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07 人前でお尻をいじられて

店内に響き渡る頓狂な声と思いもよらない反応。
同時に膣が今までにないほど強く締め付けられ、俺まで呻いてしまいそうになる。

「お……おほっ……!」

目の前にはヒクヒクと淫靡に蠢くフィリアのアナル。
その入り口は指を1本咥えるのがやっとで、とても排泄に使っているとは思えない綺麗なピンク色をしていた。

「へぁっ!? おひぃっ……♥」

ほんの少し腸壁を刺激されただけで感じるのだろう、関節を少し曲げただけで滑稽な声が漏れ出す。
尻たぶにはうっすら汗がにじみ、腰ががくがくと震えている。
情けなくもどこか淫靡なその様を見ていると、こっちまで心音が高鳴ってくるのを感じる。

「な、なんだ。動物みたいな鳴き声が聞こえたぞ!?」

だが躊躇なく喘いでしまったせいで他の客にも聞こえてしまったようだ。
少しだけ冷静になった俺は、一端ピストンをとめて話しかける。

「(声を抑えてくださいって。他の客があやしんでますよ)」
「(だ、だったらそんなところに指を入れるな! 汚いだろぉっ!)」
「(あ……はい)」

指を引き抜くと、名残惜しそうに括約筋が伸縮する。
気が緩むたびに開門しそうになり慌てて引き締める動作を繰り返すアナルは、何だかおまんこより活きが良いように思えた。

「(ぺ、ペニスの収まりがつかないのはわかったから。この際、お前の気が済むようにおまんこを使っていい。だ、だからそっちの穴は勘弁してくれ)」
「…………」
「(あうっ♥ 力強いの来た……♥ ほら、早く済ませてここを出るぞ……あんっ♥ あぅっ♥)」

硬いままの怒張を突き出す。
言うまでもなく、彼女のおまんこは陰唇の入口からヒダ一枚に至るまで極上だ。
ただピストンしているだけでも至福の快楽に包まれるのだが、1度興味が移ってしまうと気になって仕方がない。

「(あん♥ あんあんあんっ♥ 悔しいけどお前のペニスは凄いなっ♥ 熱くてたくましくて、認めたくないが私のおまんこと相性ぴったりみたいだ……♥ いいぞ、このまま出してくれっ♥)」

尻たぶをつかんでぐにぃと開く。
俺のちんぽが抽挿されるすぐ上で、はむはむと入り口の大きさを変える可愛らしい肛門が目に留まる。
まるで『おまんこと同じくらいこっちも可愛がって♥』と言われているみたいで……気付けば俺は、彼女のクリトリスを触って愛液を指に絡め取っていた。

「(んあっ♥ おまめと同時に刺激してくるなんてぇっ♥ 相変わらずエグいことを考えるっ♥ これじゃ声を我慢するだけで精一杯じゃないかぁっ♥)」

さっきは乾いたままだったからうまく入らなかったが、これならもう少し奥まで入るはず。
浅く開いたタイミングを狙って人差し指を後孔へ突き入れる。

――ズプリ。

「おっほぉンっ!!??♥♥♥」

再び素っ頓狂な悲鳴が上がり、尻がびくんと跳ね上がる。
しかも今度は明らかに色気まで含んでいた。

「(おっ……♥ おまっ……♥ ま、また指を入れてどういうつもりだ!?)」
「(そんなに恥ずかしがらなくても。まさか洗ってないんですか?)」
「(んぉっ……馬鹿言うな! ちゃんと皺の1本まで丁寧に洗っている!)」
「(だったらいいじゃないですか、ちょっとくらい)」
「良いわけな……んほおおぉっっ!!♥」

指をちんぽに見立てて出し入れすると、括約筋と腸壁が変動してうねりを伝えてくる。
押し込むときにはギュウギュウ♥
引き抜く時はチュルンッ♥
そのたびにフィリアは呻き声に似た低い喘ぎを繰り返した。

