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調教部屋① 揺木未結 ♡

翌日、〝底辺寮〟の近くで槍太が待っていると、約束通り揺木未結がやって来た。

〝底辺寮〟があるのは、学内でも外れの方で、周りは手入れされていないままの雑草がぼうぼうと生い茂っているし、日当たりも悪く、まるで湿地帯のようにジメジメしている。

そんなうらぶれた場所に、揺木未結のような優秀な生徒がやってくることなど、まずない。こんな落ち武者の隠れ里みたいな場所に朽ちかけた寮が存在することすら知らなかったかもしれない。

「ちゃんと言われた通りに来たな。昨日一日で随分素直になったもんだ」

槍太が嘲るように言うと、揺木未結はキッと睨み顔になった。

「お前が『来ないと動画をばら撒く』って脅したからでしょ……」
「そうだったか? 『もっと気持ちいいことしてやる』って言ったら、『行きます♡ 行きます♡』って尻尾の代わりにマンコ振って喜んでた記憶があるが」
「そっ、そんなこと、あたしがするわけないじゃん……きもっ」

揺木未結は汚らわしいものを見るような目を槍太に向けるが、そんな目で軽蔑したくもなるような行為をしたのは他ならぬ揺木未結自身だ。

「お前がいくらそう言い張っても、こっちには証拠があるからな」
「……その動画を表に出したら、お前だってタダじゃすまないんだから」
「ちゃんと中等部の天才少女・揺木未結がみっともない醜態を晒すところだけ切り抜いてあるから安心しろ」
「こ、こっちにだって、お前の情けないオナニー動画が……っ」
「オレは別にいいよ。どうせZランクで存在価値のない無能に失うものなんてないし」

槍太のハッタリに、揺木未結はグッと唇を噛む。

「そっちがオレの動画を晒すんなら、こっちも切り抜きじゃなくて、いじめられてオナニー強要されるような情けない男子に、〝あの揺木未結〟がセックスでリベンジされてるところを心置きなく公開できるな。あっ、でもあれだけ甘えた媚び声を出してたら、お前がレイプされて悦ぶ変態にしか見えないだろうなぁ」
「あっ、あれは違う……っ」

揺木未結の睨み顔は、羞恥に赤く染まっていた。

「あ、あんなこと、あたしがするはずない……無能力なんて絶対うそ……お前がなにか変なことしたんでしょ……っ」
「残念なことに、オレは学校お墨付きの無能力者だ。お前が歪んだ変態性癖持ちの首絞め大好きマゾなんだよ」
「ちっ、ちがう……あたし、そんなんじゃ……」
「じゃあ真実はどっちか、はっきりさせようぜ。ついてこいよ」

槍太が〝底辺寮〟に歩みを向けようとすると、揺木未結は不安そうにギュッと手を握ってその場から動こうとしなかった。仕方なく槍太が肩に手を置いてグイと引っ張ると、しぶしぶ歩きはじめる。

さっきからの揺木未結の態度からもわかるように、一度【特殊性癖
スイートスポット
】を突いたからといって、ずっと性欲の虜
とりこ
にできるわけではないらしい。

アクメが引いて正気が戻れば、敵意や嫌悪感もしっかり戻ってしまう。

そのためにちゃんと〝弱み〟を握っておいたのだが、今後のことを考えると、もう一押し、後顧の憂いを断つ一手を打っておくべきだ。

揺木未結を〝底辺寮〟に呼び出したのはそのためだった。

自室に入ると、ルームメイトの独村
ひとりむら
ノリオこと毒タケがいた。相変わらず卑猥なマッシュルームカットが男性器みたいなシルエットをしている。

「いたのか、ちょうどよかった」

槍太が声を掛けると、ノリオはニヘラと笑った。

「なに、なに? 雑崎
さいざき
クンがそんな笑顔を見せるなんて珍しいね。もしかして……また何か僕の〝コレクション〟を勝手に持ち出したのかい?」
「いや、今日はちゃんと事前承諾を得ようと思ってさ……ノリオ、SM用の首輪とか持ってる?」
「もちろん」

