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第32話 認識改変? 「おっぱいが弱点だから」と怯んでももう……遅い♡ その2 ☆

「ちゅ……ぱぁ……んんぅ……はぁ……はぁぁ……♡」

おっぱいをしゃぶり、揉んで、転がして、どれだけ経ったのか分からなくなる。
息を吐き出す以上に吸い付いていたせいで頭がぼーっとする。あるいはこれはサキュバスのミルクの効果でもたらされた恍惚感なのかもしれない。
風邪を引いたかのように朦朧とする思考は、ただ目の前のレイアを倒す事以外考えられず、勢いを止めない母乳を搾りつくすためただ必死に口を突き出し続ける。

「――ん……まだまだぁ♡ 吸いつくしてやるぅ……♡」
「あぁん♡ あん♡ もう出ません……許してぇ……♡」

そうしているとレイアの悦び混じりの嬌声とともに、突如ミルクの噴出が止まった。
嫌だ。欲しい。もっと。口寂しさを誤魔化すように乳首を下で突き、唇ではむはむと甘噛みしてもそこから母乳は流れない。

「もう……出ないからぁ♡」

惜しむような感情が浮かんでくるが、これは僕の勝利だ。卑怯な手段で人々を苦しめたサキュバスのおっぱいミルクを枯らし、成敗できたのだ。
しかし、飲み過ぎたせいか、体内を巡るミルクによって熱を持った身体は敏感になり、気づけば股間の武器が固く張り詰めて臨戦態勢をとっている。
正義に代償はつきもの……これも仕方ないだろう。

「んふふ。私はまだ負けてないわよ♡ ほら……おっぱいは全然元気だもの♡ さて、あなたにこれ以上の攻撃手段があるかしら?」

たぷんたぷんと揺れる爆乳を見せつけるとともに、負け惜しみのようなレイアの言葉が耳に滑り込む。僕の攻撃でおっぱいミルクを出し尽くす程感じていた癖に、まだそんな減らず口を叩けるとは驚きだ。
「馬鹿にしゅるなぁ……♡ ぼ、僕は剣士だ……剣士の本気、見せてやるゅぅ……♡」

ミルクちゅぱちゅぱで酷使した唇からぎこちなく言葉を放つ。
このサキュバスは何も分かっていない。僕はここまで口での攻撃しかしてこなかった――つまり本気を隠していたのだ。
長い間鍛えてきた成果。冒険者として学んだ成果……その全てを今こそレイアに叩きつけよう。

剣士としての一番の武器──おちんちんをこいつのおっぱいに挟む!

サキュバスを倒すための定石。おっぱいへおちんちんヘコヘコ攻撃。剣士の常識だ。現にそのためにパーティーのみんなとおっぱい特訓をしてきたのではないか。
確かな経験と修行の成果。それを発揮する時だ。
僕は覆い被さっていたレイアから一旦離れ、手早く服を脱いで全裸となり、仁王立ちして武器を示す。
「くすっ♡――そ、それは……まさかそんな大きな……!?」

僕の股間でピクピク震える対サキュバスに特化したおちんちん。ミルクを飲み、おっぱいを揉んだ興奮から完璧な固さとなったそれは、準備万端。聖なる加護を纏うように先走りでヌルヌルと光り、いやらしいレイアの爆乳の谷間を狙いすましている。

「いやぁん♡ そんなの入れられたら、私倒されちゃうわぁ♡ やだぁ……♡」

あまりの恐怖で逆におかしくなったのか、サキュバスは笑いながら僕を見つめてぷるぷると身体を――おっぱいを震わせた。

「このおちんちんで……♡ はぁ……♡ はぁ……♡」

揺れるおっぱい。震える乳。大きい谷間。アソコに入れれば勝てる。この悪女を倒せる。僕のおちんちんでやっつけるのだ。そう、気持ちよくなるのだ♡
そんな風に、精神を戦う事だけに集中させて僕は勢いよく飛んで、レイアのお腹に跨る。

