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第13話:楽しい夏休みのはずが修羅場

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手マン部は廃部となった。
どうしても何も、部長の夕純が理事長の説得を振り切って「やめます」と宣言し、存続出来なくなってしまったためだ。
そしてこの出来事により、理事長の思惑、手コキ部を吸収し部員全員を性教育指導員として送り出すという計画は、見事に打ち砕かれた。
理事長の強引な計画には学園長も疑問を持っていたらしく、性教育指導員を多く輩出したいのは山々だが、生徒の自主性を損なわないようにと全教職員に向けて御触れが出されたのである。
生徒への過度な期待、考えを、改めたということなのだろう。

そんな学校側の改心により、手コキ部の当初の存続意義も消え去ろうとしていた。今後、俺を全校シャッフルするようなことも無いだろうから。
だが俺達は、せっかくなので手コキ部は続けることにした。
実際、女子のテクニックが向上していったことで、恋人やペア相手に喜ばれたという話を聞いたことや、何より裏の部屋を自由に使えるという特権を手放したくなかったためだ。
俺が誰に誘われただの言ってた彼女達も、これには納得し、続けようと言ってくれたのである。

───そんなドタバタがあっての、夏休みに突入。
全員が赤点も補習も無い、実に晴れ晴れとした長期休み。
そんなある日の昼下がり、俺は冷房の効いた部室のリビングで、冷たいスイカを食べて夏休みを満喫していた。

「はい、”春弓さん”、あーん」
「あ、あーん……。もぐ」
「美味しいですか?」
「お、美味しいです……」
「それは良かったです。ではもう一回、あーん」
「あ、んあー……」

リビングのソファに腰掛け、スプーンで取ったスイカをあーんする”夕純”。
彼女はちゃっかり俺の隣に腰掛け、密着し、離れない。
俺は今も改造した眼鏡を装着しているが、その状態で夕純に目を向けると、彼女の感情が濃いピンクになっているのが見える。
謀略によってではなく、本当に俺のことを好きでいてくれるようだ。そこは嬉しい。

そして、そんな俺達を取り囲むように椅子を配置し、ジト目で睨む水紗と灯花と梨里。
彼女達は俺をじっと見つめながら、しゃくしゃくしゃくとスイカを食べていた。みんなギャルっとした可愛いコーデだが、顔が怖い。

針のむしろだ。まさにそれだ。
夕純は手マン部廃部と同時に手コキ部への入部を決め、半ば強引に部員となった挙げ句に、このように四六時中俺にくっついている。
それはもう、誇張無く四六時中だ。朝も昼も夜も三食昼寝お風呂就寝、全てにだ。
そのため、水紗と灯花と梨里は面白くないわけである。

「……こうなる可能性を考えなかったわけじゃないわ。もちろんね」

最初に口火を切ったのは、水紗だった。

「でもまさか、本当に秋乃江さんが彼女になるとは思わないじゃない。何をしたの春弓」
「い、いや水紗、何をしたのも何も、経緯は全て説明したはずだけど……」
「ええ聞いたわ。処女膜破ったらただの雑魚おまんこで、あっという間にチン堕ちしたってのはね。でもだからって……!」
「……はい、そうです伊妻先輩。私は雑魚おまんこです」

そう言いながら、夕純がその場に立ち上がる。
彼女はまさに天使のような白いワンピースを身に着けて、その場でくるっと回転した。
ふわふわのスカートが浮き上がり、それと一緒に彼女の爽やかな、清純そうな爽やかなにおいが俺の鼻をくすぐった。
ワンピースの生地は薄く、下のブラやパンツが透けて見えていた。薄いブルーの下着だが、パンツが紐パンである。
しかもそれが包むデカい尻が、ワンピースを押し上げて盛り上がっている。
ただ、何故回転したのかは、ちょっとよくわからない。

「春弓さんが私の枷を解き放ってくれました。快感も、絶頂も、メスとしての喜びも、全て教えていただきました。ですので私はこうして、春弓さんの彼女になったのです」
「さんっっっざんあたし達を煽っておいて、よく言うわ」
「あの時既に、私は春弓さんが伊妻先輩、常磐先輩、夏目先輩を堕として彼女にしていたことは知っていました。どうしようもなく爛れた人達だと思っていたので、煽りもきつくなっていたかもしれません、それは謝罪します。……まあしかし、今では私もその一員ですので」
「ふんっ……。あたしはまだ、あんたを信用したわけじゃないから」
「大丈夫です。すぐに信用していただけるでしょう」
「は? どうして」
「……春弓さんの赤ちゃんを孕むからです。このお腹に。すぐに」
「……いい度胸じゃない。最初に孕むのはあたしだからね」

無表情のまま、自分のお腹を撫でつつ、水紗にピースを向ける夕純。
こやつめ煽りよる。

「楽しそうでいいわね。私はもう、ずっと春弓くんの傍を独占してる夕純ちゃんが、妬ましくて妬ましくて妬ましくて妬ましくてっ……!」
「ご安心下さい常磐先輩。これはこの四人の中で私がまだ若輩者であり、お三方が春弓さんを独占した時間の分、私もその時間だけ独占しているだけですので」
「な……っ」
「なのでもうしばらく独占させていただきます。春弓さんのお顔にすりすりすり」
「あああ……! 嫉妬する嫉妬する嫉妬する嫉妬する嫉妬するっ……!」

