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Sランク落とし④ 爆谷響子 ♡

爆谷響子が目を覚ましたとき、一瞬自分がどこにいるのかわからなかった。倒れ伏した地面の硬さ。頬を擦

るざらついた感触。見慣れぬ天井どころか、屋根一つない青空。殺風景なコンクリートの平場を取り囲んだ、白い鉄製の柵。見覚えのない風景。

「気がついたか」

しかし爆谷響子を見下ろして、声をかけてきた男の姿を目にして、ぼんやりとした頭に記憶が蘇ってきた。ここは校舎の屋上。そして目の前の男は──。

「意外と早く目を覚ましたな。気を失うほど盛大にイッた感想はどうだ」
「さ、雑崎
さいざき
ィ……ッ」

爆谷響子は勢いよく身を起こした。その顔は憎々しげに槍太を睨みつけている。羞恥、屈辱、怨讐、怒り。槍太に受けた仕打ちを思い出して、爆谷響子は感情を弾けさせるように飛びかかった。

「よくもアタシにあんなこと──ッ」

拳を振りかぶる爆谷響子に、槍太は動かない。攻撃を避けようとせず、ましてや反撃する素振りも見せない。ただ生徒手帳
コンパニオン・デバイス
を手にしたまま、ニヤリと笑った。

〈──固有能力
インヘレンス
の使用が制限されました〉

爆谷響子が槍太を殴りつけようとした瞬間、頭の中で機械的な音声のようなものが響いた。

拳が目標を捉える。しかしそれは、まるで人を殴ったことなど一度もないような、ひ弱な女子の乙女パンチほどの力のなさだ。白く細い指を握り固めた小さな拳は、槍太の胸にポフッと当たって止まった。見るからになんのダメージも与えられていない。

「な……」

爆谷響子の愕然とした顔。
それを見て、槍太はクツクツと笑い声を漏らす。

「忘れたのか、爆谷響子。お前の固有能力
インヘレンス
の使用権限は、オレの管理下にある」

その言葉を聞いて、爆谷響子の顔が真っ青になった。

爆谷響子の固有能力
インヘレンス
は、相手よりも強くなる最強の〝強者の論理
ミックスアップ
〟だけではない。素手で殴り合う際に戦闘力が著しく向上する〝喧嘩上等
パンチアウト
〟も合わせて保有しており、固有能力
インヘレンス
を行使してこない相手なら、それだけで一蹴することができる。

しかし、今の爆谷響子の拳は、あきらかにその固有能力
インヘレンス
の恩恵を受けられていなかった。

〝あの瞬間〟の記憶は、激しい絶頂のせいで曖昧になっていた。しかしそのおぼろげな記憶……〝グラッジ・ルール〟での決闘に敗れてしまったことが、まぎれもない事実なのだと、いやおうなく思い知らされる。

「クク……どうだ、オレに固有能力
インヘレンス
を奪われた感想は」

爆谷響子は最強だった。たとえ相手がどれほど速い拳を振るおうと、それを上回る速さで迎え撃つことができる。たとえ相手がどれほど鉄壁の防御力を誇ろうと、それを上回る重さで拳を振るうことができる。

どれだけ大勢の敵に囲まれようと、どれだけ卑劣な罠を仕掛けられようと、関係ない。そのすべてを凌駕し、真正面から打ち砕くだけの圧倒的な力を身にまとい、〝西の極星〟を一年で制覇し、〝東の天頂〟でも転入当初からSランクという規格外の評価を与えられた、まさに無敵の存在だった。

しかしそれはもう、過去の話だ。その強さを爆谷響子に与えているのは、彼女の固有能力
インヘレンス
に他ならない。その使用権限を奪われてしまった今、爆谷響子はもはや槍太の所有物になってしまったといっても過言ではなかった。

