していると、優兎は恥ずかしそうに身をよじる。

「あまり見られると……少し恥ずかしいわ」

「でも、勉強ですから」

「もう、優喜が恥ずかしがっていたらあまり見すぎちゃだめよ? 少しは遠慮しなきゃ」

「はい、じゃあ、その時は気を付けます」

言いながらも、新太は目線を優兎から離せない。
勉強だし、という言い訳を盾に、その優喜よりも女性らしい肉付きをした体を堪能する。
肉付きがいい――と言っても、腰回りはしっかりとくびれがあり、二の腕などもほっそりとしたものだ。鍛えているのかはわからないが、うっすらと筋肉のラインが見えている。

「うーん……すごいエロい……」

思わず素直な感想を口にする新太。
それに照れたらしい優兎は、少し慌てた様子で新太のことを立ち上がらせる。

「ほ、ほら、立って。新太くんの服、脱がせてあげるから。
せっかくなんだし、裸で触れ合った方が気持ちいいわ」

優兎に立たせられると、そのまま新太は服をてきぱきと剥かれていった。
特にいやらしさは感じない手つきだったが、最後にパンツを脱がせると、しなやかな指先で軽くぺニスを撫でてくれた。
ぞくりと背筋に走るむず痒い快感に新太が声を漏らし、勃起した肉棒を震わせると、優兎は嬉しそうに笑みを浮かべる。

「さ、それじゃあ、ブラを外してみましょうか?」

「はい! ……ちなみに、どうやって外せば……?」

「フックを三つひっかけてあるだけだから――あ、いや、今日のブラは四つだったかしら。
兎に角、一度後ろを見てみて」

優兎が背中を向けてくれるので、新太は少し身をかがめてブラのホック部分を観察する。
確かに、四つのフックが引っ掛かっているだけだ。外す方向さえ間違えなければそう難しいものではなさそうだったが、そんなことよりも。

「よくこんな小さいホック四つで優兎さんのおっぱいを支えられるもんだなぁ……」

縫製技術の高さに感心していたら、優兎がおかしそうに笑った。

「ふふっ。このブラは四つもついてるから珍しいのよ?
Eカップくらいまではホックが二つのブラが大半だし、それ以上でも三つくらいが多いの。
優喜のブラもホックは三つのものが多いんじゃないかしら」

「へぇ~……そうなんですね……ちなみに、優兎さんのブラのサイズは?」

「Mカップね」

「え……むっ?」

巨乳のブラ豆知識に感心しかけた新太だったが、優兎のバストサイズを聞いて思わず声を上げてしまう。
そんな新太の反応がおかしかったのか、優兎はくすりと笑みを漏らす。
そして振り向くと、深い谷間を見せつけるように胸を突き出しながら、指示を出してきた。

「それじゃあ、ブラを外してみましょうか。
意外と正面からの方が外しやすいし、その方が雰囲気も出るから。やってみて。
軽く抱きしめながら外すの」

「は、はい。やってみます」

少し緊張しながら、新太は優兎の体に腕を回す。
優兎の規格外のおっぱいサイズのせいもあって、ブラを外そうとすると、自然と胸板で乳房が変形して潰れた。
むにゅん、とたわむおっぱいに目を奪われていると、新太の意識を引き戻すように、優兎がペニスに指を絡みつかせてきた。

「うぁ……っ? ゆ、優兎さん?」

「ほら、今はブラを外す時間でしょう? おっぱいを見るのは外してから。ね?」

「は、はい……ちょ、あの、でも、優兎さんも手の動き止めてくれません……!?」

優兎は新太の腰を引き寄せると、ペニスを軽く握ったまま、自分の下腹部に亀頭を擦り付けていた。
ふにふにと柔らかな肌触りを亀頭で味わわされて、ペニスからじれったい刺激が下半身を駆け巡る。
もっと気持ちよくなりたいと思うと指先の動きが鈍り、そのまま優兎の手淫に身を任せたくなってしまう。
だが、優兎はイタズラをしかけながらも、新太の耳元に口を寄せて、ささやくように励ましてきた。

「ほら、頑張って……♪ 今日はわたしの裸、見るんでしょう?
それに、優喜だってこういうことしてくるかもしれないわよ?
それでこんなタイミングでうっかり出しちゃったりしたら、情けなくなっちゃうんじゃない?」

「それは、そう、かもですけど……っ」

「じゃあ、頑張って? ほら、ホックを外すだけ。
それと……優喜と実際にする時は、キスもしてあげるといいわ。わたしとはダメだけど。
舌を絡めあって、互いにエッチな気分を高めながら、下着を脱がせてあげるの……覚えておいてね……?」

耳元でささやかれるたび、新太は背筋がぞわぞわとして、肉棒が敏感になっていくのを感じていた。
このままでは本当に射精させられてしまうと、気合を入れなおすと、一気にブラのホックを外す!

