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10.エロい写真を撮られたい金髪白ギャル

聖乱高等学園では定期テスト前の二週間は生徒を勉強に集中させるために部活動や委員会活動が禁止される。放課後になると生徒はすぐに帰宅するため,放課後になった今,学園に生徒はほとんどいなかった。
絢音も今日はいつもの空き教室に行くことなく既に帰宅した。今頃自宅で悶々とした気持ちを抑えながら勉強しているはずだ。
一方で僕は帰宅せず,図書室に向かう。

「お~,いたいた」

もちろん勉強するためではない。
僕は催眠スマホを使って絢音に代わる催眠対象を放課後の図書室に呼び出していた。

催眠対象:三橋
みつはし
杏奈
あんな
命令:放課後,図書室でテスト勉強をする

図書室には生徒はほとんどいなかった。
杏奈以外には,本当に勉強熱心な生徒が二,三人程度。
テスト週間は図書委員も活動を禁止されるけど,勉強の為に図書室は使えるようになっている。僕もあまり勉強熱心な方ではないからテスト週間の図書室にどれくらい生徒がいるのか確認するまでわからなかったけど,全員男子だし,この程度なら問題ないだろう。
普段は全く勉強しない。どころか授業はサボるか寝るかのギャルが図書室で勉強している様子は思った以上に不思議な光景だった。催眠スマホを使えばこんなこともできる。
机はたくさん余っていたけど,僕は当然,杏奈の向かいに座る。
そこで初めて杏奈は僕に気づいたらしい。突然目の前に座ってきた僕に驚き,ふと顔を上げてキョロキョロと図書室内を見回した。

「ちょっ,おーい,郁男っち?」
「ん? どうした三橋」

杏奈は普段から僕を含めクラスの男子全員を名前で呼ぶ,アホだけど気さくなギャルだ。
杏奈はショートヘアを綺麗に金色で染め上げ,いつも遊女のように制服を大胆に着崩している。
座ればお尻が見えそうなほど短いスカート丈もドキドキさせられるけど,ブラがチラ見えしそうなほど大きく開いた胸元は圧巻だ。男子なら絶対に目を奪われること間違いない。
雪のように白い肌と華奢だけど出るところはしっかり出ている身体つきがエロ過ぎると男子に大人気で,特におっぱいはヤバい。

「いや,どうした? じゃないって。てかむしろこっちのセリフだし,郁男っちどーした?」
「僕も勉強しようと思ってさ」
「机は他にもいっぱい余ってんじゃん?」
「三橋を見つけたから一緒にやろうと思ったんだけど,……迷惑だった?」
「ん~,まあ,迷惑ではないけど」
「迷惑ではないけど?」
「いや,郁男っちが勉強なんて珍しいなって思っただけ。なんかウケる。まぢホントに郁男っち?」
「うるせえ,それを言うなら三橋もだろ」
「あはっは! たしかに~」
(てかあれ? アタシなんで勉強なんかしてんだっけ? 図書室とか入ったの今日が初めてじゃね?)

疑問がふと頭の片隅をよぎるも,杏奈は特に気にした様子もなくニヤニヤと楽しそうに笑っている。

「てか,一緒に勉強しようなんてアタシと郁男っち,そんなに仲良かった? 郁男っち,どっちかって言うと知り合い見つけても知らないフリするタイプじゃん。あ,もしかしてアタシ狙われてる? 告白されちゃう的な?」
「違うよ」
「だよね~。郁男っち,アタシが話しかけるといつもちょっと嫌そうな顔するし」
「まあ,僕は三橋みたいに陽キャじゃないから」
「陰キャってやつ? ウケる。まあ~,露骨にイヤそうな顔するのが面白くてアタシは話しかけてんだけどね~」
「……やっぱり一人で勉強する」

やはり陽キャなギャルとは合わない。
そう思って席を変えようとした僕を,杏奈は慌てて止めた。

「いいじゃんっ! 折角だし一緒に勉強しようよ。アタシも前から陰キャ君には興味があったんだよね。わかんないこととか,優しく教えてア・ゲ・ル……♡」

杏奈はどこかいやらしく,挑発的に僕を引き留めた。
僕はわざといつものように露骨に嫌な顔をしながら渋々椅子に座り直す。もちろん,最初から一人で勉強するつもりはなかった。そもそも勉強するつもりはなかった。