もの凄い勢いでしゃくしゃくスイカを食べる灯花。
お腹壊しそうなので、後で温かい紅茶でも淹れてあげよう。

「は〜、まあでもわかるよ〜。オタクくんのテクニックとおちんちんならさ〜、誰だってすぐに堕ちちゃうよね〜。てか、うちもまだまだこの中じゃ新人だし、似たような経緯だし、あんまり”ゆずっち”に偉そうなこと言えないんだわ〜。あっははは」

なんて言いながら、梨里が笑って言う。
けれども、目が笑ってない。少しも。

「でもオタクくんさ、一番に妊娠するのはうちも譲んないから」

しゃくっと音を立ててスイカを囓る梨里。
鋭い視線に、ちょっとだけペニスが縮み上がった。

「てわけでオタクくんさあ、どうすんの〜?」
「え? どうするって?」
「あっはは〜、うちら全員コーデもお化粧もバッチ決めて彼氏の部屋にお邪魔してるんだよ〜? ……デートか気持ちいいことか、どっちかしよーって言ってんだけどさ」

瞬間、バチィっと音が聞こえた気がした。
梨里の言葉に、自分こそはと顔を上げた四人の恋人達の視線がぶつかり、閃光のような火花を上げたのだ。
夕純の登場により、各々の独占欲が強まってしまったのだろう。
彼女らの瞳に浮かぶのは、”四人一緒に仲良くハーレムえっち♡”などではなく、”戦わなければ生き残れない彼氏争奪戦の始まりだヒャッハー”、といった感じの戦闘色である。
周囲に炎の柱が燃え上がり、俺達を取り囲んでいるかのようだ。

その時ふと、チャラ男の予言が頭をよぎる。

『この先、深見野くんは眼鏡無しでもどんどん女の子を堕として、次々と自分の女にしていくだろうね』

ああ。あなたの言う通りになってしまったよ。
このような状況を作り出してしまったことは俺にも責任があるし、みんな仲良くだなんて軽々に言えるような立場に無い。

いや、ならば逆に、その対立を成立させてしまおう。
敢えてそうやって勝負をさせることにより、この修羅場を回避すると同時に、いっそ鬱憤を発散でもしてくれればいい。
そこで友情でも芽生えてくれれば、万々歳なのだが。

「え、ええと……。あのさ、みんなで勝負するっていうのはどうだ? 勝った人が、俺と朝まで一緒にいれる……とか」

即座に動いたのは、灯花だった。
あまりにも素早い動きで食べかけのスイカをお皿に置き、身体を捻れさせ、渾身の振りかぶりで右腕を天に向かって伸ばした。

「さあああぁいしょは、グーーーーーー!」

灯花の言葉に即座に反応する、他三人。
今、唐突に、始まってしまったのだ。俺を奪い合うための勝負、ジャンケンが。
場に出される、水紗と梨里のグー。しかし、夕純の手は、禁じ手のパーだった。

「私の勝ちです。私が朝まで春弓さんとイチャイチャします」
「ちょっとあんた! そこでパーを出すのは卑怯でしょ!」
「卑怯ではありません伊妻先輩。最初はグーなどという旧時代のルールは、私には通用しません」
「だめ! 私がグーって言ったらまずグーを出すの! 先輩に合わせてよ!」
「常磐先輩、生徒会副会長であり学年首席たるあなたが、そのような泣き言を言うとは思いませんでした」
「うちの地元じゃノーカン〜! 最初はグーにパー出した奴が負けだから〜!」
「夏目先輩、ここは先輩の地元ではありません」

こいつ無敵か。先輩相手に容赦無しだな。
天使の手だと自分で言っておいて、こんな卑怯な手を使うとは。
しかし、こんな禁じ手を俺が許すわけにもいかない。むしろ許せば、他の三人の反感を買ってしまう。

「……夕純、今のはノーカンだ」
「春弓さん」
「勝負は公平でなくちゃいけない。突然やり始めた灯花も灯花だ。もっとみんなが、納得いく形で勝負したらいい」

すると、水紗がスっと手を上げた。

「……春弓、何でもいいからゲームをプレイして。簡単で、短時間でクリア出来て、その時間はなるたけ一定がいいわ」
「え? ああ……、あるにはあるけど。リズムゲームの”カリンバの達人”って奴。もう何度もプレイしたから余裕でノーミスクリア出来るし、時間もプレイしてる曲の長さだから三分前後で短いし」
「それでいいわ。……みんな聞いて。春弓がそのゲームをクリアするまでの時間で手コキをして、春弓がゲームをクリア出来たらその人の負け。手コキが気持ちよくて失敗したら、その人の勝ち。最初に春弓の手元を狂わせ失敗させた人が、一日デート出来るってことでどう?」
「賛成!」
「さんせ〜い!」
「賛成です」

水紗の提案に、全員が賛成の声を上げる。
なんだか大変なことになってしまった。手コキが気持ち良くて俺がゲームに失敗するのを狙うって、どういう勝負なんだそれは。

───俺達は寝室に移動し、そこに設置されたテレビの前に座る。
ベッドの下に隠しておいたゲーム機を繋げて起動し、テレビの前にはクッションを敷いて座れるようにする。
俺のクッションのすぐ隣にクッションを敷き、そこに手コキをする人が座るらしい。