「た、頼む……アタシの固有能力
インヘレンス
を、返してくれ……」

爆谷響子は顔を俯
うつむ
かせ、声を絞り出すようにして懇願した。

「なんだ、喧嘩上等の爆谷らしくないな。まぁ無理もないか。なにせ、転校してきてからこれまで、散々正義ぶった振る舞いで、他の生徒たちに制裁を加えてきたわけだからな。お前をヒーローみたいに持てはやす連中は、これからもチンピラどもから守ってくれと、無邪気に頼ってくるだろうな」

しかし戦うように背を押されても、固有能力
インヘレンス
が使えなければ、無様にも返り討ちにあってしまうだけだ。

「それにお前にやられた連中も、復讐の機会を狙ってる。そんなやつらに、お前が固有能力
インヘレンス
を使えないなんて知られたら、タダじゃ済まないだろうな」

爆谷響子は唇を噛んだ。そんなことは、槍太に言われるまでもなく、よくわかっていた。

「だけど、なにもオレだって、お前をそんなゴミどもの餌食
えじき
にするなんて、もったいないことをしようとは思ってない。急に殴りかかってきたから仕方なく権限を行使しただけで、オレの言う通りにするなら、サスペンドを解除してもいい」

チクショウ──やっぱりそういうことかよ。爆谷響子はそう毒づきたいのを、なんとか堪えた。

「言う通りにするなら、だと?」
「まずは、オレに謝罪しろ」
「謝罪?」
「そうだ。これまでオレに働いてきた悪行を詫びるんだ」

爆谷響子はギリッと音が鳴るほど歯を噛みしめた。悪行だと? そんなものを働いた覚えはない。

爆谷響子が槍太にしたことといえば、道案内の途中で不良たちに絡まれているのをかばったことと、昼飯を一緒に食べようと誘ったことくらいだ。

それなのに槍太はむしろ、爆谷響子にいい昼飯スポットがあるなどといって騙し、号山
ごうやま
組の不良たちの待つアジトに誘
おび
きよせた。悪行を働いたというなら、それは槍太の方だろう。

それで爆谷響子に謝れというのは逆恨みにもほどがある。
しかし、今はそんな理不尽でさえ、受け入れるしかない。

「……悪かった。今までのことは謝る」
「お前ふざけてんのか」

悔しさを堪えて絞り出した爆谷響子の謝罪を、槍太はあっさりと切って捨てた。

「それが人に謝る態度か? 強さを鼻にかけて、散々人を見下してきたSランクの最強女さんは、謝り方一つ知らないのか。随分と礼儀知らずな生き方をしてきたもんだなぁ、おい」
「ッ……じゃあ、どう謝ればいいっていうんだよ」
「本当に悪いと思っているなら、今からオレの言う通りにしろ」

侮辱に耐えて歯噛みする爆谷響子に、槍太は〝謝罪のやり方〟を告げた。それを聞いた爆谷響子は、目を驚かせると、体を隠すように腕を胸元に折りたたんで、半身に後ずさった。

「ふ、ふざけんな……そんなこと、できるわけ……ッ」
「イヤならいい。だったらサスペンドは解除しないままなだけだ。無能力者として過ごす敵だらけのステキな学園生活をエンジョイしてくれ」
「チッ、クショオ……雑崎、テメェ……」
「その反応は、謝る気はないってことだな。じゃあオレは、これで帰ることにするか」

槍太は後ろを向くと、軽く手を上げて、屋上の出入口の方へ歩き出した。

「ま、待てっ」

その背中に、爆谷響子が慌てて声を掛ける。

「待ってくれ……! わかった。謝る。お前の言った通りに謝罪する。だから、私の固有能力
インヘレンス
を返してくれ……ッ」

必死の呼びかけに、槍太が振り返った。
その顔には、優しさや共感性のかけらもない、他人を自分の思い通りにできる愉悦に満ち満ちた笑みが浮かんでいた。

「それはお前の謝り方次第だ。ちゃんとできなかったら、容赦なく帰るからな。しっかりやれよ」

爆谷響子はしばらくためらっていたが、やがて意を決したように、スカートを脱いだ。サイドのホックを外し、短いプリーツがストンと地面に落ちると、上は制服を着たまま、下は丸出しのパンツに靴下と上履きだけになる。

