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第十話:下手くそのバラード(寝取り電話/イチャラブ正常位)

「ねね、教えて! お願い!」
「え、ええ……? そんなこと言われても、教えるほどのことじゃ……」
「だ、だから、その内容とか……っ!」
「内容と言われても……。……ってかマジ、沙綺どしたん? 話聞こか?」

ある日のお昼休み。
僕が園崎くんと一緒にお弁当を食べていると、教室の端っこの方で、天櫛さんが友人と思しきギャルに、しきりに何かを聞いていた。
よくわからないが、結構な必死さが窺える。

「なんか最近、天櫛って落ち着きねーな」

もぐもぐとあんパンを頬張りながら、園崎くんが言う。
天櫛さんの変わり様は、彼も気にするところなのだろう。
ただ僕も気になる。今の天櫛さんの様子は、荒ぶる鬼神に対する気持ちの変化とは、また別の何かに囚われているかのようでもあった。

「あ……、もしかして……!」
「園崎くん、何か心当たりが?」
「彼氏出来たんじゃないか!? いやそうだ、絶対そうだ!」
「はは……、よくわからないけど、そうかもしれないね」
「ちっくしょー……、誰だよあの天櫛を彼女にしたラッキーボーイは……! ……てか歌垣、それやけに気合いの入った弁当だな?」
「あ、はは……。まあ、ね」

僕が食べているのは、手作りのお弁当。
ご飯に梅干しに唐揚げに卵焼きにトマトにレタスにと、栄養バランスも取れている。
実はこれ、鈴乃さんが僕のお弁当だけは作ると言って作ってくれた物だった。
どうやら朝昼夜と三食を作ってくれる金山さんに張り合ってるみたいで、やっぱり可愛い人だなと思ってしまった。

「歌垣さ、生徒会が用意した寮に移ったとか言ってなかったか? それで弁当? 料理出来ないって言ってなかったか?」
「あ、いや、これは……」
「……オイオイオイオイオイオイなんだよブラザー水くさいな、もしかしてマジで彼女出来たのか? その子に作ってもらったりとかしてんのか!?」
「ええ……」
「誰だ!? やっぱ会長か!? 副会長か!?」
「ちょ、ちょっと園崎くん、声が大きい……! そうじゃなくて、これは……!」

珍しく正解を口にする園崎くんをなだめる僕。
騒ぐ彼の相手をする僕の耳に、ふと、天櫛さんの友達の声が耳に入った。

「てか沙綺、今さら男に送るためのメッセージの書き方とか聞いてどうすんの。やっぱあれか? グラビアアイドルとかやってっと、男の子と付き合う暇とかないんか? 処女かよお前〜」
「ちょっ……!? やめ、やめてよもう!」

ケタケタ笑いながら処女と口にする天櫛さんの友達。その子の口を、慌てて塞ごうとする天櫛さん。
クラスの何人かの男子は、処女という言葉を噛みしめるように頷いている。
本当かどうかはさておき、その言葉が出て来て天櫛さんが慌てたという事実が、彼らに興奮と感動を与えてしまったのだろう。
そしてクラスのもう何人かの男子、仲村くんなんかは、よく言うよといった感じの笑みを口元に浮かべている。
そうだ、僕や彼は天櫛さんが処女じゃないことなんて、とうに知っている。
学園風俗に所属する人間なら、誰しもが知っていることだから。

しかしそんなことよりも注目すべきは、彼女の友人が口にした言葉、男に送るメッセージの書き方、だ。
どういう意味だろうか。
グラビアアイドルで日本中の男子のオカズである天櫛さんが、彼氏候補まで抱えている三巨頭のトップである天櫛さんが、今さらメッセージの書き方を?
送ったことがないなんてこともあるわけないだろうし、意味がわからない。
わからない、わからないが、何か重要なヒントがそこに隠されている気がした。

「天櫛……処女かー……。そっかー……」

園崎くんの意識はとっくに天櫛さんの処女に移行してしまったようで、ひとまず僕のお弁当からは興味が失せたようだった。良かった。
これで僕は安心して、天櫛さんの攻略に頭脳を動かせる。

───放課後。
どうしてもこなさなければいけない生徒会の仕事が出来てしまい、手の空いている人間はそこに駆り出されてしまった。
いつの間にか日も流れ、夏休み前の期末テストを目前にして、表の行事である終業式兼夏の交流パーティーが近づいていた。今や恒例になりつつあるらしい。
それに使う紙皿やコップ、箸やスプーンといった小物の買い出し、個人や部活による出し物の準備がそれだ。
解放された時にはとっくに日も暮れていた。
それでも鈴乃さんの計らいで、少しだけ早く上がらせてもらった僕は、ひとまず三巨頭の誰かがいないかと地下に向かった。

「あれ……、歌垣。今からか?」
「ああ、仲村くん」

更衣室に入ると、今にも帰ろうという男子が多い中、紙パンツから制服に着替えようとしている仲村くんがいた。
彼の身体にはたくさんの噛み跡が付いていて、甘いメスの香りが僅かに漂っていた。

