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家族同然

「田代君スゴいわね♪入社1ヶ月で係長に昇進だなんて、今までそのような人居なかったわ。
でも田代君がここまで成長してくれて嬉しく思うわ♪おめでとう♪」

「ありがとうございます。
私が係長になれたのは雅課長の素晴らしいご指導のお陰です。
私を導いて下さり、感謝してもし切れません」

入社して1ヶ月もの間に私の仕事振りを認められ、先程真鍋社長より直々に係長昇進の辞令を頂きました。

私の功績を樹里さんこと雅課長が自分の事のように喜んで下さりました。

「まさか田代君が1ヶ月で私と同格になるなんて……ま、アンタが1日に数件も契約取るから、昇進するのは当然かもね。
田代君、アンタは部下としては優秀だったわ。
でも係長になったら、ただ業績を上げるだけじゃなくて、部下も管理しなきゃならないから、これからが大変よ。
でも田代君ならどうにかやりそうな気がするし、これからも頑張りなさいな」

「瀬川係長!1ヶ月でしたがお世話になりました!瀬川係長の部下じゃなくなるのは寂しいですがこの田代祐介、係長として精進致します!」

上司だった瀬川係長からもお祝いのお言葉を頂きました。

瀬川係長とはセクハラ騒ぎで距離を置かれましたが、雅課長の口添えと私の仕事振りによって関係が修復し、部下に復帰出来ましたが、係長になった事で瀬川係長から巣立っていく事になりました。

「田代君ううん、もう田代係長と呼ばなきゃね。
私達は今日から同格だけど、お互いに頑張っていきましょう!」

「はい!お互いに頑張りましょう!」

瀬川係長と握手し、係長として励み合う事を誓ったのでした。

係長昇進のお祝いをしたいと樹里さんにご自宅にご招待され、そちらで豪華なお料理が食卓に並べられていました。

「祐介君、係長昇進おめでとう♪」

「……良く分からないけど、おめでとうございます」

「私も良く分からないけど祐介さん♪おめでとうございます♪」

樹里さんとご息女で長女の霞さんと次女の梓さんが私を祝福して下さいました。

霞さんは15歳の中学三年生、右前髪にヘアピンを付けた黒のナチュラルショートヘアで瀬川係長と似た強いキツ目のツンなクール系美少女、スマート体型でお胸は年相応な女子中学生です。

梓さんは12歳の小学六年生、左前髪に可愛らしい熊のヘアピンを付けた黒のポニーテールでタレ目で純真無垢な笑みを浮かべた妹系美少女なのですが、小学生にしてはオッパイが大きく、体付きもお母様に似てエロエロバディーを持った小学生です。

「祐介君、遠慮しないで沢山食べてちょうだい♪今日は祐介君の為に久し振りに奮発したのよ♪」

「ありがとうございます!では頂きますっ!」

私の為に樹里さんがこのような豪華なお料理を作って下さり、心から感謝しながらお料理を食べました。

2週間前、樹里さんにご自宅にお招き下さり、お二人の娘さんをご紹介下さりました。

霞さんとは初対面の時は何故かツンツンな態度で私に対してあまり良い感情を持っていなかったのですが、逆に梓さんには直ぐに懐かれ、私を兄のように慕ってくれて、その日にL〇N〇交換しまして、ほぼ毎日連絡しています。

「じゃあ私は受験勉強しなきゃいけないから部屋に戻るわ」

食事が終わると霞さんは受験勉強をすると言って部屋に戻りましたが、梓さんは私に駆け寄ってきました。

「祐介さん、私とゲームしましょ♪最近、新しいアプリゲーム見付けたから私と……」

「梓、もう遅いから部屋に戻りなさい。
祐介君は今からママとお話する事があるからゲームはまた今度にしなさい」

「エ~!?ママ、ちょっと位、祐介さんと遊んでも良いじゃない!」

「ダ~メ♪明日、祐介君が遊びに連れてってくれるから、明日に備えて早くお休みなさい」

アレ?私は何時、梓さんを遊びに連れて行く約束をしたのでしょうか?

