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第36話 今更手加減誘惑ハーレムおっぱいに負け……ましゅぅぅぅ♡ ☆

領主ら三人がレイアを早速連れ、厳重な牢屋で拘束するため去っていった。
残された僕らは部屋にそのまま残り、なんとはなしに会話を交わしている。
それにしても大変な一日だったと改めて思う。痴女二人に襲われて、サキュバスに魅了されそうになり、特殊性癖持ちと疑われ。
詳しい話はまた日を改めてということになったが、領主にいくつか伝えたことがある。
レイアについて餓死しないように、男を与え、魅了したり殺したりしないように気をつけながら食事を摂らせて欲しい。あと、決してクリスとララの変な趣味に関わらせてはいけないなどなど。

「……ったく、ようやくひと段落かよ」
「そうね。シンさんも本当にお疲れ様」

ニーナとファナさんの言葉に笑みで返す僕だったが、正直なところそれどころではなかった。

「ぎゅー♡ うぅん♡ やっとシンと寝れる♡」
「まったくレナは本当に甘えん坊というかなんというか。少しは私を見習って大人の淑女としての慎みをもったらどうかしら?」
「ふふっ、アリスお嬢様。差し出がましいですがその状況ですと少し説得力にかけますよ」

ふに♡ むぎゅ♡ たぷ♡

右からレナ、左からアリスが、横になる僕に胸を押し当てて抱きつき、頭はカグヤのムチムチとした太腿の上に乗せられて、視界は下から覗くおっぱいで占領されている。
最初は一連の出来事で疲れ、少し寂しそうにしていたアリスが抱き着いてきただけだったが、なぜかそこにレナも負けじと加わり、おまけにカグヤが枕代わりにと自分の太腿を差し出したのだ。
嬉しいけどこの状態では心安まる時間もない。そして、何より……

「あ、あのさ、カグヤ? あの忍法ってなんで使ったのかな……? その、僕の、えっと……」

カグヤの忍法で無理矢理射精を止められ、クリスとララ、レイアにまで弄ばれた体は悲鳴をあげ、今も三人の柔らかな体を感じて解放を乞うように勃起を固くしていた。

「あぁ、《忍法・筒封じ》でございますね? それはファナ様の提案のもと全員の了承を得て使ったのでございますよ」
「私から説明しましょうか。シンさんに忍法をかけてもらったのには二つ理由があるの。一つ目はサキュバスを誘い出すため」
「……誘い出す?」

人差し指をピンと伸ばしたファナさんが、物分かりの悪い子供にもわかりそうなほど丁寧に言葉を続ける。

「えぇ、レイアがサキュバスかもしれないと最初から疑っていたけれど証拠に乏しい。ならあちらから攻めいる隙を与えてあげればどうかと思ってね。発情している男、それも我慢の限界といった男を見れば容易く籠絡出来ると襲いかかってくると予想したの。まぁ、結果は知っての通りある程度調査情報で当たりをつけられたから回りくどかったわね」

役割というのは分かっていても、自分が餌として使われていたのは少し複雑な気分だ。ま、まぁ、力になれたならいいし、それに……。

「ねぇ……シン? 囮になれて役得だった──みたいな顔してない?」
「し、してないよ!? いや、みんなの役に立てて本当に良かった! ウレシイナー!」

あまりに鋭いレナの言葉に、慌てて脳裏に浮かんだレイアとの情事を打ち消す。それでもこびりついたように人間離れしたあの快楽が残るのだ。サキュバスとは、げに恐ろしい。そして、疑惑の目を向けながら右腕を思いっきり抱きしめる彼女。三つの意味で痛い。

「あーあ。スケベな顔してレナを怒らせやがって」
「いや、誤解だよ! 誤解だからニーナも煽らないで!?」

ニヤつきながら子供みたいに呟く赤髪の盗賊へ必死に弁明するも、彼女はケラケラ楽しそうに笑うばかり。
急いで……話を逸らさねば!

