第7話:驚きの変化
俺と水紗、そして灯花が部活を作るという話は、それこそ瞬く間に広まった。
あれほど決闘をし合った者達が、まさかの手を組んで部活を作り上げるなど、思ってもみなかったのだろう。
同時に、その話は広がりとともに、俺の周囲に不可思議な変化をもたらした。
それはまず、教室で───
「よっ、オタクくん。手コキ部なんて凄いんだね〜。しかも女神のコキ手の二人と一緒なんてさ〜」
「ああ、夏目さん」
「しかも他の女子から見せてもらったよ、オタクくんの修正したプロフィール。……えと、や、ヤバかったなー……って。なんか、生殖能力つよつよって感じでさ〜」
「は、はは……。まあ、色々ありまして……」
「実は高スペック男子だった? こりゃオタクくん、まさかの指導員コースに乗っちゃって、お偉い人物になっちゃうか〜? あっははは。はは……、は……」
「夏目さん?」
「あはは……、なんかオタクくん、ほんと凄いね〜。女神のコキ手を倒してから、トントン拍子で駆け上がってるみたいで。……なんか、遠い人になったみたい」
「え……」
「あはは、うちが癒してあげるーなんてしてたの、余計だったかな〜。あんなことしなくても、オタクくんは一人で勝てたよな……って」
「そ、そんなことないって! ……えと、また俺のこと癒して欲しいな、夏目さん」
「……うん。うちでよければ」
そして、職員室でも───
「まさか転校早々、こんなことになるなんてね。でも先生、深見野くんの担任として鼻が高いわ」
「はは……、恐縮です」
「例の手コキ部の顧問もね、誰がなるかって教師陣の中で争奪戦みたいになってるの。みんな深見野くんに期待してるのよ。私も名乗りを上げてみたけど、もし顧問になれたらよろしくね」
「はい。俺も菱野先生が顧問なら、話しやすくて助かります」
「そう言ってもらえると嬉しいわ。……それとね、深見野くんの修正プロフィールも見せてもらったけど、その……他の女性教師もみんな驚いてて」
「え、ええ……」
「知ってる? 愛撫実習は、教師としてもいいって……」
「ごく……っ」
「ねえ深見野くん、視線……なんだか私の胸元を見てるけど?」
「あっ!? い、いえ、すいません先生、胸元……その、さっきからボタンが外れてて」
「ふふ、そうね、谷間が丸見えだったわね。ごめんなさい。私こう見えてJカップあるから、胸元のボタンが外れやすいの」
「う……」
「顧問になれたら、先生がお試しに深見野くんの相手をしてみたいなあ……なんて。ふふっ、冗談よ」
そんな風に、色々な女性の視線や意識が、俺に向けていることに気付く。
俺の勘違いとかそういった類いのものではなく、それはもう、今この少子化時代であればこその露骨さもあったりして。
ついつい、俺は鼻の下を伸ばしてしまうのだった───
「ほら言った通りじゃん! 狙ってくる女子が増えるって!」
───とある休日。
街へと出掛けた俺と灯花。二人並んで街中を歩きながらそんな話をすると、灯花は急に声を荒げた。
どうやら俺の話は、お気に召さなかったらしい。
今日はデートではなく、買い出しである。
ひとまず手コキ部の部活申請は通り、活動開始のための準備が出来るようになった。
顧問が決まるまでは本格的な活動は出来ないため、それまでに部室として使うあの管理人部屋を掃除したり備品を揃えようと、こうして街に出て来たというわけだ。
買い出し担当は、俺とギャルモードの灯花。水紗はじゃんけんに負けたせいで、ぶつくさ言いながら部屋の掃除をしている。
舐めれるくらいトイレを綺麗にしてやると息巻いていた。凄いな。
「春弓くんさあ、今の時代、ただのイケメンよりも、生殖能力つよつよ男子の方がめっちゃ女子の気を引くようになったんだよ? わかってる?」
「あ、そうなんだ?」
「そう。てか時代に鈍感すぎ。気を付けなきゃだめだよ。春弓くんはプロフィールを学園内で公開してるんだし、下手すると怖ーいお姉さんが寄ってきて手籠めにされちゃうからね?」
「怖〜……。気を付けます」
「やっぱり部活申請して良かった。してなかったら、この上で長時間毎日のように他の女と愛撫実習……、春弓くんと一緒にいる時間も精液も搾り取られちゃう。ただでさえ注目株なんだし、言い寄る女も出てきて……、ああもうっ……!」
ぶつぶつと言いながら、カリっと黒のネイルを噛む灯花。
今日は黒レザーのジャケットに黒のブーツ、黒のミニスカート。
ジャケットの下のトップスは、黒のチューブトップだ。Lカップの長乳を支えきれず、下乳がたゆんっとはみ出てしまっていた。
全体的に黒でまとめた、バンドのボーカルみたいな雰囲気。
そして何より、顔が強い。
副会長モードの灯花も美人だが、ギャルモード全開の灯花は野暮ったさが一切無く、息を飲むほどの美人に見えた。
そのスタイルと相俟って、こうやってただ街中を歩くだけで、道行く男の視線を集めている。
だがそんな彼女が腕を組んでいるのが、この俺だ。
灯花への視線はすぐに、俺への「羨ましい……」という視線へと変わっていた。