そのような約束をした覚えがないのですが……

「祐介さん、ホントですか!?」

「エッ?あ、その……」

いきなり決まった事につい戸惑ってしまいして、どう返答すべきか迷っている時に樹里さんが私の背中に凄まじい爆乳を押し付け、肩に両手をそっと優しく置きました。

「祐介君はね、明日は特に用事はないから、梓を〇D〇に連れて行ってあげるって♪そう言ったわよね?祐介君♡」

「フッ、その通りにございます!梓ちゃんはとっても良い子だから僕が明日、君をT〇Lに連れていってあげよう!」

どのような理由であれ、部下として巨乳紳士として樹里さんのお言葉に従い、明日は梓さんを〇D〇にお連れする事になりました。

「嬉しいですっ!私、一度そこに行きたかったんです!」

「良かったわね梓♪じゃあ早くお部屋に戻って休みなさいね♪」

「うん♪ママ、祐介さん、お休みなさい♪」

梓さんは眩しい笑顔で部屋に戻り、私と樹里さんの二人だけになりました。

「ゴメンね祐介君……貴方の都合を考えないであんな勝手な事を言ってしまって……」

「樹里さん、謝る必要なんてないよ。
樹里さんのお願いなら俺、喜んで聞くよ」

巨乳紳士は巨乳様のお願いを聞くのは当然の事です。

例え用事があったとしても、その用事を1秒でも早く済ませて巨乳様を最優先します。

「ありがとう祐介君……私が仕事に追われて霞や梓にあまり構ってあげられなくて、主人なんて全然当てにならないし、協力なんてしてくれなくて……」

「樹里さん……」

樹里さんの旦那さんは去年から単身赴任したそうで、数ヶ月に一度位しか戻ってこないそうです。

「あの人、どうせ赴任先で出来た『現地妻』と今もお楽しみなんでしょうね♪私に家の事や娘達を丸投げして、大した稼ぎもないクセにあの女の子に貢いでるのよ♪」

笑顔ですが目が笑っていない樹里さんの話によると、旦那さんとは梓さんが生まれてから夫婦関係が冷え切り、夜の営みは勿論、マトモな会話もないそうです。

先日にそのような話を聞かされた後に私と樹里さんは大人の関係になりましたけどね。

「梓ちゃんお待たせ。
じゃあそろそろ行こうか」

「はいっ!祐介さん♪」

翌朝、雅さん宅に行くと、可愛らしくおめかしした梓さんが待ってくれまして、早速〇D〇に出発!……とはいきませんでした。

梓さんと〇D〇に行こうとしたら、奥の部屋から梓さんと同じくおめかしした樹里さんが大きめのバッグを持って玄関まで来ました。

「あらあら、二人とも私を置いていくつもりかしら?」

「アレ?俺、てっきり梓ちゃんと二人で行くと思ってたんだけど、樹里さんも行くの?」

「祐介君、まさか私はお邪魔だから来るなって言うのかしら?」

「と、とんでもございませぬっ!樹里さんっ!俺達と行きましょう!」

「フフッ♪なんてね♪祐介君ったらそんな慌てなくて良いのよ♪じゃあ祐介君、梓、車に荷物を入れて行きましょ♪」

「そうだね、じゃあ樹里さん、梓ちゃん、行こうか」

「フフッ♪ええ行きましょう♪」

「はいっ!」

樹里さんと梓さんと三人で〇D〇に出発!……しかしまた私達の出発を阻む事が起きました。

「ママ、梓、待って。
私も行くから」

何と今年は受験生で勉強しなくてはならない筈の霞さんまでもがおめかしして自分も行くと澄ましたお顔でやって来ました。

「あら?でも霞は受験生でしょ?遊ぶ暇はないと思うのだけど?」

「でもママ、お姉ちゃんは成績良いしやる事やってるから今日だけ勉強しなくても大丈夫なんじゃない?」

「……そうね、霞は日頃からちゃんと勉強しているし、成績の心配はないと思うから、今日くらいは良いわね♪」

無愛想な顔は変わらず、その格好から遊びに行く気満々なのが丸分かりで内心、ホッコリしました。

やはり霞さんも年相応の女の子なのですね。

「……田代さん、私の顔に何か付いてるんですか?」

「いや別に何もついてないよ。
じゃあそろそろ行こうかね」

ただ見ただけなのに霞さんはジト目で私を睨みましたが、それを軽く躱して樹里さん母娘と〇D〇に出発しました。

「祐介君、今日はありがとうね♪とっても楽しかったわ♪
祐介君のお陰で霞や梓もスゴく楽しめたみたいで、初めて母親らしい事が出来たわ♪」

「ハッハッハッ!喜んでもらえて何よりだよ♪俺も楽しめたしね♪」

〇D〇で思い切り遊び、その後に海沿いの道路をドライブしたりと最後は夜景を見ながらホテルのレストランで夕食をして雅宅に帰宅したのです。

