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第45話 三人のエルフに拷問されても、嘘なんか言えませ……僕がやり――♡ ☆

三人のエルフに縛られ、担ぎ上げられた僕が連れて行かれたのは彼女らの里の入り口付近の詰め所。そこにある小さな部屋で僕は椅子に縛り付けられ拘束された。それも服などを奪われた全裸の状態で。

「──あ、あの、何度も言ってますが僕たちは女王の使者で……あいたっ!」

そこで行われたのは尋問……いや拷問といってもいいものだった。

「嘘をつくな! 貴様のような若い人間が女王の使者だと信じられるか!」

僕の否定への返答かのようにエルフの女性が腕をあげ、風切り音を立てて振るったのは細長い鞭。幸い、こっそり補助魔法で体強化をしているため痛みは感じないが、ヒュンヒュンと鋭い音と共に飛来するそれに反射的に声が出てしまうのは止められない。
先程から尋問を続けているのは僕をここまで連れてきたエルフの女性達三人。彼女らは見下したような瞳でこちらを詰めるばかりで、話がまるで通じないまま時間が過ぎていた。

三人のエルフはここに来るまで羽織っていたフード付きの外套を脱いでおり、その下にはしっかりと体に密着した、動きやすそうな丈の短い緑のワンピースを纏っていた。
対して、こちらは椅子に縛られて――全裸。

「あ、あの……せめて服を……」

おずおずと要望を伝えるものの三人のエルフは聞く耳を持たず。しっかり聞こえそうなその長い耳はなんなんだよぉ、とつい心の中で愚痴が漏れた。
そんな異様な状況。時間が経てば経つほど慣れるよりも羞恥心が膨らみ、顔をあげることすら抵抗を覚える。顔がいやに熱を帯びているのが自分でもわかる。

「貴様……随分と余裕だな。丸腰の人間風情が……!」
「もしや、拷問用の訓練を受けた暗殺者では?」
「確かに軟弱らしい人間が耐えているとなればその理屈は通りますね」

余りに僕が口を割らないせいか、それとも目線を外して俯いているせいなのか、三人はゴニョゴニョと相談を始める。
さっきから本当の事を話しているのにそれを聞いてもらえない。これ以上一体どうすればいいというのかと、悩みがぐるぐる頭の中を回っていく。

そして、俯きながらも時折チラチラと顔をあげ、彼女たちを見つめて様子を窺い打開策を考えようとするが――先程までと違う意味で顔が熱くなる。
その原因は明白。……エルフの見た目。その噂通りの気後れするような美しさに目が引き寄せられてしまったせいだ。
それぞれが整った美貌。特に隊長と見られる銀髪のエルフは勝気で切れ長な瞳がどこか野生的で美しい。それだけでなく静謐な雰囲気も感じさせ、ついつい尋問中なのにも関わらず見惚れてしまう。

噂やお話の中で聞いていたエルフの特徴は三つ。
美男美女ばかり。尖った耳。健康的に痩せており、スッとした体型。
しかし目の前の彼女達はその話と一点大きく異なっていた。

ぽよん♡ たぷん♡ ふるん♡ 仲間のみんな程ではないが彼女らはみな、豊満な乳房を持ち、体の肉付きもいい。
体に密着した服装ということもあり、胸の膨らみ、腰の細さ、お尻のふくよかさがしっかりと見えており、その魅力的な肉体にそわそわとしてしまう。

そんな煩悶をする僕を横目に、拷問手段に悩んでいるのか銀髪のエルフが首を微かに捻る。その弾みで肩口で切りそろえられた髪がキラキラと宙を舞って煌めき、また目が引き寄せられた。