「そ、それにしても灯花、灯花のギャルモードの私服姿……初めて見たけど、似合ってるよ」
「ほんと? 嬉しい♡ ……ってかこれ、春弓くんを射止めるための格好なんだから、褒めてもらえないと困るんだけどね」
「え? 俺? 射止める?」
「生オナホじゃ足りない、孕み袋だけでもやだ。ちゃんとした彼女になりたい」
灯花の手が俺の手に伸び、ぎゅっと握られる。
指を一つ一つ絡めた、恋人繋ぎ。
柔らかい身体を俺に押し付け、胸の谷間に腕を挟み、物欲しそうに腰を擦り寄せ、もう片方の手でそれとなく俺の尻を撫でてくる。
愛しい男に、自分の魅力をこれでもかと見せつけ、迫ってくる。
けれど───
「春弓くんに好きって言われたい。愛してるって囁かれたい」
けれど、その瞳に輝きなどは無く、どろりと濁った色を映す。
口から出ているのは甘くおねだりする女の子のそれなのに、彼女の瞳には、激しい嫉妬の炎が燃え上がっていた。
「私、春弓くんを他の女に渡すつもりない。水紗ちゃんにだって渡したくない」
「そんなに?」
「好き」
ストレートなその言い方に、俺は思わず身を引いてしまった。
ここまで真正面から、はっきりと告白されたのは、初めてのことだ。
「今までの男、私をイかせられない、すぐ射精する、おちんぽでっかいけどただそれだけ……、そんなのばっかり。セックスしても満足出来なくて、イくのはオナニー。……そんな時、あっという間に私の弱点を見つけて、長くて太いおちんぽで何度もイかせる人が現れた。それが春弓くん」
灯花は、すり……っと頬を俺の首筋に擦り付ける。
まるで猫や犬が、マーキングするみたいな仕草だった。
「ねえ春弓くん、誰かに好きって言ったことある?」
「い、いや、ないけど」
「水紗ちゃんにも?」
「あ……ああ、無い」
「良かった。まだ私にもチャンスある。……その一番最初の好き、私が欲しい。一番最後の好きも欲しい。負けないから。そのためなら何でもする」
「ん? 何でもって言った?」
「何でもするよ。今ここでべろちゅーしろって言われたらする。尻向けてハメさせろって言われたらそうする」
「じゃあ……、フェラしろって言ったら?」
「……うん、フェラだね? わかった。舌をいっぱい巻き付けてあげるから、好きなだけお口で射精して」
そう言って、灯花は道端のど真ん中でしゃがみ、俺のジッパーを下ろそうとする。
なんだなんだとざわつき始める周囲の人達。俺は慌てて彼女を止めて、そそくさと木陰のベンチに移動した。
お互い隣り合って腰掛けて、俺はふーっと息をつく。
「……まさか、ほんとにしようとするとは思わなかった」
「私本気だよ。春弓くんを射止めるためなら、好きっていってもらえるなら、何でもする。……自分でも不思議なの。男を独占したい、自分を見てもらいたいって、こんなに強く思うの初めて」
「灯花……」
「同時にね、水紗ちゃんに凄く凄く凄く嫉妬する。私よりも先に春弓くんと出会ってた、私よりも先に春弓くんと気持ちいいことしてた、春弓くんと同じクラスで席も隣でいつでも話せる、同じクラスだから愛撫実習のペアになりやすい、なにそれずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるい……っ!」
ぎゅうっと自分の身体を抱きしめ、唇を噛む。
それは今まで、見たこともなかった灯花の表情だった。
凜とした副会長の姿でも、余裕綽々のギャルの姿でも、セックスで責めている時でさえ見ることのなかった、焦燥に塗れた顔。
「オス奴隷とか言って悦に浸ってた自分が馬鹿みたい。女神のコキ手なんて呼ばれて、有頂天になってた自分が馬鹿みたい。早く気付くべきだった、そうすれば私が、私だけが春弓くんを独占出来たかもしれないのに……!」
「……な、なんかさ、ちょっと前の灯花からすると、考えられない台詞だな」
「うん、そうだよ。もう変わったの。もう飽きもせず男子を喰いまくるようなくだらないことはしない、たった一人の大好きな人を追いかける。……春弓くんに、好きって言われたいの」
灯花が再び俺の手を握り、さらにもう片方の手も重ね、包み込むように握る。
今にも泣き出しそうな瞳が、俺を見る。
「義理とか、はいはい言います、みたいな奴じゃない。本気で、心からの好きが欲しい。私を求めて欲しい。私の身体を求めて欲しい。私の何もかもをあげるから、春弓くんの好きが欲しい……っ」
最後は、まるで搾り出すような声。
あんなにビッチみたいなギャルだった彼女を、この数日でここまで変えてしまったのは、たぶんこの俺だ。
それは少し申し訳なくて、けれど少しだけ、嬉しかった。
「あの……」
俺が口を開こうとしたその瞬間、不意にベンチの前に三人の男が立った。
ラフな格好をした、俺達より少し年上くらいの彼らは、にやつきながら、俺を無視して灯花に話しかける。
「すいませーん、ちょっとインタビューいいですか?」
「俺達、ちょっと配信者やっててー。そんで街行く可愛い女の子達に、意識調査の動画とか作ってるんですわ」
「近くの漫喫で、ちょっとギャラも出すんで、どうっすかー?」