「今から向かっても、あんまり女の子残ってないぞ」
「うん、ちょっと生徒会の仕事があってさ。でも、なんか……ほら、誰かいないかなって思って」
「ははは……、お前も染まってきたな。いいんじゃないか、たまには時短の即尺即ハメってのも」
「はは……、そうだね。……っていうか仲村くん、身体凄いね?」
「この噛み跡か? 前にちょっと言ってたろ、お気に入りの女の子といい感じになりそうだって。その子が俺の彼女になってさ、もう毎日こんな感じで大変なんだ」
「そうなんだ、良かったね。……痛そうだけど」
「実はちょっと前から危険日でもヤってて、それで……どうも生理が遅れてるみたいなんだ。もしかしたら、そのままデキ婚するかもな。ちょっと遠慮してたけど、表の方でも恋人って宣言しようって話しててさ」
「うわ……、おめでとう! その時は是非僕に教えてよ。生徒会役員として、仲村くんの支援の手続きをしたいんだ」
「俺達を、仕事に慣れるための練習に使うつもりだな?」
「ばれたか」
「もちろんそうするよ。だからお前も頑張れよ、歌垣」
「うん、ありがとう」

そう言って着替えた彼は、更衣室を出て行った。
たぶんきっとこれが、僕や鈴乃さんが目指している物なんだ。ごく普通にセックスを楽しみ、オスとメスが出会い恋をして、そして結婚する。
こういう場を作りたいんだ。
だから僕は、紙パンツに着替える。そしてトイレに向かい、マスクを着ける。
荒ぶる鬼神となって、バランスブレイカーを堕とすために。

ホールに出ると、人はもはやまばらだった。
着替えて休憩所に向かう人、今まさに奥の部屋から出て帰ろうとする人、ホールのソファでなんてことのない雑談をする人。
閉店間際の学園風俗は、なんだかまったりしている。
しかしその奥の片隅で、一組の男女が何か言い争いをしているのが見えた。
揉め事ならば生徒会役員としても放ってはおけない、僕は気付かれないようにそっとそちらに向かう。
するとそこにいたのは、下着姿の天櫛さんと、同じく紙パンツ姿の、例の彼氏候補である桶井くんだった。
天櫛さんはピンク色の、マイクロビキニのような布面積の少ない下着を着けていた。
乳首も股間も必要最低限の部分しか隠しておらず、後ろは紐だけでもっちりしたお尻が丸見えだ。

「なあ天櫛、なんで相手してくれないんだ?」
「……ごめんね。ちょっと気分が……」
「気分が悪いんなら、なんで下着姿でここに出てきてるんだ? 誰かの相手をするつもりだったんじゃないのか? なら俺と……!」
「ごめん……」
「さっきからごめんばかりだな。……もうここも閉まるっていうのに、ずっと立っててどうするつもりなんだ。なんだよ、誰か他の彼氏候補でも……!」
「……ううん。桶井くん以外の彼氏候補は、みんな切ったよ」
「そ、そうか。じゃあ俺が一番じゃないか」
「うん……、そうだね」
「……まあ天櫛も気分転換も必要だろうし、俺もそこまで重い男じゃないからな。まあ明日にでも相手してくれよ」
「うん……」
「じゃあな」

桶井くんはどこか腑に落ちない様子で、彼女から離れる。
彼だけじゃない、きっと今日の天櫛さんは、ずっとずっとああやって言い寄る男達を断ってきたのだろう。
ただ一人、僕のことだけを待って。
そう確信した僕は、そっと彼女の前に立つ。

「”天櫛先輩”」
「っ……!」

僕が彼女の前に現れた途端、弾かれたように抱きついてくる天櫛さん。
頭に浮かんだのは、まもなくだ、という言葉。

「もしかして先輩、ずっと俺を待っていたんですか?」
「あっ……、えと……!」
「嬉しいです。天櫛先輩がそんな風に俺を待っていてくれたなんて」
「あのっ……あの、あたしっ……!」
「……先輩?」

相変わらず何かを言い淀む天櫛さん。
しかし次の瞬間、意を決したように天櫛さんは僕の腕を掴み、学園風俗の奥へと駆け出した。もの凄い力と、もの凄い勢いで。
その向こうには、地下二階への階段がある。

「せ、先輩?」
「ごめんっ! ちょっと来て!」

天櫛さんに連れられて、僕は地下二階へ階段を駆け下りる。
誰もいない廊下を、ほぼ丸見えの爆桃尻をたぷたぷと左右に揺らしながら走り、そして奥の部屋に僕を連れ込む。
天櫛さんの部屋は、この前訪れた八色さんの部屋よりも僅かに豪華と言おうか、装飾品が煌びやかなように見えた。
そして天櫛さんは僕をベッドの縁に座らせると、自分もその隣に腰掛ける。

「こ、ここはね、あたしが自由に使っていい部屋なんだ! ゆっくりしていってね!」
「そうですか……、ではお言葉に甘えて。でもどうしてここへ?」
「っ……!」
「上の部屋じゃなくて、どうしてこの場所に連れて来たんですか?」
「そ、それ、それはっ……! こっ、こ、これ……!」

彼女は焦りながら、慌てて落としそうになりながら、僕の目の前に手を差し出す。その手には、彼女自身のスマホが握られていた。
すると天櫛さんは、必死の形相で僕へと言葉を搾り出した。

「あっ、あ、あっ! あたしと! OINE交換して下さいっっ!」
「……え?」
「OINE! アドレス! 交換!」
「え、ええ……、アカウントなら持ってますけど……。またどうして……」
「こっ、交換する! 仲良し!」

カタコトの日本語しか話せていなくて、なんだか舞い上がっているようにも見える天櫛さんの肩に、僕はそっと手を乗せた。
一瞬、びくっと震える彼女は、脅えた風に僕を見る。

「……落ち着いて下さい。交換はいいですけど、何がどうしたんですか? 俺のことを待っていたんですよね? セックスはいいんですか?」
「セックスしちゃうと……、もうわけがわからなくなっちゃうから、OINE交換するなら今しかないって……」
「なるほど、確かに。それはわかりました。でもどうして急にOINEなんて……」
「だ、だって……!」
「はい?」
「だってしょうがないじゃないっっっ! わかんないんだもんっっっ!」