そして、そのまま「むぅ……」と困ったかのように腕組みして小さく唸る。すると腕で押し上げられた胸がむにゅりとたわむ。思案か苛立ちか、腕が何度も震え、その度にたぷたぷ、ふにゅんと乳を押し上げる。僕は縛り付けられた状況も忘れ、ついついそこへと意識を向けてしまう。
ワンピースを膨らませ、中央部分をパツンと伸びきらせる豊乳が、むぎゅう♡
振動で小刻みに揺れて、枝から伸びた木の実のように頼りなく、しかし魅力的に震える乳房が、たぷたぷ♡
気づくた時、僕は美しい顔立ちや髪をさしおいてその部位に目を――意識を奪われていた。

「むむむ……さて、どうしたものか……ん?」

そうこうしていると彼女が何かに気づいたような声を漏らして僕を──僕の瞳を見た。次いでその向かう先を辿るように自分の体に目を向ける。
邪な視線がバレたら余計に誤解が深まってしまうし、初対面の女性の胸を凝視するなんて考えなくても失礼だ。慌てて戻ってきた理性がそう告げ、すぐさま顔を背けたが、

「……もしや?」

何かに気付いたように呟いた彼女は腕組みを解き、何故か自分の両胸を下から支えるように掌で持ち上げ――ぽふん♡ 優しく落とす。
すると乳が大きくひしゃげながら震え、ばるんばるん♡
視界の隅で服に包まれているとは思えない程の躍動を見せる乳房に、直前まで警告を発していた理性が静止を振り切り、瞳が勝手に目標を定め追いかける。

「──ほう……ふふっ。そうか、くくく……そういうことか……」

神秘的な美貌に浮かんだ妖艶な笑み。何かに納得したかのように彼女は何回も胸を揺する。膨らんでたわむ柔らかさ。しわを作って乱れる服。それに誘われ、熱に浮かされたような気分で僕はそちらを見てしまう。
たぷん♡ ふにゅん♡ と眼前で繰り返される淫らな動き。

一体何をしている。……うわ、や、やわらかそう。
何が目的なんだ。……すご……おっきいぃ。
そう疑問を抱きながらも僕は凝視するのを抑えられない。
そして彼女が腕を止めて、開いた口から放つ言葉は、

「――方針を変えるぞ。人間が我々エルフを好むというのは知っていたが、この男はそれに加えてとんだ変態らしい」
「へ、変態⁉ そ、そんなことないです!」

突然の罵倒。当然そんな事を言われてしまえば反射的に抗議の声が口をついて出る。

「は? 貴様、正気か? 先程からいやらしく、呆けた眼で私の胸を凝視しておいてよくもまぁそんな言葉が言えるものだな。人間の男が浅ましいと言うのはどうやら本当らしいな」
「──っ! そ、それは……」

鋭く剣で切りつけられたかのような、否定の余地もない一言。
あまりに自然に――しかも卑猥に胸を揺らされたため無意識に視線が向き、そのせいで情けなく隙を見せ、弱点を晒してしまった。
おっぱいが揺れていたら目で追いかけてしまう男性の本能を逆手に取った巧妙な罠。それに簡単に引っかかってしまった自分に羞恥を覚え、抵抗の言葉も続かない。
――エルフ。ここまで狡猾で緻密な手段を用いるとは、なんと侮れない頭脳か。

「ふん。そうとわかれば話は早い。おい、やれ」
「はい!」「かしこまりました!」

僕の動揺で確信を深めたのか、彼女は二人の部下達に何事かを指示する。
そして――むぎゅ♡ むにゅ♡

「な、なにを!」

近づく見目麗しいエルフ。どちらもお揃いのように胸元辺りまで髪が伸びており、右の彼女は桃色、左の彼女は薄緑と、どちらも色鮮やかな髪色で純白の肌によく映えている。
そんな二人が僕の左右に抱きつき、拘束するように密着してくると、そのせいで彼女らの豊満な乳房が両腕で潰れてしまう。

「ふふ、人間くんはぁ……♡ ふぅー♡」
「おっぱいが好きなんだぁ……♡ はぁー♡」
「ち、ちが──」

そして耳元、吐息が当たるほどの距離で艶かしく囁く二人。鼓膜を震わせ耳に温かな風が送り込まれると背筋がゾクンと痺れるような感覚を覚えてしまう。
色仕掛け。搦め手。篭絡。誘惑。これまでの経験とともに体に刻み付けられたそんな言葉達が頭に浮かび、大きな警鐘を鳴らす。――これはマズい流れだと。