「(ん゛ぉっ! ん゛ぁッ!♥️ あ゛へぇっ♥️ お尻っ!♥ あうっ♥ あへっ♥ んおぉっ!♥ お尻攻めるのやめへぇっ!)」

声だけは必至に我慢しようとしているのが伝わってくるものの、意志に反して喉が動いてしまうのだろう。
およそ人間の発するものとは思えない滑稽でエッチな喘ぎがテーブルクロスの下から漏れ出てくる。

「(いつもよりずっとはしたない声ですね。もしかして感じちゃってます?)」
「(そんなわけな……お゛ほっ♥️ お前が指なんて押し込むから……んおっ! 空気が逆流してしまってるだけ――んほぉぉっ♥️)」
「(こっちの締まりまでよくなってるのに?)」
「んぉぉっ♥ お尻クチュクチュやめほぉーーんッ♥」

どうやら指を追い出そうとして力んでしまうとおまんこも力が入ってしまうようだ。
腰が跳ねるたびに膣内が収縮して中の淫肉がこれでもかと絡み付いてくる。

「(気持ち良さそうにしか見えませんけどねぇ。トイレのたびにそんな声出してるんですか?)」
「(お、お通じと違って入れられてるから声が出ちゃうだけだっ♥ お尻の穴触られても気持ちわりゅいだけだぁっ♥ だから今すぐお尻ほじくるのをやめりょぉっ♥)」
「(……グリグリグリ)」
「ん゛ほおおおおおおぉーーーーッッ♥」

――プシ、プシャッ♥

テーブルの下から響く牝吠え。
もうはっきりしたが、アナルもかなりチョロいようだ。

「(またイッたんすね。声を抑えてっていってるじゃないっすか)」
「(お……オ……っ♥ ひょうがないだろぉっ♥️ おひんぽと指が中で擦れあっへたまらないんだぁっ♥️ あぉんっ♥️ はひゅっ♥️ ん゛ほぉんっ♥️)」
「(でもこのままだと、周りもさすがに気付き始めてますよ)」
「(へっ……!?)」

こちらの席は壁際だが、他のテーブルとの距離はそこまで遠くない。
少し耳を傾ければ、こちらを訝しむ周囲の声は簡単に拾えてしまう。

「おい、あれ絶対ヤッてるよな……」
「ここからじゃわからないが、多分……」

まだはっきり見られたわけではないからセーフだが、テーブルの下に潜り込んだ女がいつまでも出て来ずに艶の入った声をあげていれば、注目を浴びてしまうのは道理。
しかも自分から進んで潜り込んだのだから、“そういうこと”をしていると勘繰られてしまうのは無理からぬことだろう。

「(あ……あぁっ!? やらやら見ないでっ! お尻をいじめられて喘いでるの見ちゃだめっ! セックスしてるとこ見ちゃだめぇっ!)」

周りの状況を察したフィリアは、デカ尻に冷や汗を浮かべながらおちんぽから逃げようと腰を振る。
そんな姿すらエロ可愛くて、さらに欲情した俺は容赦なく子宮口を攻め立てる。

「(ほらほら、ふんっふんっ)」
「(あひょぉっ♥ おっ♥ おっ♥ 奥ズンズンするなぁっ♥ あひゅんっ♥ おほんっ♥ ほんとにバレちゃ……んほおぉんっ♥)」

ちんぽの動きと合わせて尻穴をズポズポすると、それだけで軽イキするフィリア。
声だけはなんとか我慢しているが、代わりにテーブルががたがたと揺れて周囲の気を余計に引いてしまっている。

「なんてアホな声だ……」
「だけどなんだかムラムラしてきた……」

「(ほら、周りが聞き耳立ててますよ)」
「(や、やめりょっ♥ 聞くなぁっ♥ これは不可抗力なんだぁっ♥ おッッほぉぉーんっ♥)」

拒絶の意志を見せてはいるが、本気で逃げ出すような気配はない。
それどころかセックスを見られるかもしれないシチュエーションが性感を高めるスパイスになっているのだろう。子宮口を突くたびに膣が一段と締め付けてくる。

「(ぉんっ♥ ぉんっ♥ アクメ止まらないいっ♥ こんなの嫌なのになんでぇっ!?♥)」
「(くっ……とりあえず1発出しますよ……!)」
「(み、見られてしまうかもしれないのにイクのかっ!?♥ あっ♥ へひっ♥ ダメなのにっ♥ 人前でイクのダメなのにっ♥ ぉっほ♥ 私までイクっ……!♥ おっ♥ おっ♥ イクイクイクイクッ!♥)」
「(ああ、出る……っ!)」

――ビュルルルルルッッ! ブビュルッッ! ビュルウウウッ!

