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7話

さて、ショタンが念願のおねパコを達成した翌朝のこと。

ユリナたち一同は一階の食堂でテーブルを囲んで朝食をとりながら、今日の予定を話し合っていたのだが──。

「ほらショタンくん、口の周りについてるわよ」

「わぷ……ありがとうございますユリナさん」

「こっちのパンも食べなさい。ほら、あーんして」

「あぅぅ、ユリナさん、ボク自分で食べられますから……」

こんな調子でせっせとショタンの世話を焼くユリナのことを、ローリエがじっ〜と見つめていた。

「なんかユリナ、やけにショタンくんとの距離が近くなってない?」

「えっ!? そっ、そうかしら?」

「ええ、なんだか本当の姉弟みたいですね」

隣で見ていたエクスも微笑ましそうにクスッと笑う。

まさか昨晩ショタンの子供チンポでユリナが「お姉ちゃん」にされてしまったことなど、もちろん二人は知る由もない。

行為をおっ始める前にショタンは宿屋全体に眠りの魔法をかけていので、ユリナがどれだけ「おほぉぉおぉおっ♡♡♡」と叫んだところで、目が覚めることなく朝までぐっすりだったのである。

だから目の前の可愛らしいショタが、

(ひょっひょっ、待っておれよ、ふたりもすぐにワシのお姉ちゃんにしてやるからのぉ)

などと企んでいようとは夢にも思わない訳で──。

ショタジジイのスケベな思惑とは裏腹に、なごやかな雰囲気のまま食事を終えた4人はさっそく冒険者ギルドへ向かうのだった。

「ここが冒険者ギルド……うわぁ、なんだか強そうな人がいっぱいですねぇ」

ショタンはわざとらしく驚いたふりをしながら、あたりを観察する。

みたところ高レベルの冒険者はいないようで、主に中堅と、ユリナたちのような下位冒険者がほとんどのようだ。

ある者は掲示板のクエストを吟味し、またある者はギルド職員に依頼の報告をしている。

(まあ、そんなのワシにはどうでもいいことじゃがの)

