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第4話 今更戻れと言われても、もうおそ…………戻りましゅぅぅぅ! その1 ☆

ファナさんが部屋を出てからどれくらい経ったのか。空腹感を感じて目を覚ますと、太陽が傾き正午を過ぎていた。

(……夕方に迎えに来るって言ってたよな? まだ数時間あるし、軽く飯でも食べておくか。)

食事をした後、水浴びで体を清める。
その間、冷静になるよう心がけてはいるものの、強いモンスターに挑む時のような緊張感や、逆に浮ついたようなドキドキが入り混じり、どこか落ち着かなかった。

(レナやニーナと会って話すだけだ。それ以上は何もない。それに、約束を果たせばまた……)

その後の事に想像が及びそうになり、慌てて頭から打ち消す。下手な事をして、昨日みたいにペースを握られてはまずい。冷静……冷静でいるんだ。

準備を整え終え、少ししてから部屋の扉が控えめに叩かれた。

「シンさん、こんにちは、ファナです。約束通りお出迎えに来ました。」

昨日、散々聞いた声が壁越しに響いて来る。その声音を聞くだけで胸が少し跳ねてしまう。

(れ、冷静になれ。昨日のはスキルのせいなんだ。ただ二人の話を聞いておしまいにすればそれでいい。)

深呼吸をして心を落ち着けて扉を開くと、そこにはシスター服を着たファナさんが、背筋を伸ばして立っていた。

「ど、どうも、お待たせしました。」
「いえ、こちらこそ無理なお願いを聞いて頂き感謝しております。……それでは参りましょうか。」

僕と部屋の様子を一瞥して、彼女はそのまま背を向け歩みを始め、それに付き従うように僕も歩みを進める。
背中の向こう、ファナさんの表情は伺えないままに。

暫く通りを歩き、たどり着いたのは装飾も華美な高級な宿屋だった。おそらく一泊するだけでそこらの宿の一月分は金がかかるだろう。

そのまま受付を素通りして階段を登り、たどり着いたのは最上階の部屋の扉だった。

「……確認ですが、シンさんはここで二人のお話を聞いて頂くだけで結構です。どう判断するかは全てシンさんにお任せいたします。」
「わ、わかりました」

肩を少し震わせながら答える僕に、彼女は可笑しそうな小さな微笑みを浮かべて、こちらの耳元に顔を近づける。

「……そんなに緊張しなくて大丈夫ですよ♡ これが終わればお礼♡ いたしますからね♡」

蠱惑するような言葉を紡ぐ彼女に、動揺を悟られまいと静かに扉を開いた。

部屋に入ると短い通路があり、その奥にまた扉があった。

ガチャン

背後の扉から鍵を閉めた音が聞こえて、僅かに焦りを覚えたが、いざとなれば扉を破壊して逃げればいい。
そう考えて一つ息を吐き出し、油断を捨てて僕は部屋に繋がる扉を開いた。

「——な、なんで!?」

そこには予想通り、レナとニーナの二人がベットに並んで腰掛けていた。
僕が驚いたのは二人の格好だ。

「よっす!」
「シン、来てくれて、あり……がとう」

二人は上下ともに下着のみを着用しているだけだった。
日頃ローブで隠されているレナの真っ白な体は、胸と股間の僅かな部分だけを隠している布面積の少ない真っ赤な下着を着けることにより、普段の秘めた色気をより扇情的に主張していた。
逆に、普段は露出が激しいニーナは、同じく下着のみでも、フリルが散りばめられた色気よりも可愛らしさをアピールしたピンク色のもので、常時よりも愛らしさが際立っていた。そして、レナとは反対に、日に焼けた肌と、普段は服に隠されて日焼けをしていない部分の色の違いが、無性に僕の情欲を煽ってくる。
そして、二人に共通するのが、下着から溢れんばかりの乳房の存在だ。互いが僕の頭ほどもある乳房なのに、その谷間を惜しむ事なくゆさゆさと見せつけ、僕の視線を釘付けにしてしまう。
ずっとチラチラ気にして、本心では見たいと願っていたそれが、下着越しとは言え目の前にある以上、冷静さを取り繕うことなど出来るわけがない。