霞さんは無愛想は変わらずとも妹さんである梓さんと楽しみましたし、樹里さんが運転する帰りの車内の後部座席で仲良く肩を寄せ合って眠っていました。

「田代係長、今日の成果を報告してちょうだい」

「はい雅課長、私の班は……」

会社では当然、私と樹里さんは上司と部下ですので、部下として上司である樹里さんに本日の成果を報告しています。

「田代君は係長になって1ヶ月で部下の子達を優秀な営業マンに育て上げるなんて流石ね♪」

「そんな事はありません。
部下達が素直に私の言う事に従ってくれますからね」

そう報告はしていますが、係長になって付けられた数人の部下達は一癖も二癖もあり、最初から私に素直に従った訳ではありませんが、1ヶ月もの間に根気良く指導した事で完全にとは言えませんが少しは私に従うようになりました。

「……田代係長のチームは今日のノルマをクリアしたのね?」

「はい、私は今月のノルマをクリアしましたが、チームのノルマはまだクリアしていません。
なので今月の残りは部下達をフォローしながら、お客様へのアフターに専念しようと思っています」

「そう、分かりました。
じゃあそうしてちょうだい♪お疲れ様、後はミーティングしてキリの良いところで上がりなさい。
次、瀬川係長、貴女のチームの成果を報告してちょうだい」

「はい」

報告を終えると私の次に瀬川係長が樹里さんに成果報告を始めました。

「今晩は~」

「いらっしゃい祐介君♪もうご飯出来てるから早く上がりなさい♪霞と梓が待ってるわよ♪」

「うん、お邪魔します」

マンションではなく、樹里さんのご自宅にお邪魔し、リビングに霞さんと梓さん姉妹がテーブルに座って待ってくれました。

「田代さん……ちょっと遅いんじゃないんですか?私達をこんな時間まで待たせるなんて良い度胸ですね?」

「遅くなってゴメンね霞ちゃん、仕事で遅くなっちゃってね……」

「もうお姉ちゃんったらそんな事言わなくても良いでしょ?祐介さんお待ちしてました♪早く私達とご飯食べましょ♪」

相変わらず私に対しては無表情でツンツンな態度の霞さんと可愛らしくて素直な梓さんです。

「田代さん、食事の後に私の部屋に来て下さい。
勉強でちょっと分からない所がありますので教えて下さい」

「アーッ!?お姉ちゃんズルいっ!もう、私が先に祐介さんに勉強見てもらおうって思ってたのにぃ!」

「早い者勝ちでしょ?梓は私の後にしなさい。
良いですね祐介さん?」

おや?何時も名字で呼ぶのに名前で呼ぶようになりましたね?

「ムーッ!」

「分かった分かった。
梓ちゃん、勉強終わったら俺と遊ぼうな」

「はいっ!祐介さん、早くお姉ちゃんの勉強終わらせて私に勉強教えて下さいね♪」

「決まりね?祐介さん、私は先に部屋に戻って勉強の準備してます」

「祐介さん、お姉ちゃんの勉強終わったら私の部屋に来て下さいね♪」

霞さんと梓さんは私にそう言って自分達の部屋に戻りました。

樹里さんご家族とは仕事の終わりにこちらの雅さん宅に寄って一緒に食事をする程の関係になりました。

私に対してツンツンな所は変わってはいませんが、霞さんとは距離が縮まって良く話すようになり、勉強を見るまでになり、梓さんは出会った頃から変わらず私を慕ってくれています。

「フフッ♪祐介君ってお兄ちゃんみたいになったわね♪」

「ハハ、こんな可愛い妹が二人も出来て嬉しいよ」

「……だったら祐介君、もし良かったら……あら、ちょっとゴメンなさいね。
もしもし……あなた、こんな時間にどうしたの?」

樹里さんのケータイに着信が来たようで、相手は旦那さんのようで、樹里さんが笑みを消して通話しています。

相変わらず夫婦関係が冷え切っていますね。

「あらそう、そんな事でわざわざ電話しなくても良いわよ。
はい、じゃあお休みなさい……ハァ」

樹里さんはため息をついて通話を切りました。

「祐介君、今夜は泊まっていきなさい♪霞と梓のお勉強を見てくれた後にちょっと貴方と話をしたい事があるのよ」

「そ、それは構わないんだけど……」

威圧感のある笑みを浮かべ、私に泊まりなさいと言わなくても巨乳紳士として巨乳様に従います。

あの旦那さんとの通話で何かあったようです。

今夜は樹里さんと……などと言う雰囲気ではないようです。

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