この質問への回答が「もちろん」なのは相当頭がおかしいと思うが、今はこの独村ノリオの危険人物っぷりは槍太にとって頼もしい。

「それ貸してくれるか」
「いいけど……何に使うんだい? オナニー用に自分で使うとかじゃないよね」
「誰が使うか!」
「ならいいけど……自分以外の男が装着したSMグッズなんて気持ち悪いからさ」
「安心しろ。使う相手は女だ」
「ウソでしょ」

毒タケは目を丸くした。

「雑崎クンに仲睦まじくSMプレイに勤しむような相手がいるとは思えないけど」
「失礼なやつめ。オレは恋人とそんな変態プレイをするような趣味はない」
「まるでさも恋人がいるかのような口ぶりには触れないでおくとして、じゃあ誰とその〝変態プレイ〟を楽しむんだい?」
「まぁ……説明するのは難しいが、一言でいうなら〝マゾ奴隷〟かな」
「おやおや、早くも〝底辺寮〟の暮らしに耐えきれず頭がおかしくなりはじめたのかな」
「後輩が生意気だったからちょっと首を絞めてやったらさ、マン汁噴いてアクメし散らかす変態だったんだよ」
「これは相当重症だ」
「いつでも自分がオレの所有物だって自覚できるように、首輪で首を絞めておいてやろうと思ってさ」
「パトカーと救急車、どっちを呼ぶのが適切か悩ましいよ」
「折角だからノリオにも紹介しとくか。おい、入ってこい」

そう声を掛けたものの、誰も部屋に入ってはこない。

槍太は舌打ちして廊下に向かうと、待たせていた揺木未結の手を引っ張って無理やり部屋に連れ込んだ。

「えっ!?」

その姿を見て、毒タケは目を見張った。

「こ、この子、もしかして──あの揺木未結!?」

毒タケが驚くのも無理はない。

まだ中等部に在籍中にも関わらず既にBランクの実力を持ち、生意気な女たちばかりのギャル軍団の中心メンバーの一人で、盗撮をしていた教師を悪辣な方法で退職どころか人生終了まで追い込んだ、〝あの〟揺木未結だ。

「な、なんてここに、こんな子が……!?」
「こいつな、オレのオナホ奴隷になったんだ」
「だ、だれが……お前の奴隷なんか……っ」
「口ではこんなこと言ってるが、オレには逆らえない」

そうやって肩を抱き寄せても、揺木未結は嫌そうな顔をするばかりで、抵抗することはできない。

「ただちょっとじゃじゃ馬でな。まだ素直じゃないところがあるから、じっくり身の程を〝わからせて〟やりたいんだ。首輪、貸してくれるか?」

毒タケは自慢のコレクションからSM用の首輪を渡してくれた。黒い細身の本革のベルトに、銀のリベットとリングが嵌め込まれているのは、飼い犬のようにリードを付けて引っ張りまわすためだろう。

「ほ、本当にする気なの……?」

揺木未結が不安そうに見てくる。

「言っただろ。お前がオレの首絞めオナホ奴隷だってこと、常に自覚できるようにしてやるって」
「こ、こんなの着けてたら、変に思われちゃう……」
「知るか。新しいファッションとでも言って誤魔化せ」
「できるわけないでしょ……っ、これじゃ誰が見たって……ふぎっ♡」

槍太は揺木未結の首に回した革のベルトを、ギュッと引っ張った。

後ろ側に銀のバックルがあり、そこを支点に引き絞られた首輪が、ギリギリと揺木未結の首を絞めつける。

「誰が見たって、〝私は調教されてます〟って感じだもんな」

揺木未結は、首輪に指を掛けた。デコレートされたネイルが、カツカツと本革のベルトを引っ掻く。

「うぎっ、く、くるしっ……♡ 首輪、きつすぎ……っ♡」
「首絞めマゾにはこのくらいがちょうどいいだろ」

揺木未結が顔を真っ赤にして悶えるのを嘲笑いながら、槍太はベルトをもう一押し引き絞ると、バックルに通して留めてやった。

「ふぎゅっ♡ おっ、おぉぉぉ♡」

それだけでイッてしまったのか、揺木未結は目をひっくり返らせてビクビク震える。

「こ、これっ、ダメぇっ♡ お願い、もうちょっと緩く……♡」
「な? 昨日言った通り、めちゃくちゃ気持ちいいだろ?」
「きっ、気持ちいいけどぉっ♡ 気持ちいいのがダメなのぉっ♡ こんな状態で学校なんか、行けるわけない……っ♡ このままじゃ、授業中も、友達と一緒のときも、ずっとイキっぱなしになっちゃうぅ……♡」
「イヤか?」

