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3話

「え!?…なんでキミが…」

「し、篠崎さんっ!?…な、なんでここに」

ブロロロロロロロッブウンッブウン

衝撃的な邂逅もつかの間、農場の入口辺りからワイルドなエンジン音が聞こえてきた。

音の発信源を見るとそれは。
サングラスにタバコ。
白い半袖に膝の部分が豪快に破けたジーンズ。
そしてなにより、のどかな牧場には似合わなすぎる大型バイク。

カスタムを付けまくったハーレーに乗ったおじいさんだった。

もうさっきから新キャラ登場が多すぎて頭が追いつかない。

そのワイルドクソジジイは重低音を思わせるエンジン音をふかしながらこちらへゆっくりと前進してきた。

「なんでい、バイト小僧はもう来てんのかい」

「ひさ爺遅いよ、ナオくんかなり待ったんだからね」

「わりぃねぃ…ちょっくらコイツしまってくっかんよぉ」

ワイルドジジイはそのままハーレーを事務所(民家)の横の大きな倉庫にしまいに行ってしまった。

こんなにキャラの濃い人達にこれ程の密度で短時間に会うこと自体初めての経験で僕はひたすら口をパクパクしていた。

篠崎さんもなんかまだ言いたい事があったみたいだが黙ってしまった。

しばらくするとそのワイルドジジイは倉庫から出てきて僕の元へと歩んできた。

「へーい…なるほどねぇ…この坊主が百花ちゃんの選んだバイトかい」

「……」

篠崎さんは何も言わない。
選んだ覚えのない奴が来たと言うことだろうか。

「百花ちゃんも分かってんじゃねぇか。牛娘好みの綺麗な顔してんでねぇのぉ…ええ?」

「えっと…その…あなたは…」

「紹介が遅れたねぃ、俺っちがこの牧場の主、牛牧久義ってんだ。皆はひさ爺って呼ぶんだけんどよォ。おめーさんは特別『ひ











』って呼んでいいぜぃ?」

「ひさ……あの牛牧さん…僕まだなにも詳しい事聞いてなくて」

「なんでぃ、百花ちゃんに何も聞いとらんのけ」

「篠崎さんが…?」

「…」

「まーいい……。んじゃあよお…俺っちはこの坊主と話があるけんよぉ、おめーらは牧場の片付け業務でもしとってくれな」

「「はーい」」

そういうとさっきまで僕の周りに居た牛娘さん達はぞろぞろと牧場にはけて行った。
セシリアさんだけこっちを見て「がんばれ♡」ってウィンクしてくれた気がしなくもなかった。

そうして僕は事務所の中でひさ爺さんから初めて仕事の内容を説明された。

あと、タバコだと思ってたのは口に咥えてた棒付きキャンディだった。

「ぼ、僕があの人たちと…」

「そーだぁ…いい話だべ?」

「い、いゃぁ…でもぉ」

「なんでぃ、うちの子達は魅力ねーかぁ?」

「いやーそういう訳じゃないんですけどぉ」

要約すると、僕の仕事は今日会ったあのお姉さん達に種付けをする事らしい。

と言っても本当に妊娠させる必要はなく、言ってしまえばあのお姉さん達の性欲処理が僕の仕事だった。

「牛娘っつーのはよぉ夏の時期になると発情しちまうんだ…いわゆる発情期ってやつだな」

「は、はぁ」

「まぁ人間の俺っち達には分かんねぇ感覚だけどよ、なんつったって俺っち達は一年中発情期だかんなぁ!がははは………あれ?面白くない?このギャグ俺っちの鉄板なんだがなぁ」

「い、いやぁ」

いやそれどころじゃない。

こちとら村の中でチンチン連呼する中国人と国民的代表アニメのキャラクター似の家族に出くわして、その後巨乳のお姉さんに襲いかかられた後何故か隣の席の憧れの女の子とばったり2週間ぶりの再会かましてるんだ。