「そ、それで、ファナさん!? 二つ目の理由ってなんですか!?」
「むー……誤魔化した……」

僕の肩に頬をぐりぐりと擦り付けながらレナが不満を漏らす。反応に迷うから、甘えるか怒るかどっちかにしてほしい。

「ふふっ、そうね。二つ目の理由は簡単──時間稼ぎよ」

しょうがないと言いたげに目を細めたファナさんが中指を立てると可愛らしくピースサインをしているみたいで、普段とのギャップがあって和む。

「サキュバスに襲われた時に射精出来なければ、その分時間が稼げるでしょう? あちらの望みは基本的には男の精のはずなのだから。それに、自分の力に自信がある者ほど、それが通じなかった時に焦燥を覚えて誤った判断をするものよ」

なるほど。そこまでを見越して手を打っていたのか。

「さっきも言った通り、情報を得た段階でそれも不要かと思ったのだけど《認識改変》なんて手段で妨害されたのだから結果的に幸運だったわ」

ほんの少し眉を下げ申し訳なさそうに告げるファナさん。きっと僕一人で相手をさせてしまったことを後悔でもしているのだろう。

「そっか……そうだったんですね。じゃあ僕が助かったのもファナさんやカグヤのおかげだったのか……ありがとうございます!」
「え? あ、う、うん……どういたしまして」

素直に礼を述べるとらしくもなく彼女は頬を赤くし、戸惑い、恥ずかしがるように言葉を受け取る。なんか変だけどどうしたんだろ?

「あらあら、シン様も……隅におけませんね……ふふ……」

全て察しておりますと言いたげな含み笑い混じりのメイドの声。その顔は飛び出す膨らみで見えないが、きっと良い表情をしていることだろう。
というか、

「あの……それじゃあもう全部終わったし、これ解除してくれても……」

どういう原理──魔法か怪しい薬かも分からないが、これをかけたカグヤに何とかしてもらわないと僕も厳しい。いろんな意味で。
両手がおっぱい拘束で動かせないため、せめてもの主張というように腰を少し持ち上げた。この虚空に腰を振るような姿は恥ずかしい。だが背に腹はかえられない。

「今日だけでクリスとララ、そして仕方ないとは言えレイアとお楽しみ出来たのだからいいじゃない? 節操なしに女性と身体を重ねるあんたにはいい首輪じゃないかしら?」
「そ、それは、だって……」

身体を重ねるって言うか一方的に覆いかぶさられているっていう表現のほうがしっくり来るのだけど……なんて事も言えず、僕は耳元に囁きかけるお嬢様にしどろもどろな返事しか出来なかった。

むにゅん♡

なにより、どんどん密着度を増す柔らかさに意識を持っていかれて思考が割けない。

「なぁに? シンは何か言いたいことがあるのかな?」
「あ、あぅぅ……」

ふにゅん♡

優しく囁きかけるレナもアリスに負けじとどんどん豊満な乳房を擦り付けてくる。
正直、レイアから与えられた快楽はまだ身体の中で燻ぶるように渦巻いており、密着しておっぱいを当てられ、三人のフェロモンとでも言うべき甘美な香りを吸わされては、薪に火種を落とすも同じ。それだけで腰がカクつき絶頂に向かっていきそうだ。

「ふふっ、二人とも? あんまり意地悪を言ってはダメよ。多少情けないところがあったにせよ、シンさんはしっかり役割を果たしたのだから。なので今日は――」

性欲がくすぐられる中、耳に届いたのは天使……いや、僕らのパーティーの中で最も淫魔に近い存在かもしれないファナさんの声。
それは絶頂という名の幸福を呼ぶお告げと思えるし、快楽地獄へと引き込む甘言にも思えた。

「――特訓ではなく、ご褒美です♡」

言葉と同時に勢い良くシスター服が宙に投げられ、たぷん。
敬虔な賢者がサキュバスに変わった瞬間だった。

褒美だと言い放ったファナさんが惜しげも無く裸体を晒すと、条件反射的に僕はその美しき肌に目を吸い寄せられてしまう。
レイアはもちろん人外の魅力を備えていたが、人の身のままここまで官能的な姿を持つファナさんはやはり異常だ。証拠に、見ただけで僕の股間は脈動を早くしてズボンを押し破らんばかりに張り詰める。
何もかも許すように細められた青い瞳。長く伸びて輝く金髪。真っ白な肌の柔らかそうな美脚。魅力的なくびれの腹部。そしてなにより目を引くのは母性の象徴である豊満な乳房。

