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5-1

優喜との初セックスの約束の日までは、あっという間に時が過ぎた。
風呂を覗きながら優兎の秘所を使って相互オナニーをするのは半ば日課になりつつあったが、それも本番前日は禁止。
とはいえ……優喜と新太の取り決めなど、優兎は知らない。
優喜との初セックス前日の深夜、こっそりと、優兎は新太の部屋にやってきていた。

「こんばんは、新太くん」

「優兎さん。
……あの、来てもらって悪いんですけど……明日が優喜さんとの初めてのセックスなので、今日は」

扉を開けて入ってきた優兎に、申し訳なく思いながら新太が言うと、くすりと優兎は笑みを漏らす。
その視線は一瞬、ねっとりと、ずっと膨らみっぱなしな新太の股間を舐め上げるように見つめたが、すぐに外される。

「ええ、もちろんわかってるわ。別に今日はエッチするために来たんじゃないの」

「えっ、そうなんですか」

「明日、本番だからため込んでいるんでしょう?
わたしは元々、娘のためにあなたを鍛えていたんだもの。本番の邪魔はしないわ」

先ほど見せた妖艶な視線から一転、穏やかにほほ笑み、そんなことを言う優兎。
それに、新太は、僅かに胸がざわつくのを感じた。

「あの……優兎さん。俺は前に言った、優兎さんも自分のものにしたいっていうの……本気ですよ?」

「ん……ありがとう。でも……」

視線をさ迷わせる優兎。それから、濁した言葉を飲み込んで靴を脱ぎ、部屋に上がる。

「とりあえず、飲み物でも入れましょうか。台所、勝手に使うわね?」

「……わかりました」

優兎がキッチンに入り、新太も部屋の中に戻った。
テーブルを拭いたりしてしばらく待っていると、優兎がコーンスープを二人分持ってやってくる。

「お待たせ。置いてあったの勝手に使っちゃったけど、よかった?」

「はい、大丈夫です」

「暑くなってきたけど……温かい飲み物の方が、寝る前はいいでしょうから。ゆっくりどうぞ」

優しい言葉に促され、新太は一口、コーンスープを口に含む。
その甘さに、胸の奥にわずかに残っていたざわめきが落ち着くのを感じ、ほっと溜息を吐いた。
そんな新太の表情を見て、優兎もまた一口コーンスープを飲んでから、再び口を開く。

「さっきの、わたしも自分のものにしたいっていう話だけど……」

「嘘だと、思ってます? セックスの時にただ、気分を盛り上げるために言ってるだけだろうって」

「ううん。あなたが本当に、わたしのことも女として見てくれているのはわかるわ。
そして、その気持ちは……すごく、嬉しいの。
本当はこんな気持ち、娘の彼氏に抱いちゃいけないのはわかっているんだけど……」

優兎は服をたわませるその大きな乳房の上から、心臓を軽く抑える。
抑えきれない胸の高鳴りを、無理やり押さえつけるように。

「正直に言うと……わたしは、亡くなった夫より……新太くんを愛しているって言えるわ。
普段の優しさも、セックスの時の荒々しさも、優喜を大切にしている真摯なところも。
全部、わたしは……愛してる」

なら、と新太が体を寄せようとすると、それを優兎は手で制した。

「でも、愛しているから、あなたにも優喜とちゃんと幸せになってほしいって、思ったの」

「どうしてです? 俺は、優喜さんと優兎さん、三人で幸せになるのが最高だって思っているのに」

「あなたはまだ、優喜とセックスしていないでしょう? それじゃ、ダメなの」

「ダメ……というと……?」

言いたいことがわからず、新太は不安に思いながら首をかしげる。
すると、優兎は一つ息を整えて、新太の正面に座った。
それから、そっと、新太の手を取って、まっすぐに目を見つめる。
真剣なまなざし――優兎の新たな一面に、新太の胸は不意に高鳴る。
でも、真剣な表情だから、しっかりとその言葉に耳を傾けた。

