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24: ひとりの女として(弐)

湯気のたちこめる湯殿には艶めかしい気配が漂っていた。
早朝ということもあって外に広がっているのは清澄な空気だ。しかし湯殿にはそんな朝の白光が届いておらず、薄暗い室内は行燈の薄明かりによって妖しく照らし出されている。

(朝一からこんな場所でセックスするとか、すげー興奮する……)

「どうぞこちらへ。うつ伏せになってください」

湯船の近くに厚手の布を敷き、俺を招き入れる葛葉さん。素直に寝転ぶと布はじんわり温かく、ホッと息が漏れる。

「湯船から定期的に湯が溢れるんです。床一面を濡らすほど強く湧きますから、浸からなくても温かいんですよ」
「なるほど」

見るとちょうどボコボコと泡が立った。
湯船は床に埋まった、いわばジャグジーのようなタイプで、床との間には蹴躓きそうな出っ張りがあるだけ。湧き出た湯は葛葉さんが言ったように容易く溢れ、床や布を濡らしていく。

「こりゃ快適でいいですね」

あったかくて思わずうとうとしてしまいそうだ。

「はい。史郎さんはそのまま横になっていてください。これを使って清めさせていただきますから」

外で一夜を明かした俺を綺麗にしようというんだろう、葛葉さんがてかてかと光る黒塗りの壺を差し出した。中はよく見えないが、何かとろりとした液体が入っているような……。

「なんですか、これ」
「清めの薬だと思っていただければ。塗れば体が温まり、発汗もしますから垢が取れやすくなります。体を癒やし、健康にする効用なんかもあるんですよ」
「へえ」
「良かったらどうぞ、手にとってみてください」

促されるまま掬ってみる。やはりというか、それはぬっちょりとした透明の粘液だった。色や粘り気がとかくローションっぽい。

「匂いは甘やかですね」
「はい。幻燈草も混ぜ合わせてありますから……、少しですけど史郎さんのお体を興奮させる効能もあるんです……」
「媚薬、ってことですか……?」

葛葉さんが婉な笑みを浮かべ頷く。

「これを、私の体をつかって塗らせていただいてもいいですか……?」
「それは……、ええ、もちろんいいですよ」

葛葉さんは、初日と同様の襦袢姿だった。水気をふくんで肌にはりついた薄い白衣は葛葉さんのむっちりとした肉置きを隠しきれておらず、いやらしい曲線が行燈の光によってありありと浮かび上がっている。

(こんなドスケベボディでヌルヌル体洗いしてもらえるとか、いよいよソープっぽいな……。ひょっとすると葛葉さん、その手の知識があるんだろうか……?)

「史郎さんはお楽になさっててくださいね……」

イチモツを硬くしながらそんなことを考えていると、葛葉さんがシュルリと襦袢の前をはだけた。はちきれんばかりの乳房と男好きのするむっちりボディが露わになる。葛葉さんは壺の中からねっとりとした薬液をすくい、自分の体にたっぷりと塗り込めていった。

「失礼します……」

だらんと力をぬいてうつ伏せになっていた俺の耳に、熱のこもった吐息が吹きかけられた瞬間――

「くっ……!」

背中を、たぷんとした爆乳が襲った。乳肉は肩甲骨を中心に背中を覆うほど広がり、男を蕩かす極上の肉感をもって背後から迫ってくる。

「いっぱい……、 感じてくださいね……」

むにっ、むにゅんっ……、ふにっ、ふにゅんっ……。

「あ、ちょ、ヤバいですこれ……。背中にむっちむちのおっぱいがべったり張りついて脳みそとける……」
「嬉しい……。そのまま何も考えず、私の乳房に身を委ねてください……」

俺の反応に、葛葉さんは甘やかな声を上げ、ゆっくりと動き始めた。べったりとはりついた乳肉が、肩甲骨へと隙間なくフィットするようにいやらしくたわみ、俺の官能を燃え上がらせようとする。
そして肉と肉との間に滴らされた蜜。はりつめた肉房が動くたび――
ぬちゅぅうぅっ……、にゅるぅうぅっ……、と卑猥な水音を立てて耳からも俺を責め立ててくる。