呼吸するだけで揺れる乳と部屋の灯りを写すような真っ白な体の艶かしさは、上級
エルダー
サキュバスのレイアと比べてもまるで見劣りしない。

「ご褒美……ですか?」
「えぇ、一人きりでしっかりとやってくれたのです。それくらい当然でしょう?」

当然の事のように告げる彼女の言葉に、その場の全員の雰囲気が柔らかなものから、どこか熱を孕んだような高揚へと変質した気がする。
依然三人の美女に体を預けたまま僕は口を開く。

「な、何をするんのですか……?」
「ふふっ、とりあえず邪魔なものは脱がしましょうか♡ みんなお着替えさせてあげましょう♡」
「うん♡」「りょーかい♡」「しょうがないわね♡」「かしこまりました♡」
「あ、え、ちょ、ちょっと、だめぇ……あぁっ!」

リーダーの合図で一斉にみなが動き出し、左右と頭を包んでいた三人も離れ、追い剥ぎの如く僕の服を奪っていく。
ほんの微々たるこちらの抵抗――口先だけの反抗を気にもせず、上半身や下半身の衣服を鮮やかな手つきで脱がせていく彼女らは、一流のメイドが一人で着替えの出来ない幼い主人を手伝うかのよう。……もっともうち一人は本当に優秀なメイドなのだが。

「あ、うぅぅ……そんなジロジロ見たらぁ……」

快楽を与えられるばかりで放出出来ずに溜まっていたこと。そして密着していた三人の身体によって興奮を高められ、極めつけに目の前で露わになったファナさんの裸体。いくつもの外的要因で触らずとも敏感になった股間は外に飛び出すなりズボンの押さえつけから解放され、天井を睨むようにそそり立って自らの存在を主張する。
それを立ち上がった全員がじっと見つめるせいで生まれる恥ずかしさに耐え切れず、僕は仰向けのまま思わず股間を手で隠してしまう。

「にしし。サキュバスにぱふぱふしてるところを見られた癖に今更恥ずかしがりやがって♡」
「うん♡ シンは恥ずかしがらないでいいんだよ♡ むしろ隠さないでおちんちんもっともっと私たちに見せつけていいんだよ♡」

甘く小馬鹿にするニーナと甘やかすようなレナ。二人の方向性の違う甘い囁きに股間がピクンと反応し、それを見た全員が顔を綻ばせ小さな笑いを漏らす。恐らく下半身で返事をするような僕の姿が可笑しいのだ。

「シン様ばかりに恥ずかしい思いをさせてはいけませんね……♡」
「そうね、こんな姿で喜んでいても今日の功労者だものね♡」
「しゃーなしだな♡ ほれほれ、しっかり見とけよー♡」
「わ、私も! 私も脱ぐからちゃんと見ててね!」

そして、衣擦れの音が取り囲んだ周囲から一気に耳に届く。
真上にいるカグヤはゆっくり丁寧に。
右のレナは少し恥ずかしそうなのに、上気した頬を赤く染めて。
左のアリスは小さい背丈に見合わぬ堂々たる胸を張り。
真下のニーナは駆け引きもなく豪快に服を脱ぎ去る。

既に全裸のファナさんに続くように、肌色が増えていく視界。たゆんたゆんと揺れるそれぞれの豊満な乳房に幻惑されそうになってしまい、思考が危険だと叫ぶ。けれど、その魅力に抗う事も出来ずに瞳が上下左右に節操なく動き出し、見つめてしまうことを抑えられない。

「あ……あぁ……すご……♡」

たぷん♡ ぷるん♡ ふにゅん♡ ぽよん♡

服を纏ったものはこの場からすぐにいなくなり、現れたのはただただ圧巻の光景。いずれ劣らぬ美女が全裸で僕を取り囲み、それぞれの思いを込めた瞳でこちらを見つめる天国のような世界が広がっている。
もしや自分はレイアに負けて命を失ってしまい、今目の前にいるのは仲間の姿を借りた天使なのでは無かろうか。そんな想像が生まれる程の神々しさと淫らさの前で抵抗はおろか、まともな言葉すら発せない。

「シンさんってばすっかり夢中ですね……では、こうしましょう。レナとアリスは元の位置に戻って。カグヤは顔。ニーナは左足。──さぁ、私達の英雄を……癒やしてあげましょう♡ せーの──」

