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第33話 魅了状態のサキュバスに命令する童貞。おっぱい見せてと望む。

「シン様ぁ……しゅきぃ♡ んんぅ♡ ぎゅう♡」

抱き着きながら、僕に愛を囁く上級
エルダー
サキュバスのレイア。
それは男を快楽で屈服させる気もない、ただただ純粋な抱擁だった。
とはいえ、豊満すぎる乳房を押し当てられてしまえば、気持ちよくなってしまうのは男の性。しかも射精禁止の忍法をかけられている僕にとっては拷問同然。

「あ……♡ ちょ、ちょっと、まってぇ……やめてぇ……♡」

無駄だと分かっているが口からは抵抗の言葉が漏れる。これもカグヤが言うところの嫌よ嫌よも好きのうちなのだろうか?
おっぱいと香しい匂いにこのまま再び沈んでいく。そう思ったが、

「――はい♡ かしこまりましたぁ♡」

主人の命令に従うように、レイアは呆気なく僕から離れた。

「……え?」

そしてベッドの上で長い足を綺麗に揃えて横に流し、僕の次なる言葉を待つようにうずうずと瞳を輝かせているではないか。
いや、え? なんで? やめちゃう……の?

「えっと……レイア……?」
「あっあぁん♡ シン様が私の名前を……♡ ん、んんぅ♡ しゅきぃ♡」

ただ名前を呟いただけで、身震いして恍惚の表情を浮かべる女性。意味が分からない。
いや待て。もしやこれは……魅了状態なのか?
僕を愛するように見つめ、僕の言葉に従うように動く彼女。これは、恥ずかしながら自分がこれまで経験してきた魅了状態とそっくりな気がする。
もしそうならば。このサキュバスが本当に僕に魅了されているのならば。そう思うとズクンと胸と股間が疼く。
……試してみる価値はあるかも知れない。

「――レ、レイア……命令だ!」
「はひぃ♡ シン様ぁ……なんなりとお申し付けくださいぃ♡」

この反応……いける。女性を――このいやらしい身体のサキュバスを思うがまま出来る。
ならば、僕のすべきことは決まっている。

「む、胸を! 持ち上げてたぷたぷしてください──し、しろ」

日頃女性に命令することに慣れてないせいでちょっと尻すぼみになったが言えた。さぁどう出る? レイア。

「お安い御用でございます♡ はい……たぷっ♡ たぷっ♡」

ふにゅん♡ ふにゅん♡

目の前で巨大な乳房がトレイに載せられたデザートのように持ち上げられ、お召し上がりくださいとばかりに大きく揺れる。

「す、すごい……」

先程おかしくなるほど揉んだおっぱいだが、触ると見るのは別腹。圧倒的なそれを眺めるのは芸術品の鑑賞に近い気がする。
そして、それを見ているとムクムクと歪な欲望が──日頃発散できない醜い願望が大きく膨らむ。
も、もうちょっとだけ……いいよね?

「レイア……お、おっぱいを自分で吸ったり……できる?」
「はい♡ できますよ♡ ……あーむ♡ ん、どうれふかぁ……ひんしゃぁまぁ……♡」

むにゅんと持ち上げた爆乳の先端。僕がひたすら舐っていた乳首を自らの口で咥えるレイア。
美しい。おっぱいの奇跡だ。この姿を宮廷画家に描かせたらきっと国宝級の絵画が生まれるだろう光景。
柔らかな乳のひしゃげる躍動感。
それを自分で舐めるこてで生まれる得も言われぬ背徳感。
ほんのりと頬を染めてこちらを窺う目つきなのも良い。

あと少し……あと少し。見るだけだからと自分に言い訳を繰り返し、僕は命令に忠実なサキュバスに言葉を次々と投げる。

「指先で乳首だけ隠して、徐々に見せて……くれる?」
「うふふ♡ シン様のスケベ♡ でも、そんなところも素敵ですぅ♡ ……こうですかぁ? 乳首さん隠してぇ……♡ やぁん♡ シン様の視線だけで私ビクビク感じててしまいますぅ♡ ちょっとずつずらしてぇ――」

