5.チンポに興味津々で朝から手コキをしてくれる委員長
「直したよ,中出くん。これでもう大丈夫かな?」
「うん。大丈夫」
「じゃあ,脚立を片付けてくるね」
早足に教室を出ていく絢音を見送ってから僕は催眠スマホを起動し,絢音に新たな命令を入力する。
「さて,どうしようかな……」
ズボンの中で勃起した肉棒を処理する方法は無数に思いついたけど,もうだいぶ時間がたっていて,そろそろ誰か来てもおかしくない時間だった。あまり時間をかけず,サクッと抜いてもらう必要がある。
それならやっぱりいつも自分がシている方法に寄せるべきか……?
「じゃあ,これで決まりだな」
用具室に脚立を片付けたときには絢音は少し落ち着きを取り戻していた。
そして冷静になった頭でさっきまでのあり得ない行動を振り返り,顔から火が出るほど恥ずかしくなった。
「~~~~っ!?!? うそでしょっ!? あんなことするなんてっ! あり得ないっ! ああっ,もうっ! 絶対中出くんに痴女って思われたっ! ドン引きされてるっ!」
しかし,どんなに後悔してももう遅い。
「あ゛あ゛,あ゛~~~~っ。せめて最後のがなかったらなぁ~」
冷静になったのは郁男にパンツを見せたいという欲求を満たしたからなのか,それとも郁男が新しい命令を上書きしたからなのか。
それは絢音にも郁男にもわからなかった。
「やばいよね……。教室に戻ったらどんな顔して話せばいいんだろう? あんなことしちゃったんだし,突然襲われたり……しないよね?」
脚立を持って逃げるように教室から離れたとき,ちらっと郁男の下半身が目に入った。
興味があったからではない。恥ずかしくて目が合わせられなくなり,下の方を見ていたらたまたま郁男のアレが目についた。
郁男の股間。ズボンの上からでもはっきりとわかるくらい大きくなっていた。
「あれって,つまり……そういうことだよね?」
思い出し,再び赤面する。
彼氏がいたことのない絢音は当然それを生で見たことはなかったけど,年相応に知識として知っていた。どうしてそうなったのかも,どうすれば元に戻るのかも。
「私が,郁男くんにパンツを見せて誘惑したからあんな状態になったんだよね。……だから,私が何とかしてあげないと,だよね……? クラスの委員長として」
自分で言って意味が分からなかった。
そもそも,今の絢音には自分がパンツを見せて誘惑したせいとか,委員長としての責任感とか,そんなことは関係なく郁男の肉棒に興味があった。
直接見て,その手で触って,アレの先っちょから精子が飛び出るところを間近で観察したいと思っていた。
命令:僕のチンポに興味を持ち,手コキで射精させたくなる。
絢音にインプットされた次なる命令。
郁男が手コキを選んだのはいつも自分がシている慣れた方法の方が短時間で処理できると思ってのことだった。
「お帰り,委員長」
期待に胸と肉棒を膨らませ,僕は脚立を置いて教室に戻ってきた絢音を笑顔で迎え入れる。
「そろそろみんな来るかな?」
「う~ん,いつもの感じだともう少しは大丈夫だと思うけど」
教室に戻ってきた絢音は頬を赤らめ,落ち着きなく視線を泳がせている。その視線は僕の顔を見たり,あるいは股間を見たり。
その様子を見て僕は内心でニヤリと笑みを浮かべた。
「どうしたの? 委員長。落ち着きなく見えるけど,何か気になることでもあった?」
「えっと,あのね,中出くん……今朝は,手伝ってくれてありがとう」
「クラスの一員として当然のことをしただけだよ」
「うん。でも,すごく助かったから……その,私にできることがあれば,何かお礼がしたいんだけど……」
(何言っているんだろ,私……本当にあのくらいなら手伝ってくれて当然なのに。でも,こういうふうにお礼ってことにして……)
「お礼? いやいや,そんなのいらないって」
絢音はできれば郁男の口から直接お願いしてほしかった。
流石に手コキは自分のパンツを見せるのとは違って郁男の積極的な協力が不可欠だ。
「でも,何かしないと私の気がおさまらないから。本当に何もない?」
一度断ったくらいでは引き下がらない。
さっきよりも時間がないせいか,絢音はやや強引に話を進めようとしている気がした。時計と,僕の股間をちらちら気にしながら。
「うーん。そう言われてもなぁ……」
「本当に何でもいいよ。私にできそうなことなら」
「じゃあ,逆に委員長は何ができるの?」
「えっと……それは……っ」
僕が聞き返しても,絢音は恥ずかしそうに口ごもるばかりだ。
恥ずかしくて困ったような顔をしていても,視線は僕の股間に釘付けなのに。
時間がないのは僕も同じだった。じれったくなり,確信に触れる。
「勘違いだったらすごく恥ずかしいんだけど,もしかして委員長,さっきからずっと僕の股間見てない?」
尋ねると,絢音はさらに顔を赤くした。
(やっぱりばれてる……っ。どうしよう……でも,この流れなら中出くんのおちんちんに触れるかも……っ。でも,エッチな女の子だって思われちゃう……っ!)
