第五話
フラットな踊り場まで俺が上がると今度は月葉が後ろから覆いかぶさって来た。ブラウス越しに感じる胸の柔らかさ、肩から回された細腕が俺の地肌に触れる感触。
「ありがとう、すごく温かいよ」
俺だけが感じることができる彼女の体温。たしかに月葉はここにいる。それだけでいいじゃないか。俺の胸板の上で組まれた彼女の手の甲に自分の手を乗せる。
「おじさんの手すごく冷たい。温めてあげるね」
そういうと、月葉は俺の雨で冷えた手を包み込んでくれた。そして徐々に絡み合う指と指。自分の中で温かさが熱に変わっていくのを感じた。
「月葉
るなは
」
初めて呼び捨てにし、俺は彼女に向き直る。彼女も俺と同じく熱を帯びた表情をしていた。そこからは言葉は要らない。俺は月葉にキスをし、肩を抱く。すると月葉も俺のわき腹から腕を入れ抱き返してくれた。
「……んっ……ちゅ……ちゅ……んちゅ……」
お互いの舌を絡め合う深いキス。なんて幸せな気分なんだ。甘美な舌触り、飴が舌の上で蕩けるかのように、見つめる月葉の瞳もとろんとしていった。
「ちゅ……んちゅ♡……」
息が続かなくなるほど時間が経った後、口を離した。
「ぷはっ、これが大人のキスってやつ? あたしの初めてあげちゃった♡」
(んっ? 初めて? 偏見だけどてっきり経験豊富なのかと思ってた。俺も初めてなんだが……)
なんとなく、AVの知識やネット情報を頭の中で呼び起こしてやっているに過ぎない。童貞を隠すつもりはないが、ことさらこのタイミングでいう必要もないので黙っておくことにした。
俺は、月葉のイヤリングのついた耳たぶから、柔らかなほっぺ、ブラウスを押し上げるおっぱい、豊かなお尻へと手を伸ばし、彼女を地面に座らせた。清純な黒ギャル月葉は次にどんなことをされるのかと目を潤ませている。
(男としていいとこ見せたいな……)
そんな、童貞の俺が導き出した結論はスカートの中に顔を突っ込むことだった。
「ええっ! おじさんっ恥ずかしいよ……」
口ではそういうが、態度は嫌がっていない。俺はむちむちした太ももを指で這わせ、その二つの脚が合流する黒いショーツの中心をなぞった。
「んっ……」
ほのかに感じる湿り気。俺はショーツに手をかけ、それをずり降ろす。中からは映像でしか見たことのない女の三角州と聖地が現れた。
(こっからだな。いきなり手で行くのは危険か)
ネットで手で激しく愛撫するガシマンが酷評されているのを見たことがある。手で加減が分からないとすると――
「ひゃんっっ!!?? ちょっとおじさん!? べろ!? そこは汚いところっ!」
俺は舌で聖地を舐めた。美少女のおま〇こ、まさに夢にまで見た聖地だ。外堀を埋めるように唾液をだしながらゆっくりと舌を這わす。
「汚いことなんてないさ。さっき自分で言ってたじゃないか。幽霊だって。それにとっても綺麗で美味しいよ」
「んっ……幽霊だけどぉ……さすがにあそこはっ……んんっ♡」
俺は念入りに舌を這わす。ああ……とても幸せだ。普段、零細企業で取引先や役員の靴ばかり舐めているから、この金髪爆乳黒ギャルの聖地を舐めるのは格別のご褒美だ。
「んっ……んひっ……なんか変な感じなのぉ♡」
彼女の声が熱を帯び始める。確信はないがクリトリスらしき肉豆を指で押し広げ、舌でツンとつつく。
「んああっ……そこダメっ♡ 気持ち良すぎるぅ♡」
彼女は身悶えする。その拍子に太ももで俺の顔がサンドイッチされ、最高の気分になれた。なおも俺は、吸ったりつついたり舐めたりしてそこを刺激する。
「やばいっ……なんか来ちゃうっ♡ ダメっ♡ んひぃっ♡♡♡」
痙攣する月葉。すると聖地がとろとろと甘い蜜を湧き出すので、優しく舌で拭ってあげる。続けて舐めようとすると、月葉が手で制してきた。
「はあ♡ はあ♡ 待って……イったばかりでじんじんしてるからぁ……」
(俺は月葉をイかすことができたのか?)