両方の指先で遮られた乳首。手の圧でほんのちょっと潰れた乳房。指が焦らすように一本、また一本と減っていき、桃色の乳輪が現れて、

「――はい、乳首さんですよ♡」

開帳される突起。散々見て吸ったそれが、一旦隠して見せられることで生まれる、新鮮ないやらしさ。堪らない。

「お、おっぱいを二の腕で寄せて、自分の指を出し入れ――」
「――うふふ♡ はぁい♡ ……ぎゅうってしてぇ、にゅぷ、にゅぷ……♡」

食い気味に僕の要求に応じる上級
エルダー
サキュバス。ここまで素直だと逆に後ろめたさを感じるほどだ。
締められて前に飛び出した爆乳。とんでもない視覚的暴力の中心に生まれた、深すぎる一文字の谷間。そこにレイアの人差し指がつぷりと入って谷間をこじ開け進んでいく。まるで、何かを連想させるようなその仕草。僕の勃起が大きく跳ねる。

「おっきいの欲しいですぅぅ♡」
「う、うぅぅ……♡ はぁ……♡」

おまけにそんな事まで言うのだからペニスから先走りが漏れてしまっても仕方ない。誘惑に流されずに挿入してないだけまだ僕は頑張っている。そう自分を騙す。

淫らな仕草を強要する僕に対して嫌悪も見せず、ただ言われるがまま従い続けて乳を自ら弄ばされる女性。その表情は興奮で赤らみ、さらに要求するように瞳を潤ませている。

「――シン様ぁ……♡ もっと命令してくださいませぇ……♡」

上目遣いで舌を咥える子供じみた仕草ながら、色気に溢れるレイアの囁き。だめだ。何がダメかわからないがとにかくダメだ。この淫らなサキュバスへの命令という名のおねだりに嵌まってしまう。

けど、そうだ、これで最後だから。ちょっとくらい……触っても……

「……レイア。魅了とか認識改変とか使わずに優しくぱふぱふ……して?」
「勿論でございますシン様♡ 《認識改変》解除──はい、ぱふ♡ ぱふ♡」

たぷ♡ ふにゅん♡ むぎゅ♡

「あふぅぅ……♡」

天国……。特訓でも敵でもない、ただ純粋にぱふぱふを味わえる幸せ。
抗う必要のないおっぱい。思えば僕はいつも乳房に包まれつつも、それを与えられる側だった。喜び楽しんでいたものの、自発的にそれを味わう為に動かず、受け身のまま。
初めて自分から求めたおっぱいは、性欲とはどこか違う充足で心を満たしていく。

「うぅぅ……むにゅむにゅう……♡」
「あぁ、シン様が、私の胸の中で喜んでりゅぅ♡ んんぅ♡ しあわしぇ……♡」

挟まれて喜ぶ男、挟んで喜ぶサキュバス。互いの利害が一致した、心地いい時間。
だから、僕は気づいていなかった。

「へぇ……」「ほぉ……」「なるほどね」「こいつ……」「おやまぁ……」

認識改変を全て解除したために、本来の計画通りに部屋に入ることが出来るようになった仲間たちの存在に。

「レイア、もっと胸……擦ってぇ……」
「きゃぅぅん♡ シン様のおねだりぃぃ♡ うぅぅ……♡ このレイア、お望みのままご奉仕致しますぅぅ♡」

むにゅん♡ ぱふん♡ たぷん♡

胸に視界も意識も奪われた僕の耳に届いたのは、

「――シン?」

大した大きさでもないのに、耳を突き刺し凍てつかせるようなレナの呼びかけ。それを認識した瞬間、背筋に快楽とは別種の痺れが走り、反射的に僕は爆乳から顔を離した。

「きゃっ♡ あぁん……シン様ぁ♡」

レイアのもどかしがる声を無視して、視線を声の方に向けると、レナを中心に右にファナさんとニーナ。左にアリスとカグヤ。五人の仲間が囲むように並び、ジト目でベッドの上の僕とサキュバスを見つめている。

「――はっ! レ、レナ……みんな……」

ニコリとレナが微笑み首を傾げた。何故かそこにいつもの慈愛は全く感じられない。
「……シン様ぁ、こんな小娘達ほっておいて、もっと命令してくださいませぇ♡」

そして、空気を読まずにサキュバスが僕へとねだる。

「……シン? これは、どういうことかなぁ?」
「い、いや、違うんだ! これは戦いの過程で仕方なく……レ、レイア、一旦離れて! それと、みんなに手出しや、失礼なこと言わないで!」
「あぁん♡ 焦らして下さるのですねぇ……♡ シン様がおっしゃるなら従いますぅぅ♡」

聞くだけで身体が重くなる魔法でもかけられているのかと錯覚するようなレナの声。慌てて言い訳をして、レイアに命令する僕はさながら浮気男のようだった。

「状況は飲み込めませんがとりあえず……シンさん――」

淡々とした呟きはファナさんのもの。

「――説明してくださいね?」
「……はい」

逃げ道は……ない。

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