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第14話:秋の足音が聞こえる、寸止めな日常(排卵促し手マン/通話オナニー)

「春沢聞いてくれよ! やっと俺、スコア62%の女の子とマッチング出来てさ!」
「お、そうか! やったじゃん!」
「上級生の先輩なんだけど、綺麗な人でさ。相手も乗り気で、サキュバス作法よろしくお願いしますって」
「良かったな、そのまま上手くいくといいな」

友人の嬉しそうな報告を聞き、つい俺も顔が綻ぶ。
衣替えも終わってしばらくした頃には、俺達を含めたクラスの何組かがペアとなり、順調にサキュバス作法を継続していっているようだった。
他のクラスでは、俺達のように既に最終段階を終えたペアもいるとか。
順調に進んでいるのは喜ばしいことだが、シェラはその分だけ仕事も増えているようだった。ただ本人は、嬉しい悲鳴だよと苦笑していたが。

俺の友人もそうだが、ペアになった生徒はみんな嬉しそうな顔をしていた。
付き合いたての恋人達がはしゃぐようなそれだと最初は思ったが、そもそもサキュバス作法は一度始めれば義務となる、子作りのためのマッチングだ。
シェラによれば、この学校はもちろん他の学校でも急激に不仲になったりするような事例は見られず、順調に進められているらしい。
なるほど、身体の相性というものの重要さを改めて実感してしまう。
身体の相性がいいということは、心の結びつきをも強くしてしまうのだろうな。

そんな俺と綾乃も、実は以前以上に仲良くなっている。
綾乃が妊娠したからセックスはしばらくお預けではあるものの、それならばそれでと、お互いに手コキや手マンで愛し合っているが、セックスした時と同じくらいの満足感と愛情を得ている。
綾乃も俺のことを、より溺愛するようになった。
抱き枕になるのはいつものことだが、身体を労るべきは妊娠した自分の方なのに、俺のことばかり気に掛けている。
なんだかあべこべで、俺も苦笑してしまった。
けど、そうしていられるのもサキュバス作法のお陰なのだろう。
最初はなんて卑猥でぶっ飛んでるんだと思っていたサキュバス作法だったが、実際にここまで来てみると、そのありがたさがよくわかった。

しみじみ、あの時シェラが俺と綾乃の間で計測してくれて良かったと思う。
まあ、そうでなかったとしても、とっくに俺は綾乃に捕捉されていたし、くっつくのは時間の問題だったかもしれないが。

「そういや春沢、冴崎とは最近どうなんだ? あれから何か変化はあったか?」
「ああ、俺は……」

と、その時、急に綾乃が教室に飛び込んで俺の首に抱きついてきた。
そして、ははっと笑いながら俺の目の前に、”ある物”を差し出す。

「ははっ、おいおい見ろよユキ! 妊娠検査薬、陽性だった!」
「ちょっ!? お、おい綾乃」
「危険日セックスから結構時間経ったし、生理遅れてたし、つわりってほどのつわりも無かったけど、とりあえずやってみっかーって思ってやったら、バッチリ陽性! やったぞユキ、あたしマジでユキの赤ちゃん妊娠した!」
「お、おめでとう……そんで、ありがとう。……というか綾乃、ここ、教室なんだが」
「あん? ばーっか、もうそんなん今さらじゃん。おーいクラスのみんなー、あたし危険日交尾してユキの赤ちゃん孕んだぞー! サキュバス作法で妊娠第一号だぜー!」
「綾乃ってば!」

恥ずかしくなって綾乃の口を塞ごうとする俺。
しかし、友人を始めとしたクラスメイト達は、やったな、おめでとうと、口々に言って俺達を祝福してくれたのだった。

でも、不思議なものだ。
学生のうちに妊娠。こうやって妊娠検査薬を教室で見せびらかして、祝福を受ける。
ついこないだまでは、おそらく逆の結果をもたらしたのかもしれないことが、今や真逆になっているというこの状況。
俺達を取り巻く日常は、随分と変わったんだなと思う。
もちろん、いい方向にだ。

