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第9話:報酬の話と大事な話

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「ん……?」

とある朝。俺専用の、手コキ部の寝室。
今日は休日、学校も無く朝からゆっくり出来る日だ。二度寝三度寝だって許される、何もかもが自由な一日。
ベッドで微睡み、窓から入る陽の光を浴びる俺。そのペニスは、どういうわけだか気持ち良かった。
俺は「ふう……」と息を吐きながら、傍のテーブルに置いていた魔法の眼鏡をかける。

「にゅぽ……っ♡ ちゅぽ……っ♡ にゅぽ……っ♡ にゅぽ……っ♡」

俺の身体を覆う真っ白なシーツ、その股間部分が人の形に盛り上がって、ゆっくりと上下している。
ペニスは生温かい粘膜に包まれて、唾液をたっぷりと塗されながら舐められていた。
まるでアイスか、飴でも味わうかのように、ねっとりと舌が這っている。

言うまでもなく、誰かがフェラしている。
今日が休みだからって、こっそりとこの部屋に泊まり込んで、朝方近くまでセックスし続けた水紗か灯花のどちらかが。
当ててみよう……なんて思うが、ペニスに伝わる感触ですぐにわかった。

「灯花」
「ん……っ♡ おはよ、春弓くん♡ ちゅっ♡ ちゅ♡」

シーツをめくると、そこには全裸の灯花が俺の足の間に入っていた。
彼女は俺に挨拶すると、亀頭に何度もおはようのキスをする。彼女の唇に塗られたリップが亀頭に付着し、いくつものキス痕を付けていた。

「朝勃ちおちんぽ、いただいちゃってるよ♡ ……てか、よく私ってわかったね?」
「長い舌と舌ピでさ。あれば灯花で、無ければ水紗だ」
「なるほど、わかりやすかったか♡ んー……、ちゅっ♡ ちゅ♡ れろぉー……♡」

また亀頭に何度かキスをして、灯花は舌を添えながら、亀頭をぱくっと咥えた。
そして唇を窄め、ゆっくり顔を上下させたり、左右に軽く振ったりする。
彼女の動きと一緒に、たっぷり重たげなとろとろ長乳が、だゆんったぷんっと揺れているのが見えて心地良い。

灯花は、亀頭を舌でぐるぐると舐め回しながら、窄めた唇がカリ首に引っ掛かるまで引き抜き、また亀頭が喉奥を突くまで飲み込む。
そんな、弱点の口内を自分で可愛がり、時折震えて甘イキしつつ、ねっとりフェラを続けた。
俺も上体だけ身を起こすと、そんな灯花の頭を撫でながら快感に身を委ねた。

「にゅぽ……っ♡ ちゅぽ……っ♡ にゅぽ……っ♡ ちゅぽ……っ♡」
「随分美味そうにフェラするんだな」
「んうぅ……♡ だって、好きな人の朝勃ちおちんぽ、美味しいんだもん……♡ すんすん……っ♡ はあぁ……♡ 昨日のセックスのにおいが、まだこんなに残ってる♡ あんなにどぷどぷ射精したのに、まだこんなに逞しいなんて、すっごいね……♡」
「ああ、灯花にたっぷり中出ししたもんな。ええっと……」
「私、五回中出しされたよ♡ 水紗ちゃんも五回♡ 全部春弓くんの勝ちでね♡ 今も重っったい精液で、お腹たぽたぽしてるの♡ 幸せ……♡」
「孕め孕めって念じながらたっぷり出したからな」
「口でも言ってたよ♡ ……孕め孕めっ♡ 妊娠しろっ♡ 俺のちんぽで孕ませてやるからなって、べろちゅーいっぱいしながら♡」
「はは、そっか。出ちゃってたか」
「そんで私達は二人して、あんあんっ孕ませて♡ 赤ちゃん欲しい♡ って言いながら受け止めたし♡」
「ちゃんと産めよ?」
「……いいの?」
「当たり前だろ」
「ん……♡ 好き♡ 春弓くん好きぃ……♡」

再びペニスを咥えて、フェラを再開する灯花。
俺のペニスにじわじわと熱が溜まっていき、このまま喉奥に噴出させたい衝動にかられた、その時だった。

「あー、灯花さん抜け駆けですよ。春弓にフェラなんかしちゃって」

奥の方から、全裸の上にブラウスだけを羽織った水紗が現れた。
その下は下着も着けておらず全裸で、透けて巨乳輪が丸見えになっている。むしろ全裸よりもドスケベだ。

「あたしだってしたかったのに」
「にゅぽぉ……っ♡ にゅぷっ……♡ ……んっ♡ おはよ水紗ちゃん、美味しそうだったから、いただいちゃった♡」
「もう……。……おはよ、春弓」
「おはよう、水紗」
「てか髪ボサボサ。ちゅ……っ♡ ちゅっ♡ れる……♡」

水紗は俺の髪を少し直しながら、唇におはようのキスををする。
軽い感じではなく、きっと灯花に対抗したのだろう、舌を絡めたディープなキスだ。

その時、ふわっと水紗の綺麗な銀髪が流れ、俺の鼻をいつもの彼女の香水とはまた違った香りがくすぐった。
甘くて、爽やかで、引き寄せられるようなにおい。
気付けば、この部屋全体にそのにおいが漂っているような気がした。

「……水紗、いいにおい」
「お化粧したばかりだから、きっとそのにおいね」
「そっか、化粧品の……。女の子と同じ部屋で寝泊まりするのなんて初めてだから、わからなかったよ」
「好きな男に気に入ってもらいたくて、朝からしっかりお化粧して、こんな着方までしてるんだから」
「う、嬉しいよ」
「そこはあたしを褒めるとこ」
「……綺麗で、素敵です」
「そういうとこ、まだまだって感じ。オタクくんだもんね。寝室にこっそりゲーム機持ち込んでるし」
「それくらいは許して欲しい」
「ゲームよりあたしを見てよ。あたしで童貞捨てたくせに」
「サーセン……」
「ふふっ。……朝ご飯出来てるから、リビングの方に来て」
「朝ご飯作れたのか」
「馬鹿にしないで。パンを焼いてバターを塗るくらい出来るわ」
「誰でも出来そう」
「それと、ポタージュにもお湯を注いだわ」
「インスタントじゃん」
「黙れ」

なんて言われて、またキスをされる。
ちょっとだけ楽しそうにして、水紗は俺の額をつんつんと突いた。ちょっと痛い。

「ほら二人とも、早く。冷めちゃうから」
「ああ、わかった」

そっと微笑んで、リビングに向かう水紗。
今の会話をもちろん聞いていたはずなのに、灯花はいっこうに俺のペニスから口を離そうとしなかった。
朝食は食べないといけないと思いつつも、水紗との甘い雰囲気に嫉妬したのかもしれない。しょうがない奴だなと思いつつも、そんな灯花が愛おしい。

