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第十七話:派手なライブステージと地下の攻防(危険日背面座位/決戦)

───沙綺やクソガキだけずるい、私も早く見せつけたい。
そう言って、自分もホールで見せつけ子作りをすると息巻く祈莉さんのおねだりを、もちろん僕は快く受け入れた。以前からの約束でもあったことだから。
そんな風に急かしてきたのは、沙綺とひなの見せつけセックスに対抗心を燃やしたということもあるのだろうけど、それ以上にエンターテイナーの血が騒いだのかもしれない。
何故ならそう言う祈莉さんの瞳は、どこか楽しそうだったから。
学園風俗のみんなを楽しませてやりたいと、三巨頭が全員堕ちるほどに繁殖交尾は気持ちいいと伝えたいと、そう言っているかのようだった。

実際、こうやって天の岩戸を開くのだと見せつけセックスをしてきたが、絵菜によるとピルの配布量は徐々に減ってきているらしい。
本気の子作りを考え始めた女子が増えた証拠だ。
だがまだ足りない、今学園風俗に所属している全員が即座にパートナーを見つけてしまうくらいに、勢いを加速させる必要がある。
とどめという意味では、祈莉さんは最高のキャストだろう。
故に決行は、もちろん”あの日”にするように決めた。
祈莉さんも逸る気持ちを抑えきれず、その日まではあえて僕とセックスをせず、オナニーで気分を高めることにした。

そして、決行当日。
先にホールで待つ祈莉さんだったが、何故かそこには、妙な空気が漂っていた。

「……おい、ホールのど真ん中に、水葉先輩がいるんだけど」
「ここで見るのも久しぶりじゃね? なんか今まで姿見せなかったけど……、彼氏でも出来たんかな? やっぱ」
「てか先輩、あそこで何してんの?」
「うん、すっごいかっこよくて、やらしい下着……なんだけど、何してるんだろね」
「さっきから、ずーっとぺたん座りしてるよね。……なんか可愛いんだけど」

───地下三階の根城、書斎のPCでホールの様子を眺めている僕。
祈莉さんを見る、生徒達の不思議そうな声も聞こえる。
僕もとっくに紙パンツと覆面を身に着け、後はホールへ向かうだけなのだが、先にホールへと出ていた祈莉さんの姿が、どうも気になって目が離せない。
真っ黒な穴あき下着に、ガーターベルト。
祈莉さんの大きくていやらしい乳輪が丸出しで、それが綺麗な黒薔薇のタトゥーと相俟って、よく映えている。
だけどどうしてか、祈莉さんは床にぺたんと、まるで幼い女の子がそうするような、ぺたん座りをしている。
気分が悪いのかとも思ったが、表情は多少の汗をかいてはいるものの、いつもの祈莉さんのように見えた。
何かサプライズがあるのだろうか。
負けず嫌いの祈莉さんだ、きっと何か面白いことを考えているに違いない。

「……どんな面白いことをしてくれるんだろうか。ねえ、絵菜?」
「はい、ご主人様……♡」

僕の傍らに立つ、裸エプロン姿の絵菜。
可愛らしい前垂れの部分を自分でぴらっとめくって、濡れた膣を露わにし、僕はそこに手を伸ばしてくちゅくちゅと膣の入り口をこね回していた。

「沙綺は妊娠するかもだから、いつもより精力的に撮影してるみたいだし。ひなも連日報道に駆り出されて大忙し。鈴乃さんはまた政府との会議……。みんなとあまり会えなくて、ちょっと寂しいんだよね」
「その分、私と祈莉先輩がついて……あっ♡ あっ♡ やっ♡ あっ♡」
「うん、大好きな絵菜と、昨日もたくさん子作りセックスしたもんね。……可愛かったよ、本当に」
「はい……♡ ……でも皆さんがいない今だからこそ、準備出来る……ということでもありますから……♡」
「……本当に感謝してるよ、絵菜。絵菜がいなかったら、僕は”とんでもないこと”になっていたかもしれない。僕は別にこれを狙って、絵菜を抱いたわけじゃない。……だったらこれはもう、運命なんだよね、きっと」
「はい……♡ きっとそう、そうです♡ 私があなたの傍にいるのも、赤ちゃんを妊娠してしまうのも、全て幸せへと向かうための運命……♡」
「ああ、まだ誰にも僕達の関係を喋っちゃだめだよ? まだ、まだだ」
「わかってます……♡ ……”その時”が来るまでは、まだ……♡ あんっ♡ やっ♡ おまんこ、そんなにっ……♡」
「……じゃあ、また後でね。絵菜」
「はい……♡」

とろとろの膣を弄ってあげた後、絵菜にそっとキスをしてホールへ向かう。
後で彼女にも、たっぷり種付けセックスをしてあげるとしよう。
手に付着したとろとろの愛液を舐めると、ふと、前にも同じようなことをしていたのを思い出す。
もっともその時は、絵菜はまだ僕にツンっとしていた頃だったけど。

───ホールへ上がると、祈莉さんの周囲には人だかりが出来ていた。
群がる男子を完全に無視し、けれども未だに彼女は、ぺたんとお尻をついたままだ。
そんな祈莉さんに近づき、声を掛ける。