「む、無駄ですよ! 僕はさっきから本当の事しか言っていないし、こんな色仕掛けでどうこうしようとしたって──」
「無駄かどうかはぁ……」
「試してみないとわからないよね♡」

上擦った僕の声に耳を貸すことなく、彼女達はさらに体を押し付け柔らかな感触を剥きき出しの両腕に擦り付ける。
それと、同時にぴちゃり。耳朶を生暖かく濡れたものがなぞった。

「れろぉ、ちゅぱぁ……ほら、素直に吐いちゃいなよ♡」
「君の目的はなに? おねーさん達に教えて♡ ……んぁ、ちゅぅぅ♡」

媚びるような声と滑る舌先が耳を犯す。身動きできない状態で注ぎ込まれる快感が体中に伝わり、耳から直接脳内に響くような声と舌が生み出す水音が頭の中を掻きまわしてくるよう。むず痒くも気持ちいい熱が浸透していく。

「んんぅ♡ ひょ、ひょんなことしてもむだぁ……だ、からぁ……♡」

気持ちよさにクラクラしそうな思考を繋ぎ止めるように歯を食いしばり、指先に力を込めて握りしめる。けれど、舐められる度に耳から力を吸い取られるような感覚のせいで、吐き出した抵抗の言葉は弱々しく、甘い喘ぎ混じりになってしまう。

「れろぉ……ちゅ♡ なぁんか、声が震えてるよぉ?」
「素直な男の子の反応好きだよぉ♡ ほら、もっと気持ちよさに正直になって楽になっちゃおうよ♡ ちゅーぱ♡」

くすくすと笑いながら心を折ろうと、気持ち良さで蕩かそうと囁く二人のエルフ。敏感な耳の弱い部分を的確に刺激する舌技に無理矢理性感が高められていく。
だが、負ける訳にはいかない。今までみんなとしてきた特訓を思い出せ。こんな時のために僕はあの苦しい訓練を耐え……られてはいなかったかもしれないが、頑張ってきたのだ。

「ま、まけましぇんんん♡」

嬌声と区別がつかない叫びが部屋に響く。だけど……ま、まだ僕の心は屈していない。

「この子、必死に耐えちゃって可愛い♡ れぇろ……れろぉ♡」
「くすっ♡ そんな抵抗『もっとしてしてぇ♡』って言ってるようにしか聞こえないよ? はむぅ、ちゅむぅ♡」

まるで止まらぬ舌先の猛攻。そして、その様をじっと見ていた銀髪のエルフが美しくも嗜虐的に口元を歪める。

「あはは! やはり人間の男などたわい無い。我らの美しさにかかればこの程度で息も絶え絶えとはな。どれ、楽になるため後押しをしてやろう──」

そう言い放ち、目の前の女がワンピースの上部をズリ下げ──たぷん♡
真冬の雪を閉じ込めたような白い肌。ふくよかな丸みを描く大きな乳房。先端の咲き誇る花のようなピンクが白と調和し、えもいわれぬ淫猥さを見せる可愛らしい蕾。
突然晒されたエルフの生巨乳。これまで必死に我慢していたペニスが、それを見ただけでピクンと返事をするように跳ねた。

「──どうだ? 人間の男が求めてやまないエルフの美しき体。この乳房♡ ほれ、触りたいだろう? むしゃぶりつきたいだろう?」

僕の眼前で見せつけるように揺れる乳房。ほんの少しでも前に唇を突き出せば触れられそうな距離。欲望に背中を押されるように、堪らず顔が反射的に前に傾く。

「おっと、貴様から触らせはしないぞ♡ さぁ、触りたかったら正直に吐け。しっかりと言えたら味わわせてやってもいいぞ♡」

見え透いた誘惑で、明らかな交換条件だ。もしも僕がただ命令に従うだけ、もしくは金で雇われたような暗殺者や諜報員ならば、色香に屈して事実を告げていたかもしれない。けれど、仲間を背負った僕の差し出せる答えは一つしかない。

