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第20話 デート。嫉妬。ぱふぱふ。 ☆

ニーナに腕に抱きつかれ──拘束されながら少し歩いてから、僕はようやく口を開く。

「ニーナ、どこ行くの? ……あ、あとそんなにくっつかれたら、その、歩きにくいよ……」

両腕で僕の左腕を抱きしめ、胸を当てるというよりも谷間の中で挟み込むニーナ。
体勢的にも歩きにくいし、胸や体の柔らかさ、匂いなんかを感じてしまうと別の意味で歩きにくくなってしまいそうだ。

「いーじゃんか。たく、お前もちったぁ慣れろよな♡ ほれほれ、ぎゅー♡」
「ん、ちょ、町中でそんなのダメぇ……」

むにゅむにゅ♡

ささやかな抗議に従うわけもなく、むしろより強く抱きつくニーナ。
胸布一枚の露出的な服装もあいまって、生の感触にとても近い乳房の柔らかさに神経が集中してドキドキしてしまう。

「やれやれ──仕方ねえやつだな♡」

その言い草に不満が湧くこともなく、ただただ羞恥と気持ちよさだけが頭を支配する。

「──で、どこ行くかって話だよな。ほれ、もう見えてきたぜ」
「……目的地って……市場?」

ニーナが指さす先は夕方なのに人で賑わう──いや日が暮れたからこその熱気に満ちた市場。
食べ物屋台や酒を売る店。他にも雑貨や防具など沢山の品々が見渡す限りの店々に並べられる様は壮観だ。

「盗賊道具は意外と普通の武器屋に並んでなくてよ。ここ最近随分と消費しちまったから多少は補充しなくちゃな」

手入れが必要な僕の剣やレナの杖と違い、ニーナの投げナイフや道具は消耗や紛失が多く、他のメンバーに比べて金がかかる。
「つまり、荷物持ちってことだね」
「せーかい。まぁ、報酬はこれってことで頼むぜ♪」

むぎゅぎゅ♡

からかうように告げて押し当てる胸を擦り付けるように密着させる。

「い、いらないから! あ、あんまりすると、その、うぅぅ……」
「遠慮すんなって♡ 労働には対価がつきものってもんだ。好きなだけ楽しめよ♡」

対価を与えるどころかむしろ自分が楽しむように柔らかさを味合わせる赤毛の盗賊。
周囲の人々が向ける不審がる視線や嫉妬の眼差しが刺さる。

そのまま店を回る最中、ずっと股間が疼いてしまっていた。

「──なぁなぁ、おっちゃん? これもうちっと安くなんねーか? 頼むよ♡」

いくつかの店を歩き、お目当ての物を見つけた彼女はそんな調子で値下げ交渉を始める。
僕から一旦離れ、地面に座り込んで商品を並べる店主に向き直り、前屈みになって胸布から溢れそうな谷間を強調した扇情的な姿勢。
ファナさんもそうだけどニーナもやっぱりやり手だなぁ。

そんな風にぼんやりと眺めていたが、ふと胸に違和感を覚えた。
寂しいような、悔しいような、どこか後ろ暗い感情。
ファナさんがギルドマスターにした時も少し感じたこの気持ちの正体を考えると、一つの答えに辿り着く。

(……もしかして、僕は嫉妬している? 恋人でもない仲間が他の人に色目を使うことが嫌なのか?)

頭に浮かんだそれに気づいてしまうと、それは確信に近づくように胸に突き刺さる。
小さい男。情けない。なにを考えてるんだ。

いくら否定しようと渦巻いた黒い感情は膨らむばかりだった。

「──い。おーい! シン、どした? 買い物終わったぞ」
「えっ!? あ、ああ、うん。ごめんちょっと考え事してて……」

声をかけられて視線を上げると重そうな袋を持ったニーナ。その奥には鼻の下を伸ばしながら彼女の後ろ姿を眺める店主の姿が見える。

「たくっ、しっかりしてくれよな。ほい、荷物持ち♪」
「あ、うん」

ボケっとしながら受け取ったそれはずっしりと重く、まるで心にのしかかってくるように思えた。

「ねぇ、ニーナ……その、ああいうのは……」

思考する前に口からそんな言葉が漏れる。

「あん? ああいうのってなんのことだよ?」
「いや、えっと、店主さんに……」

曖昧な僕の言葉。ニーナは全然ピンときていない。

「ん? どういうこと? ハッキリ言わなきゃわかんねーよ。顔赤くしてどーした?」
「その、体をさ……」
「……からだ? 体って──ん? え? ……あぁ……にひひ♪」