続けて、胸にSランクの四つ星が輝く普通科のブレザーを脱ぎ、それからシャツのボタンに指を伸ばす。上半分は既に外れており、ブラジャーを取りあげられた生乳が丸見えになってしまっているが、その残りのボタンもプツプツと一つずつ外していく。

服を脱いでしまうと、隠す物のない爆谷響子の体型が、露
あら
わになる。手で隠そうとしても盛大にはみ出す豊満な乳、乙女らしい華奢な印象の肩、引っぱたきたくなるようなムッチリとした腰回り、キュッと引き締まりメリハリのきいた胴のクビレ。

特技はケンカだのと言い、戦いに明け暮れているような女には相応しくない、男の性欲を煽
あお
りたてる見事な体つきだ。どこからどう見ても、ケンカよりセックスの方が得意そうだ。

腰に手を当てて、パンツを掴んだところで、爆谷響子は少し固まった。さすがに、これを脱いでしまうのには、心理的な抵抗が大きいのだろう。前かがみに乳を垂らし、パンツを引っ張った状態でしばらく躊躇
ためら
っていたが、しかし結局は諦めて、パンツを下
おろ
した。脱ぎ下
おろ
すために横に引き伸ばされた水色の縞
しま
パンは、脚から抜けると女物のパンツらしく、クシャクシャの小さな包
くる
まりになった。

上履きと靴下も脱ぎ、全裸になる。衣類を折りたたんで、綺麗に揃えてから、あらためて立ち上がる。指示された通り、乳首や股間を手で隠すようなことはせず、堂々とした立ち姿……だが、真っ赤な顔と膝の震えのせいで、〝無理をしている〟ことがあからさまだった。

爆谷響子は、逃げたくなるほどの羞恥心を、必死で堪えていた。学校で、同級生の目の前で、すっぱだかになるなんて、正気の沙汰ではない。勃起した乳首。じゅんじゅんに濡れた股間。それらを舐めまわすような視線を全身で感じる。

「こ、これから、わたくし……爆谷響子は、謝罪をさせていただきます。誠心誠意、謝らせていただきますので、どうかわたくしの反省した姿をご覧になってください」

震えた声で口上を述べると、爆谷響子はその場に正座した。乳を抱えながら体を前に倒し、手をハの字に置く。背中を丸め、額を地面に擦
こす
りつける。背骨のラインが綺麗に浮き上がる、見事な〝全裸土下座〟だ。

〈チクショウ──〉

あまりの屈辱感に、垂れた前髪の奥で、爆谷響子は歯を食いしばっていた。

〈ア、アタシに、こんな真似させやがって──〉

そうやって、尻をつき出し、無防備な後頭部と背中を晒した姿は、あまりにも惨
みじ
めだった。土下座など、尊厳を打ち砕かれた敗北者の行いだ。プライドのある人間がすることではない。哀れみを乞い、まるで踏まれることすら求めているような、服従の姿勢。そんなことをさせられているというだけで、爆谷響子は悔しくてたまらない。

なのに、そこに、槍太は容赦のない言葉を掛けてくる。

「おいおい、それで終わりか? まだなにか言うことがあるはずだよな」

こんな屈辱を与えておいて、さらに辱
はずかし
めないと気が済まないのか。そう怒りを覚えても、反抗することはできない。今の爆谷響子は、槍太のいいなりになるしかない、惨めな敗北者だ。

「は、はい……アタシは、自分が強いと勘違いして、正義ぶって槍太さまに説教をするなどという、愚かな行いを働いてしまいました。どうかその過
あやま
ちを、償
つぐな
わせてください。偉そうなことを言って、申し訳ございませんでした。全部アタシが間違ってました。アタシがバカでした。頭の悪いバカ女を、どうかお許しください」

