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プロローグ:愛撫の学園

「ここ、私立天ヶ沢学園
しりつあまがさわがくえん
は、歴史も古く、大昔には資産家や華族のお嬢様が全寮制で生活していたの。まるで物語に出てきそうな女子校だったそうよ」

───窓から柔らかな太陽の光が差し込み、春の風が入る。
窓の外には、咲き終えて緑に色づく桜が立ち並び、まるで中世の城のような、レンガ造りの校舎が見える。
俺はそれを横目に眺めながら、若い黒髪ロングの担任女教師の後ろをついて、意外と近代的な雰囲気の学園内を歩く。
静かな廊下に、コツコツと俺達二人の足音が響いていた。

「気に入らない相手には手袋ならぬ白いハンカチを叩き付けて、武道やスポーツで決闘することもあったんですって。校則にもね、決闘のルールが今でも残ってたりするの」
「そうなんですか」
「そんな古いしきたりも残る学園だけど、柔軟に時代の流れを受け入れて、近代化と共にお嬢様達だけではなく一般の子達も広く入学させてきたの。そしてついに少子化の流れを受けて、男女間の交流を増やそうと、共学化を打ち出したってわけ。……深見野春弓
ふかみのはるゆみ
くん、ここまではだいたい知っていたかしら?」
「はい。パンフレットに載っていましたから。……決闘の話はさすがに初耳ですけど」

担任の言葉に、名前を呼ばれた俺が応える。
父親の突然の転勤に巻き込まれて転校してきた俺だが、内心ウキウキしていた。
前に住んでいたところはド田舎で、徒歩三十分圏内にコンビニは無く、映画館に行くにも電車で一時間。
ド田舎すぎて、国が授業として取り入れ始めた、妊活授業や子作り実習といった”ドスケベな実習”すら導入されていなかったのだ。

「一昨年に共学化したばかりだけど、しっかり”性教育実習”も行われるから安心してね。伝統ある学園であればこそ、社会に貢献しないとだから」
「……」
「どの学年も男子が少ないから、実習をする機会は多くなるだろうけど……ん? 深見野くん、俯いちゃって、どうかした?」
「いえ……、なんでも」

だ、だめだ。まだ笑うな、堪えろ。
俺は”性教育実習”と聞いて、ニヤニヤとした笑みが浮かんで消えない。
そう、この天ヶ沢学園は共学化と同時に、国が少子化対策として導入を進める、ドスケベな男女交流の実習も即座に取り入れた。

都会では、男子と女子が入り乱れてセックスし放題の生ハメし放題、とっくに妊娠しながら学生生活をしている生徒もいるらしいと聞いていた。
そんな進みすぎてしまったエロ小説みたいな話を聞いて、俺と仲間達はどれほどの血涙を流したことか。

だが、それも今日までだ。
先ほどの担任の言葉の通り、一昨年から共学化したこの天ヶ沢学園。
女子校からの転身といえど、少子化の波には逆らえず、一昨年の三年生、そして去年の二年生……即ち俺の学年の男子は、見事に定員割れ。
今年の新入生は男子が多少は増えたものの、定員には僅かに届かずという状況だ。
俺はそんな、女子が多く男子の少ない元女子校に、転校してきたんだ。

───しばらくして、担任がとある教室の前で足を止める。
中からは、少しざわついた声が聞こえる。
二年Aクラス。これから俺が世話になる教室だ。

「あ……ごめんなさい、まだ名乗ってなかったわね。担任の菱野
ひしの
です。よろしくね」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
「それじゃ、一緒に入りましょ。挨拶しっかりね」
「はい」

担任に連れられ、一緒に教室に入る。
ざわついていた生徒達が、俺達の登場と共にしんっ……と静まり返り、視線の全てが俺に集中した。
さすがに、ちょっとだけ緊張する。

「……はいみんな聞いて。春の始業式も終わってクラス替えもしたばかりだけど、このクラスに新しい仲間が加わります。しかも男の子よ」
「イェーイ!」

急に、一人の明るそうなギャルが声を甲高い上げた。
ケタケタと笑う彼女に、周囲の女子は「ばーか」「うるっせーよ」なんて言って、担任は「気持ちはわかるけどはしゃがないで」と軽く叱る。
可愛いギャルだった。あんな子もいるのか。
もしかしたら、あんな子とも、性教育実習を───