「……祈莉さん、お待たせしました」
「あ……♡ ダーリン……♡」

途端、周囲の全員がどよめいた。
当然だろう。あの水葉祈莉が、人気バンドボーカルの水葉祈莉が、一人の男を前にしてとろっと瞳をとろけさせて、ダーリンなどという言葉を口にしたのだから。

「ダーリン……? えっ、今ダーリンって言ったのか?」
「水葉先輩、ダーリンとか言うんだ……。かっっっっわ……」
「待て待て待て待て、さっきまでのツーンとした顔どこいった? 迷子か? なんだあのメス顔!?」
「……あー、そっか、なるほど。あれがメス顔って奴か」
「ヤバいよね……。水葉先輩、あの男が来た途端、メス顔メス声で媚びてんだけど……」
「ちょっと見方変わるなー……。……てかあの男子、どっかで見たことね?」

周囲の呟きが聞こえてきて、僕はまた、つい優越感に浸る。
あの水葉祈莉からダーリンと呼ばれ、とろけたようなメス顔と、媚びたメス声を向けられる唯一の人間。
それがあまりに、心地良い。

「……それで祈莉さん、どうしてそんな格好で? 気分でも悪いんですか?」
「くくっ……♡ 違うよダーリン、お前のためにこうしているんだ……♡」
「僕のため?」
「ああ……♡ ……よい、しょ……っと♡♡」

ぬ゛ろろろろろろろろ……♥

祈莉さんが立ち上がると同時に、彼女の膣から野太いディルドが現れた。
それは床に貼り付けられ直立し、それを挿入しているが故に、祈莉さんはずっとそこからぺたん座りしたまま動かなかったのだ。
肌色のディルドには、ねっとり粘ついた愛液がこびりつき、ほかほかとメス臭い湯気を立ち上らせていた。

「……さあ、ダーリン♡♡」

ぷしっ♥ ぷしゃあぁっ♥ ぴゅるるっ♥

立ち上がり、髪をかき上げながら、とろけたメス顔とメス声で潮吹きする祈莉さん。
びちゃびちゃと床に潮を撒き散らしながら、彼女はふらふらと僕に近づき、その腕に着けた物を見せつける。
それはウェアラブル端末ではなく、排卵検査薬。間違いなく陽性が示された、排卵検査薬だった。
周囲もそれに気付き、どよめきが大きくなる。

「子作りしよう……♡♡ こいつらの前で、排卵したメスに、いっぱい種付け……して♡ ダーリン……♡」
「……はい。妊娠して下さい祈莉さん。あんなディルドでみんなを驚かせて、しかも危険日のセックスなんて、最高のシチュエーションですよ……」

僕にぎゅうっと抱きつき、紙パンツの上からペニスを撫で擦る。
すぐにカウパーを漏らし始めたせいで、紙パンツはあっという間にぐっしょりと濡れてしまった。

「さあ祈莉さん、どんな体位でしましょうか? 正常位? 種付けプレス? それともバックで?」
「……くくっ♡ そんなんじゃ物足りないだろ?♡ せっかくの排卵日のメスだ、自分が受精させるところをしっかり見せつければいい……♡」
「祈莉さんって、根っからのエンターテイナーですよね。ひなと同じ……」
「あのクソガキと一緒にするな。でも……まあ、あいつの能力は、認めてやってもいいかな……♡」
「はい。そんな二人が僕は好きで、尊敬しているんです。……じゃあ、挿入するところも、ピストンも、膣内射精も見せつけられる、背面座位にしましょう」
「賛成だ……♡」

抱きついていた僕の身体を、祈莉さんはドンっと押してソファに座らせる。
祈莉さんは、僕にその大きな尻肉を揺らしながら背面から近づき、ソファの上に乗って足をM字に開いた。
ぐぱぁ……っと広がる穴あきパンツ、その奥のとろけた膣も丸見えになる。
祈莉さんはわざと背を反らせ、両手の人差し指を一本ずつ膣に挿入し、その指を使って膣を左右に大きく開いた。
ヒクヒクと勃起するクリトリス。
先ほどのまでのディルドのせいで、奥までとろとろの愛液に溢れた膣肉。
何度かディルドで甘イキでもしたのだろうか、白いクリームのような白濁液がこびりついた小陰唇。
充血し盛り上がった大陰唇。
何もかもがいやらしくて、おそらくは多くの人間が見たことのない、祈莉さんの奥の奥。
惜しげも無く見せつける彼女は、見られてさらに興奮し、ぱしゃっと軽く潮を吹く。

「お前ら、よく見てろよ……♡ 私がダーリンのちんぽに媚びて、メス喘ぎして、孕み乞いしながら受精するところを……っ♡♡」

祈莉さんが周囲のみんなに向かって話している最中に、僕はペニスを取り出す。
ぶるんっと飛び出たペニスが、ぐっぱり開いた膣に当たり、クリトリスを叩き、祈莉さんの身体はぶるっと震えた。

ぴゅるるっ♥

「あ゛ひっ……♡♡♡ も、もうダーリン……♡ ディルドでとっくに敏感になってるんだ、また潮吹きしちゃったじゃないか……♡」
「はい、祈莉さんのあったかい潮、僕のペニスにかかって気持ちいいです。……すっごいメスのにおい。祈莉さんのメス臭いにおいが、ホールに漂ってます」
「まだだ……♡ これからだろダーリン……♡ 私達のセックスで、愛液と精液が混ざり合うにおいを、たっぷり撒き散らしてやろう……♡」
「ええ、たっぷり嗅がせてあげましょう」