「キタキタ~~ッ! そのカオッ!」

ハイテンションの杏奈はいつもと変わらない様子だったけど,催眠スマホはしっかりと効いているはずだ。確かめるため,僕はスマホを取り出す。

「あれ? いきなりスマホ?」
「うん。ちょっと,というかかなり珍しいから写真撮っとこうかなと思って」
「メズラシイ? 何が?」
「三橋が図書室で勉強してるところ。ちょっと写真撮るから勉強するふりしてよ」
「フリって,アタシ勉強ホントにシてんだけど?」

僕がカメラを向けると,杏奈はマジメな顔でノートに落書きを始めた。ぶつぶつ言いながらもそういうおふざけをするところが杏奈の人気の秘訣だと思う。
一枚,二枚,三枚……少し角度を変えながらほとんど連写に近い速さで極は何枚も写真を撮った。

「ちょっ,撮り過ぎじゃね? 連写じゃんウケる」
(そんなに撮られるとさすがにアタシも恥ずかしいんだけど……てか,アタシが勉強してるのって,そんなにメズラシイわけ!? ちょいムカつく……そーだ,じゃあこんなのはどう?)

杏奈は,まるで絶滅危惧種を発見したみたいに写真を撮る僕に一瞬だけ顔をムスッとさせたけど,すぐにいいことを思いついたらしく,からかい調子のいつもの笑みを浮かべた。

「そんなにアタシのこと撮りたいなら,折角だからポーズとか取ってあげよっか?」
「ポーズ?」
「そうそう。たとえば……,こんな感じとか?」

杏奈は胸を張って胸部を強調するようにしながら両手で自分のおっぱいを持ち上げ,煽情的なポーズを取った。そして上目遣いに僕を見つめる。媚びるような上目遣いではなく,男心を挑発するような視線だ。

「あーあ,アタシもう勉強してないよ? 珍しくもなんともないいつもの感じ的な? 撮る意味なくなっちゃったね,郁男っち。ざ~んねん♡」
(……てか,アタシいつもこんなことしてたっけ?)

勝ち誇ったような顔でじっとスマホのカメラを見つめる杏奈と画面越しに目が合い,僕は内心でニヤリと笑う。催眠スマホの命令通りだ。

命令:写真を撮られるたびにエロい気持ちが昂り,もっとエロいポーズで写真を撮ってもらいたくなる

「めっちゃビックリしてんじゃん。いいよ郁男っち! そのカオちょ~ウケる」
「ちょっ……三橋!?」

僕は周りの様子を気にしながら慌てて杏奈の動きを止めるふりをする。
テスト週間に図書室に残って勉強している二,三人の真面目な生徒は勉強もせずに騒いでいる僕と杏奈を鬱陶しく思っていたみたいだったけど,今は杏奈のエロいポーズを僕らにばれないように息をひそめて盗み見ていた。
当然,僕らを注意する素振りはない。

「勉強してるとこがメズラシイとかなんとか言ってっけど,どーせアタシの写真が撮りたいだけなんでしょ? だったらさ~,男子的にはこーゆー写真の方が捗るじゃん?」
(……てか,さすがにこの格好ハズいかも。郁男っち早くスマホ片付けてよ。早く写真撮ってくんないと! ……あれ? どっちだっけ? めっちゃ撮ってくんのムカついたからからかってんだよね? あれ? でも郁男っちにもっとエロいところ撮ってほしくて……ん? あれ?)

杏奈は胸元が開き過ぎてこぼれそうになっているたわわな果実を制服の上から両手で揉みしだく。手の動きに合わせておっぱいは柔軟に形を変えた。うっとりとした表情で甘い吐息を漏らし,舌を出して自分の乳房を舐めるようにねっとりと動かす。
僕は思わずごくりと息を飲んだ。

「……っ! すごいポーズだ……本当に撮っていいの?」
「ダメに決まってんじゃん。勉強してるとこ撮りたいって言うからからかってんのよ……さっさとスマホ片付ければ?」
(なんちゃって……♡ これで引き下がるオトコなんていないよね? どーしても撮りたいって懇願するんでしょ♡ 郁男っちのそんなカオも見てみたいんだよね。あ~あ,アタシってホントに……イ・ジ・ワ・ル♡)

僕を挑発しながら,杏奈はニヤリと笑った。いつもの僕なら杏奈の手のひらでいいように転がされておしまいだけど,催眠スマホを持った僕は違う。

「なんだ。やっぱりそうだよな」
「えっ!? ちょ……っ!」
(うそっ!? ホントにしまっちゃうの!? まぢでキョーミなし!?)