「ほら灯花、フェラはお預けな。また後でいっぱいしてやるから」
「んぅ……♡ ここで出しちゃってもいいのに♡」
「冷めると水紗に怒られそうだし」
「でもぉ……♡ ね? いいでしょ? ちょっとくらい……♡ ねえ春弓くぅん……♡」
「そういうことを言う奴は、こうだ!」
「お゛ぼお゛おぉっっっ♡♡♡」

ぷしっ♥ ぷしゃあぁっ♥ ぷしっ♥

言うことを聞かない灯花の頭を掴んで、喉奥をを突く。
亀頭が灯花の喉粘膜にカウパーを塗りつけるように擦られると、灯花は嬉しそうに呻いて、潮吹きしてしまった。
唾液が脇からどろりと溢れ、泡立ち、糸を引く。

「灯花が悪いんだからな、後でベッドの掃除しとけよ? ほら、行くぞ」
「お゛っ♡ んお゛っ♡ んぼぉっ……♡ は、はー……っ♡ はー……っ♡ ふあ、はあぃ……っ♡ ぢゅっ♡ ぢゅぽぉっ……♡」

ペニスに付着したどろどろの粘液を、名残惜しそうに舐め取る
自分のリップを亀頭に竿に大量に付けながら言う灯花。俺のペニスは、どこもかしこも灯花のキスマークだらけだった。

───リビング兼、防音ブースのある部室。そこのソファに腰掛けて、俺達は揃って朝食をいただく。
当然のように、ソファに三人で並んで掛けて、真ん中は俺だ。
狭いせいもあるのだろうが、ブラウスを羽織っただけの水紗と、俺のTシャツだけを来た灯花の身体が、むにゅっと触れて気持ちいい。

テーブルの上には、良く焼けたパンに、良く温められたインスタントポタージュだ。
よく見るとカリカリベーコンの目玉焼きまであって驚いた。綺麗に、美味しそうに作られている。
あれ。意外と上手なのだろうか。料理。

「春弓くん、今日はどこか行く?」

目玉焼きの黄身を塗したベーコンをパンに乗せ、はむっと食べながら灯花が言う。
味付けは塩だけなのが、彼女のこだわりらしい。

「せっかくのお休みだし、デートとかしようよ。手コキ部のプレオープンも終わって、明日から本格始動でしょ? だから今日は、ぱーっと遊んじゃおうよ」
「ああ……そうだな、じゃあ出掛けようか。でも俺、デートとか……はは、どうしたらいいのか。あんまり経験無いし」
「即ホテルでも私は全然いいけど♡」
「いやいやいや、さすがにそれは……。どうせなら楽しみたいし、楽しませてあげたい」
「好き」
「どうした真顔で」
「マジで好き。どこへでもついてく。どこでもいいから、連れてって」
「はは……、なんか逆に責任感じてきたよ」
「あたしも行くから」

当然でしょと言わんばかりに、水紗がポタージュを飲みつつ言う。
絶対に二人きりになんてさせないという、強い意志を感じる。

「ぷっ。もう、水紗ちゃんてばやる気満々」
「春弓は渡さないので」
「だもんねー。……てか、私も渡さないし。今日は決闘デートね」
「受けて立ちます。すっごいおめかしして、あたしのこと”好き”って言わせます」
「私も。春弓くんからの最初の”好き”、絶対先に貰うから」
「めっっっちゃ気合い入れてくるから。春弓」
「めっっっちゃ気合い入れるわね。春弓くん。だからデートは午後から!」

俺を挟んで火花を散らす、水紗と灯花。
午後からということは、二人とも一度家に帰って、服もお化粧も改めてバッチバチに決めてくるつもりだろう。
挟まれた俺は、嬉しいやら何やらだ。

ならば俺は、せっかくなので午前中に”ある場所”に出掛けようと思った。
きっと今日も、こんな日曜でも”彼”はいるだろう。しばらく顔を合わせていなかったし、経過報告も兼ねて会いに行くとしよう。

───俺達は一度解散し、お昼過ぎに駅前で待ち合わせることにした。
その前に、俺はコンビニに寄ってアイスを買うと、それを持っていつもの公園へと向かった。
公園は珍しく静かだった。
散歩するカップルやランニングをしている人達はいたけど、騒がしい小学生達の姿は無い。

俺は落ち着いた雰囲気の中で、ベンチに腰掛けてアイスを頬張る。
今日は小豆味のアイスだ。硬い。歯が折れそうだ。
何とかして食べようとアイスと格闘していると、不意に俺の隣に一人の男が座った。

「いや〜、そろそろ梅雨って感じだね!」

怪しいチャラ男。俺が会いたかった人物だ。
彼はジュース片手に、眩しそうに空の雲を眺めている。

「じめっとしてきてさ、来週くらいから雨続きらしいよ? まいっちゃうね、湿気の多い時期って苦手なんだよね。しおしお〜」
「……お久しぶりです」
「うんうん、しばらくぶり! 大丈夫? なんか凄い人と決闘するって言ってたけど、あれからどうなったの?」
「はい、学園の頂点に立ってた人でしたけど、でも無事に勝つことが出来ました。イかせまくって完全に堕として、今では前に決闘した子と一緒になって、俺の彼女になるとかお嫁さんになるとかって息巻いてます」
「やるじゃーん! 結局、二人とも堕としちゃったんだ! さすがはボクが見込んだ男だよ深見野くん!」
「ありがとうございます」
「あ、そうそう、そんな激闘の蓄積データも取っておかないとね。いや〜、これは上司に素晴らしい報告が出来そうだよ!」
「はは……。……それと、俺とその堕とした子達と三人で手コキ部っていう部活も作ったんです。俺のテクニックが凄いから、みんなで愛撫の練習をしようって感じの……。まあ、学園側も同じようなことをして俺を雁字搦めにしようとしたので、先手を打ったって感じなんですけど」
「えー、そんなことまで始めたんだ? 凄いね」
「いえ、全部この眼鏡のお陰ですよ」