「愛している人とセックスすると、変わるわ。
体も心も繋がったら、あなたはもしかしたら、優喜だけを愛したいって心の底から思うことになるかもしれない」

「それは……経験ですか」

「ええ。だって、わたしはあなたに何度も抱かれて、心の底から、あなただけを愛して残りの人生を生きていきたいって思っているもの」

恥ずかしそうに、けど寂し気に笑う優兎。
そんな表情をされては、新太はそれ以上なにも言えなかった。
しかし、一応、確認だけはしておく。

「じゃあ……優喜さんと何度かセックスして、それでも優兎さんも自分のものにしたいと思っていたら、いいんですか?」

「そう……ね。
わたしのことも幸せにしたいって、思ってくれるなら……その時はもう一度、考える」

「わかりました。じゃあ、この話は、とりあえず終わりってことで」

「ええ。ごめんなさいね、大切な本番前日に、気負わせるようなことを言っちゃったかしら」

「いえ、気にしないでください。
優兎さんが俺のことも、真剣に考えてくれてるってことだと思いますし」

実際、新太は今、あまり悪くない気分だった。
別にもうやめましょう、なんて拒絶をされたわけではないのだ。
優喜との初体験もまだなのだし、ゆっくり考えればいい。
そう思いながら、優兎と手を離そうとした――が。
優兎の指は、徐々に、新太の指と絡みあい始めていた。
指先から犯すように――さわさわと。
まるで指先をペニスに見立てるようにして、根元から、先端に向かって、しゅ、しゅと。
扱きあげる動きに、新太は思わず声を上ずらせる。

「ゆ、う、さん? なにして……っ?」

「ああ……ごめんなさい。でも、もう一つだけ、お話があるの」

「は、話……?」

「ええ。そう。明日……優喜とのセックスが『終わってから』の話」

勃起したペニスに感覚をシンクロさせるように、新太の手を、ペニスに近い膝上に移動させて。
亀頭をいじめるように、新太の指先を擦り上げて。
ズボンの中でそそり立ち、震え、染み出るほどのオスのにおいを漏らすペニスを見つめながら、優兎は囁く。

「流石に初めてだと、優喜もわたしのようにはできないと思うの……
新太くんのおちんちんがおまんこに馴染むには、処女を失って、膣内の傷がふさがるまで待たないといけないと思うわ」

「それは……まぁ……そう、かも?」

「本当にわかってる? 明日……優喜相手に、一回しか射精できないのかもしれないのよ?
ずぅっと見て来た優喜とのセックス、全部ぶつけられないかもしれないのよ?」

少しだけ呆れた様子で、優兎はそっと新太の手から自分の手を離すと、そのまま手を新太の股間に伸ばした。
さわさわと、明日に備えて精液を量産し続けている、ずっしりとした玉袋を、挑発的に下からなぞりあげる。

「ここにたっぷり溜まった精液……出しきれないの。
それとも、無理やり優喜にすべて吐き出す? 最悪別れ話になるわよ?」

う、と新太は言葉に詰まった。
確かに処女の優喜相手に、いつも優兎にやっているようなセックスをするのはあまりにも負担が大きすぎるだろう。
だが、その後の『処理』を考えておかなければ、新太は自分が暴走してしまいそうになるのもわかっていた。
それくらい、優喜に対する想いは、性欲は、大きい。

困っていると――そんな困り顔を待っていたかのように。
優兎は甘いメスのにおいのする体を擦り寄せて、その豊満な乳房に新太の二の腕を沈み込ませて。
甘く、甘く、耳元でささやく。

「……明日、わたし、仕事の後は友達の家に泊まるって言ってあるの。
優喜に気を遣って、っていうのが表面上の理由だって、優喜も思っているでしょうけど」

ごくりと、新太は自分の喉が大きな音を立てて唾を飲み込んだのがわかった。
今は、優兎は、新太の体を愛撫などはしていない。
ただその蕩けるような柔らかな体を擦り付けて、全身からむせかえるようなメスのにおいを漂わせて。
ただ、とろとろの甘い声音で、ささやいているだけなのに。
勃起が、疼きが、止まらない。

「本当は……ふふ。明日、仕事もないし、友達の家に行くつもりもないの。
本当は……ここで。新太くんのおうちで、ずぅっと待っているつもり。
優喜と生セックスしたら、いいよ、って約束したものね?」