「ふ、ふたりとも、な、な、なんて格好してるんだ! ふ、服を着て——」

僕の言葉を遮るように立ち上がった二人は、静止の声を聞きもせず、僕の両腕に抱きついてきた。

むにゅん♡

「ちょ、ちょっと!」

両腕に二人の乳房がしっかり当てられ、いや腕を挟む形で包み込まれる。
両側から感じる暖かさと柔らかさ、その余りの快感に二の句が続かない。

「いいじゃんか、別に」
「立ち話もなんだから、座ろう? ……ね?」

僕の動揺など気にもしない二人に腕を引かれ、あれよあれよという間にベッドに座らせられる。座った後も二人は抱きしめた腕を離さず、右側にニーナ、左側にレナという形で、広いベッドの中央で男女三人が密集していた。

「は、話は聞くから、と、とりあえず離れて!」

僕のそんな悲鳴も二人は気にも止めず、むしろ、よりしっかりと胸を押し付ける。

「気にすんな、サービスだよ♡……シンも好きだろ? おっぱい♡」

パーティー内ではいつも明るい、元気なイメージしか無かったニーナの、今まで聞いたことのない色気に溢れた声色に僕の体は小さく震えてしまう。

「で、でも……」
「シン。聞いて欲しいことがあるんだ……お、お願い」

続いて左から聞こえるレナの羞恥の混じった声。ニーナほど性的な場に慣れていないだろう彼女は少し緊張しているのかもしない。

今にも情事が始まりそうな場の空気に呑まれ、僕は何も言えず、石のように固まってしまう。
それを了承と捉えたのか、レナが言葉を続ける。

「あの、ね?……信じてもらえないかもしれないけど、私は本当はシンと離れたくなかったの。一緒にもっと冒険したかった。……でもレイドが最近のシンの状況を見てクビにするって言い出して、断ったり私が一緒に脱退したら、シンに酷いことをするって言われて、何も出来なかったの。……今更こんなこと言っても駄目だよね。でもシンにちゃんと謝りたかったの。……ごめんね。」

真剣なレナの独白を聞きながらも、僕の意識の多くは依然腕に感じる胸の感触に向いていた。言葉に熱が込もるたびに、形を変えながら触れて包むその柔らかさに、上手く言葉が返せない。

「そ、そう……」

結局僕は許すでも罵倒するでもなく、相槌を打つことしか出来なかった。

「それに、私もね? シンのスキルで助けられていた事がわかってなくって、これから先に進んだ時にシンが取り返しのつかない事になったらって不安に……ううん、自分の力だって奢っちゃったんだ。本当にごめんね」

誠実にそう言うレナに、少し胸の奥がズキンと痛む。

「私もな……」

レナに続いて、ニーナも言葉を紡ぐ。

「シンが最近怪我ばっかしてっから、危ないんじゃないかって思ってさ。今は助けられるけど、これからランクが上がってもっと強いモンスターと闘う時に手を貸せないって思ったんだ。……実際は助けられてたのは自分達だってのに馬鹿だよな。……ごめんな。」

いつも明るさを振り撒き、能天気なことしか言わないニーナすらも、神妙な口振りで謝罪を口にする。

「そっか……」

僅かな沈黙の後、二人の胸の感触に少し慣れ、言葉を反芻することが出来る様になった僕の口から漏れたのは、許す許さないどちらでもない曖昧な言葉だった。

(二人の言い分はわかったけど、それでも僕はやっぱりすぐパーティーに戻れない。長い間、共に苦難を乗り越えてきたメンバーからの仕打ちを簡単に笑って流すことは出来ない。)