俺はそう言うと、肌身離さず着けている魔法の眼鏡を外す。
そしてレンズに付着した汚れを、眼鏡拭きで丁寧に拭いてあげた。

「これが無ければ、俺は何も出来ないただのオタクでしたから」
「そんなことないって。前に言ったっしょ? 深見野くんには天性の才能がある、エロの天才だって。眼鏡の力ってだけじゃ、そこまで行かないよ。深見野くんが堕とした子達だって、それだけじゃついてこない」
「そうでしょうか?」
「そうさ。ましてや彼女? お嫁さん? そんなこと言うわけないって! ……予言するよ。おそらく、今後深見野くんが眼鏡を外しても、その能力は消えない。しかもこの先、深見野くんは眼鏡無しでもどんどん女の子を堕として、次々と自分の女にしていくだろうね」
「ま、まさか。いくらなんでもそこまでは……」
「逆に言うと、深見野くんの意志で増やし放題……とも言えるね。はい、というわけでこれを受け取って!」

チャラ男は持っていた鞄の中から、クリアファイルを取り出して俺に手渡す。
その中にはA4サイズの紙が入っており、そこには”当社社員向け分譲住宅のご案内”と書かれていた。一緒に、相手側の印鑑が押印済みの契約書まで入っている。

「前に言ったでしょ、これが報酬。……もともとはウチの社員向けの、当社が建てたマンションを安く売りますよって感じの案内なんだけどさ。深見野くんには、その眼鏡を上手く使いこなして良いデータをくれたお礼に、そのマンションの部屋を一個あげるよ」
「え? あ、あげる……って」
「文字通り、引っ越してそこに住んでもいいってこと。あ、もちろん水道電気なんかは自分で払ってよ? ……しかもそこには、”誰とどう住んでもいい”よ」
「だ、誰と……、どう……って」
「好きな女の子達と一緒に、ハーレム作っちゃって住んでもいいってこと。ウチの会社で隠してあげるからさ! ウェーイ!」
「は……っ!?」
「まあウチの会社も他の企業も、少子化対策のハーレム解禁を議員サマにプッシュしてたりするから、意外と合法化は時間の問題かもだけど〜。いずれにしても、普通の社員じゃ入れないVIP区画をあげるよ。高価すぎる報酬だと思うけど、その代わりまた新商品のモニターになってよって条件付きで」
「は、ハーレム……。俺が……」
「会社としても、エロの天才たる深見野くんは手元に置いておきたいんだよね〜。なんならウチの社員になってもいいし、嫌ならならなくてもいいしさ。ほら、スポーツ用品だってプロのアドバイスを参考にして作ったりするでしょ? 当社専属でその立ち位置にいて欲しいなってこと。そのためなら、ハーレム囲わせてあげるなんて安い安い!」
「は、はは……」

実に荒唐無稽な話だった。
企業から譲り受けた場所で、ハーレムを囲えるなんて。これも彼の言う企業の社会的責任、社会貢献の一つなのだろうか。
いや、おそらくは打算的な、商売の話なのだろう。だからこその契約だ。
つまり俺という存在が、俺のエロの才能が、買われたということ。

俺の顔には自然と笑みが浮かび、手のひらにはじっとりとした汗が滲んでいた。
焦りでも恐れでもない、ハーレムなどという荒唐無稽な話が現実としてこの手にある、歓喜と興奮の汗。

「何人でも、好きなだけ、女の子と暮らしちゃってよ。深見野くんみたいな強いオスは、その遺伝子を次世代に数多く残すべきだとボクは思うね。それこそ、社会的責任って奴なんじゃないかな?」
「社会的責任……」
「その眼鏡をそこまで使いこなして、天ヶ沢学園の頂点を倒し、まさにその頂きに立っている人間が何もしないなんて、それこそ罪っしょ。性教育指導員の話も当然来てるんじゃないかと思うけど、それだけじゃ足りない足りない〜。後世にその才能を、遺伝子を受け継いでこそだとボクは思うね!」
「……そこまで俺に期待してるなんて、驚きです。ていうか、ちょっと怖いです。あまりにも俺に都合が良すぎて」
「あっっはははははは! そりゃ自分を過小評価しすぎだって! ……実は深見野くんにその眼鏡を渡す前に、試験的に風俗行きまくってるウチの若手に遊び歩いて基礎データ取ってもらってたんだわ。この前見せてもらった深見野くんの蓄積データと比較したら、もう歴然。話にならなくらいレベルが高くてさ。正直この話を持ってきたのも、ウチの上司がその結果を見て驚いて、絶対ウチで囲えって指令が出たからなんだよね」
「そ、そんなに……」
「言ったっしょ〜? エロの天才の力、アドバイスを当社は必要としております。これを交換条件にしよう。応じてくれるならってね。ウチは深見野くんを囲って、深見野くんはハーレムを囲うって寸法。遺伝子いっぱい残してもらって、社会貢献にも役立ちますってことで、みんなハッピーじゃん! それもこれも、深見野くんほどの天性の才能があればこそだよ!」
「な、なるほど」
「……ていうか深見野くんさ、実はその辺り悩んでたんじゃない? 一人だけなんて選べるわけがないって」
「っ……!」

チャラ男のサングラスの向こうで、蛇のような目が輝く。
何もかも見透かしたような、その目が。

「ま、いずれにしてもさ、どうせ深見野くんを慕う女子は増えるし、こういう家は持っておいた方がお得だよ」
「ふ、増えるかどうかは、まだわかりませんけど」
「さて、それはどうかな〜? まあまあ、答えは今すぐなんて野暮なことは言わないよ。学園を卒業するまでに決めてくれればいいさ。どうせそれまでは、手コキ部とやらが忙しいんじゃないかな?」
「はい……。たぶん」
「学生の本分は……ってね。この用紙は深見野くんに預けるよ。多少内容に変化はあるかもだけど、その時は新しいのを持ってくるから」
「ありがとうございます。この部屋、キープしててくれると嬉しいです」
「もちろんだとも! ……きっと今の時代だからこそ深見野くんは求められる。自分が思っている以上にね。そこをわかっていただいて、一つ! ウチの会社でよろしくお願いします! ってわけで、ボクはこれでおさらば! じゃーねー!」

そう言って、チャラ男はもの凄い勢いで走り去った。
毎度毎度、嵐みたいな人だな。

でも、それにしても、マンションか。
ハーレムを作ってしまってもいい、俺だけの場所。
その代わり、チャラ男の企業の専属として、おそらくは新たな眼鏡の開発にアドバイスをする立場に。
なんなら、チャラ男の企業に就職してもいい。

俺はその紙をじっと見つめながら、一つの決断をした。
この紙を渡されていなくても、いつかはしなければいけなかった決断。この紙が無かったとしても、しなければいけなかった決断を。
やはり今日、彼に会いに来て良かった。

───俺は一度部室の部屋に戻ると、チャラ男からもらった紙を、こっそり机の奥にしまい込む。
そして服を着替え、水紗が俺のためにと買ってくれた香水と、灯花が俺のために買ってくれたノンホールのピアスと革紐のネックレスを着ける。
もちろん、魔法の眼鏡も忘れずに。
なんだか彼女達に染まるうちに、俺もチャラ男みたくなってきた。
でも、デートから帰ったらすぐパタスモンキーハンターの続きをやろうなどと思ってしまうあたり、根っこは変わってないんだなと思う。