ああ、なんというか、今時のナンパだなあという感じの奴等だ。
実際に動画は作っているのかもしれないが、どうせ下品で、BANスレスレの、ちょっとエロい感じのインタビューなのだろう。
その後は「お楽しみタイム♡」とかテロップが出て、普通にヤったりする感じの。
動画配信者の中でも、迷惑系にカテゴライズされてもしょうがない奴等だ。
面倒なのに絡まれたなあと俺がため息をついた時には、しかし、灯花は口を開いていた。
そしてあまりに苛烈な、挑発的な言葉を投げつける。
「ダッサい男どもが取り繕ってヘタクソなナンパすんな。鬱陶しい。どうせヤリモクなんでしょ、はっきり言えば?」
あまりの言葉に、俺はもちろん、ナンパのお兄さん達も目を丸くしている。
怒りを覚えるとかそれ以前に、突然美人の口から飛び出てきた言葉を咀嚼するのに、時間がかかっているといった風だった。
「こっちは大事なデートの最中なの。大好きな男に気に入ってもらおうって、少しでも可愛いって思ってもらいたくて、気合い入ってんの。邪魔だから視界に入んな」
「おっ、おまっ……! いきなり好き勝手言いやがって……!」
「何センチよ」
「は、はあ?」
「あんたら、勃起おちんぽ何センチかって聞いてんのよ」
ちょっと待って先輩。
何言っちゃってんの先輩。
「え、えと……、たぶん14センチくらい?」
「俺もそのくらい……」
「15センチだった……かな?」
「ぷっ。あはははは! 小っっちゃ! 話になんないっての。私の大好きなこの人はね、19.6センチあるの。簡単に子宮まで届いちゃう、つよつよおちんぽなの」
言いながら、俺の腕にぎゅうっと抱きついて、頬にキスをする灯花。
待って欲しい。ほんとにほんとに、待って欲しい。
「どうせハメ撮りが目的なんでしょ? しかもヒーヒー言わせてやるぜとか言うくせに、数回腰を動かしては休んでを繰り返して、三分もしないで射精しちゃうような雑魚おちんぽなんじゃない? 威勢だけで、女の子を碌にイかせたこともないヘタクソが、私を一突きでイかせるこの人のイケメンおちんぽに勝てるわけないじゃん。しかもこの人、めっっっちゃ手マン上手なの。あたしなんか一瞬で何度も潮吹きさせちゃうくらい上手いの。あんたらなんてどうせ無駄にガシマンして女の子怒らせるのが関の山でしょ。お呼びじゃないから、とっとと消えてよ」
怒濤の罵倒、押し黙るナンパ男達。
なんだろう、過去にそういう男ばかりだったのだろうか。半ば愚痴にすら聞こえる。
それが図星だったのかどうかはわからないが、彼らはこれ以上灯花の相手をするのが面倒といった風に肩を落とし、「行こうぜ」と呟いて去っていった。
それが賢明かもしれない。
凶暴な猫に噛まれたとでも思って、今日のことは忘れて欲しい。
「……はあ。余計な邪魔が入ったけど、まあいいか。春弓くん、買い物行こ。部屋で水紗ちゃんも待ってるし」
「あ、うん。そうだな」
「まずは百均ね。ウェットティッシュとか、ポリ手袋とか、まずはそういう細々した物を買わないと」
言いながら灯花が立ち上がり、俺の手を引く。
俺が立ち上がると、彼女はまた俺と恋人繋ぎをした。
「……てか、絶対に好きって言わせてみせるから。覚悟しておいてね?」
「お、お手柔らかに」
などと言いつつも、俺は少し嬉しかった。
こんななんてことのない買い出しをデートと言ってくれて、俺のために気合いを入れてるなんて言って、嬉しくないわけがなかった。
───その後、百均ショップで細かい備品をあれこれ買った後、ホームセンターでペットシートを買った。
潮吹きの潮を吸収するために使うらしい。なるほど。
これは大事だ。特に俺が部長となって多くの女子を相手にするのだから、これはとても重要なアイテムである。
ガサガサと荷物を抱えて部室へと戻ると、制服の上にエプロンとマスクを着けた水紗が、ソファの上でバテていた。
見れば、お風呂やトイレは文字通りピカピカ。
リビングの家具なども、埃や細かい汚れまで、しっかりと落ちていた。
「つーかーれーたー」
「はは、お疲れ様、水紗。さすがだよ、見違えるみたいだ」
「こんな可愛いギャルに掃除させて。後で覚えておいて」
「じゃんけんで負けたのが悪いんだろ。ほら、差し入れのジュース」
「デッツは?」
「そんな高いの買わねーって」
などと言いながら、俺は水紗のために買ってきたペットボトルのジュースを手渡す。
水紗は、もっと労えとばかりに、俺の脇腹を突く。
そんな俺達のじゃれあいにすら嫉妬したのか、灯花が俺の背中に、わざと胸の形が変わるくらいむぎゅっと抱きついてきた。
自分というメスを、限りなくアピールしてくる。
健気にすら思えてくるそんな彼女に、俺は抱きついてきたその手に自分の手を重ねた。
少しだけ、嬉しそうに灯花の鼻が鳴る。
「おつー、水紗ちゃん」
「灯花さん、そっちの格好で来たんですか?」
「だいじょぶだいじょぶ。寮の子にも見られないように、こそこそ裏から回ってきたからさ。今日は先生だって来ないし、もし来ても奥の方に隠れるから。てかマジ頑張ったね、お風呂とかめっちゃ綺麗になってる」