疑問を浮かべていたその顔が何かに気づいたようにニヤけていく。
悪事がバレてしまった。彼女の細められた瞳に見つめられると、そんな気まずさと恥ずかしさが混ざったような気分になる。

「もしかしてお前が言ってんのはこういうことか? おっぱいを──ほれ♡」

むにゅり♡

目線の下。ニーナの愛らしい顔のさらに下。左右の腕で寄せ上げた深く大きな谷間。

「ニ……ニーナ……」

思考を奪う丸い膨らみ。いけないと思っていても視線がそこ──何度も味わった乳肉に向いてしまう。

「ははっ、なんだよ、おっちゃんに見せたことに嫉妬してんのかよ? このデカくて……」

ふるふる♡

揺れる。音が聞こえそうな振動で豊満な乳が踊りだす。

「そんで柔らかーい、これ♡」

ぎゅむ♡ ぎゅむむ♡

それだけでは飽き足らず、両腕の動きで形を変え、弾力を主張するようにひしゃげる。

「独占したいってか? にひひ……本当にお前って──可愛いやつだな♡」
「あ、あぁぁ……」

何もされてない。触れられてもなければ魔法を使われているわけでもない。
それでもその視覚の暴力はこれまでの体験を想起させ、僕の体をじわじわと欲望で犯していく。

「しゃーなしだな。おい、ちょっとあっち行こうぜ♡」

ふにゅにゅん♡

胸が腕を包む。
ピクリと体が痺れ、考えがまとまらない。

「ほら、行くぞ♡」

人攫いに連れて行かれるかのように喧騒から離れ、建物の隙間、人の気配のないところまで無抵抗に僕は導かれた。

「すんげえ魔法剣士様もこうなっちゃ形無しだな♪」

壁とニーナに挟まれるような状態。
背後に逃げ場はなく、正面だって同じだ。少しでも動けばそれに合わせて巨乳がひしゃげて僕の力を奪う。脱出不可能の牢獄だ。

「ほれ……私の方がちいせーんだからちょっとしゃがめよ♡」
「こ、こんなとこで……何を……!?」
「にゃはは♡ おいおい、そういう台詞は──」

可笑しそうに弧を描く口元。ニーナの顔が視界の中で持ち上がる。見下ろしていたそれが僕と目線を合わせて、すぐに見上げる形になる。
まるで彼女が大きくなっていくよう。いや、

「──ちゃんと抵抗してから言おうぜ♡」

……僕が一人でに腰を落としているだけだ。
壁に服を、頭を、擦るようにしながら下がると自然と視線が彼女の表情から動く。
愛らしくも悪戯気に細められた瞳が見えなくなり、目の前──飛び出してきそうな豊満な乳房にがっちりと目線が固定されてしまう。

「あ、う、そんなこと言われてもぉぉ……」
「情けない声あげんなって♡ こうなったらもうわかってんだろ? ほれほれ♡」

鼻先に触れそうなおっぱい。
甘い香りがするりと侵入して脳を浸し、喋るだけでたぷたぷと揺れるそれが思考を犯す。

こんな場所で。誰かがふと通るかもしれない状況でこのような体勢はいけない。そう思えば思うほどに心臓は期待するようにドクドクと跳ねる。

「だ、だめぇ……だめだよ、ニーナぁ……♡」
「にゃはは♡ そんなこと言うなよ? そんな風に言ったら──ダぁメ♡ ほい……ぎゅぅ♡」

ゆらりと山が揺れる。
来ちゃう。来てしまう。──包まれちゃう♡

ふにゅにゅん♡

顔が、まるでそうあることが当然のようにおっぱいに押しつぶされた。
鼻を圧迫し、頬を撫でるその柔らかさは余計な思考を挟む余地もなく心地良さだけを僕に与える。

「……ったく、あっさりと無抵抗になりやがって♡ 本当お前ってチョロいな♡」

むぎゅ♡ ぎゅぅ♡ たぷん♡

寄せては返す波のようにふわふわが襲い掛かかり、心に温かなものが芽生えてく。

「なぁ? 私──いや私らみんなだな。交渉や情報収集にちょっとは体を使うこともあるけどよ、別に好き好んでやってるって訳じゃねーんだぜ? その方が都合がいいだけなんだよ」

