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私はフラフラとしながら廊下を歩いていた。
朝からたっぷりと精液を搾り取られたのだから、全身から力が抜けるような感覚に陥るのは当然だろう。
まさか、起きたとたんからあの二人の勝負が始まっているとは……予想外だった。
歩いている私は一人だった。
七穂様と一緒に行動しても不思議ではないはずなのだが、私が遠慮なく乳内射精をしてしまったために、彼女の胸部は酷く汚れてしまっていた。
『お前様の匂いが身体からするのは嫌いじゃないぞ』と七穂様は仰るが、流石に精液の匂いを一日中漂わせているわけにもいくまい。
そのまま放置していたらカピカピになるだろうし、彼女は身を清めるために私と離れていた。
自分が吐き出したものなのだから自分が処理するのが当然かもしれないが、ニヤニヤとしながら胸を開いて待つ七穂様に私が近づいて行って身を清めると……それだけでは済まなくなりそうなので、申し訳ないがお任せした次第である。
七穂様が仰るには、すでに食事の準備を桔梗様がしてくれているらしい。
桔梗様も料理ができるということに少し驚きながらも、超常の存在である二人にそのような家事をやらせていることに申し訳なさを感じる。

「おはようございます」
「おはよう、あきひと」

そんなことを考えていると、桔梗様が待っている部屋についていた。
小さな彼女は身体を全部隠せてしまうのではないかと思うほど大きなエプロンを身に着け、私を迎え入れてくれた。
……いや、あれは普段七穂様が身に着けている割烹着か。
桔梗様が今は付けているようだが、体格に大きな違いがあるため、子供が大人の服を着ているように見える。
なんだか、親の手伝いをしている子供を見ているようで、思わずほっこりしてしまう。

「……なんかその目は嫌いだ」
「す、すみません……」

ジトっとした目を向けてくるので、すぐに謝罪する。

「あの……食事を用意してくださったとか……」
「うん。きいが作った。美味しいと思うから、いっぱい食べてほしい」
「へえ!」

台所は桔梗様が立つには少し高すぎるような気もするが、何かしらの踏み台を使えば問題ないのだろう。
しかし、彼女の手料理というのも少し……いや、かなり楽しみだ。
なんというか、子供が自分のために一生懸命料理をしてくれたという親心のようなものが芽生えてしまう。
たとえ、どんな料理が出てきたとしても、完食してお礼を言おう。
そう思っていた私の前に、桔梗様の手料理が置かれる。

「はい、召し上がれ」

どん! と効果音があるように置かれる料理。
それは、サラの上に乗せられた光り輝く人参だった。
…………ん?

「……これは?」
「人参だ。見てわからないのか?」

やれやれと首を横に振り、微笑ましいものを見るような目で見られる。

「いや、わかりますけど……」

そのまま!?
しかも、金色の輝いているんですけど!? 黄金人参って凄くないですか!?
そもそも、素材そのものだから料理ではないよね。
いや、別にいいのだ。桔梗様が私のために何かをしてくれるというだけで、とても嬉しい。
だが、まさか人参そのものを置かれるとは……予想外だった。

「食べないのか? きいの作ったものは食べられないか……」

これ作ったの? もぎ取っただけじゃなくて?
そんな感想が出てきてしまうが、少ししょんぼりとした桔梗様を見て気持ちを切り替える。
善意で私のために用意してくれたものを、食べられないはずがない。
……黄金の人参っていうところは凄く怖いが。

「いえ! いただきます!」

お皿の上に乗せられてあった輝く人参を手に取る。
もしかしたら、金メッキでも塗られてあるのかと思ったが、手触りは普通の人参である。
いったいこれはなんなんだ……?
やはり、今まで見たことのない異質の人参に躊躇してしまうところはあるのだが、キラキラと期待に目を輝かせる桔梗様を裏切るわけにもいかず……パクリと口に入れるのであった。

「あ、美味い」
「そうだろう。きいの自信作だからな」

しかし、そんな不安を吹き飛ばすように、口の中に入れた人参の美味しさが弾けた。
ふふんと自慢げに胸を張る桔梗様は、とても可愛らしい。
お世辞で言ったわけではなく、本当に美味しかった。
人参を美味しいと感じることは今までなかったため、非常に新鮮である。

「美味しかったです。ありがとうございました」

結局、私はあっさりと全ての黄金人参を食べることができた。
一本だけなのでお腹が膨れたということはないのだが、少なくとも昼食までに空腹で困ることはないだろう。

「うん。でも、足りないだろう? ちゃんと他のものも用意してあるんだ」
「え、そうなんですか?」

これ以上凄いものを見せられても困るのだが……。

「ほら、気づかなかったのか?」

そう言ってくるりと回転する桔梗様。
気付かないって……。

「なっ……!」

ぎょっと目を見開く。
それもそうだろう。
なぜなら、彼女がクルリと背中を向ければ、そこには衣服がなく肌色が惜しげもなくさらされていたのだから。
ぷりっと上を向いた小ぶりな臀部もはっきりと見えてしまっている。
ま、まさか、これは……裸エプロンならぬ裸割烹着!?
かなり特殊だが非常に厭らしい。

「あきひとは疲れているみたいだからな。そんなあきひとに言うことがある。教えてもらった」

驚愕している私に、近づいてきて言う桔梗様。
七穂様に朝からガッツリ抜かれてしまったのが疲れた原因で、かつそんなことになったのはあなたとわけのわからない勝負を始めたからなんですけど……とは言えない。

「こほん。言うぞ?」

喉の調子を整え、真っ赤な目で私を見上げてくる桔梗様。
体格差がかなりあるので、そのままコロンと背中から倒れてしまいそうなほど見上げている。
本来ならしゃがんで目線を合わせるべきなのだろうが……今はそんなことができないほどうろたえていた。
何を言うのだろうかと戦々恐々としていると、彼女は私の手を小さな両手で握り、キラキラとした目で言った。

「大丈夫? おっぱい揉む?」
「揉みます」

…………はっ!? わ、私はいったい……?
自分でも気づかぬうちに答えており、桔梗様の力に戦慄するのであった。

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