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第6話:繁殖新居と、嫉妬フェラと、緊急事態と(朝勃ちフェラ&台所子作り/嫉妬フェラ抜き)

「んん……」

───朝。
窓から差し込む、太陽の暑く眩しい光で目を覚ます俺。
それと同時に、股間に心地良い重さと、とてつもない快感を感じた。俺のペニスに何かが纏わり付き、亀頭はねっとり温かい粘膜に包まれている。
慌ててタオルケットをめくると、案の定と言おうか何と言おうか、そこにはフェラをしている綾乃の姿があった。

「ぢゅるるる……♡ ぢゅろろ♡ ……んは♡ やーっと起きた……♡ おはよ、ユキ♡ れろぉー……っ♡ ちゅっ♡ ちゅるる……♡」
「お、おはよ綾乃……って、ちょっ、激しい……って」
「朝勃ちおちんちん、めっちゃうまぁ……♡ ぢゅるるっ♡ ちゅっ♡ くぽ……♡ くぽっ♡ くぽ……♡ くぽっ♡ くぽっ♡ くぽっ♡」

俺のトランクスをずり下ろし、黒い下着姿の綾乃が俺のペニスを、口を窄めてくぽくぽと音を立てながら啜っていた。
舌は亀頭を舐め回し、先から溢れるカウパーを舐め取っている。
綾乃はわざと舌を舐め回した後に舌を離し、亀頭の先端と舌の間に引く、カウパーの糸を見せてきた。
ねとねと、ねちゃねちゃと、粘液の糸が陽光を受けて輝いている。

時折、綾乃は竿に平行に顔を方向け、口をあーんと大きく開ける。
そして自慢の牙で竿を緩く噛み噛みするのだが、それが怖くてこそばゆくて、背筋がぞくぞくする。

「あ、綾乃、今日は……ほら、政府機関の取材があるから、学校に行かなくちゃ……!」
「まだ時間あんだろー……?♡ せっかく”同棲”始めたんだから、恋人同士の甘い時間をもっと取ろうぜ……♡ ……ぢゅるっ♡ ぢゅろろろろろろ……♡」
「綾乃ってば……!」

そうなのである。俺は綾乃と同棲を始めた。
あまりにも身体の相性が良すぎるものだから、下手に離れて暮らしているとそれだけで繁殖に悪影響が出るかもしれないと、シェラナリアがマンションの一室を用意してくれたのだ。
政府もそこまで俺達を重要視してくれているのだろう、二人で暮らすには十分すぎるほどの部屋を用意してもらい、俺達はすぐに承諾した。
何より、綾乃と離れて暮らさなくてもいいというのが、とても魅力的だった。

ざっと荷物だけ運び込んで、昨日はその荷ほどきと家具の移動なんかで大忙し。
しかも今日は、部屋を用意してくれた代わりにと、政府がサキュバス作法の冊子や見本に使いたいと、宣材のための写真撮影や取材を行うことになっている。
なのだが、そんな朝にも綾乃は俺を離してはくれないらしい。
腰をガッチリと腕を回して固定し、俺のペニスを亀頭から根本まで、たっぷりと咥えて味わっていた。

「はは……♡ 昨日あんっだけ中出ししたのに、もうこんなになってさー……♡ 繁殖力強すぎだろ、あたしの彼氏……♡」
「あ、綾乃、朝ご飯作らない、とっ……! あ、待って、イク……!」
「朝ご飯なら、精液でいいって……♡ ほらぁ……、あたしのお口で甘えてけよ……♡ 舌でいいこいいこ撫でてやっから……♡ れるれるれるれる……♡ んふ♡ 出せ♡ 出ーせ♡ ぢゅぽっ♡ ぢゅぽっ♡ くぽっ♡ くぽっ♡ ぢゅるぽっ♡ ぢゅぽっ♡」
「綾乃、それ俺が食べられな……あっ、綾乃って、ば……!」

とろけた瞳で亀頭を舐め回しながら、顔を上下させる綾乃。
俺の反応を楽しむためか、それともただ単純に俺の顔を見ていたいのか、いずれにせよ視線は俺の顔から動かさない。
そんな愛しい恋人の視線と粘膜の感触に、きっと長く長くフェラをされ続けていた俺は、呆気なく射精してしまう。

びゅるびゅるびゅるびゅるびゅるっ♥ ぶびゅるるるるるるるるるっ♥ びゅるるるるるるるるるるるるるるるっ♥ びゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるっ♥ びゅるるるっ♥ ぶびゅるるるるるるるるるるっ♥

「あ、あっ……! うあ、あっ……!」
「んんうぅっ♡ ……らーめ♡ 暴れんら……♡ 素直にお口で甘え射精していけって……♡ ぢゅぽっ♡ ぢゅろろろろろろろっ♡ ちゅううううぅぅっ……♡」
「だめ、だめだって綾乃! 出てる、出てるからっ……! あ、あっ! うあっ!」
「んんー……♡♡ ごくんっ♡ ごくんっ♡ ごくんっ♡ ごくんっ♡ じゅぞっ♡ ごくんっ♡ ごくんっ♡」

射精しても、俺をもの凄い力で押さえ付けて、離してくれない。
射精したその瞬間には、尿道を押し広げる固形のようなゼリー精液を、ごくんごくんと喉から胃に落としていく。
綾乃の口の中に射精しながら、しかし舌でねぶられ思いきり吸引され、凄まじい射精感が襲ってくる。
膣内で射精しているのとはまた違う、強烈な快感だった。

びゅるるるるるるるるるるるっ♥ ぶびゅるるるるるるるるるっ♥ びゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるっ♥ びゅるびゅるびゅるびゅるっ♥

「んふ……♡ ぢゅっ♡ ちゅうううううううううううぅぅぅっっ♡♡ れるれるれるれるれるれるれるれる♡」
「い゛っっ……!? 綾乃、綾乃っ……! 出た、もう出終わるから! そんな、刺激強いっ……!」
「ぢゅぽっ♡♡ ぢゅぽっ♡♡ ぢゅぽっ♡♡ ぢゅぽっ♡♡」
「綾乃っ……! だめ、だめだって、綾乃っ……!」