「あ……、く……」
「史郎さんの喘ぎ声……。んふっ……、私も、興奮しちゃいます……」

むにゅっむにゅんっ……、ぬちゅぐちゅぅっ……。

「葛葉さんの柔乳きもちよすぎる……。極楽にいるみたいです……」
「本当、ですか……? 私のおっぱい、そんなに良い、ですか……?」
「決まってるじゃないですか……。とろけるようなむっちりおっぱいに責められたら背中が性感帯になっちゃいますって……。あっ、くぅ……」
「なら私のお乳の虜になってください……。お望みのときは、いつでもどこでもご奉仕いたしますから……」

なんかとんでもないことを囁かれてる気がする……。
溶けゆく脳みそでそう考えていたら、極上の感触を俺の魂に刻みつけようというのか、葛葉さんがより密着してきた。
肉感たっぷりの膨らみはもちろんのこと、肩には流麗な顎が、耳には甘い吐息が、腰には柔々とした内腿がそれぞれ俺を煽るようにピタッとはりついてくる。

「史郎さんのお体も……、毎日こうやって洗ってさしあげますから……」

その言葉を立証するかのように、ぬぷっぬぽっと全身を俺にこすりつけながら双乳をぐいぐいと押しつけてくる葛葉さん。

「あっ、それっ、ヤバっ、ちんぽにっ、ひびくっ……!」

淫らな乳洗いによって、ペニスはすっかり硬さを取り戻していた。うつ伏せになっていることで床と体に圧迫され、痛いような気持ちいいような妙な感覚が股間に広がる。

「んふふ……。おちんちんはまだですよ……。背中と腕と脚が先ですから、今しばらくお待ちくださいね……」
「……葛葉さん、ひょっとしてかなり浮かれてます?」
「えっ……?」
「あ、いや、声がやけに弾んでるんでもしかして、と思いまして……」
「そうかも、しれません……。史郎さんにこうしてご奉仕してるかと思うと、心がときめいてしまうんです……」

葛葉さんの乳洗いが背中から二の腕へと進んだ。
ぬっちゅっ、ぬっちゅっ、と乳房に挟み込みつつ腕を洗っていく。そうして先まで乳を滑らせ、その後どうするのかと思っていたら、葛葉さんは実りきった乳肉を俺に鷲づかませた。

「うぁっ……、柔らかすぎる……」
「じっと、していてくださいね……」

俺の手を上から押さえ、指に力を篭めさせる葛葉さん。むにゅぅ……、と蕩けきった乳房に指がどこまでも沈んでいく。

「なんてスケベな洗い方するんですか……。こんなの初めてですよ……」
「こ、これは、史郎さんに悦んでいただきたいから……、んっ、あっ、し、史郎さんっ……!」

こんな破廉恥な洗い方をされ、我慢できるはずがない。
されるがままに任せていた手に力を入れ、薬蜜によっていやらしくテカった乳首を指の間に挟み込む。

「指と指の隙間も、きちんと洗わないといけませんしね?」
「そ、それはっ……、はいっ、仰る通りっ、ですけどっ……。んっ、はっ……、乳首がっ、史郎さんの指にいやらしくしごかれてっ……。やっ、そんなっ、キュッキュッってしちゃダメですっ……」
「ダメじゃないですよ、尖端をこんなこりこりにしこらせて。俺を洗いながらこんな興奮しちゃってたんですか?」
「ご、ごめんなさい……。だって、史郎さんの肌に触れるの、久しぶりだったから……。んっ、ふぁっ、んっ、ひぅうっ……」

本来なら晴れた日の湖面のように澄んだ瞳が淫欲の炎に揺らめく。表情も嬲られた女の悦びたっぷりで尋常じゃなくいやらしい。
葛葉さんは責めたら途端に牝っぽくなるなあ……。ついついいじめたくなってしまう……。

「しょうがないですね、わかりました。今は葛葉さんに洗ってもらうターンなので後はおまかせします」

まあ――機を見て摘み上げるつもりだけど。
素直に引いたと見せかけて不意打ちの乳首責め。葛葉さんがどんな声で鳴いてくれるのか、今から楽しみだ。

「え……? あ、はい……、では後は私が……」

葛葉さんは葛葉さんであっさりと引いた俺が意外だったのか、一瞬がっかりした表情を浮かべた。ホントどすけべお姉さんだな。

むにゅぅっ、むにゅんっ……! ぬっちゅりぃ、ぬちゅぅっ……!