「きゃっ♡ や、やめてぇ♡」

最後の悪あがきか、おっぱいを左右にばるんばるんと揺らして、いやいやする子供のように身をよじらせるサキュバス。
今更逃げ出そうとしても……もう遅い。

――その巨大な質量の乳を両手で受け止める。
僕はこのおちんちんで――

「―― お前をたおしゅぅぅぅぅ♡」

にゅぷ♡

勢いよく下乳から乳内に侵入した僕のおちんちんはその頭を出すことなく、中に完全に隠れた。
突き入れただけ、まだここからだ。そんな中最初に響いたのは嬌声。

「んんんんぅ♡ あっ♡ あぁぁ♡ お、おっぱい、しゅごいぃぃ♡」

――僕の口から快楽が漏れるように叫びが生まれていた。

「んん♡ はぁん♡ おちんちんすごーい♡」

レイアも声をあげているが、その何倍もの声量で僕の口からは喘ぎが放たれている。
この乳房。いやらしくおちんちんを飲み込むおっぱいは、ドラゴンやゴーレムなど比べ物にならない程の強敵だ。
入れただけでぞわぞわと竿から力を吸い取るような心地よさを与える肌。
少し身をひねると沈み込み、押し返し、乳内で弄ぶようにおちんちんを叩く弾力。
見てるだけで卑猥な気持ちが湧いてしまう寄せ上げ、たぷたぷ震える谷間。
全てが人間離れした人外の魔性。男を誑かすことに特化したサキュバスの魔乳だ。

「くっ……♡ ま、まだ、これからだぁ……♡」
「だめぇ♡ おちんちんへこへこされたらむりぃぃ……♡」

快楽に屈しない。決して負ける訳にはいかない。
僕は理性と力を振り絞り、突き入れた腰を慎重に引く。

ぬぷぷぷと乳に絡みつかれる竿。それはおっぱいがおちんちんに行かないでと縋りつくように密着して敏感な部分を狙うようになぞる。

「あっ……♡ うぅ……♡ くぅ……♡」

腰を引くだけで一苦労。だが、やり切った。さぁもう一回攻撃だ!

「い、いくぞぉ……♡」

慎重さを忘れず、にゅぷ、にゅぷぷと突き刺すおちんちん。

「あん……あぁん……ふぅ……」

奥まで入る。身体が震える。よし、もう一度……

「はぁ……遅いわね? 《認識改変♡》……あぁん、もっと早く突かれたら私負けちゃうぅ♡」
レイアが何かを言った? 早く……? 負け……ちゃう?

そ、そうだ――もっと、おっぱいを突かなきゃ。
僕は一体何をしていたんだ? こんなゆっくりの攻撃でダメージを与えられるものか。
もっと、もっと早く……!

「ほ、《補助魔法》 ……身体強化ぁ♡」

魔法を唱え、攻勢だ!

「い、いいくぞぉ♡」
「くすっ♡ はぁい、どーぞ♡」

ぱん♡ ぱちゅん♡ ふにゅん♡

リズミカルに腰を前後に素早く突き出す。鍛え上げた技と魔法を合わせてへこへこと乳肌にぶつけるようにおちんちんの挿入を繰り返した。
ゆっくり入れた時以上の何倍もの快楽。何倍もの刺激。何倍もの幸福感。耐え切れないそれを堪えながらおっぱいをひたすらに犯す。
膨らみが揺れておちんちんを潰すと、先走りが絞り出され乳内をぬるぬるで浸していく。その潤滑油の効果で腰の動きが更に早まり、摩擦熱で熱くなりそうな勢いを見せる。
そうやって、熾烈な攻撃をすれば当然、

「んんぅ♡ ど、どうだぁ♡ あんっ♡ あぁぁあ♡ くぅぅ♡ こ、こんにゃもんじゃにゃいぞぉぉぉ♡」
「はぁん♡ いいぃ♡ おちんちんすごーい♡」
敵に快楽を与えれば与えるほど、自身にもその大きすぎる力の余波のような気持よさが返って来る。
強すぎる力は時にこの身を傷つける。そうだと分かっていても僕は立ち止まってはいられない。

ぱちゅん♡ たぷん♡ にゅぷん♡

力の限り腰を動かせ。
おちんちんで突き上げ勝利を掴め。
この柔らかくてふかふかでいやらしい、男を虜にすることしか考えていなさそうなサキュバスおっぱいを倒すのだ。

「い、いくぞぉ――んん♡ くふゅ♡ うおぉぉ……あひっ♡ ふぁぁぁ♡」

おちんちんから膨らむ気持よさがどんどん体中に広がる。しかも先程まで浴びるほどに飲んだミルクの影響か、敏感になった身体がその快楽で隅々まで――内側も外側も撫でまわされるように感じてしまう。
頭の神経が焼ききれそうな悦楽。しかし、減りはしない欲望。突いて喘いで。抜いて喘いで。僕は勇敢に腰を出し入れし続ける。

無我夢中で腰ヘコを繰り返すと、ふと違和感を覚える。
気持ちいい。それも苦しいほど気持ちいい。限界を突破してしまいそうな程の快楽を耐えて腰を突き出している。

「あんあん♡ おちんぽいいわよ♡」

誘うように甘い喘ぎを漏らすレイア。
なにかがおかしい。僕は何を忘れている?