悔しくて仕方なかった。謝罪の言葉を一音発するごとに、耐えがたい恥辱が、爆谷響子の背中を震わせる。

「ア……アタシは、固有能力
インヘレンス
がなければ何もできないクソザコ女です。それなのにイキがって身の程知らずにも槍太さまに逆らってしまいました。槍太さまに固有能力
インヘレンス
を取り上げられて、いかに自分が弱く情けない存在か思い知りました。ですから、どうか、固有能力
インヘレンス
をお返しください……」

確かに、爆谷響子は槍太を侮
あなど
っていた。相手に固有能力
インヘレンス
を使わせた上で、それを上回って勝つという姿勢そのものが、強者の傲慢
ごうまん
だった。

しかし、今の爆谷響子は、槍太を全力で倒すべき敵とみなしている。従順な振りをしていれば、隙
すき
をついて倒すチャンスは必ず生まれるはずだ。そのとき固有能力
インヘレンス
さえ使える状態なら、能力をサスペンドされる前に気絶させることもできるだろう。生徒手帳
コンパニオン・デバイス
を破壊してしまえば、サスペンド権限を行使することもできなくなる。

〈こ、この程度の屈辱……耐えてやる……ッ〉

大事なのは一時的にでも固有能力
インヘレンス
を取り戻すことだ。
それができるなら、槍太ひとりに無様な姿を見られたとしても構わない。

「もうオレに逆らったりしないか?」
「はい、槍太さまに逆らうようなことは、二度といたしません」
「これからは、お前の固有能力
インヘレンス
はオレのために使わせる。オレの従順な手駒として、ちゃんと言うことに従うか?」
「はい。返していただいたい固有能力
インヘレンス
は、槍太さまのためだけに使います」
「そうか。だったらそれを、あらためて宣言してもらおうか」

爆谷響子は開き直っていた。今は屈辱的なことを言わされても、そんなことは口だけだ。固有能力
インヘレンス
さえ取り戻せればいい。こうなったら、槍太が満足するように、いくらでも恥ずかしいセリフを口にしてやる。構いはしない。どうせ見ているのは槍太ひとりだ。

そう思って、爆谷響子が唇を開きかけたとき、ガチャリと扉が開く音がした。

「……二人とも、なにをしているの?」

屋上の出入口から聞こえてきた声に、爆谷響子は身の毛のよだつような震えを感じた。声の主が誰かはすぐにわかった。早瀬
はやせ
真乃
まの
──槍太や爆谷響子と同じ、普通科二年十三組のクラス委員長だ。

なぜ? どうしてここに委員長が? 爆谷響子は混乱していた。ズキズキするほど心臓が大きく音を立て、勢いよく送られる血液の圧力を全身の血管で感じる。

そういえば、屋上へ来るように爆谷響子に言ったのは、早瀬真乃だった。槍太に伝言を頼まれたらしいが、二人が屋上でなにをしているのか、クラス委員長として気になって様子を見に来たのかもしれない。なんでそんな、よけいなことを。

「全裸で土下座って。爆谷さん、雑崎くんに負けちゃったんだ」

早瀬真乃の言葉を聞いた瞬間、汗がブワッと噴き出した。息が詰まるほど熱くてたまらない。全身の汗腺が開いたような感覚だった。

ガタガタと震える。見られた。こんなところを見られてしまった。学校で全身すっぱだかになって、土下座をしているところを、クラスメイトに見られてしまった。

〈終わった──アタシ、おわっちゃった──〉

こんな無様でみっともなくて、人の尊厳をかなぐり捨てたような格好。誰かに見られてしまったら、とても生きていけない。これから一生、全裸土下座の女と蔑まれる。もう誰からもまともな人間としては見てもらえない。

それなのに、爆谷響子の股間からはじゅんじゅんと透明の汁が漏れていた。絶望的な状況。圧倒的羞恥。今まさに人生が破滅したというのに、脳から快楽物質がドバドバと生み出される。