そのまま、約束した駅前へと向かう俺。
駅近くのコンビニの前で、ペットボトルの水を飲む水紗と灯花の姿があった。
水紗は、白いオフショルのトップスで、丈は短く綺麗な小麦色のお腹とへそが丸見えだ。頭にはサングラスと白いキャップ、唇はピンクのリップだ。
ボトムスは白のミニスカで、デカい尻と太い太もものせいで、ぱつんぱつんになっていた。足元は白の厚底サンダル。
全体的に白でまとめているが、それが肌の色と合わさって美しく見える。
シンプルながら映えるのは、やはり美人だからだろう。

灯花は反対に、またも黒でまとめている。
けれど前のそれとは違い、トップスは黒のタンクトップだが胸元が深く、Lカップの長乳が重たそうにぎゅっと包まれ、その長い谷間が丸見えになっていた。
ボトムスは、黒く穴あきのスキニーパンツと、厚底の黒ブーツ。
全身に黒やシルバーのアクセサリを着けて、黒のシャドウに紫のリップ。
バンドギャルのような、でもどこか地雷系を思わせるコーデだ。

どちらのコーデも可愛いが、それは道行く他の男にとっても同じだったようで。案の定二人はナンパされていた。
数人の男達から、おそらくはこれから一緒に遊びに行こうなどと言われているのだろう。
しかし水紗と灯花は、まるで聞いていない。面白くもなさそうな顔をして、明後日の方を向いていた。

「え、えっと……。……水紗、灯花」

そんな彼女達に俺が近づき、二人の名前を呼ぶ。
その声に二人は素早く反応すると、ぱぁっと表情を明るくして俺の腕に両側から抱きついた。
加えて、まるでその男達に見せつけるかのように、水紗が俺の唇にキスをする。灯花もずるいずるいと、水紗を押し退けるようにキスをしてきた。
さすがに周囲の目が、突き刺さるように痛い。

「ん……っ♡ もう春弓、遅い。あたしをこんなに待たせるな」
「あ、あれ? 俺、時間通り来たはずだけどな……」
「ちゅ♡ ちゅっ♡ あはは。だって私達、待ちきれなくて一時間も前からここで待ってたんだもん。春弓くんに会いたすぎてさ〜」
「そっか、ごめん。俺ももうちょっと早く来れば良かったな」
「そんなことより春弓、どう? あたしのコーデ」
「……まあいいと思う」
「ばか。素直に褒めろ」
「可愛くて綺麗です」
「うん、よし」
「ねえねえ春弓くん、私は? 私のはどう?」
「ああ……、灯花も可愛いな。前のコーデも良かったけど、こっちも可愛い」
「えへへ、嬉しい。気合い入れてきた甲斐があったな〜」
「ちょっと春弓、なんで灯花さんは素直に褒めてあたしはそうじゃないのよ」
「おっ、これは水紗ちゃんより私の方が好きってことかな〜? ねえねえ、もっとくっつこうよ春弓くん」

まるでお互いが競うように俺の腕に身体を押し付け合う。
水紗のふっくらした巨乳と、灯花のとろぽちゃ長乳に挟まれる俺の腕は、少しばかりの暑さなど感じないほどの至福に包まれていた。

「春弓、今日はとことん付き合ってもらうから」
「いっぱい楽しもうね、春弓くん」

俺は二人に腕をガッチリと掴まれたまま、一緒に歩き出す。
彼女達をナンパしていた男達は、そんなバカップルを超えたやり取りに一言も発することも出来なくなり、ただただそんな俺達を見送るばかりだった。

───正直に言うと、デートとちゃんと認識して行うデートは初めてかもしれない。
以前に水紗としたのは、彼女が俺を堕とそうとして連れ回したようなものだったし。
灯花とのだって、彼女は気合い入れておめかししてくれたけど、あれはただの買い出しだった。
俺のことを好きな女の子と遊びに行くのは、本当に初めてだ。

だからこそ、何をどうしたらいいのかわからない。
リードするってどうやればいいんだろう、何をしたら喜んでくれるんだろう。
けれども、そんなのは杞憂だった。

「ねえ春弓、あのクレープ美味しいそう。買って」
「えっ、俺が買うのかよ」
「あたしのこと好きなんでしょ? 好きな女の子には、そういう風にしてあげるものよ」
「お前が俺を好き、だろ?」
「そうよ? だから買って」
「それ反則じゃないか? ……まあ、買ってやるけどさ」
「ふふ。だから好き」

いつもの調子で話しかけてくる水紗に、いつもの調子で返す俺。
好きだの何だの言う割に、俺に突っかかってくるところは変わっていない。

「うわ! ちょっ、見て春弓くん! あれ!」
「え? ……うおっ。すげ。ストリート? パフォーマンス? 氷の彫像作ってる……」
「ねー。ヤバい。今日さ、日差し強いしさ、溶けるんじゃない?」
「いや……、溶ける前に完成させるんじゃないか? てかあれ何? ニワトリ?」
「鳳凰でしょ。絶対そう」
「ええ……、そんな御大層なもんじゃないだろ。せいぜいニワトリか、せめて鷲とか」
「あっ羽折れたよ」
「うわぁ……」
「あはははは! 面白いねー!」

そこにあった物を見て、灯花と自然に会話が弾む。
先輩なのに、まるで親しい友人のように話すことが出来るのは、ギャルモードの明るさ故だろう。

街を歩いて、何かを見つけて、それについて話して、なんとなく何かを買って食べる。
大人の金持ちのデートはどうかわからないけれど、俺は、たったこれだけのことが、こんなにも楽しく思える。
水紗とクレープのバナナを悪態吐きながら奪い合ったり、灯花と仲良くアイスを囓り合ったりして。
俺は楽しいけど、二人も楽しいんだろうか。

「春弓」

不意に水紗が、俺の耳元で、灯花に聞こえないように囁く。

「やっぱり春弓と一緒にいると、楽しい」
「っ……」
「だからあんたも、もっとあたしを好きになれ」

水紗らしい言葉だった。
でもそれは、たぶん、俺だからこそ言えるような言葉だと思った。
建前なんか無い、いつでも突っかかるように会話をする俺達だからこそ。

「春弓くん」

もう片方の耳に、水紗に聞こえないように、灯花が呟く。

「やっぱり私、春弓くんが好き」
「っ……」
「負けたからとか、それだけじゃなくて。ただ傍にいたい」

灯花はきっと、今も嫉妬し続けている。
こうやって水紗と腕を組んでいるだけでも、灯花はぐちゃぐちゃになりそうな感覚を覚えているのだと思う。
今までオス奴隷などと言って奪い続けてきた人間が、奪われる恐怖を覚えているんだ。

