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偽りの作戦② 橘川那由他 ♡

「な、なな、なにしてんだい、いきなりそんな……!」

橘川那由他は、槍太のチンポを目にして、見るからに慌てていた。非難がましく目と眉を怒らせているが、顔は真っ赤にしている。粗暴でスレたヤンキーのくせに、男のチンポは見慣れていないらしい。この分だと、処女かもしれない。

「どうです? オレのチンポ」

槍太は、そんな橘川那由他に、イヤらしい笑みを投げかけた。

「見るからに臭そうで、嗅いだらヤバい匂いがしそうでしょ。嗅ぎたかったら、嗅いでもいいっすよ」
「は、はぁ!? な、な、なに急にとち狂ったこと──」
「言ったでしょう。オレの固有能力
インヘレンス
があれば爆谷響子に勝てるって」
「ふ、ふざけんな、この変態ヤロー! それと、そんなもん晒すのと、何の関係があるって言うんだい!」
「オレの固有能力
インヘレンス
は、チンカスや精液を摂取させることで、その相手の固有能力
インヘレンス
を強化することができるんです」

槍太は悪びれもせず、嘘をつく。

「だから、橘川センパイがチンカス掃除フェラでオレのチンポをしゃぶってくれれば、爆谷響子にリベンジできますよ」
「ッざけんな!! んなイカれた能力、あるわけねーだろ!!」
「ありますよ。センパイの固有能力
インヘレンス
だって、体液を摂取させた相手の能力を向上させるじゃないですか」
「アタイの血の眷属
バイト・トゥ・イート
を、そんなド変態能力と一緒にすんじゃねぇ!!」
「知らないんすか? 血液と精液の成分ってほぼ同じらしいですよ」

そう言いながら、槍太は足を前に踏み出した。

「橘川センパイの固有能力
インヘレンス
を強化すれば、格上相手には使えない血の眷属
バイト・トゥ・イート
で、号山サンを強化できるようになります。流石にオレも、男にチンポしゃぶられるなんて嫌ですし、号山サンもそんな屈辱的なこと、死んでもやりたくないでしょうからね。センパイがオレのチンポしゃぶるのが一番いいんです」

下半身丸裸で、頭のおかしいセリフを自信満々に口にしながら歩み寄ってくる男を相手に、橘川那由他は後ずさりした。

ドン引きしているその表情には、ある種の恐怖が混じっていたが、しかし同時に、真っ赤に染まったその顔、その目は、槍太のチンポに釘付けになっている。

槍太はそのままチンポを見せびらかすように近づいていくと、橘川那由他に掴みかかった。

「ちょ……おいこら、なにしやがる!」

橘川那由他が抵抗しようとする。

しかし橘川那由他本人に、大した腕力はない。いくら不良ぶってイキがっていても、身体能力的にはただの女だ。普段は、滅多なことをすれば号山
ごうやま
堅剛
けんご
に〝シメ〟られると思っているから誰も逆らえないだけで、そうでなければ、いくら殺意のこもった目で睨まれても、怯える必要ない。

橘川那由他は、掴まれた制服を振り払おうと、激しく体を揺さぶった。

「離せッ、引っ張んじゃねえクソヤロー!!」
「ッこの……!」

苛立った槍太は、パサパサと振り乱れる長い金髪を掴んだ。そのままグイッと強く引き、無理やり頭を下げさせ、顔面にペニスを押し当てようとする。

「暴れんな! 号山組
チーム
のために、大人しくチンポしゃぶれ!」

槍太が突然こんな強気の行動に出たのは、橘川那由他の【特殊性癖
スイートスポット
】を知っているからだった。

爆谷響子を襲うと決めたとき、号山組の男たちは橘川那由他の血を飲んだ。その際、無能力でも身体能力は上がるからと、槍太もその〝体液〟を摂取した。

〈橘川那由他──特殊性癖
スイートスポット
:【チン嗅ぎ】チンカスやザーメン、汚臭のきついチンポの臭いを嗅ぐと発情する〉

他人の体液を摂取することで発動する槍太の固有能力
インヘレンス
、性癖透視
インサイト
は、対象の【特殊性癖
スイートスポット
】を見透かすことができる。

特殊性癖
スイートスポット
を突くと、まるで本能に直結した性欲の本質をほじくり返されたように、その相手は快楽に逆らえなくなる。

逆らえないというのは比喩でもなんでもなく、実際、ギャル軍団の揺木
ゆるるぎ
未結
みゆ
に【特殊性癖
スイートスポット
】である〝首絞め〟をしてやると、ちょっといじめられただけで簡単にアクメする、従順なマゾメスになってしまった。

