元カレと初対面
「あら、田代係長のチームは最近調子良いわね♪」
「はい、部下達がやっと私を信頼してくれるようになりまして、それなりの成果を上げるようになりました。
私のチームが良くなったのは二宮課長のありがたいアドバイスのお陰です」
夕方に最後の営業先から帰社して私の上司で営業1課課長樹里さんに本日の成果報告をし、チームを立ち上げて以来、今までにない最高の結果を上げました。
「私はただ貴方にアドバイスをしただけよ。
田代係長は素直にあの子達とちゃんと向き合ったから、貴方に心を開いたと思うわ」
「そうですね、信頼関係が出来ると、チームワークが強くなると身を持って知りました」
樹里さんの仰る通り、部下達と向き合って彼女達の話を聞くようになってから私と部下達の距離が縮まり、気付いたらみんなで飲みに行く程の良好な関係を築いたのです。
因みに私はまだ未成年なのでお酒は飲んでいませんよ。
たまに悪酔いした部下の皆さんにお酒を飲まされそうになる事はありますが、遠回しに飲酒を回避しています。
成果報告後、帰りに樹里さん宅に寄って夕食を摂り、娘さん達の家庭教師をする事が完全に日常化していました。
その後に帰宅して娘さん達が寝たタイミングを狙って深夜頃に私の部屋に樹里さんがやって来て、朝近くまでノンストップでオッパイプレイとセックスに浸るのも日常化していました。
私達はこのような関係になっていますが、公私混同はせずに仕事とプライベートはキチンと分けて過ごしています。
生活と関係を維持する為にはちゃんと仕事をしないといけないからと樹里さんが仰いましたので、私は当たり前に巨乳紳士として従うまでです。
成果報告の後はミーティングして問題がなければそこで退社するのですが、今日は華の金曜日で部下の皆さんに飲みに誘われて彼女達と夜の街に足を運びます。
朝近くまでまで居酒屋、カラオケなどを歩き回って自宅マンションに着いた時にはもう陽が昇って空は明るくなり、自分の部屋に向かおうとした時でした。
「祐ちゃんお帰りなさい♪こんな時間まであの子達に連れ回されたようね?」
「アハハ……ただいま樹里さん」
私の部屋の隣の玄関のドアがタイミング良く開かれ、樹里さんが出てきて迎えてくれたようです。
「朝ご飯はどうするの?それとも寝る?」
「先に寝ちゃおうかなって思ってるけど?」
「そう、じゃあ先にお風呂に入ってからお休みなさい♪」
「うん、そうするよ……って樹里さん?俺今から部屋に……」
自分の部屋に戻ろうとすると、樹里さんに右腕を掴まれ、相変わらずキレイで母性的な笑みを浮かべて口を開きました。
「祐ちゃん、寝るならウチで寝なさい♪私の寝室でお昼までお休みなさい♪」
豊か過ぎる爆乳様を右腕に押し付けられてそう言われたら、私の返事は決まっています。
「喜んで樹里さんのお部屋でお休みさせていただきます!!」
巨乳紳士として樹里さんのお言葉に従い、お部屋でお昼過ぎまでありがたくお休みさせてもらいました!
「祐介さん、今から私に勉強を……」
「お姉ちゃん頭良いんだからもう教えてもらう必要ないでしょ?祐介さん、勉強で分からないトコあるから教えて教えて~♪」
「ハハッ、良いよ♪二人とも一緒に勉強しよっか」
少し遅めの昼食をご馳走していただき、そろそろ帰ろうとしたのですが、霞さんと梓さんに家庭教師をお願いされましたので、快く引き受けて夕食まで勉強しました。
私の指導によってそれなりに勉強が出来るようになった梓さんとゲームなどして遊び、受験勉強の一休みと言って加わってきた霞さんとも遊んだり他愛ない話をして過ごしました。
楽しい時間はあっと言う間に過ぎ、お休みの時間になると樹里さん宅を後にして自分の部屋で爆睡していると、樹里さんからL〇N〇が来た事に気付きませんでした。
翌日の昼頃に私はとある街のカフェで樹里さんとお茶をしております。
「祐ちゃん、貴方に紹介したい人が居るの。
娘達が居るウチにその人を呼ぶワケにいかないから、ここに祐ちゃんを呼んだのよ」
「それは良いけど俺に紹介したい人って?……ああ何となく誰なのか分かったよ」
昨夜に寝落ちした時に樹里さんからここに来て欲しいとL〇N〇が来まして、指定されたこちらのカフェで樹里さんと待ち合わせしたのです。
「あらあら、一体誰だと分かったのかしら?」
「樹里さんの元カレさんでしょ?確か……」
「良く分かったね、成る程……確かに樹里が良く話してただけあってかなり出来るようだね?田代祐介君」
樹里さんが紹介したい人の名前を口にしようとした時に、私達の前に私より遥かに高身長のイケメンと言うより、渋いタイプのナイスガイの男性がやって来ました。
ほう、この男性は見掛けだけでなく相当出来ると見ました。
かなりのやり手ですね。
「待ってたわよ直人、祐ちゃん紹介するわね。
彼は……」
「ああ良いよ樹里、俺が自己紹介するから。
初めまして田代君、僕は不破直人
ふわなおと
です。
樹里とは大学の同級でね、彼女と交際してた……と言うよりセフレと言った方が正しいかな?」
セフレですか?てっきり学生時代に付き合っていたと思っていたのですが、まあどちらでも良いです。
躊躇なく樹里さんとセックスフレンドである事を明かすとは肝が据わっているようです。
「初めまして、そして改めて僕は田代祐介です。
職場では二宮さんの部下でお世話になっております」
お互いに自己紹介をすると、直人さんは当たり前のように樹里さんの右隣に座り、私と向かい合わせで話を始めました。
「さっきも言ったけど、田代君の事は樹里から良く聞いてるよ。
樹里の会社に入社して1ヶ月で係長になる程の有能でやり手なんだってね。
まだ二十歳にもなってないのに大したモノだよ」
「そんな事はありませんよ、自分なんてまだまだです。
今年高校卒業して社会人になったばかりでまだまだ勉強する事が沢山あります」
「それでも成果を上げてるそうじゃないか?『QUEENFIELD』に入ってたった1ヶ月で新人とはとても思えない程の業績を上げ、係長に昇進する奴はそうは居ないぞ。
出来たら俺の会社に来て欲しい位だよ」
申し訳ありませんが、巨乳様以外の方からのスカウトはお断りです。
逆に巨乳様からのお誘いなら喜んで受けますけどね。
「あら直人、祐ちゃんを引き抜くなんて事したら紫乃が黙ってないわよ?」
「じょ、冗談だよ樹里、真鍋さんを敵に回したらウチの会社が潰れちまうからな。
そんなバカなマネはしないって」
おや?直人さんは真鍋社長の名前を聞いただけでかなり動揺しましたね?