ああ。俺って、愛されてるんだな。
そう思えば、ギャル二人に腕組みされているせいで通行人から凄い目で見られているくらいのことは、我慢出来てしまう。

───そうやって遊んでいると、いつの間にか日が暮れて夜になっていた。
日が長くなっているから気付かなかったが、時計を見れば結構な遅い時間だ。

「春弓……、この後どうする? ……ラブホ、行く?」
「ラブホ行くなら春弓くんの部屋でもよくない? あ、でも帰るのちょっと面倒かな」
「あたしはどこでもいいけど、……春弓としたい♡」
「春弓くん、おっきいの欲しいなー……。いっぱい欲しいなー……♡」

腕を組みながら、きゅっと俺の手を恋人繋ぎで握る水紗。
腕を組みながら、俺の耳に熱い吐息を吹きかける灯花。
二人とも遊び疲れるどころか、遊んでいるうちにムラムラと性欲が溜まっていったようだった。

「じゃあ二人とも、こっち」

そう言って、俺は二人を連れて歩き出す。
昼間よりも肌を密着させて俺に甘える水紗と灯花が愛おしくて、俺は繋いだ二人の手をしっかりと握り返すのだった。

───俺は二人を連れて、街中から少し外れた場所にある公園に向かった。
いつもチャラ男と会うあの公園とはまた雰囲気が違い、小さな川や池が多い。
水面に街灯の明かりが映り込んで、ゆらゆらと波紋を浮かび上がらせる。魚か何かでも集まっているのだろうか。

その近くにベンチがあったので、俺達はそこに並んで腰掛けた。
周囲には誰もいないのか、とても静かだ。

「……こんな場所に連れてきて、どうするつもり? 春弓」
「青姦しちゃいたいとか? あはは、変態っぽい〜」
「ああ、頼む。ここで手コキしてくれよ」

二人とも、一瞬「おっ」と小さく声を上げる。
まさか本当に外でしたいと言い出すとは思わなかったのだろう、驚いた様子だった。
けれども、二人はすぐに俺のズボンに手を伸ばし、ジッパーを下ろしてペニスの形に盛り上がったトランクスを露出させると、それを指先で引っ掻き始めた。
綺麗なネイルをした二人の指が、膨れ上がる亀頭の部分を責める。

カリっ♥ カリカリっ♥ カリカリカリカリカリ……♥

「外でしてくれとか、マジでいい趣味してるわ。……そんな男に付き合ってやってるんだから、感謝しなさいよ春弓……♡」
「そうだよー……♡ こんなこと外でしてあげるのなんて、私達だけなんだからね? 春弓くん……♡」
「うん。ありがとう水紗、灯花」
「好き、春弓……♡ ん……っ♡」
「春弓くん、好ーき……♡ ちゅっ♡」

ペニスをトランクスの上からカリカリと引っ掻きながら、奪い合うように俺とキスをする水紗と灯花。
水紗の唇と俺の唇が重なって、舌を絡め合っているところに、横から灯花の長い舌が割って入ってくる。
灯花の舌ピ付きの舌が俺の舌を絡め取り、たっぷりとした唾液と一緒に、俺の口内を舐め回す。
水紗は負けじと、俺の下唇を自分の唇で挟む。はむはむと唇で甘噛みしたり、れろれろと舌で舐めたり。
そうこうしているうちに、また水紗の舌が灯花の舌を押し退けて口内に入ってきた。

俺はそんな二人の腰を引き寄せながら、亀頭の先端から大量のカウパーを漏らす。
粘液はトランクスをじっとりと濡らし、染み出し、ぷくぅ……っと水滴すら作っていた。
水紗はそれを、指でねちゃねちゃと糸を引かせて遊ぶ。
灯花はそれを、指でねっとりとトランクス全体に塗り広げる。
精子が混じった爆発寸前のペニス、それが包まれたトランクスは、とっくにオスの精臭を漂わせていた。

「ちゅっ♡ ちゅ……♡ れりゅれりゅれりゅ……♡ ……んっ、トランクスから出してないのに、すっごいオス臭いにおいするわよ春弓……♡」
「れろぉー……っ♡ ちゅっ♡ ちゅ♡ ……ねえ春弓くん、これもう精液出ちゃってるんじゃなーい?♡」
「さあどうかな。確かめてくれよ、二人とも」

キスをしながら、二人は目を輝かせる。
水紗は俺のベルトを外し、灯花はトランクスに手を掛け、二人一緒にトランクスごとズボンをずり下ろした。

ぶるんっっ♥

「ふふ、すっごい勢いで飛び出た♡ てか、顔に我慢汁かかったんだけどー……♡」
「すんすん……♡ あ゛ー……、まんこにクるにおい♡♡ 春弓くんのオス臭いにおい嗅いだだけで、愛液じゅわぁって出て来ちゃうよ……♡」

もう我慢出来ないといった風に、二人がペニスを握る。
両側から水紗と灯花は指を重ね合うように握り、ペニスを包む。そして大量のカウパーを潤滑油にして、ゆっくり上下運動を開始した。

にちゃっ♥ にちっ♥ ぬちゅっ♥ にゅるっ♥ ぬちっ♥ にゅぷっ♥

「美人ギャル二人の手コキ、気持ちいいでしょ春弓♡」
「女神のコキ手の同時手コキを味わえるなんて、幸せ者だね♡」
「……しかも春弓の耳には……♡ ふーっ♡」
「……私もこっちの耳を……♡ ふーっ♡」

二人同時に俺の耳に息を吹きかける。
ギャルの同時ASMR手コキに、俺は背筋を震わせた。甘い感覚が背中を通って頭の中を揺らし、そしてまた股間へ戻ってペニスを怒張させる。

「好きよ……、春弓……♡ 大好き……♡」
「春弓くん、好き……♡ お願い、私に好きって言って……♡」
「だめ♡ 春弓が好きって言うのはあたし……♡ あたしが春弓の彼女……♡」
「だめ♡ 春弓くんが好きっていうのは私……♡ 私が春弓くんのお嫁さん……♡」
「み、水紗っ、灯花っ……!」

甘い甘い言葉と、手コキ。
俺は、しかしむしろ意識的に、腰と尻の力を抜いて”性的防御力の解除”を試みる。
魔法の眼鏡は着けたままだが、俺は射精のコントロールを放棄すると念じると、思う通りに身体は動いた。