急に大声を張り上げる、天櫛さん。
しかし彼女は、自分が大声を発したことに驚き、表情を暗くして、俯いてしまう。

「……ごめん。ごめんなさい。許して……。ごめんね」
「え、ええ……、別に気にしていません。でもどうしたんですか本当に、わかんないって……何が?」
「……わかんないの。本当に、本当にわからないのっ……!」
「ですから、何が?」
「男の子になんて言えば振り向いてもらえるのか、わからないの……! なんて告白したらいいか、わからないのっ……!」

彼女の言葉に、僕は無言で驚き目を見開く。
なんて言えば振り向いてもらえるかわからない、とは何だ。
彼氏候補を何人も抱えていた彼女が、なんて告白したらいいかわからない、とはどういうことだ。
だが天櫛さんは、その言葉が真実であることを裏付けるように、照れか恥ずかしさか、耳まで真っ赤になっていた。

「あの……、その男の子って、もしかして俺のことですか?」

天櫛さんは、無言でこくりと頷く。

「……あたし、自慢じゃないけど小さい頃からモテて、グラビアアイドルやり始めてからはひっきりなしだった。学校でも現場でも、お化粧して可愛い服を着れば、イケメンの人達に誘われて、告白された。何もしなくても男の子が寄って来て、色んな人と付き合った。だから恋に困ったことなんてなかったし、学園風俗にも、もっといい彼氏が出来るかもって二つ返事で入ったんだ……」
「なるほど……」
「ずっと言い寄られて、それをオッケーって言うだけだった。プライベートでも仕事でも学園生活でも、ずっとそう。そうやって何人も彼氏候補を作った……。でも……でもあたし、勘違いしてた……!」

天櫛さんが、ぎゅうっと拳を作る。
悲しそうな顔で膝の上で握られた拳は、僅かに震えていた。

「新入生くんに抱かれてからずっと、ずっとあなたのこと考えてるの……! 今までこんなことなかった、きゅうぅって胸が締め付けられるように疼くことなんてなかった……! 引き止めたい、離れたくない、傍にいて欲しいなんて、自分から思ったことなかった……! そこで初めて気付いたの、これが本当の恋なんだって……! ……でも、わからなかった。何もわからなかった。こんなに色んな男の子と付き合って、色んな人に抱かれたのに、あたしは恋をした男の子に、あなたが気になりますって、自分からアプローチするやり方が何一つわからなかったの……!」
「天櫛……、先輩」

だからか。だから彼女はずっと、僕を前にして言い淀んでいたのか。
天櫛さんはとっくに、荒ぶる鬼神の僕に恋をしていたんだ。
けど僕の興味を引きたくても、そのやり方がわからない。OINEを交換したくても出来ない、したとしてもどんなメッセージを送っていいかわからない。
だから急に天気の話をしたんだ。宿題の話を、映画の話をしたんだ。
だからあの友達に、メッセージの送り方を必死に聞いていたんだ。

「言っちゃった……、あはは。言っちゃった。馬鹿みたいだね。……かっこ悪い。あたし、こんなに恋愛下手くそだったんだ。グラビアアイドルとか、三巨頭だとか、そんなのに浮かれて……。……ああ、そもそも今までのって恋愛だったのかな。ただちやほやされて、セックスしたいだけの男に言い寄られて、いい気になってただけなのかも」
「それを言ったら僕だって同じだと思いますよ。顔も見せない、セックスするだけの男なんて……」
「……違うよ。新入生くんは違う。だって、二回目にあたしを抱いた時、とっても優しかった。別れるのが寂しかったあたしに、最後に戻ってキスしてくれた。……頭とろけそうだった♡ セックスも相性もぴったりで、何度もイって、本当におまんこ溶けてちんぽと一つになっちゃうかと思ったし……♡ この人の赤ちゃんなら産みたいって、本気で思ったんだ……♡ だからもう、顔とかそんなの、どうでもいい……♡」

天櫛さんの手が、持っていたスマホと一緒に、僕の両手を握る。
しっかりと、離さないようにしっかりと。そして、僕の目を見る。
きっと今までで、一番澄んだ瞳で。

「すっ……、す、すっ……! あああっ! だめ! だめだめ! すー……、はー……。……ごめん、あの、聞いて下さい」
「……はい」
「す、好き……、です。あなたが好きです……! だから……、あの、OINE交換……して下さい……」

語尾に向かうにつれて、だんだんと声が小さくなる。
おそらくは恋愛下手の天櫛さんの、生まれて初めての告白。だからセックスしたいじゃなくて、OINE交換したいと言った。
セックスよりも何よりも、僕という人間を引き止めたかったんだ。

「……見て下さい、天櫛先輩」
「え……? ……あ……♡」

僕は見せつける。
天櫛さんを今すぐ押し倒したくていきり立つ、勃起ペニスを。
紙パンツを突き破らんばかりにそそり立ち、その先端は大量のカウパーが溢れて染み出し、パンツの色を変えていた。

「すっご……♡ ほんっとおっきい……♡」
「天櫛先輩に告白されて、種付けしたくなりました。……でも先輩、実は俺には、もう恋人がいるんです」
「え……っ」
「俺の愛しい人です」
「い……、嫌……! 嫌ぁっ……!」