頭の中の何かが、焼き切れそうだった。
精液を射精し終えているのに、綾乃はまだ足りないとばかりに、依然として俺の腰を離さず尿道を絞り上げるように吸い続けている。
まるで、ペニスのストローだ。
ペニスをストローにして、俺の睾丸から精液を直接啜っているかのようだった。

ぶぴっ♥ ぶぴゅっ♥ びゅるびゅびゅるびゅるびゅるっ♥

再度、俺のペニスが跳ね震え、残った精液を噴出する。
亀頭の先端に口付けた綾乃は、それを美味しそうにちゅるちゅると啜った。
そして一滴残らず吸い上げた後、先端の残り汁を舌で丁寧に舐め取る。

「ちゅうぅぅ……♡♡ れるっ♡ ちゅるる♡ ちゅっ♡」
「おおっ……! お、おふっ……! あ、綾乃……!」
「ちゅっ♡ ちゅっ♡ れるっ♡ ちゅっ♡ ……んっ♡ んへぁ……♡」

やっと俺の股間を解放して、綾乃は精液を全部飲んでやったぞと、何も無い口の中を見せてきた。
俺の精液のにおいをぷんぷんとさせている、ところどころ精液の残り汁がこびりついた恋人の口の粘膜は、酷くいやらしかった。
ごちそうさまと、とろけた瞳がそう言っていた。

「美味かったぁ……♡ 頭とろっとろになっちまった……♡」
「そ、そうか、それは良かった。……っていうか、あ、朝ご飯、作らなきゃ……っ」
「はは♡ バナナ一本とか、簡単なのでいいぜ♡」
「そうはいかない、ちゃんと作る……!」

二人のご飯は、なるたけ俺が作る。ちゃんと作る。
それは将来、実家のカフェを継いだ時のための、ある意味練習であり修行だった。
なので俺は、朝からフェラ抜きされてへろへろになった腰を奮い立たせ、なんとかキッチンへと向かう。

まずはエプロン、やはりエプロンだ。
フライパンを用意し、オリーブオイルを引いてハムを焼き、卵を二つ割って二人分のハムエッグ。
パンはトースターに入れるだけだから、これは簡単だ。
最低でも、これくらいの物は作らないと。

「……ユーキ♡」

すると急に、俺の後ろから綾乃が抱きついてきた。
しかもその抱きつき方ときたら、俺の腋の下から片手を回してエプロンの中に差し込み俺の胸をまさぐりつつ、もう片方の手はトランクスの上から尻を揉む。
そして唇は、俺の首筋にちゅうぅっとキスマークを付ける。
完全に、朝から新妻にセクハラするエロ夫の行動じゃないか。

「エプロン姿のユキ、マジかわなんだがー……♡ ちゅっ♡ ちゅ♡」
「おい、危ないから離れろって。てかキスマーク、この後に学校行くんだから、付けるなってば」
「ちょっとくらいならいいじゃん。ユキだって昨日あたしの首に、キスマークいっぱい付けたくせによ♡」
「はい、すいません」
「……はは、ユキの尻、引き締まってて可愛い♡」
「おっ、男の尻なんて触ったって、楽しくないだろ」
「好きな男の尻なら、めちゃくちゃ楽しいに決まってんじゃん……♡ 恋人の身体なんて、触って飽きることなんかねーし♡ ……ユキだってそうだろ?」
「ま……まあ、それは確かに」
「あたし嬉しいんだよ。ユキとこうやって一緒に暮らせるようになって、寝る時も同じベッドでさ。朝起きてユキの可愛い寝顔が目の前にあったの見たら、それだけでおまんこ濡れたくらいだし……♡」
「……うん。それは俺も同意」
「な? だからさー……♡ おちんちん触ってもいいか……?♡ ユキのおちんちん、あたしだけのおちんちん触ってもいいかー……?♡」
「ちょ、ちょっとだけ、なら」
「……んふふ♡」

嬉しそうに笑って、綾乃は尻を触っていた手を、そのまま前の方へと持っていく。
背丈の割に細くてしなやかな指がペニスに絡むと、俺のペニスは恋人の手だと感じて、すぐさま勃起した。

「はは♡ さっき射精したばっかなのに、もうこんなにでっかぁ……♡ ほんっと太い♡ 太くて、なっっがぁ……♡ しこしこ扱くのにも一苦労の、なっっがいおちんちん、かっこいいなー……♡」
「あ、綾乃、あんまり、激しく、する……っ、なよ」
「大丈夫、まだハムエッグは焼けてねーよ……♡ ほら、もっと素直に気持ち良くなれって……♡ しこしこ……♡ しこしこしこ……♡」
「ううっ……!」

ねちっ♥ ぬちっ♥ ねちっ♥ ねちゃっ♥

先ほどの精液と唾液がペニスに付着していたのか、トランクス越しにも、綾乃がペニスを扱く水音が響いてくる。
俺はかろうじてフライパンを見ながらも、綾乃が与える快感に思わず腰が引けていた。

「なあユキ、気持ち良かったら好きなだけ喘いでいいんだぜ……♡ ここにはあたし達しかいねーし、誰も邪魔は入らない……♡」
「そ、そんな、喘いだりなんかしないって……!」
「へえ?♡」

にゅりっ♥

「んあぁっ!?」
「はは♡ にゅるにゅるの亀頭、指でちょっと擦り上げたら喘いでんじゃん♡ なんだよそれ、あたしを煽ってんのか……?♡ こっちはさっきのフェラで、もうとっくにおまんことろっとろなのに……♡ また濡れてくるじゃねーか……♡」
「そ、そんなの知るか……あぁっ。うっ、んっ、んあっ」
「はあ……、無理♡ もう無理♡ ぜってー無理♡ なあユキ、ヤろ♡ 相性いいんだから、一度サカったら無理だって♡ なあヤろ♡ 子作りしようぜ♡」