「んっ……、ぁっ……、んんっ……」

乳を使った手洗いを再開する葛葉さんだったが、いちど火がついた情欲はなかなか消えないのか、肉房が俺の指でたわむたび艶めかしい吐息を漏らすようになった。さらには――

ぬちゅるるぅっ――!

「んひぃっ、いっ、ひっ、ぃんっ……!」

律儀にも、俺が言ったように乳首で指の間を洗ってきた。閉じた指の間に乳首を挟み込んで上下させるわけだから、その刺激は強烈だろう。

「乳首らめっ……、んっ、ぁっ、お乳っ、とけちゃうっ……」

うわ言のように喘ぎ声をこぼしながらも俺の手を乳洗いしていく葛葉さん。指を一本一本ていねいに洗い、反対側の手も綺麗にする。

(さてそろそろか)

男を煽る極上の女体、それを鳴かせる為のスイッチを勢い良く摘み上げる。
くにくにくにゅくにゅっ!

「んひぃっ!? し、史郎さんっ、だめっ、らめれすっ……! らめっ、らめっ、らめぇっ――!」

いやらしくしこった乳突起を唐突に扱きあげられ、熟れた肉置きがびくんびくんっと震える。次の瞬間、葛葉さんは俺の手にすがりつきながら背を反らした。

「イッちゃいました……?」
「はぁーっ、はぁーっ……。史郎さんひどいですっ……。しないって言ったのにぃっ……。んっ! んぁっ、あっ、だめですっ、今はっ、敏感になっててぇっ……」

軽い絶頂によってとろっとろになった肉房を堪能しよう手に力をこめたら抗議の声があがった。

「どうしてもダメですか……?」
「んっ、ぁっ……、い、今はゆるしてください……。史郎さんのお体、んぁっ、んんぅっ……、洗えなくなってしまいます……」
「ならしょうがないですね……」

柔らかさが極まった爆乳で尻とか脚とか洗ってもらいたいし、しょうがないか。おっぱいはまた後で揉み揉みさせてもらおう。

「はぁっ……、んっ、はぁーっ……。次はお尻と脚……、んっ、失礼します、ね……」

俺がおっぱいから手を離すと、葛葉さんは、ねっとりとした吐息を漏らしつつ、うつぶせになった俺に乗ってきた。
とたん背中から尻、そして脚へとねっとりととろけた柔肌の感触が走る。

「うぁっ……!」
「史郎っ、さんっ……!」

ぬっちゅっ、ぬっちゅっ、と扇情的な水音を響かせつつ、たぷんとした肉房で尻を撫で、そして太ももをむにゅむにゅの乳狭間に収めながら洗っていく葛葉さん。

「うぅっ……、パイ圧がすごすぎる……。足をこんなに挟み込むの、さすがに葛葉さんじゃないとできないかも……」
「もっとっ、んっ、ふっ、ぅっ……、感じてっ、くださいっ……!」

俺の右脚を乳に挟み込んだまま、葛葉さんが体を起こす。すると太ももに柔らかな重み、そして濡れ濡れの割れ肉の感触が広がった。

「え、葛葉さん……?」

気になって目を向けると、俺の下肢を抱きしめながらお姉さん座りをする葛葉さんの姿ががそこにはあった。

「やっ、んっ、この姿勢っ、おまんこ史郎さんの太ももに当たっちゃいますっ……」

そう言いつつ、腰を振って太ももに濡れまんこをすりつけてくる葛葉さん。

「これタワシ洗いってやつじゃないですか、どこでこんな知識を……!」

陰毛をタワシに見立てて客の体を洗う、ソープ嬢の立派な技だ。

(そういえばそもそもこのシチュエーション自体がソープっぽいんだよなあ……)

初めて幻燈亭を訪れたその日の夕方。露天風呂に突然やってきて葛葉さんは俺の体を手慣れた様子で洗ってくれた。
そのもてなしぶりがすごくて深く考えてこなかったけど――

(葛葉さんはこんなことどこで覚えたんだろう……?)