限界を迎えたと同時、子宮口の中心目掛けてちんぽを叩き込むと堰を切ったように精子が吐き出される。

「熱いのがまた中に……あ゛へっ♥ お゛っ♥ん゛ほおおおーーーん゛っ♥♥♥」

――プシャッ! プシュッ、プシャアアアアアーーーッ!

ほぼ同時にフィリアも絶頂。
昼間の店内であることを忘れて本気イキの潮を床へぶっかける。
その間も、俺は震える尻をがっしりつかんで長い長い吐精を堪能した。

「(あー、気持ちいい)」
「(はへ……ぁ……っ♥ んほーっ♥ んほーっ♥)」

ちんぽを引き抜けば逆ハート型のおまんこから入りきらなった精子が溢れてくる。
なまじ明るいせいか、物欲しそうに蠢く小陰唇が丸見えだった。
お陰でもう2度も射精したのにまた勃ってきた。

「(ダメだ、まだまだ収まりがつかない。もう1回いきますね)」
「(はぁ……はぁ……はぇ……♥)」

俺は弛緩しきって閉じなくなっている密壺に3度目の挿入をする。
あっさりと挿ってしまったおまんこ穴は、イキ疲れているせいかへばったまま。
膣内はトロトロのフワフワだからこれはこれで心地よいが、それでも少し尻穴をいじってやると。

「ふへっ!?♥ ん゛ほぉぉっっ♥」

腸壁をひっかいただけでおまんこはすぐに元気を取り戻してキツキツのキュンキュンな締め付けを再開する。
ついさっき使い始めたばかりなのに、もうすっかり肛門が発情スイッチになったようだ。

「(ぉっ♥ ぉっ♥ 出したばかりのザーメンがおまんこの中かき回して……あっ!♥ おっ♥ もうやめへぇっ♥ お尻の穴勘弁してぇっ♥)」

情けない痴態を見せられ、ペニスはあっという間に元のサイズまで張り詰めた。
2発も精を注がれ、ヒダの隙間まで念入りに刷り込まれた白濁液のおかげで内部はとろとろ。
ちんぽのエラが返しを打つたびにザーメンが掻き出され、淫壺の外で粘っこい雫を垂らしていく。

「あぉんっ♥ はぉぉんっ♥ ダメらぁっ♥ またイクっ! はへぇぇぇぇーーーん♥♥♥」

――プシャッ、プシシッ、プショオオオオオッッ♥

子宮口へちんぽを叩きつければ、尻たぶを波打たせてアクメ潮をまき散らす。
俺のほうもまるで絶倫になってしまったのではないかと思うほど、陰嚢が満たされ精子が充填されたのを感じる。
再び射精感がこみ上げてきたその時。

「すみません、お客様」
「「((!?))」」

突然、近くで響く女の声。
俺は咄嗟にメニュー表を盾代わりにして自らの股間とフィリアの尻を隠す。
振り返ると、そこにはさっきのウェイトレスが立っていた。

「な、何か用かね」
「他のお客様から不気味な声が聞こえてくると苦情が寄せられたのですが」
「そんなもん今の世の中そこら中で聞こえるだろう」
「お連れの女性ですが、テーブルの下で何をなさっているのでしょうか」
「んん、それはだな……」