切羽詰まったように言う綾乃は、パンツを下ろしてシンクに手を突くと、そのでかい尻を俺に向けてふるふると振ってきた。
ふるんっふるんっと、重たく柔らかそうにたわむ安産型の尻。
膣から、とろー……っと床に垂れ落ちる愛液。

あのとろっとろの膣の感触は、よくわかる。
何度も味わった、何度味わっても飽きることのない、俺のペニスを気持ち良くしてくれる最高のメスの膣。
身体の相性が最高の相手が、俺と繁殖したくて尻を振っている。
俺は俺を誘うメスの誘惑に耐えることが出来ず、すぐさまトランクスを下ろして、綾乃の中に挿入した。

にゅぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ……♥

「あ、あ゛っ♡♡ おちんちん入ってきた♡ でっか♡ でっっかぁ……っ♡♡ ぶっとくてなっがいのが、奥、奥まで入ってきたぁっ……♡ は、ははっ♡ 膣肉ぷりゅっぷりゅかき分けて、奥まできたぁ……っ♡♡」
「お、お前こそ、尻……でかすぎ……! ぷるんって揺らして、こんな朝から、俺を誘いやがって……! こんなの我慢出来るわけないだろっ……!」
「尻だけじゃねーぞ……♡ ほら、おっぱいも……♡」

だゆんっ……♥

急に綾乃がブラを外して、もっちり重たい長乳を下に垂らした。
ゆさゆさと揺れるそれを目の当たりにして、その興奮はすぐにペニスに伝わる。

「ごくっ……!」
「んあ゛ぁっっ♡♡ ちょぉ♡ おっぱい零したら、おちんちんおっきくしやがったぁ……♡ あはっ♡ ははっ♡ もうユキ、あたしのおまんこ肉、みっちみちに責めやがってぇ……♡ あたしをどうするつもりなんだー……?♡」
「孕ませるに決まってるだろ……っ! こんな、こんな俺好みの、いやらしい身体、しやがって……うあぁっ」
「はは♡ そうそう、いっぱい孕ませろ♡ ほら、ユキのおちんちんのお家は、ここ……♡ あたしのおまんこなんだぞー……♡ おちんちんのお家で、あたしがいっぱい甘やかしてやっから、いっぱいびゅーって子種出せぇ……♡」

にゅっぽ♥ にゅっぽ♥ にゅっぽ♥ にゅっぽ♥ にゅっぽ♥

どろどろに溢れた愛液が、どろどろに溢れたカウパーと混ざり合い、綾乃の膣の入り口から根本までを擦り上げる音。
粘液質のそれが空気と混ざった音。
ぬぽぬぽねぽねぽと、境界線が曖昧になって溶け合うように気持ちいい。
俺のペニスが落ち着ける場所、俺のペニスをたっぷり甘やかしてくれる、綾乃のとろけた膣内だ。
綾乃の息も荒く、甘い匂いを全身から放ちながら、俺のことをじっと見つめている。

突然、きゅうぅっっと膣内が締まったかと思うと、僅かに子宮口が吸い付いたような気がした。
サキュバス繁殖作法を、少し覚えたのだろうか。
さすがにシェラナリアの手助けや淫紋がないとそれ以上は無理なようだが、もしかしたらいずれ、綾乃は特技として覚えてしまうかも。そんな気さえしてくる。

「なあユキぃ……♡ 赤ちゃん産んだら、なんて名前付けよっかー……♡」
「ま、まだ、早いって……! 子作りしてる最中なのに……!」
「いいじゃん♡ 男の子の名前も女の子の名前もいっぱい考えようぜ♡ ……そんで、考えた名前の数だけ作ろうぜ……♡」
「おまっ……!」
「なあ、ユキだってもうその気なんだろ?♡ 何人も何人も産ませて、作りたくて、しょうがねーんだよな♡ ……あたしも一緒♡」
「っ……!」
「マジで、子供でサッカーチーム作ろうぜ……♡ 作れちまうくらい、いっぱい繁殖交尾しよぉ……♡♡」
「綾乃っ……!」

とろぉっ……ととろけた瞳。
俺は思いきり腰を綾乃の尻に押し付け、たわませ、再び溜まった精液を吐き出した。

びゅるるるるるっ♥ ぶびゅるるるるるるるっ♥ びゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるっ♥ びゅるびゅるびゅるびゅるびゅるっ♥

「うああぁっ……! はっ、孕め、孕め綾乃っ……! 産んで……! 俺の子供いっぱい産んで……!」
「あ゛っっは♡♡♡ 出てる♡ 出てる出てる出てる♡♡ おまんこに種付け♡ 彼氏にたっぷり射精されてる♡ 気持っち、いいっ……♡♡♡」

ぷしゃあぁっ♥ ぴゅっ♥ ぷしっ♥

俺の射精と同時に綾乃の足腰が震え、床に大量の潮を吹く。
そんな綾乃の腰をガッチリホールドし、でかい尻にぐりゅぐりゅと股間を押し付け、亀頭で子宮口を突き上げながら、思いきり射精を続けた。

びゅるるるるるるるるるるっ♥ びゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるっ♥ ぶびゅるるるるるるるるるるるるるっ♥

「あ゛ー……♡♡♡ 子作り♡ 子作り気持ちいい♡ こんな生活出来るの、マジで幸せ……♡ な、ユキぃ……?♡」
「うんっ……! 綾乃と、大好きな彼女と、一緒……!」
「はは……♡ たっぷり新婚の予行練習しようなー……♡ ほら、もっとあたしのおまんこで甘えてけ♡ ぴゅ、ぴゅーって出せ……♡」
「うぐっ……!」