そう言いながら、僕はこっそり持ってきたアナルプラグに、祈莉さんの愛液をたっぷりと塗りつける。
祈莉さんも僕が何をしようとしているのかに気付き、正面のギャラリーに向かって、アナルまで見えるくらいにさらに腰を突き出した。
その、物欲しそうにヒクつく可愛らしいアナルに、僕はプラグを挿入する。

に゛ゅるんっ♥

とろとろの愛液のお陰で、プラグは簡単に入ってしまった。
プラグの外には、ウサギの尻尾のようなポンポンが付いていて、指でぷるぷると弾いてやると、祈莉さんは腰をヘコヘコさせて愛液を噴き出した。

「あ゛へっ……♡♡ だ、ダーリン待て♡♡ だめだ♡ プラグ、入れるのはいいけどっ♡ 先っぽそんなぷるぷるしたらっ♡ 中っ♡ 中に振動がっっ♡♡」
「祈莉さん可愛い……。みんな見てますよ。祈莉さんがアナル責められてアヘってるとこ、みんな見てます」
「ひうっ……♡♡」

周囲の視線は、間違いなく祈莉さんのアナルに向けられていた。
円錐型のプラグを簡単にアナルで飲み込み、その先のポンポンを刺激されて腰ヘコする様に、信じられないといった視線を向けている。

「ちょ、ヤバくない……!? 水葉先輩、アナルで感じてるんだ……!」
「……お、俺、あの姿だけで抜けそう……」
「てかさっきから潮吹きしすぎじゃね? ……あれ、彼氏だよね? ダーリンとか言ってさ、そんなに好き好きなん?」
「トロ顔ってああいうのを言うんだろうな……。ヤバっ……」
「……ね、ねえ、アナルって……おまんこより気持ちいいのかな」
「あ、あたしが知ってるわけないじゃん!」
「水葉さん幸せそう……。いいなあ……」

男子よりも、女子の方が祈莉さんに興味津々のようだ。
目の前でアナルを責められているところを見て、自分も興味が出てきたのだろう。
さすがは学園風俗に所属している子達といったところか。好奇心旺盛というか。もしかしたら、瞬間風速的にアナルプラグが流行るかもしれないな。

「……祈莉さん、もう我慢出来ませんよね?」
「くくっ……♡ ダーリンこそ、我慢出来なすぎて、我慢汁だらっだらに噴き出してるだろうが……♡ ……なあ、早く♡ 早く子作りしよう、ダーリン……♡」
「いきますよ……!」

ぬち……♥

祈莉さんは膣内から指を引き抜き、大陰唇に指を当てて、そこから左右に膣を広げた。
愛液の溢れる膣口と、カウパーの溢れる鈴口が触れる。
ねちゃねちゃとした感覚と、粘液質の水音が聞こえる。
そのまま、祈莉さんはゆっくりと腰を落とす。

にゅぷんっ♥

「あ゛ふっっ……♡♡ き、亀頭っ……♡ 亀頭、入ったぁ……♡ あっ♡ あー……♡ ダーリン、ダーリン……♡ なあ、気持ちいい♡ これだけでも気持ちいい……♡♡」
「うわ……、すっごいメス声……。僕に媚びてくれてるんですね」
「当たり前……だぁ……♡ 大好きなダーリンの赤ちゃん欲しくて、オスの子種欲しくて、危険日に生ハメ種乞いしてるんだぞ……♡ 好き……♡ 好きだからぁ♡ 早く孕ませろぉ……♡」

媚びた祈莉さんのメス声、アナルプラグ、亀頭が挿入された膣。
オスとメスの交尾の始まりを見て、男子が自分もああなりたいろ、近くの女子を抱きしめ愛撫を始める。
沙綺と、ひなと、ここで見せつけした時と同じことが起こっていた。

だからこそ祈莉さんは、燃え上がる。
何度か見せてもらった祈莉さんのライブステージの映像、それを思い起こさせるような、僕に向けられた燃え上がる瞳。
熱気に包まれる観客を前に、彼女の血が騒いだのだ。

「見ろ……、お前ら♡ 私が最高の、子作りライブを見せてやるっ……♡♡」

にゅぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ……♥ ぶじゅっ♥ ぶぴゅっ♥

ペニスを挿入されたことで、奥にたっぷり溜まっていた愛液がペニスに押し出され、結合部から溢れる。
まるで潮吹きか、精液を逆流させたかのような音を立て、ねとぉ……っと糸を引かせながら床に落ちていく。

「はふっ……♡ ふー……っ♡ ふー……っ♡ 私の愛液、こんなっ……♡」
「ねとねと落ちてますよ。ほら、ぷらんぷらん……って、糸を引いて垂れてる。祈莉さんがガチで感じて漏らした愛液、みんな見てます」

僕は言いながら、祈莉さんの胸に手を回して、大きめの乳輪ごと乳首を擦り摘み上げる。
きゅうぅっと入り組んだ膣が締め付け、隙間も無いくらいにペニスに密着する。

「いやらしい乳輪膨らませて、オスのペニスおまんこで咥えてガチ愛液垂らして、トロ顔晒してる祈莉さんの姿、みんなが見てます」
「そう、そうだっ……♡ 見ろ、もっと、見ろぉっ……♡♡ 見て、お前らも踊れ♡ 舞え♡ 喘ぎ歌えっ……♡♡」