「……ふっ、やっているな」

教室でガヤガヤとやっているところに、シェラがやって来て、教卓の前に立った。
相変わらずのタバコ型チョコを咥えて、先端をぴょこぴょこ動かしている。どうやら機嫌がいいらしい。

「外まで聞こえていたぞ。……冴崎、妊娠おめでとう。受精卵が無事に着床し、春沢との子供になったというわけだ。政府にも報告しておこう」

シェラがそう言いながら拍手する。
クラスのみんなも、改めて俺達に拍手をしてくれた。

「さて、春沢と冴崎の事例はもちろん、このクラスでもいくらがペアが増えた。実際にこのようになってみると、幸せそうな彼らの顔を見て、自分もしてみたいという生徒も増えたのではないだろうか? 我々はいつでもマッチングを受け入れているし、サキュバス作法の継続とそこに必要なケアも、間違い無く行う。まだ未登録という生徒もどうか気軽に、最良の相手を見つけるためにマッチングを受けて欲しい」

サキュバス作法を広めたい指導官としての立場のシェラとしては、俺達の妊娠報告はまたとない好機ではあるのだろう。
クラスメイト達も彼女の話を聞いて、うんうんと頷く者もいれば、今まさにスマホを取り出してアカウント登録している者もいるようだ。
このままより良い方向へ進んでいって欲しい、俺もそれは切に思う。
ただ、羽をぱたぱたと動かし、尻尾を揺らし、俺を見ながら舌なめずりをするシェラの顔が、今度は私の番だ早く孕みたい妊娠したいと訴えかけてくるかのようで、俺は少し背筋が寒くなるのだった。

───昼休みになって、弁当を食べ終わると綾乃に誘われた。

「なあユキ、ちょっと担任に頼まれたんだけどさ、音楽室の掃除してくれってよ」
「掃除? ……担任め、まだそこまでとはいえ、一応身重な綾乃にそんなことを」
「はは、まあいいじゃねーか。母体的には多少の運動くらいした方がいいだろ。体育はもうすんなって言われたし」
「それもそうか……。じゃあ、ちゃちゃっと終わらせるか。手伝うよ」
「おう、そうしようぜ」

そうか、もう激しい運動は出来ないのか。
というか妊娠検査薬で調べるだけじゃなくて、きちんと産婦人科に行って検査して、母子手帳ももらってこなくちゃな。
親にも早く報告して……いっそ今日してしまおうか。早ければ早いほどいいだろうし。
なんだか急に忙しくなりそうだ。
妊娠って一口に言うけど、色々なことが変わってくるんだな。きっとそれもまた、俺達の新しい日常になっていくんだろう。
不安でもあり、ちょっと楽しみでもあった。

綾乃と一緒に音楽室に向かうと、何故かそこにはシェラがいた。
シェラは音楽家の肖像画を眺めていたようだが、俺達が来たことに気付くとこちらを向き、「綾乃」と綾乃の名を呼ぶ。
呼ばれた綾乃は、カチャっと入口の鍵を掛ける。
なんということであろうか、これが罠であると気付いたのは、掛けられた鍵の音を聞いたその瞬間だった。

「は、謀ったな、シェラ……!?」
「ふっ……、謀ったとは酷い言われようだ。私はただ雪和、お前と人目につかない場所でイチャイチャしたくて、少しばかり綾乃に手伝ったもらっただけだ」
「音楽室の掃除は嘘だったのか……! くっ、俺をどうするつもりだ……!」
「なに、おとなしくしていればすぐ済むよ。恋人同士、オスとメスの戯れさ……」

大きく羽と両手を広げ、あたかもラスボスの悪魔のように、一歩一歩ツカツカと俺に近づくシェラ。
脅える俺を、その羽と手で覆い尽くすように抱きしめると、シェラは俺の頬にゆっくり頬ずりしてきた。

「ふう……♡ 愛しいオスのにおい、たまらないな……♡ 学校では表立ってイチャつけない分、ここでたっぷりと楽しませてもらおう……♡」
「はは。あたしが手伝ってやったんだから、そりゃもう思う存分楽しめよな」