幼児に言い聞かす母。そんな声音だった。

「パーティーのためにスキルを使ってるとでも思ってくれよ。お前の補助魔法と同じだ。それにな……こんな風にさ──」

たぷん♡ たぷたぷ♡

ゆりかごの中にいるように優しい振動。失礼かもしれないがからかいが目立つニーナには似つかわしくない程愛情を感じられる抱擁だった。

「──体に触れさせて、気持ちよくしてやるのは……お、お前だけだかんな?」

どこか照れたような声音。それが耳に届くだけで先程まで胸に渦巻いていた後ろ暗いモヤモヤが晴れていくよう。

「だから、その、なんだ……あんまり心配すんなよ! し、嫉妬する男はダセーぞ! ドンと構えとけ!」

羞恥を誤魔化すように頭をわしゃわしゃと撫でられる。乱暴な手つきだが、慈しみが籠ったそらに蕩けてしまいそうだ。

「あ、あぁ……うぅ♡ うん……♡」
「人が恥ずかしいこと言ってるっつーのに気持ちよさそうな声あげやがって♡ わかったら……気持ちよくなっちまえ♡」

息苦しさと興奮が混じり合い、体が痙攣していく。そして、その反応を見逃さずニーナの手が体を這うように動き出す。

「……まぁ、外でお漏らしは流石にまずいから──」

おへそ、お腹、脇腹を伝う柔らかな指先は上に上にと上り、辿り着くのは、

「──ここで気持ちよくしてやんよ♡」

ペニスではないもう一つの男の弱点──乳首。

カリカリ♡ くりくり♡ さわさわ♡

「ん、んんんぅ……♡」

自分の喉を震わせているとは信じ難い、甘くよがる呻きが反射的に漏れる。

「にひひ。お前ぴゅっぴゅっと同じくらいコレ好きだもんな♡ ほぉれ、外で──すぐ近くに人がいるかもしんねー場所でビクビク感じちまえよ♡ ……ぎゅー♡ ぎゅー♡」

摘まれ、捏ねくり回される度に体に電流が走り、足腰から力が抜けていく。
乳首で生まれた快楽が上下に移動して内側を愛撫されるような悦楽。それが股間の奥の敏感な部分をゾクゾクと刺激する。

「おっぱいに埋もれて頭トロトロ♡ 乳首を弄られて体びっくん♡ 力はお前の方が強いのに全然抵抗できねーだろ♡ こんなの他の奴に見られたら恥ずかしいよなー♡」

淫らな手つきと心地良い乳圧。それをされるだけでも耐えきれないのに、追い討ちをかけるように羞恥を加速させるための言葉責めまでされては抗うことなど出来るはずもない。

「おいおい、お漏らしさせないために乳首にしてやってんのに、下……濡れてきてんぞ♡ 情けないシミが浮かんで大丈夫かよ? 帰る時どうすんだよ♡」

触れられてもいないペニスがねだるように跳ね、泣いておねだりするように先走りをぷくりと垂らす。
こうなることを知っているくせに彼女は執拗にその様をからかう。そしてそう言われれば言われるほど体のビクつきが激しくなる。

「ははっ、女みてーに感度いい乳首じゃんか♡ ……ま、そう開発したのは私たちなんだけどな♡ くふふ♡」
「ふがっ、だ、だって、こんなの……んんぅ……耐えらんないよぉぉ……」

気持ちいい。もどかしい。嬉しい。恥ずかしい。順繰りに現れるその感情の整理も出来ぬまま、ペニスと乳首が連結してしまったかのような妄想と快楽が止めどなく湧き上がっては体と心が絡め取られていく。