にゅっぷ♥ にゅっぷ♥ にゅっぷ♥ にゅっぷ♥ にゅっぷ♥

M字に大きく開いた足、その膝の上に手を置いて、だゆんっだゆんっと重たく揺れるお尻を上下させる。
みんなの前には、僕のペニスがぬっぽり入った結合部が見え、挿入している僕自身は、上下に腰を振っている祈莉さんのお尻を眺めて楽しめる。
アナルプラグのポンポンが、勝手にぴょこぴょこ動いているのが面白かった。

「ふあっ♡ あっ♡ あー……♡ ダーリンのちんぽでっっか……♡♡ でっかいの、奥までにゅぽにゅぽ来てる……っ♡」
「愛液のぬめり、今日凄くないですか? 祈莉さんのおまんこ、ぬるっぬるで気持ちいいです……!」
「だって、燃えるだろ……♡ 私達をこんなに見てくれているんだ……♡♡ 最高の舞台じゃないか、ダーリン♡ 私も舞わせろ、歌わせろ♡ 種付け、しろっ……♡」

にゅっぷにゅっぷにゅっぷにゅっぷにゅっぷにゅっぷにゅっぷ♥

「ふあっ♡ あんっ♡ あー……♡ あふっ……♡ ふーっ♡ ふーっ♡ ……ん♡ んやっ♡ あー……、あっ♡ あひっ……♡」

祈莉さんは腰を軽くグラインドさせながら、ペニスの根本から亀頭までの長いストロークで、激しくピストンさせる。
そんな激しい動きでも、祈莉さんはなおも腰振りを止めない。
本物のライブの方がもっと体力を使うぞとばかりに、僕には余裕の表情を見せながら、彼女は子作りライブの歌声を聞かせる。

「あっ♡ ダーリン♡ 好き♡ 好きだ♡ 愛してる♡ ……クソみたいな男から私を寝取ったダーリン♡ かっこよくて、素敵で、……産みたくなる♡ ダーリンの赤ちゃん産みたくてたまらない♡ 産みたい♡ 妊娠したい♡」

ホールに響く歌声。
サビもメロディーもない、喘ぎという名の、メス媚び孕み乞いという名の歌声。
それはホール内に反響し、呼び水となって生徒達に襲いかかる。
もはや既に、祈莉さんと僕は見世物ではなく、生徒達の繁殖欲を滾らせる装置となっていた。

「まんこ気持ちいい♡ 大好きなオスのちんぽ気持ちいい♡ 孕みたい♡ このオスで繁殖したい♡ ふー……っ♡ ふうぅー……っ♡ 腰が止まらない……♡ 気持ちいいだけじゃない、オスの子供孕みたくて腰が止まらない♡ あ゛ー……♡♡ メスを孕ませる気満々のが気持ちいい♡♡ このちんぽ♡ このちんぽで孕みたい♡」

乱れ、舞い、歌う祈莉さんに、生徒達がパートナーと絡み合いながら呟く。

「俺、水葉さんがあんなに気持ち良さそうに乱れるなんて、思ってもみなかった」
「……すっごい、完全にちんぽに溺れてんじゃん。すっごいメス媚びしてる、本気の子作りセックスてそんなに気持ちいいんだ……」
「何あの腰振り。ヤッバ……。え、そんなに妊娠したいんだ? えー……」
「やべーな……、俺今さら先輩にはまりそうだ……」
「てか見て、愛液垂れすぎじゃない?」
「さっきのディルドもそうだけど、水葉先輩、愛液多いよね……。……ていうか、そんなに彼氏のことが好き、ってことなんかな……」
「三巨頭全員、メス堕ちしたってことかよ……。……俺もメス堕ちさせて、孕ませてーな……」
「すっごい幸せそう……。いいなあ……、あたしも産んでみたい……な」
「……ね、あたしらも子作りしよ? 妊娠させていいよ……」
「孕みまんこにしたいっ……! お前のまんこ、俺が、俺がっ……!」

この声を聞いて、祈莉さんが身体を倒して僕に身を預ける。
顔を近づけて、ねるねると舌をねっとりゆっくり絡み合わせながら、乳首をきゅぅっと摘み上げて快感を与えた。
祈莉さんは小さく、きゅうん……と可愛く鳴いて、トロ顔を晒す。

「ダーリン……、好きぃ……♡ 気持ちいい♡ 好き♡ ……あ♡ あふ……♡」
「祈莉さんのメス顔可愛いですよ。……孕ませたい、早く祈莉さんを孕ませたい。お腹の卵子に精液ぶっかけたい……!」
「そしたら、私は完全にダーリンのメスだ……♡ もう逃げられない……♡ ダーリンの赤ちゃんでぽっこりお腹膨らむ……♡」
「はい、絶対離しません。逃がしません」