〈あ、ああぁ──ヤ、ヤバイ。なにか、クル。変なのがクルぅ──ッ〉

土下座をしたまま、爆谷響子は小さくアクメした。腰がブルブルと震え、プリンとした丸出しの尻
ケツ
の向こうに、小さく愛液が飛ぶ。

「ちょうど今、敗北宣言をさせているところだ。早瀬も見ていくか、あの爆谷響子が、死ぬほど情けないセリフで服従するところ」

そんな爆谷響子に、槍太は容赦ない言葉を投げかける。

「おら。どうした、早くしろ。まだ言うべきことが残ってるだろ」

爆谷響子は肩を震わせて、ハァハァと息を継いだ。こんな状況で、クラスの生徒がいる前で、敗北宣言なんてできるわけがない。槍太ひとりなら、何を言っても口だけだと開き直れた。しかし他人に見られているところで、服従を誓うなんて、そんなの──心からの屈服の言葉になってしまう。

「言えないなら、このまま帰るぞ。固有能力
インヘレンス
は返してやらずにな」

だがそう脅されると、逆らうことはできない。もう逃げ道はないんだ──そう実感した瞬間、爆谷響子はまたアクメした。

「こ、これからは、槍太さまの言うことをなんでもききます。返していただいた固有能力
インヘレンス
は、槍太さまのためだけに使うことを誓います。素直で従順な、使い勝手のいい道具になるよう努力いたしますので、どうか、アタシを槍太さまの手駒にしてください……」

全裸土下座で服従を誓いながら、爆谷響子はぷしゅ、ぷしゅと愛液を噴いた。

〈あ、ああぁ──き、きもちいぃぃッ〉

その噴出は、抑えようとしても抑えられない。

〈どうして、どうしてなんだぁ──こんな酷いことを言わされてるのに、気持ちいいなんておかしいだろっ──全裸で土下座させられて、人生終わらされて、なんで気持ちいいのが止まんないんだよぉ──ッ〉

そう思えば思うほど、ゾクゾクする感覚が背中を走る。惨
みじ
めさを感じるほど、悔しさを噛みしめるほど、乳首がキリキリと勃起する。股間がキュウンと痺
しび
れ、強烈な快楽を伴うアクメ汁をピュッピュと飛ばしてしまう。

「服従の言葉を口にしながらイクとは、とんでもないマゾメスだな」

そう言って槍太は爆谷響子に近づいた。肛門も女性器も丸見えの後ろ側にしゃがみこむと、ブルブルと震える股間に、遠慮なく指をあてがう。

「んっ、いいッ──♡」

なんの物理刺激もなしに敗北宣言を〝見られた〟というだけで絶頂してしまっていたマゾマンコは、軽く触られるとまたあっけなくイッてしまった。そんな状態の完熟マンコに、容赦なく指先が入り込んでくる。

「ンッ、ほぉ♡ おぉオ……んッ♡」

指を突っ込まれ、グチョグチョと穴をほじられると、思わず腰が浮きそうになる。ンホンホと喘ぎ声を鼻からもらしながら、必死に土下座の姿勢を保つ。頭を地面に擦
こす
りつけたまま、繰り返し訪れるアクメをやりすごそうとする。

「もう一度確かめるぞ。これからはオレの言うことをきくか?」
「はっ……はいぃ♡ ききますッ♡ 槍太さまの、おっ♡ 言いなりに、なります♡」
「もう二度とオレに固有能力
インヘレンス
を向けたりしないな?」
「し、しませんッ♡ そんな不届きなことは二度といたしません♡ ふッ、ぐッ♡ うぅ……アタシの固有能力
インヘレンス
は槍太さまのものです♡ んぐっ♡ 固有能力
インヘレンス
を返していただいても、槍太さまのためだけにしか使いませんッ♡ お、お約束しますッ♡」
「本当にオレの手駒になるんだな?」
「なりますッ♡ あおおぉ♡ そ、槍太さまの手駒になります♡ ならせていただきます♡」
「じゃあこれからは、いつでもオレの道具として使えるように、ずっと側
そば
に仕
つか
えろ。わかったな」
「はいっ♡ わかり、ましたっ♡ わかりましたぁあァん♡」