つまり──

〈チンポ臭を嗅がせればオレの勝ちだ〉

そう考えて、槍太は橘川那由他にチンポを押し付けようとしていた。

髪を引っ張られた橘川那由他は、必死で頭を上げようする。しかしそんな風に抗っていても、腕力は槍太の方が上回っていた。少しずつ、顔が股間に近づいていく。

橘川那由他が多少ケンカ慣れしているといっても、血の眷属
バイト・トゥ・イート
の血の強化が残っている槍太に、力では敵わない。

ナイフのように鋭い睨み目、鮮血のような色の口紅。その憎々しげに歪んだ顔面に、チンポが押し付けられるのは時間の問題だ。

そそり立ったペニスは、亀頭がぷっくりと赤く膨れ上がり、その先端には透明の先走り汁が、丸い雫
しずく
のように分泌している。

血管の浮いた淫らな欲望の象徴が、粗暴なヤンキー女の、怒りで皺のよった鼻先に触れる、

「ッてめぇ、調子乗ってんじゃねぇ──!!」

その直前に橘川那由他は吼えた。

途端に、槍太に異変が起こった。

「なっ──!?」

槍太は咄嗟に身を引こうとしたが、一歩後ろに下がることすらできなかった。腕も足も体も、指先さえも、その瞬間の姿勢で固定されてしまったように、中途半端な形で動かない。

橘川那由他は、槍太の手を振り払うと、その場に尻をついて座り込んだ。そのまま、激しいもみ合いで荒れた呼吸を落ち着けようと、肩で息をする。

その姿を見下ろすように、下半身丸出しで中腰のまま、槍太は微動だにすることもできなかった。膝を伸ばそうとしても、腕を引こうとしても、ピクリとも動かない。歯を噛みしめて、渾身の力を込めるが、首から下がまったく言うことを聞かない。

「……はぁ、はッ。な、舐めやがって……アタイの固有能力
インヘレンス
が、血の眷属
バイト・トゥ・イート
だけだとでも思ったのかい」

汗の浮いた額にぺっとり張り付いた金髪の間から、橘川那由他が睨み目を向けてくる。

「いくらイキんだって、動けないだろ。アタイのLv.2は、血を飲ませた相手を操ることができるんだよ」
「……そんな」

そんな能力を隠し持っていたなんて──槍太は忌々しく唇を歪めた。仲間を強化するためといって血を飲ませておいて、その実、血を飲ませた相手を自分に逆らえなくできるなんて……なんて卑怯なやつなんだ!

「強化してやったやつが、調子に乗って牙を剥いてくるってこともあり得るからね……これくらいの保険もなしに、お前みたいな嘘つきヤローに血なんて飲ませられるわけないだろ」

橘川那由他は、勝ち誇ったように片方の口の端を上げた。

槍太は何も言い返すことができない。橘川那由他が、こんな凶悪な固有能力
インヘレンス
の組み合わせ
コンボ
を持っているとは思わなかった。

今は体が動かないようにされているだけだが、〝相手を操ることができる〟というからには、どんなことでもさせることができるのだろう。生徒手帳
コンパニオン・デバイス
を取り上げられて、せっかく手に入れた号山堅剛の〝サスペンド権限〟も破棄させられてしまう。