そう言って、僕は祈莉さんの腰をぎゅうっと抱きしめる。
もうここから逃がさない、射精して、受精させるまで、絶対に離さないと教える。
そして彼女の耳に、そっと囁く。

「……この後、根城に戻って朝まで種付けします」
「あっ、朝……まで?♡ 本気かよ、ダーリン……♡」
「僕が排卵したメスを片時でも離すと思ってたんですか? 子宮どころか、卵管まで精液詰め込んで、卵子を精液漬けにします……!」
「ひぅっ……♡ ダーリン……くくっ、ダーリンは怖いな……♡ 怖くて、本当に、恐ろしい……♡ そんなことを聞かされて、頭がとろけてしまうのが、怖い……♡♡」
「愛してます。一生僕の子供産み続けて下さい。いいですね?」
「い、いい……♡ いいぞ、ダーリン……♡ ダーリンのために、ダーリンの赤ちゃん何人でも、産むぅ……♡」

ずぬんっ♥

「い゛っっっ……♡♡♡」

ぷしっ♥ ぷしゃっ♥ ぷしゃあっ♥

「……あー、皆さん、ちょっと見て下さい。僕は今、祈莉さんの子宮に亀頭を突っ込みました。子宮に亀頭突っ込まれて、メス顔晒して潮吹きしたメス、僕の可愛いメスをもっと見て下さい」
「い゛っひ……♡♡ ひっ♡ ダーリンっ……♡ かふっ……♡」

僕に奥の奥まで侵入され、子宮の中に直接カウパーを流し込まれ、息も絶え絶えになりながらも、潮を吹いて愛液を垂れ流す祈莉さん。
そんな彼女を、生徒達が取り囲む。
かっこよくて女子の憧れの的だった水葉祈莉が、彼氏に脳までとろかされてハメ潮を吹く姿を見せつけている。
一匹のメス、繁殖したがってオスに媚びるメスの姿を見ようと、みんなが群がる。

「見ろ……見ろ、おっ……♡♡ 私のライブっ……♡♡ ダーリンに媚びて、妊娠乞いする姿、見ろっ……♡♡」

その姿に、生徒は口々に言う。

「綺麗……」
「素敵……」
「可愛い……」

それは祈莉さんを褒める言葉。
孕みたいメスの痴態を、褒め称える言葉だった。
同時に、彼ら彼女らの瞳には、明らかな羨望の色が浮かんでいる。

「祈莉さん、子宮に直接出します。……孕んで下さい。絶対に孕んで。僕の赤ちゃん孕んで下さい。……祈莉、祈莉孕め……! 祈莉、祈莉っっ!」

ごちゅごちゅごちゅごちゅごちゅごちゅごちゅごちゅっ♥

「あ゛あああぁぁっっ……♡♡ 産みたい♡ 産む♡ 孕みたい♡ 妊娠っ♡ あー……♡♡ き、亀頭がっ……♡ 子宮口に引っ掛かって♡♡ あ、あっ♡ 伸びる♡ 子宮口伸びる♡ だめだダーリン♡♡ それだめだ♡♡ 私の子宮っっ♡♡」
「愛してる、祈莉っ……!」
「かはっ……♡♡♡」

抱きしめた腰を思いきり引き寄せ、僕は躊躇もなく精液を解き放つ。
卵子に、直接精液をぶっかける。

ぶぴゅっ♥ ぶぴゅっ♥ ぶぴゅっ♥ びゅくくっ♥ びゅくっ♥ びゅくっ♥ びゅるるるるるるるるるるるるるるっ♥ びゅーーーーーっ♥ びゅるるーーーーーっ♥ ぶびゅるるるるるるるるるるるるるるるるっ♥

「あ゛っっっ……♡♡♡ あ゛へっ……♡♡」
「祈莉っ……! 僕の祈莉、僕のお嫁さんっ……! 孕め、孕めっ……!」
「お嫁、さんっ……♡ ダーリンと結婚っ……♡ あ、だめ♡ これ孕む♡ マジで孕む♡ 孕む孕む孕む孕む孕むうううううぅぅっっっ……♡♡♡」

───排卵された卵子は、精液のシャワーを浴びていた。
どぽぽっ♥ どぽんっ♥ どぽっ♥ どぽんっ♥
容赦無く下から噴き上げられる糊のような精液が、あっという間に子宮を埋め尽くし、排卵されていた卵子に直接ぶっかけられる。
無数の、何億もの精子は、我先にと卵子に群がった。
このメスを孕ませたいという繁殖欲求に従い、オスの精子は卵子を取り囲み、その中へと侵入を試みる。
ごぷんっ♥ ごぽっ♥ ごぽぽっ♥ ごぽんっ♥
その上、さらに精液が鈴口から吐き出され、子宮を完全にたっぷたぷに浸してしまう。
卵子はもはや逃げ場どころではなく、呆気なく精液の海に落ちてしまった。
さらなる精子に、うじゃぁ……っと群がられ、今にも受精しそうになる卵子。
そこになんと、もう一つの卵子が精液の海に落ちた。
偶然にも二卵性の排卵を行ったその時に、メスを孕ませようというオスの精液が吐き出されたのだ。
そちらの卵子にも、あっという間に精子が群がる。逃げ場などありはしない。
うじゃああぁ……っと、精子が群がり膜を突き始める。
そして、ついに、ついに、二つの卵子は同時に、ぷちゅんっっ……と精子の侵入を許し、受精を完了してしまった───