葛葉さんと何度か体を重ね、その心にも触れた今となっては、そのことがすげー気になる……。

「あの、葛葉さん、ちょっと聞きたいことが……」
「史郎さん……、史郎っ、さんっ……」

そう声を掛けるが、半開きになった膣肉がこすれて気持ちが高ぶっているのか、葛葉さんの耳には届かなかったらしい。
そして葛葉さんが興奮に身を委ねるように乳肉だけでなく、舌や口唇をふくらはぎに這わせてくる。

(ああっ、クソっ、葛葉さんが他の男にこういうことをしたのかもって思うと、余計にちんぽがはりつめる……!)

劣情によっていっそう張りつめるペニス。
このいかんともしがたい気持ちと肉棒を葛葉さんの肉体にぶつけたい――
その思いを強くしたところで背面の洗いがちょうど終わった。
葛葉さんから仰向けになるよう告げられる。
すると当然――

「嬉しい……。すごくすごく興奮してくださってるんですね……」

俺の内心に気づいてない葛葉さんが少しズレたことを口にした。
実際、俺のペニスは青筋を浮き立たせながら力強く屹立しており、膨張率もこれまでにないほどだったが。

「本当はまた上半身から洗って差し上げようと思っていたのですが……、“こちら”から……の方がいいですよね……?」

柔らかな重みをたたえた双乳が股ぐらを広げながら押し寄せ、猛る肉竿を優しく包み込む。

「そう、ですね……」葛葉さんのパイズリ技術を改めて確認するいい機会だ。「できればこのまま一度ヌいてもらえると助かります……」
「では、動きますね……」

いやらしく撓み肉が左右へとこぼれそうになった乳房。葛葉さんは脇を締めてそれを谷間に集めつつ、中に埋没したペニスを情感たっぷりにしごき出す。

「く……、ちんぽ全部に当たって……」

男根を前後左右から包み込む柔艶なる暴力。乳肉には薬蜜がたっぷりと塗り込んであり潤滑性も抜群だ。にゅちゅにゅちゅと卑猥な水音を立てながらしごき上げ、膣肉ですら味わえない独特の快感をペニスに送り込んでくる。

「史郎さんのおちんちん火傷しそうなほど熱い……。いっぱい感じてくださってるんですね……」
「葛葉さんのおっぱいがいやらしすぎるからです……! たぷんたぷんって歪みながらちんぽをしごき上げてきて……!」

乳肉がエロすぎるのは間違いない。しかしそれだけにとどまらず感じるポイントを探るような動きが葛葉さんの熟練度を示しているような気がしてならない。

「史郎さんの匂いがいっぱい溢れて……。頭……おかしくなりそう……」

乳狭間から顔を出した亀頭に鼻をよせ、スンスンと匂いを嗅ぐ葛葉さん。それだけでは収まらなかったのか、美麗な口唇をわずかに突き出し、ちゅっと尿道口に口づけてきた。

「ちゅっ、ちぅっ、ちゅっ……」

ファーストキスのような優しい口づけ。しかしぷくっとした我慢汁を生み続けている亀頭に対する行為だという現実を見れば卑猥いがいの何ものでもない。

「んっ、んちゅっ、ぢゅるっ、んっ、ちゅむっ、んちぅっ……」

卑猥な裂け目から溢れるカウパーをちゅうちゅうと吸いつづける葛葉さん。ときにはふっくらとした口唇肉を亀頭にかぶせ、甘く締めつけながら中に溜まった先汁を吸い上げてくる。とろとろの柔乳も上下に絶えず動いており、俺のちんぽは葛葉さんの乳肉の中へと今にも溶けていきそうになっていた。

「すごすぎる……! 本当に、こんな技、どこで身につけたんですか……!」
「史郎しゃんに気持ちよくなっていただくため、ちゅっ、ぢゅるっ、ぢゅるるっ、精進、ちゅぅっ、ひはひまひた……」
「俺の、ために……?」
「はひっ、そう、じゅるっ、れふっ……!」

嘘だ。
こんな男の弱点を的確につきまくって、ペニスを乳の中に溶かしきるような性技を一朝一夕で身につけられるわけがない。

(ひょっとして……、本当に誰かの手で仕込まれた……?)