冒険者登録などユリナたちと一緒にいるための口実にすぎない。ショタンの目的はただひとつ、より多くのお姉ちゃんたちと出会うことである。

と、ショタンがそんなことを考えていたときだった。いかにも荒くれ者といった風体のスキンヘッド男がユリナたちに近づいてきた。

「よおユリナ、お前らまだパーティーメンバーを探してんのかよ?」

「うげぇ、ゲルドのやつだよ……」

ローリエが男の顔を見るや、露骨に嫌そうな顔をする。

「あらゲルドさん、こんにちは」

エクスがにこやかに挨拶すると、ゲルドと呼ばれた男はいきなりエクスの尻をむんずと鷲掴んだ。

「きゃぁっ!」

たまらず悲鳴を上げて後ずさるエクスをゲルドは下卑た目で見ながら、ワキワキといやらしく手を動かしてみせる。

「へへっ、相変わらずいい体してるじゃねえか。どうだエクス、今夜俺に付き合えよ、たっぷり可愛がってやるぜ?」

「ちょっとゲルド、うちのメンバーにちょっかい出さないでくれるかしら」

「おーおー、相変わらず威勢がいいなユリナ、そういう女はキライじゃないぜ」

体を舐め回すようなゲルドの卑猥な視線にエクスとユリナが気持ち悪そうに顔をしかめる。

「へへ、メンバー募集なんてしなくても、俺のパーティーに入れてやるって言ってるじゃねえか、 駆け出しのお前らにはいい話だろ」

「おい、わたしを無視して話をすすめるなコノヤロ〜」

完全にゲルドの視界の外においやられてローリエがピョンと跳んで割って入る。

「ああん? チビに用はねえ、あっちいってろ」

「なにを〜!」

どうやらローリエはゲルドの守備範囲外らしい。しっしと手を振られてますますムキになるローリエ。しかし、そこでショタンの手を引いたユリナがしたり顔でゲルドを見返す。

「お生憎様、新しいパーティーメンバーはもう決まったのよ」

「あ? なんだこのガキは?」

「ショタンくんよ。この子がわたしたちの新しい仲間なの」

「おいおい、もしかして俺をバカにしてんのか? どこで捕まえたか知らねえが、俺の誘いを断って、こんなガキをパーティーにいれるだぁ? 正気とは思えねぇなぁ」

「あいにくと大真面目よ。だからもう、わたしたちにちょっかいかけるのは止めてもらえるかしら、はっきりいって迷惑なのよ」

「はんっ、そうかよ……そこまで言うなら、女だからってもう容赦しねえぞ?」

ゲルドが殺気立ち、周囲に剣呑な空気が立ち込めた、そのときだった──。

「あなたたち、何をしているのですか?」

静かな、けれどよく通る女性の声によって、殺気立った空気は一瞬で沈静化する。

そこにいたのは、ギルドの制服を身にまとった山羊族の女性職員だった。綺麗な銀色の長髪に、くるりと丸まった長い角、そして涼やかな瞳がとても知的な印象の女性である。

「ゲルドさん、ギルド内で揉め事を起こさないよう以前にも注意したはずですが」

「ちっ……べつにちょっと世間話をしてただけだっての」

ゲルドはバツが悪そうに舌打ちして、ユリナたちに背を向けて出口へと向かうと、去り際にショタンを睨みつける。

「おいガキ、あんまり調子に乗んなよ」

(ほほぉ、この受付嬢もなかなかのお姉ちゃん具合じゃわい)

捨て台詞を吐いて出ていったゲルドのことなど無視して、また新たな逸材を見つけたショタンがじっと見つめていると、視線に気づいた女性職員がショタンに声をかけてきた。

「大丈夫でしたか?」

「はい。助けていただいてありがとうございました」

「いえ、これも仕事ですので。私はこの冒険者ギルドで受付を担当しているレミといいます」

「ボクはショタンです。よろしくお願いしますレミさん」

「ええ、こちらこそ、よろしくお願いしますショタンくん。ちゃんと挨拶ができて偉いですね、アメをあげます」

「あ、どうも」

淡々とした口調でポケットからアメを取り出したレミに驚きながらも、受け取ったアメをパクリと口に入れる。甘い──ミルク味だ。

それからユリナたちがショタンの冒険者登録の旨を伝えると、レミはすぐに手続きに取り掛かってくれた。こんな小さな子どもが冒険者というのは珍しいことだろうが、ユリナたちの推薦もあってか、レミは特に追求することはなかった。

「それでは、こちらがショタンくんの冒険者証になります。失くさないように気をつけてください」

そう言って渡されたのは表面に名前が記された小さなプレート。どうやらこれが冒険者の身分証らしい。ユリナたちの持っているプレートとは色が違うのは最下級のランクということなのだろう。

「新人はまず薬草採取から始めてクエストに慣れていくといいですよ」

そう言ってレミが一枚の依頼書を差し出す。街から少し離れた場所にある森で薬草を採取してくるだけの簡単な仕事である。きっとショタンのことを気遣ってくれているのだろう。

「いいんじゃないかな、ショタンくんもこれなら安心でしょ」

と、ローリエが言ったところで、ユリナとエクスが申し訳無さそうにショタンを見る。

「ごめんねショタンくん、わたし、この前の討伐報告書を提出しないとけないから、今日は一緒にいけないの」

「すみませんショタンくん。わたしも今日は神殿のお手伝いをしなければならないので……」

「そうなんですね……わかりました」

せっかくお姉ちゃんたちとのハーレム採取に行けるかと思っていたショタンが落ち込んでいると、その背中をローリエがポンと叩く。

「大丈夫、わたしがショタンくんに付いていくから。薬草採取なら二人でも十分だし、新米冒険者の引率はローリエお姉ちゃんドンと任せなさい」

「はい、よろしくお願いしますローリエお姉ちゃん」

「えへへ〜、まかせて〜」

小さな胸をエヘンと張るローリエは、ショタンに「お姉ちゃん」と呼ばれて上機嫌である。どうやらお姉ちゃん扱いされたいお年頃のようで、そんなローリエをユリナとエクスが羨ましそうに見つめるのだった──。