「あ゛っっ……♡ あふ……♡ ふー……♡ ふー……♡ お、お腹……熱い……♡ は、はは……♡ 危険日子作り、ヤバいな……♡ クセになる……♡」
「……いっぱいクセになってください。何度でも産んで下さい。僕の赤ちゃん産み続けて下さい……っ!」

気持ち良く祈莉さんの中に吐き出しながら、むっちりした大きなお尻の柔らかさを感じながら、祈莉さんの腋に顔を埋めてメスの香りを楽しむ。
僕を求める、オスを求めるフェロモンを嗅ぐ。

ふと、アナルに差し込んだプラグ、その先のポンポンを、また軽く弾く。
祈莉さんは、可愛らしくちょっとだけぷくっと頬を膨らませたが、気持ち良さそうに喘ぎ、僕の好きなようにさせていた。

「よいしょ、と」

祈莉さんの身体の脇絡みを乗り出し、未だにずっぽり奥まで入った結合部を見る。
子宮の中に亀頭が侵入したままなので、栓がされたままになっている。祈莉さんの子宮は今や、僕の精液がたっぷたぷに詰まっているはずだ。
僕はそんな彼女のお腹を、ギャラリーのみんなにも今ここに注ぎ込んでいるんだ受精しているんだとわかるように、何度も何度も優しく撫でてあげた。

そしてみんなも、すぐにその場でセックスを始めた。
もしかしたら大半の女子はピルを飲んでいるのかもしれないが、沙綺と、ひなと、そして祈莉さんとのセックスによって、それはすぐに止めることだろう。
このまま、本気の子作りをする場へと、変わっていくことだろう。

───セックスを終えて、腕に抱きつく祈莉さんを支えながら、僕達は地下三階の根城へ向かう。
僕はかろうじて紙パンツを着けているが、精液や愛液でとっくにぐちゃぐちゃだ。
祈莉さんも特に下半身が精液でぐちゃぐちゃで、膣には精液が漏れないように、絆創膏を貼っていた。
だが僅かに精液は脇から漏れ出し、祈莉さんの太ももとねっとりと伝っていた。

「くくっ……♡ ダーリン、本気で朝までする気か?♡」
「嘘だと思ってます? 僕は本気ですよ。ご飯を食べて、シャワーを浴びて、……そしてその後はずっとベッドです」
「いいだろう、付き合ってやるよ……♡ ……愛してるぞ、ダーリン♡ ホールでのダーリンも、とってもかっこよかった♡」
「はは……、ちょっと照れますね」

軽くキスをしながら歩き、根城の扉を開ける。
中のリビングでは、沙綺とひなが僕達を待ち受け、その後ろには絵菜が控えていた。

「おかえり、蓮。ご苦労様……♡」
「にはは♡ お疲れ様でした、蓮さん♡」
「沙綺にひな。どうしたの? 仕事って聞いたけど……」
「蓮に会いたすぎて、頑張って早く終わらせてきたの。……祈莉先輩とのセックス、見てたよ。気持ち良さそうで、凄かった……♡」
「ひなも、テキトーに切り上げてきました♡ ワイドショーって、ほんっとおんなじことしか聞かないんですよね〜。結婚する男性はどんな人ですか〜って。超かっこいい人って言っておきましたよ〜♡ ていうか、ひななんかより、桃木のヤローのスキャンダルを集中的にやれってんですよ!」
「はは……。沙綺もひなもお疲れ様。……今日はこのまま、朝まで祈莉さんと子作りしようと思ってたんだけど、せっかくだから沙綺もひなも加わる?」

僕がそう言うと、沙綺はもちろんと呟き、祈莉さんの前でしゃがんだ。
そして、膣に貼り付けた絆創膏をぺりぺりと剥がし、じゅるっと吸い付く。

「あっ……♡ おい沙綺、こら♡ ダーリンの精液、吸い取るな……ああっ♡」
「ぢゅっ♡ ぢゅるっ♡ ぢゅぞぞぞ……♡ ぢゅっ♡ ……んはぁ♡ 濃い♡ 蓮の子作り精液、美味しい……♡ こんなの、一発で孕んじゃいそう……♡」
「ほんっと沙綺、お前ダーリンのこととなると容赦ないな……♡ ……くくっ♡ けどまあ、子宮がまだたぷたぷ重たいから、それくらい吸われたところで、妊娠は間違いないだろうがな♡」
「じゃあ、もっともらっちゃおーっと♡ ……ぢゅぞっ♡ ぢゅぞぞっ♡」
「あ、こら♡ 沙綺それ激しい♡ 普通にクンニになってる……♡ おい、待てって♡ まったく……っ♡」

がっちりと祈莉さんの太ももとお尻を抱えて、僕の精液を啜る沙綺。
その間にひなが僕の前にしゃがんで、どろどろの紙パンツを下ろして、ペニスを取り出した。

「にはは♡ オスとメスのくっさいにおい……♡ ……ひなも、朝までお付き合いしますよ♡ 蓮さんの赤ちゃん妊娠した可愛い妊婦さん、可愛がって下さい♡」
「無理しちゃだめだよ? もう一人の身体じゃないんだし」
「んぅ……♡ 蓮さん優し……♡ 好き♡ ……れる♡ ぢゅろろろ……♡」

ぱっくりと僕のペニスを咥え込んで、フェラを始めるひな。
舌を亀頭に集中的に絡ませて、カリ首に溜まった精液と愛液の混合物を、念入りに舐め取っていく。
これはしばらく離してくれなさそうだな。