そうやって、膣に指を突き刺されたまま、アクメさせられながら忠誠を誓わされると、まるで本当に自分が槍太の所有物になったようだった。もはや自分は自分のものではない。自分の所有者だった自分を壊され、あらたな所有者に乗っ取られてしまうような感覚。

「あーあ、みっともない」

そんな爆谷響子を見て、早瀬真乃が嘲
あざけ
るように笑い声を立てた。
アクメでバカになっていた頭が、一瞬冷静になる。

「いくら負けたからってここまでする? あの爆谷響子がこんなことしてるなんて、クラスのみんなが知ったらどう思うかしらね。こんな女が同級生とかクラスの恥よ、この変態」
「あ、あ……」

その言葉に、爆谷響子はショックを受けた。クラス中から蔑
さげす
まれる変態。自分がそんな存在になり果ててしまったのだと突き付けられて……それなのに〝その事実〟でまたアクメしてしまう。

「あ、あぁッ♡ ンッ、ほぉんッ♡」
「こんなこと言われて、まだアクメしてるの? うわぁ、ホント終わってるわ、この女」
「うっ、くうぅ……ッ♡ んふっ♡ んんんッ♡ ……おォん♡」

どんなに堪えようとしても、アクメを抑えることができない。尻に力を入れ、下腹部をギュッと固めても、中をかき回す指の動きが止まらない。まるで爆谷響子のプライドなど、一片たりとも残さず叩き割ってやるとでもいうような、情け容赦のなさだ。

「あー、いい気味。アナタのこと、気に食わなかったのよね。転校してきて、いきなりクラスの中心になって。その上、Sランク? ふざけないでよ。私が今の地位を得るために、どれだけ努力してきたと思ってるの? それをあっさり奪っていって……でも、いまの無様な姿を見て、スッキリした。Sランクとかいって、一皮剥

けば、股に指を突っ込まれて、みっともない喘ぎ声をまき散らすメス豚じゃない。

しかもクラスメイトに見られながら、全裸で土下座して絶頂するなんて、ホント最低。羞恥心とかないわけ? 人として恥ずかしくない? こんな生き恥晒して、これからの人生どの面さげて生きていく気なの。まともな神経してたら、自己嫌悪で自殺するくらいして当然だよね。あ、でもそっか。まともな神経してたら、こんな恥ずかしいことで気持ちよくなれるはずないか。だったら、人前で平気でアクメする恥知らずにも、わかるように教えてあげる。アンタみたいな人の尊厳をなくした汚物は、とっと死んだほうがマシよ」

そうやって罵倒されても、爆谷響子は言い返すことができなかった。槍太に屈服を強要されているからではない。膣に指を入れられ、アクメを強制されているからでもない。

早瀬真乃の言葉が真実だからだ。

人の尊厳をなくした汚物──その通りだと思った。人前だろうとなんだろうと、性欲に流されるままに、快楽を求めてあさましくアクメを貪
むさぼる
る見苦しい汚物。そんな恥の意識を持たない獣のような、節操のない生き物は、もはや人として生きていくに値しない。爆谷響子自信、そう思った。

「おい」

だから、その声が聞こえてきたとき、爆谷響子は耳を疑った。

「性処理便所が、調子に乗ってんじゃねえぞ」

その声は怒りに満ちていた。相変わらずマンコを指でほじくりながら、爆谷響子の背中越しに、槍太が言葉を発する。

「たしかにこいつは、人前で辱
はずかし
められてアクメする恥知らずだ。だが、人間は誰だって他人に言えないような性癖を隠し持っている。こいつはちょっとそれを暴き出されてしまっただけで、他のやつらだって同じなんだよ」

言っていることの意味はよくわからない。自分をかばってくれているのだろうか。罵
ののし
られても仕方ないような自分を、早瀬真乃の厳しい咎
とが
めだてから守ってくれているのだろうか……?

