31
「ほれ。寝ろ寝ろ。妾たちに全部任せておけばよい」
「わ……っ!」
ぐいっと強く引っ張られ、明人はよたよたと倒れこんでしまう。
幸い、柔らかな布団の上だったので、痛みは一切感じることがなかった。
仰向けに倒れこむと、優しく頭を抱きかかえられて太ももの上に乗せられた。
それをした七穂は、ご満悦の表情である。
彼の衣服はいつの間にかはぎ取られており、黄金人参のせいでビンビンに勃起している男根がさらされてしまう。
「おお。すっごく元気」
明人の下半身の近くに座り、じっと間近から凝視する桔梗。
ツンツンと指で興味深そうに突いてくるのがこそばゆい。
「あー……じゅる、じゅるるっ」
「おぐっ……!」
小さな口を目いっぱい開けて含んで、唾液でたっぷりと満たされた口内で男根を扱かれる。
それは、非常に上手い動きだった。
先ほどの手コキは拙い感じだったのに、どうして口の奉仕だけはこんなに慣れているんだと驚愕する明人。
「どうじゃ、気持ちいいか? 妾が教えてやったのじゃ。こういう風に口を使えとな」
そう言ってべっと七穂は舌を出す。
舌の腹には、サクランボの茎だろうか? それが結ばれていた。
舌だけでそれを結んだとすると、驚くべきことである。
それができる人は舌の動かし方が凄いと聞いたことがあるが、七穂はその舌技を桔梗に伝授したようだ。
勝負している相手なのにいいのだろうかと疑問に思う。
「目で見ない方が気持ちいいかもしれんぞ。ほれ」
「んぶっ……!?」
七穂が身体を倒して、明人の顔面に豊満な乳房を垂らしてくる。
視界は柔らかくて温かい乳肉でいっぱいになり、桔梗の口奉仕を見ることはできなくなった。
口元に桜色の乳首をあてがわれたことから、吸えという意図があるのだろう。
「ぢゅるっ、ぐぽぐぽっ! ぢゅるるるるっ!」
見えないからこそ、より敏感になる。
桔梗の口内で男根を扱かれ、快楽を強烈に感じる。
敏感になっている亀頭を舐められ、カリ首を唇で食まれ、陰茎をよだれでベトベトに汚される。
腰がビクビクと震えてしまうほどの快感を、目が見えていないからこそ感じた。
「んんっ! 元気な赤子じゃのう。いっぱい吸って大きくなるのじゃぞ。んっ、あっ……♡」
その快感に何とか耐えようと、明人は七穂の乳首に吸い付く。
彼女を気持ち良くさせようとか、そんな考えは吹っ飛んでしまっていた。
ただ、強く形が伸びるほど吸引するだけの、本当に子どものようだった。
七穂はそれでも嬉しそうに微笑み、自ら乳房を搾るように揉む。
すると、口の中でプシャッと母乳が弾ける。
それをゴクゴクと飲み下しながら、激しい口淫に何とか耐えようとする。
「こ、こら! 噛んだら痕がつくじゃろうが! ぎっ、ひぃっ……♡」
男根を刺激される快感に耐えるために、明人はつい七穂の乳首を強く噛んでしまう。
ぎりぎりと上と下の歯で挟み、引っ張る。
すると、七穂は悲鳴を上げて身体を起こそうとするが、彼が乳首にかみついているためそれもできない。
先ほどよりも多い母乳が噴き出すので、それを飲み込むのも大変だ。
顔に当たる豊満で重たい乳房にはじんわりと汗が浮かんでおり、ミルクと汗の甘酸っぱい匂いがガツンと頭を揺らす。
汗に濡れたしっとりとした果実が顔面をひんやりと冷やしてくれる。
さらに、その暗い視界の中で男根を激しく舐めて啜られていると……。
「んぶぅっ!?」
あっけなく射精してしまうのは自明の理だった。
乳首に吸い付いているため、出ることを言うこともできなかったので、桔梗の小さな口の中で溢れた精液はその頬をすぐに膨らませたことだろう。
パッと噛み付いていた乳房を離せば、ビクンと震えながら七穂が身体を起こす。
そして、下半身を見れば……。
「……ドロドロ」
「す、すみません……」
口から精液を溢れさせた桔梗が、ジトッとした目で明人を睨みつけていた。
ずっと乳首と母乳を含んでいたため仕方ないと言えば仕方ない。
ただ、涙目になって口から精液を吐き出している彼女の姿は、子供のような容姿も相まって、背徳感があって非常に興奮させる。
「お前様ぁ……。妾の乳をよくも乱暴に……。ほれ、見よ。歯型が付いておるではないか」
「すみません!」
ゆらりと立ち上がり、明人を見下ろす七穂。