にちゅ、とどこからか水音がした。
見れば、優兎は、切なげにお尻を揺らして、太ももを擦り合わせている。
その腰がいやらしく揺れるたび、にちゅ、にちゅ、と、誘うような水音が響く。

「明日、終わったら、おちんちんが爆発しちゃうまえに、お家に戻って来るでしょう?
わたし、準備しておくわ。あなたが優喜にぶつけられない分の精液を、おまんこでぜぇんぶ……受け止める準備、しておくから……♪」

優兎は、そっと体を離し、立ち上がる。
そして、すっかり冷めてしまったコーンスープを一気に煽ると、一歩、また一歩と、新太から距離をとり、扉の方へと歩いていく。
待ってくれ、と新太は思わず声をかけそうになった。今からでも、吐き出させてくれと、頼みたくなった。
でも、それをたしなめるように、優兎は口許で指を立てる。
しぃ、と、妖艶な笑みの前で指を立てて言って。
それからゆっくりと……履いていたロングスカートを、持ち上げた。

「実はもう、準備、進めてあるの。こんなおばさん相手に、あなたが本気生中出ししたくなってもらうには、いろいろしなきゃって思っていて」

スカートの下には、クロッチ部分がぱっかりと割れた布切れみたいな薄紫のパンツがあった。
精緻な刺繍が優兎の白い肌に映える。
清楚で、だけど、いやらしいデザイン。
スカートを持ち上げたまま優兎はくるりとその場で回り、お尻の方も見せてくれる。
軽くお尻を突き出すと、にちゅりと水音を立てて秘所が開くのが分かった。
愛液はすでに太ももまで滴って、スカートの中に押し込まれ、熟成していた濃厚な性のにおいが、一気に部屋中に広がっていく。
食い入るように、優兎の下半身を見つめる新太。
だが、その視線を、優兎はスカートのすそを離して遮って、ドアに手をかけた。
流石にそれには、新太は今度こそ声をかける。

「ゆ、優兎さん……っ!」

「だぁめ……♪ 明日ね。明日。
ちゃんと、優喜とのセックス、頑張って? 教えたことを活かして、いっぱい気持ちよくしてあげるのよ?」

そして、それが終わったら、と。
扉を開けて、闇夜の中に溶けるように身を躍らせながら、優兎は微笑む。
淫らさを、ママの仮面に押し込めて。

「明日、ここで待っているわ……♪」

ばたん、と無慈悲に閉まる扉。
それを、新太は見送るしかできなかった。

×××

新太の部屋を出た後――優兎は、火照った体を覚ますため、アパートの前にしばらく佇んでいた。
どくん、どくんと、子宮が疼いて止まらない。
愛しい新太の精液を、明日注いでもらえると思うと、薬で抑えているはずなのに、排卵しようとしているのを感じてしまう。

「ん……ダメね、わたし……♪
優喜に心が全部いっちゃわないように、前日に、こんなふうに誘惑して……」

娘の幸せを願いながらも、新太に刻み込まれた女の悦び、そして、純粋に新太に惹かれ、その心を抑えられない自分をわずかに恥じる。
新太には、セックスしたら変わってしまうかもしれないから今答えを決めないでほしいと言ったが……もちろん、本心は違う。
このまま、娘とともに娶ってほしい。
娘よりも愛される時間は短いだろう。女としても。
それでもいいから、愛してほしい。
そんな風に強く願ってしまったから、罪悪感に負けて、優兎は新太に明日の約束をしにやってきた。やってきてしまった。
やってしまったのだ、もう。

「新太くん、どうするのかしら……」

明日のことだけを考えていれば、きっと幸せだろうに。
ついそれより未来のことも考えてしまって、優兎は夜空を見上げてため息を吐いた。
娘の幸せ。新太の幸せ。そして、自分の幸せ。
そんなことを考えていたら、さっきまで新太と一緒に居て、抑えきれないほど火照っていた体は、いつの間にか冷めてきていた。

「新太くんと、抱き合って眠りたいなぁ」

そんな日がくればいいなと、罪悪感と共に思いながら。
優兎はこっそりと、自分の家へ戻ったのだった……

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