真鍋社長には直人さんの職場を潰す程のお力があると言う事ですか?
直人さんが真鍋社長の名前を聞いてそこまで萎縮するとは……真鍋社長は謎の多いお方です。
「そろそろ本題に入ろうか。
樹里が俺と電話とかL〇N〇、そして会う時に田代君の事を良く話すから、君に興味を持って樹里に頼んで紹介してもらったんだけど田代君は相当な巨乳好きなんだってね?」
「俺は巨乳好きなんかじゃなくて巨乳紳士であり、巨乳狂いなんですよ」
「ハッハッハッ!樹里から聞いて知ってたが巨乳紳士とか巨乳狂いとか面白い事言うね!しかも何の躊躇いなくスパッと自分の事を言うとは驚いたよ!ま、俺も似たようなモンだがね」
別に構いませんが樹里さんは私の事を直人さんに話し過ぎです。
「……それに樹里をよがり狂わせる程の絶倫らしいな?まさか俺以外に樹里をイカせる奴が居たとはね」
「俺はただ樹里さんにお応えしているだけです。
巨乳紳士として巨乳様にお応えするのは当然の事であり、使命ですからね」
私と樹里さんは上司と部下の関係で恋人ではありませんが、巨乳紳士として巨乳様のお望みにお応えしているだけである事を直人さんにお話しました。
「そうか、もう知ってるだろうが樹里は大学時代には色んな男とヤっては潰してきた程だが俺は……」
直人さんがそう言い掛けると樹里さんが淫靡な笑みを浮かべて口を開きました。
「そうね……直人は私が相手した男の人達の中では巨根で逞しくて絶倫でカラダの相性が最高だったわ♡付き合ってたカレ(元旦那)なんて比べようがなかったわね♪」
「俺達、雅に隠れてヤりまくってたよな?アイツには悪いとは思ってたけど俺、樹里に夢中になっちまったからな……」
元旦那さんと直人さんは高校時代の友人関係だそうですが……
「私もよ♡私とエッチする男の人は元旦那を含めて直ぐにバテちゃって手応えなくて欲求不満が日に日に募ってた時に直人とは出会ってセックスして、元旦那とデキちゃった婚して霞を産んだ後も続いているのよ♡」
スゴい話を聞いてしまいました。
大学時代に交際していた元旦那さんに隠れて直人さんとセックスをしまくっていたそうで、元旦那さんと学生デキちゃった婚して霞さんを出産した後も直人さんと不倫しまくっていて、離婚後も変わらず続けていると言うのです。
それだけ相性が至高なのでしょうね。
普通の人からしたら樹里さんは超絶人妻ビッチなのでしょうが、同じく不倫していた元旦那さんが樹里さんの強過ぎる性欲に耐えられなくて他の女性に走ったのでしょう。
情けない事です。
元旦那さんは私や直人さんのように樹里さんに応えていれば不倫なんてしなかったでしょうに。
直人さんと樹里さんからお二人のセフレ振りを聞かせて頂いただけでなく、直人さんの話も聞きました。
直人さんも樹里さんのお友達の女性とデキ婚し、霞さんの1個下の双子の娘さんがいらっしゃるそうで、梓さんと歳が近い娘さんが3人もいらっしゃるそうです。
直人さんも真鍋社長と同じく大学在学中に起業して事業が成功したそうで、今もそれなりに利益を上げているそうです。
デキ婚した奥さんと娘さんの為に樹里さんとの関係を一時的に解消して必死に仕事をして成功してから関係を再開したらしいですが、仕事と家庭、そして樹里さんとの関係をキッチリとこなし続けるとは良い意味か悪い意味か言い難いですが超絶器用なお方でらっしゃいます。
しかも奥様も樹里さんとの事を知っていて公認なのだそうです。
不破直人さんはある意味でスゴく恐ろしいお方ですが、私は何故か直人さんに対して親近感を覚え、他人ではない感じがするのです。
もしかして直人さんは私と同じく巨乳紳士なのかもしれないと思うようになったのです。
「今日は楽しかったよ田代君、また三人で会おうな」
直人さんは私達にそう言って帰っていきました。
「ねえ祐ちゃん♡あの子達には遅くなるからって言っているから少し(?)遊んでいきましょ♡」
直人さんを見送ると樹里さんが誘ってきました。 他の漫画を見る