びゅっ♥ びゅるるっ♥

「はは、マジで出た♡ 可愛いなー……ユキ♡ ほんっと可愛い♡ あたしの大好きな彼氏……♡」
「は、はは……」

そう言って照れ笑いする俺だったが、ふとフライパンに目をやった瞬間、その笑いが一気に消えた。
フライパンから立ち上る煙。キッチンに広がる、焦げ臭いにおい。
結局、なんとか助け出しはしたものの、俺達はかなり焦げたハムエッグを食べることになってしまったのだった。

「はは。こういうのも同棲の醍醐味だよな」
「綾乃は気楽だな……」

───朝食を食べ、軽くシャワーを浴びてから制服を着て、学校に向かう。
学校はもちろん夏休みだったが、体育館にはシェラナリアはもちろん、政府の役人と思しき人達や、カメラマンやそのスタッフが既に準備して俺達を待っていた。
奥には、撮影用のブースまで出来ている。

見慣れない設備や人を見ると、ちょっと緊張して背筋がピンと伸びる。
だが綾乃はいつものように、ふあぁと欠伸をしていた。肝が据わりすぎだろ。

「よう、来たかお前ら」

シェラナリアが俺達を見つけ、声を掛ける。
今日も今日とて、シェラナリアはいつもの制服姿に、タバコ型のチョコを咥えていた。やはり好きなのだろう、というかあれどこで売ってるんだ。

それと、今日は彼女の隣に一人の女の子がいた。正確には、ギャルサキュバスが。
シェラナリアと同じような角と、羽と、尻尾を持った、赤髪ショートの元気そうなイメージの女の子。
別の学校の制服なのだろうか、そんな服を着て、ピアスにブレスレットにネックレスにと、キラキラなアクセをたくさん身に着けている。
綾乃やシェラナリアほど大きくはないが、ぷるんっと弾むような胸を揺らして、猫みたいな口元で笑顔を浮かべている。

「こんちはですー! 政府の少子化対策庁、特別広報官、”イルセティラ”と申しまーす! 今日はシェラナリア先輩と一緒に、取材にやって来ましたです!」
「というわけで後輩だ。よろしく頼む」

綾乃は「よっ」なんて軽く声を掛け、俺はひとまず丁寧にお辞儀をしといた。
後輩気質な子とはいえ、シェラナリアと同じく、俺達よりも何倍も長く生きているはずだ。
綾乃はともかく、俺はきちんと挨拶しておこう。綾乃はともかく。

「取材といっても政府広報用で、地上波や雑誌に乗るような物ではないし、かといってそこまで堅苦しい物でもない。気楽にしてくれていい。……そしてイル、この二人は私の大事な”友達”でもある。失礼のないようにな」
「はいっ! わかりましたですシェラ先輩!」
「おい、私をシェラと呼ぶな」
「えええ~! どうしてですか!? 先輩は私のことイルって呼ぶじゃないですか!」
「上司はちゃんとフルネームで呼べ。それに私を愛称で呼んでいいのは、未来のつがいだけだ」
「ぃえええ~、そんなあぁ~」

よくわからないが、イルセティラというギャルサキュバスが、シェラナリアに怒られている。
あちらの世界の上下関係も、どうやらこちらと同じように厳しいらしい。
イルセティラはしょぼんとしながらも、きっと俺達が座るであろう椅子や照明などを準備し始めた。

「えっとー、そんじゃあすいまっせん! 冴崎綾乃さんっ! 少しメイクとかしますんで、こっちに来て欲しいです!」
「あいよー。ま、メイクは軽くしてきたけど、そっちでしてくれるんなら、まあ頼むわ。……じゃあユキ、ちょい行ってくる」
「ああ」

軽く俺に手を振って、イルセティラに連れられ奥に向かう綾乃。
そこには、保健室にあるようなちょっとしたパーティションが置かれ、メイクさんが待機しているようだった。
なるほど、気楽とは言われたが、結構な大掛かりじゃないか。
そんなことを考えていると、不意にシェラナリアが俺の前に立った。
彼女は俺の襟に、そっと手を伸ばす。

「襟が立っているぞ、春沢。直してやろう」
「あ、ああ……、ありがとうシェラナリア」
「緊張しているな? ふっ……、そんな必要もないと言うのに」
「は、はは……。そうは言ってもさ、やっぱり見知らぬ人がいるとどうしても……。元が陰キャだから、なんか苦手なんだよな」
「ぷっ……、ふふ。あんな美人のつがいを手に入れて、好きなように子作りを楽しむような奴が、陰キャも何もあるか」
「そ、そうかな?」
「……本当、おもしれー男だな、お前は」

そう言って、じっと俺の目を見るシェラナリア。
以前、海で見せてくれたような、可愛らしいギャルの顔。
けれどその瞳はどこか、それはまるでセックスしている時の綾乃が向ける視線のような、とろけたような色を浮かべている。

加えて、彼女の息が少し荒い。
何か疲れているのかとも思ったが、どうも違う。
シェラナリアは、小刻みに鼻で息をしているようだった。少しだけ、俺に顔を近づけてだ。
もしかしてこれ、俺のにおいを嗅いでいる───?

「はーい! 用意が出来ましたですー!」

急にイルセティラの声が聞こえ、まるで弾かれたようにシェラナリアが俺から離れた。
そして軽く咳払いをすると、俺を準備されたブースへと促す。

「……さあ春沢、気軽に気楽に、な」
「あの……、シェラナリア」
「ん? どうかしたか?」
「あ……、いや、なんでも……ない」

まさか、と思った。
だから俺は、それ以上詮索するのをやめた。

───取材の内容は、あまり覚えていない。
緊張のせいで、完全に記憶が吹き飛んでいた。
綾乃は、それこそ気楽に答えていたようだが、俺は初めてのインタビューをされて、舞い上がって何を口走ったかもまるで覚えていない。
時折、落ち着けよとばかりに、綾乃が俺の背中をぽんぽんと撫で叩いたのは、なんとなく微かに覚えている。

