偽りの作戦③ 橘川那由他 ♡
「覚悟しろよ。女に嗅がせようと必死こいて溜めたチンカスなんざ、全部アタイが舐めとってキレイにしてやっからな」
橘川那由他は、まるでケンカ相手に見せるような睨み顔のまま、舌をチン皮の間に差し込んできた。
剥
む
けているとはいえ、多少余り気味でダブついている包皮を、めくり上げるように舌先が動く。そうして露
あら
わにされた、カリと竿の境目のところには、発酵したようなチンカスがこびりついている。
その汚らしい異臭の元を、橘川那由他は眉間に深い溝を刻み込んだまま、レロレロと舐めはじめた。
「ん……えぅ……なんだこの味……えぉ……んっ……ツンとして、舌がピリピリする……クソッ、こんな汚らしいもんチンポにこびりつかせやがって、頭おかしいんじゃねぇのか」
不機嫌そうにクレームをつけながら、橘川那由他は舌でチンカスをこそぎ落していく。
「……けど残念だったな、こうやって舐めとっちまえば、もう臭わねぇだろ。せっかく女に嗅がせようとクッセぇチンカスせっせと溜め込んだのに、ムダだったな。ざまぁみやがれ、このクズヤロー」
こめかみにピキピキと青筋を立てた怒り顔で、剥ぎ取ったチンカスを舌に乗せて見せる。
「んん……えろえろえろぉ……そ、それにしても、どんだけ溜め込んでんだよ……こんなもん女に嗅がせようとか、発想が変態すぎンだよ……マジでいっぺん死んだ方がいいな……んちゅっ」
言葉使いは辛辣だが、口の動きは丁寧で優しい。真っ赤な唇をペニスの先端から「ちゅっ」と被
かぶ
せ、肉厚の舌を亀頭に這
は
わせながら、舌先をチン皮と亀頭の隙間に差し込んで、チロチロと丹念にほじっていく。
「あー、くっさ……チンカス舐めるのマジくっせぇ……。奥の方に大物こびりつかせやがって……噛めるくらいの塊とか、口の中で形がわかってきめぇんだよ」
そんなしつこいチンカスを落とすにはもっと舐めないといけないと思ったのか、徐々に舌の動きが激しくなっていく。
「んぢゅ……ん……どんだけ汚らしいんだよこのチンポ……ちくしょう、舐めても舐めても、臭いままじゃねぇか……」
熱心な舌舐めに伴って、チンポが唾液でべとべとになってきた。そこに、こそぎ落されたチンカスが溶けて、とても常人なら口にしようとは思わない汚臭汁になる。それを橘川那由他は、口をすぼめて、ジュルジュルと吸い取る。
「んぁ……くっせぇ……このチンポ、マジで臭すぎるぅ……チンカスこそぎ落としたのに……ちゃんとキレイにしてやったのに……しゃぶってもしゃぶってもクサいのが全然とれねぇ……」
不満そうに言いながら、亀頭の裏側に唇を付け、チュパチュパと舐める。尿道口の開いたそこからは、粘性のカウパー液がとろとろと溢れてくるが、それも悪臭の元だと思っているのか、橘川那由他はベロベロ舌を動かしながら、水音を立てるようにして吸い付くのを止めない。
「あぁ……くっさぁ……このチンポ、くっさぁ……」
眉はひそめたままのクセに、目はとろんとしている。どんなに口調は偉そうでも、男の足元にしゃがみこんで、しなだれるように太ももに手を回し、顔をチンポに押し付けているその様は、完全にチンポに夢中なチン嗅ぎ中毒
ジャンキー
だ。
「センパイ、いつまでチンポしゃぶってんすか」
「ん、んぢゅ……んんっ……ま、まだぁ……まだ臭いのが取れてないだろうが……」
「そんなにクサいのが好きなんすか」
「んなわけねぇだろ……お前のチンポが臭すぎてガマンならねぇから、臭わなくなるまでしゃぶってやってんだよ……」
「もう十分キレイになりましたよ。まだ臭ってるのは、先輩の口の中にチンカス臭が染みついちゃったからじゃないっすかね」
「ッざけんな……アタイの口が、チンカス臭いだと……? んっ、んんっ……臭いのはアタイの口じゃねぇ……お前の、んっ、チンポだ……」
「でもいいじゃないですか。口にチンカス臭が染みついたんなら、ずっと好きなチンポの臭い味わっていられるわけだし」