いまいち実感が湧かない俺。でも、月葉が肩で息をしながら悦んでいる姿を見ると、征服感が湧いてきた。生兵法も捨てたもんじゃないな。
(次はお楽しみのわがままおっぱいだ)
本当は一番最初に見たかったところだ。初対面のとき見たあの二つのエロい乳が忘れられず、月葉と会ったあとは思い出してオナニーをしているくらいだ。ただ、ブラの外し方がなんとなくしか分からなかったのと、見ると抑えが利かなくなりそうだったから後回しにしたのだ。
「んっ」
手をつき放心している月葉の上体を引き寄せ、ブラウスのボタンを外していく。絶頂の余韻が残っているのか、実り豊かな爆乳は息をするたびブラウスを押し上げる。
(やべっこれだけでもうエロい)
ボタンが外れていくにつれ、露わになっていく深い胸の谷間。なんでも挟めそうなボリュームがある。それを支える黒いブラもめちゃくちゃそそられる。はち切れんばかりの巨大なおっぱいは解き放たれるのを待っているようにも見える。その証拠に肩のストラップはずり落ちそうだった。
「ふふっ、幽霊になる前は、みんなチラチラ見てくるから嫌だったんだ。でも今はおじさんだけのおっぱいだよ♡」
息を整え始めた月葉が嬉しいことを言ってくれる。俺は肩ひもを外し、彼女の滑らかな背中に手をまわす。そこで、少し手間どったがホックを探り当てかぎを外す。だが、大きな膨らみのせいでカップに引っかかりご対面できない。
「じゃ~~ん。お待ちかねのおっぱいだよ」
――ぶるん
月葉が誇らしげにブラを取り払う。中から現れたのは想像以上に大きく、かつ整った褐色の美爆乳。中心は褐色の肌の中でも少し色素が薄いのか、儚げな色の乳輪だった。ブラのサイズとかはよく分からないが裸体を見ると、Jカップの女優くらいはありそうだ。
(神様、今この瞬間に感謝します)
圧倒的な眼福に涙が出そうになる。四十も過ぎて童貞だった俺は魔法使いどころか大賢者になってもおかしくないはずだ。今その奇跡が顕現したのだ。
――むにっ
「あんっ……」
まずは優しく揉んでみる。大迫力のおっぱいは男の手でも収まりきることはなく、指の隙間から零れ落ちそうになるくらい柔らかい。だが、JKということもあるのか、張りもしっかりと残っておりその弾力が堪らない。
「んっ……ちくびだめぇ……」
甘い吐息が俺の顔にかかる。乳首は快感で鳥肌が立っているかのようにピンと張り、指で弾く感触を楽しむ。
――かぷっ
「ひゃん♡」
乳首にかぶりつき、トーストにバターを塗るように、念入りに乳輪に唾液をしみこませる。
「うっ……んっ……んっああっ……うずうずするぅ♡」
乳首を吸っては舐め、舌で弾く。そうこうしていると、俺のあそこが痛いくらいギンギンになっていく。月葉も下腹部に手を伸ばし、更なる刺激を求めているようだった。
(待たせたな……相棒……)
右手と左手、ときどきオナホしか相手にしてもらったことのない愚息。スボンに手をかけ、一気にずり下ろす。待ってましたと言わんばかりに勃起した肉棒が登板する。
「これがおじさんの……こんなに大きいんだ」
月葉は初めてまじまじと見るだろう男性器に目を奪われ息を飲んでいる。
(くぅ~~なんでこの子はいつもめちゃくちゃ嬉しいこと言ってくれるんだ……)
俺の愚息は確かに大きいほうだと思うが、無修正AVを見るとざらに俺より大きい人はいるので意識しなくなっていた。……そもそも使う機会がなかったし。愚息も褒められてぴくぴくと喜んでいる。
(ナチュラルオタク・童貞・中年キラーだな、月葉は)
全ての属性を兼ね備えた俺はイチコロだ。今にも暴発しそうな愚息。それをクンニのお返しでか恐る恐る手で握ろうとする月葉を制し、俺は彼女を仰向けに押し倒し、蜜で溢れた秘所に押し当てた。
「んっ……おじさん、初めてだから優しくしてね……」
「もちろん……」