ぱふん♡ むにゅん♡ ふにゅん♡ たぷん♡ ずりゅん♡

ファナさんの掛け声を合図に全員が動くと同時に生肌の柔らかさが体を包み込む。
両腕はレナとアリスの胸――それも服を脱いだことにより更に感触が増したそれに押し付けられた。
そして、足をペニスに見立てているのか、ニーナとファナさんが爆乳で挟む。
最後に頭がカグヤの生太腿に乗せられ、真上から落とされた乳房がマスクのように覆い被さり、視界が暗転。

「も、がぁ……♡」

塞がれた口から漏れる甘い呻き。ぽふんぽふんと跳ねるようなおっぱいが定期的に隙間を生み出すおかげで息苦しさはない。しかし柔らかさと一瞬の解放を繰り返されるせいで、その感触をより一層強く感じさせられてしまう。

「うふふ。シン様、そんなにお喜び頂いて光栄ですわ。ご褒美膝上ぱふぱふ、たっぷりご堪能くださいませ♡」

いつもと変わらぬ穏やかなメイドの声がおっぱいの振動と合わせて響く。温かさと上質な布地のような触り心地は僕を弛緩させるには十分すぎる威力のものだった。

「シン? 私のおっぱいもちゃんと味わって♡」
「こちらもしっかり感じなさい♡ あなたの大好きな密着おっぱいよ♡」

抱き着くレナとアリスはその体をさらに寄せ、二の腕を中心にむにゅむにゅと乳で包む。一瞬離れたとはいえ、随分長い間密着して互いの体温が混ざり合ったせいか、しっとりと汗ばんだそこはただ押し付けられているよりも淫靡に滑り、その柔らかい感触もあり溶けてしまいそうに気持ちいい。

「あらあら、ビクビクと震えて可愛いわね♡」
「ほれほれ、上半身ばっかに集中してていーのかよ♡」

忘れるなとばかりに両足をむぎゅむぎゅと洗うように谷間で擦る二人。
比較的小柄な身体全身を使うように太腿へおっぱいを擦り付けて、その度に跳ねる僕の身体とペニスを見つめてニヤニヤ笑うニーナ。
反対のファナさんはゆったりと焦らすように乳房を締めて緩めて、穏やかな快感を僕へと流し込むようだ。

「あ……♡ うぅ……♡ ふが……♡」

体中を女体に包まれて柔らかさと温かさに身を任せていると、自分が剣士だと言うことも忘れ、揺り籠に包まれる赤子に戻ってしまいそうな心地を覚える。
全身ぱふぱふ。それは頭も腕も足も全てがおっぱいに飲み込まれる至高の悦楽。それを示すように口からはひどく媚びた嬌声が漏れていた。
興奮しながらも安心を感じられる不思議な感覚に漂うよう。

「それじゃあ本当のご褒美をあげましょうか♡ ──カグヤ、お願い」
「かしこまりました。それでは《忍法筒封じ》──解♡」

何をされたのか、どんな変化が起きたのかわからない。しかしカグヤの言葉の意味を捉えるのであれば、今僕に絡み付いていた楔は解かれたのだろう。
つまり、射精が──出来る!

「あ、あぁっ♡ お、お願い、シてぇ♡ おちんちん気持ちよくしてぇぇ♡」

理解と同時に口から漏れる幼い言葉。頭の中は溜められた欲望に支配されてそれしか考えられない。

「ふふっ、いいですよ♡」
「甘えやがってしょーがねえな♡」
「沢山気持ちよくなろうね♡」
「誰彼構わずおちんぽを振るあなたにはいい鎖だと思ったけど、まぁご褒美なら仕方ないわね♡」
「お辛い思いはもう終わりでございますよ♡ ここからは──」