「二人の言いたい事はわかったよ。それでも、僕は——」
「だからな、シンにお詫びしたいんだ♡」

右側のニーナの胸の圧力が増した。僕の返答を聞かんとするかのように彼女は喋りだす。

「シンには悪いことした、だからお詫びがしたい。当然だろ? だから、なんも気にしないで楽しんでくれよ♡ ……この状況をさ♡ な?」

そう言ってニーナは背中に腕を回して、カチャカチャと音を立てた。次の瞬間に胸の締め付けが緩み、彼女の巨乳が膨らむように大きくなり、手を前に戻した時には下着が外されていた。
ぷるんと胸が揺れて、濃いピンク色の乳輪と、ニーナらしい元気にツンと尖った乳首が露わになった。

「ち、ちくび——」
「へへっ♡ ずっと見たかったんだよな? シンはいっつもチラチラ見ないように必死に目を逸らしてたけど、今は見ていいんだぜ? ほらちゃんと見てくれよ、私のおっぱい♡」

昨日のファナさんとの出来事でも見ることがなかった、生の、丸裸のおっぱい。それを見ていいと言われて視線が抑えられない。

(お、おっぱい……っは! ニ、ニーナもファナさんみたいに色仕掛けでどうにかしようとしてるのか? な、流されちゃだめだ!)

意志を強く持とうとする僕の努力を踏みにじるように、ニーナは生のおっぱいを僕の視界の中、上下にたぷたぷと持ち上げて揺らす。
先ほどとは比べ物にならない弾力を感じさせるその動きに危険を感じ、僕は咄嗟に目をつぶってしまう。

「別に我慢しなくてもいいじゃん♡ これはお詫びなんだから♡ ……なぁ、レナ?」
「……う、うん。 シン? 目を開いて、こっちも見て?」

促されたように言葉を出したレナ。おっぱいの感触が離れると、左側から先ほどのニーナのようにカチャカチャという音が鳴るとすぐ、しゅるると脱衣する音が聞こえる。

(レ、レナももしかして! ……み、みたいけど、でも……)

「シン、私も脱いだから見て? ……お願い♡」

羞恥を押し殺した声。そして昨日のファナさんのような甘いおねだり。我慢を超えた欲望が、意志に反して瞼を開いてしまう。
そこには、恥ずかしそうに露わになった胸を寄せているレナの姿があった。
顔を真っ赤にして羞恥を感じさせながらも、その爆乳を見せつけている。頂点の薄いピンクの乳輪と、レナのように可愛らしい小振りな乳首が僕を誘う。
しかも、恥ずかしくて胸を寄せているせいで、その谷間はより深くなり、柔らかさを視覚からも感じさせるようにつぶれて、より淫猥なものとなっていた。

「シン、お詫びがしたいの。……ファナさんに色々教わったんだ。……服、脱がすね?」
「大人しくしてろよ、っと♡」

一度我慢が途切れて、揺れる左右の生おっぱいを首を振りながら見つめる僕。そして僕が纏う服に、二人は手をかけてどこかいやらしい手つきで脱がせていく。

ぷるん♡
ガチャ、カチャ

たぷん♡
しゅる、しゅる

僕が揺れるおっぱいに視線を奪われている間に、服は剝ぎ取られ、上半身は裸、下半身は下着のみという、目の前の二人と同じ格好になっていた。

「シ、シン……おっきくなってる。」
「嫌がってるふりしても、やっぱり期待してんだな♡ ……いいぜ、たっぷりお詫びをしてやるからな♡」

二人のような美女。その生の爆乳を見て興奮を抑えられる男などいるはずもなく、僕のペニスも触れもしないまに大きくなり、下着を押し破らんばかりに屹立している。

「……い、いくね?」

じっと股間を見つめられていると、そこにくるかもしれない快感を想像してしまう。

恐る恐るといった風に、レナが僕の体に手を伸ばして触れる。

ぴとっ

ベニスを触られるとの予想に反して、優しく花を愛でるように彼女が触れたのは僕の乳首だった。

「っ、ひゃうっ!」

少し冷たい、もどかしい手つきにくすぐったさのようなものを感じ、僕は口から情けない声を漏らして、背中を反り返らせた。

「ご、ごめんね! い、痛かった?」

僕の反応に、悪いことをしたかのようにレナが焦り、こちらを見つめる。

「い、いや……その……」
「心配すんなって。今のは気持ちよかったんだ♡ こうして……」

くりくりっ

「あうぅっ!」

レナに続くようにニーナも僕の乳首に触れる。レナのような慎重さはその手つきにはなく、男の性感帯を探りながら的確に責め立て、摘まみ、指で捏ね、弄りまわす。
くすぐったさではない、明確なピリッとした快感が体に響き、呻きを上げると共に下着の中のペニスが小さく跳ねた。