「……ええいっ」

「ん……っ! 上手ぅ……♪」

解放された瞬間、ブラは乳房の重さに押されるようにしてずり下がる。
新太の体と、優兎のおっぱいに挟まれて、止まっているブラ。
優兎は少し恥ずかしそうにしながら、ゆっくりと体を離すと……ぱさりと、ブラが床に落ちた。
ブラから解放された優兎の乳房は、先ほどよりもずっと大きく感じられた。体の中心に集められていた乳肉が、少し左右に広がったせいだろう。

優喜のグラビア写真よりも、確実に大きいが、綺麗な形をしている。
ほとんど加齢を感じさせず、乳首はつんと上を向いていた。もともとやや上向きのおっぱいをしているのかもしれない。
乳首はやや濃いピンクで、先端はおそらく普通よりは大きいものの、やはり綺麗だ。
これからこのMカップおっぱいを好きにできるのだと思うと、新太はペニスからよだれが垂れてしまうのを感じた。

早く触りたい。押し倒したい。めちゃくちゃに揉みしだきたい。
新太が息を荒くしているのを見て、優兎はパンツも脱ぎ捨てると、ゆったりと、焦らすようにゆっくりとした動きで、ベッドに横たわる。

「ほら……新太くん。好きにしていいわよ、わたしの……体……♪」

「……優兎さんっ」

その言葉に、新太の理性が一気に緩んだ。
新太は優兎の体に覆いかぶさると、下腹部にペニスを押し当てながら、両手をその規格外の乳房に埋める。

優兎の乳房は、想像よりもずっと柔らかかった。指の隙間からあふれる乳肉。どこまでも沈んでいきそうなほど柔らかなそれは、スライムのようなというたとえがぴったりだった。
だが、スライムとは違い、しっかりとした綺麗な形を保つ滑らかな皮膚が一枚あって、それが反発を生む。
その反発がまた心地よく、指を食い込ませては押し返す感触に、夢中になって新太はぐにぐにと乳房を揉みしだいていった。
いっそ乱暴なほどの手つきだったが、優兎は苦しそうな顔をすることなく、むしろ求められる雌の悦びを味わっている様子で頬を紅潮させ、息を荒げていく。

「ぁ、っふ……んぁ……っ! っく、っひぅ……ぁぁぅ……んふぁ……っ♪
ああ……はげし……ぃい……っ! ん、っくぅん……っ」

悩ましい喘ぎに、新太は無意識に優兎の腹部にペニスを擦り付ける。 さきほどイタズラされたのもあって、ペニスの先端からは先走りがとめどなくあふれ出し、すぐにでも射精出来てしまいそうなほど昂っていた。
乳房と同程度には柔らかな下腹の薄い肉を突き上げられ、優兎も新太の限界具合を感じているのだろう。
乱暴に乳房を揉みしだかれる快感に喘ぎを漏らしながらも、優兎は下腹部に押し付けられるペニスに手を添える。
しっかりと手のひらに先走りを塗り広げると、カリ首に指を添わせるようにした。
まるで自分の手をオナホにするかのようにして、絶妙な力具合でペニス全体を締め付けながら、荒れた吐息に誘いの言葉を混ぜてくる。

「いいわよ……新太くん……っ。さっきイタズラしちゃったから、もう、限界よね……?出して、このまま、わたしのおっぱい揉みながら……おててオナホで射精してぇ……っ♪」

「っく……ぅう……優兎さん、そんな、いやらしい言葉で誘ってぇっ!
優喜さんの母親なのにぃっ」

「んぃぅうっ♪ ぁぁ、っふぁあ……おっぱいぎゅうってぇ……気持ちいい……っ!」

とても人妻とは思えない、子を産んだ母とは思えない妖艶な誘いの表情、蕩けた声音に、新太はたまらず腰を突き出し乳房に強く指を食い込ませる。
ただそこにあるだけで男を惑わせる柔らかな塊を、手のひら全体を使って味わい、同時にくにくにとカリ首と裏筋を丁寧に擦り上げる、両手で作られたオナホを堪能する。
新太はほとんど優兎とセックスしているような気分で腰を打ち付け、乳を揉み、やがて限界まで昂ると、最後に優兎の乳首を強くつまんだ。

それはたまたま、本能的な行動だった。目の前の、発情しきって乳房をいじるたびに太ももをすり合わせる淫らな女を、自分が射精する瞬間に絶頂に導きたいという。
だがその思惑はぴたりとはまり、乳首をつね上げられた瞬間、手の中でしっかりと射精を受け止め、優兎はだらしない嬌声を漏らした。

「はひぅううっ!? んんぅ、っぅ、っくぅうう~~……!」

「っはぁ……ぁあ……イけ……優兎さんも……イって……っ」

優兎の手の中に精液を吐き出しながら、新太は何度も指先で乳首を潰すように刺激していく。
乳房全体を丹念に捏ね上げられ、すっかり勃起した乳首への刺激に、優兎が耐えられるわけもない。
優兎は手で射精を受け止めながら絶頂するという、夫には味わわされたことのなかった快感を脳に刻み込まれていく。
新太もまた、優兎が絶頂しているのを指先から感じて、いつも以上の勢いで射精していった。
初めて自分の手で女性を絶頂させた興奮に、射精しながらもペニスは次の射精に備えて昂っていくのを感じた。