「ちょっと首を絞められただけでお漏らししたり、チンポの臭いを嗅がされただけで腰を振って喜んだり、嫌いな男に屈辱を与えられて即落ちしたり。どいつもこいつも救いようもない変態ばっかりだ。だが、それを引き出したのはオレの能力だ。だから──」

よくわからない、けどなぜかドキドキする。心臓の鼓動に合わせて甘い痺れが全身に送られ、息苦しさで頭がぼんやりとしてくる。呼吸が熱い。体温も熱い。心臓も、まつ毛の先も、足の裏も、いまにも火がついてしまいそう。

「コイツの性癖を笑っていいのはオレだけだ。お前みたいな調教済マゾ便器にコイツをバカにすることは許さねぇ」

〈ふっ、くううぅぅぅぅン────ッ♡♡♡♡♡〉

どうしてだかわからないままに、爆谷響子は、自分のお腹にキュゥウとうずくような何かを感じた。深いところまで、ズーンと届くような感覚だ。意志とは関係なく、膣が収縮し、入れられたままの槍太の指を締め付けてしまう。まるで甘えん坊の子供がおねだりをするように、キュンキュンと搾
しぼ
るような動きで、膣肉が勝手に蠢
うごめ
いてしまう。

「ゆ、許さないですって? アナタになんの筋合いがあってそんなことを……」
「あ? なんだお前。奴隷が意見すんのか?」
「私はアナタの奴隷じゃない」
「貸し出されたんだから、今はオレの物だ。言葉には気を付けろよ、オレは他人から借りた物でも平気で壊して返す男だからな」

槍太の言葉に早瀬真乃はたじろぐが、爆谷響子はそれどころではなかった。さっきからイキ続けている。槍太の硬い指の節の形までわかってしまうほど、グイグイと膣で締め付けてしまっている。

〈あッ、あぁぁ──ッ、な、なんだこれ♡ なんだこれぇ♡〉

二人の問答を気にする余裕もない。爆谷響子は、愛液をトロトロと流した。こまめに噴出するのではなく、途切れなく、果汁を絞り出すように、透明の液体が股間から筋を引いて垂れ落ちる。

〈くぅぅん──♡ ち、ちがうっ♡ さっきまでのアクメと全然ちがうぅぅ♡ 無理矢理イカされるのと違って、幸せすぎるっ……♡ 甘くて優しくて、頭がとろけそうになるっ♡〉

そのことに槍太が気づいていないはずはないだろう。しかし槍太は、爆谷響子がイクままに任せて、早瀬真乃との話を続けていた。そうやって無視されながらイッてしまうと、切なさが募って余計に愛液がとろけ出てしまう。

「ていうか、お前、なにしに来たんだ。念のために見張ってろって言いつけてあったろ」
「……そ、そう。それを伝えに来たの。どこかから変な声が聞こえるって、下で騒ぎになりかけてる」
「は? そういう大事なことは早く言え」
「ちょうどお楽しみ中みたいだったから」
「ったく。気が利くんだか利かないんだか」

大して怒っている風でもなく言いながら、槍太は爆谷響子のマンコから指を引き抜いた。

「んおっ♡」

爆谷響子は思わず顔を上げた。半目に、唇をすぼめて、ビクッと震える。
甘美な快楽に浸っているところへ、あまりにも急な抜き方だったので、膣肉が引っぺがされて、それでまたアクメしてしまったのだ。

「おい、いつまでもアクメしてるなよ。聞いたか? お前がうるさく喘ぎまくるせいで、怪しまれてるらしいぞ。少しは反省しろ、このオホ声ブタが」
「も、申しわけございませんン……♡」
「さっさと服を着ろ。グズグズしてると、全裸で校内を引きずりまわすぞ」