「ねえ水紗ち〜、順番はじゃんけんで決めるの?」
「そうね、それがいいわ」
「射精は〜?」
「させてもいいけど、させなくてもいい。ルールはただ、春弓の手元を手コキで狂わせゲームに負けさせる、というだけだから」
「となるとさ〜、快感が蓄積される分、後の人ほど有利じゃない?」
「かもしれないわね、梨里。ただし先手必勝という言葉もあるし、目の前で他人が勝つのを見るだけになってしまうかもしれない。いずれにしても、そういった運を引き寄せるのも実力のうちよ」
「なるほど、そういうことか〜。……女神のコキ手と天使のコキ手が相手だけど、オタクくん争奪戦は負けないからね〜」

会話をしながらも、火花を散らす水紗と梨里。
そこに灯花と夕純が入って、さらに火花は大きくなる。
そんな四人で、今度こそは、正々堂々のじゃんけんが始まり───

「よっし、一番手だ〜! 頑張りますか〜。あっはは」
「……二番手。まあいいわ、春弓とデートするのは私だから」
「三番手です。ヤります」
「四番手……吉と出るか凶と出るか。でも春弓くん、私絶対に勝つからね!」

梨里、水紗、夕純、灯花、の順らしい。
俺は俺で、コントローラーを握りゲームを起動して、準備を始める。
選んだ曲は、もう何度も何度もプレイして最高難易度までも軽くクリア出来るまでに至った、某アイドルアニメの名曲。
本編で聞いた瞬間から虜になりサブスク配信された瞬間にヘビロテ開始そしてアニメも何度も見直して公式のMV映像も何度も見直して歌詞もリズムも全て覚えたくらい俺の中の超ベストヒットと言わんばかりの曲なんだそもそもこの曲は作曲者さんと作詞者さんが本当にいい歌を作る名コンビでこの二人の曲を過去にも好きになってそっちも好きなんだけどこっちの曲は───

「わ〜、オタクくんこういうの聞くんだ〜。ねえねえ、好きな曲なのこれ?」
「アッハイ……。好きな曲です……」

テレビ画面に表示される曲名とデモを見ながら、梨里が隣に座って、興味深げに聞いてくる。
急に俺の中のオタク心がギャルの質問によっれ揺さぶられ、妙な照れくささを覚えてしまい、言葉遣いがおかしくなってしまった。

今日の梨里は、黒のキャミソールでへそを出して、腕に引っ掛けるように薄ピンクのジャケットを着ている。
ボトムスはデニムのホットパンツで、スリムな腰にパンツから伸びる紐を引っ掛けている。
梨里らしい、どこか活発な雰囲気が感じられる。

なんというか、オタクに優しいギャルとオタクくんの恋が始まる切っ掛け、冒頭部分の再現をしてるみたいだ。
そんなシチュエーションに、つい胸を高鳴らせてしまう。

「水紗ち〜、禁じ手は〜?」
「そうね、手コキ以外の愛撫は禁止。大声で驚かせて動揺させる、手元を揺らす、身体を揺らす……みたいな、わざと手元を狂わせる行為もだめ。話しかけたり、そっと囁くのはあり、ってことで」
「わかった〜! ……んふふ、それじゃオタクくん、しっつれいしまーす♡」

そう言いながら、梨里が俺のズボンをトランクスごと脱がせた。
水紗と灯花と夕純は、もう何度も見ているだろうに、身を乗り出してそれを眺める。
愛しい恋人達の視線を受けて、つい見せつけてやるなどと思ってしまい、ペニスはあっという間に勃起してしまった。

「……オタクくん、今日もおちんちんかっこよ〜……♡」
「ふふ、あたしが勝って、ずっと独占するからね、春弓……♡」
「見ているだけで子宮が疼きます♡ これが恋ですね先輩♡」
「お゛ー……♡ 見てるだけで濡れる……♡ ヤベっ♡」

四者四様の反応を見せているのが楽しくて、ペニスは元気に跳ねる。
それを、梨里の手がそっと握った。

「じゃあオタクくん、いつでもいいよ〜♡」
「お、おう。それじゃ、始めるぞ」

難易度はノーマルモードにしておこう。
下手に高難易度に挑戦して、こっちのミスが誘発されやすくなるのはよろしくない。

ゲームスタートを押すと、画面にレールが敷かれ、そのレールに従ってマークが流れてくる。
レールの終着点にはラインが引かれ、マークがラインに到達した瞬間にタイミングを合わせてボタンを押すという、ごくありふれたリズムゲーム。
曲が流れてゲームが始まると、俺は完璧なタイミングでリズムを刻む。
同時に梨里の手がゆっくり上下を始めた。

こす……っ♥ こす……っ♥ こす……っ♥

「わ〜、オタクくん上手だね。こういうの友達とゲーセンでやったことあるけど、うち全然だめでさ〜、上手な人見るとかっこいーってなっちゃう」
「そ、そう? なんか照れるな……、はは」
「……うん、かっこいい。オタクくんは……かっこいいよ♡」

少しずつ梨里の口が耳に近づき、俺の耳に囁いてくる。

「相変わらずおっきくて、重たいおちんちんだ〜♡ 素敵……♡」
「あ、ありがと」
「ねえオタクくん、実はあたし、今日ブラ着けてないんだ〜……♡ クラスで一番大きい、Iカップのたぷたぷおっぱいが、薄いキャミソールに張り付いて、ちょっと乳首浮いちゃってるんだよ〜……♡」
「ど、どうしてそんな。着けるの忘れたのか?」
「あっはは、違うよ〜。彼氏の視線を釘付けにするための、計算に決まってんじゃ〜ん♡ こうしてれば大好きなオタクくんが、うちのおっぱいを見てくれるかな……って♡」
「お、おおう……!」