「はぁ!? バ、バカ言うな……チンポの臭いが好きなんて……そんなわけあるか……」
「ったく、センパイも素直じゃないっすね。ペニスしゃぶりながらそんなこと言ったって、説得力ないですよっと」
そう言いながら、槍太は橘川那由他の頭を掴んだ。両手で左右から側頭部を挟むようにして抑えつける。
「えっ?」
橘川那由他は目を見張った。驚くのも無理はない。槍太の動きは、橘川那由他の固有能力
インヘレンス
、血の鉄掟
ビター・スイート
で封じられているはずだった。
「な、なんで──」
「さぁ? オレの方が聞きたいくらいっすよ。チンポしゃぶるの夢中になりすぎて、能力解除しちゃったんすか? なんかさっきから、動けるようになっちゃってましたよ」
槍太は、橘川那由他の顔にペニスを押し付けた。さっきまでの執拗なフェラチオで、弾けそうなほど熱く滾
たぎ
ったチンポが、ふにっとした頬と押し合ってグッとしなる。
そのあまりに凶悪な怒張の圧力に、橘川那由他の睨み顔に戸惑いの色が浮かんだ。
「それとも、無茶苦茶にされたくて、わざと解除したんすか」
「ッ──んなわけあるか! 汚ねぇもん、押し付けてんじゃねぇ──!!」
橘川那由他は我に返ると、咄嗟に固有能力
インヘレンス
を行使しようとした。これだけ密着していれば、血の鉄掟
ビター・スイート
の使用条件は満たせる。なぜ解除してしまったのかはわからないが、再び動きを封じてしまえば、何の問題もない。
しかし──
「いいんすか」
それより早く槍太が口にした言葉に、橘川那由他は動きを止めてしまった。
「イラマチオで、喉奥、ザーメンまみれにしてあげようと思ったのに」
足元にしゃがみこんだ橘川那由他の、パサついた金髪を乱すように頭部を掴んだまま、槍太はイヤラしい笑みを浮かべていた。
「知ってます? イラマチオ。頭かかえたまま無理やり口にチンポつっこんで、女の喉をオナホ代わりにズボズボ犯すんです。クッサいチンポで口の中をいっぱいにされて、食道から胃に直接、ザーメンを流し込まれると、ニンニクが臭ってくるみたいに、ザーメン臭が胃から上がってきてプンプン臭うらしいっすよ」
説明をしながら、橘川那由他の人でも殺したかのような真っ赤な唇に、ぺちぺちとペニスを当てる。
「センパイ、そういうの好きでしょ」
「ば、ばかやろう……そんなことされて嬉しがる女なんているわけ……」
「だったらさっさと固有能力
インヘレンス
を使ったらどうっすか。早くしないと、センパイの口、オナホ代わりに使っちゃいますよ」
ぷっくりした柔らかい唇に、膨れた亀頭がぐにぐに押し付けられる。遠慮なく溢れてくるカウパー汁を塗りつけられて、荒んだ唇が潤っていく。
「全然抵抗しないところを見ると、むしろ早くしてくれって思ってたりして。チン嗅ぎ豚のセンパイらしいっね」
「このッ、調子に乗ってんじゃ──んぐぉ」
橘川那由他が血の鉄掟
ビター・スイート
を使おうとした瞬間、口にチンポが押し込まれた。
硬くいきり立ったペニスが、一気に根元までねじ込まれる。手加減などまるでない、無遠慮な挿入。口の中の柔らかい粘膜を擦
こす
り、のどちんこを押し退け、狭い喉の入口に汚い汁でぬめったチンポがピッタリと張り付く。
「んっ、んむっ……んんーーーーーッ」
喉奥の敏感なところを刺激されて、胃がひっくり返りそうになったのか、橘川那由他はビクンビクンと体を震わせた。チンポから離れようと体を反らせるが、槍太はそれを許さない。金髪を指に絡ませて、橘川那由他の頭をがっしりと鷲掴みにする。
「んっ、んんんっ、んぐーーーッ、ん-ッ、んーッ!!」
喉に栓をされているせいで、吐くこともできない。胃が痙攣
けいれん
するままにお腹をビクビクと跳ねさせながら、橘川那由他は両手で臀部
でんぶ
にしがみついてくる。ベシベシと尻を叩いたり、ギュッと尻肉を握ってくるが、そんなことで離してやるわけがない。