ぱっちゅん♡ にゅぷぅ♡

考えながらも腰は動く。おちんちんだけじゃなく、頭のビリビリも止まらない。
終わりそうで終わらない快楽の海。疑問が頭を満たし、それを悦楽が塗り潰し、その時が近づく。

「――っぐ、あぁぁぁぁぁ♡ あっ♡ はぁ♡ うぅぅ♡」
「……ん♡ ふふっ♡ 流石に限界かしら?」

イく。射精してしまう。
経験と本能がそれを理解した瞬間、一際高く自分のものとは思えない喘ぎが溢れ、腰が最後の踏ん張りとばかりにおっぱいへと叩きつけられる。

「あん♡ 来てぇ♡ 私のおっぱい犯して──乳内射精
なかだし
で私を倒してぇ♡」
「あぁぁぁっ! イっ──」

ぱんぱん♡ ぱちゅぱちゅ♡ にゅぷぷぷ♡

レイアの声に煽られるように突き出した腰。これで終わり。気持ちよくなれる。
そして、おちんちんの先端から精液が──射精なかった。

「「え?」」

僕とレイア。敵同士の二人がその瞬間同じ呟きを漏らす。恐らく考えている事は同じだろう。

なぜ、精液が射精ないのか?

絶頂するとしか思えない程の快楽を感じる僕。相手からすればおちんちんをビクつかせて甲高い矯正をあげる男が、我慢してるわけでもないのに射精しない謎。
その時僕は非情な現実を思い出す。

そうだ──カグヤに……射精禁止の忍法をかけられていたのだった。
気づいた時、頭の中の思考という思考が全て飛び、僕は根源的な欲求に突き動かされる。
「たい──」
「な、なにかしら……?」

そう。ただ射精を求めて。

「──イきたい、イきたい、イきたい、イきたいぃぃぃぃっ!」

本能に従う獣のようにおっぱいへと腰を振る!

「きゃっ!」

乱暴な打ちつけ、加減もせずにおっぱいを鷲掴みして中央に寄せ、より強い刺激を求めて一心不乱に乳を味わう。
驚いたレイアに構う事なく、倒すだとか敵だとかも忘れてただそれを求めた。

ぱんぱん♡ にゅぷん♡ ずっちゅ♡

「ぁぁっ! イ……けないっ……イけないよぉぉぉっ!」

気持ちいい。かつて感じたこともない程の極上淫魔乳房の天上の快楽。
それでも体は──おちんちんは堰き止められたかのように放出を拒む。

「こ、この子一体なにを……?」

そんな僕の姿に対し、奇異なものを見るように困惑してみせるレイア。
女を犯すように腰を振り、しかし泣き言を口にする様はさぞ滑稽だろう。
しかし──止められない。

「おっぱ……あぁ……くそっ、くそぉぉ……出させてぇ……♡」

天国と地獄。そんな快楽に悶えながら僕はサキュバスの反応も気にせず腰ヘコを続けた。

「ま、まぁ……いいわ。さぁ……私の胸に溺れなさい♡」

むぎゅり♡

一層強くなる乳の締め付け。おちんちんが震える。腰がガクガクと痺れる。頭が蕩ける。
そして、ついに……限界が訪れた。

「あ……くぅぅっ。ぅ、ぅぅ……動け……なひぃぃ♡」

放出する前に体の動きが止まり、乳内の奥に腰を打ちつけ停止する。
この状態でも流れ込む快楽。しかし、石化したように身動きが取れない。

「あら? くす……ふふ、うふふ……もう、おしまいかしら?」

勝ち誇ったように──いや、若干困惑も見せてレイアが笑う。

「よくわからないけど……私の勝ちね……♡」

そして、衝撃が走る。動けないのをいい事にサキュバスが僕を持ち上げるように押し倒し返し、むっちりとした太腿にお尻を乗せて股間をその乳房で包んできたのだ。
下半身が膝上で完全に拘束されてしまう。

「もういいかしらね? ──《認識改変》解除……♡ ふふ、サキュバスに弄ばれた気分はいかがかしら? シン様♡」
「はぁ……はぁっ……う、くぅ……僕は……?」

頭の靄が晴れるように意識が書き変わる。そこでようやく僕は自分が今までしていたことに気づく。
サキュバス相手に攻撃と称して、甘えるようにおっぱいを堪能していたこと。
戦いと錯覚させられて敵の乳房に腰を打ちつけていた醜態。