そう言って、俺の後ろから綾乃まで抱きついてくる。またも俺は、つよつよでかでかな恋人ギャルにサンドイッチされてしまった。
シェラはズボンの上からペニスを撫で、綾乃は俺の尻を撫でる。
誰も見ていないからと、遠慮も無しに、二人ともそれまで満足にイチャつけなかった分を取り戻すように、大胆に触れてきた。

「でっっか……♡ 相変わらず雪和のちんぽは、血管が浮き出てぶっとくて、カリ首が肉厚で、最高だな……♡」

俺の耳に息を吹きかけ、囁くようにしながらペニスを撫でるシェラ。
ペニスは素直に反応して、びくんっびくんっと脈動する。

「ほら……どうした雪和、早く私のまんこを触ってくれ……♡ 一緒に触り合おう、手マンと手コキで愛し合おう……♡」
「いや、でも、さすがにここ校内だし……!」
「……ふっ、何の理由も無く、ただイチャつきたいだけでお前を呼んだと思うのか?♡ そんなわけがないだろう♡」
「おいシェラ、回りくどい言い方してないで、ユキに教えてやれよ。自分はもうすぐ危険日ですーってさ」
「え……!?」
「おい綾乃、それを言うな。……まあ、すぐに教えるつもりではあったが、な♡」

なるほどと、俺は妙な納得をしてしまった。
わざわざ俺をここに呼んだことはもちろん、シェラの身体から立ち上る甘いメスのにおいが、いつもより濃い気がしたからだ。
香水とはまた違う、シェラ自身の甘い香り。
つがいであるオスの俺を、すぐにでも発情させてしまうような、甘い甘いメスの濃いにおいだった。
これがサキュバスの危険日、というものなのだろうか。
実際に危険日は激しいと言っていたし、このオスを誘う甘やかでとろけるにおいは、きっと自然に漂わせているのだろう。

「頼むよ雪和、私のメスまんこを愛撫してくれ……♡ わざわざここに呼んだのは、そのためなんだ……♡ 雪和の愛撫で排卵させて欲しいんだ……♡」
「そ、それが理由?」
「ああ、それが理由だ♡ 早く排卵したいんだ♡ 卵子を出したいんだ♡ 雪和の愛撫で卵子を排卵させて欲しいんだ♡ オスの愛撫で排卵を促されたいんだ♡ お前の子供を孕みたいんだ♡ 産みたいんだ、雪和♡ お前の子供を♡ なあ、なあ……っ♡」
「し、シェラ……っ」

切羽詰まったような、荒い吐息の甘いおねだり。俺は乞われるがままにシェラのスカートの中に手を伸ばし、パンツの上から膣を撫でる。
既にしっとりと愛液で濡れていたパンツを、小陰唇に沿って優しく撫でた。
シェラは気持ち良さそうに鼻を鳴らし、俺の勃起したペニスの裏筋を、綺麗な指先でズボンの上からカリカリと引っ掻いている。

「んふっ……♡♡ ふうぅっ……♡♡ はあ……♡ 気持ち、いい……♡ 雪和、それ、それ気持ちいい……♡」
「あ、あまり声出さないでくれよ? うわ、濡れ方すご……」
「ふっ、ふふふっ……♡ 愛しいオスの指に撫でられるだけで……あっ♡ あふっ♡ すぐに排卵してしまいそうだ……♡」
「サキュバスって、そんなにすぐに排卵するものなのか?」
「さすがに魔法でも、排卵まではコントロール出来ないからな……♡ だが雪和は、私のボテ腹をすぐに見てみたいと思うか……?♡ 雪和が可愛くて、愛しすぎて、あっという間に排卵して受精する、お腹をぽっこり大きくする私を見たいか……?♡」
「それは見たい。すぐに見たい」
「ふっ……♡ 素直な男だ♡ ……じゃあ試してみればいい、私のメスまんこを雪和の指で可愛がって、今すぐ排卵させてくれ……♡」