むしろここからが本番だ。槍太は、橘川那由他の顔面に腰を打ち付け始めた。
「んっ、んんーーーッ!! んっ、んっ、んんっ、んっ」
槍太の下腹部が橘川那由他の顔に当たって、パンパンと音がする。そのたびに、太くたくましいペニスが喉奥で小さなのどちんこをコリコリと圧し潰し、橘川那由他は苦しそうに槍太の太ももを叩く。
「んっ、んっ、んんっ、んぢゅ、じゅる、んじゅっ」
無理やり口を犯されながら、橘川那由他はチンポをしゃぶりはじめた。喉を塞がれているので、なんとか息を吸おうとしているのだが、そうすると必然的にチンポをしゃぶるはめになってしまう。
「ぶぢゅ、じゅっ、ぢゅるる……んっ、んちゅっ、んんんっ……」
無理やり口を犯されているのに、むしろ奉仕するようにチンポをしゃぶらなければならない。そんな屈辱的な境遇が、橘川那由他にはお似合いだと槍太は思った。
「んっ、んっ、んっ、んちゅっ、ちゅっ、んん……」
号山組
チーム
のまとめ役として、ときに総長以上の苛烈さで不良たちに睨みを利かせてきた橘川那由他。スケバンじみた格好が恐ろしいほど似合うその気合の入った形相で、周囲の男たちを震え上がらせてきた。
そのヤンキー女が、頭を鷲掴みにされ、口をオナホ代わりに犯されている。そんなことをされながら、下品に股を開いたウンコ座りでチンポをちゅばちゅばと吸っている。
「んんっ、んっ……んーーッ!!」
ペニスを根元まで突き立てたタイミングで、橘川那由他の頭を抱え込んだ。後頭部に腕を回し、下腹部に顔が埋まるほどめいっぱい挟み込む。橘川那由他はくぐもった唸り声を上げるが、振りほどくことはできない。口の粘膜がギュッと締め付けてくる。喉が異物を押し返そうとする。その刺激をチンポで堪能しながら、おもいっきり射精した。
「んんっ、んーーーッ、んーーッ!! んーーッ!!」
最初に約束したとおり、胃にザーメンを流し込んでやる。吐き出された精液がビュッ、ビュと食道に浴びせかけられ、こってりとした白濁液が胃にボトボトと落ちていく。
反射的に逃れようとする橘川那由他の頭を、ガッチリと掴んで、グイグイとチンポを押し込む。チンポを包み込む橘川那由他の体内の温度はここちよい温かさで、オナホとしては最高だ。尿道に残った精液も一滴残らず奥に出してしまえた。
射精し終えてからも、槍太はしばらくチンポを突っ込んだままにしていた。橘川那由他はみっともなく股間を広げ、太ももに抱きつくように腕を回したまま、ブルブルと震えていた。喉奥に射精されただけでイッてしまったらしい。
「んっ、んおっ──ぉげっ、うえぇ……ッ」
チンポを引き抜くと、橘川那由他は苦しそうに咽
むせ
た。下を向いて、口内に溜まった唾液をダラダラ垂らしながら、肩で息をする。
「どうだ気持ちよかったか? おら、アクメ顔を見せてみろ」
槍太は枝垂れた金髪を無造作に掴んだ。
前髪を引っ張られ、無理やり上を向かされた橘川那由他の顔は、だらしなく弛緩していた。
「て、てめへ……♡ ふらけたころしやあって……♡ こ、ころすりょ……♡」
そうやって睨もうとするが、キッとした目蓋の下側には涙が浮かんでいる。いくら眉間に深く皺
しわ
を刻んでも、汗で長い髪がはりついて、涎
よだれ
でべとべとになったエロ顔では、相手を委縮させるどころか、チンポをまた硬くさせることにしかならない。
「……そんな強気な態度、いつまで取っていられますかね」
そう言いつつ、槍太は内心ほくそ笑んでいた。
途中、少し想定外の事態が起こりはしたものの、この流れは当初の計画の通りだ。橘川那由他が敵意を剥き出しにして抵抗してくれた方が、槍太にとっては都合がいい。
「もうセンパイは終わってるんですよ。自分の立場が自覚できるよう、これから、橘川センパイが無様に泣き散らすまで犯しまくってやりますから、覚悟してください」
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