熱い吐息と共に囁かれる誘惑には、その全てに俺への愛が詰まっていた。
梨里は親指と人差し指で輪を作り、じわりと溢れたカウパーを塗りつけ、カリ首をぐりゅぐりゅとこねくり回す。

「オタクくんとイチャラブセックスしたくて、いっぱい精液作ってたっぷり中出しして欲しくて、コーデとお化粧頑張ったんだからな〜……♡ ちょっと恥ずかしいけど、ブラ着けない方がムラムラするだろうなーって思ってさ〜……♡」
「り、梨里……!」
「このおっきなおちんちんで喘ぎたい、あんあんって喘ぎたい♡ いっぱい抱きついて、うちのメスのにおい擦り付けて、大好きなオスに子宮媚びしたい〜♡ メス媚び子宮を孕ませてもらいたいってさ〜……♡」

テッテレー☆

そこまで囁かれたところで、ゲームクリアとなった。
もちろん結果は、ノーミスである。

「あちゃ〜、手元狂わなかったか〜。しゃーない、オタクくんが強かったってことで」
「い、いや、梨里も強かったよ」
「……もうオタクくんてば。勝ってデートしてもらわないと意味ないんだから、そういう慰めはだめ〜」

ぴんっと俺の鼻先を指で弾いて、にへっと笑う梨里。俺の隣から立ち上がって、タタっと向こうへ駆けていく。
たぶん、俺とのデートを楽しみにして、絶対勝つつもりでいたんだろう。
そんな中でもこんな笑顔を向ける梨里は、本当に愛おしい。

「……ふふ。さあ、次は私よ」

さら……っと流れるような銀色の髪を梳き流し、彼女らしい甘いシトラスの香りを漂わせながら、水紗が隣に座る。
まさにボスの貫禄だ。

そんな今日の水紗のコーデは、白のタンクトップにダメージジーンズ、帽子に大きめのサングラスと、シンプルながらボーイッシュなスタイルだ。
しかし、デカ尻のせいでダメージジーンズの脇やお尻の部分がぱっつんぱっつんになっており、破れた部分から赤い紐パンは見えるわ小麦色の尻肉ははみ出すわで、大変なことになってしまっている。
そんな深刻なダメージジーンズの上から、太ももに謎のベルトを巻いている。
そこまでして太ももの太さを強調したいのだろうか。

「女神のコキ手の一人として、確実に春弓を射精してみせるわ」
「て、手元を狂わせるだけでいいんだろ?」
「びゅるびゅる出てきた精液を飲みたいって言ってるの。わかりなさいよ、それくらい」
「ええ……」

水紗も素直になったというか、欲望を隠さなくなってきたというか。
内容もかなり変態的になってきており、彼氏として将来が心配でもあり、楽しみでもある。

水紗が俺の隣に腰掛けると、ミヂっと小さな音が聞こえた。
ダメージジーンズのダメコン、無理そうだな。

「じゃあ始めて、春弓」
「お、おう」

水紗に促され、俺はゲームスタートする。
すると水紗はペニスに手を伸ばし、竿は握らず、人差し指で鈴口に触れてカウパーを塗り広げていく。
彼女はそして、そのカウパー出糸引く指を、れろぉ……っと舐めた。
水紗の愛撫は、それだけ。

「……んん、春弓の我慢汁美味しい……♡ 精子混じりの濁った我慢汁、精液のにおいと味がする……♡」
「お、おい水紗……」
「あたしが春弓のこと、本気で好きって知ってるくせに……♡ あたしが今日のために、めっちゃ気合い入れてきたのも、わかるでしょ……♡」

水紗はそのまま、カウパーと唾液が付いた指をジーンズの中、パンツの中に差し込む。
そしてその手をもぞもぞと動かすと、僅かに水音が響き始めた。

「この格好も、お化粧も、全部春弓のため……♡ あんたを、あんただけを誘惑して、その気にさせるためにしてるの……♡」
「うっ……」
「したい……♡ 春弓とセックスしたい、朝まで一緒にいたい……♡ 大好きな彼氏と、気持ちいい気持ちいいって言い合いながらセックスしたいの……♡」

水紗の作戦は、俺の手元を狂わせることじゃない。
俺を煽って、何もかも投げ出させて、襲わせる作戦だ。
ちくしょう、水紗の身体に飛び込みたい。服を全部脱がせて、その小麦色の肌を舐め回して、ペニスをねじ込みたい。

「ほら春弓、早くしないと我慢汁に混じった精子であたし妊娠しちゃう……♡ ねえ、それでいいの? かっこいいちんぽから、びゅるびゅる吐き出した濃厚精液で、あたしを孕ませたいんじゃない……?♡」
「く、くうっ……!」
「あたしも……♡ いつもいつもそう思っているわ。春弓の赤ちゃん欲しい、大好きな彼氏といっぱいデートして、ずっと手を繋いで、ぬぽぬぽ気持ちいいセックスして、あたしのことを大好きって言いながら出した精液を受け止めたい♡ 卵子に春弓の精液ぶっかけて欲しいって……♡」
「くううううぅぅっっ……!」