短く答えたものの、優しくしないとこっちも初めてだもんで、すぐに果ててしまうだろう。俺はゆっくりゆっくりと月葉のJKま〇こに腰を突き入れる。先っちょだけでも感じるとろとろの感触。
――ぬぷぷっ
「あっ……おじさんの入ってきてる♡ んっ……でも、ちょっとストップ、少し痛いかも」
中ではギュッと俺の肉棒を受け止めてくれた。入り口は比較的スムーズだったが、中は処女のため十分にほぐれていないのかキツキツだった。月葉の要望に従い腰を浮かしたまま、覆いかぶさり柔らかい唇を奪う。
「んっ……んちゅ……ちゅ……んちゅ……」
そして乳首をコリコリとつまむ。爆乳の台座は重力で押し潰れ、彼女が震えるたびにぶるぶると扇情的だ。
「ひゃん♡ んちゅ……ちゅぱ……おじさんのえっち~♡」
口と乳首とおま◯この三点攻め。月葉と溶けて一緒になれるんじゃないかと思うほどの密着感だ。彼女も積極的に舌を入れてくるほか、細い指で俺の体をなぞるものだから背筋が快感でぞくぞくする。
「んっ♡ んちゅ♡ 慣れてきたかも……少しずつなら動いていーよ♡」
俺はゆっくりと腰を前後に動かし始める。ねぶるような蜜の音がヌチャヌチャと聞こえ始める。
「あんっ……あはぁ……」
抽送とともに月葉から圧迫されて出るような喘ぎ声が漏れ出る。ちょうどいい位置にあるおっぱいを揉みながら、腰を押し付けるように混じり合う。
「あんっおじさん♡ いいよぉ♡」
甘ったるい声を出し俺の首に手をかけ、メスの表情で見つめてくる。全くとんだスケベギャルだ。
「あんっ……あんっ……あんっ……」
俺はねっとりとしたピストンを続けながらも徐々にスピードを高めていく。それと共に、おっぱいは、ばるんばるんと円を描き喜んでいるようだ。そして彼女は悶えるように手の置き場を探していたので、俺が握りしめてやる。
「あんっ……んっ……おじさんっ! ずっと一緒だよ……」
「ああ、ずっと一緒だ」
愛に飢えた月葉と誓い合う。たとえ彼女が幽霊でも俺は絶対に添い遂げる。抽送のたびリズミカルにブルブル揺れる褐色のおっぱいとデカいケツ。ハーフだからか少し日本人離れしたエロボディが最高だ。腰のくびれに手を当てピストンを早める。
――パンッ――パンッ――パンッ――パンッ
「あんっ……んんっ……あんっ♡ また来ちゃいそうなのぉ♡」
月葉も俺の手を握り返してくる。絡み合う指と指。交わり合う体液。俺たちは一緒に快楽の頂点を目指した。
「あっ♡ ヤバいっ♡ キちゃう♡ あんっ♡ イくっ♡ イくっ~~~♡」
――びゅるるるっ――びゅるるるっ――びゅるるるっ――びゅるるるっ
俺は月葉の若い体の中に思いっきり吐精する。彼女も快感の濁流に押しやられ、痙攣しながら子宮をキュンキュンと収縮させていた。俺の眼下では、柔らかいおっぱいが快感の波が押し寄せるたびプリンのようにぷるぷる震えていた。
「はあ……はあ……はあ……はあ♡」
腰をぴっちりと密着させながら、俺たちは快感の余韻に浸った。セックスなんて生涯体験できないと思っていたのに、まさか初セックスでこんな爆乳黒ギャルJKに中出しすることになるなんて。――ん? 中出し?
「すまん。中に出しちまった……」
とっさに謝る俺。すると月葉はきょとんとした表情になったあと、くすくすと顔をほころばせるのであった。
「ウケる♪ だから、幽霊だから気にしないでいいんだって。それに、万一赤ちゃんができてもそれはそれでめっちゃ嬉しいし。その時は責任取ってよね♪」
「ああ、もちろんだ」
甘えてくる月葉に応える俺。腕枕をしてあげる。下がコンクリートなので、ちょっぴり痛いが全然気にならなかった。雨はまだ降り続いている。でも、こんなに清々しい大雨の日は初めてだ。
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