たとえば……、俺のように幻燈亭へと迷いこんできた男によって、とか……。
その可能性にたどり着いた途端、胸の奥で嫉妬が激しく渦巻いた。

「史郎さんのおちんちん……、また大きくなって……」

見知らぬ男への嫉妬が牡の本能を刺激したようだ。己の存在を誇示するようにムクムクとさらにペニスがそそり立つ。

「こんなすごいおちんちん初めてです……」

この言い回し……!
期せず言質がとれ、疑惑はいっそう深まった。
よくよく考えれば葛葉さんだけ処女じゃなかった――ように思う。
いや俺だって年齢相応の女性経験はある。肌を重ねた相手すべてが処女だとはさすがに思ってないし、それを受け入れる度量ぐらいはあるつもりだ。葛葉さんが処女じゃないことだって頭のどこかで理解していたはず。
そもそも葛葉さんは“種乞い狐”なのだ。人間の男と交わらねば子を成せない。他の男と交尾をしたとして、俺に文句を言う権利はどこにもない――けれども……。

「どうか……されたのですか……?」

不安げにため息をついた俺を不審に思ったのか、パイズリの手をとめ、顔を覗き込んでくる葛葉さん。

「あ、いや、大丈夫です。続けてください」
「至らないところがあれば気軽に仰ってくださいね……。すぐに善処いたしますから……」

困り顔を見せながらも葛葉さんが乳洗いを再開した。はりつめた乳を両脇から押さえ、ぴっちりと閉じた乳まんこを作って肉棒に貫かせる。それをリズミカルに繰り返し、たぷんたぷんと俺の股間に肉房を叩きつけながらぐちょ濡れになった乳まんこのすべすべ肉を何度も何度も俺のペニスに押し開かせた。

(くそ……、気持ちよすぎる……! こんな可愛いやらしい奉仕を誰か他の男にしたかと思うと……!)

胸に灯る激しい嫉妬心。
どうやら俺は、葛葉さんが過去に他の男とセックスしてたかもと思うだけで気が狂いそうになるほど、彼女に入れあげてしまっていたらしい。
しかしペニスを襲う甘い痺れはあまりに官能的で、嫉妬に焼け焦げた内心とは裏腹に、俺を着実に高みへと導いていく。

「また……、いっぱい、ください……。史郎さんの……、精液……」

たぷんたぷんたぷんたぷん。
ここで絶頂させようというのか、葛葉さんが容赦なく追い込んでくる。どろどろの唾液を乳狭間に垂らし、いっそうヌメるようにする。乳圧も高まり、はちきれそうな乳まんこに挟まれたペニスは今にも溶けそうになっていた。

「葛葉さん、ちょっと待って……! あの、精液、膣内で出したほうが良くないですか……?」

喘ぎながらせめてもの抵抗を示す。
彼女ら“種乞い狐”は、人間の牡の子種汁を搾り取るのが仕事だ。本来こうやって空撃ちさせるのはNGのはず。それを指摘することで、いったん手を止めさせよう。その間に心を落ち着かせ、これからどうするか考えるんだ。探りを入れてみるのもいいかもしれない。男性経験の有無とか、あるいはその内容とか……。
女性に過去の経験を訊くなんて野暮の極みだが、それをハッキリさせないことには前にも後ろにも進めないほど強く、葛葉さんに惹かれて始めていた。

「いいんです……。本当は子宮にいただいたほうがいいんですけど……。私は史郎さんが気持ちよくなってくださるのが一番うれしいんです……。だから、私のことは気にせず、ここに、いっぱい精液、ください……!」

健気すぎる葛葉さんの一言に、ペニスが強く反応した。

「くぅ……!」

後戻りできない射精の予感。それがペニスに宿った。こうなったらどれだけ必死に我慢しても無駄だ。体内で醸造された精液を撃ち尽くすまで止まらない。精子と前立腺液の混合液が、発射のときを今か今かと待ち構えている。

「我慢、しないでくださいね……。れろっ、んれろっ、れろれりゅっ、れろっ……。史郎さんの好きなように、お出しくださっていいんですよ……」

俺が抵抗していることを察したのか、葛葉さんが卑猥な乳奉仕を加速させる。それだけでなく、色鮮やかな舌をつきだして、裏筋という男の最大の弱点をれろれろっといやらしく刺激してきた。