「──くす♡ 悔しい? 情けない? ねぇ、どうかしら? 教えてくれないかしら──」

煽るような言葉。返す台詞は決まっている。

「おっぱ──」
「なぁに?」

「──おっぱいぃぃ♡ もっとぉぉ♡ イかせてぇぇ♡ ぴゅっぴゅっさせてぇぇ♡ あぁぁ……♡」

嘆願。みっともなくとも恥ずかしくとも、最早射精しか考えられない。

「……お、お馬鹿さんになってるみたいね? ま、まぁ……私の美しさの前では仕方ないことかしら……? いいわ。ご希望通り……最高の快楽で堕としてあげるわ♡」

まごつきながらもどこか上機嫌で言い放つレイア。直後、これまでずっと受け身だった彼女が動く。

ぱちゅんぱちゅん♡ どたぷぅん♡ ぎゅぅぅ♡

「これがエルダーサキュバスのパイズリよ♡ さぁ、悶え、苦しみ──イきなさい♡」

僕の腰振りなど児戯と言わんばかりのおっぱいの躍動。持ち上げ叩き落とし、扱きすり潰すおっぱいの大波。
全身が痙攣したように震え、頭は真っ白な閃光だけで満たされる。
気持ちいい。好き。幸せ。柔らかい。
快楽の全てを集めたようなそれに溺れ、沈んでいく。
しかし、

「もっとぉぉぉっ! もっとしないとイけないぃぃぃ……♡」

そんな本気の性技すら、僕を幸福の頂に押し上げ切ることは出来ない。

「なっ! 私の本気を前に堪えるなんて!? ふふっ、いいじゃない──面白くなってきたわ!」

おっぱいをねだる僕とおっぱいで絶頂に導くサキュバス。一致した両者の目的。二人は今この瞬間、恋人以上に通じ合っていたんだと思う。

──射精。

ただそれだけの為に汗が弾け、喘ぎが漏れ、おっぱいがひしゃげ、まぐわい続ける。

「たぷたぷぅ、しゅごいぃぃ♡」
「くすっ♡ 重くて柔らかくて最高でしょう? 我慢ごと押しつぶしてあげるわ♡」

勢いよくズリおろし、おちんちんとお腹までを柔らかさで蹂躙する、落石のようなおっぱい投下。体が歓喜に震えた。
けれどイけない。

「そ、そこぉぉっ♡ 先っぽズリズリしゅきぃぃ……♡」
「──ん♡ ほらほら、サキュバスの高速パイズリよ♡ もっと喘いで快楽に悶えなさい♡」

執拗に先端を擦り上げる地震のような亀頭責め。ドクドクと先走りが溢れ、もどかしくも心地良い痺れに包まれて涙と涎が顔をぐちゃぐちゃにする。
しかしイけない。

「くっ……! なら、これはどうかしら? 男を蕩して子供に戻しちゃうふんわりパイズリ♡ さぁ、おしっこみたいにシーシーしちゃいなさいな♡」
「たぷたぷぅ……揺すられたら僕、ぼくぅぅっ♡」

ゆりかごであやすような優しく官能的なおっぱい振動。心も体も根源的な放出欲求に流され、甘えるようにモジモジと腰をカクつかさてしまう。
だがイけない。

「んんんぅ、ミルクぅ、あったかぁ……♡ ヌルヌルだめぇ、おかしくなりゅぅぅ……♡」
「はぁ……はぁっ……うぅん♡ あ、あなたがさっきまで散々飲んだいたミルクよ♡ 媚薬効果たっぷりで体がどうにかなりそうでしょ? 観念してミルクの中におちんぽミルク射精しちゃいなさい♡」

潤滑油のようにとぷとぷと噴出されたおっぱいミルク。それに濡れたおちんちんも体も熱くなり、むず痒い心地良さに浸される。そして、その効果でさらに滑りが良くなった扱きがより深い快感を股間に擦り込み、尿道の奥が熱く疼きだす。
それでも──イけない。

「あ、うぅっ……もっと、強いのぉ……もっとしないとイけないよぉぉ……♡」
「あ、あなた一体どうなってるの!? 私のおっぱい責めにここまで耐えて、さらに要求してくるなんて……男としておかしいわよ!?」

おっぱいにこれ程まで犯されてもなお口から溢れ出す渇望のおねだり。レイアはそれに愕然としたように震える。その弾みでおっぱいもたぷたぷと震える。

朦朧と快楽に堕ちている思考の隅で僕はうっすら思った。
サキュバスの責めすらものともしない効果──カグヤの忍法、強力すぎない?