このままではテーブルの下をのぞかれてしまうのは時間の問題。
なんとかうまい言い訳を考えなければ。
だがその時。

「(いやああっ! 見られたくないいぃっ! いや! いやぁっ!)」
「(なっ、ちょっと!?)」

――ギュウウウーーーッ! プシッ♥ プシッ♥

何を血迷ったか、この状況でピストンを再開するフィリア。
今までにないほどの尻振りに、俺は人前だというのにイッてしまいそうになる。

「(うぉうっ!? 待って! 人! すぐそこにウェイトレスがいますから!)」
「(やだやだ! 見られたくない! あ゛っ♥ お゛っ♥ 見つか――あへっ♥ おほっ♥ いやぁっ! あひっ♥ お゛ほぉッ♥)」

どうやら見つかる恐怖でパニックになってしまったらしい。
だが尻を振る以外どうにもできず、ちんぽイキと喘ぎを繰り返す負のスパイラルを生み出してしまっている。

「テーブルの下が騒がしいですね。一体何をなさっているのでしょう」
「ま、待て近寄るな! くっ、腰使いがさらに激しく……!」
「ずいぶん動揺しておられますね。まさかとは思いますが、破











などしてはいないでしょうね」
「ば、馬鹿言え……!(お願いだから一旦おまんこ止めて!)」
「(いやいやいやぁっ! あへっ♥ おほっ♥ んっほぉぉーーーッッ♥)」

絶体絶命の状況にも関わらず、すっかりイキ癖のついたおまんこは壊れたようにアクメするばかり。
早く誤解を解かなくてはならないのに、パニック腰振りピストンが気持ち良すぎてまともに思考が働かない。

(ええい、ままよ!)

こうなったら死中に活。
俺はあえてちんぽを突き立ておまんこを攻め立てる。
もう1度射精してすっきりした頭で考えるためだ。
ついでにアナルもほじくり倒してやる。

「おひんっ!?♥️ お゛ホぉんっ♥️ おひりほじっ……ひゃへぇっ♥️ お゛っ♥️ お゛っ♥️ おおおおんっ♥️ イグイグイグッッ!♥ またイ゛ッちゃうううッッ♥」
「ぐうううっ! 出るっ!」

――ドビュルルルルルッ!

赤の他人の視線を受けながら、俺は陰嚢の奥からありったけの精子を膣奥へと吐き出した。
快感で陰茎が何度も跳ね上がり、そのたびにが視界が明滅する。

「ひゃいいいっ♥️ 熱々のどろどろが流れてくるぅっ!♥ こんなのもうイグッ♥️ お゛っ♥️ お゛ぉっ♥️ お゛っ♥ お゛っほォーーーっっンッッ!!!♥️♥️♥️」

――プッシャアアアアアーーーッ!♥

大絶叫とともに、逆ハート型おまんこの中心から激しいイキ潮が放たれる。
こんな状況でも子宮口はしっかりと亀頭に吸い付いて精子をせがんでくる。
そのくらいいくらでも飲ませてやるが、思い切り叫んでしまったのはまずかった。

「おいおい今の声は!」
「確定か!? 本当にヤッてるのか!?」

案の定、周囲の視線が一切に集中する。
だが気持ち良さで頭が真っ白になっている俺に妙案が思いつくはずもない。
人前で射精したのは大失敗だったようだ。

「私にも今しっかり聞こえましたよ、品性を欠いたケダモノのような声が。しかも貴方まで恍惚の表情を浮かべてどうしたというのです」
「知らん、気のせいだ!」
「もう1度お尋ねします。テーブルの下に何を隠しているのですっ!」
「うう、黙秘するぅ!」
「まだ白を切りますか! かくなる上はこの目で確認するのみ!」

次の瞬間ウェイトレスはテーブルクロスをむんずと掴み取ると、全てを白日の下に晒すべく捲りあげようとしてきた。

「やめろ! エッチ!」
「ぉひんっ♥」

引き剥がされてはたまらないと、俺はすぐさまフィリアの尻穴から指を抜き放って両手で抵抗する。
しかし射精直後で思うように力が入らない。
止むを得ず俺はちんぽも抜いて体勢を整える。

「あひゅっ♥」

ぽっかり開いたおまんこから大量の白濁液が溢れ出す。
蜜口からザーメンを溢れさせるおまんこを見ていると性懲りもなくちんぽがムラムラしてくるが、さすがにもうそんな場合ではない。
こうなったら隙を見て逃走するしかないが、どうやらそれも叶いそうにない。