そんなことを思いながら絵菜の方を見ると、絵菜はみんなに見えないところで、僕にだけ微笑んで、舌を伸ばし口を開けた。
そして舌を軽くれろれろと動かしながら、手でペニスを扱く動きをする。
どうやら絵菜も、僕とセックスがしたいらしい。こっそり隠れて、彼女の膣内にもたっぷり注ぎ込むとしよう。

「……やあ、やっているね」

───その時だった。
急に入口のドアが開き、鈴乃さんの声が聞こえた。
鈴乃さんもやって来たのかと思ったが、確かにそうではあるが、様子が違っていた。
何か、彼女を取り巻く空気が違っていたのだ。

「鈴乃さん……?」
「蓮、ちょうどよかったよ。みんなここにいてくれたとはね」

鈴乃さんは制服姿で、リビングに入る……と思いきや、手元の端末を操作する。
その瞬間、リビングが隔壁によって閉じられた。
同時に隔壁に取り付けられた小さな窓から、鈴乃さんの顔が覗く。
取り憑かれたように笑う、その顔が。

沙綺、ひな、祈莉さんも、何事かと戸惑っている。
僕は彼女達の前に立ち、鈴乃さんと対峙する。

「……どういうつもりですか、鈴乃さん」
「見ての通りだ。本来はここを、シェルターのように使うための隔壁なんだがね。君達はこの根城に隔離し、永遠にここで暮らしてもらう。この施設ならそれが可能だ。何も不自由は無い」
「永遠に……。……何故ですか?」
「私の計画のためだ」
「計画……なるほど、そういうことですか鈴乃さん。僕が感じていた違和感が、その内容が、今はっきりとわかりしました」
「ほう? 違和感?」
「あなたは以前ここで、僕にこう言いました。バランスブレイカー達を狩り続けろと、好きなようにハーレムに加え続けろと。最初はそのようにしようとしていたはずです。その行為にきりがなかったのだとしても、三巨頭陥落で止めてしまうのは、あまりにも判断が早すぎる。……そして、三巨頭を堕とした後のあの別荘で、あなたはポイントシステムを利用した大盤振る舞いに移行すると言った。私達がいれば十分とも。……最初と後とで、荒ぶる鬼神としての目的が変わっているんです」
「ふふ……、そうか。さすがだね、私の言葉をしっかり覚えていたんだね」
「単純に初期の計画から発展したのかと思いましたが、どうも違う。僕を荒ぶる鬼神にと誘ったあの段階で、大量のポイントはあったはず。仮に荒ぶる鬼神を誕生させるのが規定路線であったとしても、同時進行で大盤振る舞いの方向へと向かえたはず。なのに鈴乃さん、あなたは僕が三巨頭を堕としてからその方向へ向かった。……つまり、あなたはおそらく僕が三巨頭を堕とした時点で、”計画を変えた”んだ。全く別の、新しい計画を思いつき、それを走らせたんだ」

鈴乃さんは、笑う。
それは、僕に見抜かれたことを嬉しそうにしていながら、しかしだからどうしたと言わんばかりの、楽しそうな笑み。

「……さすがだよ、その通りだ。君が当初の予想を遙かに上回る、素晴らしいオスであるとわからされたんだ。少なくともこの場所を使い、荒ぶる鬼神を誕生させるのは当初の予定通りだった。だがサポートがあったとはいえ、君はこの国でもトップに位置するであろう美女達を、三巨頭を、本当に全員堕としてしまった。だから私は立案した。少子化対策、草食男子撲滅を超える、次の段階に進める計画を」
「立案して、止めたんですね? 僕のハーレムを、鈴乃さん、沙綺、ひな、祈莉さんの四人以外に増やさないように」
「ふふ……、そこまでお見通しか。……実は政府に、とある提案をしてきた。ついこの間ね。それは君がハーレムを完成させた時に思いついた物だ。そして現在、君が私達を孕ませた今、正しかったと確信したよ」

この前。
母親と一緒に出たという、報告会のことか。
そしておそらくは、今日も。

「君を保護するんだよ。……三巨頭を難なく堕とす、君という優秀なオスの遺伝子を、私達という最高の遺伝子で受け継いでいく。そのための保護だ」
「……保護という名目で、僕のハーレムを合法化するつもりですか。だから僕に、安心したまえと? ”三巨頭を好きなように貪り喰う、オスの頂点に在ればいい”と言ったんですね?」
「ああ、その通りだとも。……強いオスの遺伝子と強いメスの遺伝子を用いて、この国の繁殖能力そのものを底上げする、異次元の少子化対策さ! 荒ぶる鬼神の伝説は本物となるんだ! ここから、この場所から、君の種が世界にバラ撒かれれば、自然とこの国は強いオスだけが産まれるようになる!」
「……だから保護、ですか。僕達を閉じ込め、ここで繁殖し何人も産み、その子供をこの国に解き放つ」
「君という素晴らしいオスがいなければ不可能だった。君がいたからこそ、私もその次の段階を夢見たんだ。私と母が作り上げたこの学園を日本の頂点に、少子化対策の中心に据える。その奥に座するのは、……君と私だ。私はいずれこの学園の校長となり、君は私の右腕となれ。そして最高の繁殖能力を持った私達の子供達が、この学園から、この学園風俗から日本中に種をバラ撒く。これこそが”完璧な計画”だ」