その後は、改めての写真撮影だ。
インタビュー中にも撮ったようだが、それとは別に撮りたいらしい。
何枚かは綾乃と一緒に撮ったが、カメラマンはそれよりもより多くの、綾乃の写真を撮っていた。
聞けば、やはりサキュバス作法の希望者は男性が圧倒的に多いらしく、女性の希望者をもっと増やすためにも、広告塔のような存在が必要なのだとか。
なるほど、綾乃はうってつけのモデルということなのだろう。綾乃も調子に乗って、何やらポーズを取っている。やれやれ。

「えへへぇ。彼女さん、美人さんですね!」

不意に俺の横に、イルセティラが立った。
彼女は、よく見れば背丈は俺と同じくらいなのだろうか、腰を屈めて下から見上げるように微笑んでいる。

「あんな人がつがいだなんて、春沢さん果報者ですねえ!」
「は、はは……。ども」
「クラスメイトなんですよね? シェラせ……いやいや、シェラナリア先輩から聞きましたけど、席も隣同士で、相性度も偶然計測しただけなのに、結果は驚異の99%なんて! こりゃもう運命です!」
「運命か……、そうかも。俺自身は綾乃が恋人になるなんて、それまでほんの少しも考えてなかったくらいなんだけど……」
「ええ!? そうなんです!? あんっっっなにラブラブなのに!?」
「え、あ、あんなに?」
「ほらあ、さっき冴崎さんがメイクしてる時、私が付き添ってたんです! そしたら冴崎さん、春沢さんのことばっかり話してて」
「えっ。そ、それって……どんな?」
「春沢さんは可愛い、顔が可愛い、喘ぎ声が可愛い、エプロン姿が可愛いって、それはもうメイクさんが赤面するくらいで」
「あ、あい、あいつ……!」
「……でも、とってもかっこいいって言ってましたです」
「……!」
「おちんちんが」
「アッハイ」
「にひ♡ 私、ちょっと興味あるですね~♡」
「や、やめて下さい」
「春沢さんの首筋、キスマークいっぱい付いてますし♡」
「こ、これは」
「ラッブラブですね~♡」
「やめて下さひ」

そんな、とりとめもない話をしていると、現場の責任者と思しき人が、今日はお疲れ様でしたと声を掛けた。
ようやく終わってくれたか。俺は緊張が消え、ふっと肩が軽くなった気がした。

「それじゃ春沢さん、私はシェラナリア先輩と後片付けするです! 今日はお疲れ様でしたです!」
「あ、うん。お疲れ様でした」

ぺこりとお辞儀する、イルセティラ。俺もお辞儀をしてから手を振った。
さて、今日はもう終わりのようだから、帰るとするか。帰りついでにスーパーに寄って、食材でも買って行こう。
そう思って、ふと綾乃の方を向くと───

「……」

綾乃が、もの凄い表情で俺を睨み付けていた。
尋常ではない、今にも胸ぐらを掴んできそうな雰囲気である。
綾乃はそのまま俺の方へとずかずか歩いてきて、上から俺を見下ろす。まるで、付き合う前に戻ったかのような気分だった。

「お、おい綾乃、どうした? なんか……、怒ってるのか?」
「……ユキさ、あのイルセティラってのと、随分仲がいいんだな?」
「え。……お、おい待て勘違いするな、彼女とは別にそういう仲じゃない。ただちょっと、話し込んでただけでさ」
「へー? そう?」
「それだけだよ。本当に」
「ああ、そうかよ。……つか、あたしが怒ってんの、そういうことじゃないし」
「いや……、本当に俺は彼女とは何も……」
「……まあいいや。帰ろ」
「あ、おい綾乃、ちょっと待てよ」

ぱぱっと荷物をまとめ、俺を置いて体育館を出て行く綾乃。俺はその後ろを、慌てて追いかける。
困った、何を怒っているんだ。
本当にイルセティラとは何もないし、そもそも綾乃が写真を撮っている間に、暇潰しくらいの感覚で話し込んでただけなんだが。

走って綾乃に追いついてみても、その背中が威圧感ありすぎて、横に並べない。
こういう時はどうしたらいいんだろうな、彼女なんて綾乃以外にいたことないから、全然わからないし。
などと、そんなことを思っていたら、急に綾乃が理科室の前で足を止めた。

「……なあユキ」
「う、うん、どうかしたか?」
「理科室だな」
「ああ……そうだな、理科室だ」
「入るぞ」
「わ」

急に綾乃に手を引っ張られて、理科室に連れ込まれる俺。
何が起こったのかよくわからないまま、俺は理科室の奥、掃除用具の入ったロッカーの影に引っ張り込まれた。
そして綾乃は俺の肩をがっしりと掴み、怒った表情のまま、顔を近づける。

「ちょ、どうしたんだ綾乃」
「……なんであたしが怒ってるか、わかんないか?」
「えっと……、イルセティラと話してたから?」
「そう。でもそうじゃない」
「ええ……。待ってくれ、何が何だかさっぱりだ」
「マジでわかんないのか?」
「悪い、ほんとにわからない……」
「……あたしのこと、放っておくな」
「あ……」
「少しくらい話すのなんて別にいいけど、あたし……彼女放って、他の女と楽しそうに話すな。あたしのこと気にして、手くらい振れ。あたしはずっと、写真撮られててもユキの方見てたのに。なのにユキは一度も、あたしを見てくんなかったじゃん」
「綾乃……」

そうか、そういうことか。
確かにあの一瞬、俺は綾乃の傍にいながら綾乃を放っていた。綾乃に気遣ってあげることもしなかった。
それが気に入らなかったのか。

海に行った時、シェラナリアと仲良く会話したあの時は、綾乃が怒ったかと思って彼女を気にしたけど、今はそれが出来なかった
あの時、綾乃は怒らなかったけど、それはきっと相手がシェラナリアだったからだ。
見知った相手、おそらくは心を許した友達だからだ。
きっと自分を裏切ることはないだろうと、信じているからだ。