そして俺は、二人の腰に回していた手で彼女達の後頭部に触れ、そのまま二人の耳を俺の口元に近づける。
何か言ってくれるのかと思ったのか、水紗も灯花も素直に耳を寄せた。
そこで俺は、解き放った。
水紗と灯花へ、二人一緒に。
言葉も、想いも、精液も───

「……好きだ」
「っ……!」
「っ……!」

ぶっっっっびゅ♥ ぶびゅるっっ♥ ぶびゅるるるるるっ♥ みゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるっ♥ みゅるるるるるっ♥

二人の手のひらに亀頭が包まれた瞬間、俺は思いきり精液を吐き出した。
手に包まれているというのに、精液の勢いは凄まじく、手の隙間からうどんのように連なった固形精液が溢れ出す。

水紗も灯花も、突然のことに呆気に取られている。
けれどもしっかり、ペニスが気持ち良く射精出来るように、ゆっくりと上下に動かしてくれていた。

ぶびゅるるるっ♥ みゅるるっ♥ みゅるるるるるっ♥ みゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるっ♥

頬を真っ赤に染め、無言で射精を見つめる水紗と灯花。
やがてその勢いが弱まっていくと、二人はまるで弾かれたように、飛んでいた意識が戻ってきたかのように、同時に俺の方を向いた。
俺は、つい視線を明後日の方へ向けて、ぎこちなく口を開く。

「……や、やー困ったなー……。俺、手コキで負けちゃったなー。このままだと、二人一緒に彼女にしないといけないなー。ど、どうしたらいいんだー」

あからさまな棒読みの俺に、水紗も灯花も耐えきれずに笑い出す。
笑って、けれど手コキは止めないまま、そっと俺にキスをした。

「……ふふっ。ばかすぎ。なにそれ」
「ねえねえ、私達のことが好きすぎて、わざと負けたってこと?」
「春弓ってほんっと素直じゃないよね。照れ屋?」
「えー、でも可愛いじゃん」
「んー……、かもね。あたしと灯花さんを、一緒に好きって言ってくれたし……♡」
「ねえ春弓くん、そういうことでいいんだよね……?♡」

どこまでも優しく、甘く語りかけてくる二人。
俺はぽつりぽつりと語り出す。

「……えっと、ごめん。なんかさ、俺……どっちも、二人とも好きなんだ」

俺のことを見つめながら、二人の瞳が、とろんっととろけた。
二人ともなどと言われたとしても、俺に好きと言われたのが嬉しかったのだろうか。

「二人とも、自分の方を好きって言ってって競い合ってたし、どっちかを選ばなくちゃいけないのかなって、ずっとそんなこと考えてた。……でも俺、それは出来ないって思ったんだ。今日のデートで、余計にそう思った。水紗とまたデートしたいし、灯花とまたデートしたい。一緒に笑い合って、色んな物を食べて……。えっと……だから」

想いが溢れて早口で話す俺の唇を、水紗の人差し指が押さえる。
水紗は、いつもとは違う、優しい笑みを浮かべていた。

「春弓らしくない。そんなんじゃなかったでしょ? 女神のコキ手を倒した、つよつよの男子はさ」
「っ……!」

灯花は灯花で、俺の頬を人差し指で、つんっと突いた。

「そうだよ春弓くん。……いいんだよ、もっと素直に。春弓くんのしたいようにしていいんだから」
「灯花……」

ああ、そうか。
二人は教えてくれたんだ。
こんな風に言うのは、俺らしくなかったと。
今まで俺がそうしてきたように、女神のコキ手をここまで堕としたように、俺はあるがままでいれば良かったのか。

だから、俺は再び、両手を水紗と灯花の尻に回す。
大きく安産型の水紗のデカい尻を鷲掴みにして、灯花の引き締まった尻は撫で回し、俺の方へと引き寄せる。
同時に、二人が嬉しそうに微笑んだ。

「……水紗、灯花、二人一緒に俺の彼女になれ。俺がこれから毎日、特濃精液をおまんこに注ぎ込んで、一生孕ませ続けてやる」
「しょうがないわね。大好きな春弓がそう言うなら、従うしかないじゃん……♡」
「やった♡ やっった♡ 彼女、彼女だ♡ 大好きな人から大好きって言ってもらえて、赤ちゃん産めるんだ♡」
「愛してる、二人とも」

愛してると言いながら、俺は尻に触れていた手を前の方に回す。水紗のミニスカの中に手を入れ、灯花のスキニーのボタンを外して手を入れる。
二人のパンツに触れると、そこは既に大洪水だった。
パンツから染み出し溢れた大量の愛液は、スカートやスキニーにまで浸透し、そこを粘液塗れにしてしまっていた。

「俺に好きって言われて、こんなに濡らしたのかよ。なあ水紗?」
「だ、だって……♡ 好きって言われて、嬉しかった……♡♡ ずっと、ずっと言って欲しかったから……っ♡♡」
「ああ。好きだ水紗。愛してる」
「ひうぅっっっ……♡♡♡」

ぷしゃっ♥ じょろっ♥ じょろろっ……♥

パンツの上から触れていただけなのに、俺が耳元でそう囁いただけで、水紗はあっという間に絶頂し、潮吹きしてしまった。
スカートの中から、粘液の混じった潮が流れ落ち、ベンチを伝って地面に流れる。
ベンチの下には、水たまりが出来てしまっていた。

「俺の彼女になれるのが嬉しいのか? 即イキじゃん」
「うる……っさ♡ 調子、乗んな……っ♡」
「本当は?」
「……嬉しい……♡」

にゅぷっ♥

「んあ゛っっっ……♡♡♡」

ぷしっ♥ ぷしゃっ♥ ぷしっ♥

ちゃんと言えたご褒美に、中指を挿入して水紗の気持ちいいところを擦ってやると、彼女は再び潮を吹いてイってしまった。
水紗は気持ち良さそうに仰け反り、腰をくねくねと動かしながら、自分で乳首をトップスの上から摘んでいた。

「あ、あの……っ、春弓くん……♡」

横からそっと、物欲しそうに灯花が俺の裾を摘んだ。
俺は、そんな灯花のクリトリスをパンツの上からカリカリと引っ掻きながら、耳元に口を近づける。

「好きだ灯花。愛してる。俺の子供孕んでくれるよな?」
「孕っ、み、ますううぅぅっっっ♡♡♡」

ぶしゃっ♥ じょろっ♥ じょろろっ……♥

黒のスキニーパンツが、潮吹きのせいでさらに濃く色が変わっていく。
まるでお漏らしをしてしまったかのようにスキニーから潮が漏れ出し、ベンチの下にあっという間に水たまりを作っていた。