「にひ。こんな風に……強くしたり♡」

ぎゅうっと先端が潰されると強い衝撃が来る。堪らず閉じた瞼の裏側が太陽の光を焼きつけたように真っ白く染まる。

「こうやって優しくさすったり♡」

一転。触れるか触れないかの圧力で表面をなぞられれば体が弛緩して、隙間を縫うように心地良さが全身に広がった。

「ん……♡ う、んぅぅ……♡ ニ、ニーナぁ……無理ぃ……僕、もう無理だよぉぉ♡」

近づいたと思えば離れ、また絶頂へと高められる。そんなもどかしく時間に耐えきれない心が無意識にねだるような囁きを溢す。

「あん? もう限界かよ♡ ダぁメ──」

頭がどうにかなりそうな無情な宣告。しかし、彼女の言葉には続きがあった。

「──と、言いたいところだけど、流石に外でこれ以上やんのはあぶねーからな♡ しゃーなしだ。イかせてやんよ♡ ……んじゃ、おっぱいぎゅぎゅー♡」

むにゅにゅにゅん♡

わがままな子供を宥めるような口ぶりの彼女は、すぐによりキツくその谷間で僕を抱きしめる。
息の根を止めて天国へと送るような、天使──いや、小悪魔の抱擁。
苦しい。けど、気持ちいい。このままずっとこうしていたい。胸への依存心が煽られ、治らない。

「そんで乳首はぐりぐりー♡ どーよ? こねこねされてもうたまんねーだろ? ほれきゅっきゅっ♡ ちんちん触られないまま──」

刺激を耐えることも逃すことも出来ないくらいに連続して責め立ててくる指先。
来る。来ちゃう。おかしくなってしまう。
もう──

「──女の子みたいに可愛い声あげて……イ〜け♡ ぎゅぎゅぎゅ〜♡」

──イく♡

「──っぅぅぅぅっ! んんんんぅ♡ ん、んんんぅ♡」

唇を固く閉じても隙間から溢れる喘ぎ。
声を引き出すように、乳首を引っ張られて、捏ねられ、爪をたてられる。

「ほれ、イく♡ 奥からぶわぁーって気持ちいいのが溢れてとまんねぇ♡」

放出感のある射精とは違う、ゾワゾワと体を震わす快楽が全身を浸し、しかもそれが終わらない。

「あ、やぁ……♡ これ、むりぃぃ♡」
「ガクガクしながら嫌々言っても説得力ねーぞ♡ ほれ、イけ♡ わけわかんないままずっとイっちまえ♡」

ずっと続く恍惚感。それは減衰することなく、むしろ時間が過ぎれば過ぎるほど、乳首を弄られれば弄られるほどに心地良くももどかしい勢いを増やして僕を犯していく。

「カリカリ♡ ひゃははっ♪ ビクンビクンってすげーな♡ 本当、女みてえに絶頂してるぞ♡」

口から涎を垂らして、視界をチカチカと光らせる僕を楽しそうに見つめる彼女。
行為が終わるまで、上昇と下降を繰り返すように揺さぶられ頭が蕩けきってしまったのは言うまでもない。

「──ふぃ……どうよ?」

ようやく解放され、ニンマリとこちらを細めた瞳で見つめるニーナはそんな端的な言葉を呟く。

「あ、ぁぁ……しゅ、しゅきぃ……ニーナ、これ、しゅきぃぃ……♡」

ヒリヒリした痛みとそこに風が触れることで襲い来る新たな刺激。朦朧とした頭は言葉を考えることもなく本心を晒してしまう。

「にひひ。まったく、お前って奴はすーぐ好きになっちまうな♡ ──ほれ、もう少し休んだらちゃんと帰るぞ♪」

年下の子供に言い聞かせるような囁き。それと同時に頭を撫でられると脳の中を直接触れられるような心地良さで脱力してしまう。

「う、ぅぅ……うん……わかっ、たぁ……♡」
「──ったく。甘えん坊め♪」

呆れたような彼女の声音には、深い愛情を感じられた。

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