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第12話 僕の仲間は――だけでしゅぅぅ! ☆

夢を見ていた気がする。
男二人、女性二人のパーティーに僕はいた。
数多の苦難を経て、もうすぐSランクだというところで追放される悪夢。いや、これは現実の話だ。
その後が夢だ。
見知らぬ賢者の女性に説得され、元のパーティーメンバー二人と和解し、四人で冒険するというありえない記憶。

だって僕は追放された直後にアリス様とカグヤさんのパーティーに迎えられたのだから。

「……あら、起きたの?」

「おはようございます。シン様」

瞼を開くと薄闇の先に揺れる蝋燭の火が見えた。
次いで捉えたのは椅子に腰掛けるアリス様とカグヤさん。肘掛けに両手を置きふんぞりかえる煌びやかなショート丈のドレスを着た小柄な主人と、両手を膝に置いた楚々とした佇まいのメイド。対照的な美しい女性の姿。

「シン──気分はどう?」

「はい……少し……ぼんやりしてます……」

寝ぼけたまま主人の言葉に反応して身体を起こす。
厚い毛布と柔らかなベッド。今更ながら自分が寝かされていたことに気づく。

「そう……じゃあ質問。あんたのご主人様は誰?」

たぷん♡

背丈に合わぬ爆乳を揺らして問いかける少女に、僕の口は迷わず動いた。

「ア、アリス様ですぅ♡」

「よろしい。なら、あんたのパーティーメンバーは誰?」

パーティーメンバー。
その言葉に反応して脳裏に浮かぶのは、直前まで見ていた夢の続きのような靄がかった映像。

「ぼ、僕のパーティーメンバーは……アリ──レナ……うぅぅ……」

頭が痛い。
体の中で何かが叫び声をあげている。

「──ご無理はいけませんよ? シン様♡」

ふにゅん♡ むにゅん♡

声が聞こえ、直後に顔が柔らかさに包まれる。
甘い、酔ってしまいそうな香りと共にカグヤさんの胸が僕を包み込む。

「ふがぁ……あ、あぁぁ……♡」

「シン様のパーティーメンバーは私とアリス様。そうでしょう? ね♡」

言葉を刷り込むようにおっぱいが顔を挟み、擦り、撫でる。
すると、すぐに寝ぼけている時とは違う、ぼんやりとした意識へと飲み込まれていく。

「ほら、おっぱい♡ ぱふぱふ♡ 大好きなおっぱいと愛しい仲間♡ くすくす♡ シン様はとっても頭がいいからもう思い出しましたね?」

「まったく……アヘアヘしちゃって仕方のない下僕ね。ほら私のおっぱいでも挟んであげるわ♡ ん、しょ──ぱふん♡」

空いてる部分を埋め尽くすように、アリス様のおっぱいが頭に触れる。
カグヤさんとは違う感触、異なる匂いに、頭が脱力を通り越して溶けるような恍惚感を覚える。

「こちらも……可愛がって欲しがってますね?」

「ふふっ、本当に浅ましい♡ こうして欲しいんでしょう?」

おっぱいに朦朧とさせられていると、二人の指先が蛇のように毛布の中に這い寄り、容易く屹立させられた男の象徴へと伸びてきた。

「しっかりとおっぱいを感じてくださいね♡ そしておちんちんも──ぎゅ♡」

「ご主人様の尊い指先で存分に乱れなさい♡ さぁ──ぎゅぅぅ♡」

むにゅ♡ にちゃ♡ ぱふん♡ にゅる♡

「はぅ、むぅ……ふがぁぁ♡」

頭と同じようにペニスが二人の肌に包まれ、扱かれる。
優しく慈しむようなカグヤさんの指。
力で、魅力で屈服させるようなアリス様の指。
二つの掌がおちんちんを間に挟んで指を絡ませるように混ざり合う。
「シン様……しゅこしゅこですよ♡ 爆乳サンドイッチで手コキ♡ これ、大好きですもんね♡」