俺は思わずごくりと唾を飲み、シェラのパンツの中に手を入れて膣に直接触れた。
ねっとりとした愛液に塗れた膣口に、人差し指の第一関節までを入れて、ゆっくりと円を描くように、浅い部分をくちくちとかき混ぜる。
膣肉は俺の指をペニスと勘違いしたのか、大歓迎で迎え入れ、もっと奥へ来いとばかりに蠕動する。
締め付けも吸い付きも強く、関節部分がきゅっと締め付けられているのが、どこか心地良い。

シェラの俺を抱きしめる力が強くなるのと同時に、後ろの綾乃の力も強くなる。
俺のズボンの中に手を差し込み、シェラの指が亀頭をカリカリと引っ掻きやすいように、根本から竿を持ち上げるようにしながら竿を扱く。

「はは、ユキが頑張って愛撫してやれば、マジで卵子がすぐ出てくるかもな♡」
「は、はは……。こんな調子でヤってたら、本当に子沢山になるよ」
「なったっていいだろ?♡ いっぱい産んで、サッカーチーム作るんだから♡」

このままだと本当に作りかねないな、なんて思ってしまう。
それくらいに俺の恋人達は、嫁達は、俺の子供を妊娠したがっている。
既に妊娠したはずの綾乃でさえ、今すぐまた妊娠したいとばかりに俺のペニスを愛おしそうに扱いていた。
シェラはシェラで、ともすればこの場でセックスしたいなどと言い出しかねないくらいに、俺を見つめながら甘い息を激しく漏らしている。
彼女は太ももで俺の手を挟んで、絶対抜いちゃだめ、もっとかき回して、などと言いたげに擦り合わせていた。

「もっとぉ……♡ もっとだ雪和、私のメスまんこもっと……お゛っ♡ そう、もっと激しく、かき回……あ゛っ♡ お゛っ♡ お゛ほっ♡ ほお゛おおぉっ♡♡」
「だ、だめだってシェラ……! 声、声もっと抑えて……!」
「すまない……♡ でも出てしまうんだ♡ 雪和の愛撫が、手マンが気持ち良くて……♡ 卵子を出そうとオスが触れていると思う、とお゛おぉっ……♡♡ お゛っ♡ これ、自分が危険日近いと、余計に゛っ……♡♡」
「だ、だからシェラっ……!」

シェラの声の大きさに、彼女の口を押さえようかと思った時、不意に予鈴が鳴った。
いつの間にか、結構な時間が経過していたらしい。
するとシェラの長い舌が伸び、俺の舌を絡め取る。
まるでペニスにそうするかのように、長い舌を巻き付けて、割れた舌先で俺の舌先をくすぐるように舐める。

「んちゅ♡ れちゅぅ……♡ ちゅっ♡ はむ……♡ ちゅっ♡」
「んっ……! ちょっとシェラ、予鈴、予鈴鳴ったから……!」
「……ああ、そうだな♡ 残念ながらお楽しみの時間は、これまでのようだ♡ だがこれで終わりと思うなよ?♡ まだまだこれから……だ♡ だから雪和、お前はたっっぷり精液を溜めておくんだ♡ 排卵日まで射精は禁止、いいな?♡」
「え……っ」
「思い出せ、綾乃の卵子に自分の精液を直接ぶっかけたあの時のことを……♡ あんな風に、私の卵子も雪和の精液の海にぷかぷかと浮かべさせてくれ……♡ うじゃうじゃと精子を纏わり付かせたいだろう……?♡ 確実に私の卵子に受精させたいだろう?♡ なあ……?♡」
「あ、あれを、また……!」

まるで昨日のことのように思い出す。
綾乃の卵子が俺の精液で押し流され、幾千幾万の精子に群がられ、そして受精してしまったあの時のことを。
あの甘美で、普通では味わえない、とてつもない快感を。