テッテレー☆

そこでゲームクリア。
水紗の作戦は功を奏さず、俺は見事にノーミスクリアしたのだった。

「……ふふ、残念。じゃああたしの子宮は、我慢汁に混じった精子くんのもの……♡ いっぱいあたしの子宮で、泳いでいってね……♡」

そう言いながら、ゆっくり立ち上がる水紗。
ジーンズの中から引き抜かれた手には、ねとぉ……っと愛液の糸が引いていた。
俺より先に俺の先走りが種付けすることは非常にやるせないが、しかしここで勝負を誤魔化すわけにはいかない。
俺はここで、非情にならねばいかんのだ。

「では、次は私ですね」

来てしまった。
天使のコキ手、夕純。
正直なところ一番手強い相手だ。何より、夕純との決闘には勝ったものの、彼女の手コキは未だに驚異と言っていい。
指一本で俺を射精寸前にまで追い詰めた彼女の手コキに、どう耐えればいいのか。
夕純は相変わらずの無表情で、そんな俺の隣に腰掛けた。

「始めて下さい」
「お、おう」
「一瞬で決着させます」

ギラリと光る夕純の瞳。
ゲームスタートと同時に、その羽毛のような手と指が俺のペニスを掴む。
途端、ビリっとした電撃のような快感がペニスを走って脳に届く。
だがしかし、一度それを味わい、今も性的防御に集中して身構えていた俺は、それをなんとか耐えることが出来た。
手元も狂っておらず、ゲームはノーミスで続いている。
しかしあまりにも凄まじい快感に、亀頭の先端からはとろとろと大量のカウパーが溢れ出していた。

夕純は、俺が耐えることを想定したいたようだった。
さして動揺するようなこともなく、いつもの彼女がそうするように、ただ淡々と俺のペニスを扱く。
扱きながら、そっと耳に口を寄せた。

「……春弓さん、私最近、ずっと夢を見るんです」
「ゆ、夢?」
「はい。春弓さんの赤ちゃんを妊娠してしまう夢」
「え……っ」
「私の処女を奪い、私の気持ちいい場所を探し当て、あっという間にチン堕ちさせてしまったこのかっこいいおちんぽで、何度も何度もおまんこをずぽずぽされ、射精され、お腹がぽっこり精液ボテしてしまう夢です」

羽毛のような指が、こしょこしょと亀頭をくすぐり始めた。
手コキ、俺のペニスを気持ち良くさせようというそれとは違う、まるで俺のことを焦らしているかのような手つきだ。

「私が、嫌ですもう出さないで妊娠しちゃいますと言っても、春弓さんは許してくれないんです。私の弱点、子宮口をどちゅどちゅ突きながら、私の耳元で、愛してる孕め大好きだ妊娠しろって命令するんです。私は子宮がきゅうぅんっとなって、自分からだいしゅきホールドをしながら、孕ませて下さい妊娠させて下さいと言いながら、大量の精液を受け入れるんです」
「お、おお……!」
「そしてあっという間に私は孕んでしまい、クラスメイトに噂されるんです。秋乃江さん彼氏と生ハメ中出ししたんだ、危険日にセックスしたんだ、孕ませる気満々の生おちんぽに孕み頃のとろとろおまんこ差し出して孕まされたんだって。私はむしろ優越感を感じて、大きなお腹を幸せそうに撫でるんです」

俺のペニスをただ天使の手で扱くのではなく、孕ませ欲求を煽って集中力を削ごうとしているんだ。
淡々と無感情に言葉にしているのに、逆にそれが艶めかしい。だって彼女は、本心からそう言っているのがわかるからだ。
あまりにも凄まじい攻撃に、意識がついそちらへ持って行かれそうになる。

「春弓さん、それを夢じゃなくて現実にして下さい。孕ませて。妊娠させて。孕みたいんです。ついこの間まで処女だった私をこんな風にしてしまった責任を取って、赤ちゃん孕ませて下さい。危険日に孕み頃おまんこ差し出しますから、生おちんぽでじゅぽじゅぽ突いてください」
「ぐううぅっ……!」

テッテレー☆

俺はそんな天使の攻撃になんとか耐え、ゲームをノーミスクリアした。
危なかった。意識を奪われ、操作を止めるところだった。

「……本気ですから」

そっと耳に囁いて、夕純は立ち上がる。
興奮と一緒に、その言葉に心がかき乱される。
俺のことを大好きな女の子達が、俺の心を射止めたくて、ひたすらに誘惑してくることが、こんなにも愛おしい。

「最後は私ね」

そう言って、夕純と入れ替わるように灯花が隣に腰掛けた。
今日の灯花は、黒と赤のグラデーションのオフショルサマーニットだ。ニットはLカップの長乳を重たそうに包んで、長い谷間を見せつけている。
下は黒のミニスカに、黒と白のチェックのニーハイ。そこにガーターを付けている。
相変わらずの黒のピアスの数々に、銀のネックレス。
地雷系に寄せた黒コーデが可愛い。

エロの天才、俺を追い詰めた女神のコキ手。
三人もの誘惑を受けている分、俺は余計に気合いを入れた。

ゲームをスタートさせるが、何故か灯花は俺のペニスに手を伸ばさなかった。
その代わり、唇が触れるくらいのところまで耳を寄せて、俺に囁く。
しかしそれは誘惑ではなく、”懇願”だった。