「なっ? 男はこれされると気持ちよくなんだよ♡ ファナも昨日言ってたろ? ……だから、シンにちゃんとお詫びするために、お前もしっかり感じさせてやるんだぞ、っと♡」

ぎゅぅ~くりっ

「あぁっ……」

レナに説明をしながら、乳首をより強く潰すようにして回転させ、僕の体に快楽を送り込むニーナ。
その姿に鼓舞されたのか、レナも小さく息を吐き、僕の乳首を柔らかく摘まむ。

「こう、かな? こりってするの? ……シン、大丈夫? 痛くない?」

ニーナ程力を入れてない指の動きは、どこかもどかしいのに、そこから熱が体に生まれるような気持ちよさが溢れてくる。

「……そうそう。そんな感じ♡ しっかりとシンは感じてるから大丈夫だぞ? ……目印代わりにシンのちんちん見てみろよ? ほら……ビクビクッて震えてんだろ? これが男が気持ちよくなった時の合図だ♡」

ペニスで体の状態を分析されているような物言いに、頭の奥から恥ずかしが湧き上がるが、それがなぜか気持ちよく、ゾクゾクとした震えを体にもたらしている。

「うん、わ、わかった! こうやって……くりってして、つん。それからさわ~て撫でて……あっ、おちんちん跳ねた!」

レナは真面目にニーナの言葉を実践しているが、その姿は男性の性器を弄っているのに、玩具を与えられた子供のように無邪気な笑顔だった。

「うし。それじゃあ、次にたくさん弄って敏感になった乳首に、口を近づけて……れろぉ……♡」

ぴちゃ、ぴちゃ……

指が離された乳首、そこにニーナが口を合わせて、赤ん坊のように乳首に吸い付く。
ぴちゃぴちゃといやらしい音を立てて、僕の乳首を濡らし、舌でノックするように突き、ざらざらと舐めまわして、出もしない母乳を求めるように吸い付く。

「あぁっ! そ、そこ舐めちゃ……だ、だめ……」
「れろぉ……ぷはぁ……レナ、こう言ってるけどシンのちんちん見てみな? ビクンビクンって下着から飛び出しそうに暴れてんだろう♡ ほら、お前もやってみ?」

僕の痴態を見つめていたレナが、その言葉で左の乳首に口を近づける。

「わ、わかった! シン行くね? ん~ちゅぅ~」

ちゅっ、ちゅぅぅ~

「あっ、あふぅぅ……」

レナの唇は鳥が餌を啄むように、優しくキスをするように乳首に吸い付く。
体にキスをされているような音と、乳首を吸い込まれ動きで胸がむずむずして、股間の奥にずんずんと振動を覚えるような気持ちよさが響いてくる。

「良い調子♡ じゃあ、こっちもどんどんぺろぺろすっからな♡ あぁ〜む♡」

ぺろぺろ、ぴちゃぴちゃ、ちゅぱちゅぱと両乳首から音が響くたび、快感で染まった思考が働かなくなる。体の疼きもどんどんと増して、下着は先走りの染みがくっきりと浮かんでいた。