その上その子達に種付けして欲しいだって?。

なんですかそれどこの官能小説ですか。
絶対読んでて面白くないだろそれ。

「あ、あの…あの人達は…了承してるんですか?」

「あん?あの人達?あー、ウチの子達ねぇ…そりゃぁもう当たり前よ…なんつったっておめーさんが来る1週間前くらいからアイツらやたらソワソワしてたんだぞぉ?」

「ソワソワって…」

「俺っちはとっくの昔から勃たねぇかんよぉ…
ずっと昔の代に居た牛娘達は俺っちが相手したんだがよぉ…
今の代のアイツらにはバイブだのローターだのだけ渡してずっと我慢させてたんだよ…
でもそろそろストレス溜まってきてんでねーかなぁって思ってなぁ。」

「ば…バイ…」

「そこに来ておめーさんよ…特におめーさんは牛娘が本能的に好むような顔してんでねぇか…えぇ?」

「え、そうなんですか?」

「俺っちの若い時にそっくりだよ(ジブリ顔)」

「え、僕と…牛牧さんが…?」

なんかイヤである。

「ほれ…そこの仏壇に俺っちの嫁さんがいんだろぉ?若い時の俺っちとのツーショットよ」

牛牧さんが指さす方には確かに仏壇がありそこに飾られた写真立てにはツーショットの写真が入っていた。

どれどれ。

「え……えぇぇ?!」

僕だ。
いや、瓜二つとまではいかないものの、確かにそこには僕とよく顔の似た若い男の人とその隣にはこれまた馬鹿ほど美人で爆乳な牛娘のお姉さんがカメラに向かってピースしていた。

というか普通こういうのは亡くなる前の近しい姿の写真をかざる物では無いのか。

「た、確かにそっくり…です」

「んだろお?俺っちも若い時は牛娘抱きまくっとたよぉ、その嫁さんに会うまではなぁ」

僕もいつかこの爺さんのようになるのだろうか。
なんかイヤである。

「要するにだ、おめーさんの顔は牛娘ちゃん達にモテモテっつーわけよ」

「は、はぁ」

「牛娘牧場一筋60年の俺っちが言うんだから間違いねぇぞ?」

牛牧の爺さんが言いたい事は分かった。
だけど、なんというか。

「そんな、動物みたいな感覚で…そういう事ってして良いんですかね…」

「んー、まぁそういう気持ちになるのも仕方ねぇなぁ…おめーさん意外と律儀なんだなぁ…普通おめーさんくらいの中坊ならこんなラッキーな機会、一も二もなく飛びつくもんだけどよぉ」

「いや、その。僕、牛娘さん達に直に会うなんて初めてだったんです。そういう人達が居るのはテレビとかで知ってはいたんですけど。なんて言うか、角とか尻尾があるだけでそれ以外は本当に普通の人だから」