僕は絢音がさらに顔を赤くしたのと,否定もしない沈黙を肯定と捉えた。
「へぇ,委員長って意外とエッチな女子なんだね。僕の股間に興味があるなんて」
「そ,そういうわけじゃないけど……たまたま目に入って,苦しそうだったから,……やったことないけど,女の子にそういうことしてもらったら,男の子は嬉しいんだよね? だから,お礼になるかなって……」
言っててすごく恥ずかしかった。自分の口から出ている言葉とは思えない。しかし,郁男の肉棒に触れるならどんなに恥ずかしくても言うしかなかった。
「ふ~ん? でも,それってずるくない?」
「……え? ず,ずるいって,何が?」
恥ずかしい思いをしながら提案して,絢音はこれで見せてくれると思っていたけど,郁男の反応は意外なものだった。
「たしかに委員長の言う通り,女子にそういうことをしてもらえたら嬉しいけど,やっぱり男だって裸を見せるのは恥ずかしいんだよ? それに委員長,嘘ついてるよね?」
「う,嘘……?」
どきりと心臓が飛び跳ねた。
(中出くんの言う通りだ。私は嘘をついてる。やっぱり全部見透かされていた。私は中出くんが喜ぶと思ってこんな恥ずかしい提案をしているんじゃない……これは――)
「委員長が僕の股間を見たくて言ってるんだよね? だからわざと僕にパンツを見せてきて,その気にさせようとしたんじゃないの?」
「そっ,そんなことは……」
(――ないのに。でも……)
パンツを見せていたのと郁男のおちんちんを見たい気持ちは別物だった。しかし,そう思われても仕方ない。絢音は――。
(私は――)
「委員長は同級生の勃起チンポが見たくてわざとパンツを見せつけるような変態なんだよね?」
「――ッ!?」
(そんな,そんなこと――)
「否定するの? もし認めるなら見せてあげてもいいんだけど」
認めたくはなかった。今日は特別で,いつもの自分じゃないと思っていた。
でも,今は郁男の肉棒が見たくてしょうがなかった。
「そう……です」
(うそ……違うのに……っ!)
「私は,中出くんの勃起したチンポが見たくて,わざとパンツを見せてました。だから,私のせいで勃起しちゃった中出くんのチンポを見せてください」
(何言ってるの私……)
「中出くんの勃起チンポ,責任を持って,私の手で処理させてください……っ!」
「いいよ。委員長がそんなに変態だったのはびっくりしたけど,男としてそこまで言われたら見せるしかないね」
絢音にそこまで宣言させて,僕は隠しきれないニヤつきを必死に抑えながら,ようやくズボンを脱いで雄々しく反り立った肉棒を堂々と露出させた。
「あは……っ♡ これが中出くんのチンポ♡」
はっきり言って想像以上にグロテスクで気持ち悪かった。
鼻につくオス独特の匂い。ビクビクと動く不規則な挙動。まるでここだけ別の生き物のように感じられ,どうして自分がこんなものに興味を持っているのか絢音にはわからなかった。
しかし,一度見てしまえばもう眼を背けるなんて考えられなかった。
「チンポを見るのは初めて?」
「うん……中出くんのチンポ,想像以上に大きくて,逞しい……っ!」
「ありがとう。嬉しいことを言ってくれるね。こんなに大きくなったのは絢音がパンツを見せてくれたおかげだよ」
「ねえ,触っていい?」
「もちろん。でも,かなり敏感だから,そっと,優しくね」
「そっと,優しく……こんな感じ?」
「うっ!? く……っ!」
想像以上に柔らかく,ひんやりと心地いい温度の絢音の五指がそれぞれの力で程よく僕の肉棒を包み込む。
「ご,ごめんっ! もしかして痛かった?」
「大丈夫。すごく気持ちいいよ。その調子……本当にチンポ触るの初めて? だとしたら絢音,手コキの才能あるよ」
「て,手コキの才能って……」
「いや,本当に。そのまま,もうちょっと強めに竿を握って,滑らせるように手を動かして」
「えっと,こんな感じ?」
うまく手首のスナップをきかせながら,絢音は言われた通りに手を動かす。