天櫛さんの手が、腕が、僕の腕に絡む。決して離れないとばかりに。
そしていつの間にか彼女の瞳からは、先ほどまでの澄んだ色は失せ、燃えるような嫉妬の色が浮かんでいた。

「嫌、絶対に嫌! 絶対に離れない! あなたみたいな人、この先もう絶対に会えないもん……! ねえ、あたしにしよ? あたしの方がいいよ。ね? あたし、あたしにしようよ、ねえ……!」
「大丈夫。俺も天櫛先輩のことは好きです。本当に……、恋人にしたくて、俺の子供を産ませたいくらいに」
「じっ、じゃあ……!」
「条件があります。……難しいことじゃないですよ。簡単な話です。それを受け入れてくれたら、俺は天櫛先輩を彼女にします」
「なに? 何をすればいいの? 何でもする、何でもするから……!」
「三つあります。一つ、まず彼氏候補と別れて下さい」
「する……! 今すぐする!」
「一つ。……もうピルは飲まないで下さい。そしてもう、俺以外の男とはセックスしないで下さい」
「なっ……! なんで、それ知っ……! ……ううん、もう今さらだよね。何でもお見通しなんでしょ? どうでもいい。そうして欲しいなら、あたしするよ。三巨頭なんてもう、どうでもいいの」
「最後の一つ。僕は別の女の子と同等に天櫛先輩を愛します。……それを受け入れて下さい」
「ハーレム……ってこと?」
「簡単に言うとそうです。……どうですか?」
「……わかった。いいよ」
「いいんですね? 本当に?」
「だって、あたしも愛してくれるんだよね? あたしを、孕ませてくれるんだよね? 一生離れなくてもいいんだよね?」
「はい。絶対に。一生一緒です」

僕がそう答えると、天櫛さんは笑った。
淫靡に、可愛らしく、そして恐ろしく。

「……なる♡ あたし、恋人になる……♡ 全部受け入れるから……♡」
「ありがとうございます。俺……いえ、”僕”、嬉しいです。……顔なんてどうでもいいんですよね? ”天櫛さん”」
「え……?」

僕は彼女の前で、マスクを脱ぎ捨てる。
歌垣蓮の顔を、彼女の前に晒す。
彼女はぽかんと口を開けて、目を見開いた。

「う……、歌垣……くん?」
「ずっと一人称が俺で、天櫛さんも天櫛先輩って呼ぶの、大変だったよ。……でも、ようやく正体を明かすことが出来た」
「え? えっ……、でも、歌垣くん……。あれ?」
「……戸惑うのはわかるよ。前は勃起しなかったし、もっと情けなかったし。……僕は変わったんだよ。でも今、そんなこと関係ある? 嫌なら……」
「……あむ♡」

急に天櫛さんの顔が近づいて、僕の唇に重なる。
その舌が唇を割り開いて、僕の舌と絡まる。

「んっ……♡ ちゅ♡ れぅー……♡ ちゅっ♡ ……好き♡ 好きなの♡ 好き♡ 大好き♡」
「んっ……! ち、ちょっと天櫛さんっ……!」
「もう離さない……♡ 正体見ちゃったから、離さない♡ 離れない♡ ちゅぷ♡ れるっ♡ 大好きな人、ずっとクラスメイトだったなんて、隣にいたなんて、嘘みたい……♡ これからずっと傍にいられるなんて、夢みたい……♡ ちゅ♡ ちゅっちゅっ♡ 好き……♡ ねえ好きなの♡ ……うわ、凄い……これ凄い♡ 好きって言うだけで気持ちいい……♡ これが本当の恋なんだ……♡」

キスをしながら僕の身体に自分の身体を擦り寄せ、甘いにおいをマーキングしてくる。それは発情したメスのにおいだった。
今この瞬間、天櫛さんは最高の快楽を得ているはずだ。
自分が本当に大好きな人を見つけ、その人と心を通わせ、好きと言いながらキスを繰り返す。
彼女のとろけた瞳が、そう言っていた。
堕ちた。
僕は天櫛沙綺を、完全に堕とした───

「ねえ歌垣くん、当ててあげよっか。……歌垣くんの恋人って、和久会長でしょ」
「え……。凄いね、どうしてわかったの?」
「急に副会長に抜擢されたのと、この前会長と同じシャンプーのにおいしたから」
「はは……、そうなんだ。凄いね、それでわかっちゃうなんて」
「……ねえ、会長からは何て呼ばれてるの? 名前」
「え? 蓮だよ」
「じゃああたしも蓮って呼ぶ……♡ ねえ蓮、あたしのことも沙綺って呼んで……♡」
「……うん、わかったよ、沙綺」
「んんんっ……♡」
「沙綺?」
「名前呼ばれて、甘イキしちゃったかも……♡ あはは……♡」

僕はそんな可愛いことを言う恋人を、そっとベッドに、仰向けに押し倒す。
柔らかな胸がたゆんっと揺れて、たわむお尻の肉がずぶりとベッドに沈んだ。

「……ずっとセックスのやり直しはしてたかもだけど、改めて蓮の恋人として、気持ちいいセックスしたいな……♡」
「ああ、僕もしたい。荒ぶる鬼神なんかじゃなくて、歌垣蓮として、グラビアアイドルの天櫛沙綺と恋人セックスしたいよ。……あの時のリベンジだ」
「うん、欲しい……♡ 蓮のおっきいちんぽで、イきたい……♡ イかせて……♡」

僕はベッドに膝をつきながら、沙綺の顔に紙パンツをはいたままペニスを近づける。
パンツの隙間から漏れるオスのにおいを、すんすんと沙綺が嗅ぐと、とろけた瞳がさらにとろけた。