「ひろうはんっ、れろっ、ちゅっ、ちぅっ、ちゅっちゅっちゅ……、きもひよふなっへ……!」

ぴっちりと閉じた乳まんこから突き出た亀頭。葛葉さんの濃厚キスから逃れることはできず、俺はついに限界を迎えた。

「うっ……あっ……、イクっ……!」

ギリギリまで我慢した射精の勢いは、放たれた矢のように凄まじかった。尿道を駆け上がった精液が乳狭間に爆ぜる。それを見た葛葉さんは蠕動を繰り返す亀頭を優しく乳まんこで包み込み、むにゅぅ――と柔らかい圧を加えてきた。ビュクンビュクンと乳内射精を繰り返す。そのあまりの気持ちよさに、俺の腰は砕けそうになっていた。

「史郎さんのお汁が、こんなにいっぱい……。私で気持ちよくなってくださって本当に嬉しいです……」

瞳を潤ませる一方、葛葉さんは乳房をたぷんたぷんと動かすことも忘れなかった。貯蔵されている精液を一滴残らず搾り出そうというかのように、乳圧を高めては肉房を淫猥に上下させ、根こそぎ吸い出そうとする。

「ああ、また……、でる……!」

どぴゅどぴゅどぴゅ……。
勢いを弱めながらも、引き続き流れ出る精液。吐き出されたどろどろの牡汁が新たな潤滑油となり、乳壺の上下運動を助ける。

「んっ……、はぁっ……。史郎さんの……、匂い……」

ぐっちょぐっちょといういやらしすぎる水音とともに、鼻をつまみたくなるような精臭が湯殿いっぱいに広がった。

「すみません……、さすがに臭いですよね……」
「とんでもないです……。史郎さんの匂いが肺腑に満ちるたび、この上ない幸せを感じます……」
「く……」

葛葉さんの甘い睦言に、ペニスが反応し、ぴゅっと最後の一滴を放った。
それを確認した葛葉さんは、ようやく俺のペニスを解放してくれた。
ぬちゃぁ――といかがわしい音と臭いを放ちながら、乳狭間からペニスが現れる。

「んれろ、れろっ、れりゅっ……。はむっ、んっ……、じゅっ、ぢゅるっ、ぢゅっ、ぢゅるっ……」

無言のまま、さも当然かのようにお掃除フェラをしてくれる葛葉さん。亀頭や肉竿といわずいたるところにこびりついた汚液を美麗な口唇で綺麗にしてくれる。

(湯で洗ってくれていいですよ、と言いたいけど……)

葛葉さんのお掃除フェラが心地よすぎて口を開くことができなかった。そうしてるうち、またあの玉袋へのちゅっちゅが始まり、二度目の激しい射精を終えたばかりの逸物がゆっくりと反り返っていく。

「ちゅっ、ちゅぅっ、ちゅっちゅ、ちゅぷっ……、んふふ……」嬉しげに鼻を鳴らす葛葉さん。「まだ……大丈夫ですよね……? 次は……ここにいただいても、よろしいですか……?」完全に甦った肉棒から口を離した葛葉さんは、蕩けきった牝まんこをたおやかな指で開き、俺に見せつけてきた。

(くそ……。スケベすぎる……。こういう痴態を他の男にも晒しては誘ってきたってことか……)

体の奥から湧き上がる度し難い嫉妬に、俺は少しおかしくなったようだ。

「今しばらくお待ち下さいね……。いちど湯で流し、薬蜜をつけ直しますから……」

体中にこびりついた精液を落とそうとする葛葉さん。薬蜜をつけ直した体で抱き合い、膣奉仕をしようということなのかもしれない。が――
俺は、準備に取り掛かる葛葉さんの腕を取り、水に濡れた白布の上に突き飛ばした。

「し、史郎さん……? あの、何か至らぬところがありましたか……?」

無言でのしかかからんとする俺に、葛葉さんが困惑した声をあげる。

「いえ、そんなことはありません。いっぱい気持ちよくしてもらったんで、今度は俺がしてあげようかと。攻守交代です。いい、ですよね……?」

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