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「んっ、ふっ……ぢゅっ、ちゅっ。お、お前様? そろそろいいのではないか?」

七穂と唇を合わせる。
プルプルの瑞々しい唇は、男のかさついたものとは比べものにならないほど心地よかった。
口を密着させながら、その閉ざされた空間で舌を蛇の交尾のように絡ませ合う。
お互い、唾液をたっぷりと付着させて絡ませているので、にゅるにゅると逃げあう。
積極的に舌を動かしているのは、七穂の方だった。
明人が逃げようとすると、必死に追いすがってきて絡ませてくる。
普段の余裕がある態度とは大違いだ。
その理由は、明人の実行している焦らし作戦だろう。

「はぁ……」

口を離せば、ねばっと唾液の糸が引く。
それほど激しく唾液交換をしていたのだ。
至近距離から見る七穂の顔は、本当に美しくて整っていた。
今は少し蕩けたようになっており、青白い頬が軽く火照っているのだが、何よりも真っ赤な瞳がドロドロと暗い炎を宿していることが目を引いた。
彼女は明らかに期待していた。
それは、明人が先ほどから焦らすように愛撫を続けていることが問題だった。
キスはする。胸も揉む。抱きしめもする。
だが、大きな快感を生み出してくれる場所には、決して触れようとしなかった。
乳首も、陰部も、決して。
それが、七穂にとってはもどかしくて仕方ない。
つい先ほど絶頂をしたとはいっても、こうして性欲を昂らせるようにじりじりと愛撫されては、再び身体が出来上がってしまうのも必然。
だが、そうして出来上がらせた当人である明人は、決して最後の一線を越えようとはしない。
七穂のもどかしさは、頂点になっていた。

「んっ、あっ……お前様、なっ? もうよいぞ。妾の中に帰ってきても」

七穂の中から出て来たわけではないのだが……。
胸を揉みながら、明人は困惑してしまう。
しかし、すぐにその豊満な乳房に夢中になったので、その苦笑もなくなる。
大きいし、形も崩れずツンと上を向いたままだ。
一度Fカップの女性とそういう関係になったことがあったが、七穂のはそれ以上である。
青白い肌にはシミ一つないし、薄い色素の乳首は硬く立っていて可愛らしい。
そこから時折ピュッと白い液体が噴き出している。
母乳と汗でしっとりとした肌の感触になっており、ずっと触っていたくなる。
ビンビンにいきり立っている乳首を指で押しつぶしたくなる衝動に襲われるが、我慢だ。
これは、七穂を焦らしているのだから。

「はぁ、はぁ……のう。どうしたんじゃ、お前様?」

七穂の吐く息が荒くなっている。
全身に浮かび上がっている珠のような汗も非常に多くなっている。
明人はその問いかけに答えることはなく、彼女の細い腕を掴んで持ち上げる。
さらされるのは、ツルツルの綺麗な腋。
近くに寄って見ても、剃り残しなどは一切なかった。
もしかしたら生えないのか、なんてことを考える明人だが、陰毛があるのにそれはないだろうと思い直す。
どちらにせよ、彼的にはわき毛はあまり好きではないので、ありがたい限りである。
顔を近づけて匂いを嗅げば、ツンと鼻を突くような汗の匂いだ。
しかし、不思議と男のそれと違い、すぐさま顔を背けたくなるようなものではない。
女性だから? いや、七穂だからかもしれない。
彼女から発せられる匂いは、何でも明人の股間に響くもののような気がする。
ヘタをすれば、小便くらいまでなら興奮してしまいそうだった。
流石にそこまでやってしまうと色々とマズイことは自覚していたので、明人は踏みとどまったが。

「ひんっ!? お前様! 変態じゃったのか!?」

腋に溜まった汗をベロンと舌で舐め上げれば、悲鳴じみた声を上げる七穂。
その弱弱しい声に、明人は驚きとちょっとした嗜虐心が湧いてくる。
七穂がその気になれば、明人なんて簡単に突き飛ばすことができるだろう。
だというのに、それをしない。
腋という敏感な場所を舐められていることもあるだろうが、何よりも大きいのは、明人に対する甘さだろう。
七穂は、ビックリするほど彼に甘い。
彼女の力でとっさに突き飛ばせば、明人が怪我をすると危惧していた。
だから、強烈な羞恥を感じていても、突き飛ばすことができなかった。
その優しさを感じ取り、明人は笑みを浮かべる。
しかし、それでも彼が彼女の腋から顔を離すことはない。

「んっ、くっ……ぁっ!」

七穂は腋を舐められることで感じ始めていた。
だが、もちろんこれで絶頂できるほどのものではない。
さらに、ついでとばかりに豊満な胸も無遠慮に揉みしだいている。
決して、ビンビンに勃起している乳首には触れないようにしながら。

「んふう……何でちゃんとやってくれん? 反抗期か?」
「……七穂様。私、お願いがあるのですが」

少し見当違いのことを呟く七穂に、明人は切りだしてみる。
ごくりと喉を鳴らしていることから、彼の緊張が伝わってくる。

「む? 何じゃ、言うてみい。お前様のお願いなんて初めてで嬉しいのう。何でも応えてやるぞ。欲しいものも全部やるぞ。くふふっ」
「本当ですか!?」
「おうおう、本当じゃ。くふふっ。喜んで愛いやつじゃのう」

明人の顔を胸の谷間に抱きしめながら、愛おしそうに頭を撫でてくる七穂。
相変わらず彼に対して甘々である。
しかし、この甘さだと、仕事をもらえるかもしれない。
明人はそう感じて、楽観的な考えすら頭に浮かべながら言った。

「では、お仕事ください!」
「ダメじゃ」
「!?」

即答で却下である。
何でも応えてくれると言っていたのに、七穂はあっさりとひるがえしていた。

「お前様は今まで一生懸命頑張った。誰にも助けられることなく、助けを求めることもなく。たった独りで……」

憮然としたように頬を膨らませ、唇を尖らせる七穂。

「じゃから、これからは甘えて人生を過ごして良いのじゃ。必要なことは、全て妾がやろう。食事も、入浴も、就寝も。妾が全部やってやるからな」

ニッコリと笑って、蕩けさせるようなことを言ってくる。
ますます、明人をダメにしていく。
本当に全てを七穂に任せて、彼は何もせずにただ堕落した生活を送るだけのダメ人間に堕とされそうになってしまう。
しかし、自分に活を入れて奮い立つ。
それでは、本当にただのお荷物になってしまう。

「いえ! 私も七穂様に恩返しがしたいのです!」
「性処理で十分じゃ」

ぶすっとした表情を隠さない七穂。
割と子供っぽくて、微笑ましくなってしまう。
……が、子供らしいと尚更マズイ。
こういう状態になった子供は、非常に頑固である。
決して自分の主張が通るまで機嫌を直すこともないので、大変だ。

「そ、それ以外にもです!」
「ダメじゃ」

案の定である。
ぷいっとそっぽを向いてしまう七穂。
それでも、明人のことを突き飛ばして離そうとはせず、むしろ強く抱きしめてくるところが愛おしい。
柔らかな感触が全身に伝わってきて、ただそうしているだけでも幸せである。
だからこそ、明人は七穂に恩返しがしたいのだ。
死ぬことばかりを考え、行動していた自分を受け入れてくれた彼女に、何か力になりたいのだ。

「……ならば、私にも考えがあります」
「む?」

だから、ここで引くことはできない。
明人の雰囲気が少し異質なものになっていることに気づいたのか、七穂は目を丸くする。

「七穂様、お覚悟を」
「む、むう……」

彼は修羅となり、七穂をアヘらせるのだ!

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