みんなが思い思いに呟いてこちらの期待感を煽る。そして、最後のカグヤが少し溜めて言い放つ。

「──この世のものとは思えぬ快楽天国でございます♡」

さわ♡

「ひゃうっ!」

あまりに直接的な柔らかな指の感触が、一瞬ペニスをなぞり離れた。

「シンさん? 急に体を跳ねさせてびっくりした声をあげてどうしましたか♡」

あえてわざとらしい声を出していると確信出来るようなファナさんの囁き。ただでさえ敏感なペニスの感度を上げられていく。
その悪戯のような快感は一度では終わらない。

さわり♡

「んんぅっ♡」
「おいおい、変な声出してどうしたんだよ♡」

違う指先が与えてくれる新たな快感。爪で優しく引っ掻くような刺激が過ぎ去った後、小馬鹿にするようなニーナの声が響く。

ぎゅっ♡ ぎぎゅっ♡

「あ……ひぃっ♡」

「シン大丈夫? ほら、力抜いちゃお♡」
「おかしな声出して、まったく情けないわね♡」

続いてペニスを左右から包み込むように二つの指が挟み込んできた。一つは繊細に慈しむような手つき。もう一つは少し力を込めて敏感な部分を指先で押すような淫らさを持ったもの。
それも長くは続かず、玩具に飽きた子供のように無くなっていった。

しゅしゅ♡

「んっ♡ んんぅ♡ あ、あぁぁ……♡」

「あら……♡ そのように胸の下で喘がれては私も変な気分になってしまいます♡」

竿と亀頭の間。カリ首に密着した指先に握られて、振動が始まる。ペニスの中でも特に敏感なその部位はほんの僅かな動きだけで痺れるような感覚を股間の奥に送り込んで、耐えきれなかった体が快感を逃すように口から断続的に歓喜の悲鳴を漏らす。

「は……はぁ……あぅ……」

そして再び解放された時には僕の息は上がり、疲れと恍惚感が体中に広がっていた。
だが、束の間の休息は長くは続かない。

さわ♡ かり♡ ぎゅ♡ ぎゅむ♡ しゅしゅ♡

ペニスに細い指が触れる。そのどれもが数度刺激をして次の人へと代わり、新たな快楽を流し込む。視界がおっぱいで塞がれている以上それが誰のもので、いつ触られるのかわからない奇妙な状況。男の弱点を弄られることへの恐怖と責め立てられる高揚が混ざり、思考が現状を上手く認識できない。

「シン様どうでございますか♡」
「ほら私の指が触っちまうぞ♡」
「いいえ、私の技術をしかと堪能なさい♡」
「私のにぎにぎが一番好きだよね♡」
「シンさんったらモテモテですね♡ さぁ、もっと指とおっぱいに溺れていいのよ♡」

上下左右から囁かれる何人もの言葉が耳を素通りして、脳をくすぐるように溶けては消え、意味をなした言葉に聞こえない。
連続した指奉仕は誰のものかも判別できない速度で入れ替わり、何匹もの蛇に纏わりつかれているようなくすぐったい心地良さを残しながら僕を追い込む。
ふにゅん♡ たぷん♡

合わせて全身を包む爆乳達の柔らかさ。それは幸せなクッションとなって抵抗や逃走する気力を吸い取り、甘美な監獄に閉じ込め続けた。

「もうビクビクしてる♡ シン、イきたいの?」
「そりゃイきたいよな♡ ずっとお預けだったんだもんな♡」
「イ、イきたい……イきたいぃ♡」

レナとニーナの言葉に誘導されるように、無意識に口から飛び出たおねだり。
「そんなに焦らなくていいのよ? シンさんはご褒美をゆっくり楽しみましょうね♡」

さわ♡ かり♡ むにゅ♡ むぎゅ♡ しゅしゅ♡

ペニスに絡む指先。それが一本ずつ増え、すぐに竿から先端までが覆われてしまう。
そして。

にゅぷ♡

我慢汁と指が擦れる淫猥な水音が一つ聞こえた直後、それがゆっくりと動き出す。

「──んんんんぅ♡ あ、あぁぁぁん♡」

休みなど与えない全員が協力した手コキ。快楽の逃げ場もないそこではペニスはただ弄ばれるだけの棒にすぎない。

「しこしこ気持ちいいね♡」「カリカリされてビクついてんぞ♡」「私の指で蕩け切ってお汁が漏れてるわよ♡」「シン様の熱い亀頭様で指が火傷しそうでございます♡」「裏筋はどうかしら♡ ふふっ、効果覿面ね♡」