「これ、これなのぉ……♡ すっごいオスのにおい……♡ 女の子を孕ませたくて仕方なくなってる、強いオスのにおい……♡ あ、あっ♡ ちんぽ跳ねた♡ 凄い、かっこいい……♡」
「こんなとろけた沙綺を見ることが出来るのも、僕だけかな」
「うん……♡ 他の誰にも見せたことないよ……♡ 蓮だけ♡」

そう言いながら、沙綺は紙パンツを下ろす。
ぶるんっと飛び出たペニスの竿に、沙綺は喜んでキスをした。

「はむっ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡ ……ふっと♡ ちゅっ♡」
「夢中だね」
「だってこれ、もうあたしの……♡ あたしの彼氏ちんぽ……♡」
「そうだよ。彼氏のペニスになったんだよ。……僕も、彼女のおまんこ弄るよ」

僕は沙綺のパンツに手を伸ばし、膣口の辺りを指で触れた。
ピンク色の布地の少ないパンツは、もはやその役目を果たせないほどに愛液が溢れ、太ももまでとろとろに濡らしていた。
愛液は、太ももと太ももの間で、ねちゃぁ……っとたくさんの糸を引いている。
僕はその布の横から指を差し込んで、ぐずぐずの膣肉に触れた。

「んうっ……♡ あ、指……気持ち……♡ あ、あっ♡ 蓮の指にゅるにゅる気持ちいい……♡」
「ほら、もっとフェラして」
「ふあい……♡ はむっ♡ れろぉー……♡ れちゅれちゅれちゅ……♡ ちゅぶっ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡」

唇で竿を甘噛みしたり、亀頭や裏筋にキスしたりと、彼女のピンクのネイルと同じ、ピンクのリップでペニスが染められていく。
ペニスに、ピンクの唇跡が付けられていく。
結果としてそうなったわけではなく、明らかに意図して付けているようだった。
もしかしたら、所有権を主張しようとしているのかもしれない。

「蓮のちんぽ、あたしの涎でべとべとー……♡ ちゅっ♡ かっこいい……♡ びくんっびくんって跳ねて……♡ 見てるだけ子宮が疼いちゃう……♡」
「孕みたくなった?」
「うん……♡ 大好きな人の赤ちゃん、孕みたくなった……♡ ……ごめんね、こんなことなら、さっさとピル飲むの止めておけば良かった……」
「いいんだよ。これから、これからしていけばいい。沙綺が孕むまで、毎日でもセックスするから」
「孕んだら、お嫁さんになっていいのー……?♡」
「それ以外に何になるの?」
「あはは♡ ……もう、蓮好き……♡ 絶対会長より先に孕んでやるから……♡」
「はは……」

沙綺のブラを上にずらして外すと、Hカップの長い胸は重力に負けてたぷんっと横に流れた。
パンツにも手を掛けて脱がすと、それは大量の愛液が染み込んで、べっとりと小陰唇や大陰唇に張り付いて、剥がすとねちょお……っと音を立てた。
そして沙綺は進んで足を広げて、指でとろとろの膣を左右に広げる。

「ほらぁ♡ くぱぁ……♡」
「いやらしいおまんこだね、お尻の方まで愛液が垂れてるし、ぐずぐずにとろけてメスのにおい放ってる」
「もう欲しい♡ ねえ、ちんぽ欲しい♡ 生ハメして、いっぱい精液中出しして♡」
「もちろん、すぐあげるよ」

沙綺の足の間に入り、亀頭の先端を膣口に当てる。
ねちゃねちゃとカウパーと愛液を混ぜ合わせていると、沙綺の両腕が僕の首に巻き付き、両足が僕の腰に絡んで引き寄せる。
その弾みで、ペニスは簡単に膣に飲み込まれてしまった。

ぬ゛るんっ……♥

「あ゛あああぁっ……♡♡ きた、きた、あ……♡ でっかいちんぽきた♡ 蓮のぶっといちんぽきた♡ あ、あっ♡ あ゛ー……♡」
「もう……、沙綺が急かすからいきなり入ったじゃないか」
「だって彼氏ちんぽ欲しかったの♡ あっ、あっ♡ 彼氏のちんぽって思うと、子宮疼いちゃう♡ 大好きなオスのちんぽ、入れてるだけで気持ちいい……♡ もうあたしのおまんこ、蓮の形覚えちゃったからぁ……♡ もうだめ♡ これじゃないと、だめぇ……♡」
「沙綺は貪欲だな……」

にゅっぷ……♥ にゅっぷ……♥ にゅっぷ……♥

お互いの顔を見つめながら、ぎゅうっと密着して抱きしめ合い、舌をねっとりと絡ませながらセックスを楽しむ。
触れていない部分はないというくらいの、密着交尾。
ねちゃねちゃと水音を響かせながら、僕は襞多めのとろとろ膣内を、根本から亀頭までの長いストロークでゆっくり味わう。

「好き……♡ 蓮、好き……♡」
「僕も好きだよ、沙綺」
「んんっ……♡♡ でっかいちんぽで気持ち良くしてもらいながら、キスして好きって言うだけで、何度も甘イキしちゃう……♡」
「僕も……、沙綺の中にカウパーが……っ」

ぴゅっ♥ ぴゅぷっ♥

「んあっ……♡♡ え? 何……、ちょっと射精しちゃった?」
「違うよ。カウパーが潮吹きみたいに出ちゃったんだ」
「えー……♡ 男の子の潮吹き?♡ うわ、可愛い……♡」
「沙綺のこと好きだから、こんな風になるんだよ。沙綺……!」
「んっ♡ あんっ♡ ちんぽでっか……♡♡ またでっかくなった……♡♡ ……ねえ蓮、もっとキス……♡ はむ……♡ ちゅっ♡ ちゅぷっ♡」