「ぼ、僕は……ほんとにラミィール女王の使者として来たんですぅぅ♡」
「ほう……耐えるか♡ 嘘つきにはこれは触らせてやれんなぁ♡」

こちらの言葉を全く信用せず、エルフは前に突き出した僕の頭を紙一重で避けるように体を後ろに引き、乳を離す。その振動で震える目の前の乳房。どこか爽やかな草のような香りのする手の届かないそれに欲望が膨らむ。

「隊長のおっぱい……とってもおっきいでしょ♡」
「私達もそこそこ大きいけど、隊長のは里で一、二を争うくらいの巨乳なんだよ♡」
「ほら、今もたぷたぷ揺れて柔らかそう♡ 触ったら指先が蕩けちゃうくらい気持ちいいエルフのおっぱい♡」
「素直になれたらこれに指を這わせてむにゅむにゅ♡ 顔を埋めてぱふぱふ♡ 人間が大好きなエルフの体……とっても楽しめると思うなぁ♡」

左右のエルフが煽るように僕に囁く。それを聞くと眼前の乳房がより一層魅力的に見えて仕方ない。

「はぁ……はぁ……お、おっぱいぃぃ♡ で、でもぉ……僕は本当の事ぉ……」
「おやおや〜? 随分鼻息を荒くして、瞳も見開いているぞぉ? そんなにこれが好きか? 全く人間の男というのはこんな脂肪に欲情して、解せんな♡」

温かさすら伝わりそうな距離でこれ見よがしに揺すられる巨乳。挑発するように笑うエルフの美貌も相まり下半身の最も敏感な部分がどんどんと固くなり、ついには直立して、快楽を求めるようにピクピク震える。

「ふふ♡ 痩せ我慢しおって♡ ならば、そうだな……私も誇り高きエルフ。情けをやろうではないか──ほれ」

獲物をいたぶるように目を細めながら囁き、彼女の指が動く。そして──ぴと。

「あ、あぁぁ♡ くぅぅ♡」

真っ白ですべすべな右手の指先が僕のペニスを握り、ゆっくり撫でるように扱く。

「声出しちゃって可愛い♡ 君、とってもえっちな事に弱くてぇ……♡」
「……敏感なんだぁ♡ じゃあこういうことしたら──もっと素直になるかなぁ♡」

隊長に追従するように左右の二人が密着したまま指を這わせ、僕の両乳首をさわり。

「んんんぅ♡ そ、れぇ……ダメぇぇ……」

みんなとの日々の特訓ですっかり敏感になった乳首。それを愛でるように左右五本の指が蠢き出す。

「んー? なにがダメなんだ♡ この淫らなちんぽをシコシコするのがダメなのか♡ ほんの少し撫でるだけで情けない先走りがトロトロ溢れて、私の指を濡らしているぞ♡」
「それともこうやっていやらしい乳首をカリカリされるのがダメなのぉ♡ 汚れをとるみたいに爪が伝うと体びっくんびっくん跳ねてるよぉ♡」
「違うでしょ♡ こんな風に勃起乳首をクリクリ捏ね回されるのがダメなんだよねぇ♡ ぎゅぎゅーって潰すみたいにすると『あっ♡ あっ♡』って女の子みたいな甘い声が漏れてるもんねぇ♡」

上半身も下半身も性感帯を責められ、おまけに妖精のような美しい口から放たれる卑猥な淫語の数々。息もつかない猛攻に頭と腰の奥が熱くなり、ドロドロとした欲望が刺激されて興奮が高まり続けてしまう。
口々に僕を煽りながら責めを緩めぬ彼女達。そうなれば当然僕の限界などすぐに訪れる。