「お願い……、私とデートしよ……? いっぱい楽しいとこ行って、美味しい物食べて、大好きな彼氏とイチャイチャしたい。このコーデ可愛いでしょ? 春弓くんが喜ぶと思って、めっちゃ気合い入れてきたの」
「おっ……!」
「……それでね、最後は……ホテル、ラブホ行きたい……♡ いっぱいメス媚びするから、とろとろメスまんこ突きまくって欲しい……♡ だって、だってね? 今日私、危険日なの……♡♡」
「!?」
「精液ぶっかけられたら、一発で妊娠しちゃう危険日なの……♡ 春弓くん専用の卵子、出ちゃってるの……♡ 朝まで生ハメ中出ししたら、絶対妊娠する……♡ ねえ、孕ませて妊娠したいっておねだりするから、危険日まんこでメス媚びするからぁ♡ だからデートしよ♡ 私とデートしよ♡ 妊娠確定デートしちゃおうよ♡」

恐ろしい攻撃だった。
今までのどの誘惑よりも、危険日の誘惑が恐ろしい。
俺の隣に腰掛けて俺と朝までデートしたい、生ハメ中出しをしたいと言う恋人は、危険日なのだ。お腹に卵子が出てしまっているのだ。
オスの本能、自分のメスに種付けしたいという欲望に、意識を持って行かれる。

「前の危険日は妊娠出来なかったから……♡ 赤ちゃんって授かり物だから、そういうこともあるよね♡ でもだからこそ、チャンスは逃したくないなあ……♡ 私の卵子に彼氏の精液ぶっかけてもらいたいなあ……♡」
「ぐうぅっ……!」

テッテレー☆

しかしそこで、ゲームクリアの表示。
俺は灯花の誘惑にも耐えたのだ。

「あーあ、私も勝てなかった。……てか水紗ちゃん、春弓くん負けないまま一巡しちゃったけど、また最初から?」

と、そう聞く灯花を、俺の手が制する。
そして、灯花の手を握りながら、その場に立ち上がった。

「……水紗、一巡するまで耐えたから俺の勝ち。そういうことでいいな?」
「え? えっと……」
「俺がデートの相手を選んでもいいな?」
「あ、う、うん……。いいと、思う」

鼻息荒く言う俺に気圧される水紗。
他の三人も、異存は無いようだった。

「……なあ水紗、確か水紗って、灯花と危険日同じくらいだったよな」
「う、うん……。実は今日あたりが排卵日で……」
「俺は、早く彼女を孕ませたい。早く俺の子供を妊娠させたい。この先もずっと俺の物にするためにだ。だから危険日を逃したくはない。……だから水紗、灯花、今日はその二人とデートする」
「春弓……」
「春弓くん……」

ぱあぁ、っと顔を明るくする二人。
二人一緒であっても、選ばれたことが嬉しいのだろう。
俺と手を繋いだ灯花の手に、きゅうぅっと力が入った。

逆に、しょぼんと肩を落とす、梨里と夕純。
しかし俺は、一度灯花と手を離すと、そんな梨里の前に立ち、彼女を思いきり正面から抱きしめキスをした。

「んぅっ!?♡ ちょ、ちょっとオタクくん……、んっ♡ んふ……♡ ちゅぅ……♡」

梨里もすぐに、その巨乳を押し付けるように俺を抱きしめ、積極的に唇を重ねる。
何度も啄むように重ねた後、舌先でちろちろと触れ合う。その動きは次第に大きくなって、ねちゃねちゃと唾液を塗り合うように舌を絡ませ始めた。
俺はそうやってキスをしながら、剥き出しのまま限界まで勃起したペニスを、梨里のホットパンツの上から、ぐりぐりと膣に押し付け刺激する。
すると、我慢しきれなかったカウパーがびゅるっと飛び出し、ホットパンツを濡らし、ペニスとの間に粘っこい糸を引かせた。

「ちゅっ♡ ちゅぅ……♡ ねえオタクくん、おちんちんそんな擦り付けちゃだめ……っ♡ 欲しくなっちゃうからぁ……♡」
「……梨里、次はお前とデートする。朝までずっとデートだ。その時まで、おまんことろとろにほぐして、すぐおまんこマッサージ出来るようにしておいてくれ」
「あぅ……♡ うん、しておく……♡ 彼氏の言いつけ通り、ずっと、ずっとずっとおまんことろっとろにほぐしておくね……♡」

瞳をとろけさせながら、梨里は自分から腰をペニスに押し付けてくる。
そんな彼女の手をぎゅっと握って、たっぷり恋人キスを味わう。

「んっ……♡ ねえオタクくん、次のデートはさ、ゆずっち一緒でいいよ♡」
「え? 一緒って……」
「あっはは♡ てかうちらさ、一人ずつだと嫉妬も凄いだろうし、時間もかかっちゃうだろうしさ♡ なら、どうせそこまで仲悪いわけでもないし、いっそ二人ずつにしちゃえばーってさ〜♡」
「そうか。……夕純、どうする?」
「はい。わたしも二人一緒で構いません。どうせ皆さんの一員となったわけですし、3Pや4Pなど、そういったプレイにも慣れておくことも必要でしょう。それに一人一人デートするより、相互監視が出来るという意味で、何かと都合がいいと思います」