やはり初めてとは思えない動き。最初はぎこちなさを覚悟したけど,優等生は肉棒の扱いでも優等生だった。
勃起した肉棒が絢音の小さな手の中で蕩けていくような錯覚に陥る。
実際には心地よい刺激が肉棒をさらに興奮させ,大きく,硬くさせた。
(すごい……っ,中出くんのおちんちんもっと大きくなって,硬くなってく……っ♡)
「絢音の手,最高だよ……っ! 自分でするより何倍も気持ちいいっ! 今度からオナニーは絢音に手伝ってもらおうかな」
「本当? 中出くんのおちんちん,手を動かすたびにビクビクしてる♡ さっきよりも大きくなって,どんどん逞しくなってる……っ♡」
「それも絢音のおかげだよ。絢音の手,気持ちよすぎっ! そろそろ出るかもっ! ねえ,もう片方の手で金玉揉んでくれる?」
「き,きんたま……っ!? えっと,こんな感じかな?」
今の絢音は僕の肉棒に興味津々の従順な手コキマシーンだ。
僕が命令すれば何でもすぐに素直に従う。絢音は竿を扱く手を動かしつつ,もう片方の手に玉袋を載せると僕が言った通りに手のひらで優しく金玉を弄んだ。
「ど,どう……?」
「いいっ! すごくいいよっ! あっ! ああっ! やばいっ! 我慢できないっ!」
絢音の手つきは高級風俗嬢のそれに引けを取らないと思う。
できることならずっと味わっていたかったけど,金玉に溜まった精子は既に肉棒の先まで移動して爆発寸前だった。
時間的にもこれ以上もたもたしていると誰かが教室に来る。
名残惜しかったけど,予定通りこのまま素直に射精するしかなかった。
「え? あっ! 中出くんっ!?」
爆発の寸前,僕はあることを思いつき,絢音の手から肉棒を抜いた。そしていつものように自分の手で竿を扱く。
「絢音,手ッ! 射精するよっ! 受け止めてっ! ううっ!!」
びゅるるううっ! びゅっ! びゅううっ!
肉棒の先っちょから勢いよく白濁液をまき散らす。ビクンビクンと震える熱々の肉棒をいつものように自分の右手で押さえ,僕は絢音の手の中に向かって射精した。
絢音の手のひらに射精したばかりの新鮮な精液がたっぷりと溜まっていく。
「ふう……,ありがとう,絢音。受け止めてくれて」
「すごい……っ! こんなにたくさん出るんだね……っ♡」
「絢音がエッチなおかげだよ」
「でも,どうして最後までさせてくれなかったの? 私……」
「さすがに今教室にまき散らしちゃったら片付けが間に合わないからね。絢音に受け止めてもらう方がいいと思ったんだ」
「確かに,そうかもしれないけど……」
「ほら,誰もいないうちに手を洗ってきな。そろそろ誰か来てもおかしくない時間だから」
絢音は何か言いたそうにしていたが,慌てて手を洗いに行った。
絢音の手コキでイカなかったのにはもう一つ理由がある。
絢音の手コキは最高で,ずっと味わっていたいと思った。催眠スマホで命令すればいいだけのことだけど,自分の手で射精したことで今回の命令――『僕のチンポに興味を持ち,手コキで射精させたくなる』はまだ完了してないことになった。
最後は自分の手で射精したため,厳密には絢音の手コキで射精していない。
実際,絢音は物足りない表情をしていた。手を洗っている今も,きっと絢音は僕のチンポのことばかり考えて,僕のチンポが頭から離れず,手コキでイカせたいと思っているに違いない。
僕は制服を着直した後,手を洗っている絢音に言った。
「まだ,物足りないんだよね? さっきの続きは……そうだな,授業中に写真送ってくれたら考えてあげる」
「しゃ,写真?」
「そう。スカートの中の,パンツの自撮り写真だよ」
「でも,学校でスマホを使うのは……」
校則違反。
そう言いたいのだろう。しかし――。
「まあ,委員長の好きにすればいいよ」
絢音は校則を破る。
その確信を持って,郁男は絢音を冷たく突き放した。そもそもそんな時代錯誤な校則を守っているのは絢音だけだ。 他の漫画を見る