「いよいよドスケベな声の正体が明かされる!」
「はぁはぁごくり……!」
「ウェイトレスがんばれー!」

この通り、店内の客が俺達の小競り合いをばっちり見物しているからだ。
これで下半身を丸出しにしていることが露見すれば、俺達は永遠に酒の席でのネタにされてしまうことだろう。

「おまけに栗の花のようなにおいまでしてきました! さあ覚悟なさいっ!」

言うまでもなくそれは膣から溢れ出したザーメンによるもの。
よく似ていると言われるが、栗の花なんぞ嗅いだこともないからさっぱりわからない。
いや今はどうでもいい。このままでは万事休す――

(――待て、これだ!)

その時、俺の頭に電撃が走る!

「か、花粉症だっ!」
「……は? 何ですって?」
「だから花粉症だ。連れの女はひどい花粉症持ちで、どうやら栗の花粉にあてられたようなんだ!」

店内の全員に聞こえるよう叫ぶ。
これだ。
この窮地から脱するには、もうこれしかない。

「か、花粉症? 栗の花で……? この町に栗畑なんてあったかしら……?」
「俺も知らんがあったようだな。この臭いが証拠だ」
「……仮にそうだとして、テーブルの下に引きこもるのと何の関係が」
「わからねえか、くしゃみだよ」

知っての通り、花粉症は鼻がむず痒くなってくしゃみが止まらなくなる。
だが混雑時の店内でそんなものを連発したら飛沫が散って衛生的にもよくない。

「だから止む無くテーブルの下に潜ったんだ。不可抗力ってやつだ」
「つ、つまりさっきから聞こえていたのは全部く







だと!?」
「その通り。生理現象とはいえ痴態に変わりはないからな。こちらとしては穏便に済ませたかったんだが」
「に、にわかには信じられません……!」
「まあここまで騒ぎが大きくなっちまったら仕方ねえな。確認させてやろうじゃないか。というわけですんません、顔だけ出してもらっていいすか」
「……ふぇ?♥️」

尻をペチンと叩いてフィリアを促す。
すっかりへばりきっていたものの、彼女はどうにか身体を動かすとテーブルの下から顔だけを覗かせた。

「うっ」

思わず口元をおさえるウェイトレス。
セックスのし過ぎでアヘりまくったフィリアの顔は、端正な顔を汗と涙と鼻水と涎でかつてないほどグッチャグチャになっていた。

「うげっ、みっともねぇ表情……!」
「あんな美人がなんてツラしてんだ……!」

客達も露骨に顔をしかめている。
本来ならばアクメ顔を人前に晒すなど、己の尊厳を崩壊させかねない暴挙。
だがそれも計算のうち。
何故ならそのみじめな様相は、重度の花粉症の症状に似ていなくもないからだ。
そして全員がドン引きしている今こそ好機。
俺はその隙に手早くフィリアのパンツをはかせて自らのズボンも上げると、平静を装って立ち上がる。

「おい、俺の女を悪く言うんじゃねえ。はぁ、こうなるとわかっていたから隠したかったんだ」
「ぐぐぐ……! たしかにこれは花粉症の症状……! で、でも……!」
「ところであんた、破廉恥がどうとか言ってたな? まさか俺達が店内でおっ始めたと思ったのか? そんな証拠がどこにある?」
「っ!? いえ、その……!」

言葉に詰まるウェイトレス。
いかがわしい行為の根拠はフィリアの喘ぎ声のみ。
現場を押さえられず目撃者もいない今となっては、何を言っても当てつけになってしまうと理解したのだろう。
はたして俺の勝利は確定した。

「まあいい。症状も収まったようだから俺達はお暇させてもらうぜ。ほら、立てますか?」
「あぅ……♥ 俺の女って……♥」

なんだか顔を赤くしているが、俺はフィリアに手を貸して身なりを整えさせると、食事代の銀貨を置いて出口へ向かう。
何か言いたそうな奴もいたが、俺が睨みつけるとそれ以上は追求してこなかった。