「したいだろう?♡ 私の卵子にも、直接精液をぶっかけたいだろう……?♡」
「し、したい……っ」
「ではお互いに、排卵日までしっかり頑張るとしようじゃないか……♡ 私はしっかり排卵させ、お前は精液をぐつぐつ煮込むんだ……♡」
「が、我慢出来るかな……、そんなに」
「大丈夫だ、お前は綾乃の寸止め地獄を耐え抜いた男だろう……?♡ 今日はこの後もお前をたっぷり愛撫して、精液の濃度を上げてやるからな……♡」
「え、この後も……って、まさか学校で?」
「そうだが?♡ ……実は今日は、夜に政府の会議があってな……♡ そちらに出なければならないから、夜の分もしておきたいんだ……♡ な? いいだろう……?♡」
「うう……っ!」

シェラの言葉に、綾乃が楽しそうに笑って俺の玉袋を揉む。
既に俺の子供を妊娠した綾乃が、愛おしそうに精子が詰まったそこを揉むのが、酷くいやらしく思えた。
結局俺は断ることなんて出来もせず、シェラの言う通りにするのだった。

───午後の授業、その休み時間。
それはまるで当然のことのように行われた。

「春沢、ちょっと来てくれ。マッチングの手伝いについて、打ち合わせたいことがある」

そう言って自分の席に呼ぶシェラ。
俺は仕事の話かと思ってシェラの席に向かう。すると彼女は、自分のスマホの画面を見せてきた。

「これを見てくれ。この通りに進めたいのだが……」
「ああ、どんな風……にっ!?」

俺は思わず声を上擦らせた。
何故なら、シェラが見ろと言って差し出してきたのは、いつだったか綾乃が撮ったであろう、俺とシェラのセックス動画だった。
音声こそ出ていないものの、画面には俺に跨がり激しく腰を振るシェラが映し出されている。
シェラは驚く俺の顔を見ながら、ちろっと割れた舌を見せた。

「私としてはこのようにしたいのだが……、どうだろうか春沢?」
「あっ、あ、ああ……そうだな。え、ええっと……!」
「それとも……、こちらの方がいいか?」

そう言ってシェラは、次の動画を見せる。
やはりそれは俺とシェラのセックスの動画で、これはいつの間に撮っていたのか、ソファに座ったシェラに俺が腰を振っている動画だった。
ペニスを突く度に、ぽたぽたと結合部から粘液が床に垂れ落ちている姿が、鮮明に映し出されている。
俺はクラスメイトに気付かれないかとひやひやしながらも、その画面から目が離せない。

「春沢、私はこのようにするのもいいかと思うんだ。男の方からイニシアティブを取ってもらう、というのもいいだろう?」
「そ、そうだ、な。それもいいかも……しれない」
「悩ましいところだな。……春沢はどちらがいいと思う?」
「お、俺は……」
「……ちなみに私は、前者の方がいい。こちらの方が”大変魅力的だと思う”し、”お互いが心地良く楽しめる”と思うんだ」
「し、シェラがそう思うなら、それがいいんじゃ……ないかな」
「そうか……。……では、前者の方にするとしよう。……楽しみだ♡」

誰にも見えないタイミングで、シェラの指が俺のペニスを撫でる。
ただ一人だけ、それに気付いていたであろう綾乃だけが、ニヤニヤと楽しそうな視線を俺達に向けていた。

───次の授業の時間、シェラは仕事だとかで教室にはいなかった。
授業中に、魔法でも使って俺を刺激してくるかと思ったが、さすがにそんなことはなかったようだ。
などと考えていると、不意にスマホが震えた。何か通知があったようだ。
母さんあたりが、たまに彼女連れて挨拶にでも来いと連絡を寄越したのだろうか……などと思い、通知されてスリープ画面に表示された見出しだけでも見ようとこっそりスマホを取り出す。
するとその送り主はなんとシェラで、通知欄には「見ろ」とだけ書かれていた。
シェラが送ってきたということは今が授業中であることもわかっているだろうし、敢えて見ろということは、何か大事な連絡だろうか。
場合によっては授業を抜けなくてはいけないかもしれない。

などと考えた俺が馬鹿だった。

「なっ……!?」

教科書を立てて壁を作り、スマホを開いてOINEを起動した途端、ビデオ通話が起動し、そこにはトイレの便座の上に腰掛けたシェラが映し出されていた。
しかもシェラは何故か全裸で、どたぷんっと重たげな胸を揉みしだき、もう片方の手で膣をくぱぁ……っと広げている。
膣からは粘つきの強い愛液がとろとろと溢れ、便器の中に落ちていっていた。

