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更なるギャル、出現

次の日。

樹はどこか虚ろな状態のまま、一人で講義を受けていた。

「夢、で片付けるには流石に無謀過ぎるか……」

童貞の性欲が拗れたことによって、生み出された夢を見ていたと考えたが、それにしてはあまりにも鮮明に記憶に残りすぎている。

「それに、一人でしすぎた時ぐらい痛いし。あと、何と言ったって……」

今日を迎えてから、何度目の確認になるだろうか。

メッセージアプリを開くと、「瑠奈」という名前と脳裏へ鮮明に焼き付けられたあの整った容姿が、アイコンにもなっているのだ。

つまり、連絡先を交換した状態になっているということ。

そんな記憶、樹には1ミリも存在していないのだが、昨日のあやふやになっているタイミングで、あちら側が勝手に交換を完了したということだろう。

「やっぱり、昨日言われた通り今後も関わらないといけないってことなんだよな……」

連絡先を知られているということは、今の樹の状況を考えれば逃げ道を塞がれているようなもの。

無視しようものなら、どんな行動に出るか分からない。

「だって昨日、あんな事されたんだもんな……」

思い返すだけでも、信じられないと思いとあの時の状況が蘇ってきて、陰茎が元気を取り戻す。

「いててて……。いくら美人相手と言っても、あんな好き勝手されて、それを思い返して大きくして何やってんだろ……」

あれだけ煽られたり、無茶苦茶なことをされたのに、あの時の快楽を体は既に恋しがっているらしい。

そんな時、突如としてスマホに瑠奈からのメッセージが届いた。

内容としては、『今日も昨日と同じように部屋に来るように! 来なければ明日、どうなるか……』という半分強制命令と、半分脅し。

初対面の相手にここまでしてくるのだから、本当に言うことを聞かないと何をされるか分からない。

「従うしかないよな……」

この状況に、また陰茎がより固く大きくなる。

また、昨日のような快楽を味わされるかもしれない。

そのことへの期待感も、押さえようとしても心の中でも湧き上がり始めた。

※※※

「ここ、だったよな?」

昨日、おびき寄せるようにして案内されたマンションの部屋の前まで来た。

インターホンを鳴らすと、すぐにガチャリと扉が開く。

「お! ちゃんと来て偉いぞ〜!」

タンクトップ姿の瑠奈が現れ、強調された谷間に思わず視線を向けてしまう。

「偉いぞって、ほとんど脅しだったじゃないですか……」
「まぁまぁ、細かいことは気にしない! 入りな!」

そう言うと、樹の腕を握って半ば無理やり部屋の中へと引きずり込んだ。

部屋に入ると、奥から女性の話し声が聞こえてくる。

「よし、じゃあ行こっか♪」
「奥に誰かいるみたいですけど……」

瑠奈に肩を組まれ、まるで不良に捕まった人のように小さくなりながら樹は部屋の奥、昨日ヤりまくった部屋へと入った。

「「お??」」
「二人に紹介しまーす! 彼が、私の追い求めていた理想の遊び相手になりまーす!」

そこには、明るい茶髪の女性と青色のインナーを入れている女性がいた。

どちらも垢抜けていて、ギャル。
そして、茶髪の女性は幼気に見えて非常に可愛らしく、インナーの女性はクールなギャルといった雰囲気で、非常に美人。

更に、どちらも非常に胸が大きく服からはち切れそうなくらいの膨らみがある。

「ほおー、結構可愛いじゃん〜! 良い子なんでしょ?」
「いいやつだよ。見知らぬ私に、フォロー入れてくれるやつだからな。何なら、ここにいるみんなの単位が彼のお陰で救われるまであるからね」
「何か如何にも真面目って感じだな。陰キャ臭いけど……」
「確かに陰キャだし、昨日まで童貞だったけど、それは今後私達で育てていけばいいじゃん!」

何か勝手にギャル三人で話が進んでいるので、大人しくしているしかない。

そこに、ひょこひょこっと茶髪のギャルが近づいてきた。

「昨日は、瑠奈に無理やり襲われて、初めて奪われちゃったんだって? びっくりしたでしょ、可哀想に」
「い、いやその……」
「私は優しくするから、安心してね?」

そう言うと、むぎゅうと幼い見た目に似合わぬ胸を押し付けてくる。

明らかに大学生に見えないので、まずいと感じつつもその見た目からの背徳感でより、勃起してしまう。

すると、耳元で囁くようにして更に話しかけてくる。

「ズボン越しでもおっきいの分かるね……。確かに楽しめそう……。これからいっぱいイイコトしようね?」
「おいおい、早速誘ってるぞ……」

一人のとんでもギャルから、更に二人のギャル。

この二人は自分にとって、どういう影響をもたらすのか。

少なくとも、今迫ってきているロリ巨乳ギャルの誘惑からはとても逃げられそうにもない。

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