なんとも夕純らしい言い分だ。
危険日を逃したくなかったからとはいえ、水紗と灯花の二人を選んだのは、あながち間違いではなかったらしい。

俺はもう一度、梨里とねっとり舌を絡めてキスをした。
唾液の糸を引かせるほどのキスをした後、名残惜しそうにする彼女から離れ、今度は夕純を抱きしめる。

夕純の身体をやはり正面から抱きしめ、少し背伸びをして抱きつく彼女と唇を重ねる。
夕純は無表情ながら、嬉しそうに鼻を鳴らし、舌を絡めてきた。
にちゃっねちゃっと、たっぷりの唾液を舌を使って交換し、お互いに美味しそうにごくごくと飲む。
ちょっとだけ甘い、スイカ風味の唾液だった。
俺は夕純の子宮の辺りに亀頭をぐりぐりと押し付け、大量のカウパーを溢れさせて、そこにわざと塗りつける。
薄手のワンピースが透けて、下の素肌と可愛らしいへそが見えていた。
子宮が疼くのか、夕純は僅かに腰を震わせていた。

「だめです春弓さん♡ んっ♡ ちゅっ♡ 私、イってしまいます♡」
「子宮口が弱点だもんな、お腹の上からでも、キスされながら亀頭で刺激されたらイきそうになるのか」
「もう私、春弓さんの虜なんです♡ こんなの無理です♡」
「真面目な顔して、言うことはどエロかよ。……夕純も、おまんことろっとにほぐしておけよ? 梨里と一緒にデートした後は、狭いおまんこが完全に俺の形になるように、ぐっちょり生ハメで耕してやる」

ぴゅるっ♥ ぷしっ♥

ふるるっと夕純の全身が震えたかと思うと、ワンピースの向こうの下着から潮が吹き出し、太ももを伝って、床にびちゃびちゃと落ちていった。
俺はその太ももに手を伸ばし、潮を塗り伸ばすように撫でる。

「ごめんなさい春弓さん♡ イきました♡ 潮吹きました♡ んっ♡」
「はは、いい子だ。その調子で楽しみにしておけよ」
「んっ、んん♡ ちゅ♡ ちゅっ♡ はい、楽しみにしてます♡ 春弓さんなら、二人一緒でもたっぷり精液を注いでくれると思いますし♡」
「もちろんだ。二人一緒に、子宮が精液でぷっくり膨れるまで注ぎ込んでやる」

そう言って夕純から離れると、俺は少しふらついていた彼女を、近くのソファに座らせた。
梨里がその隣に腰掛け、夕純を介抱する……と思いきや、俺のカウパーがべっとりと塗りつけられた子宮の辺りを、なでなでと撫で始めた。
夕純は真顔のまま、「おっ♡ んおっ♡」などと喘いでいる。

「じゃあオタクくん、うちらのこれからのデートは、二人一緒がデフォってことで〜」
「ああ、そういうことにしよう。みんなそれでいいか?」

梨里と夕純はもちろん、水紗と灯花も、こくりと頷く。
上手く、いいところに収まってくれたらしい。というよりは、夕純の相互監視という言葉に反応したのだろう。
特に灯花などは、そちらの方が嬉しいはずだ。

たぶん俺自身も、きっと気にしてしまう。
誰か一人だけを愛していても、他の彼女達はどうしているかな、なんて考えてしまうかもしれない。
なんというか、ハーレムを作ってしまった人間だけが持つ、贅沢な悩みだな。

「水紗、灯花」

俺は灯花の手を取って立ち上がらせ、一緒に水紗の前に立つ。
すると俺が何も言わない内に、二人同時に俺に舌を伸ばし、キスを求めてきた。
水紗の手も灯花の手も、俺のペニスに伸び、手を重ねてゆっくり上下に扱く。

「んっ……、水紗、灯花、この後どこへ行こうか?」
「ちゅっ♡ ちゅ♡ ……あんたが行きたいとこでいいわよ、ついていくから」
「ちゅぅ……♡ ちゅっ♡ ……そうだ春弓くん、前にゲーム見たいって言ってたよね? ゲーム屋さんに行こ♡」
「ああ、二人がいいなら、そうするか。……今日はここに、たっぷり出すから」

水紗のジーンズの股間部分と、灯花のミニスカートの中に手を伸ばし、その上からカリカリとクリトリスと思しき箇所を指で引っ掻く。
すると、すぐに二人は甘い吐息を漏らし始めた。
とりわけ、水紗はそんな俺に忌々しげな視線を向けながら、お返しとばかりに亀頭を刺激してくる。

「ば、かっ……♡ ばか春弓っ……♡ あんたの赤ちゃん孕みたい女の子のクリ、そんなにカリカリしたらだめでしょ……♡ 潮吹いちゃって、せっかくのコーデが台無しになるからっ……♡」
「潮吹きしなけりゃいいじゃないか?」
「ばーか♡ 彼氏の愛撫、しかも手マン上手のあんたの愛撫で、潮吹きしないわけないじゃない♡ 灯花さんと同じくあたしも孕まなかったんだから、危険日にそんなことされたら、無理っ……♡」
「危険日だって教えてくれればいいのに」
「秋乃江さんとずっとくっついてたくせに、よく言うわ……♡」
「ごめん。ほんとごめん」