僕はわざとらしく肩を落とし,杏奈に言われた通りスマホを片付ける。それを見て,杏奈はわかりやすく動揺した。

「どうしたの? 撮っちゃダメなんだよね? だったらやめるよ。それに,三橋の言う通り,勉強してないところ撮ってもいつも通りだし……」
「いや,でも……」
(そーだけどっ! そーだけど……いつもはこんなエロいポーズしないじゃんっ! 男子なら撮りたくないわけ……っ!)
「でも,どうした?」

杏奈が写真を撮って欲しいと思っていることを,僕は当然知っていた。
だから適当に理由をつけて撮影を止めれば,杏奈の方から撮ってほしいと言ってくるに決まってる。

「アタシ,いつもはこんなポーズしないよね……? だから,このポーズも……メズラシイんじゃない?」
「んー? そうだっけ? いつもそんな感じだったと思うけど」

普段とは違う控えめな発言が面白くて,僕はとぼけて見せた。
杏奈は恥ずかしいと思っているのか,珍しく若干だけど頬を赤らめている。

「いつもこんな感じじゃないし! いつもこんなだったらアタシ痴女じゃんっ!」
(いーから早く撮れっての! あれ? でも今のアタシって……)
「もしかして杏奈,僕に写真撮ってほしいくてエロいポーズしているの?」
「あ……っ,いや……」
(何言ってんのバカじゃないの? こんなポーズして写真撮ってほしいとか,アタシ……痴女じゃん♡)
「撮ってほしいなら,そう言ってくれないと」
「――そーです。アタシ,郁男っちにエッチなポーズしてるとこ,たくさん撮って……ほしいです」
(アタシ,何言ってんだろ? こんなハズいこと……てか,こんなことで恥ずかしがるとかウケんだけど。たくさん撮ってほしいのに……っ)
「わかった。そこまで言うなら撮ってあげるよ」

杏奈は両手でおっぱいを持ち上げたまま,顔を赤くしている。
僕は杏奈のお願いを叶えるため,再びスマホを取り出してカメラを起動した。

「それにしても杏奈って,やっぱり痴女だったんだね」
「は……はぁ!? アタシが痴女!?」
(くっ……チョーシに乗んなよ? ちょっとアタシのこと言いくるめたからって!)
「普段からブラが見えそうなくらい胸元を開けてたり,座ればお尻が見えそうなくらいスカートが短かったり,男子の視線に気づいてるのに隠そうともしなくてさ。挑発してるのかと思ってたけど,本当は見られて興奮してたんだ?」
「ばっ,バッカじゃないの!? そんなの,……そんなこと……っ!」
(あるわけないのに。いつもは,アタシのこと見てんのバレバレのくせに隠れてコソコソ見てる男子がバカみたいで,面白くてからかってるだけ……アタシが見せたいわけじゃなくて……)
「本当に? 杏奈,今すごい顔しているけど?」

数枚写真を撮ったあと,撮った写真を確認する。
自分のおっぱいを揉みながら蕩けた顔をしている杏奈の写真。
自分が今どういうポーズをしているのか確認させるため,僕はスマホの画面を杏奈に向けて写真を見せた。

「……っ!?」
(やっばぁ……アタシ,すごいカオしちゃってる……でも,こんなんじゃなくて……もっと,もっと……っ♡ やばい,アタシどうしちゃったんだろ……?)
「ねぇ,郁男っち?」

僕の耳元で囁きながら,杏奈はちらりと周囲を見る。
勉強するために図書室に来ていたはずの数名の男子生徒は突然始まった杏奈の撮影会に目を奪われ,勉強の手が止まっていたけど,杏奈と目が合うと慌てて下を向いて勉強を再開した。

「アタシ,もっとすごい写真いっぱい撮ってほしいくなっちゃった……誰にも見られない場所で,ここだと撮れないようなやつとか♡」

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