怒っているともとれる雰囲気だが、頬が上気してガクガクと脚を震えさせていることから、あまり威圧感はなかった。
「ダメじゃ。お仕置きじゃ」
七穂はそう言うと、ふわりと飛びあがって仰向けになっている明人の上に跨った。
だぷんと揺れる歯型のついた乳房が素晴らしい。
そして、射精したばかりだというのに、黄金人参の効果で勃起したままの逸物を掴むと……。
「くはああああ……♡」
ズプリと挿入してしまったのであった。
桔梗のそれとは違い、しっかりと根元まで挿入することができている。
陰毛同士が絡み合ってこそばゆく、ダラダラとこぼれてくる愛液でそれが湿っていく。
「ふっ、ふっ、うっ、ふっ♡」
七穂は大きく脚を開けて両腕を付くと、腰だけを上下に激しく振り始めた。
ジュップジュップと水音が鳴り響き、愛液が弾ける。
結合部は一気に白く泡立ち、淫靡な匂いをむわっとあふれさせる。
ダプダプと安産型の臀部が上へ下へと大忙しで、太ももに当たるとバチンバチンと肉が弾ける音を鳴り響かせる。
そのダイナミックな腰の振りとぬるぬるとした膣内の締め付けは、歯をギッと強く噛みしめなければ我慢できないほどだった。
「あきひと。きいのおっぱいも飲んで」
今度は交替とばかりに桔梗が明人の眼前に近づく。
膝枕はしないのだが、彼の顔の隣に座って身体を倒してくる。
そうすると、小柄な体躯に不釣り合いなほど実った巨乳が垂れて、明人はまたその乳首に吸い付いて彼女から母乳を啜るのであった。
腹の中が母乳でたぷたぷになりそうなのだが、何とか飲み下していく。
多分、今げっぷでもしたら凄く甘ったるい匂いがするだろう。
「うっ、ふっ、うっ、うっ♡」
バチュ、バチュ、バチュ、バチュ!
激しく叩きつけられる安産型のお尻。
濡れそぼった膣内をゴリゴリと男根が削れば、苦しそうな嬌声を上げる七穂。
「んっ……いっぱい飲んで。ふっ、あっ……♡」
七穂の時ほど強く噛むことはないが、何度も優しく甘噛みすればピュッピュッと桔梗の胸から母乳が溢れる。
彼女はそれだけではなく、小さな手を伸ばして男の乳首をカリカリと細い指で弄り始めた。
ミルクを与えながら乳首を弄ってくる幼女……こんなの、この迷い家でしか見られない光景だろう。
「ほら、出せ。出せ、出せ♡」
「いっぱい気持ち良くなっていいからな♡」
激しい騎乗位でのお尻の上下。
乳首をカリカリと刺激され、口には生温かい母乳が満たされる。
「んおおおおっ♡」
ビュルルルルルルルル!
バチュンと強くお尻を叩きつけられ、もはや隙間が一切なくなるほど密着する。
ショリショリと陰毛同士が絡み合い、愛液でベトベトになる。
男根が子宮口に強く押し付けられ、七穂の胎に精液が満たされていく。
「はぁぁ……本当に母になってしまいそうじゃなぁ……♡」
「むっ。きいもお母さんになるぞ」
ご満悦といった表情の七穂に、不満顔の桔梗。
精液を搾り取られて、全身から汗を流して脱力する明人。
「(ダメだ。このままだと、私は本当にマズイ)」
明人は戦慄していた。
何がマズイかと言うと、何もかも搾り取られてしまう。
まだ午前中である。だというのに、彼はもう何度射精した?
そもそも、あまり性欲が強くない方なので、かなりきつい。
七穂や桔梗のような美しく可愛らしい女性から求められると考えると贅沢だと思われるかもしれないが、本当に枯れてしまう。
「(……これは、やるしかない!)」
明人は決意する。
ヤられる前に、ヤる!
「うっ……!?」
パン! と腰を打ちあげる。
ゴチュッと子宮口をいきなり押し上げられた七穂は、目を向いて驚愕する。
「んぁうっ!?」
フルフルと揺れていた目の前の乳首に、吸い付く。
いや、吸い付くというより、もはや噛み付くだろう。
母乳がプシャッと弾ける。
「お、お前様?」
「あきひと?」
何をするのかと目を見開く二人。
ひたすら甘やかしセックスをしようとしていたのに、その甘やかし対象が動いたことによってその前提が覆されそうとしているのである。
自分が枯れる前に、彼女たちを満足させるしかないのだ。
それしか、自分の生き残る術はない……!
「お二人とも、覚悟してください」
スッと立ち上がった明人を見上げて、戦々恐々とする二人。
彼はそんないたいけな彼女たちに向かって、手を伸ばすのであった。