「本気で言ってるんだ。好きだ」
「お゛んっっっ♡♡♡ ちょっ、だめっ♡ だめだめだめだめだめだめっっっ♡♡♡」

ぷしっ♥ ぷしゃっ♥ じょろっ……♥

「クリを優しくカリカリしてるだけなのに、何度イってんだよ」
「だめ゛っっ♡♡ 好きって言われたの、嬉じぐでっっ♡♡ 頭ぱちぱちしててもう、もうまたイグっ♡ これマジヤベっ♡ ヤベイグっっっ♡♡♡」

じょろっ♥ じょろろっ♥

「お゛ー……♡ お゛ふー……♡ これヤベ♡♡ 孕み予約まんこ出来上がった……♡♡」
「孕み予約おまんこは、こっちもだな。ほら水紗?」

言いながら、水紗の膣に挿入したままだった指を、再び中でかき回す。
中の襞を一つ一つ確かめるように、ゆっくりGスポットにも触れつつ、ぬちぬちと愛液の音を響かせて。
水紗は嬉しそうに身体をくねらせ、口から可愛らしい喘ぎ声を漏らした。

「水紗も俺の子供産んでくれよ。愛してる」
「ばっっ……か♡♡♡」

ぷしゃあぁっ♥ ぷしっ♥ ぷしゃっ♥

「あ゛っっ♡♡ あ゛ひっっ♡♡ また、イった、あ……っ♡♡」
「気持ち良さそうだな。……ちょっとだけ、そのまま余韻に浸っててくれよ」

俺は水紗の中から指を抜き、ねっとりと糸を引く彼女の愛液を舐める。
そして次に灯花の方に手を伸ばし、彼女のスキニーを下げて尻を露出させた。
膣肉に食い込んだ黒のTバックが見え、俺はそれを横にずらすと、灯花を膝の上に乗せて背面座位の体勢になる。

「は、春弓くん……♡ ここ、ここでしちゃうの……?♡」
「大好きだから今すぐ種付けしたい。いいよな灯花?」
「いい♡ いいよ♡ して♡ 子作りしよ♡ ここで赤ちゃん作ろ♡」

嬉しそうに言いながら、灯花が腰を上げて膣口に精液塗れの亀頭をあてがう。
狙いがついたところで、俺は腰を引き寄せて一気に突き上げた。

べちゃっっ♥

「お゛おおおおぉぉっっっ……♡♡♡」

ぷしっ♥ ぷしゃっ♥

ペニスが狭く気持ちいい膣肉をぞりぞりとかき分け、子宮口を突き上げ、精液塗れの鈴口でディープキスする。
潮塗れの尻が股間に当たって水音を響かせ、その勢いでまた潮吹きする。

「あー……、俺の彼女のおまんこ、めっちゃ気持ちいい……。この気持ちいいメスおまんこ孕ませたい。何度だって射精したい。ずっと俺の物にしたい」
「お゛っっ♡♡ はるっ、春弓っ、くんっっ♡♡」

ぬっぽ♥ ぬっぽ♥ ぬっぽ♥ ぬっぽ♥ ぬっぽ♥

「好き、好きだ灯花。だから孕め。身体も心も俺に寄越せ。一生こうやってずぽずぽ突き続けてやる。だから嫁になれ」
「なりゅっっ♡♡ なりましゅっっ♡♡ お゛んっっ♡ かれっ、彼氏のっっ♡♡ 大好きな彼氏おちんぽ♡♡ 私を孕ませたくて、お嫁さんにしたくて、いつもより大きくなっでる゛うぅっっ♡♡」
「そりゃなるさ。大好きな彼女の気持ちいいおまんこ、ちんぽの全部で擦りたくて勃起してるんだ。ほら、ほらっ」

ぬぽぬぽぬぽぬぽぬぽぬぽぬぽぬぽぬぽぬぽ♥

「お゛おおおおおぉぉっっ♡♡ ぬぽぬぽしてりゅ♡ おちんぽがまんこぬぽぬぽしてりゅ♡♡ あっこれだめ♡ マジヤベ♡♡ イク♡ もうイク♡ またイク♡ お゛ー……まんこヤベ♡♡ まんこ気持ちいい♡ 彼女まんこになっちゃった♡ 彼女まんこだからお嫁さんまんこになる♡ 孕む♡ 孕んじゃう♡ 絶対孕んじゃう♡♡ 孕ませたがりのおちんぽでまんこ孕んじゃう♡♡」
「出すぞ。イけよ。……いや、一緒にイくぞ、灯花、一緒に子供作るぞ」
「うんっっ♡♡ 一緒、一緒がいい♡♡ 彼氏と一緒にイっぢゃうううぅぅっっっ♡♡♡」

とどめに、Lカップの長乳をトップスの上から鷲掴みにして、乳首を押し潰す勢いで指でこねくり回す。
もう片方の手は、灯花の顔を後ろに向かせて、舌を伸ばして絡めてやった。
キスをしたところで、俺は思いきり腰を突き上げ、子宮めがけて射精した。

ぶびゅるっっ♥ ぶびゅっ♥ ぶっっっびゅ♥ みゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるっ♥

「お゛っっっ♡♡♡ お゛んっっっ♡♡♡ お゛ほぉっっっ♡♡♡ お゛ー……♡♡ おちんぽヤベ……♡♡ ぶっとい長おちんぽ、どくどく出してる♡♡ あっまたイク♡♡ 何度もイっちゃう♡♡ イクイクイクイグイグっっっ♡♡♡」

ぷしゃっ♥ ぷしゃあぁっ♥

「あ゛へぇ……♡♡♡ 潮吹き気持ちー……♡♡ あはは、スキニーぐっちゃぐちゃ♡♡ 潮と精液でどろどろ……♡♡ でもいい……♡♡ 幸せだからもう、どうでも……♡♡」

みゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるっ♥ みゅるるっ♥ ぶっっびゅ♥ ぶびゅるるるるるるるるっ♥

「んお゛っっっ♡♡♡ すっげ♡ まだ出てる♡♡ まんこもうだめ♡♡ まんこ孕んだ♡♡ マジ赤ちゃん出来ちゃう♡♡ お゛ー……♡♡ お゛っ♡ 精液おちんぽずりずりメスまんこ擦ってる♡♡ ヤベ♡ これヤベー……♡♡」

まるで譫言のように喘ぎ、呟き、ぐったりと崩れ落ちる灯花。
彼女を膝の上から下ろしてベンチに腰掛けさせ、頬を撫でる。このまま少し、休ませてやろう。

俺は未だ萎えないペニスを跳ねさせながら、ベンチから立ち上がる。
そして、俺と灯花の子作りを見て興奮し、荒く甘い息を吐く水紗のスカートをめくり上げ、ベンチの上でM字に足を広げた。
露わになった、彼女の白いパンツ。
もはや愛液と潮でぐちゃぐちゃになったそれを横にずらし、くぱくぱと口を広げた膣に、精液塗れの亀頭をあてがう。