槍太の言いように、爆谷響子は頬を膨らませた。少し不満そうな顔つきだった。

〈な、なんだよ……くそ……好き勝手なこと言って……♡〉

さっき感じたことは、きっと何かの間違いだ。爆谷響子は気を持ち直すように頭を振った。こんなクズ男が、わざわざかばってくれるようなことをするはずがない。

爆谷響子は急

かされるまま、震える体をおして立ち上がった。下腹部には、まだズクズクとした感覚が消えないまま残っている。もし誰もいなければ、ここでオナニーを始めてしまいたくなるほどもどかしい。内またを擦
こす
り合わせて気を紛らわしながら、爆谷響子は服を身に着けはじめた。

槍太と早瀬真乃は、それを待つ間、まるで学校帰りに教室でグループの友達を待っている生徒のように、雑談をしていた。ごく日常的な光景と、さっきまで行われていたことのギャップに、爆谷響子は自分の方がおかしいのだろうかと不安になる。

話を聞いてると、二人はどうやら共謀していたようだ。爆谷響子が心配したように、今日のことがクラス中に知られてしまう心配はないらしい。

「それにしても本当に爆谷さんを手籠めにしちゃうなんて。学校にいる間も、ずっと一緒にいるつもりなの?」
「まぁな」
「それはそれで変なんじゃない? みんな『なんであんな落ちこぼれとSランクが一緒に?』って不思議がると思うけど」
「それは事実だろうけど……さっき言葉には気を付けろって言ったよな? まぁ、別に、ずっと一緒にいるくらい、恋人だとかテキトウに理由を付ければなんとでもなるだろ」

〈こ、恋人──!?〉

思いがけない槍太の言葉に、爆谷響子は顔を真っ赤にした。こいつは、自分の体を自由にするだけでなく、心まで奪おうとでも思っているのだろうか。

「おい、それでいいよな」

槍太が話を振ってきても爆谷響子はすぐには答えられなかった。

「……話を聞いてなかったのか? お前がオレにベタ惚れで、ずっと一緒にいないと気が済まないってことにするからな。誰かに聞かれたときは、その〝設定〟で答えろよ」
「ほ、本気で言ってるのか……?」
「なんだ、不満か? さっきの〝宣言〟はウソだったってことか?」
「い、いや……わかった。言う通りにする……」

爆谷響子はとりあえず逆らうことを止めた。今はもう、頭の中がぐちゃぐちゃだった。散々イカされて、屈辱的な仕打ちで嬲
なぶ
りものにされて、冷静に何かを考えられる状態ではなかった。

「よし、着終わったな。大事
おおごと
になる前にさっさと帰ろう」

しかしこれでひとまずは解放される。もう自尊心を砕かれるような振る舞いを強要されることも、無理やり絶頂させられることもない。この場を離れれば、それらの責め苦から逃れることができる。とにかく今はそれだけでよかった……。

ゆっくり休んで、後のことはそれから考えよう。そうすれば、何か考えも浮かぶかもしれない。この男の魔の手から逃れる良い考えが。

そうやって束の間の自由を取り戻したと思い込んで安堵する爆谷響子に、槍太が信じられない一言を発した。

「続きは、爆谷の部屋でやるぞ」
「……は?」

希望を取り上げられた顔を、汗が一筋流れる。丸く見開いた目と、半分開いた口は、青ざめながらもどこか笑っているようで、その間が抜けた表情は爆谷響子の悲壮感をより際立ったものにしていた。

「なんだ、一人で帰れると思ったのか? さっき言ったろ。道具として使えるように、ずっとオレの傍
そば
にいろって」

爆谷響子はこのとき本当に、自分がこの男のモノになってしまったのだと、理解した。

「これからは四六時中一緒だ。今後、お前にプライバシーだとかプライベートだのとかいうようなものは、一切存在しないと思え」

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