「深見野くんごめんね、騒がしいクラスで。さ、挨拶して」
「えっ、あ、はいっ」

担任の言葉に我に返る。
こんなところで妄想に耽っている場合じゃない。俺はコホンと軽く咳払いし、みんなに一礼する。

「えっと、今日からこの学園に転校してきた、深見野春弓です。よろしくお願いします」

俺が教壇の横で挨拶をすると、クラスメイト達がパチパチと拍手を送る。
さっきのギャルも、「よろしくー」なんて言っている。なんだか照れてしまって、それを隠すように笑みが浮かんできた。

しかしこのクラス、可愛くて垢抜けた子が多い気がする。
しかも教室はおろか、学園全体がいいにおいがする。女の子の香水のにおい、花のように甘いにおいだ。
ざっと見たところ、やはり男子の数が少ない。クラスの二・三割程度だろうか。
そんな女子の花園に放り込まれた俺は、まるで哀れな子羊のようだ。
こんなの、クラスのみんなから奪い合いのもみくちゃにされて、性教育実習で抜きまくられてしまうに違いない。

クラスの男子諸君、お待たせ。俺が来た。
少ない人数で女子の性欲をその身に受け続けて大変だっただろう、俺もその輪に入ろうじゃないか。一緒に抜きまくられようぜ。
やばいな、俺の身体は可愛い女子のエロ攻撃に耐えられるかな。童貞なんてあっという間に失っちゃうんだろうな。
今日から栄養ドリンクとか飲んだ方がいいんじゃないのか?
大変だよ俺、滅茶苦茶になっちゃうよ。
抜きまくり交尾しまくり子作り学園ライフが始まっちゃうよ。

そんなことを考えつつ、デュフフと心の中で笑っていると、不意にクラスの女子が一人、手を上げた。
活発そうなスポーツ少女、みたいな子だ。

「はーい、深見野くんに質問でーす! 趣味は何ですかー?」
「あ、え? え、えっと、ゲーム……とか。あ、あの! ソシャゲだけじゃなくて、コンシューマーも。ほら、パタスモンキーハンターとか、バイオダチョウ7とか……、あー……っと、その」

瞬間、その女子が眉を顰めた。質問したスポーツ少女はもちろん、さっきのギャルも、みんなだ。
やばいと思った時には、もう遅い。
彼女は周囲の女子と一緒になって、騒ぎ始めた。

「うっわ、ゲームだって」
「なんだオタクじゃん」
「髪とかボサボサだしね、ぽいって思ったんだ」
「ね。でもまあ、いいんじゃない?」
「我慢してやっか~」
「何様だよお前。あはははは」

やらかした。
転校初日に、最悪なやらかしをしてしまった。
馬鹿な俺。どうしてゲームじゃなくて、嘘でも趣味は映画鑑賞ですとか、本を読むことですとか言えなかったんだ。
先ほどまでの俺を見る物珍しそうな視線が、一転、完全に”下の何か”を見る目に変わっている。

都会の子は怖い。オタクとか、素直すぎるくらいストレートに言ってきやがる。
俺はつい、みんなの顔が見れなくなって、下を向いてしまった。

「はいはい、おしゃべりはそこまで」

担任が、パンパンと手を叩いて騒ぎを鎮める。
ひとまず、羞恥の時間を終わらせてくれるだけでもありがたい。

「みんな、深見野くんには優しくしてあげてね。あんまりからかってはだめよ。……深見野くん、あなたは後ろのあの席に」
「あ、はい……」

俺は再びみんなに一礼すると、空いていた一番後ろの、隅っこの席に向かった。
椅子に腰掛けて、ひとまず隣の席の子に挨拶をしようとそちらを向くと、そこには一人のギャルが座っていた。
先ほどの明るいギャルとはまるで違う雰囲気を纏った、とても、とても美人のギャル。