鈴乃さんの目は燃えていた。
汚泥のように汚れ、燃えていた。

「故に、この国の制度すら変えてでも君のハーレムを守り、多くの子孫を作り出してみせよう。幸い政府も君にはかなり関心を寄せている。……いずれは、君の種だけが一人歩きするかもしれないが、まあ安心したまえ。君の愛する恋人達を引き離したりはしない。私がさせない」
「精子バンク……ということですか。僕の遺伝子を、恋人達だけではなく、他の女性にも……?」
「既に私と陽奈緒くんは受胎し、沙綺くんも祈莉くんもすぐに妊娠するだろう。この短期間での三巨頭陥落と妊娠は、実に素晴らしい実績なのだ。日本だけではない、そんな優秀なオスの遺伝子は各国が欲しがるだろう。……なに、不自由はさせない。欲しい物は全て用意しよう。全てね」
「……気に入りませんね」
「……なに?」
「ハーレムの合法化は大賛成です。……ですが、全て自由。何もかも自由です。学園風俗をその拠点とします。みんなが自由に愛し合い、それぞれが自由に子作りをする。強い遺伝子なんて関係ない。一夫一妻でも一夫多妻でも一妻多夫でも構わない。自由に愛し合い自由に子供を産む。僕なら作れる……いや、作ってみせる。学園風俗の英雄が作る」
「素晴らしい。素晴らしい考えだ。君が本気になればそれも可能だろう。だが無意味だ。この隔壁の中にいる限りはね」
「……絵菜」

僕は絵菜の名前を呼び、パチンと指を鳴らす。
すると絵菜は、僕にとある端末、タブレットを手渡す。
それを軽く操作すると、なんと、目の前の隔壁が呆気なく開いた。

「な、あっ……!?」

驚き、目を見開く鈴乃さん。
同時に、絵菜が鈴乃さんに向かって走り出し、彼女を後ろから羽交い締めにして端末を取り上げた。
これでもう、鈴乃さんは隔壁を閉じることは出来ない。
あっという間の出来事に、鈴乃さんはぽかんと口を開けている。

「な、なっ……!? か、金山くん!?」
「申し訳ありません会長。……私、”ご主人様”には逆らえませんので……♡ 会長がいらっしゃらない間に、隔壁を自由に開け閉めできるよう、操作端末を増やしました♡」
「っ……!? わ、私を裏切ったのか!?」
「人聞きの悪いことを言わないで下さい」

そう言って、僕は鈴乃さんに一歩近づく。
綺麗な顔に驚愕と恐れの色を浮かべた、彼女に。

「僕と絵菜が恋をして、絵菜は僕に仕えることを約束してくれた。それだけです」
「そ、そっ、そんな……!」
「全部絵菜が教えてくれました。あなたが何を企んでいるのか。だから僕は違和感そのものの正体に事前に気付くことが出来た。……そして僕はあなたを食い止めるため、絵菜に協力してもらうようにした。全てが偶然でした。僕が絵菜に手を出したことも。でもそのお陰で、あなたの企みを回避出来たみたいです」

にっこりと笑う僕。
そして、状況が変化したことで安心したのか、沙綺とひなと祈莉さんが、ずいっと鈴乃さんの前に出た。

「……えーっと、よくわかんなかったけど、鈴乃先輩は敵ってこと?」
「ひなもびっくりしちゃいましたけど〜、まさかの敵だったかもですね〜。これはお仕置きが必要ですね〜?」
「なんだかよくわからんが、懲らしめる必要があるな。なあ? ダーリン」
「あと金山さんもハーレム入りってこと? ……ちょっと蓮、後でしっかり説明してもらうからね?」
「入っちゃってますね〜。さすが蓮さん……と言いたいとこですけど、黙ってたのは確かに酷いです!」
「くくっ……。ほんとにダーリンは、面白い奴だよ」

恋人達の言葉に、思わず苦笑いをする僕。
でもそれを彼女らに話していたとしたら、鈴乃さんに警戒されて、こんな風に鈴乃さんの計画を暴き、捕まえることは出来なかったかもしれない。
そのための恋人達からのお仕置きは、甘んじて受けるとしよう。

「……さて、というわけで鈴乃さん、覚悟して下さい」
「な、なっ……! 蓮っ……!」
「鈴乃さんを完全に堕とします。僕のお嫁さんであることを、もう僕に逆らってはいけないということを、身体でわからせてあげないと」
「わ、私はもう君の子供を妊娠しているんだぞ? こ、これ以上何を……!」
「沙綺。祈莉さん。手伝って」
「はーい♡ ……蓮の言うことなら、何でも聞くよ……♡」
「任せておけ♡ なんでもしてやるぞ、ダーリン♡」

手をわきわきと動かす二人。
なんとも頼もしい。素晴らしい恋人達を持って、僕は本当に幸せだ。

「楽しみですよ鈴乃さん。……後日、学園風俗でみんなに見せつけましょう」
「あ、あっ……!? あああああああああああああああああああっっっ♡♡♡♡♡」

なんというか、とても悲痛な、けれどとても甘い甘い、鈴乃さんの声が地下に響いた。
さあ、お仕置き調教の時間だ───

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