「頑張りすぎてちょっと腰痛いです」
「あははは。じじいかよ〜。……そんじゃ、そんな水紗ちゃんにご褒美をあげないといけないよね、春弓くん」
などと言いながら灯花は俺から離れると、突然服を脱ぎ出した。
既に裸はおろか、セックスまで見てしまっている間柄ではあるけれど、さすがにこんな場所でいきなり脱がれるとびっくりしてしまう。
「三人でさ、水紗ちゃんが綺麗にしたお風呂に入ろうよ。他の生徒に使わせることもあるだろうだから、一番は貰っておきたいじゃん? あたしも外歩いて汗かいちゃったし、ゆったり浸かろうぜー」
俺と水紗は、迷うことなく「入る!」と手を上げたのだった。
ただこれは、水紗へのご褒美というか、全員のご褒美みたいになっている。だが水紗も賛成しているし、あまり余計なことは言わないでおこう。
その時───
「あれ……?」
「ん? どうかしたの、春弓くん?」
「いや……灯花、あの、今誰かに見られてたような視線を感じて……」
「気のせいじゃない? 今日は休日だし、ここ寮から覗けるような位置でもないしさ」
「そ、そうかな……」
「はいはい、いいからいいから、お風呂お風呂」
「わ、ちょっ、ちょっと待って」
俺は違和感を抱えながらも、背中を押されてお風呂に向かうのだった。
───備え付けのお風呂は、旅館の客室露天風呂を少し大きくしたような広さだ。
浴槽は、それこそ温泉のように床と同じ高さにあり、浴槽内に階段もついている。三人くらいなら余裕をもって入れそうだ。
やはり、管理人が寝泊まりするだけでなく、来客があった時の宿泊場所としても使われていたのかもしれない。
そんな湯船の中に、俺を中心にして右に水紗、左に灯花で、並んで浸かる。
二人とも何故か俺としっかり腕を組んで、ぷかぷか湯船に浮いてしまうGカップとLカップの胸を、むぎゅむぎゅと押しつけてくる。
こうなってしまえば、ペニスが嬉しい嬉しいと勃起するのは当然のことだ。
「……ねえ春弓、勃起してんじゃん」
「わ、ほんとだ。春弓くんギンギンだ」
「あたし達の裸で興奮した?」
「春弓くん、興奮しちゃった?」
二人がくすくすと笑いながら、俺のペニスにそっと指を這わせる。
水紗は、俺の精液がたっぷり詰まった睾丸をやわやわと優しく揉み、灯花はそそり立った竿を上下に撫でる。
お湯の中で温められながら、まるで俺は夢見心地だ。
「どう春弓? お風呂で美人に挟まれて、ちんぽまで触ってもらえて」
「最高しかないんだがー……」
「春弓くん、気持ち良さそう。もっとゆったりあったまろうね」
と、そう言っていた灯花が、不意に何かを思い出したように「あっ」と呟く。
「そうそう春弓くん、忘れてた。私ね、生徒会を通してで申請しておいたから。本人の希望だって言って」
「え? 申請? 何をだ?」
「春弓くんがこの部室に住むこと。新設の部活だし、今までにない内容だし、疲れ切ってそのままダウンしてもいいようにって、奥の寝室を専用の部屋として使えるように」
「うわ、勝手に決められてる。副会長の権力フル活用してるなー……」
「ついでに、私達がちょっとお泊まりして、秘密の粘膜接触したいなー……なんて時にも使えるし♡ ……余計だったかな?」
「いやいや、全然。疲れてダウンってあり得るし、それに一人暮らし、ちょっと憧れてたからな」
「でしょ? 褒めて褒めて」
「うん、灯花は偉いな」
「わー……♡ なんか、めっちゃ嬉しい……♡」
灯花の指が、俺の亀頭を優しく包み込む。
嬉しいと囁きつつ、確実に俺の気持ちいい部分の刺激してくる。
すると俺の隣で、水紗が少し頬を膨らませる。
「ねえ春弓……、あたしもお掃除頑張った」
「うん、水紗も偉いよ。めんどくさがらずに、頑張ったんだな」
「そうよ、こう見えてもお掃除は得意なんだから。ふふっ。お嫁さんにしたくなった?」
「えっと……」
「ばか♡ 素直に降参して、お嫁さんにしろ♡」
玉を揉みながら、水紗は人差し指を俺のアナルにまで伸ばした。
指の腹でくすぐるように撫で回すと、感じたことのないくすぐったさに襲われる。
「わ、わっ。ちょっと水紗っ……」
「ここ、くすぐったい? 性感帯の素質あるんじゃない?」
「こ、っのやろ」
「むっ。ちょっとこら、二人ばっかりイチャイチャすんな」
嫉妬した灯花が、亀頭を責めながら俺の耳を舐める。
それを見た水紗も、玉袋を揉みながら俺の耳を舐めた。
「れりゅっ♡ ねちゅっ♡ 春弓くん、気持ちいい?♡ おちんぽ気持ちいいね♡」
「れろぉ……♡ はむっ♡ 春弓、気持ちいいでしょ?♡ ね、あたしの手……♡」
「う、うっ……! 気持ちいい。二人に責められて、ちんぽ気持ちいい……!」
「春弓くん、出しちゃってもいいよ♡ 精液このまま出しちゃえ♡ ほらぁ♡」
「春弓、湯船に出したら大変だよ?♡ 精子が泳いで、二人も妊娠しちゃう♡」
「ま、まだ出さない、って!」
煽ってくる二人に負けるわけにはいかないと、俺も二人の膣に手を伸ばす。
そして、とっくに愛液でぬめっていたその中に、同時に中指を挿入した。