「ダ、メぇ……で、射精るぅぅ♡」
「おっと、くすっ……流石は人間の男だな♡ 拷問には耐えられても――そっちの我慢はてんで駄目だな♡ それじゃあ──」

見下し、嘲笑い、銀髪のエルフが僕を馬鹿にするような言葉を囁く。それがさらなる快楽となり頭を痺れさせ、腰に力が入ってしまう。射精

る。……もう、無理ぃぃ……♡

「──お預けだ♡」

無情な声が響くと同時に、見計らったように三人が手を離してしまい刺激が消えた。

「あっ! あぁぁぁっ♡」

絶頂直前。精液が奥から昇り始めている中での寸止め。叩かれ詰られた時とは比べ物にならない情けない苦悶の叫びが僕の口から吐き出されてしまう。

「……ざぁんねん♡」
「素直にならないから、こうなっちゃうんだよぉ♡」

左右のエルフが煽るように耳に囁く。お預けされた中でも押し付けられたままの乳房の感触が今は恐ろしい拷問器具のように感じられてしまうが、それでも節操なしに僕の体はその魅惑の弾力に興奮し、勃起を維持させ続けていた。
取り上げられた直接的な快感。それを追い求めてしまい腰が一人でに虚空に向かってカクカクと突き出されるが、もはやそこから先程までのような快楽は伝わってこない。

「なぁに? ヘコヘコしちゃってどうしたのかなぁ♡」
「空気とセックスでもしてるのかなぁ♡ あはは♡」

そんな言葉で笑われても体は意思に反して動きを止めない。むしろ馬鹿にされているせいで熱いものがお腹の下で滾り、ほんの僅かな気持ちよさを覚えるほどだ。

「まったく惨めなものだ。ふふっ、全裸で拘束されて、私達三人に見られているというのにそうもあさましい姿を晒して恥ずかしくないのか♡」
「だ、だってぇぇ……んんぅ♡ あぅ♡」
「変態なだけでなく、被虐されてよがるとは……くく、立派な人間じゃないか♡」

疼く股間が、注ぎ込まれる羞恥が体を支配する。馬鹿にしてくるエルフの言葉すら、今の僕にとっては甘美な蜜のよう。それがとろりじわりと体へ染み込んで中で混ざり合う。

「おい♡ そんなに……これが欲しいのか?」

筒状に丸まった目の前のエルフの指がペニスのすぐ前で上下に動きだす。
触れていない……当たっていないはずなのに、まるで握られ、刺激されてるみたいに勝手にそこはピクンと反応する。

「くす♡ おちんちん勝手に動いてるよ〜♡」
「ひょっとして触られなくても感じちゃう弱々君なのかなぁ♡ じゃあ、私達も──」

左右のエルフが隊長と同じように空中で手を動かす。乳首の前。風圧が微かに届く位置で蠢く指先。からかわれて見下されていると分かっているのに……。

「ん♡ んんぅ♡ 触っ──」

体は見えざる手に愛撫されているように感じ、口から思わず嬌声混じりの懇願が飛び出しそうになった。僅かに残った理性が言葉を塞ぐために無理矢理唇を固く結んだが、エルフ達は目敏く聞きつけ、笑みを深める。

「なになに〜? 触って欲しいの〜? こんな風にツンツンってしてぇ♡」
「ぎゅぅってされたいのかなぁ♡」
「おやおや、秘密は漏らさない癖に恥ずかしい欲求を隠そうともしないとはなんて厚かましい男だ♡ シコシコされたいのか? ん〜?」

視界が淫らな手技とおっぱいに犯される。体というよりも頭がかき混ぜられてしまう。
だが、どうしようもない。逃げることも出来なければ、僕は彼女達が欲しがる言葉をもっていないのだから。

「あっ♡ んんぅ♡ 僕は本当にぃ……くぅ♡」
「人間の男よ……良いことを教えてあげよう♡」

今にも切れそうなか細い糸で繋がれている僕の理性をゆっくりとほぐすようにエルフが囁く。それは先程までのような高圧的な態度ではなく、どこか慈愛すら覚える優しい声音だった。