それに抵抗する手段を槍太は持っていない。
完全に〝詰み〟だ。

「ッたく。こんな汚ねぇもん、アタイの顔面に押し付けようとしやがって……」

橘川那由他は、嬲
なぶ
りものにするように、槍太のチンポをジロジロと見た。

「粗末なもんバッキバキにさせて、アタイに何するつもりだったんだ。あぁ? 『協力したい』だとかいって騙そうとしやがって。テメェみたいな裏切り者には、きっちりケジメをつけてやらねぇとなぁ」

そのサディスティックな表情は、槍太を恐怖させる。

橘川那由他の制裁は苛酷だ。あるメンバーが号山組
チーム
を裏切るようなことをしたときは、爪をすべて剥いだ上で、背中に座って指立て伏せをさせた。イカツい顔の不良が、ひぃひぃ泣きながら謝っても、わずかな慈悲すら見せない。むしろその姿を眺めて冷ややかな笑みを浮かべるような女だ。

「見れば見るほど汚ねぇなぁ……チーズみたいにチンカスこびりついてやがるし、ちゃんと洗ってんのかよ」

唾棄するように言いながら、橘川那由他は鼻が触れるほど間近に顔を寄せてくる。

「クソッ。なんだこのチンポ、マジでヤベェ。汚臭がプンプン漂って、近づくだけで鼻が捻

じ曲がるみたいじゃねえか……」

不愉快そうに眉をひそめるが、鼻を遠ざけようとはしない。むしろスンスンと、匂いを取り込むように鼻を鳴らしている。

「あーヤっベ、くっさ……なんなんだよこのチンポ……マジくっせぇ……」

鼻の穴を、亀頭の裏側に近づけ、ヒクヒクと小鼻を動かす。そこは、剥

けた皮がカリのところで折り重なっている、チンカスが特に溜まりやすい、チンポで一番臭い場所だ。

「こんなクッセェチンポ……しゃぶらせようとしやがって。こんなもん舐めりしたら、絶対病気になるだろうが……ザケンじゃねえぞ」

そうやって罵りながらも、クンクンと鼻を鳴らして「くっさぁ」と呟く。臭くてたまらないくせに、チンポを嗅ぐのを止められないらしい。

槍太は笑いが込み上げてくるのを抑えきれず、ついクックッと声を漏らした。

橘川那由他の固有能力
インヘレンス
で動きを封じれたときはヒヤッとしたが、間に合っていたのだ。橘川那由他はまるで豚のように鼻を押し付けてくる。そうやって槍太のチンポ臭を嗅げば嗅ぐほど、より深みにはまっていくことも知らずに──。

「せ、センパイに嗅がせるために、わざと洗わずにおいたんですよ」

槍太は笑いを堪えながら言った。

「チンカスだらけで、鼻腔の奥がねじ切れそうでしょ」
「あ、頭おかしいんじゃねぇかテメェ……女にチンポ嗅がせようなんて、そんな変態じみたこと普段から考えてやがんのか……」

そう非難しているくせに、橘川那由他は変態じみたどころか、変態そのものの行為を止めない。「おぇっ」「くっさぁ」と呻きながら、鼻を擦

りつける。

「でもセンパイ、喜んでチン嗅ぎしてるじゃないっすか」
「ッけんな、誰が喜んでるだ……こんな異臭、嗅いで嬉しいやつなんか、いるわけねぇだろ……」
「そんなヤバイっすかこの臭い。じゃあセンパイ、キレイにしてくださいよ」
「はぁ!?」
「センパイが舐めとってくれたら、もうチンポが臭うこともなくなりますよ」
「てめッ……調子、乗んな……こんなヤベェチンポ、アタイにしゃぶれってか」

橘川那由他は睨み目を向けてくる。しかし、その〝ヤバい〟チンポに頬ずりならぬ鼻ずりをしながらだ。

特殊性癖
スイートスポット
を突かれた女は、性欲から逃れられない。どんなに表向きは嫌がっていても、結局は淫らな欲求に負けてしまう。

それが破滅に向かう道だと薄々気づいていたとしても。

「クソッ……こんな臭チンポ放っておいたら、アタイの鼻が壊れちまう。……しょうがねぇな。お前がせっせと溜め込んだチンカス、全部舐めとってキレイにしてやんよ」

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