「んあっ……♡ ちょ、春弓ぃ……♡ おまんこ、そんなっ……ねちょねちょ、かき回すなぁっ♡」
「ほお゛っっ♡ クリトリスぐりぐりされながら中指で襞にゅりにゅりされ゛っ♡ まんこかき回されてるっ♡」
「二人とも、おまんこの中がもうとろっとろ……。俺の指なんて、簡単に飲み込んじゃったぞ」
「もう、だめ……だって♡ もっと春弓のこと気持ち良くしてやるんだから♡ だからほら、ここ座って♡」
そう言って、水紗は俺を浴槽の縁に腰掛けさせた。
すると水紗は、横から俺の右太ももにたぽんっと巨乳を乗せる。大きくてたわわな果実が、ペニスにもにゅっと柔く触れた。
それを見て、灯花も一緒に、俺の左太ももにだゆんっと長乳を乗せる。
二人のたゆんたゆんの胸に、ペニスがもにゅっと挟まれ、圧迫されてしまった。
水紗と灯花は楽しそうに微笑みながら、左右から顔を近づけて、そそり立つペニスにキスをする。
いやらしい巨乳による圧迫攻撃と、ダブルフェラだった。
「ん……っ、ちゅ♡ ちゅぅ……♡ 春弓のでかちんぽ、かっこいい……♡」
「ちゅ、ちゅ……♡ 長くて、亀頭もすっごい膨らんで、かっこいい……♡」
「いっぱいいっぱい、舐めてあげる……♡」
「春弓くん、どこまで耐えられるかな〜……?♡」
視線を俺に向けながら、水紗と灯花が舌を出しながら、左右から亀頭を、むちゅぅ……っと口付ける。
たっぷりと唾液を塗した唇が、伸びた舌が、あっという間に亀頭を粘液塗れにする。
二人は唇をぎゅうぎゅうと亀頭に押し当てながら、舌で亀頭の肉をこそげ取るように舐め回した。
れりゅぅ……っ♥ れりゅっ♥ ねりゅっ♥ れるっ♥ ぬりゅぅ……っ♥
お湯の音とは明らかに違う粘液質の音が、バスルームに響く。
先端の鈴口からカウパーが溢れようものなら、すぐさま舌を伸ばして絡め取る。
快感にペニスは何度も跳ねるが、しかし彼女達の唇に押さえ付けられ、完全に固定されたまま、好きなようにペニス……いや、亀頭を貪られていた。
「れりゅれりゅれりゅれりゅ♡ ぢゅっ♡ ちゅうううぅぅっ♡」
「ぬりゅぬりゅぬりゅぬりゅ♡ ぢゅろっ♡ ぢゅるるるるっ♡
唇で繰り広げられる、亀頭の奪い合い。
亀頭はちゅるちゅると、水紗に食べられたかと思えば灯花に奪われ、しかしまた吸われ水紗に奪われる。
お互いの唇が近づきすぎて、キスするようになっていても気にせず奪い合う。俺の亀頭が貪欲な唇同士に挟まれて、もはや見えなくなってしまっていた。
「はむぅっ……♡ れぢゅれぢゅれぢゅれぢゅぅ……っ♡ ぢゅっ♡ えりゅっ♡ えりゅぅー……♡ ……うっっま♡ 春弓くんのおちんぽうっっま♡」
とりわけ興奮していたのは、灯花だった。
口が性感帯なものだから、俺をこうしてフェラしているだけで気持ちいいらしい。
亀頭に長い舌を這わせ、舌ピアスで裏筋を刺激してくるものの、次第に頬は酷く紅潮し、だらしないアヘ顔へと変わっていく。
俺はそんな灯花の乳首に手を伸ばし、コリっと乳首を摘んだ。
「ん゛へぁっっっ♡♡♡」
途端、びくんっと灯花の身体が跳ねる。
俺の亀頭に嬉しそうに舌を這わせながら、ふるふると小刻みに身体を震わせている。
「灯花、湯船の中に潮吹きしただろ?」
「んへぇっっ……♡♡ ごっ、ごめんなさい♡ 乳首イキ、しましたっ♡♡ おもっ、お漏らし、しちゃいましたぁ……♡♡」
「罰として次は灯花がお風呂掃除な」
「うん♡ お掃除しま……んお゛っ♡ 乳首そんなコリコリしちゃら゛め゛っっ♡♡ 春弓くんら゛め゛♡♡ また乳首イキしちゃうから゛っっ♡♡」
敏感な灯花に満足しながら、俺は水紗の乳首にも手を伸ばす。
小麦色の豊かな乳房の上にある、ピンク色の乳首だ。
しかし、俺は乳首には触れず、大きな7センチの巨乳輪を、人差し指で円を描くようにゆっくり撫でた。
「あん……っ♡ ちょっと、またそういうことして……♡」
「何が?」
「乳首触らずに、乳輪ばっかり……♡ ばーか……♡」
ねりゅねりゅねりゅねりゅねりゅねりゅねりゅねりゅ♥
水紗が舌を鈴口に伸ばし、舌先をその中にねじ込んできた。
下唇でカリを引っ掛けて、ぷるぷると弾きながら、溢れるカウパーを搾り出しては舌を使って啜る。
まるで蜜を欲しがる蝶みたいだ。
「ほらぁ……、春弓見てよ。あんたをこんなに気持ち良くしてあげられる女、あたし以外にいないんだからね……?♡」
「はは……、すげー自信」
「じゃあ気持ち良くない? 射精しそうじゃないんなら、まだ耐えられるわよね?♡」
「うん、全然大丈夫」
「生意気。こんな美人のギャルなんだから、さっさと負けて好きって言って、お嫁さんにすればいいのに♡」
れろぉー……っと、竿から亀頭までをゆっくり舐め上げる水紗。
俺の気持ちいいところを的確に責めてきて、その上で、ここまであんたのことはわかってあげてんのよという眼差しで俺を見る。
だからこそ俺も、水紗を生オナホにして孕ませたい。
水紗のほうから、俺に好きって、はっきり言わせたい。
「私は春弓くんのこと好きだから、素直にお嫁さんにして欲しいなあ♡ 生オナホで孕み袋で、お嫁さん……♡」