流れるような、さらさらの銀髪ロング。
たぶん、俺より少し背が高い。
小麦色に焼けた黒ギャルで、すらりと組まれた足は長く綺麗だ。
制服の上着は腰に巻いて、上はブラウスのみ。
その大きく開けられた胸元からは、鮮やかな赤色のブラと、その中に包まれた、ふんわりと大きく柔らかそうな胸の谷間が見え隠れする。
そして何より、尻がでっかい。いやでっっっか。
太ももが驚くほど太く、その先にあるであろう尻がどっしりと重たげに椅子の上に乗っかっている。
そんな太ももには、謎の黒いベルトが巻かれている。ベルトは太ももの肉を締め付け、より肉感的なイメージを強くさせている。
体重によって潰された尻と太ももの肉が、椅子からはみ出しているほどだ。
短くされた制服のスカートのせいで、パンツまでみえそうである。
しかし、そんなバチバチのギャルかと思いきや、ピアスや指輪、ネイルなどのアクセサリーは最小限だ。けれどもワンポイントは外さない。
落ち着いた雰囲気の、大人っぽいクールな子だ。
同い年なのが、ちょっと信じられないくらい。

彼女はそんな俺の視線に気付き、目を向ける。
ピンクのリップが塗られた、ふるんとした唇から、少し低めの声が紡がれる。

「……何?」
「んあ、あっ。あ、あの、深見野……春弓、です。よろしく……」
「さっき聞いたわ」
「そ、そうですよ、ねー……。あはは……」
「……伊妻水紗
いずまみさ

「え?」
「よろしく、”オタクくん”」

そう言いながら、彼女は笑顔すら浮かべずに言い放つと、綺麗な髪をさっとかき上げた。
巻き上げられた空気が、俺の鼻に甘いシトラスのような香りを運んできた。
雰囲気といい口調といい容姿といい、見た目はギャルっぽいけれど、完全に近寄り難い大人の女のオーラを漂わせている。

しばらくして、担任が今日の予定をいくつか話すと、ホームルームが終わった。
少しばかりの休憩を挟んで、一時間目の授業に移るらしい。
すると担任が俺を手招きして、「一時間目は学園の説明をするから」と言った。どうやら一人だけ別行動になるようだ。

担任と一緒に教室を出て、その後ろをついていく。
すると担任は、ため息混じりに口を開いた。

「ごめんなさいね。みんな、はしゃいじゃってるみたい」
「いえ……、別に気にしてません」
「そう? すっごい声低くなってるけど。テンサゲMAXじゃない?」
「そっすか? そうでもないっす……」
「まあ、あとでみんなには口を慎むように言っておくから。それと……、隣の席が伊妻さんっていうのも申し訳ないわね」
「伊妻……、彼女がどうかしたんですか?」
「あの子、クールというか……、雰囲気がおっかないでしょ? 他の子からも一目置かれててね。席もあそこしか空いてなくて……」
「それも気にしないで下さい。大丈夫です」

なるほど、伊妻さん、クラスカーストの頂点というわけだ。
先ほど接したあの短い時間だけでも、普段の彼女がどう振る舞っているのかが、簡単に想像出来てしまう。
あの普通のギャルとは思えない貫禄、彼女といつか性教育実習をする時が来てしまうのだろうか。
ちょっと気が重くなってきた。

「人を傷付けたり無闇に問題を起こすような子じゃないんだけど、何か困ったことがあったらすぐに言ってね」
「わ、わかりました」

と、俺が口にした、その時だ。
不意に俺達の目の前に、一人の女子が立った。

耳まで隠れた茶髪のボブカットに、黒縁の眼鏡
背丈は俺より、少し低いくらいだろうか。
アクセ類は着けているようには見えない。さっぱりとしてはいるが、逆にそれが存在感を引き立てているように思う。
一糸乱れぬ、ぴんっと背筋の伸びた綺麗な姿勢だ。まるでそこから、パリっという音さえ聞こえてきそうな。
睫毛が長く、眼鏡越しでも美人であるとわかる。
そしてそんな、美しい所作とスラリとした体躯に見合わない、制服をずっしりと持ち上げる巨乳。
ブラをしているのであろうが、それでも支えきれない質量を持った巨乳が、彼女の呼吸と共に、ゆさっ……だぷんっ……と重たげに揺れていた。

「深見野くん、こちら三年生で、生徒会副会長の……」
「常磐灯花
ときわとうか
です。よろしくお願いします、転校生の深見野くん」
「は、はいっ。よろしく、どうぞ……」