楽しげに僕を撫で回す五人。その誰もが僕の弱点を知っており、慣れた手つき。
ペニスが熱い。股間が疼く。はち切れそうな快感が止めどなく湧き上がる。
しかしそれはいつもの責めに比べてどこか手加減をしているように緩やかなもので気持ちいいがもどかしい。

「──あ、あぁ♡ あぅぅぅ♡」

乳房達に塗り込まれるような興奮。隙間ない手淫。それらを受けてしまえば放精する以外考えられない。
圧し掛かるカグヤの胸にも構わずに口を無理矢理動かして欲求を叫ぶも、それは叶わぬ願いだった。

「ぅぅぅぅっ♡ 気持ちいいのにぃ♡ イ、イけなひぃぃ……♡」

びっくんびっくんと体が跳ねた弾みで顔を覆うおっぱいの位置が少しズレ、口元だけを晒す。その様は外から見ればおっぱいで仮面をつけられているようだろう。

「ふふっ、とてもお元気でございますね♡」

脳を痺れさせる電流。幸せな恍惚感。それだけの心地良さの中、射精への最後の一手が足りない。

「シ、シン、大丈夫?」

僕の絞り出したような嬌声を受け、心配そうな顔でレナが囁く。
善意のその行為だが、慰めるように胸を擦り付け、うっとりするほど甘やかな声音で告げられてはむしろ興奮を助長してしまう。

「レ、レにゃぁ……こへぇだめぇ……♡」
「──シン♡ そんな気持ちよさそうな声で……可愛いぃ♡」

挙句彼女は呂律の回っていない僕の媚びた声に興奮を隠しもせず、さらにむぎゅりと抱きつきを強める。
もうダメ。けれどもっと。相反する思考が渦巻き状に溶けて混ざりゆく。

「シンさん……ゆっくりお手手シコシコはお好きですよね♡」
「しゅ、しゅきぃぃぃ♡ で、でも、もっと、シてぇ、射精したいよぉ♡」

下から聞こえるファナさんの誘うような声。頭の中はたった一つの欲望で塗りつぶされて他の事へ意識が割けない。

「そっかぁ気持ちいいけどもっと欲しいんですね♡ くす、わがままさん♡」

高めるだけ高めても絶頂には至らない寸止めのようなゆるやかな手つき。体の熱がどんどん上昇し、奥からゾクンゾクンと強い動悸のような振動が響いてくる。
先走りは止めどなく溢れ、おちんちんに群がる五人の指先を淫らに汚し、潤滑油となって快感を増やしていく。

「もうよろしいのですか? 美女の乳房に囲まれて味わう快感……放ってしまってよろしいのですか?」
「そうよ♡ あの痴女二人にお預けされて、サキュバスにもさせてもらえなかったお漏らし。もうしていいの?」

それは悪魔の囁きに決意をドロドロとかき混ぜられるよう。身を預け、柔らかおっぱいと優しい指先のぬるま湯のような世界にずっと沈み込んでいたくなる。

「我慢しなくてもいいんだよ♡ もっと気持ちよくなろうね♡」
「そうだぜ。辛いのは嫌だよな♡ 早く解放されたいよな♡」

一転、聞こえたのは天使の福音。素直になれ、欲望に身を任せろと僕の心を揺り動かす。するとおちんちんがそれに呼応するようにビクンビクンと強く脈打つ。

「もうちょっと。ほんのもうちょっと我慢いたしましょう♡」
「いーや、もう限界だろ? 気持ちいいの欲しいだろ♡ なぁなぁ♡」

天秤が揺れる。おちんちんも興奮でピコピコ手を押し返すように揺れる。

「我慢なさい♡ サキュバスに打ち勝ったご褒美なのだから、楽しまなければ損よ♡」
「ううん。シンはすぐにでも気持ちよくなりたいもんね♡ 我慢は体に毒だよね♡」

イきたい。でもこのままでもいたい。自分の欲望がぐるぐる回り、螺旋階段を降りていくように本心──いや本能へと近づいていくような感覚。

このままおっぱいに全身を包まれながら終わらない幸せ。
加速した指先に与えられる刹那的な一瞬の絶頂。
その二つはまさしく究極の選択。しかし、僕のもう一つの心臓とも言うべき部位は確かな答えを叫んでいた。