などと言って、灯花が長い舌を伸ばし、竿に巻き付かせたまま、ゆっくりと上下に顔を動かす。
竿からカリ首までを丹念に舐める、まさかの舌コキ。
感じたことのない快感に、俺は思わず身体を震わせた。
「えぅー……♡♡ んええぇー……♡ えぅー……♡♡ えれれれれー……♡♡」
「と、灯花、それヤバ……っ!」
「ちゅっ♡ ちゅ♡ いつでも孕ませていいよ……♡ 好きな時にセックス……ううん、子作りセックスさせてあげる♡ 赤ちゃん産んであげる♡ ……だから欲しい、春弓くんの”好き”が欲しいよぉ……♡」
灯花の視線は、俺ではなく、水紗に向いていた。
私はこんなにも彼をことを好いていると、本心から好きだと言っていると、見せつけているんだ。
だから彼の心は、私が貰うんだと。
すると水紗は立ち上がり、浴槽から出ると、床にマットを敷いて仰向けに寝転んだ。
太い太ももを開き、膣を広げ、そのピンク色の粘膜を見せつけてくる。
「……春弓、ご褒美ちょうだい。さっき言ってたでしょ、お掃除頑張ったご褒美……」
「あ、ああ……」
「春弓のご褒美ちんぽ、先におまんこに……欲しい」
ねちゃぁ……♥
粘ついた愛液を纏わり付かせて、膣穴がひくひくと蠢く。
もっちりとデカい尻に、そこから愛液が垂れ、伝い、落ちていく。
挿入したら絶対に気持ちいい、そんなメスのフェロモンに引き寄せられるように、俺も浴槽から出て、水紗に覆い被さる。
「コンドーム無いけど……」
「使ったことないじゃん。いいから、早くご褒美欲しい……、ちんぽ欲しい……っ」
「なあ水紗……、俺のこと好きなのか?」
「春弓があたしに好きって言ったら、教えてあげる」
「そんなこと言うと、マジで孕ませるぞ?」
「ほら、お嫁さんにしたいんじゃん。あんただって、あたしのこと好きなくせに」
「べっつにー」
「生意気な奴……。こっち来い、もっと顔近づけろ。……ちゅっ。ちゅ」
俺の顔を引き寄せ、軽くキスをする。
キスをして、すぐに離して、俺の目を見た。
「……中出し、欲しい♡」
「ああ」
ぬぷぷぷ……っ♥
ぷっくり膨れた亀頭が膣口を押し広げ、ぬぽんっ……と音を立てて飲み込まれる。
碌に愛撫をしていないのにもかかわらず、水紗の膣内は熱を帯び、とろとろの愛液で満たされている。
俺はすぐに奥へは侵入せず、腰を下から突き上げるようにして、ぶ厚い亀頭の肉でGスポットの密集襞とそのすぐ下のぬめりの強い襞を小刻みに擦った。
俺だけがペニスで擦れる、奥まった水紗の弱点。
水紗はすぐに表情を快楽に歪め、少しでも絶頂を我慢しようとしているのか、俺の腕を強く掴んでいる。
「う゛ぅぅっっ……♡♡ 春弓の重たい、なっっがいちんぽ、すっご……♡ あ゛っ♡ 入れてるだけで気持ちいい゛ぃっ♡♡」
「動くぞ水紗」
「あひ……っ♡♡」
ぬぷっ♥ ぬぷっ♥ にゅりにゅりにゅりにゅり……♥
俺はペニスを浅く擦る。
水紗のGスポット、水紗の気持ちいい密集襞とぬめり襞を、細かく往復するようにぶ厚い亀頭の肉で擦る。
「あー……、水紗の気持ちいいとこに亀頭擦り付けるの、めっちゃ気持ちいい……」
「ま、待っ……♡♡ やだ、春弓っ……♡ そこ、そこばっか……だめっ♡♡」
「我慢しなくていいって。ご褒美なんだからさ。気持ちいいならイっちゃえばいい」
「やだ、やだ……ぁっ♡♡ 先にイったら、また負ける……っ♡ あ゛っ♡ あ゛っあ゛っあ゛っあ゛っ♡ 浅いとこぬぽぬぽだめ♡ んあ゛ぁっ♡♡」
「そんなに負けるの嫌か? 俺の生オナホになるの嫌?」
「う……っ♡ 勝ち……たい♡ 春弓負かして、勝つ……のっ♡ だって勝てば、あたし……お嫁さんになれる、から……っ♡」
「っ……!?」
「お嫁さんに、なりたい……♡♡」
「おまっ、お前、それほとんどっ……!」
俺の睾丸がせり上がり、射精の準備を始めたその時だった。
横からしなやかな手が伸びて、玉袋をきゅうっと、ほんの少しだけ強く握った。それは灯花の手だった。
「目の前でイチャイチャ見せつけちゃってさー。なんだよもう、どう見たって二人ともお互いのこと好き好きじゃん」
「そんなことないわ」
「そんなことないって」
またハモってしまった。
でもそれが逆に、灯花の嫉妬心に火を点けてしまったらしい。
顔では笑いながら、しかし灯花はもう片方の手で、自分の髪をくしゃっと掴む。
「あー……、あはは。ヤバ。マジで嫉妬する。マジヤバい。嫉妬でどうにかなりそう。ずるい、二人してそんなのマジで両思いじゃん。なにそれ、ずるいずるいずるいずるいずるいずるいっ……!」
「大丈夫だ、灯花」
「え?」
「灯花も俺の大事な生オナホだ。一生使い込む大事な生オナホだ。……ほら、水紗の隣に寝転べ」
「っ……!」
「俺の子供を孕むんだろ? 俺に子宮差し出せ」
「う、うんっ♡♡」
灯花はまるで、飼い犬がご主人様にお腹を撫でてもらいたくてそうするように、水紗の隣にころんっと仰向けに寝転んだ。
とろたぷやわやわの爆乳が左右に垂れ下がり、膣は触れてもいないのに、ペニスを欲しがって、くぱくぱと開閉を繰り返している。