挨拶をしながらも、俺は常磐先輩の胸から目が離せない。自然と目が向いてしまう。
そんな俺の視線に気付いたか、先輩は「はー……」と静かに息を吐きながら、黙って眼鏡を指で直した。

「それじゃ常磐さん、あとはお願いね」
「はい、先生」

二人はバトンタッチをしたのか、今度は常磐先輩が俺を先導し歩き始めた。
先輩は静かな校舎を、靴が床を擦る音を少しも立てずに歩く。
そのまま俺は、教室棟とは離れた場所へと連れて行かれる。

「……深見野くんは、当学園の性教育実習の内容をご存知ではないですよね」
「あ、はい。転校した後に、詳細を教えてもらうっていうことで……」
「はい。それを今からお教えします。そのために私が案内役を任されました」
「なるほど……、そうでしたか」
「政府が押し進めている少子化対策、所謂性教育実習は、他校ではセックス……即ちパートナーを選んだ子作りが主な内容となっています」

俺は思わず唾を飲む。
キリっとした常磐先輩の口から、ナチュラルにセックスや子作りという言葉が出て、思わず興奮してしまったからだ。
そう、この学園ではこれが普通なのだ。
俺もそういう場に立とうとしている、その予感がペニスに血流を送り込む。
沈んだ気分が消え、頬が緩み、口角が上がる。

「当学園は男子の数も少ないですから、ペアの数合わせに学年をシャッフルすることもあります。……もしかしたら、いつか私と深見野くんがペアになる日が来るかもしれませんね」
「あ、はい。そう……ですね、はい」
「……何か?」
「いえ、別に」

にやける顔を隠し切れない。
先ほど目を奪われたあの巨乳を、いつか俺も揉みしだくことがあるのだろうか。
その時が、楽しみでならない。

だがそんな俺を置いてけぼりに、常磐先輩は淡々と語る。
思わず耳を疑うような、その言葉を。

「……ですが、そもそも当学園の性教育実習は、世間のそれとは少し違っています」
「違う……?」
「はい。とりわけ決定的に違う部分を挙げるとするなら、基本的に男女間の”粘膜接触を禁止”しているということです」
「え。……ね、粘膜ってことは、その……」
「ええ、ええ。口腔内、性器といった粘膜の接触、簡単に言えば、キスとフェラとセックスを性教育実習で禁止しています。また他校では行っている在学中の妊娠も、基本的に認めてはいません」
「ちょっ……!? ま、待って下さい、それでどうやって、その、ドスケベ……じゃなくて、性教育実習を? 無理なんじゃないですか?」
「もちろん、男女間の交流を促し、最終的に繁殖に到達する……という基本理念に異を唱えるわけではありません。……当学園が目指すのは、その”前段階”の徹底です」

気付くと、俺達は大きな扉の前にいた。
両開きの扉は、明らかに体育館のそれに似た作りだったが、漂う雰囲気がどことなく違っていた。
それに、外観から見た体育館は、もっと新築のように新しく、しかもこちらの方向ではなかった気がする。
常磐先輩は躊躇いなく、その扉を開けた。

「こ、これは……っ」

そこで俺が目にした光景。
おそらくは古い体育館を改装し、床を絨毯で張り巡らし、少しだけ天井の高いカプセルホテルのような部屋を隙間無く張り巡らせた場所。

「”秘所潤わざれば快在らず。快在らずんば繁殖に非ず”」
「は、はい?」
「当学園は、男女の”前戯”に特化した性教育実習を行っています。そう、”愛撫実習”です」
「愛撫……実習」
「男女の円滑な交尾と繁殖を進めるためには、まずはお互いを昂ぶらせる愛撫こそが重要。時に主導権を握り、時に主導権を握られる真剣勝負。ともすればそれは、”決闘”にすら繋がります」
「決闘……!?」
「やるからには本気。子孫を残すために、より優秀な人材を育てる。……その信念のもとで、当学園は前戯に特化した授業を行います。深見野くん、あなたもこれからの学園生活で、しっかりと女性への前戯に慣れてもらいますよ。この”愛撫実習室”でね」
「っ……!」

未だに混乱してよくわからないけど、これだけは言える。
俺の抜きまくり交尾しまくり子作り学園ライフは、どこかへ行ってしまったんだ、と。

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