「あんたがいっつも敗北射精してるおっぱいよ♡ もじもじ腰を震わせてないで、ご主人様に感謝なさい♡」

ぱふん♡ しゅこしゅこ♡ むぎゅぅ♡ にちゃにちゃ♡

【慣れ親しんだ 】おっぱいの感触とペニスを弄る淫靡な手つき。
一分も経っていないのに股間の奥は絶頂直前のように痺れ、早く早くと欲望を煽り立てる。

「ア、アリス様……♡ カグヤさんぅぅ……♡」

快感で記憶が混濁して、先ほどまで何を考えていたのか、そしてこれまでの自分がどんな風だったのかが薄れゆく。

「おちんちんシコシコですよ♡ シン様はいっつもこれをされて、幸せ敗北絶頂を繰り返してきたの、覚えてますね♡」

「捨てられたあんたを拾って、快楽を与えて、首輪を嵌めてあげた私達だけが仲間♡ 気持ちいいおっぱいでしっかり刻みつけてあげるわ♡ むぎゅ♡」

アリス様。
カグヤさん。
そうだ、そうだった。
僕はずっとこうして──二人が与えてくれる快感に浸って生きてきた。
陶酔した心が、たった一つの真実を自分に言い聞かせるように言葉を繰り返す。
アリス様好き。
カグヤさん好き。
おっぱい大好き。
気持ちいいのもっと欲しい。

二人だけが、僕の唯一の──

「もう一度聞くわ。アンタが忠誠を誓い、愛を捧げる、大切なパーティーメンバーは誰かしら? ほら、おっぱいに教えてごらんなさい♡」

むぎゅむぎゅむぎゅ♡

「シン様、心に素直に……おっぱいに素直になりましょう♡ 口にしてください♡」

ぱふぱふぱふぱふ♡

乳圧が、ペニスの扱きがラストスパートをかける。
囁かれる甘い声が絶頂直前の頭に浸透し、チカチカと眩く光った。

「言え♡」
「言ってください♡」

大切な物が、失くしてはいけない物が尿道を駆け上がり、口から悲鳴のような声と共に言葉が漏れた。

「あうぅぅぅっ! ひぐぅぅっ! アリス様とカグヤさんですぅぅっ! ぼ、僕のパーティーメンバーは二人だけでしゅぅぅ♡ だから──お願いですぅぅ、お願いだからぁぁ──」

「「イけ♡」」

どぴゅどぴゅ! ぷっぴゅっ! ぴゅゅゅっ!

僕が懇願するよりも早く、耳に与えられた甘美な命令。それに合わせてペニスから精液が勢いよく【いつものように】噴き出した。

「いつも通りお元気なお射精♡ ──さぁ、好きなだけ手コキ絶頂してくださいね♡ にゅこにゅこ♡ シコシコ〜♡」

飛び散る白濁液を気にせず、むしろ掌とおちんちんに塗りつけるように加速する指の動き。
絶頂の余韻に浸る隙も与えず、更なる快楽の頂きに【いつも通り】無理矢理押し上げられる。

とぷぷっ! びゅるるるるっ!

「ほら、私のおっぱいを犬のように舐めなさい♡ それだけであんたは我を忘れる心地良さに堕ちていけるの♡ ぎゅっ♡ ぎゅぎゅっ♡」

呼吸を止める程にくっつけられた乳に舌が伸び、そこから生まれた新たなる快楽が喉、胸、お腹を撫で回すように通り過ぎ、股間の奥を刺激して【普段と変わらない】絶頂が訪れる。

ぶぴゅゅっ! とぷとぷとぷ! ぷっぴゅ!

止まらない快楽の中、二人の美しく淫らな仲間のことだけが、心の中を占領していた。

──ふにゅん、ふにゅんとした柔らかな衝撃で意識が戻った。

「──起きなさい。まったく、どれだけ眠れば気が済むのかしら♡」

目を開いた先、僕の頬を左右から叩く二人のおっぱい。

「シン様、大丈夫ですか♡」

そして、その上に見える、愛しく大切な二人の仲間の顔。

「それじゃあ、しっかり働きなさい♡ 私の──私達のためにね♡」

一際強く、目を覚まさせるようにペチンとおっぱいを振り抜き、そう口にした女性。

「──はひぃ♡ かしこまりましたぁ♡ アリス様ぁ♡」

僕の媚びた声と、二人の女性の妖しい含み笑いが部屋に小さく響いた。

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