「さて、シンさん。どうします? このままゆったり快楽に流されますか? それとも男性が大好きな一瞬の幸せを味わいますか? ……しっかり自分のお口で言えますよね♡」

試すような口振りのファナさんの声。
ピクピク、ビクンビクンとする体が一人でに伝える意思。それを言葉にしなくてはならない。

「ぼ、ぽくは……」

むにゅん♡ シコ♡

おっぱいが思考を邪魔をする。このまま柔らかさに沈みましょうと誘惑する。それに──打ち勝つのだ。

「──僕はっ! みんなのおっぱいに包まれながら、びゅくびゅく射精したいでしゅぅぅぅっ♡」

……言えた。僕はぬるま湯のようなおっぱいの誘惑に勝ったのだ。

「んんぅ♡ シンってばしっかり言えて偉いよ♡ とってもカッコよくてキュンってしちゃった♡」
「レナ……お前の瞳、曇りすぎじゃねーか?」
「同感ね。このおねだりのどこにかっこよさがあったのか教えて欲しいわ」

いつも通りのレナと散々な物言いのニーナとアリス。もしかしたら僕が力を振り絞るように叫んだのは、とても惨めな敗北宣言だったのかもしれない。だがそんなものは期待感の前には意味をなさないのだ。

「そうでございますか♡ シン様は射精がお望みでございますね♡」
「うふふ♡ もちろん良いわよ。これはご褒美だもの♡ さぁ──シてあげる♡」

飼い主に甘えていたペットが突然牙を剥く。そんな空気の変化を肌で感じ、震えた直後。

「さぁ、イーけ♡」「イっていいよ♡」「イけ♡」「イきなさい♡」「おイきくださいませ♡」

シコシコ♡ にゅるにゅる♡ むぎゅむぎゅ♡ カリカリ♡ しゅしゅしゅ♡

いくつもの指先が枷を外したように、それまでとまるで違う速度と手つきで僕のおちんちんを埋め尽くす。
容赦のない扱きや、痛さと快感の中間地点のような爪先でのひっかきなどなど、敏感な部分に集中して暴れ回る彼女らの手。ここまでに溜め込んだ快楽。この何日にも及ぶ射精禁止で膨らんだ欲求。それら全てを無理矢理引きずり出されてしまう。

「あ……がぁぁ! くぅ……こへぇ……しゅごぉ……♡」

手の動きが加速すると当然、おっぱいの揺れや押し付けも強くなり、おちんちんだけでなく、身体全体を扱かれているような錯覚すら感じてしまう程の強力な刺激。
我慢など出来るはずが無かった。

「イ……くぅぅぅぅっ! んんんぅ! イく♡ イくぅ♡」

びゅるるるるる! どぴゅぴゅぴゅぴゅ!

抑えきれない絶頂の勢いで体が跳ね、頭が大きく持ち上がりマスクとなっていたカグヤのおっぱいが更にズレて視界が開く。
目線の先では溜め込んだ白濁液が噴水のように噴き上がり、天井に届きそうな程高く昇る。視覚的にも感覚的にも、天にも昇る気持よさとはこういう事だったのかと実感してしまう。

「イってるぅ♡ ぼくイってるよぉ♡ イけてるぅぅ♡ あうぅぅぅぅ♡」
「気持ちよさそうなシンとってもかっこいい♡」
「随分とぶちまけやがって、こいつ♡」
「庭にでも設置すれば良い見せ物になりそうね♡」
「お喜び頂けたようで何よりでございます♡」

待ち望んだ射精を高らかに祝うように声を張り上げる僕を見つめるみんなは、思い思いの言葉を投げかける。
その指先、顔や体は飛び散り続ける白濁液で所々が汚れていて、彼女達を淫らに彩り続けていた。
止まらない射精。ずっとこの快感が終わらなければいい。そんな夢のような事を思う。──思ってしまった。
おちんちんから絞り出すような緩い動きに変わっていた彼女らの手つきや雰囲気が変わる。