再び舌を絡めてキスをする。
かと思った瞬間、いつの間にかベッドの上に投げ出されていた沙綺のスマホが、着信の音を鳴らした。
見れば画面には、桶井くんの名前が表示されている。

「桶井くんからだね。どんな用事かはわからないけど……、ちょうどいいか、お別れの挨拶をしようよ」
「……今? このまま? セックスしたままするの?」
「嫌?」
「ううん。……蓮が望むなら、するよ♡ あたし、何でもしてあげる……♡」

彼女は笑う。きっと僕と同じように笑っている。
綺麗なネイルを付けた指が、アプリの通話ボタンを押し、音声をスピーカーにした。
同時に僕は、ゆっくりと腰を動かす。

にゅっぷ……♥ にゅっぷ……♥ にゅっぷ……♥ にゅっぷ……♥

「あ……、桶井くん? やほー……♡ どうしたの……♡」
『ああ、ちょっと……さ。はっきりさせておこうと思って』
「ふーん……?♡ 何を……?♡」

にゅっぷ♥ にゅっぷ♥ にゅっぷ♥ にゅっぷ♥

「あ゛っ……♡♡ はふっ♡ あ、あっ……♡」
『天櫛?』
「う゛っ……♡ ううん、何でもない……♡ あはは、それで、何?♡」
『いや、さっきはあんな風に別れたけど、やっぱ俺は天櫛のことマジで好きだから、ちゃんとしておこうと思って』
「ちゃんと?♡ んっ……♡ んふっ♡ ふうぅっ……♡♡」
『つまりさ、もうここでちゃんと恋人になろうってことでさ』

にゅぷにゅぷにゅぷにゅぷ♥ にゅぷっ♥ にゅぷっ♥

「あ゛っ♡ あっあっあっ♡ んっ♡ だめ♡ だめだって……♡ あっ♡ あっあっ♡」
『……天櫛? なんだ、オナってんのか?』
「ちっ、違う♡ 違うの♡ ぃうっ……♡ んっ♡ んんぅっ……♡」
『体調悪いなら、また後にするけど……』
「ううん、だいじょぶ♡ んっ♡ ふっ♡ ……ううぅ……♡ あ♡ あふ……♡ つ、続けて……♡」
『ああ。……なあ天櫛、俺マジで言ってるんだ。お前だって俺がいいだろ? 俺以外の彼氏候補、切ったって言ったじゃないか』
「……っご、ごめんね♡ 無理♡ それ、無理になったの♡ あっ♡ んあっ♡ あっあっ♡」
『は? 無理って……』
「桶井くんとは、恋人になれない……あっ♡ あっあっ♡ あ、あのね?♡ 他の人を切った、のも♡ 満足出来なかった、からなのぉ……♡♡ んあっ♡」
『ど、どういうことだ……? じゃあ……』
「あたし、好きな人……出来ちゃったんだ……♡ 彼氏候補とかじゃない、ガチ彼氏……♡ 今までずーっと告白されてばっかだったけど、初めて自分から告白したくらい、大事な人……♡ 今ね……、その人とセックス、してるの……♡♡」
『セ……、は!?』
「ぶっっといちんぽ、生ハメしてる♡ 交尾しちゃってるの♡ あっ、あ♡ あっあっあっ♡ それ、気持ちいい♡ 気持ちいいよ♡ あっ♡」
『天櫛、お前っ……! だからさっきも俺の誘いを断って……!』
「桶井くんこういうの好きっしょ……♡ こういうシチュエーションで、燃えるって言っちゃう変態だもんねー……♡」
『ぐっ……!』
「ねえ教えて……?♡ 桶井くん、今ガチ勃起してるよね?♡ 今すぐにシコりたいくらい、ギンッギンに勃起してるよね……?」
『……ああ。今まだ校内で、トイレの個室入った。めちゃくちゃシコってる……!』
「あはは、やっぱりー……♡ ……あのね、もうね、無理なの……♡ この人から離れられない……♡ このちん……」

にゅぷにゅぷにゅぷにゅぷにゅぷにゅぷにゅぷにゅぷ♥

「ちんぽおぉっっ♡♡ あ゛ああぁっ♡ 凄い♡ こんなの無理♡ メスになっちゃう♡ この人だけのメスにぃ♡ ……ごめんね桶井くん、もう無理♡ 桶井くんのじゃ届かないとこまで、にゅぽにゅぽされちゃってるのぉ……♡」
『ぐっ……! 天櫛、天櫛っ……! そんな、そんな甘い声、俺のセックスでも聞かせてくれなかった……!』
「ちんぽなっがくて♡ ぶっとくて♡ カリ首ぶ厚くて♡ 精液も多いの♡ すぐにでも孕んじゃいそうなくらい、精液注ぎ込んでくれるの♡ メスの幸せ感じちゃうの♡」
『あ、あ゛っっ……! うっ。ううっ……!』
「……桶井くん、今の声は? もうイっちゃったの? もう出ちゃったの? ねえ、どれくらい出ちゃったの? ねえ、トイレの壁を真っ白にしちゃうくらい、ティッシュじゃ拭ききれないくらい出た?」
『……手のひらに、ちょっとだけ……』
「じゃあ……、やっぱりだめ……♡ この人の方が多い……♡ あたしを一発で妊娠させちゃうくらいの量を、糊みたいな濃いのをどぼどぼ詰め込んでくれるもん……♡ ごめんね桶井くん、あたしこの人の、つっっよいオスの彼女なる……♡」