「れろぉ……シン、気持ちいい?」

ちゅっちゅっ

「声だして……あむぅ……いいんだぜ♡」

ぴちゃぴちゃ

「お、おっぱいも……んっ〜ぅ……沢山味わって良いんだよ?」

くちゅくちゅ

「こっちのおっぱいも……ふぅぅ……気持ちいいだろ♡」

ぺろぺろ

絶えず攻め手を緩めない舌と、押し付けられるおっぱい。股間にたまる快感を解放しようと動き出そうとする自らの指を、精一杯の力で引き止めるだけで僕は限界だった。

「ぷはぁ。……シン、随分と気持ちよさそうだな? 私たちのお詫び♡ 気に入ってくれたみたいだな♡」
「うん。……喜んでくれて良かった。……おちんちんも元気に跳ねてる。」

同時に二人が唇を離してそう言った。先程までの快感の余韻が残る乳首はジンジンと切なく疼きながら、最初よりも大きく、二人の唾液で濡れながら自らを主張するようにピンと突き出していた。

「ははっ♡ 乳首も女の子みたいに尖ってんな♡ ほらぴーんぴん♡」

からかいながらニーナの指で乳首を弾かれ、堪らず声をあげて体が震える。

「……ニーナ、だめだよ!もっと優しくしてあげないと。……ごめんね、シン。ほら、よーしよし。」

ニーナとは逆に、レナは優しく滑りを広げるように乳首を指で優しく愛撫する。その子供をあやすような言葉遣いと触り方に体が弛緩して、小さく吐息を漏らしてしまう。

そんな二人の責めを受け続け、敏感にされた体の疼きは耐えきれない程に膨らみ、全力で走った後のように僕は息を荒げてしまっていた。

「おっ……もしかして、そろそろ欲しくなってきたか?」
「……? 欲しいって何が?」
「う、うぅぅ……」

こちらを見透かすニーナと何もわからないレナ、そんな二人に問われて、僕は喉を引き絞るような音を出すことしか出来ない。

「そんな顔すんなよ♡ 大丈夫、お詫びなんだからちゃんとしてやるよ♡ ……それじゃ、ベッドに倒れてみな? ほい、どーん♡」
「も、もう! ニーナったら、乱暴にしちゃダメだよ! ごめんね、シン?」

軽く押されただけなのに、僕の体は抵抗なくベッドに倒れ込んだ、それにより二人のおっぱいの感触が離れて無性に寂しく、苦しくなってしまう。

「あぁ、おっぱいぃ……」
「大丈夫、おっぱいはちょっと離れただけだから♡ また後で味合わせてやるからさ♡」
「そ、そうだよ? シンが求めてくれるなら、いつでもおっぱいしてあげるからね。」

仰向けの僕の左右で、おっぱいが揺れて、そんな、心が溶かされるような言葉が届く。

「今、切ないだろ? その気持ちを全部ちんちんから出してあげなきゃだもんな♡ ……レナ、いくぞ?」
「う、うん! やってみる! ……え、えい!」

レナの言葉とともに、左右から伸びてきたニーナの右手とレナの左手がペニスを間に挟み、握手するように結ばれる。

「ひあぁっ!あぁぁうぅ……」

自分の指よりも柔らかく吸い付くような肌がペニスを包み込むと、それだけでこれまでとは違う直接的な刺激が走り、僕を震わせる。

「あっ、ピクってして喜んでる。良かった〜」
「じゃあ、いくぞ……せーの♡」

「しこしこ♡」「しこしこ〜」

二人が声を合わせて、僕のペニスを上下に扱く。

「あっ、あ、あぁっー!」

右側のニーナは、指の腹や掌でこちらの敏感な所を探り当てるように細かく動かし、左側のレナは優しく頭を撫でるような手つきでニーナについて行く。
異なる快感。それを一本のペニスに同時に与えられて、混乱と気持ちよさが混じり合い、より深く頭が蕩けていくのが実感できた。