「──シンさん? 気持ちよさそうですね♡ でも──ご褒美はこれで終わりじゃないですよ♡」

手淫が息を吹き返すように再度加速したのだ。

シコシコ♡ にゅるにゅる♡ むぎゅむぎゅ♡ カリカリ♡ しゅしゅしゅ♡

「あぁぁっ! や、ぁぁ! み、みんな、だめぇ、今イってるからぁぁぁっ!」

絶頂中のおちんちんに更に刺激をねじ込む各々の手。もどかしく、どこか苦しく、しかし気持ちいいそれを受けて体が痙攣するように震える。

「ずっと我慢してたんだろ? だったらもっとイかなきゃ損だろ♡ ほれほれ♡」
「ええ、二度と痴女やサキュバスなんかに負けないように私たちの与える快楽を体に刻みつけなさいな♡」

楽しそうな顔を見せて精液に塗れた指先を動かし続けるニーナとカグヤ。

「大丈夫だよ♡ ちょっともどかしいかもしれないけど、これを耐えればもーっと気持ちよくなれるからね♡ がんばれ♡ がんばれ♡」
「私が我慢をさせた罪滅ぼしなのです♡ 是非受けいれてくださいませ♡」

優しく言いながらも快感を注ぐ事は忘れないレナとカグヤ。
限界を超えた所に存在するより強い絶頂。今の僕はそれを享受する以外何もできない。
そして、異変はすぐに訪れた。

「ふふ、シンさん♡ ──イっていいですよ♡」

許しを囁くファナさんの声に合わせ、体が寒さに震えるように揺れ、おちんちんが緩やかなジーンとした痺れに包まれ弾ける。

ぴゅゅゅゅゅっ! どぷぷぶぷぅ!

「──っぅぅぅぅぅ! は、はぁ……ひぃぃ……!」

白濁ではなく透明な液体がおしっこの時のようにぴゅるぴゅると噴出する。射精とは違う放出の絶頂。視界がチカチカと光り、手足の痙攣が更に強くなった。
耐えきれない幸福。その間も彼女らの手は手淫を続け、もっと液体を出せ。身体中の水分を垂れ流せとおちんちんいじめを続ける。

どぴゅりと今度は精液が放たれ絶頂。
ぴゅるると潮を噴いてまた絶頂。
繰り返される終わりの見えない絶頂。まさしくこれは快楽天国だった。

「──ふふ、沢山出せて偉いね♡ じゃあそろそろ──」

白目を剥き、涎を垂らし、体をガクガクと揺らす僕を見て、ようやくみんなの手が止まる。
そして、レナが柔らかく頭を撫でて褒めるように呟き、

「──こっちでも射精さなくちゃね♡」

体の位置を入れ替えて、右側から下半身に覆い被さるように動き、にゅぷん♡
他のみんなの手を退かして、豊満なおっぱいで僕の敏感おちんちんをすっぽりと挟む。

「ま、まってぇぇ……♡ これ以上されたら、おかしくなりゅぅぅ……♡」

僕の蕩けた懇願は誰にも響かない。
きっとみんなは僕の限界がこの程度ではないと確信しているのだろう。

「ふふっ、しっかり感じて沢山ぴゅっぴゅっしようね♡ はーい、むにゅむにゅー♡」

たぷん♡ むにゅ♡ ずりゅ♡

「んんぅ♡ やぁ……♡ こ、これぇ……しゅきぃぃ♡」

容赦なく始まるレナの乳奉仕。指とは比べ物にならない柔らかさの締め付けの前ではおちんちんの疲労などなんのその。より固く勃起し、万全の体制で快楽を受け入れる準備を済ませてしまう。

「じゃあ次私な♡」
「あら、私の方がいいわよね?」
「ニーナ様もお嬢様もあまりシン様を困らせてはいけませんよ♡ 時間はたっぷりあるのです──順番にご奉仕いたしましょうね♡」

おちんちん、左腕、両足、そして頭頂部。みんなの胸に揉みくちゃにされながら聞こえたのは順番待ちをするような会話。喘ぎながら、少し苦しみながらもみんなが──そしてアリスが楽しそうに笑っている様子がなんとはなしに嬉しくなった。

「シンさん♡ お楽しみはまだまだこれからですよ♡」

ファナさんの宣言に覚悟を決め、僕はだらしなく脱力し、全てをなすがまま彼女達に任せる。
この夜、僕は入れ替わり立ち替わりおっぱい奉仕を繰り返す彼女らに絞られ続け、朝を迎えることとなった。

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