でも、イルセティラは違う。
シェラナリアの後輩で政府の役人とはいえ、見知らぬ女だ。その彼女と、俺が仲良く話しているのが、綾乃は気に入らなかったんだ。
そんな時に放っておかれたのが、気に入らなかったんだ。

「あたし、ユキの彼女だろ」
「うん……、悪かった。その、ウインクでもしておけば良かったかな」
「そうだバカ。次はそうしろ。ユキもあたしのこと大好きなくせに」
「うん、ごめんな。綾乃は俺の彼女なのにな」
「そうだそうだ。初セックスしてからタガが外れたみたいにセックスしてくるくせに、セックスはいっぱいしてるのにデートで手を繋ぐと未だに真っ赤になるくせに、なんだかんだあたしにぎゅって抱きついて好き好きって中出しするくせに」
「……うん、ちょっと言いすぎじゃないか? それ人前で言うなよ?」
「さっきメイクさんには言った」
「やめてよ!?」
「いいじゃんそんなの。ただのガールズトークだよ。……それよりユキ、やることあるだろうが」
「え?」
「悪いと思ったんなら、彼女慰めろ」
「……ああ」

いつの間にか、俺の肩を掴んでいた綾乃の両手は俺の首に回され、そのまま抱きしめられていた。
他の誰かが理科室に入って来ないかと内心びくつきながら、綾乃の腰に手を回して引き寄せて抱きしめた。
そして、そっと優しいキスをしてあげた。
本当に、セックスは結構な回数をしていると思うが、こうやってするキスが一番照れるような気がする。
不思議なものだ。

「ユキ、好き……。……浮気すんな」
「絶対しない。……今度は、ずっと綾乃のこと見ておくから」
「絶対だぞ。ばかユキ……」

そう言いながら、甘えたようにキスをしてくる。
今日の綾乃は、ちょっと可愛い。

などと思っていたら、突然綾乃の手が俺のズボンをまさぐって、ジッパーを下ろして中のペニスを取り出してしまった。
えっ、ちょっと待ってくれ。

「うわ、でっっか……♡ ユキのかっこいいおちんちん、あたしとキスしただけで勃起してんじゃん……♡」
「お、おいおいおいおい待て待て待て待て、何をするつもりだ」
「仲直りのフェラ、っていうのはどうかなーと思ってよ♡ 夏休みの理科室なんて誰も来ないだろうし、フェラならすぐ済むだろ♡」
「いやでもお前、まずいだろ。校内には先生だっているんだろうし、誰か来なくても精液で汚れるし」
「そうだよなー……、ユキのゼリー精液、濃くて量も多いもんなー……♡」

俺に柔らかい胸を押し付け、脚を豊満な太ももで挟み、俺のペニスを手で扱きながら耳元でぼそぼそと囁く。
ぞくぞくと背筋が震え、快感がじわりと湧き上がってきた。

「この前、海で断面図で見た射精、凄かったもんな……♡ みゅるみゅるって、うどんみたいにぶっとい精液を勢いよくひり出してさあ……♡ しかも後になって子宮から漏れてきた奴、指で摘めるくらい濃くて、あたしびっくりしたし……♡」
「そうだよ。だからほら、床や服に飛んだら大変な事に……」
「朝みたいに、全部飲んでやるって……♡ 彼氏のねっとり粘っこい精液、口にたっぷたぷ溜めて……くちゅくちゅ味わって……、耳元でごくんって飲んで、飲む音聞かせてやるからさ……♡」
「い、いや、そんな……」
「いいじゃん、仲直りのフェラさせろ……♡ 彼氏のちんぽ舐めたい……♡」

俺のペニスは、綾乃の誘惑でとっくに限界まで勃起し、カウパーを垂れ流している。
綾乃はそれを嬉しそうに亀頭に満遍なく塗りつけ、にちゅにちゅ音をさせながら弄り回していた。
そうやって、俺を我慢出来なくなるくらいに昂ぶらせてやる、ということなのだろう。

「なあユキぃ……♡ ユキのちんぽ、れろれろ舐めさせろよー……♡ なあ……♡」
「うぅ……」
「ほら、あたしの口に射精しろよ……♡ いっぱい射精してくれたら、さっきのこと許してあげるからさー……♡」
「し、しょうがないな……。でも、誰か来そうになったらそれで終わりな?」
「はは♡ わかってるって♡」

そう言って綾乃は俺のペニスの前に膝立ちになり、軽く髪をかき上げた後、カウパーを垂れ流す先端に鼻を近づけた。
そしてすんすんと、そのにおいを嗅ぐ。

「あー……♡ ユキのでっかいおちんちん、すっごいにおいだ……♡ 精子混じりのカウパー、精液のにおい、濃いオスのにおいがする……♡」
「……な、なんかその言い方、めちゃくちゃ恥ずかしいんだが」
「恥ずかしくなんかないって。ずっと嗅いでたいくらい、いいにおいだっての……♡」

鼻を鳴らしつつ、綾乃が亀頭の裏筋に舌を伸ばした。
れるれると舌で裏筋と鈴口を舌先で往復し、ゆっくりと舌を離す。すると舌と亀頭の間に、ねとーっと透明な糸が引いた。

「れるぅー……♡ わ、我慢汁ヤバ……♡ 繁殖欲旺盛でかおちんちんめ……♡ キスしてやる……♡ ちゅ、ちゅぷ、ちゅ……♡」
「あ、綾乃……っ、うあ……っ!」

綾乃は俺の呻きに満足げに微笑むと、俺を見上げ「いただきます♡」と一言。
舌を伸ばして亀頭をその上に乗せると、そのまま亀頭だけをあむっと咥え込んで、頭を前後させた。