「くっ、こんな屈辱……初めてよ! ふぅ……ふぅ……」

余りに粘り強い僕の抵抗にレイアが息を切らして顔を歪める。
僕はイきたいと望んでいるが、彼女からするともしかしたら遊ばれているようにも感じられるのかもしれない。

「──っ! も、もう、いいわ。認めましょう。あなたは戦いだけでなくこちらも強い。気に入ったわ……」

僕を絶頂させる事を諦めたのか、彼女はおちんちんをおっぱいからにゅぽんと解放し、膝上から僕のお尻をどかしてベッドに下す。
なにがなんだかわからないが認められてしまった。

「あぁ……おっぱい……やぁ……♡」

突然外気に放り出された寂しさに悶え、縋るような声が出て、おちんちんがビクンビクンと跳ねる。

「……あなたは私のペットにしてあげる。喜びなさい? 屈服させて、私無しでは生きられない心と体にしてあげる♡ そして、その童貞を捧げさせるわ♡ さぁ──」

言葉が耳を素通りして意味を把握できない。しかし、彼女の雰囲気がより淫靡に、さらにいやらしく変わった事はわかる。

「──私の眼を見なさい♡ そして私を骨の髄まで愛しなさい♡ ――《魅了
チャーム
♡》」

抗えない声。そして引き寄せられるように瞳が交差し、見えたのはピンクのハートマークが浮かんだ美しいレイアの眼。

ドクン。輝き出したそれを捉えた瞬間、脳が揺さぶられた。

「……これでおしまい♡ あなたは私のもの――」

そして、ピンクの光が強くなり、魂すら吸い取られそうになった時。
――白い光が溢れた。

「な、なに? この光は!?」

それはレイアでは無く僕から。正確に言うなら、僕の胸元から突然湧きだしてきた神聖な輝き。
温かさと優しさに浄化されるような眩い白は瞬く間に広がり、レイアの妖しいピンクの光を飲み込んで部屋を純白に染める。
これはなんだろう。懐かしくて、心地いい……。

「の、飲み込まれ――」

焦るようなレイアの言葉は途中で途切れた。
ぼんやりしたまま染まる世界に身を委ねた僕の脳に、聞き覚えのある声――鳴き声が過った気がする。

『マッゾォ♪ マゾマゾォ♪』
『レゼンプ、ピッレス♪ ザァーコ♪』

どこか馬鹿にしたその響きは、あの地下で出会った妖精のそれ。
そして、光が元に戻るように僕の胸元へと集まり、部屋は元の姿を取り戻す。

「……い、一体なにが?」

未だ興奮治まらぬ股間を勃起させながら仄かに熱を帯びた胸元を探ると、そこでは妖精に貰った首飾りが先程の純白の輝きを閉じ込めたように、白く光り続けていた。
助けてくれたのか? そんな疑問を抱いた時、呻き声が耳に届く。

「あ、うぅぅ……」

投げ出したおっぱいを隠しもせず揺らしながら、レイアが瞳を閉じている。
そうだ、まだ終わっていない。彼女をどうにかしなくては。そう焦っても、足を大の字に広げて動けない肉体はレイアの様子を窺うことしか出来ない。
おっぱいとサキュバスの顔を交互にチラチラと眺めていると、やがて眩しさから解放されたようにゆっくりとその瞼が開く。
そこに見えたハートマーク。マズい、また来るのか!

「はぁ……んんぅ……♡」

高揚を感じさせる美しくも淫らな吐息がレイアの口から聞こえ、反射的に僕はペニスをビクンと震わせてしまう。
しかし、よくよく見ると何かおかしい。
「あ、あぁぁん……♡」

彼女の瞳の光がピンクの妖しいそれから、純白の輝きに変わっているのだ。

「シン――」

僕の名を呼ぶサキュバスの囁き。そして、倒れ込むようにその身体が傾く。

「――シンさまぁぁぁぁ♡」

むにゅぅぅん♡

まるで愛しい男との再開した恋人のように彼女が叫び、おっぱいが潰れる事も構わず、横たわるこちらに抱き着いてくる。

「シン様♡ シン様ぁ♡ しゅきぃ……♡ しゅきぃぃ♡ シン様ぁ……♡」
「え、え? な、なに……? あ、お、おっぱい潰れてぇ……♡」

むぎゅむぎゅと潰れるおっぱい。こすれ合う互いの乳首。
発情した時のレナのように名前を何度も繰り返して僕へと縋りつくレイア。そこに先程までの高貴で妖しい雰囲気はない。

「ど、どうなってるの? ん、ちょ、あぁ……♡」

疑問と混乱とおっぱいの感触に飲まれ、僕はしばしされるがまま、身動き一つ取れなかった。

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