そこは素直に謝る俺。
加えて、後輩だからと気を遣ったのだろうか、夕純がそうしているのを無理矢理引き剥がそうとまではしなかったところに、水紗の優しさを感じる。

一方の灯花は、瞳をとろんっととろけさせて、一心不乱に俺のペニスを扱いていた。
クリトリスを引っ掻いても、かろうじて潮吹きは我慢出来ているようだ。

「んっ、んふふっ♡ 私は潮吹きしちゃってもいいよ……♡ べちょべちょのぐちゃぐちゃでも、平気だから……♡」
「灯花ってそういうとこあるよな。手コキ部の買い出しの時も、いきなり外でフェラしようとしたし」
「それだけ春弓くんが好きってことだもん♡ ……だから赤ちゃん欲しい♡ 春弓くんの子種、仕込んで欲しい♡」
「俺も好きだよ。この奥にたっぷり注ぎ込むから」
「お゛っっ♡♡ クリそんなにカリカリしちゃだめっ♡ ほんとにイっ……♡♡ イっちゃうからっ……♡」

俺は水紗と灯花の様子に満足すると、二人の股間から手を離した。
そしてソファに座っている夕純と、彼女のお腹を撫でている梨里のところに向かい、ペニスを差し出す。

「……梨里、夕純、射精するから飲んで」

その言葉を聞いて、梨里と夕純はほぼ同時に、俺の亀頭に食らい付いた。
今にも射精しそうな亀頭を、鈴口を、お互いの唇が触れてキスしているのもお構い無しに、にゅるにゅると舌と唇で奪い合う。
そして、一瞬の隙を突いて梨里が亀頭を咥え込んだ瞬間、彼女の口内に思いきり精液を吐き出した。

ぶっっっびゅ♥ ぶびゅっ♥ ぶびゅるるるるるるっ♥ みゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるっ♥

四人の誘惑のせいで煮え立った濃厚精液が、容赦も無しに梨里の口に注ぎ込まれる。
梨里は両手を顎に添えて、そこから吐き出される一滴でも逃すまいと、舌で亀頭を愛撫しながらたっぷり受け止めている。

「んうっ♡ んっっ♡♡ んんんっっ♡♡」
「美味しそうだな梨里。しばらくそのまま、口の中に溜めておいてくれよ」
「ん……っっ♡♡」
「ほら、次は夕純だ。口開けて」
「んへぇ……♡」

あーんと口を大きく開けて、舌を伸ばす夕純。
その舌の上に、梨里の口の中から抜いた重いペニスをのっしりと置き、彼女の喉めがけて射精する。

ぶびゅっ♥ ぶっっっびゅ♥ みゅるるるっ♥ みゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるみゅるっ♥

べちゃべちゃと、連なったうどんのような精液が、夕純の舌に、口元に、鼻に、鼻や額にまで飛び散る。
あまりにも大量に吹き出る精液を、しかし夕純は相変わらずの無表情のまま、ふるふると腰を震わせながら受け止める。
俺の精液を舌で感じて、鼻でにおいを吸い込んで、子宮を疼かせているのだろう。
既に射精を終えようとしている亀頭を使って、俺は夕純の鼻筋に、どろっどろの精液を塗り込んでやった。
夕純は嬉しそうに鼻を鳴らす。満足げだった。

「……次は梨里だ。ほら梨里、口開けて。精液見せて」
「んっ……♡ んへぁ……♡」

梨里の口の中には、唾液と混ざってどろどろになった精液のプールが出来ていた。
そのプールで舌をぺちゃぺちゃと蠢かせる梨里は、美味しそうというより、どこか楽しそうだった。
俺はそんな彼女の唇に亀頭をくっつけて、リップの上から精液のリップを塗る。
梨里は嬉しそうに唇を突き出し、口元を精液だらけにした。

「飲んでいいよ、梨里」
「んぐっ……♡ んっ♡ ごくっ……♡ ごくっ……♡ ごくっ……♡ ……ぷは♡ すっごい濃いの、飲んじゃった……けぷっ♡ やだ、げっぷ出た♡ もう〜♡」
「ありがとう、梨里」

そんな梨里の頬にキスをした後、夕純にも同じようにキスをする。
夕純はどこかへ意識が飛んでしまっているのだろうか、虚ろに精液を味わっていた。
そんな彼女の顔に付着した精液を指で掬い取ると、俺はその指を、水紗と灯花の前に差し出した。
水紗は舌を伸ばし、精液を舌に乗せて、ねっとりと味わう。舌の上で転がして、その舌を使い口内粘膜のあらゆるところに精液を塗りたくる。
灯花は精液を指で受け取ると、スカートをめくり上げ、既に愛液塗れになっている黒い下着の上から塗り込んだ。
精液はパンツに染み込んで、既に染み込んでいる濃い愛液と混じり合う。

水紗も灯花も、とても嬉しそうに笑っていた。
俺とこんな変態的なプレイをすることが、心底嬉しいのだろう。
二人の手を握って、眼鏡の向こうのオーラを見ると、それは濃い、とても濃いピンク色だった。

「……じゃあ梨里、夕純、俺達デートしてくるよ。この部屋は自由に使ってていいから、ゆっくりしてて」
「はいは〜い、いってら〜♡」
「……いってら、しゃい♡」

ぱたぱたと手を振る梨里と、未だどこか虚ろな夕純。
俺は再び水紗と灯花の方を向き、二人に囁く。

「……嬉しいよ、大好きな彼女とデート。楽しい一日にしような」

二人は無言で俺の手を握り返す。
それが、明確な返答だった。

■私立天ヶ沢学園校則

『野球部について』
男子野球部の頭髪、髪型は、特に指定しない。

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