思わず漏れた自分の声を必死で隠すために、慌てて口を押さえる。幸いなことに、他のクラスメイトや教師には気付かれていない。
だが唯一、隣の綾乃はそれに気付いたらしい。
俺の方を見て、そしてスマホの画面を覗き込み、全てを察した顔で笑うと、自分も教科書を立てて、その陰でスマホを起動した。
ビデオ通話は俺と綾乃とシェラの、綾乃命名である”夫婦グループ”に来ていたため、綾乃もそこに入って来た。
シェラはそれを見て、歓迎だとばかりに、とろけた瞳で膣に中指を挿入した。

ずっしりと重たそうな胸を持ち上げ、長い舌を伸ばし自身の乳首と乳輪に巻き付け、じゅるじゅると舐め啜る。
膣に挿入した指は、膣内を少し進んだところで止め、中で何度か指を折り曲げるような動作をしているようだ。
おそらく、Gスポットを刺激しているのだろう。
音声は切っているのだろうか、声も水音も聞こえてはこないが、きっと低く甘い声を漏らしているのだろうというのは容易にわかった。

しかし、なんだ、この異常な状況は。
授業中に、他人に気付かれないように、俺と綾乃は一緒になって、シェラのオナニーを見ているだなんて。
勃起は治まらないし、カウパーだって溢れてくる。
俺だってシェラが危険日間近だと知って、しかも綾乃とシェラの二人からペニスを刺激されて、酷くムラついているんだ。
こんなのつらすぎる。

その時、シェラが口をぱくぱくと動かし、何か言葉を無言のまま発する。

───せ、い、え、き、濃、く、し、ろ───

もうとっくに濃くなっていると思う。
ぐつぐつと煮え立って、幾万幾億の精子達が、早くメスと子作りをしろ、妊娠させたい、受精させたいと暴れ回っている。
すると、そんな耐える俺の表情を見て察したのか、良からぬ笑みをシェラが浮かべる。

シェラは、きっとそれは魔法なのだと思うが、尻尾の先端を指先で弾くと、尻尾はピンク色の光に包まれて、形状が細長い卵のような形になった。
やがて色は白っぽくなり、尻尾はくねくねと魚の身体のように動く。
そして気付く、これは精子だ。自分の尻尾を、精子のような形に変えたんだ。
シェラはそれを、迷うことなく膣の中に挿入した。

『♡♡♡♡♡♡♡』

音は聞こえないが、精子の形に見立てた尻尾のディルドが、シェラの膣内を激しく出入りする。
顎を見せるほどに大きく後ろに仰け反り、愛液どころか潮まで吹いている。
どこのトイレかはわからないが、自身の排卵を促すための、俺の精液を濃くするための、精子ディルドオナニー。
俺は、綾乃は、なんてものを見せつけられているんだ。

「……出すなよ?♡」

横から、ぼそっと綾乃が呟く。
出すものか。少なくとも授業中の、教室の中でなんて、絶対に。

「家に帰ったら、いー……っぱい寸止めしてやっからな……♡」

再び囁いてきたその言葉に、俺は思い出す。
ペニスをむっちりした太ももに挟まれて、これでもかと寸止めされたあの時のことを。
しかも今、綾乃は俺の子供を妊娠して、子を孕んだメスの身体に成長しているはず。
そんな彼女の攻撃に、俺は耐えられるのだろうか。
いや、耐えてやる。絶対に耐えて、俺はシェラの卵子に精液を直接ぶっかけてやる。

不意にその時、画面の向こうのシェラが、再びカメラを向いて俺に向かって無言で言う。

───好、き、あ、い、し、て、い、る───

「ふんぐっ……!」

完全数だ。完全数を数えろ。
完全数は天地万物を生み出した崇高なる数字だ。俺に万能の力を与えてくれる。
でもシェラのとろけた言葉に、表情に、必死に耐える俺にはきっと、万能の力は宿っていないような気がした。

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