「ああ、そうそう。テーブルの下に飛び散った鼻水が垂れてるかもしれねえから掃除しといてくれるか。妙な疑いをかけてくれた件はそれでチャラにしてやるからよ」
「うぐぐ! かしこまりました……!」

勝者の権利でウェイトレスにきっちり引導を渡す。
こうして咄嗟の機転で窮地を脱した俺達は、無事に酒場を出立することに成功したのだった。

「くっ、あのバカップル共……次来たときは絶対に現場を押さえてやるわ。ああもう、まさか鼻水の掃除をさせられるなんて最悪……って、おげぇっ!? おい待て! この床にぶちまけてあるのはどう見てもザーメンとマン汁じゃねーか! 逃げんなこらァ!」

後ろで何か聞こえたので、まだへろへろのフィリアをお姫様だっこした俺は大通りを全力で駆け抜けた。
やれやれ、また出入禁止の店が1つ増えちまったな。

――――

「はああぁーーっ!!」

――ズシャッ! ズバッ! ズギャッ!

「グエッ!」
「ウギャアアッ!」
「ヒィィィ!」

フィリアの構える剣が閃き、ダンジョン内に魔物の断末魔が響き渡る。
だが正面の敵を倒したのも束の間、さらに奥の魔物へ斬りかかり、あっさり両断。
間髪入れず次へ――さっきからずっとこんな感じで目についた魔物に剣を振るいまくっている。

「はぁはぁ……! もう全滅とは他愛ない奴らめ……!」
「……さっきからずっと荒れてますね」
「うるさい! ふんっ」

それだけ言って目を合わせもせず先へ行ってしまうフィリア。
慌てて後を追う俺。
酒場でのひと悶着から数刻。どうにかダンジョンへ向かった俺達だったが、彼女は正気に戻ってからずっと不機嫌だった。

「待ってくださいって。この辺から魔物も罠の数も増えてきますから」
「知らん! 今の私は魔王でも止められんから平気だ!」
「危ないですからもっと慎重に行きましょうよ」
「お前に慎重がどうとか言われたくない! 店の中だということも忘れて何発も膣に出して……!」

どうやらさっきのことがお気に召さなかったらしい。
最初に誘ってきたのは彼女のほうなのに、理不尽だった。

「こっちは声を抑えるのが大変だったんだからな! 時と場所を考えろ!」
「ははは。気持ち良すぎてつい」
「ついじゃない! まったくお前という奴は!」
「でも避妊薬もらっといて良かったすよね。お陰で気兼ねなく中出しできますし」

教会からもらった避妊薬は朝と晩に飲めば1日中効果を発揮するらしい。
さすがにこう何発も出していたらいつあたってもおかしくないため、俺達の必須アイテムと言えた。

「……っ。そ、そうだな。もしできてしまったら大変だよな……」
「? どうかしたんすか?」
「なんでもない。それはともかく、尻をいじったのはやり過ぎだ!」
「えー、あんなに声色まで変えてよがってたじゃないすか」
「よがってない! 本当に気持ち悪かったんだからな! いいか、今後絶対に尻は触るなよ! 絶対だぞ!」
「それフリですか?」

俺の言葉には答えず先へ行ってしまうフィリア。
あんなにオホオホと声を出していて気持ちよくないはずないのだが。

「……って、待った! そこっ!」
「へ? なっ――!?」

フィリアが足を踏み出した先には、魔法陣の影。
止めようとした時にはもう遅かった。
まるで淫紋の罠を踏み抜いた時の状況を再現するかのように、フィリアの体が光に包まれる。
ただあの時と違うのは、今度は桃色ではなく紫の光に包まれたことだった。

「だ、大丈夫ですかい?」

膝をついたまま固まるフィリアに駆け寄る俺。
あの時と違うところがもう一点あった。
それは彼女がおなかではなく、お



に手を回していることだった。
やがて震える声で。

「し、尻が……」
「へ? お尻?」
「尻が……! お尻の穴が熱い……っ!」

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