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「くはぁ……気持ちいいのう……」

湯船につかりながら、七穂様はほうっとため息を吐いた。
七穂様に甘やかされながら性処理をされるというとんでもないことをした後、私は彼女に身体を洗ってもらった。
お湯をかけられ、手でさすられ……それだけならまだしも、その豊満な肢体を使って身体を洗おうとしてくるものだから、射精したばかりだというのにまた股間がいきり立ちそうになった。
背中に量感のある乳房をこすり付けられたり、腕を股間で挟んでニュルニュルと押し付けられたり……。
私が必死に我慢しているのを、七穂様はとても面白そうに見て笑っていた。
そうして、ようやくその責め苦から解放され、私たちは湯船につかっているのであった。

「はふぅ……」

心底気持ちがいいとため息を漏らす七穂様。
それは別にいいのだが、生温かな吐息が首筋にかかってとてもくすぐったい。
今の体勢は、七穂様が後ろから私を抱きしめているような形。
普通は男女逆だと思うのだが、どうやら彼女が後ろから私を抱きしめたかったみたいで、こういう形になっていた。
……背中に圧倒的な存在感を放つ巨乳が押し付けられて、形が潰れている。
くっ……。そういう雰囲気ではないのに、男根に血が集まっていく。

「あ、あの……どうしてこんなに私を甘やかしてくれるんですか?」

私はふと気になっていたことを尋ねることにした。
気を紛らせないと、また逸物が硬くなってしまいそうだったからだ。
七穂様は私を抱きしめながら、考える仕草を見せる。
抱きしめられたことによって、さらに乳房が押しつぶされて……別のことを考えろ!

「ふーむ……そうじゃのう。お前様の過去がかなり厳しいもので、それでもがんばったお前様に母性がくすぐられたというのも大きいのう。妾に子供ができたような感覚じゃ」

子供とあんなエロいことはしないと思うんですけど……。

「まあ、もう一つ付け加えるなら……妾も一人でいることに疲れてしもうたのかもしれん」

私は後ろから七穂様に抱きしめられているため、彼女の顔を窺うことはできなかった。
ただ、その声音は、普段私に接してくれるような余裕のある大人のものではなく、親とはぐれた子供のような心細さがにじんでいた。

「妾もこの迷い家の家主になってから、ずっと一人だったからのう。何百年と一人で過ごしてきた。客人はめったにやってこんし、迷い家の特性上、人と接するわけにもいかんしな」

……やっぱり、普通の人間ではない。
だからと言って、私が七穂様から逃げるとか、そういうことはないが……。
何百年と一人で生きるのは、とても厳しいものだろう。
人は他人と接しないと心が壊れてしまうという。
それは、たとえ人でなかったとしても、同じく言葉と感情を持つ彼女もまたそうなのかもしれない。

「ああ、一応時折遊びに来てくれる友人はいるんじゃぞ? ただ、それも何十年に一度くらいだからのう……」

苦笑いしている雰囲気が伝わってくる。
そうか。七穂様は完全に独りぼっちっではなかったのか。
そのことにホッとすると共に、なまじ人と話して一緒にいることの楽しさをしっているからこそなおさら孤独を感じることだろう。

「じゃから、妾は寂しかったのじゃ。端的に言えばのう。そこに、お前様がやってきてくれた」

ギュッと後ろから抱きしめられる。
もはや、胸の感触がどうとか、一切考えていなかった。
ただ、彼女に応えるように、私は前の方に回されている細い腕を握った。

「お前様は自覚していないかもしれんが、凄いことなのじゃ。迷い家に遭遇するだけでも超幸運。一度帰ってから二度もやってきたのは、迷い家の長い歴史でもお前様が初めてじゃ。そう考えると、お前様は妾と出会うために生まれてきてくれたのかもしれんのう」
「七穂様と出会うために……」

それは、やけにしっくりと私の心に埋まったような気がした。

「お前様には、感謝しとるよ。その感謝と、お前様に対する母性で、何でも世話を焼きたくなってしまうのじゃろうなあ」

そう言って頬をこすり付けてくる七穂様。
すべすべの肌触りのいい肌なので、私はまったく不快な思いをすることはなかった。
むしろ、私の肌の産毛は少し硬いので、『ちくちくするのじゃ』と楽しそうに笑う七穂様。
……この彼女の言葉を聞いて、私も言っておく必要があると思って、口を開く。

「……私は、自分が生まれてきた意味はないと思っていました。ただ……」

親からも望まれず、友人に裏切られ……誰からも必要とされなかった。
しかし、七穂様はそんな私を求めてくれているのである。必要としてくれているのである。

「七穂様のために生まれてきたというのが答えだとしたら、私はとても幸せです」

その言葉は、とても自然に口から出てきた。
こう話そうとか、この言葉を選ぼうとか、そうったことはなく。
自然と感情のままに話したら、こんなことを言っていたのである。
……少し恥ずかしい。だが、七穂様には伝えておきたかったことだ。

「…………?」

しばらく反応を待つが、何も返ってこない。
……あれ? もしかして、私が勝手に盛り上がっていただけで、引かれてしまったか?
おそるおそる振り返ってみれば……。

「~~~~ッッ♡」

何とも形容しがたい顔をしている七穂様がいた。
いや、美しいままだ。真っ赤な瞳も、本来は青白いがお湯のせいで少し赤らんだ肌も、端正に整った顔も、どれも。
ただ、こう……とんでもなくこみあげてくるものをこらえているような……噴火間近の火山のような印象を受ける。
そして、それはすぐに噴火した。

「お前様ぁ! くうううう……なんということを言ってくれるのじゃ! 堪らんぞ!」

ガバッと抱き着いてくる七穂様。
私も振り返っていたので、正面から彼女の抱き着きを受け止めることになった。
それだけならいいのだが、七穂様はちょっと飛びながら抱き着いてきたので、私の顔面は豊満な胸に埋まることになった。
い、息が……!

「いかん。めっちゃ濡れてきおった。お前様、性交するぞ」
「ええ!? この感じでですか!?」

何だか良い雰囲気だったのに、一気にぶち壊しにかかってくる七穂様。
良い雰囲気といっても、エロいことをこれからするというようなものではなく、こう……家族愛的な温かさがですね……。

「妾がいっぱい甘やかしてやるからな。母のことも癒しておくれ」

しかし、どうやら七穂様は限界のようだった。
普段の冷静で大和撫子のような清楚さは消え、発情した獣のよう。
とはいえ、私もまったく嫌ではないので、受け入れるのであった。

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