俺は一度、水紗の中からペニスを引き抜くと、灯花に覆い被さった。
チョロいなんて思わない。そんな気持ちは微塵も無い。
だから灯花の額に、頬にキスをする。
すると灯花の腕がしっかりと俺を抱きしめ、引き寄せる。自然と近づく顔、そのまま唇を重ねた。
「んっ……ちゅ♡ ちゅっ♡ 好き……♡ ねえ春弓くん好き♡ 彼女になりたい、生オナホにでも何にでもなるから、お願い……♡」
「彼女で? お嫁さんで?」
「そう♡ それ、それがいい♡」
「じゃあ、ちゃんと孕めたらなってもいいぞ」
「はへ……っ♡♡」
ぬ゛り゛ゅんっっ♥
「んお゛ほおおおおおぉぉぉっっっ♡♡♡」
ぷしゃああぁぁっっ♥ ぷしっ♥ ぷしゃっ♥ ぴゅるるっ♥
水紗の時とは違い、狭く締め付ける膣肉を一気に押し広げて、亀頭の先で子宮口を突き上げる。
灯花は低く呻くような喘ぎ声を上げ、足をぴんっと伸ばし、足の指をぐにぐにと蠢かせながら、大量に潮吹きした。
膣肉は絶頂に合わせてさらに締め付けを強くして、真空状態かと思うほどに、竿に亀頭に吸い付いて密着した。
灯花の口からだらしなく伸びた舌を、俺の舌でぺろっと舐めてやると、彼女はさらに震えて潮吹きした。
じょろろっ♥ びちゃっ♥ ぷしっ♥
「ん゛へぇっ♡♡♡ お゛んっっ♡♡ キス好き♡ あ゛っ、んへっ♡ おちんぽすっっご♡♡ みっちり♡ メスまんこにみっちり入ってきてる♡♡ あ゛っ♡♡ だめこれ♡ 入れてるだけで気持ちいい♡ あっまたイきそう♡ ねえイっちゃう♡ イっちゃうよ春弓くん♡」
「孕みそう? 孕んじゃいそうか?」
「う、うんっ♡ これだめ♡ まんこ気持ち良すぎ♡ ちょっとでも動いたらイっ……お゛ほぉっっっ♡♡♡」
ぷしゃっ♥ ぷしっ♥
「ほらまったイった♡♡ お゛ー……♡♡ これだめ♡ まんこだめになる♡♡ だめまんこでイク♡♡ 好き好きおちんぽすぎる♡ 好き♡ 春弓くんのおちんぽ好き♡ 春弓くんも好き♡♡ お゛っっ♡♡ んお゛っっ♡♡ 孕んじゃう♡ まんこ気持ちくてこんなの孕んじゃうっっ♡♡」
「孕んだらお嫁さんだな?」
ぐりゅんっっ♥
「ん゛お゛おおおおおぉぉぉっっっ♡♡♡」
じょろっ♥ じょろろっ♥ ぶしゃっ♥
子宮口に亀頭を押し付けたまま、素早く腰を一回転させると、腰をガクガクと震わせて再び大量に潮吹きした。
量が多すぎて、もはや垂れ流しのお漏らしのように吹き出している。
頭が飛びかけているのか、灯花は虚ろな瞳で、気持ちいい気持ちいいと呟いている。
碌にピストンしていないのに、ここまでイクなんて。
そんな彼女を、思った以上に柔らかく小さく感じる彼女の身体を、ぎゅうっと強く抱きしめてやる。
すると灯花は、ふらふらと手を泳がせ、応えるようにそっと抱きしめてくれた。
なんだかそれが、酷く愛おしかった。
「……春弓……」
隣で、仰向けになりながら、じっとこちらを見つめている水紗。
物欲しそうに……ではない、寂しそうに。
俺はそんな水紗の顔を見て、灯花の膣内からペニスを引き抜く。
「お゛へぇっっっ♡♡♡」
ぶしっ♥ ぷしゃあぁ……♥
膨れ上がった亀頭が膣内を擦り抜けていく感覚で、再度灯花が絶頂する。
息も荒く意識も朦朧としている彼女に、そっと頬にキスをしてから離れた。
「水紗」
水紗の名前を呼びながら、俺は射精寸前にまで昂ぶっているペニスを水紗に挿入する。
彼女の膣内は、簡単に俺のを奥まで飲み込んでしまった。
膣肉は嬉しそうに絡み付き、俺も嬉しくなって、激しく腰を振る。カリ首が愛液と空気をかき出す音が、風呂中に響くほどに。
ぬっぽぬっぽぬっぽぬっぽぬっぽぬっぽぬっぽぬっぽぬっぽぬっぽ♥
「あ、あ゛っっ♡ 早い♡ 腰、早い……って♡♡ だめ♡ こんな気持ちいいとこばっかり擦ったらだめ♡ だ……っっっ♡♡♡」
ぷしゃあああぁぁっ♥ ぷしっ♥ ぷしゃぁっ♥
「あ゛いぃっっ♡♡ イった♡ イったからぁっ♡ おまんこイったぁ♡♡ 気持ちいいちんぽで突かれてイった♡♡ イってるのに、イってるのに止めてくれないっ♡ ちんぽじゅぷじゅぽぬぽぬぽ、おまんこしてるぅっ♡♡」
「水紗のおまんこ気持ちいい……、孕ませたい……!」
「あ、あっ♡♡ ふ、ふふっ♡ そうよね、あたしのこと、灯花さんに勝ったら彼女にするとか言ってたもんね♡」
「そうだっけ? まあでも、今はただ、孕ませたい……っ」
「赤ちゃん産ませたいの?♡ あたしに、春弓の赤ちゃん産ませたい?♡」
「ああ。俺の生オナホ達に、俺の子種仕込む……!」
「まだ生オナホ言ってる♡ しつっこい奴♡」
「うるさい」
「……いいわ、孕んであげる」
「え?」
水紗の目が、俺の目を見る。
微笑んで。見る。
「好き……♡」
「っ……!」
「春弓が好き……♡ だから、孕む♡ だからあたしに、好きって言って……♡」
「水紗っっ……!」
ぶっっっっびゅ♥ ぶっっびゅ♥ ぶびゅるっ♥ ぶびゅるるるるるっ♥ みゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるっ♥ みゅるるるるるっ♥