にゅぽにゅぽにゅぽにゅぽにゅぽにゅぽ♥ ぐりゅりゅっ♥ ぐりゅっ♥

「あ゛ああああぁぁぁっっ♡♡ 奥、奥きた♡ ちんぽっ♡ あっ♡ あっあっ♡ ごりごりおまんこの中抉ってる♡ 血管浮き出たぶっといのが♡ おまんこに出たり入ったりしてるの♡ 孕んじゃう♡ これ孕んじゃうよ♡ あ゛っ♡ んあ゛っ♡」
『あ、あああぁっ……! 天櫛っ……!』
「孕ませて♡ 妊娠したいの♡ マジで孕みたいの♡ 産みたい……、産みたいの♡ あなたの精液で孕みたい♡ ねえ、ねえ産みたいぃ♡」
『天櫛っ……!』

そこで僕は終話ボタンを押す。
役目を終えた沙綺のスマホをベッドの端に置いて、彼女に思いきりのし掛かり、亀頭で子宮口を突き上げる。

「……彼には、もう沙綺のイク声は聞かせてやらない。沙綺は、心も身体も、声も僕の物だ……!」
「あ……♡ わかった、蓮がそう言うならもう聞かせない♡ あたしの声も、全部蓮の物だよ……♡ ……好き♡ 好きだよ蓮♡ 嘘みたい♡ 昨日までただのクラスメイトだったのに、学園風俗の一人だったのに、こんなに、こんなに大好き……♡」
「……孕んで、沙綺。産んで」
「産む♡ 孕む♡ もう絶対ピルなんて飲まない♡ 蓮としかセックスしない♡ ねえ蓮、蓮っ……♡ 好き♡ 大好き……♡」

にゅぐにゅぐにゅぐにゅぐにゅぐにゅぐ♥

「子宮っ♡ そこ子宮口っ♡ あ゛っ♡ 亀頭で子宮口にゅぐにゅぐ押し広げられちゃってる♡ 子宮っ♡ 子宮開いちゃう♡ あ゛あああぁぁっっ♡♡ おまんこヤバいの♡ 孕みたくなっちゃってだめなのおぉっ♡♡」
「沙綺、僕の沙綺……! ああ……! あれだけオナニーした沙綺を、僕が、僕が彼女にしたんだ……! 沙綺に、僕の子供を産ませるんだっ……!」
「そうだよ♡ 全部、蓮の物だよ♡ あたしの爆桃尻も、子宮も、卵子も、全部……♡」

僕は両腕を彼女のお尻に回して、思いきり尻肉を鷲掴みにする。
安産型の爆桃尻を、指がずぶっと埋まるほどに。
その柔らかいその感触を楽しみながら、ぐいっと引き寄せ固定し、彼女の腰を動かないようにしたまま、精液を解き放つ。
僕の子種を奥まで、全て、吐き出す。

「きて♡ ねえ蓮♡ きて♡ きてぇっっ♡♡」
「孕め、沙綺っ……!」

ぶぴゅっ♥ ぶぴゅっ♥ ぶぴゅっ♥ びゅくっ♥ びゅくっ♥ びゅるるるるるるるるるるるるるっ♥ びゅくくっ♥ びゅーーーーーっ♥ びゅるるーーーーーっ♥ ぶびゅるるるるるるるるるるるるるるるるるっ♥

「い゛いいいいぃぃっっっ♡♡♡ 熱♡ あぢゅいっ♡ あぢゅいのっ♡ 精液凄い♡ 多いっ♡ イクイクイクイクイクイクうううううぅぅっっっ♡♡♡」
「ああ、沙綺……! 沙綺、好きだ、沙綺っ……!」

ぷしっ♥ ぷしゃあぁっ♥ ぴゅるるっ♥

───孕ませることしか考えていないペニスの先端が、孕むことしか考えていない子宮の中に入り込んだ。
亀頭はもはやほんの少しも我慢出来ないといった風に、鈴口を覗かせた瞬間に、子宮の中に精液を解き放つ。
どぽぽぽぽっ♥ ごぽっ♥ どぷんっ♥ どぷっ♥ どぷっ♥
自分のメスを孕ませるための、オスのマーキング。
子宮の全てを精液で染め上げると言わんばかりの、大量射精。べとべとの精液が、子宮の壁全てをねっとりと覆い尽くす。
ごぽんっ♥ ごぽっ♥ どぽっ♥ どぷんっ♥ どぽっ♥
何億もの精子が泳ぐ、でんぷん糊のように濃い精液は、孕み頃のメスの中を完全に征服してしまう。
ここはもう、自分と自分の子の物だと───

「あ゛あああぁっっっ……♡♡♡ あ゛っ♡ あ゛ー……っ♡ あ゛ひっ♡」
「……沙綺、沙綺、好きだ……! ああ、沙綺っ……!」
「孕んじゃう……♡ こんなの、大好きな人に好きって言われながらの幸せ子作り、ピルなんて無効化して孕んじゃう……♡」
「んっ……」
「ん、ちゅっ♡ れぅー……♡ れちゅれちゅ……♡ ちゅっ♡」