「んへぁ……♡ はむっ♡ ちゅる♡ ちゅるる♡ ちゅぽ、くぽくぽくぽくぽ……♡ れるれるれる……♡」

吸い付く窄まった唇の感触と、それが鳴らす音。
口の中で亀頭を舐め回し、執拗にカウパーを舐め取る舌。
俺はあまりの気持ち良さに息を吐き、思わず綾乃の頭を掴んでしまう。しかし綾乃はそれに少しも嫌がるような素振りを見せず、フェラに没頭するのだった。

「おちんちんでかすぎて、顎痛くなりそうだ……♡ でも……ユキのおちんちん、ずっとフェラしていたくなる……♡」
「ずっと……?」
「うん、フェラ好き……♡ 一日中でも、ずうっと舌でれろれろ……、口でちゅぽちゅぽしてたいくらいだ……♡ どんだけ射精しても離してやんねーの……♡」
「は、はは……。それはまた、限界まで搾り取られそうだな……」

綾乃は嬉しそうに鼻を鳴らすと、ブラウスの前をはだけ、ブラをずり上げてJカップの長乳を晒す。
だゆんっとたっぷりと重たげに揺れる胸。
ふっくらした大きな乳輪の先端は控えめに勃起している。何度もむしゃぶりついた、綾乃の長い巨乳だ。

「ユキ、あたしのおっぱい好きだろ……♡」
「うん……、綾乃の身体は全部好きだ」
「マジでユキ、あたしのこと好きすぎじゃん♡ だったらもうずっと、あたしだけ見てろよな……♡」

続けて綾乃はスカートをたくし上げ、脚を開いてでかい太ももと下着を見せつけながら、その中に手を入れてまさぐり始めた。
フェラで興奮したせいで、とっくに濡れていたのだろう、すぐにくちゅくちゅという粘液質の水音が聞こえてきた。

「……綾乃のおまんこ、どうなってるんだ?」
「決まってんだろ♡ もう、とろっとろになってる……♡ ぐずぐずにとろけてて、おちんちん入れたら絶対気持ちいいぜー……♡」
「こんなとこで発情してるのかよ」
「当たり前だろ♡ 好きな男のおちんちんフェラして、セックスしたくならねーとか嘘だろ♡ ……なあ、ちょっとだけ、ちょっとだけでいいから、ここでセックスしよーぜ……♡」
「だめだって、バレるから」
「大丈夫だって、誰も来ねーよ……♡」
「綾乃が喘いだら廊下に声が聞こえるだろ」
「はは♡ それ、ユキのことなんじゃねーの?♡」
「う……」
「な? 声は我慢すればいいじゃん……♡ ちょっとだけ、ずぽずぽって、ちょっとだけ出し入れするだけでいいからさ、ユキぃ……♡」

れろぉ、と竿の根元から亀頭までねっとりと舌を這わせる。凄くエロい、ギャル彼女のセックスおねだりだ。
あまりにも魅惑的なシチュエーションではあるが、ここで折れて綾乃の言う通りにして、うっかり致しているのが誰かにバレてしまったら大事だ。
いくら政府公認とはいえ、退学はなくとも何かしら処分はされるだろう。
外ではともかく、校内では自重しなければ。

「き、今日はフェラで我慢しといてくれよ。ステイだ、ステイ」
「えー……、やだぁ……♡」
「やだじゃない。よくないから」
「じゃあ今度、デートしてエスコートしろ。まだタオルとか洗剤、そういう細かいのしっかり買い揃えてねーだろ? お買い物デートしようぜ。そしたらフェラで我慢してやる」
「デ、デートはいいけど、エスコートは自信無いな……」
「ばーか、わかれよユキ。あたしはユキと一緒にいたいだけなんだってば」
「……っと、ごめん。ごめんな」

俺はそっと綾乃の頬を撫でる。
綾乃はくすぐったそうに、身を捩った。

「ユキは謝りすぎだ。つか、謝らないようにもっと努力しろ」
「……うん、頑張る。俺、が……頑張ってエスコートしてみせるから」
「ん……♡ しょうがないなー……、大好きな彼氏にデートに誘われちゃったし、付き合ってやるかー……♡」
「だから今日はフェラだけで我慢。な?」
「あーい♡」

嬉しそうにして、再び綾乃がペニスにしゃぶりつく。
根元まで一気にぬぽぉ……っと飲み込んで、にゅるるぅ……と亀頭のカリ首のところまで出して、そしてまた根元まで飲み込む。
竿から亀頭まで温かい綾乃の口に包まれて、また俺は声を上げてしまった。

「じゅるるるる……♡ じゅるる……、ちゅる……ちゅぷちゅぷちゅぷ……♡」
「あ、綾乃……、ちょ、激しい、って……!」
「好き……♡ ユキ、大好きだぞー……♡」
「ほんっとお前はっ……!」
「お?♡ 美人の彼女に萌えちまったかー?♡ はは♡ ユキは可愛いなー……♡」
「ま、まった、く……っ!」

以前は、目つきの悪いガサツな奴とか思ってたのに。
恋人になった途端、俺をずっと抱きしめてくるし、キスしなくるし、好きって連呼しまくるし。
挙げ句の果てには、心底俺に惚れ込んでるみたいなことばかり言って。

「……な、なんか怖くなってきたな」
「あたしが好きすぎてかー?♡」
「っ……! そ、そうだよ……! ただでさえこの前まで童貞だったんだ、初めての彼女だし、それがもう子作り始めて同棲まで始めて、なんかもう……心の中が綾乃だらけで、わけわかんなくて……!」
「大丈夫だってユキ、あたしも好きすぎてわけわかんないから……♡ こんなんしょうがないじゃん? だからさ、一緒にとろっとろになろーぜ……♡ 最高相性の身体くっつけあって、とろっとろにさ……♡」
「綾乃……」
「ぢゅるるるるるるるるるるるるるるっ♡」