それはきっと、暴発というよりも、生殖本能の瞬間的な発露だったのだろう。
水紗の告白を聞いて、俺は何もかもを爆発させた。
目の前の女を絶対に孕ませるという意志が、自然とペニスを子宮口にめり込むほどに腰を押し出し、そのまま固形のような精液を子宮に直接注ぎ込み始めた。
水紗を、妊娠させたかった。
「あ゛ああああああぁぁぁぁっっっ♡♡♡ 出てる出てる出てる出てる凄い凄い凄い凄いいいいぃぃっっ♡♡ 重たい精液がどぽどぽ子宮に出ちゃってる♡♡ あたしを妊娠させようと出ちゃってるっっ♡♡」
「くっっそ……! 絶対孕ませる、俺の、俺のだっ……! この女、俺のっ……! 絶対に俺の子種仕込んで、妊娠させるっ……!」
「あ、あっ♡ すっっごい怖い目♡ あたしを絶対に妊娠させるって目……っ♡ あたしを自分の物にしようっていう、絶対離さないって目……♡♡」
みゅるるるるるるっ♥ みゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるっ♥ ぶっっびゅ♥ ぶびゅっ♥
水紗だけじゃない。
俺が孕ませたいのは、妊娠させたいのは、もう一人いる。
「うぐっっ……!」
ぬぷんっと、射精を一瞬だけ止めて、水紗の膣内からペニスを引き抜く。
ねとぉー……っと膣とペニスの間に真っ白な粘液の糸が引き、抜いたその勢いで水紗は絶頂し、身体を仰け反らせる。
そしてすぐに隣の灯花に、再びペニスを挿入した。
またしても一番奥に、しかも今度は、精液のおまけ付きだ。
「んお゛ほおおぉぉっっっ!?♡♡♡」
ぶっっっっびゅ♥ ぶびゅるっ♥ ぶびゅっ♥ みゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるっ♥ みゅるるるるるるるっ♥
どろりと粘ついたうどんのような精液が、今度は灯花の子宮に注ぎ込まれる。
何度もイってへばっていたところに、とどめのような挿入と膣内射精だ。
いきなりそんな状態にされた灯花は、もはやわけもわからないまま、ただ精液を受け止めるだけのメスになっていた。
そんな灯花が愛しくてしょうがない。
こんな灯花を、俺のペニスでどろどろに絶頂する灯花を、妊娠させたい。
「灯花孕めっ……! 俺の子供孕め。絶対に妊娠させる……! 俺の女だ、この女も俺の物っ……! 子供仕込んで産ませるっ……!」
「うあっっ♡♡ あっっ♡♡ かっこいい♡♡ ぶっっといオスおちんぽずぽずぽしながらメスに種付けしてる春弓くん、かっこよすぎ♡♡ イケメンオスおちんぽで種付けされちゃってるうぅぅっっっ♡♡♡」
ぶびゅっ♥ ぶびゅるるるっ♥ みゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるっ♥ みゅるるるっ♥ ぶっっびゅ♥
「顔見せろ灯花、俺の生オナホの顔っ……!」
「お゛ー……っっ♡♡ 私のだらしないアヘ顔見られてる゛♡♡ まんこばかになってイきまくってるメス顔見られてる゛っっ♡♡ あ゛ひっっ♡ 精液ぬとぬと子宮に入ってる♡♡ ぬとぬとまんこにされてり゛ゅ……っっ♡♡」
だらしなくも可愛らしい顔を見ながら、最高の気分で最後の一滴までも全て吐き出す。
絶対に目の前のメスを孕ませようと、孕みたいと願いながら俺を抱きしめだいしゅきホールドするメスに、腰を打ち付けながら射精を繰り返す。
───射精が終わって、ゆっくり灯花の膣からペニスを引き抜く。
ぶりゅりゅっ♥ ぶりゅっ♥ ぶぴっ♥
子宮に入りきらなかった精液が、水紗と灯花の膣から零れ落ちた。
一度は膣内射精されて愛液と混ざったというのに、精液はゼリー、いやまるででんぷん糊のような粘度を保ちながら、襞の全てに精液を塗して何千何億という精子を泳がせて溢れ出ていた。
それをお腹が重くなるまで、あまりにも大量でおへその下辺りがぽっこり膨らむほどに注がれた二人は、嬉しそうにそのお腹を撫でている。
まるで、早く受精したいと願うかのように。
「……ちょっと水紗ちゃん、私ちゃんと聞こえたからね? やっぱり春弓くんのこと好きなんじゃん」
「……好きじゃなかったら、お嫁さんとか……言いませんし」
「あはは、そうだよねー。……てかまあ、これでお互い同じ土俵に立ったってわけだ。でも春弓くんはあげないよ? 私が先に、好きって言ってもらうんだから」
「あたしだって負けません。あたしの方が先に、好きって言わせます」
そんな二人の視線が、俺の方を向く。
「……春弓、あたしの方が好きよね?♡」
「春弓くんは、私の方が好きだよね?♡」
「はは……」
俺は苦笑しながら、再びペニスを勃起させる。
精液と愛液塗れのペニスを二人の前に差しだし、とりあえず二回戦だと、お掃除フェラをさせた。
そして、二人に一緒にフェラをさせながら思う。
俺は、どちらかじゃなくて、二人を一緒に彼女にしたいと。
■私立天ヶ沢学園校則
『教師による愛撫実習について』
指導内容に遅れが出ている、またはその他何らかの特殊な事情がある場合、教師が生徒のペアを務めることがある。