そして、水紗の目を見た。

「好きだ水紗」
「っ……♡ 遅いっ♡ 遅い遅いっっ♡♡ 絶対あんた、もっと前からあたしのこと好きだったくせにっ……♡♡」
「好きなんだ」
「も、もうっ……♡」
「愛してる。……俺の子供孕め、水紗」
「……あたしも好き♡ 好きぃ♡ 産みたい、産ませてぇ……♡♡」

ぬぷぷぷぷぷぷぷぷぷ……♥

「あ゛っっ♡ 入る♡ 入ってくるっっ♡♡」

ぞりゅりゅりゅりゅっっ♥

「あ゛あぁぁっっ……♡♡ Gスポ擦れ、てっっっ……♡♡♡」

ぷしゃっ♥ ぷしゃああぁぁっ♥

「あ゛ひっっ♡ あ゛っ♡ あ゛ー……♡♡ ちんぽ入った♡ おまんこの奥まで♡♡ 気持ちいいとこぞりゅぞりゅ擦りながら入ってきたぁ……っ♡♡」
「気持ちいいだろ? 孕みたいだろ?」
「ばか♡ ちゅーしろ♡ あたしの彼氏ならちゅー♡ いっぱいちゅーしろ♡ ……んっ、ちゅ♡ ちゅぅ……♡ れりゅれりゅ……♡」

頭を掴まれて引き寄せられ、悪態を吐かれながらキスをされる。
どこまでいっても、水紗は水紗だ。
そんな水紗の柔らかい太ももと尻肉に俺は自分の腰を擦りつけ、その感触を堪能しながら、子宮口にちゅぽちゅぽとディープキスしてやった。

「んっ♡ んあっ♡♡ 子宮口、狙い、すぎっ♡♡ 孕ませたがりすぎ、でしょっ♡」
「俺の彼女だから孕ませる。お嫁さんにする。なりたいんだったよな? 水紗」
「……なりたい♡ お嫁さん♡ 彼女になりたかった♡ ずっと春弓の彼女になりたかった♡ 好き♡ 好きなの♡♡」
「……ヤバい。嬉しい」
「ばか♡ ばーか♡ あたしと灯花さん揃って彼女にして♡ でも好き♡ ずっとついてく♡ 好き♡ 好きぃっ♡♡」
「水紗……」

ぬぽぬぽぬぽぬぽぬぽぬぽぬぽぬぽぬぽぬぽ♥

「あー……、好き。好きだ水紗。絶っっっ対孕ませる。俺だけの女だ。このメスおまんこ、絶対俺が孕ませるっ……!」
「こしっ♡ こし、はやいっ♡ はやいからぁっ♡ おまんここわれる♡ じゅぽじゅぽぬぽぬぽこわれちゃうっ♡ あたしのきもちいいとこ、ぜんぶぞりゅぞりゅこすってるのお゛おおぉっっ♡♡」
「壊れない。二人とも俺の大好きな彼女だから」
「ば、かああぁぁっっ♡ あ゛っっ♡ あっあっあっ♡ いっ、あ゛ああぁっっ♡♡」

ぴゅっ♥ ぴゅるっ♥

「軽く潮吹きしたな。可愛いよ水紗」
「んお゛っ♡♡ あ゛っ、へえぇっ♡♡ あたしも……、あたしも好き♡ ねえ春弓こっち見て♡ ねえ好きなの♡ 大好きなの……っ♡♡」
「くっ……、クッッッソ可愛い。マジで俺の彼女可愛い。好きだ水紗。マジで孕ませる。絶対に俺が孕ませる」
「子宮っ♡ 子宮どちゅどちゅ突いてっ♡ 好きなようにしていいからっ♡ あたしのおまんこ、春弓のにしていいからぁっっ♡♡」
「孕め、水紗」
「孕む♡♡ 春弓の赤ちゃん孕む♡♡ 産みたい、産ませてええぇぇっっっ♡♡♡」
「水紗……っっ!」

ぶっっっびゅ♥ ぶびゅっ♥ ぶびゅるっ♥ みゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるっ♥

ぷしっ♥ ぷしゃあぁっ♥ じょろろっ……♥

想いと想いがぶつかるような絶頂。
俺が精液を吐き出すと、水紗も応じるように潮を吹く。
水紗は俺をガッチリ足でだいしゅきホールドすると、絶対に孕んでやると言わんばかりに、両手でも俺の身体を引き寄せた。

みゅるるるるるっ♥ みゅるっ♥ みゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるっ♥

「うあ゛っっっ♡♡♡ あ゛へぇっっ♡♡ いっ♡ いあっっ♡ あ゛っ♡ あ、あ゛ー……っ♡ すっごぉ♡♡ おっっっも♡♡ お腹重い♡♡ なんで、なんでこんなに、出るの……っ♡♡ そんなにあたし、孕ませたい、のっっ♡♡」
「産んでくれ。俺の子供産んでくれよ。毎日子作りしよう。子作りセックスしよう」
「ばか♡ ばーか♡ ……好き♡ 大好き、春弓……♡」

ばかばかと照れ隠しのように言う、そんな水紗に笑顔を向けつつ、俺はまた彼女にキスをしてあげた。
絡まる水紗の舌は激しくて、絶対に離すまいと吸い付いてくる。
余韻を楽しむのと一緒に、自分はこれだけあんたのことが好きなんだからねと、教えてくるかのようだった。

そんな、二人同時に彼女にした俺の心は、ただただ晴れやかだった。
けれど、まるでそれを咎めるように、水紗が俺の頬をむにゅーっとつねった。

「い、痛て。いててて。ちょ、ちょっと水紗」
「やり遂げた顔しちゃって……♡ ……で? あたしと灯花さん、こんな場所で、ここまでぐちゃぐちゃにしといて、この後どーすんの……♡」
「え、ええっと……」
「ばーか♡」
「……私はこのままでも全然おっけー♡ あはは♡」

横から、灯花が楽しそうに笑う。
俺達はどうしようかなどと考えながらも、きっと恋人同士になれた嬉しさで、そんな困ったことでさえ楽しむのだった。

■私立天ヶ沢学園校則

『転校生について』
当学園は広く学生を集めるものであり、転校生においてもそれに従う。
学生においては、転校生に対して疎外感を与えないよう、相応の態度で接すること。

また当学園は、他校から優秀な生徒を招聘することもある。

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