「そーだぁ、あの娘たちも俺っち達となんも変わんねぇ。普通の人だ。なんも変わんねぇよ」

「じゃあ…やっぱり」

「だからこそ、あの娘達なりに自分の遺伝子に刻まれた衝動と戦ってんだぁ」

「え…それは…どういう事ですか?」

「牛娘っつーのはなぁ…昔はもっとおっかねぇ種族だったんだ。この夏の時期になるとな?人里に降りてきて若い男をよく攫ったんだぁ」

「えぇ…」

「おめーさんも会ったろ?ルヴィ。あの子なんか特に牛娘の本能が顕著に出てる子なんだぁ」

先程僕に飛び交ってきた人の事だ。

「でもあの娘もなぁ、昔はやんちゃしてたんだけんどよぉ、今はねーちゃんに迷惑かけたくねぇってんでこの牧場で汗水垂らして働いてんだぁ」

「そ、そうなんですね。」

「だからおめーさんは、言わば精神科医みたいなもんだァ」

「せ、精神科医!?」

「あの娘達の抑えがたい衝動を優しく受け止めてよぉ?楽にしてやるお医者さんみてーなもんだぁ」

「そ、そうなんですか…。」

それはある意味サンドバックとも言うのでは。

「頼む、おめーさんにはなんだか若かった時の俺っちに近いものを感じるんよ…このバイト…引き受けてくんねぇかなぁ?」

「……」

「………分かり…ました…。」

「お?」

「で、でもっ…僕は。動物みたいに接するつもりはありませんっっ。1人1人。ひとりの同じ人間として、同じ牧場で働く人として、接するつもりです。それでも…良いなら」

「だっははは!!やっぱええなぁ君、気に入った!よろしく頼むでょぉ!」

「は、はい…。」

「あーあとなぁ、このバイト普通に法に抵触すっから家族とか学校の人には言っちゃいけんよ」

「はい……。」

「んじゃあ早速色々確認をすっかねぇ」

「………。」

「…………」

「…………」

「はいぃぃぃぃ!?」

「んだ…どしたんだぁ?俺っちなんか変な事言ったか?」

いや、変な事自体は会った時からずっと言ってます。

「え!?これ違法なんですか!!?」

「あたりめーだろぉおめー、未成年の坊主をこんな山奥の牧場に連れ込んで牛娘達の性欲処理やらせてんだぁ?バッチバチに違法に決まってんべ?」

「げっっっ」

さっきまでの真剣な佇まいはなんだったんだこのクソジジイ、早速本音をぶちまけ始めた。

「って事でよー」

「な、なんですか…早速拉致強姦ですか?110ですか?」

「何言ってんだおめー、いやとりあえずよぉ?ちゃんと確認しとかねぇとなぁ?不能だったらあの娘達もガッカリしてまうべ」

「不能?…え、何を確認する気ですか?」

「そりゃあおめーさん…………チンポちゃんと勃つのか確認するに決まってんべ」

「は………はぁっっっっ!?」

「おーーーーいルヴィ!!!!」

「はいはーい」

牛牧の爺さん、いや、このクソジジイが大きな声でルヴィを呼びつけると10秒くらいでその本人がこの場に参上した。

なんで……?

「この坊主ここで働きたいってよぉ!」

「えーーーー!本当!!やったぁぁぁぁぁあ!おーなぺっと♡おーなぺっと♡」

「ちょちょちょ!やっぱり辞めますっ…僕には荷が重」

「って事でよお、ルヴィの得意分野だ、この坊主がちゃんとチンポ勃つのか確認するでよォ、ちゃっちゃっと脱がしてくんねぇか?」

「そういう事ならこのルヴィちゃんにおまかせあれっっ!私の逆レイプテクニック侮んないでよ〜!服剥きの最高記録は3秒だから!」

「ひっ!」

二人の視線が同時に交差し僕に向く、その目はまるで獲物を狩る肉食獣の如く輝いていた。

「て事でよぉ…はよチンポ見せんかいっ坊主ぅ」

「さぁさぁさぁ♡ルヴィちゃんにおちんちん見せてみーよ〜、可愛がってあげるから♡」

「さ、さようならぁぁぁぁあ」

一目散にダッシュ。

「あっ!逃げた!!追いかけろぉ!」

「チンポ見せんかいっっ!!」

「にゃあ?なんか騒がしいと思ったら面白そうな事になってるにゃあ!ミャーも混ぜるにゃー!」

唐突に始まった鬼ごっこ大会inひまわり牧場。
その結果は。
逃走者の奔走も虚しくタイムは30秒という結果で終わり。
あえなく僕は敗退を喫した。

「うーん
ルヴィ
、ルヴィちゃんの予想どおりいいチンポ持ってた」

「あの勃起
クソジジイ
ならウチの子達も喜ぶでなぁ?ガッハッハッ」

「うう
ナオ
、もうお婿にいけない…。ぐす」

「何やってん
ヤンママお姉さん
だあいつら…。」

「あらあら
セシリアさん
……ナオくんたらすっかりひさ爺と仲良くなっちゃったんだね〜。」

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