急な激しい吸い付きに、思わず腰が引けてしまった。
舌は亀頭をにゅるにゅると舐め回し、鈴口を優しくほじくっている。
早く出せ、射精しろとばかりに。

「ぢゅぽっ♡ くぽっ♡ ……んへぇ♡ ほら出せよ、ユキぃ……♡ 朝みたいに、あたしのお口で甘えて、いっぱい射精しろぉ……♡ ぢゅるっ♡ ぢゅぽっ♡ ぢゅぽっ♡」
「こ、零すなよ……? たぶん、結構出る……!」
「いいよ……♡ 全部飲んでやる……♡ れろぉー……♡ れるれるれる……♡ ぢゅろろろっ♡ ぢゅううぅぅっ♡」
「くっ……!」
「なあユキぃ、あたしのメスのにおい嗅がせてやんよ……♡」

急に綾乃が、自分のパンツの中に入れていた手を、膣内をぐちゃぐちゃにかき回していた愛液に塗れた手を、俺の鼻先に突き出した。
そしてその指が、俺の鼻下に愛液を塗りつける。
その指が、俺の口の中に潜り込む。

「メスのにおいでイけ♡」

強烈なメスのにおい。
目の前がぐらつくような、綾乃の発情したにおい。
俺の我慢は、まるで意味を成さなくなった。

びゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるっ♥ ぶびゅるるるるるるるるるるるっ♥ びゅるるるるるるるっ♥ びゅるびゅるびゅるびゅるびゅるっ♥ びゅるびゅるびゅるびゅるびゅるっ♥

「んんんんっ……♡♡ んぷっ♡ んぷうぅっ♡ ……あひ、あひゃより、多ひ……♡」
「う、うあっ! 綾乃っ……、綾乃っ……!」

思わず綾乃の頭をガッチリと掴んでしまい、そのまま俺は、夥しい精液を綾乃の口に撒き散らす。
びゅるびゅる、どぷどぷ、と。
あまり奥に挿入しては苦しいかと思って少し腰を引くが、しかし綾乃は逆に俺の腰に手を回し、腰ごと引き寄せるようにしてペニスを離さない。
俺のペニスを甘えさせる、綾乃のフェラホールドだ。
舌で亀頭を舐め回しながら、尿道から吸い出すように口を窄めながら、一滴でも多く搾り取ろうとする。

ぶびゅるるるるるるるるっ♥ びゅるるるるるるるるるるるるるっ♥ びゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるっ♥

「綾乃……、気持ちいい……! 綾乃のフェラ、気持ち……っ!」
「んん……♡ んふふふふふふ……♡」

鼻を鳴らして応える綾乃は、最後まで俺に気持ち良くなってもらおうとしているのか、射精の勢いが収まってきても舌を動かし、さらなる快感を与えてくれようとしていた。
やがてそれが完全に収まると、綾乃はちゅぽ……と、名残惜しそうに亀頭から唇を離した。
そして口を閉じたまま、ゆっくりと立ち上がって俺に顔を近づける。

「んぇ……♡」

綾乃が口を開くと、その中は大量の俺の精液で真っ白だった。
口を開くときに唇と唇の間で精液の糸を引き、舌はねっとり粘っこい精液を味わうかのように精液の海の中で蠢いている。

「すっげ……♡ 濃いユキの精液……♡ どろっどろで、オス臭い……♡」
「……ん、うん。綾乃の口の中、俺の精液臭い……」
「んん……♡ すっごい粘ついてて、口にへばりついてる……♡ ほらぁ……♡」

にちゃ、ねちゃ、ぐちゃ、と舌と歯と唇で精液の粘っこさを見せつける。
時折すんすんと鼻を鳴らし、そのにおいも味わっているようだった。
「ユキの精液マジヤバい……♡ べっとり……ねちょねちょお……♡ でもぉ……、ちゃんと飲むから見てろよー……♡」

そう言って口を閉じ、俺の耳に喉を近づける。
ごくん。
ごきゅ。
んぐ。
ごくん。
ごくん。
俺の精液が喉を通って、綾乃の胃の中に落ちていく音だ。
酷く、酷く、興奮する。

「……ぷは♡ ははっ、相変わらず精液濃すぎだって♡ 喉に引っ掛かって、むせるかと思ったじゃねーか♡」
「めっちゃエロかった……」
「だろ?♡ おまんこに射精されたら一発で孕みそうな精子たっぷり精液、ぜーんぶあたしが飲んでやったぞ♡」

そう言って自分のお腹を撫でる綾乃。
あの中に、綾乃の胃の中に、俺の精液が全部入ったんだ。
綾乃はとろけた瞳を向けながら、俺を正面から包むように抱きしめる。

「なあユキぃ……♡ すぐ帰ってさ、セックスしようぜ……♡」
「……ん。俺もそうしたい。買い物して、早く帰ろう」
「バスルームで一回、リビングで一回、ベッドで三回な♡」
「は、はは……。しょうがないな……」

───その時、不意に綾乃のスマホが鳴った。
どうやら電話のようだ。

「あれ? なんだ、シェラナリアからじゃん」
「シェラナリア?」
「ああ、ちょっと前に電話番号とOINE交換してたんだよ。ちょい出るわ。……っと、もしもし? シェラナリア?」

『大変なんですっっっ!』

俺の耳にまで届くかという大音量で、電話の向こう側の人物が叫んだ。
その声は明らかに、シェラナリアの声じゃない。

「うるっっさ……!? おい誰だよお前。うるせーだろ」
『冴崎さんですか!? 私です! イルセティラです!』
「ああ? あー……、さっきの。え? なんでお前がシェラナリアのスマホで電話してんだよ」
『だって、それはだって! シェラナリア先輩が!』
「話が見えねーな。何があったんだよ」
『シェラナリア先輩が倒れたんですっ!』
「……は?」
「え……っ!?」
『シェラナリア先輩、スマホを見てたら突然倒れたんです! それでスマホを見たら冴崎さんの名前があって、それで……! と、とにかく体育館です! まだ校内におられたら、すぐ来て欲しいです!』

突然のイルセティラの言葉に、俺達は驚いて顔を見合わせた。
そして、急いで体育館へと戻ったのだった───

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