ねっとりと舌を絡めながら、余韻のキス。
僕は沙綺の膣内に自分の精液を満遍なく塗りつけようと、爆桃尻を揉みながら、ゆっくり腰を動かした。

ぐぢゅっ……♥ ぐちゅ♥ ねぢゅっ♥

「あ、あ……♡ 気持ちいい……♡ 子宮の入り口で精液ねっちゃねっちゃしてる……♡ あたしの彼氏、あたしを孕ませようと必死だあ……♡」
「だって孕ませたいし。沙綺のおまんこに、僕のにおいを染み付けたいから」
「染み付けたいって……♡ あたしのおまんこから、ずっと蓮のオスのにおい、精液のにおいマーキングするつもり……?♡」
「沙綺は誰の物?」
「……あたしは、もうずーっと蓮の物だよ……♡ 蓮、好き……♡ いっぱいにおい付けて、蓮……♡」

その時、再び沙綺のスマホが鳴った。相手はまた、桶井くんだった。
沙綺はぼーっとした顔でそのスマホを見ていたが、僕が出ていいよと言うと、少し笑ってスマホを手にした。
そして通話ボタンを押すと、また音声をスピーカーにする。

『……天櫛?』
「なーに、桶井くん……♡ んっ♡ んあっ……♡ はー……♡ はー……♡」
『イったのか……?』
「めっちゃイカされちゃった……♡ 潮吹きまでして……、もうおまんこ、精液と愛液と潮でぐっちゃぐちゃ……♡ 子宮が精液でたぷたぷして、マジで孕みそう……♡」
『し、潮吹き……!?』
「あたしの彼氏、いっぱい中イキさせてくれて、あたしを潮吹きまでさせちゃうの……♡ ヤバいよね……♡」
『あ、あっ……! そんな……!』

ぬ゛るっ……♥

「あ、やだぁ……♡ ちんぽ抜いちゃ嫌ぁ……♡ 精液外に出ちゃうから、栓してて……♡ ね?♡ ぎゅうってしよ♡ 密着したまま……♡ ね?♡」
『お、俺とする時に、そんな甘えたことない……! うう……!』
「ごめんね桶井くん、あたしもうこの人じゃないとだめだから……♡ だから、あたしよりいい彼女見つけてね……♡」
『……くっ! あ、天櫛、また電話してもいいか?』
「え? なにそれ、またオナニーしたいとか?♡」
『しっ……、したい……!』
「あはは……、マジで変態じゃん……♡ ……まあ、彼氏が許してくれたら、してもいいかも……?♡」
『すげえご褒美だ。マジでクる』
「あはは♡ じゃあね、今度こそ……さよなら♡」

そう言って、沙綺は通話を終える。
彼のことなどもはや何も気にしていないといった風に、腰をゆるゆると動かして。

───完全に堕ちた、今ならそう言える。
天櫛沙綺は、もう完全に僕の、僕だけのメスになった。

「……沙綺、シャワーを一緒に浴びようか」
「うん……♡ 浴びよ♡ ムラムラしたら、またセックスしてもいいよ……♡」
「はは、ありがとう」
「うん……♡ だって彼女だもん……♡」
「……浴び終わったら、行こうか」
「行こう? ……どこへ?」
「僕の根城へ、だよ」

そして───

「……ただいま、鈴乃さん」
「ああ、おかえり蓮。……ふふ、そしてようこそ、天櫛くん」

地下三階の、僕の根城。
今までのことも全て監視カメラで見ていたのか、全てを知った風の鈴乃さんと金山さんが、僕と沙綺を出迎えてくれた。

沙綺は、最初こそこの場所の凄さに口をあんぐりと開けていたが、鈴乃さんの姿を見てからは、ぎゅっと抱きついて離れない。
じとっとした目で、鈴乃さんを見つめている。

「……本当に生徒会長が、蓮の彼女だったんですね。しかもこんな場所に、こんな豪華な根城なんて作って……」
「ああ、そうとも天櫛くん。そして今や君も、その一人となったわけだ」
「そうです、あたしはもう蓮の彼女です。……それじゃ会長、今日はここに泊まっていきますね。あたし、朝まで蓮を独占しますから」
「……ほう?」
「いいですよね? だってずっと蓮を独り占めしてたんですよね? なら、少しくらいいいじゃないですか」
「ふうん……、君も言うね」

二人の間に、バチっと見えない火花が散る。
僕はちょっとだけ、その圧にびくっと身体を震わせてしまった。

「ね? 蓮はいいよね? 今日はあたしと一緒に、朝まで交尾してくれるよね……♡ 明日は朝からグラビアの撮影があるけど、少しくらい遅れてもいいから……♡」
「いや沙綺、さすがにそれは帰らないと」
「やだ……。酷いよ蓮、なんでそんなこと言うの?」
「なんでって言われても……」
「あたし蓮と一緒にいたい……。彼氏と一緒がいい。ねえ……、蓮」
「沙綺……」
「ふうん……」

ピキピキと音がしそうなほどの笑みを浮かべる鈴乃さん。
その笑みは、決して、笑みではなかった。
そして沙綺に張り合うように、鈴乃さんは僕のもう片方の腕に抱きつく。

「彼と朝まで過ごすのは私だよ。なあ、蓮? ”昨日みたいに”たっぷりと私の子宮に精液を注ぎ込んでくれ……♡ 孕め、孕みたいって、言い合いながらキスハメしよう……♡」
「蓮……、あたしは? あたしじゃだめなの? あたし何でもするよ……♡ フェラも、アナル舐めも、もちろん妊娠も、全部してあげるから……♡」
「ふ、二人とも……、ちょっと落ち着いて……!」

まる取り合いのような状況の中、一人金山さんは息を吐き、肩を竦める。

「……やれやれ。天櫛さんの”寮”への引っ越し手続きも、進めなくてはいけませんね」

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