「それでさ〜、あのゲルドってやつがムカツクやつでねぇ、しょっちゅうアタシたちに絡んできてさぁ」

依頼の薬草が生えている草原へとやってきたショタンたちは、さっそく採取にとりかかったのだが、ローリエは先程のことをだいぶ根に持っているらしく、四つん這いになって薬草を探しながら、ブツブツと文句を言い続けていた。

「ははぁ、そうなんですねぇ」

小ぶりだけど綺麗な形のヒップがぷりぷり揺れる様子を後ろから眺めながら、ショタンは適当に返事をする。

「たしかにアイツのパーティーは中堅のベテランが揃ってるから、わたしたちよりもランクが上だけどさぁ、体目当てなのが見え見えなんだよ。それになにより……わたしのことをエクスとユリナのオマケ扱いしてるのが許せん!」

怒りと共に薬草をブチィッ!と引っこ抜くローリエ。どうやら一番の問題はそこらしい。

「そりゃあまぁ、わたしはエクスみたいにおっぱいブルンブルンのお尻バイバインで太ももムッチムチじゃないけどさ〜」

本人がここにいたら説教されそうなことを言いつつ、ローリエは「むぅっ……」と自分の乳房をじっと見つめてから、ショタンの方を振り向く。

「ショタンくんもやっぱり、エクスみたいにおっきい胸が好きなの?」

これは後に影響する重要な選択肢に違いないとショタンは察した。

(ふぅむ、確かに大きいおっぱいはバブみの象徴と言えよう……しかし、だったらチッパイではお姉ちゃんたり得ないのかといえば……断じて否じゃ! そう、「お姉ちゃん」とは心に宿るものなのじゃから!)

ショタンはお姉ちゃんの在り方に一家言あるショタだった。

「いえ、ボクはローリエお姉ちゃんのおっぱいも凄く素敵だと思います!」

「ふぇっ!?」

キメ顔ショタの真っ直ぐな一言にローリエが顔を赤らめる。

「そ、そうかな……えへへ、ショタンくんてばもう、このこの〜」

照れ隠しにショタンに抱きついて、ほっぺをムニムニとつつくローリエ。

「ショタンくんは他の男とは全然違うよね〜、カワイイし、髪サラサラだし、ゴツゴツしてないし、それに……」

スンスンとショタンの首筋に鼻を当てて匂いを嗅ぐ。

「ふぁぁ……ショタンくんて、やっぱり甘くていい匂いがするんだよねぇ〜」

外に出て少し汗ばんだせいだろう。肌に滲んだ汗から漂うショタフェロモンに酔ったローリエがうっとり顔で体を擦り寄せてくる。

「あぅ……ローリエさん、そんなにくっつかれると、ボク……」

小ぶりだけどプニッと柔らかい乳房の感触に、ショタンの子ショタンがショタンしてしまうと、それを見たローリエがにんまり笑う。

「あ〜、ショタンくんてば、またおちんちん大っきくしてる〜」

ローリエはイタズラっぽい笑みを浮かべて、ますます体を寄せてきて、耳元でこそりと囁く。

「お姉ちゃんのちっちゃいおっぱいで勃起しちゃったんだ〜? くふふっ、ショタンくんのエッチ〜」

「あうぅ……ごめんなさい、ローリエお姉ちゃん」

「もぉ〜、しょうがないなぁ〜、今日はユリナとエクスがいないから、わたしがヌキヌキしてあげるね♡」

そう言ってローリエは、ショタンのローブを脱がすと、パンツの上から膨らんだおちんちんを優しく撫でる。それだけでビクンッと反応するショタちんぽにニンマリと笑い、パンツも脱がしてしまうのだった。

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