槍太は身悶える揺木未結のスカートの中に手を差し込んだ。
既にぐっちょりと湿ったパンツの上から、ヒクヒクと震える女性器をまさぐる。

「あっ♡ くぅ……んんっ♡」
「ほら、首輪してると、こっちも最高に気持ちいいだろ? ずっと首輪してたほうがいいよな」
「や、やだぁ♡ こんな首輪して、外になんて出られない……♡」

槍太がグチュグチュと指を動かすと、揺木未結は「ひっ♡ あひっ♡」と軽くイク。

「お前、わかってるのか? ここにいるのはオレだけじゃないんだぞ?」
「あっ♡ ひいぃっ♡ い、いくっ♡ それいくぅ♡」
「人前でアクメして恥ずかしくないのか? 恥ずかしいより気持ちいいよな。このマゾメスが」
「おぉぉっ♡ そこ、やめてっ♡ 中でトントンしちゃだめっ♡ それマジでやばいからぁっ♡ おふぅ♡」
「お前みたいなド変態には、教室でクラスメイトに見られながら授業中にアクメをキメるのがお似合いだと思わないか?」
「う、うぅーー♡ だめっ、そんなのやだぁ♡ 絶対いやぁ♡」

揺木未結は毒タケも見ている前でみっともなくアクメし散らかすが、それでも昨日ほどは従順にならなかった。

あの時と同じように、首を思いっきり絞めてやればもっと素直になるのかもしれない。しかし四六時中あんな強さで首を絞めていたら、すぐに縊死
いし
してしまうだろう。

かといって、このまま解放しても、一人きりになったとき首輪を勝手に外す可能性がある。

「──とまぁ、見ての通りのマゾメスのくせに、なかなか言うことを聞かないんだ」

槍太は、揺木未結に軽イキを繰り返させながら、毒タケに話を振った。

毒タケは一部始終を相変わらずのニヘラ顔で見ていた。

「……これが雑崎クンの固有能力
インヘレンス
ってこと? Zランクなんて言って、本当はどんな能力を隠してるのかと思ってたけど、まさか揺木未結をこんなメス豚に変えてしまうとはね」
「気づいてたのか。無能力は嘘だって」
「君のことは一目見たときからタダ者じゃないと思ってたからね」
「それはこっちも一緒だ」

槍太は一目見たときから毒タケが危険人物だと見抜いていた。大量のSMグッズを隠し持っているとか、そんなレベルの危なさではない。

「それで、こいつの〝調教〟をノリオに頼みたいんだよ」
「……なんのことだい?」

毒タケは白を切ったが、横に逃げた視線がすべてを物語っている。

「隠し事はなしにしよう。お前、隣の空き部屋を改造して〝調教部屋〟にしてるだろ」
「そんなこと、ボクがするわけないだろ」

一応は否定していても、するしないの次元で答えている時点でもう黒だ。普通だったら「調教部屋!? いきなりなにを言い出すんだい」くらいの反応になるのが自然だろう。

「じゃあ隣の部屋に行って確かめてみようぜ」
「た、多分だけど、鍵が掛かってて入れないんじゃないかな~?」
「その鍵を持ってるのはお前だろ。勝手に付け換えやがって。なんなら、ベッドのカーテンの向こうに、隣部屋と行き来するための入口を勝手に作ってるのも知ってるぞ」
「そ、そこまでバレてたか~」

毒タケは気恥ずかしそうに頭を掻いた。

「うまく隠してるつもりだったんだけどなぁ」

毒タケが二段ベッドの手前のカーテンを開け、更に奥のカーテンを引くと、その向こうに窓のような扉が姿を現した。アパート物のラブコメなんかで、ヒロインの隣室と行き来するのに使いそうなアレだ。しかしこの抜け道は、そんな甘酸っぱい代物ではない。

「じゃ、折角だし、話の続きはあっちでする?」

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