「どうだ♡ ちんちんシコシコ気持ちいいだろ♡」

しこしこ

「沢山おちんちん気持ちよくなってね?」

さわさわ

「声だしてもいいんだぞ? ちんちん気持ちいい〜って♡」

しゅしゅしゅっ

「うん。シンが、おちんちん気持ちいいってなってるか教えて欲しいな?」

にゅるにゅるにゅぅ〜

「お、おちんちん……き、気持ちいいぃぃ……」

オナニーとは比較できない快感と、それを与えてくれる美女の言葉。促されるまま僕は口を開いていた。

「よく言えたな♡ 声に出したらもっと気持ちよくなったろ♡」
「ちゃんと言えて偉いよ。シンが気持ちよくなってくれて私も嬉しい!」

情けなく喘いで声を出したことを褒められ、羞恥以上の充実感が胸に広がる。

「ほら、大好きなおっぱいもちゃんと見ていいぞ♡ 手を動かすたびに、ばるんばるん♡ って揺れて……こういうの好きだろ?」
「わ、私のおっぱいも見ていいよ? ゆさゆさして恥ずかしいけど……シンが好きなら平気だから!」

たぷん♡ ゆさ♡ ぷるん♡ もにゅん♡

腕の動きに連動して、弾み、潰れ、揺れるおっぱい。おちんちんの快感を増幅させるようとする暴力的なおっぱいの視覚への攻撃。そんな光景が左右で繰り広げられているため、力が抜けて動かない顔の代わりに、瞳だけが目が回るほど頻繁に左右を行き来する。

「こっちのおっぱいは、たぷんたぷんだぞ♡」

ニーナのおっぱいの激しい揺れに誘惑され。

「シン、私も見て! むにゅむにゅしてるよ?」

対抗する、レナの形を変える爆乳に強引に視線を引き寄せられる。

「こっちのおっぱいは——」

ぷにゅぷにゅ♡たぷたぷ♡

「シン、おっぱいだよ——」

ぎゅむぎゅむ♡ ぽよんぽよん♡

争うように、自らのおっぱいをアピールする二人。そんな風に瞳を動かし続けていくと、おっぱい以外が目に入らなくなり、頭の中までがおっぱいの残像で埋め尽くされていく。

「お、おっぱいぃ、おっぱい……レナのおっぱい……ニーナのおっぱい……あはぁぁ……」
「おっと、熱くなってやりすぎたな♡ レナストップ。これ以上すっとシンの頭がおかしくなっちまう♡」
「えっ! 喜んでるんじゃないの? ……シン、平気?」
「喜んではいるけど、限度があってな……ほら、おっぱいアピールは一旦止めて、ちんちん扱きながら、こっちも触ってやるんだよ♡」

二人が何かを話しているが、未だ揺れ続けるおっぱいに支配された頭にはそれが入ってこない。

ぴとっ、さわ〜

「あっ!ふぅぁ〜……」

快感を与えられるおちんちん、頭を支配する誘惑おっぱい、そんな中、先程責められ続けた乳首に快感が再び与えられた。

「お、おちんちんきもちいぃ……おっぱいすきぃ……乳首くりくりうれしいぃ……」
「うふっ。素直に言えて偉いね。気持ちいいんだね?」
「ははっ♡ シンは贅沢だな♡ こんな爆乳美女二人にちんちん扱かれて、おっぱい見せてもらって、乳首まで弄ってもらえる♡ こんなこと経験できる男、そうそういないぜ♡」

自分でもわからないうちに、自然と言葉が漏れだしていた。
乳首の快感がおちんちんの奥に伝わり、そこで膨らんだ快感が全身を駆け巡り、乳首をもっと気持ちよくしてくれる。快楽のループが僕をどんどん追い詰めていく。

「……ねぇ、シン? 私たちのこと許してくくれる?」

(あぁ、きもちいぃ)

「なぁ♡ 許してくれよ♡」

(これ好きになっちゃうぅ)

「今はただ許してくれるだけでいいの」

(そんな風にいわれたらぁ)

「ほら♡ おっぱいもごめんって揺れてるぜ♡……だから♡」

(そ、そんなのずるいぃ……)