やがて一発目の射精が終わると、新太は一度乳房から手を離し、優兎は手を胸の上までもってきて、垂れ落ちるほどに大量に吐き出された白濁液と赤く指が食い込んだ痕が残る乳房を見比べて、嬉しそうにほほ笑む。

「もう……こんなに強くして……いっぱい出しちゃってぇ……ん……はぁ……
精液も、すごいにおい……いっぱい興奮しちゃった? おっぱい、揉むの初めてだった?」

こくりと、新太が頷くと、優兎は悦びを抑えきれない様子で口元をもにょもにょさせる。

「本当なら初めては全部優喜のものになった方がいいんでしょうけど、このくらいはきっと許してくれるわよね。
……ふふ。新太くんの初めて、もらっちゃった……♪
精液もこんなに出してもらっちゃったし……れろぉ……っちゅぱ……っはぁ……くちゅ……っ」

手のひらにべったりと着いた精液を、美味しそうに舐めとっていく優兎。
舐めとるたびに、優兎の体からあふれ出す色香に、新太の匂いが混じっていく。
いつの間にか新太の部屋の中は濃厚な性の匂いで満ちていて、新太は全身の感覚が敏感になっているような錯覚に陥るほどだった。
そして、すべての精液を飲み下した優兎は、相変わらず硬くそそり立っている肉棒に目をやると、ぺろりと舌なめずりをする。

「そういえば……新太くんにも、わたしの初めて、奪われちゃったの。知ってた?」

「えっ……なにを?」

「わたしね、実は乳首だけで気持ちよくされちゃったの……初めてなの。
あんな情熱的に揉んでもらえると思わなかったから……あと、夫はわたしのおっぱいにはそんなに興味なかったみたいで」

「そう……なんですか」

亡くなっているという夫の話に、新太は少しだけもやっとした気持ちになるが、すぐにしまい込んだ。
むしろ、優兎を初めて胸だけでイカせたという方が喜ばしい。

「嬉しいです、優兎さんを初めて胸だけで気持ちよくできた人間になれるなんて」

「ふふ、わたしも嬉しいわ。
まさか年下の男の子にこんなに激しくしてもらえる日がくるなんて思ってもみなかったから。
……けーど、それはそれとして、ちょっと落ち着いたみたいだからエッチの手ほどきの時間です」

ちょっと改まった感じで言われて、射精をして多少だが落ち着きを取り戻した新太は『う』と言葉に詰まる。

「やっぱ乱暴でしたか」

「そうね。ただ、初めてだったならしょうがないかなって。
だから、優喜とする時はどうしたらいいか、教えてあげる。ほら、おいで」

優喜は両手を広げて、新太を抱きしめるように待機する。新太はその誘いにすぐに乗ると、優喜の体に優しく覆いかぶさった。体重をかけないように、自分の体は自分で支える。

「そう、体重をかけ過ぎちゃうと負担になるから、自分の体は自分で支えるの。
けど、もう少しくらいならくっついて大丈夫。
おっぱいが軽くつぶれるくらい……肌が良く擦れあうように……」

言われた通り、丁度良い密着感を得られる体勢を探っていく新太。
ただ、勃起したペニスがどうしてもいろいろと引っ掛かってしまい、密着できる体勢になりにくかった。
そのことに優兎もすぐに気づいたのだろう。
新太のペニスに手を添えると、軽く股間を開き、秘所と太ももの間にペニスを導いた。
ぬるりと、亀頭に熱くぬめった感触が触れる。何度か味わった、口内の唾液の感触よりもずっと粘度が高く、そして熱い。
それが優兎の濡れそぼった秘所の入り口が吸い付く感触なのだと気づいた瞬間、新太は緊張に身を固くする。

「あ、あの、優兎さん……生で、入っちゃい、そうですけど……っ!?」

「大丈夫、この態勢なら新太くんが体を起こしたりしない限り入らないから、安心して?
それに……ちょっと興奮するくらいの体勢の方が、新太くんの特訓にもなるでしょう?」

「それはそうかもしれないですけど……っ」

にゅる、ぬる、と亀頭に愛液をまぶし、膣内へと誘う入口のヒダの蠱惑的な感触が、新太の理性を侵食する。
耐えがたい誘惑――だがこれも、いずれ優喜と結ばれる時のため。
そう言い聞かせ、どうにか理性を保ち、新太は呼吸を整えていく。
その様子を見て、優兎は嬉しそうに笑みを浮かべた。

「そうそう。女性を気持ちよくするときには、男の人の方は理性的じゃないと。
さて、それじゃあ、お勉強を始めましょうか?」

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