「こう言えばいいのだ。『僕は嘘をついていました。僕はエルフの里に危害を加えるために近づいた工作員です』と。私達だって君のような可愛らしい男を苦しめるのは本意じゃないんだ♡ わかるだろう? ほら……♡」
「あ、ひぃっ♡」

さわり。一瞬伸びた手が僕のペニスを軽く撫で、すぐに離れる。

「そうだよぉ♡ 私たちは仲良くしたいだけ♡」
「こうやって君の事を可愛がりたいなぁ♡」
「ん、んんぅ♡」

くり。ぎゅぅ。乳首にも指先が伸び、あやすように触れた後、即座に離れる。

「君は素直になって気持ちよくなれる。私達は嫌々してる尋問を終わらせられる。……なぁに、悪いようにはしないさ♡ 男にとってはただ幸せな快感が待ってるだけだ♡ だからな……♡」
「気持ちいいのに抗わないで素直になってぇ……♡」
「なぁんも考えないまま……♡」

シコ。さわ。くり。触れては離れる彼女達の指先。そしてまとわりつくように耳に絡んでくる堕落の誘い。頭が、体が本能で叫ぶように震える。

「頭の中で繰り返しちゃおうね……『僕は嘘をついていました……♡』」

快楽が思考を書き換えていくように広がっていく。僕は、僕は……。

「『僕はエルフの里に危害を加えるために近づいた工作員ですぅ♡』って言いたくなってきたんじゃないかなぁ♡ ほら、口を開け♡」

涎が伝い落ちるのも気にせず口が言われるがまま開く。
ペニス。乳首。触れるおっぱい。頭がそれだけになっていく。

「さぁ、言ってしまえ♡ 楽になれる♡ 気持ちよくなれる♡ ほら♡ ……ほらっ♡」

絶頂が近づく。体と頭がどんどん登りつめていく。この快楽に身をまかせて全部どうでもよくなりたい。

「「「言え♡ 言え♡ 素直に……イって♡」」」

喉が震える。揺れるおっぱいと快楽に支配された頭の片隅で言葉が過る。
――みんな、ごめん。

「ぼ、僕はぁぁぁっ♡ エルフのぉぉぉ──」

違う。真実じゃない。けれどそんな事などどうでもいいとばかりに言葉が勝手に溢れ出していく。眼前のエルフの美しい唇の片側が歪に、いやらしく持ち上がる。
言ってしまう。嘘を自白してしまう。しかしそんな僕の言葉を遮るように、

「──お待ちなさい!」

がたりと扉が開く音と女性の声が聞こえ、愉快げだった隊長エルフが驚いたように目を見開き、そちらに向いた。

「あなた達! 何をしているのですか!」

僕からは見えない後方から聞こえる凛々しい女性の声。それは聞き馴染んだ仲間達の声とは違うもの。

「あ、あなたは……っ!」

目を泳がせ、悪事がバレた子供みたいにバツの悪そうな顔をする三人のエルフ。カツカツと靴音が部屋に響き、その度に僕の目の前の顔――その額に苦しげな色が浮かび、汗がポツポツと湧き出てくる。
僕は僕で口を中途半端に開いたまま、お預けされた快感にびくびくと体を揺すっていた。

やがて進んできたその人物が僕の左前方に立ち、ようやく姿が見える。
そこにいたのはここにいる三人とは服装も違う、高貴そうに見えるエルフ。

「シャ、シャーリー様……ッ!」
「こ、このような非人道的な拷問をするなど、エルフの恥と知りなさい!」

銀髪のエルフが苦し気に呟いた名前は、女王から事前に聞いていたそれ。エルフの里の次期長候補の一人で穏和派の女性シャーリー。僕達の調査目標の一人でもある。
その表情は毅然としたものであったが、ふいに僕の体を見ては、目を泳がせ、真っ白な肌を少し赤く染めていたのだった。

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