「「お願い♡ ゆ・る・し・て♡」」

「ゆっ……ゆるすぅぅ……」

「——あ、ありがとう! シン!」
「良かったわ〜! じゃあ、仲直りの印に一気にイかせるからな♡ ……しこしこ」

「——あぁっ! これすごっ!」

おちんちんを握る二人の手が一気に強くなり、加速していく。

ぎゅぎゅっ、しゅしゅっ、しこしこ、にゅるにゅる

「乳首も沢山可愛がってあげるね?」

こりこり、さわさわ、ぴんぴん、ぎゅぎゅ〜

「あ、あっ、あぁぁ!」

「シンは沢山気持ちよくなっていいんだよ♡」
「仲直りの印♡ ぴゅぴゅって出しちまえ♡」

股間の奥が熱く、精液が昇ってくる。

「大好きなおっぱい見て、もっと興奮してね♡」
「ゆさゆさおっぱいしっかり楽しめよ♡」

もうダメだ、我慢できるわけない。

「無理しちゃダメだよ? ほら体の力抜いて? 乳首きゅきゅ♡」
「こっちはぐりぐり♡ ちんちんの痙攣止まんねーな♡」
(あぁぁ! もう、僕……!)

「イって♡」

しこしこ、しゅしゅ、ぎゅぎゅ。

「イけ♡」

こりこり、かりかり、さわさわ

「気持ちよく出して♡」

にゅるにゅる、くちゅくちゅ

「おっぱい見ながら出せ♡」

たぷん♡ ぷるん♡ むにゅん♡

(レナぁ……ニーナぁ……いくぅ……)

「「シン♡ ……お・ね・が・い♡ ……イっちゃえ〜♡」」

ぴゅぴゅ〜! びゅびゅっ! ぴゅるぴゅる! ぴゅぅぅ〜!

精子がおちんちんから勢いよく吹き出す、今までのどのオナニーよりも量が多く、粘ついたゼリーのような白濁液が二人の手に降りかかる。

「お、出た出た♡」
「す、すごい……いっぱい出てるね♡ 」

足先から頭のてっぺんまで、突き抜けるような快楽で意識が朦朧となっていく。

ぴゅぴゅぅぅ!

射精が止まらず、快楽も途切れず続く。体がおかしくなるような気持ちよさが染み込んでいく。

「最後までしっかり出すんだぞ♡ しこしこ♡」
「お手伝いしてあげるからね♡ ぎゅぎゅ〜♡」

ぴゅっ……ぴゅっ……ぴゅぅぅぅ……

射精が治り、それを確認した二人の手がゆっくりと離れる。

「へへっ♡ いっぱい出したな♡ ……れろぉ。……すげぇ濃い味♡」

ニーナが、自らの手にくっついたゼリーのような精子を口に含んだ。その姿にドキンと胸が跳ねる。

「じ、じゃあ私も……あ〜むぅ。……ちょっと苦いけど、シンのって考えるとなんか嬉しいな♡」

レナが恐々と口に含み、満面の笑みを向けてくれるのを見て、おちんちんが小さく跳ねた。
それを見届けて、僕は静かに目を閉じた。

「あれ、疲れちゃったかな?……大丈夫だからゆっくり休んでね?」

ぽんぽん、とレナの手が優しく胸を叩く。

「ゆっくり寝てろよ? ちゃんと傍にいてやるからな。」

元気なニーナらしくない、柔らかい仕草で髪を梳かすように撫でられる。

「おやすみ」「おやすみなさい」

意識が途絶えた……

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

Side・ファナ
頃合いを見計らって部屋に入ると、上半身裸のレナとニーナの間で眠るシンさんの姿が見えた。
安らかな寝顔を見る限り、どうやら謝罪は成功したようだ。
「うまくいった?」
彼を起こさないように声を抑えながら尋ねると、二人はシンさんを撫でながら満面の笑みを浮かべた。
「じゃあ、あとはパーティーの復帰を承諾して貰えば解決ね。」
眠る彼を見つめながら、この後のことに考えを巡らす。
(二人の感じを見る限りだいぶ態度は軟化したと思うけど、昨日の決意の固さを思うと……素直に頷いてくれるかしら?)
私は小さく息を吐き、嬉しそうな顔のレナとニーナを、目を細めて見つめた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

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